夏目漱石の人気おすすめランキング15選【名作多数】

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あなたは夏目漱石という人物はご存知ですか。お札の肖像画として描かれたこともあり、特に有名な作家として知られています。そんな夏目漱石の小説の中でも、人気でおすすめの作品をランキング形式でまとめました。作品を選ぶ際のポイントもありますので、ぜひご覧ください。

夏目漱石作品の魅力とは?

日本を代表する作家である夏目漱石は、短編・長編合わせて100作品以上の小説を書き残しています。また、大学時代には俳句を学び、小説家以外にも評論家や英文学者としても活動していました。しかし晩年は病気に苦しみ、49歳という若さでこの世を去っています。

 

そんな夏目漱石ですが、書かれた作品はどれも登場人物の心情を細かく描写しており、それが大きな魅力の一つです。ですが、学校の教科書以外で夏目漱石の作品を読んだことがあるという方は、意外と少ないですよね。

 

そこで今回は、夏目漱石の小説作品を読みやすさ、認知度、共感のしやすさ、電子書籍化されているかでランキングを作成しました。ぜひ作品選びの参考にしてみてください。

夏目漱石作品のランキング15選

15位

新潮社

二百十日

価格:497円(税込)

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※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。

知る人ぞ知る、夏目漱石の中編小説

2人の青年が阿蘇山で登山をした際の様子を書いた作品です。阿蘇の各所を巡りながら会話を交わす2人。そして目的の阿蘇山に登ろうとしたところ、天気が荒れやすい、立春から210日目の嵐に遭ってしまい、2人は登山を断念するという内容です。変わった作品が読みたいという方におすすめです。

読みやすさB(読みやすい)認知度D(知られていない)
共感のしやすさC(少し共感できる)電子書籍あり

口コミを紹介

最近になって、夏目漱石を読むようにしている。
子供の頃では理解できなかったことを今は、なるほどと人生に重ねてみることができるからである。

言葉の表現が面白く、名言が多い。
登場人物の会話の中から、自分に当てはめて考えられる点が良かった。

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14位

新潮社

硝子戸の中

価格:367円(税込)

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夏目漱石が最後に書いた随筆

前半は、ガラス戸でしきられた書斎で生活している作者と、そこを訪ねる人々と交わした話が書かれています。後半は、夏目漱石の若い頃の思い出話が中心です。ガラス戸の内側という変化の無い場所にいる作者に、一時的でも変化をもたらしてくれる様々な人々の話が印象的な作品です。

読みやすさC(やや読みにくい)認知度D(知られていない)
共感のしやすさC(少し共感できる)電子書籍あり

口コミを紹介

いつまでも人々に読まれている夏目漱石の書籍に興味を持ち、
「こころ」に次いで2冊目の購入です。
内容自体は120ページくらいなので直ぐに読み終わってしまいました。
言葉や表現が美しいので風景や情景が目に浮かび、
その時代にタイムスリップしたような感覚になります。
次はどの作品にしようかな。

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13位

新潮社

彼岸過迄

価格:594円(税込)

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短編小説を合わせた長編小説

長編小説ではありますが、短編小説をいくつか合わせることで1つの長編小説としている作品です。男女の恋愛を描いた話がこの物語の中心となっていますが、短編の連続なので、章が変わるたび新鮮な気持ちで読むことができる作品です。普通の長編小説に抵抗があるという方におすすめの作品です。

読みやすさB(読みやすい)認知度D(知られていない)
共感のしやすさD(あまり共感できない)電子書籍あり

口コミを紹介

夏目漱石の前期三部作(三四郎、それから、門)を読了し、後期三部作(彼岸過迄、行人、こころ)にも興味を持ち購入しました。須永とその叔父松本の対照的な人物像に現代にも通じるものを感じました。自分に誇りを持ちながら、行動力が無く、愛する女性にも気持ちを伝えることができない須永が、悩みながらも少しずつ社会に目を開いていく成長過程が描かれていて、是非次の「行人」も読んでみたいと思わせる一冊です。

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12位

新潮社

坑夫

価格:464円(税込)

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坑夫として働こうとした青年の話

夏目漱石が作家を本業としてから書いた2つ目の作品です。とある事情から東京を離れた、19歳の青年が主人公となっています。家を出て、行く宛が無くさまよっていた青年は、誘われるまま鉱山で働くことになります。そこで出会った個性的な人々との交流や青年の心情などが書かれた作品です。

読みやすさC(やや読みにくい)認知度D(知られていない)
共感のしやすさC(少し共感できる)電子書籍あり

口コミを紹介

漱石の本としては、異色のルポルタージュ的な作品です。しかし、主人公を通して、当時の「炭鉱そして坑夫」の様子が生々しく表現されています。また主人公の内面の描写は、今の時代の現代人にも当てはまるものと言えると思います。色あせてはいません。私は、漱石の小説が好きなので何度も繰り返して読んでいますが、この本もくり返す読むことに再発見がある本です。

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11位

岩波書店

虞美人草

価格:713円(税込)

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作家として出発した最初の作品

夏目漱石が作家を本業として書いた最初の作品です。美しい容姿を持ちながらも、虚栄心が強いため次第に身を滅ぼしていく女性の話です。タイトルの「虞美人草(ぐびじんそう)」は、ケシ科の一年草である「ヒナゲシ」のことです。名前の由来は中国の古い言い伝えにあるとされています。

読みやすさD(読みにくい)認知度C(あまり知られていない)
共感のしやすさC(少し共感できる)電子書籍あり

口コミを紹介

「虞美人草」(夏目漱石)を読んだ。これはまだ読んでなかったんだよな。『大仰な』といえば言える文体ではあるけれど、まあ何と言っても百年前の小説だから。それに会話の部分はさすが漱石だし。筋書そのものはそんなに奇抜ではなくむしろ普遍的な感じではあるけれど、面白かったし、私としては好き。

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10位

新潮社

明暗

価格:810円(税込)

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未完となった長編小説

夏目漱石が病気で亡くなるまで執筆していた、未完の長編小説です。円満とはいかない、いびつな夫婦関係を中心とした作品になっています。うまくいかない夫婦関係は現代の夫婦にも通じるところがあり、共感できるポイントも所々みられます。小説の結末を考えることで想像力も鍛えられます

読みやすさB(読みやすい)認知度B(有名)
共感のしやすさD(あまり共感できない)電子書籍あり

口コミを紹介

「門」の次に,ほぼ30年ぶりに「明暗」を読み始めた。
やはり,漱石の世界に引き込まれる。

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9位

集英社

価格:497円(税込)

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親友を裏切った罪悪感を描く

テレビドラマとして放送されたこともある、男性の苦悩を描いた作品です。親友の妻と結婚してしまった男性は、その罪悪感からひっそりと暮らしていました。やがて親友の消息が分かり、男性は救いを求めるようになる、という内容です。罪悪感から逃れるためにとった、男の行動にも注目です。

読みやすさC(やや読みにくい)認知度C(あまり知られていない)
共感のしやすさC(少し共感できる)電子書籍あり

口コミを紹介

親友の妻を奪った宗助。最初は、地味ではあるけれどもほのぼのとした夫婦生活から始まるが、読み進める内に、宗助の寂しさ、不安、救いを求める心が募っていく。
特に、宗助の生き方を門で的確に表した表現が印象的で胸に刺さった。
「彼は門を通る人ではなかった。また門を通らないで済む人でもなかった。要するに、彼は門の下に立ち竦んで、日の暮れるのを待つべき不幸な人であった。」

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8位

青空文庫POD

文鳥

価格:432円(税込)

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小さな命を飼う責任

友人に勧められて飼うことになった可愛い文鳥と、その飼い主である作者の話です。現在のペットブームに警鐘を鳴らすかのような作品でもあります。「命を飼う」、「命を預かる」という重い責任の中で訪れた悲劇に対して、素直に悲しむことができない作者の振る舞いも見どころです。

読みやすさC(やや読みにくい)認知度C(あまり知られていない)
共感のしやすさB(共感できる)電子書籍あり

口コミを紹介

ほんの小さなことでもいい いつも思いやりと気遣いの気持ちを持って生きていくことの大切さ、そしてそれが、自身の人生を豊かにするのだということをを痛感しました。

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7位

新潮社

吾輩は猫である

価格:680円(税込)

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夏目漱石を有名にした処女作

「吾輩は猫である。名前はまだ無い。」という冒頭文が有名な作品です。主人公が、飼われている「猫」であるという斬新さから、夏目漱石の名を一気に広めた作品でもあります。飼い主である「珍野苦沙弥」など、個性的な登場人物も魅力の1つです。国語の教科書に載っていたこともあります。

読みやすさD(読みにくい)認知度A(とても有名)
共感のしやすさB(共感できる)電子書籍あり

口コミを紹介

通して読んだのは一度だが、面白い場面は何度も読んでいます。特に猫が雑煮の餅を食べた後の場面は笑える。泥棒に入られた翌日のやりとりの場面も面白い。猫の目線で見た人間の日常を面白く描いていて読んでいて飽きない。

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6位

岩波書店

夢十夜

価格:540円(税込)

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10の夢が織りなす幻想の世界

幻想的な10の夢をテーマにした小説です。「こんな夢を見た。」の書き出しなら知っている、という方も多いのではないでしょうか。夢がテーマなので、10の夢はそれぞれが独立した内容となっています。夏目漱石の違うテイストの作品が読みたい、少しの空き時間に読みたいという方におすすめです。

読みやすさB(読みやすい)認知度C(あまり知られていない)
共感のしやすさD(あまり共感できない)電子書籍あり

口コミを紹介

夏目漱石「夢十夜 他二編」を読了。「夢十夜」と「文鳥」「永日小品」を収録する短編集。
「夢十夜」は漱石の見た夢の話。「こんな夢を見た。」で始まる漱石の夢の物語。黒澤映画「夢」も本作に影響されたのでしょう。文豪の見る夢は一味違います。
「文鳥」は文鳥の死とその死がもたらす日常生活への傷跡を見せてくれる作品。
「永日小品」はエッセイ風の作品。漱石のイギリス留学中の話が印象に残る。「下宿」

漱石の短編は初体験であったが、短編も味のある物語であった。

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5位

新潮社

それから

価格:497円(税込)

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裕福な生活よりも愛を選んだ若者

「こころ」よりも認知度は低いかもしれませんが、こちらも夏目漱石が書いた有名な長編小説の1つです。定職に就いていないものの、金には困らない生活をしていた主人公が、友人の妻を愛したことから起こる一連の騒動を描いた作品です。「お金と愛」というテーマは現在にも通じるものです。

読みやすさA(とても読みやすい)認知度B(有名)
共感のしやすさB(共感できる)電子書籍あり

口コミを紹介

人間の性とは何かと、しみじみと思い起こさせる漱石の作品。この本も、その一冊だ。

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4位

新潮社

草枕

価格:464円(税込)

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冒頭部分が有名な作品

「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。」という、冒頭の一文が有名な作品です。物語の時代は日露戦争の頃、画家で30歳の男性が、山の中にある温泉宿に宿泊するところから話は始まります。そこから戦争の利己的な側面や、西欧化へと変わりゆく芸術の側面まで描いた作品になっています。

読みやすさA(とても読みやすい)認知度B(有名)
共感のしやすさA(とても共感できる)電子書籍あり

口コミを紹介

草枕を最初に読んだのは高校生ぐらいだったか、あの時は自分自身にボキャブラリーもなく、文章の影に隠れた「あわれ」を意識することもなかった。が、この歳になって読み返してみると、この小説の持つ切なさ、哀れがようやく読み取れるようになった。

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3位

新潮社

三四郎

価格:367円(税込)

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青年の大都会での交流を描く

主人公である「小川三四郎」と、都会で出会う様々な人々との交流を書いた作品です。九州の田舎から東京へと向かう電車内の場面から、三四郎の人となりが垣間見えます。都会の大学での生活から淡い恋愛模様まで書かれているので、現代の若者でも共感できる場面が多いのも特徴の1つです。

読みやすさA(とても読みやすい)認知度B(有名)
共感のしやすさA(とても共感できる)電子書籍あり

口コミを紹介

東京に出て来た若者が経験するおしゃれで知的な恋愛。
バブル時代のトレンディドラマを先取りしたかのような小説です。
最後まで読んで、切なくなる一方でほっとするストーリー。
さすが漱石。

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2位

新潮社

こころ

価格:400円(税込)

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「私」と「先生」のこころを描く

「先生と私」、「両親と私」、「先生と遺書」の3部構成になっている作品です。夏休み、海水浴に来ていた「私」は、そこで「先生」と出会い交流が始まります。先生が抱えていた秘密や苦悩が手紙という形で明かされる、当時としては斬新な表現方法が用いられています。教科書にも載っていました。

読みやすさB(読みやすい)認知度A(とても有名)
共感のしやすさB(共感できる)電子書籍あり

口コミを紹介

この本自体は知ってましたが、内容は無知だったのでじっくりじっくり読みました。言葉遣い、漢字が難しい箇所が多いですが深いというか、今時こんな書はないな、、とまた他にも書を手に取りたくなりました!終盤は少し悲惨なお話。ですが人間なら誰しもに通ずる部分はあると思います。じっくり時間をかけて読んで欲しいです!

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1位

新潮社

坊っちゃん

価格:309円(税込)

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「親譲りの無鉄砲さ」が巻き起こす騒動

書かれた当初は「坊つちやん」と表記されていた、夏目漱石の中編小説です。「親譲りの無鉄砲で」という一文が有名な作品でもあります。教師になりたての主人公が、その気質から様々な騒動を巻き起こしてく内容が印象に残ります。夏目漱石の作品の中でも大衆的で、読みやすい作品の1つです。

読みやすさA(とても読みやすい)認知度A(とても有名)
共感のしやすさB(共感できる)電子書籍あり

口コミを紹介

坊ちゃんの周りの人間たちが 時に善人 時に悪人 千変万化するさまに そうだよねと いちいち納得の気持ちです。
50年振りくらいに読みましたが 新鮮な感動を覚えました。
人間関係は複雑だから面白いとも言えるし それ故に人生の悩みは尽きないともいえる。
人生の幸福も不幸も そのほとんどが周りの人々からもたらされることを思うと 対人関係は難しいものだと つくずく感じます。

出典:https://www.amazon.co.jp

夏目漱石作品の選び方

夏目漱石はたくさんの作品を残している日本の代表する作家ですが、そんな夏目漱石の作品の選び方についてご紹介します。

読みやすさを基準に作品を選んでみよう

小説作品を選ぶ上で基準となるものの1つが、作品の読みやすさです。どの作品を読もうか迷った時は、自分にとって読みやすいものを基準に選ぶと、読書が長続きやすくなりますよ。

読書の時間が取れない時は「作品の長さ」で選ぶ

朝早くから夜遅くまで仕事や勉強で忙しく、なかなか読書の時間が取れない。また、いきなり長い作品を読み始めるには抵抗があるという方は、「作品の長さ」で小説を選んでみましょう。文章量の少ない短めの作品であれば、休憩時間やお風呂上りなど、ちょっとの空き時間に読むことができます。

 

全体的に長い作品だったとしても、作中の各章で完結している内容でしたら、こちらも比較的読みやすいですよね。忙しい日々でも読める、各章完結型の作品を読むことで、自然と読書の習慣が身につきます。ぜひ自分の生活時間に合った作品を選んで、作品の世界に浸ってみてください。

読解が苦手な人は「文章の平易さ」で選ぶ

文章の読解が苦手という方は、「文章の平易さ」で作品を選んでみましょう。「平易」とは「優しいこと・難しくないこと」という意味です。文章が分かりやすい作品を選ぶことで、文章を読み進めていく過程でのストレスが少なくなり、より作品の世界に没頭しやすくなります。

 

特に、学校などで読書感想文を書くことになったという方は、自分で内容を理解しやすい作品を選ぶことが大切になってきます。文章が平易な作品を読むことで、その作品に対する自身の理解も深まり、より内容が濃く読書感想文を読んだ人も共感できる文章を書くことができるでしょう。

かたい文章が苦手な人は「ユーモア」があるものを

かしこまった硬い文章や重苦しく暗い内容が苦手という方は、「ユーモア」がある作品を選んでみましょう。文章表現が柔らかで明るく、時にクスリと笑えるような作品ならば、読み続けるのも苦痛ではなくなります。中編や長編といったボリュームのある作品でも、むしろ楽しいと感じる方がほとんどでしょう。

 

最近は読書が苦手という方も多いと聞きますが、まずは面白そうなタイトルの作品を探して、手に取ってみましょう。そして、内容を少し読んでみてユーモアを交えた魅力的で面白い文章だったら、ぜひその作品を読んでみてください。読み終える頃には、きっと読書が好きになっているはずです。

認知度が高い作品から選ぶのもOK

1人の作家の作品を選ぶ上での基準として、認知度が高い作品から選ぶ方法もあります。自分だけがその作品を知らないと後れを取らないためにも、有名な作品は読んでおきましょう。

まずは誰もが知っている作品を読む

普段読書をしない方、または読書からしばらく遠ざかっていた方の場合、読書の入り口として誰もが知っている作品を読むのは、とてもいい読書の始め方です。特に国語の教科書に載っていた作品を読むなど認知度の高い作品を選ぶことで、話のネタを手に入れることができます。雑談の中で感想を話すと、より話題が広がります。

 

認知度が高いのにまだその作品を読んだことがないという場合は、ぜひ積極的に読んでみましょう。難しい言い回しなどがあるかもしれませんが、読み終わった後は達成感を感じられるはずです。もし同じ作品を読んだ方がいたら、その作品について深い考察ができ、面白いように話が弾むはずです。

文体に慣れてきたらあまり知られていない作品に挑戦

有名な作品を1・2作読んでその作者の文体に慣れてきたら、次はあまり知られていない作品を読むことに挑戦してみましょう。本屋で見かけたけれど手に取らなかった、またタイトルはなんとなく聞いたことがあるけれど実際に読んだことはない、という作品があればぜひそれを手に取ってみましょう。

 

特にその作者の作品が好きになってきた場合、あまり知られていない作品を読むことで、その作者の意外な一面を垣間見ることができます。いつもと違う作風であれば、よりその作者に対して興味が増すはずです。また、会話の中で「この作家のおすすめの作品は?」と聞かれても、すぐに答えられます。

知る人ぞ知る作品も読んでみる

「その作者の作品をもっと読みたい」という気持ちがさらに膨らんだら、今度は知る人ぞ知る作品、つまり世間一般に知られていないマニアックな作品にも挑戦してみましょう。よりマニアックな作品を読むことで作家の考えの深さに触れられ、さらにその作家に対する理解が深まるはずです。

 

あまり世間に知られていない作品の中にも、文章構成がしっかりしていて面白く、名作と言われるものがあります。そんな作品を自分で見つけてみるのも、読んでいく中での楽しみの1つです。また、その作品を読んだ感想をSNSなどで広めれば、その感想に共感してくれる方とより話が広がるでしょう。

自分が共感しやすい作品を見つけよう

もう1つ、作品を選ぶ基準として「共感のしやすさ」が挙げられます。どんなにいい作品でも、自分が共感できないとつまらないですよね。自分の思いが重なると、より印象に残ります。

人間味のある内容で感情移入をしてみる

面白い作品に共通することとして、その内容に読者自身が感情移入しやすいという点が挙げられます。読んでいく中で読者が感情移入でき、その作品に共感できるポイントが多いまたは共感できる割合が高いと、読者である私達は「自分と一緒だ。面白い」と感じることができます。

 

特に、作中の登場人物に読者が自分を重ねることで、読者は意識的にも無意識的にも共通点を探します。そして共通点が1つでも見つかると、一気にその作品が面白く感じ、より深く読み込むことができるのです。共通点が見つかるだけで、それまで難しいと感じていた内容も分かりやすく感じられますよね。

人物内面の鋭い描写を味わう

作中の登場人物に共感できなくても、登場人物の内面の描写を深く読み解くことで、より作品を味わうことができます。内面の描写が鋭いと、読んでいるこちらも「ドキッ」とすることがあり、作品をより読み進めたくなりますよね。「もしかしたら自分にも当てはまるかも」と感じることも多いはずです。

 

登場人物の苦悩や秘めた想いなどが細かく描写されていると、その登場人物についてもっと知りたいという気持ちが大きくなります。すると結果的に文章を読み進めるための原動力にもなり、その作品自体も好きになるのです。そして、その登場人物の心情を自分にも当てはめ、「私にも同じ気持ちがあった」という気づきにも繋がります。

細かく書かれた情景・背景の描写も楽しむ

ここまで感情移入や内面の描写など、登場人物を対象とした共感ポイントについて書きましたが、細かく書かれた情景や背景の描写を楽しむのも、作品を楽しむポイントになります。情景や背景が細かく書かれていると、本当にその場にいるような感覚を覚え、目の前にその光景が広がるような感覚も味わえます。

 

登場人物がいる情景や背景を具体的に思い浮かべることができると、よりその作品に共感でき、作品を身近に感じられます。また、実際に作品の舞台となった場所が分かれば、その場所を巡る旅行にも出掛けたくなりますよね。実際に旅行に行く方も、またそうでない方も、ぜひ作品に書かれた情景や背景に注目してみてください。

電子書籍化されている作品も注目

本は読みたいけれど本を置くスペース無い、また文庫本だとしても荷物が多くなるから持ち運びが面倒という方もいますよね。そんな方には、電子書籍として発行されている小説をおすすめします。電子書籍なら、タブレットやスマートフォンを持っているだけで手軽に本を読むことができますよね。

 

また、電子書籍なら実際の本よりも安く作品を購入できる場合もあります。それに通勤・通学途中でも手軽に読むこともできます。本を買うことに抵抗がある方は、ぜひ電子書籍で作品に触れることから始めてみてください。

夏目漱石とは

日本人なら知らない人はいないであろう夏目漱石ですがその生い立ちについてご紹介したいと思います。

夏目漱石の生い立ち

夏目漱石、本名を夏目金之助と言います。夏目漱石の父は江戸の牛込馬場下の名主をしており、夏目漱石はそこの末っ子(五男)として生まれました。名主とはその一帯の公務を取り扱う、偉い方の事を言います。

 

実際に夏目漱石の父は大抵の民事訴訟などは自宅の玄関先などで裁くほどの権力を持ち、家は大変裕福であったそうです。ですが夏目漱石は1867年生まれで、ちょうど明治維新が起きた後ということもあり生家は名主として没落しつつありました。

 

そのことから夏目漱石は古物店(一説には八百屋)に里子に出されますが夜中まで品物の隣で並んで寝ているのをみた姉が不憫の思い再度実家に連れ戻します。その後は夏目漱石の実父の元で働いていた人の所に養子に出されます。

 

ですがここでも養父の女遊びが問題になり家庭不和の後、養母と共に生家に一旦帰ります。この頃になると夏目漱石は実の父と母の事を祖父母だと誤解するようになります(夏目漱石の母は子沢山と夏目漱石を高齢で出産した事を「面目無い」と恥じていました)

出身大学

波乱の幼少期を過ごした夏目漱石は養父母の離婚のこともあり、生家に戻りそこからは生家で過ごすことになります。そんな夏目漱石実は帝国大学の出身でもあります。帝国大学とは今の東京大学のことです。

 

帝国大学に入るまでに夏目漱石は様々な学校を中退したり入学したりを繰り返し、英文科のある学校に入学した事を機に英語の才能を発揮します。また教師をしながら自分の生活費なども稼いでいました。

 

そしてその時に正岡子規に出会います。正岡子規の文学や人柄が後々の夏目漱石に影響しています、また夏目漱石の漱石は正岡子規の数多くあるペンネームの1つを譲り受けたことから来ています。

夏目漱石の神経衰弱とは

この時代の作家は芥川龍之介や太宰治などを見る通り、みんなが理由は違えど心を病んでしまう傾向にありました。そんな夏目漱石の神経衰弱の原因についてご紹介します。

度重なる死別

夏目漱石は5人兄弟の五男として生まれました。長男である大介は夏目漱石の能力を早くも感づいており様々な助言などをしていますが、その大介は病気をしてしまい、死んでしまいました。そしてその年に次男のお兄さんも亡くしています

 

また夏目漱石が密かに恋心を抱いていたと言われている三男のお兄さんのお嫁さんをその四年後に亡くしています、それだけでなく夏目漱石は実母も亡くしており、大きな悲しみにくれることとなりました。

 

そこから夏目漱石の神経衰弱や悲観主義的な性格が出始めます。そして長男の大介がなくなったのは夏目漱石が帝国大学を入学する3年前で、つまり帝国大学を入学してからわずか1年後に恋心を抱いていた三男のお嫁さんを亡くしていることになります。

 

波乱に満ちた人生は幼少期だけではなかったようですね。

強迫観念

無事夏目漱石は帝国大学を卒しますが数々の死別や肺結核にかかってしまい、ますます神経は衰弱してゆき、強迫観念にも悩まされることになります。そのこともあり正岡子規の故郷でもある松山に行き養生をし、そこで英語教師として赴任します。

 

ここが坊ちゃんの舞台にもなりました。

夏目漱石のおすすめ本比較一覧表

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    新潮社

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  • 商品名
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  • 草枕
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  • 夢十夜
  • 吾輩は猫である
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  • 彼岸過迄
  • 硝子戸の中
  • 二百十日
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  • 「親譲りの無鉄砲さ」が巻き起こす騒動
  • 「私」と「先生」のこころを描く
  • 青年の大都会での交流を描く
  • 冒頭部分が有名な作品
  • 裕福な生活よりも愛を選んだ若者
  • 10の夢が織りなす幻想の世界
  • 夏目漱石を有名にした処女作
  • 小さな命を飼う責任
  • 親友を裏切った罪悪感を描く
  • 未完となった長編小説
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  • 坑夫として働こうとした青年の話
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  • 知る人ぞ知る、夏目漱石の中編小説
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  • 594円(税込)
  • 367円(税込)
  • 497円(税込)
  • 読みやすさ
  • A(とても読みやすい)
  • B(読みやすい)
  • A(とても読みやすい)
  • A(とても読みやすい)
  • A(とても読みやすい)
  • B(読みやすい)
  • D(読みにくい)
  • C(やや読みにくい)
  • C(やや読みにくい)
  • B(読みやすい)
  • D(読みにくい)
  • C(やや読みにくい)
  • B(読みやすい)
  • C(やや読みにくい)
  • B(読みやすい)
  • 認知度
  • A(とても有名)
  • A(とても有名)
  • B(有名)
  • B(有名)
  • B(有名)
  • C(あまり知られていない)
  • A(とても有名)
  • C(あまり知られていない)
  • C(あまり知られていない)
  • B(有名)
  • C(あまり知られていない)
  • D(知られていない)
  • D(知られていない)
  • D(知られていない)
  • D(知られていない)
  • 共感のしやすさ
  • B(共感できる)
  • B(共感できる)
  • A(とても共感できる)
  • A(とても共感できる)
  • B(共感できる)
  • D(あまり共感できない)
  • B(共感できる)
  • B(共感できる)
  • C(少し共感できる)
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まとめ

ここまで夏目漱石のおすすめ作品ランキング15選を紹介してきました。気になる作品はありましたでしょうか。有名な作品でも、読むと意外な発見をすることもあります。また、その日の気分で読む作品を選んでもいいですね。有名な作家ですが作品をよく読んだことがないという方は、ぜひこの機会に作品に触れてみましょう。

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