太宰治の人気おすすめランキング15選【小学生から大人向けまで】

記事ID2244のサムネイル画像

数々の作品を残している太宰治ですが「暗い」「批評的」などの特徴から読むのを避けている方も多いでしょう。しかし太宰治は短編から長編までユーモアや青春など幅広いジャンルで書き上げています。今回は太宰治作品の選び方の解説とともにおすすめランキング15選を紹介します。

人間の本質を描いた太宰治

太宰治は、現代作家にも多大な影響を与え続ける作家のひとりです。教科書等にもその作品は多く載せられているので、多くの方が一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。また自殺未遂や心中を重ねたことでも有名ですよね。

 

太宰治は明治42年青森県生まれ、本名は津島修治といいます。東京帝国大学の仏文科に入学したのち、井伏鱒二に師事。「走れメロス」などにより作家の地位を確立しました。戦後も多くの人気作品を輩出しますが、昭和23年に玉川上水にて入水自殺をしました。

 

社会の在り方や既存の価値観に疑問を投げかける太宰治の作風は、「無頼派」と呼ばれています。太宰治の作品といえば、暗いイメージがあるかもしれませんが、ユーモアを交えた作品もたくさんあります。ここでは数ある太宰治作品から、書かれた時期や物語の長さ、親しみやすさなどに注目し、おすすめ作品をランキング形式でご紹介します。

15位

青空文庫

富嶽百景

価格:432円(税込)

Amazonで詳細を見る楽天で詳細を見る

※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。

太宰治のエッセイ

この作品は、太宰治のエッセイ的なものです。太宰治が友人であり師である井伏鱒二のいる甲州を訪れ、数か月にわたりその地で過ごした時のことを、そこから見える富士山の姿を交えながら、そこでの出来事などをつづっています。

 

太宰治の心情とともに、富士山への感じ方や表現の仕方が変化するところが見どころの一つ。太宰治のおちゃめな一面があらわれた、中期ならではの明るい作風の作品です。

ページ数26書かれた時期中期

口コミを紹介

家庭教師をしていたときに、高1の生徒の現代文の教科書に載っていて知った1冊。富士山を見ながらうだうだ言うどうしようもない感じが、富士山の自然の描写とそこを訪れる人たちのエピソードが紛れることで、なんとも心地よい具合に「浄化」されて、最後のいたずらっぽい彼の行為に「あっぱれ」という爽やかさまで感じる。ああ、太宰ってずるいモテ男だったに違いない、と素直に嫉妬した。

出典:https://www.amazon.co.jp

14位

新潮社

津軽 (新潮文庫)

価格:464円(税込)

Amazonで詳細を見る楽天で詳細を見るYahoo!ショッピングで詳細を見る

※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。

太宰治流旅行記

太宰治の自叙伝的作品ですが、旅行記といった一面もあります。太宰治が、出版社からもらった旅費で自分の故郷である津軽を訪ね、その時の出来事などを綴っています。戦時中の話しながら、明るくあたたかな作品に仕上がっています。

 

旅行の中で太宰治は、自身のルーツを振り返ります。このあたりが自叙伝だといわれるゆえんなのでしょう。しかしその中に青森の歴史や魅力も盛り込まれており、青森をよく知る方が読むと、いっそう共感できるのではないでしょうか。

 

太宰治のことをもっと知りたい方や、青森の魅力を感じたい方に特におすすめしたい作品です。

ページ数260書かれた時期中期

口コミを紹介

太宰治さんが津軽半島を旅行して取材を元にした旅行記のような内容でしょうか。まださわりしか読んでいませんが、太宰治さんの良い面が色々ちりばめられていると感じております。津軽半島、特に竜飛はとても良い場所でした。また行きたいのですが、それまでは津軽を読んで心を竜飛の風の中に遊ばせておきます。

出典:https://www.amazon.co.jp

13位

新潮社

パンドラの匣

価格:562円(税込)

Amazonで詳細を見る楽天で詳細を見るYahoo!ショッピングで詳細を見る

※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。

後期作品の印象を覆す明るいストーリー

後期太宰の青春小説「パンドラの匣」と「正義と微笑」がおさめられた作品集です。表題の「パンドラの匣」は、これまでに2度映画化された人気の作品です。

 

この作品は、太宰治を尊敬していた木村庄助が病床で記した日記をもとに執筆したもので、結核にかかった20歳の男性の恋愛や成長を描いた内容です。木村庄助は小説を書いた時にはすでに亡くなっていたそう。

 

後期の作品はほとんどが重く暗い印象ですが、この作品は明るい作品に仕上がっています。太宰治作品が苦手な方でも読みやすいでしょう。

 

ページ数432書かれた時期後期(表題作)

口コミを紹介

太宰のイメージと違ったけど、面白かったです。
深く重く苦しい太宰のイメージとは離れ
ライトに読めます。

出典:https://www.amazon.co.jp

12位

新潮社

ヴィヨンの妻

価格:400円(税込)

Amazonで詳細を見る楽天で詳細を見るYahoo!ショッピングで詳細を見る

※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。

晩年の短編集

この作品は、太宰治の後期の作品です。太宰治の口述を、弟子が書き写したとされています。それにもかかわらず、完成度が高くほとんど修正せずに出版できたのだそうです。太宰治の天才っぷりがうかがえますね。

 

ヴィヨンの妻」に登場する詩人「大谷」は、まるで太宰治のような人物です。その大谷が、破滅に向かっていくさまが、妻の視点から描かれています。題名の「ヴィヨン」とは、フランスの詩人で、大谷と人物像が似ているところからつけられたとされています。

 

退廃的な雰囲気が、「まさに後期の作品」といったところでしょうか。陰鬱な印象の作品が好きな方におすすめです。

ページ数 208書かれた時期後期

口コミを紹介

小生、「ヴィヨンの妻」は飽きるほど読破したが、何度読んでも主人公大谷の妻の健気なさには、悲しいくらいの、愛おしさを抑えきれない
そして、朗読サークルで日夜朗読の勉強に励む小生にとって、何よりの最高の「お手本」とも言える伊武雅刀氏の語りは、この作品を見事に
具現化している。本品は、ただ単に太宰 治の名作にとどまらずに、小生のケースのような役立てかたとしても活用できるのである。

出典:https://www.amazon.co.jp

11位

新潮社

晩年 (新潮文庫)

価格:562円(税込)

Amazonで詳細を見る楽天で詳細を見るYahoo!ショッピングで詳細を見る

※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。

前期の短編集

太宰治自身が構成した、初期の作品を集めた短編集です。初期に出版したものなのに「晩年」というタイトルなのが不思議な感じもしますが、この頃の太宰治は自殺未遂を繰り返すなど不安定な精神状態だったため、遺書のような気持だったのかもしれませんね。

 

この作品集には、「葉」「道化の華」「猿面冠者」「思ひで」を含む15の短編が収められています。なお第1回の芥川賞の候補にもなりました。初期の作品は、読みにくいものや意味の分からないものも多いのですが、この作品集はどれも短編でサクッと読めますし、内容も分かりやすいものが多いです。

ページ数 416書かれた時期初期

口コミを紹介

晩年と一緒に入っている作品が読みたくて購入しました。太宰治の作品はテレビ番組などでも紹介されることが多いけれど知らない作品もまだまだあり、ほんとうにたくさんの作品を残した作家だったんだなとおもいました。短編なので読みやすいです。

出典:https://books.rakuten.co.jp

10位

新潮社

きりぎりす

価格:594円(税込)

Amazonで詳細を見る楽天で詳細を見るYahoo!ショッピングで詳細を見る

※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。

太宰治初心者におすすめの短編集

この作品は、表題作「きりぎりす」を含む中期の短編を集めた短編集です。中期の作品はユーモアにあふれたものが多く内容的に読みやすいのに加え、短編集なので、時間がないときでも気軽にさらっと読めますよ。

 

太宰治はとっつきにくいと感じている方でも、この作品ならきっとその魅力にハマることでしょう。太宰治の小説を初めて読む方や、明るい雰囲気の作品が好きな方におすすめです。

ページ数368書かれた時期中期

口コミを紹介

若いころ斜陽とか人間失格などは読んだことがありますがこういう短編集があるのは知らなかったので買ってみました。
若いころは、あまり好きなほうの作家ではなかったのですが今とても新鮮に感じます。いろいろ読み直しているところです
年齢で変ってくるものだなと思っています。

出典:https://www.amazon.co.jp

9位

飯塚書店

アスピリンの恋―太宰治

価格:1,188円(税込)

Amazonで詳細を見るYahoo!ショッピングで詳細を見る

※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。

太宰治の作品を新鮮な気持ちで味わえる

この作品は、太宰治が恋心を表現した作品、「駈け込み訴え」「チャンス」「斜陽」の一部などを聖書の解釈を交えつつ再編集した作品です。本の中にはオールカラーの宗教画がところどころ差し込まれており、ビジュアルブックとしても楽しめます。

 

通常の作品集などとは趣が違っているので、「太宰治の作品は読み飽きた」という方でも新鮮な気持ちで楽しめるのではないでしょうか。太宰治の作品の世界観がさらに広がり、深く味わうことができるでしょう。

ページ数96書かれた時期不明

口コミを紹介

図書館にて。『アスピリンの恋』。太宰にそんな作品があったか。などと訝しんだが、そういうタイトルの作品があるわけではないようだ。次の作品が収録されていた。『駈込み訴え』『チャンス』『斜陽(一部)』『太田静子宛書簡1946-1-11』 太宰の短編集など何度も編まれているだろうし何をいまさらと思ったのだが、パラパラと開いてみると絵があるのに驚く。宗教画のようだ。聖書からの抜粋らしい注意書もある。『駆け込み訴え』を絵と聖書で補った、そういうもののようだ。なるほど。ただ太宰の作品を読むのとはまた違った趣がある。

出典:https://bookmeter.com

8位

KADOKAWA

女生徒

価格:475円(税込)

Amazonで詳細を見る楽天で詳細を見るYahoo!ショッピングで詳細を見る

※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。

思春期の少女の心情が伝わる

中学生の女の子の心情を描いた、太宰治の作品の中では異質な内容の作品です。中学生の女の子が1日のさまざまな場面の中で、自分の気持ちを吐露していきます。その内容が実に思春期の女子の特徴をとらえており、同じ年頃の女の子ならきっと共感できるのではないでしょうか。

 

とりとめのない気持ちの羅列は、まるでTwitterのような趣です。男性でありながら、女性の細やかな心情描写をできるところは、さすが太宰治とうならされますね。

ページ数288書かれた時期中期

口コミを紹介

 最近、というか今まで、あまり女性の心情を深く綴った様な小説は読んでおらず、何かしらやる気を起こそう、頑張って生きないと。。。
と、男性の著書を読み、その時は納得するのですが、どこか違和感なり限界を感じていました。
どうしても、お愛想で人間関係をつなげてしまったり、思考がくるくる変化して、一定のところを留まらず、ふわふわしていたり、自分の外見・お洒落のことで考え込んだり。
何か、ほっとしました。自分は女で、こういう、悪く言えば「軽い」ところが、あって当然なんだって。
こんな風に女性の心情を描写できる太宰治は、改めてすごいと思いました。

出典:https://www.amazon.co.jp

7位

新潮社

グッド・バイ

価格:562円(税込)

Amazonで詳細を見る楽天で詳細を見るYahoo!ショッピングで詳細を見る

※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。

未完なことが悔やまれる作品

この作品は、後期の太宰治の16作品をまとめた短編集です。表題作「グッド・バイ」は、執筆中に太宰治が亡くなってしまい、未完となっています。後期の作品には珍しく、明るくユーモアの含んだ作品です。一人の女性と別れるためにあれこれ策を練る主人公の様子を描いています。

 

主人公が彼女と別れるために、キヌ子という女性を利用しようとするも、反対に利用されるさまは本当に愉快で笑えます。未完となっていることがなんとももったいないと感じます。

ページ数400書かれた時期後期

口コミを紹介

文句無しでおもしろいです。
女性関係を終わらせるために雇ったキヌ子にふりまわされ、本末転倒。
未完成なのがもったいない!

出典:https://www.amazon.co.jp

6位

青空文庫

畜犬談 —伊馬鵜平君に与える—

Amazonで詳細を見る

※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。

太宰治の印象を覆す一冊

犬嫌いの主人公が、最後には結局犬の面倒を見ることになるお話です。世間にはあまり知られていない話ではありますが、ユーモアにあふれた楽しい作品なので、太宰治作品を読みなれない方でも楽しめるのではないでしょうか。

 

犬を恐れるあまり、考えすぎる主人公の様子が面白く、漫才のネタを見ているような気持にさせられます。短いお話なので、小学校高学年以上のお子さまも楽しめそうです。

 

ページ数13書かれた時期中期

口コミを紹介

太宰にこんなに面白い作品があったとは!
太宰を読んだことがない人にこそ読んでみてほしい作品です。
笑ってしまいました。

出典:https://www.amazon.co.jp

5位

青空文庫

HUMAN LOST

Amazonで詳細を見る楽天で詳細を見る

※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。

太宰治フリークにおすすめ

混沌とした太宰治の初期作品の中でも、わかりにくい内容となっています。精神科病院に入院した主人公の日記といった内容です。これは太宰治自身が精神科に入院させられた時の経験をもとに執筆したのだそうで、「人間失格」のもとになった作品ともいわれています。

 

とりとめのない内容で非常に難解なため、短い作品ではありますが、かなりの太宰治フリークでないと読み進めるのが難しいかもしれません。しかし太宰治の世界観をより深く理解するのには役立つのではないでしょうか。

ページ数21書かれた時期初期

口コミを紹介

太宰治は1936年 ( 昭和11年 ) 10月13日から11月12日まで東京武蔵野病院に強制入院させられました。

この作品の日付も13日から12日になっていますから事実と符合します。

作品の中では板橋区のとある病院となっています。
「気ちがい病院」で鉄格子や金網や重い扉があると話しています。

自分をこの病院に入れた人たちや妻をののしり「私は狂っていない」「うちへ帰りたい」と叫びます。
「注射1本求めていない」と言いますが退院の日も教えてもらえません。

当時の太宰治はパビナール中毒で1日に50本も注射していたそうです。
妻の着物を売ったり借金もしたとか。

本当にそうだったのか?それともただ作品だけなのか?本作はまるで狂人の日記のようです。

出典:https://www.amazon.co.jp

4位

新潮社

お伽草紙

価格:637円(税込)

Amazonで詳細を見る楽天で詳細を見るYahoo!ショッピングで詳細を見る

※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。

太宰治的昔話解釈

太宰治が、有名な昔話に自分なりの解釈を加えて創作したお話を集めています。太宰治の思考の傾向などをうかがい知ることができ、太宰治ファンなら見逃せません。

 

もちろんお話としても面白く、ユーモアを交えているところもあります。太宰治の日本語表現にうならされるところも多く、表現力の豊かさも楽しめます。太宰治の思考を通すと、昔話もこんな風に解釈されるのかと、驚きの連続ですよ。

ページ数416ページ書かれた時期中期

口コミを紹介

何らかの作品を読んで、「なんだか読んでもどうしようもないなぁ」なんて思ってしまった方は、一度この本を読んでみると、彼に対する印象が変わるかも知れません。
また、「古典文学を読んでみたいけど敷居が高い」という方にもオススメ。

個人的なオススメは、西鶴の作品をリメイクした新釈諸国噺です。
原典は大変古い物ですが、戯画化されているので、純粋に楽しく読めるかとおもいます。

出典:https://www.amazon.co.jp

3位

岩波書店

斜陽 他1篇

価格:540円(税込)

Amazonで詳細を見る楽天で詳細を見るYahoo!ショッピングで詳細を見る

※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。

ベストセラーとなった作品

表題作の「斜陽」は、太宰治の代表作でもあります。以前佐藤江梨子さん主演で映画化もされました。華族の一家が没落する様子を描いた作品で、太宰治作品特有の陰鬱さが流れています。

 

しかし最後には、いろいろとつらい思いをした主人公和子が前向きにたくましく生きる姿が描かれており、暗いながらも一筋の光が見える作品となっています。

ページ数205書かれた時期後期(表題作)

口コミを紹介

キリキリと胸を締め付けらて、嫌な気分になったが、最後に一抹の希望があって、読後感は意外と爽やかでした。太宰治は作品のタイトルが抜群に格好いいと思います。

出典:https://www.amazon.co.jp

2位

新潮社

走れメロス

価格:432円(税込)

Amazonで詳細を見る楽天で詳細を見るYahoo!ショッピングで詳細を見る

※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。

読後感がさわやかで読みやすい

「走れメロス」は太宰治作品の中でも最も有名なものの一つではないでしょうか。どんな話なのか、ストーリーを知っているという方も多いでしょう。この作品は、中期に書かれた作品です。

 

子どもにもわかりやすい、友情のお話なので国語の教科書などにもよく取り上げられています。メロスが親友との友情のためにひたすら走るという内容なのですが、走った距離と時間から、「実はメロスは走っていなかった」という考察結果を示した方もいるそうです。

 

わかりやすいハッピーエンドのストーリーで、読後感はスカッとさわやか。最近ストレスが溜まっているという方や、疲れ気味という方は、「走れメロス」を読んですっきりとした気持ちになってはいかがでしょうか。

ページ数304書かれた時期中期

口コミを紹介

走れメロスは、小学校の教科書で読んで以来だが、懐かしかった。良い作品です。

出典:https://www.amazon.co.jp

1位

新潮社

人間失格

価格:302円(税込)

Amazonで詳細を見る楽天で詳細を見るYahoo!ショッピングで詳細を見る

※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。

太宰治の自伝的小説

太宰治の作品の中で、最も有名な作品といえばやはり「人間失格」ではないでしょうか。太宰治自身の人生や考え方が色濃く反映されており、太宰治ファンなら必読の一冊です。有名な一節「恥の多い生涯を送って来ました。」 の中に、この作品の良さがすべてつまっています。

 

人間の愚かな一面をこれでもかと詰め込んだ作品は、読後感はよくありません。読み終えた後に鬱々とした気持ちが残ります。それだけに、太宰治の苦悩がダイレクトに伝わってきます。

 

この作品は太宰治の死後に出版されています。有名な作品なので、まずこの作品を手に取る方も多いのですが、一番最初に読む作品にはおすすめしません。太宰治作品を何冊か読んでから手に取ることをおすすめします。

ページ数 192書かれた時期後期

口コミ紹介

この小説の主人公の気持ちは、全てとは言わずとも最低でも1つくらいは共感できる部分が読者の方々にあるのではないかと思います。人間の誰しもが持つ闇の部分を文章として表現している太宰治のセンスが現れている作品だと思いました。

出典:https://www.amazon.co.jp

太宰治作品の選び方

太宰治の作品は数多くありますが、その中から自分好みのものを選ぶには、どういったことに注目するとよいのでしょうか。

ページ数で選ぶ

太宰治の作品は、短編長編どちらもあります。本を読むことに慣れているか、本をゆっくり読む時間があるかなど、それぞれのライフスタイル等を考慮して選びましょう。

短編

太宰治の作品は、短編が多いです。短編の中には「走れメロス」のように、お子さまでも楽しめそうなものや、教科書などにのっているものなど読みやすいものがたくさんあります。普段あまり本を読みなれていない方には短編がおすすめです。

 

また太宰治作品の初心者さんにも短編をおすすめします。太宰治の作品は、ダークなものも多く、長編だとヘビーの感じるかもしれません。しかし短編であればダークな内容でも気軽に読むことができそうです。

 

短編は忙しくてあまり本を読む時間がとれないという方にもおすすめです。通勤の際の電車の中やちょっとした隙間時間に、さっと読み終えることができるので、「続きが気になる!」ということもなく本を閉じることができそうですね。

 

以下の記事では短編小説のおすすめランキング10選をご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

長編

太宰治の世界観にどっぷりハマりたいなら、長編がおすすめです。太宰治の魅力を堪能できるでしょう。太宰治の長編小説は、「斜陽」や「人間失格」などダークな雰囲気のものが多いのですが、中には「富岳百景」のような軽く読めるものも。

 

また短編の作品を集めた作品集も、数多く出しています。ページ数は多くなりますが、一つ一つの作品は短いので、短編同様読みやすいでしょう。長編作品は、時間があるときにじっくり読むのにピッタリです。

作品の書かれた時期(作品年表)で選ぶ

太宰治の作品は、書かれた時期によって作風が異なります。作品が書かれた時期に注目し、読みたい作風と照らし合わせながら選ぶと、はずしにくいでしょう。

初期の作品

1937年までに書かれた作品が初期作品です。このころの太宰治は私生活が不安定な時期でした。警察沙汰を起こしたり、薬物中毒になったりとまさに波乱万丈。そんなすさんだ精神状態が作品にもにじみ出ています

 

生活が不安定なのと同様、作風が安定せず不穏な空気が流れています。しかし粗削りながら、ほかの作家とは一線を画した個性と才能の片鱗が垣間見えます。

中期の作品

1938年からの作品が中期作品です。このころの太宰治は、2番目の結婚をし、結婚後の生活が安定していたためか明るくポップな作品が多くなっています。太宰治の作風が苦手という方でも、このころの作品なら好きなものが見つかるかもしれません。また、太宰治作品の初心者にも、この頃の作品がおすすめです。

 

太宰治の作品は後期に有名なものが多いのですが、中期にも数多くの作品を輩出しており、有名ではないだけで実は楽しく明るい作品も多いのです。一方太宰治のダークな世界観が好きな方には、この頃の作品は少し物足りなく感じるかもしれません。

後期の作品

1945年からの作品が後期の作品になります。戦後再び生活がすさんだ太宰治は酒や薬におぼれていきます。それとともに生きることへの絶望を表現した遺言ともとれるような作品が増えていきました。

 

後期の代表作には、ベストセラーとなった「斜陽」や、死を前に書いた「人間失格」などがあります。太宰治特有の世界観にどっぷり浸りたい方には、後期の作品がおすすめです。

 

「人間失格」や「斜陽」など後期の作品に有名なものが多いため、太宰治といえば暗い作風というイメージがついてしまったのかもしれませんね。

親しみやすさで選ぶ

本をあまり読みなれていないという方は、映像化や漫画化された作品がおすすめです。映画や漫画を見てから本を読むと、内容が頭に入りやすいのではないでしょうか。

映像化されている作品

太宰治の作品は、数多く映像化されています。最近話題となったのが、2019年9月に公開される、小栗旬さんの主演で映画化された「人間失格」です。人間失格は長編小説ですし、内容的にもとっつきやすいものではないので、本を読みなれない方には難しいかもしれません。

 

しかし映画を見てストーリーが頭に入った状態なら、とっつきやすくスムーズに読めそうですね。このほかにも「ヴィヨンの妻」や「斜陽」などが映画化されています。

漫画化されている作品

どうしても小説は読む気になれないという方は、まずは漫画から手を付けてみてはいかがでしょうか。太宰治は有名な作家なので、多くの作品が漫画化されています。漫画化されたものを読んでみて、気に入ったものから小説にも挑戦すると、飽きずに最後まで読むことができるのではないでしょうか。

 

また漫画を読むと、どういった作風の作家なのかも大体伝わります。太宰治作品を読んだことがないという方にも、まずは漫画から読んでみることをおすすめします。

ジャンルで選ぶ

太宰治というと「暗い」や「批評的」なジャンルが多いと感じる方も多いのではないでしょうか。もちろん太宰治の作品にはそのようなジャンルの作品が多いですが、「ユーモア」や「青春」といったイメージとは違うジャンルの作品も書き上げています。様々なジャンルの作品を読むことで太宰治の本質や特徴が見えてくるでしょう。

代表的な「ネガティブ・批判的」作品

やはり太宰治の代表作といえば「ネガティブ」や「批判的」な作品です。太宰治の代表的ジャンルの作品を読むことで太宰治の性格や本質が見えてくるでしょう。またこのジャンルの作品は多くの名言があり意外に若い年代の方におすすめです。

 

短編作品が多いイメージの太宰治ですが、このジャンルの作品には長編作品や文庫本になっている作品も数多くあり太宰治を知る第一歩としてはおすすめのジャンルとなっています。

感傷を覚える「青春」作品

「青春」作品のイメージが無い太宰治ですが、とても繊細な学生時代の心模様を描いており感傷に浸れる作品となっています。青春時代の恥ずかしい思い出などが天才的な文体で書かれており、より太宰治の文才性を感じることができるでしょう。学生の方はもちろん昔の青春時代を思い出したい大人の方にもおすすめです。

意外な一面が見える「ユーモア」作品

このジャンルでは太宰治の意外な一面を垣間見ることができます。太宰治の作品を読みたいけれども暗い作品を読み続けられる自信がないという方にぜひおすすめしたいです。このジャンルの作品は短編が多く読みやすい割に、太宰治の特徴を捉えることができるでしょう。

年齢に合わせた作品を選ぶ

太宰治の作品は短編から長編、読みやすい作品から内容が難しい作品まで、本当に幅広くあります。始めから難しい作品を読んでしまって挫折してしまった方も多いのではないでしょうか。自分の年齢に合った作品を読むことでより深く太宰治作品の世界観に浸れるでしょう。

小学生向けの作品

小学生や初めて太宰治作品を読む方には、有名作品や短編作品がおすすめです。有名作品の場合は名前や内容を少しだけ知っているという場合が多く、作品に入りやすい場合が多いです。学校の教科書に入っている作品などがおすすめです。

大人向けの作品

人生で様々な経験をしてきた方や太宰治のことをもっとより深く知りたい方には内容が難しいといわれる作品がおすすめです。内容が難しく、簡単には解釈できない作品には太宰治自身の思想や世界観がより深く入っています。読み始めは根気がいるかもしれませんが、ひとたび読み始めれば作品に浸ることができるでしょう。

太宰治のおすすめ商品比較一覧表

  • 商品画像
  • 1
    アイテムID:4892198の画像

    新潮社

  • 2
    アイテムID:4892224の画像

    新潮社

  • 3
    アイテムID:4892566の画像

    岩波書店

  • 4
    アイテムID:4892606の画像

    新潮社

  • 5
    アイテムID:4892649の画像

    青空文庫

  • 6
    アイテムID:4892667の画像

    青空文庫

  • 7
    アイテムID:4892705の画像

    新潮社

  • 8
    アイテムID:4892728の画像

    KADOKAWA

  • 9
    アイテムID:4892804の画像

    飯塚書店

  • 10
    アイテムID:4892852の画像

    新潮社

  • 11
    アイテムID:4892971の画像

    新潮社

  • 12
    アイテムID:4892985の画像

    新潮社

  • 13
    アイテムID:4893006の画像

    新潮社

  • 14
    アイテムID:4893014の画像

    新潮社

  • 15
    アイテムID:4893046の画像

    青空文庫

  • 商品名
  • 人間失格
  • 走れメロス
  • 斜陽 他1篇
  • お伽草紙
  • HUMAN LOST
  • 畜犬談 —伊馬鵜平君に与える—
  • グッド・バイ
  • 女生徒
  • アスピリンの恋―太宰治
  • きりぎりす
  • 晩年 (新潮文庫)
  • ヴィヨンの妻
  • パンドラの匣
  • 津軽 (新潮文庫)
  • 富嶽百景
  • 特徴
  • 太宰治の自伝的小説
  • 読後感がさわやかで読みやすい
  • ベストセラーとなった作品
  • 太宰治的昔話解釈
  • 太宰治フリークにおすすめ
  • 太宰治の印象を覆す一冊
  • 未完なことが悔やまれる作品
  • 思春期の少女の心情が伝わる
  • 太宰治の作品を新鮮な気持ちで味わえる
  • 太宰治初心者におすすめの短編集
  • 前期の短編集
  • 晩年の短編集
  • 後期作品の印象を覆す明るいストーリー
  • 太宰治流旅行記
  • 太宰治のエッセイ
  • 価格
  • 302円(税込)
  • 432円(税込)
  • 540円(税込)
  • 637円(税込)
  • 円(税込)
  • 円(税込)
  • 562円(税込)
  • 475円(税込)
  • 1188円(税込)
  • 594円(税込)
  • 562円(税込)
  • 400円(税込)
  • 562円(税込)
  • 464円(税込)
  • 432円(税込)
  • ページ数
  • 192
  • 304
  • 205
  • 416ページ
  • 21
  • 13
  • 400
  • 288
  • 96
  • 368
  • 416
  • 208
  • 432
  • 260
  • 26
  • 書かれた時期
  • 後期
  • 中期
  • 後期(表題作)
  • 中期
  • 初期
  • 中期
  • 後期
  • 中期
  • 不明
  • 中期
  • 初期
  • 後期
  • 後期(表題作)
  • 中期
  • 中期

まとめ

太宰治作品は、多くの人が暗いイメージを持っているかもしれませんね。中には読まず嫌いをしている方もいるのではないでしょうか。しかし今回ご紹介したものを見てもわかるように、太宰治作品にはユーモアあふれたものや明るいものもたくさんあります。

これまで太宰治作品を読む機会がなかった方も、この機会にお手にとってみてはいかがでしょうか。

以下の記事では太宰治と同じ世代であり、同じく日本を代表する名作家である三島由紀夫のおすすめランキング15選をご紹介しています。互いを意識しながらも、互いを嫌っていたという三島由紀夫の思想も感じてみてください!

関連する記事

この記事に関する記事

この記事に関するキーワード

キーワードから記事を探す

TOPへ