松本清張の人気おすすめランキング15選【実写化多数!】

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日本文学史に多大な影響を与えた作家、松本清張。没後25年以上経つ現在でも人々を魅了してやまず、今なお愛され続けています。この記事では様々なジャンルで千以上の作品を残した松本清張のおすすめ作品をランキング形式で紹介。松本清張作品の選び方についても解説しています。

今も愛される松本清張の魅力

日本文学史に多大な影響を与えた作家、松本清張。没後25年以上経つ現在でも人々を魅了してやまず、今なお愛され続けています。松本清張は筆が早い作家としても有名で、42歳で遅咲きの作家デビューを果たしてから無くなるまでにミステリー・サスペンス・時代小説・評伝・ノンフィクションなど実に様々なジャンルで千以上の作品を残しています。

 

特に影響力が強かったのがミステリーのジャンルです。清張がデビューする前と後で「清張以後」、「清張以前」とハッキリ区別されるほど甚大な影響があり、亡くなった今もなお「清張以後」の時代が続いているとされています。

 

広いジャンルでたくさんの作品を残した松本清張ですから、初めて読む人はどれを選ぶべきかきっと迷ってしまうと思います。そこで今回はジャンル、知名度、人気度を基準におすすめランキングを作成しました。これから松本清張を読もうと考えている人は是非参考にしてみてください。

松本清張 おすすめ人気ランキング15選

15位

新潮社

共犯者

価格:680円(税込)

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※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。

完全犯罪を目論む銀行強盗犯の自滅

第12位には短編集「共犯者」がランクイン。表題になった「共犯者」は共謀し銀行を襲った2人の話ですが、銀行強盗をする話ではなく、大金を手にした後の話。二度と会わない・連絡を取らないことを約束し別れた2人でしたが、相手を信用しきれず疑心暗鬼に駆られ自滅する道へ進んでしまいます。他10作品収録。

ジャンル短編集ページ数400ページ

口コミを紹介

読み終わった後何とも言えぬ感情がおもしろい。
経験した事のないような、あるような・・・・・なんとも面白かったです

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14位

新潮社

眼の壁

価格:810円(税込)

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※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。

松本清張ミステリーの決定版

第14位には松本清張傑作ミステリーの一つ、「眼の壁」がランクイン。銀行を舞台に巧妙に仕込まれた手形詐欺。責任を負って自殺した上司の無念を晴らすために事件の闇へと足を踏み入れてしまう。松本清張の今なお色褪せない傑作です。松本清張のミステリーを読み始めたい人におすすめ。

ジャンルミステリーページ数528ページ

口コミを紹介

面白いです、途中で止められませんでした。松本清張の小説はいつも点と線が繋がっていくところが好きです。

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13位

文藝春秋

疑惑

価格:670円(税込)

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松本清張晩年の傑作

第13位には松本清張晩年の傑作小説「疑惑」がランクイン。雨の港で海へ転落した車から妻だけが助かり夫は死んだ。妻の生い立ちや前科、夫にかかっていた高額な生命保険。果たして妻は夫を殺したのか、不運な事故だったのか。最後まで引き込まれること間違いなしの一冊です。

ジャンルミステリーページ数250ページ

口コミを紹介

テレビで上映されると聞き、改めて読み直しました。
全てのプロットが最後の一行のために敷かれていると感じました。
小説の方がやはり、筋書き・展開どれをとっても一枚も二枚も上のような気がします。
テレビはあくまでも今一番売れっ子の二人を登用しテレビ士立てにうまくできていましたが・・・
清張作品は、いつの次代にも古くならない。

出典:https://www.amazon.co.jp

12位

文藝春秋

昭和史発掘

価格:907円(税込)

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第1回 吉川英治文学賞受賞作品

第12位にはノンフィクション小説である「昭和史発掘」がランクイン。綿密な取材と独自の視点とで昭和初期の日本現代史に新たなスポットを当てた大シリーズ。第1巻では「石田検事の怪死」、「北原二等卒の直訴」、「陸軍機密費問題」「朴烈大逆事件」「芥川龍之介の死」など日本近代史に残る大事件をを収録。ノンフィクションならではの緊迫感を持つ松本清張の真骨頂作品です。

ジャンルノンフィクションページ数417ページ

口コミを紹介

丹念な取材力と、計算しつくされた文章の発信力。やっぱり松本清張こそだと思う。

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11位

文藝春秋

無宿人別帳

価格:680円(税込)

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罪を犯し無宿者となった者たちの鮮やかな逃亡と復習劇

第11位には時代小説である「無宿人別帳」がランクイン。収録されているのは短編ですが、連作小説となっています。罪を犯し人別帖から外されてしまった無宿者達の逃亡と復習を描いた作品。

 

元々歴史好きであった松本清張ですが、徹底的に資料を漁り関係者に取材するなど、徹底的に調べ上げています。史実に忠実なのが松本清張の時代小説の特徴です。江戸制度の闇とも言われた無宿者の一冊、ミステリー好きにもおすすめです。

ジャンル時代小説ページ数365ページ

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BSジャパンでこの本をドラマ化したものをやっていて興味を持ち購入しました。江戸時代の知られざる世界を知ることができてとても面白かったです。松本清張の見識の深さに改めて驚かされました。

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10位

新潮社

わるいやつら

価格:767円(税込)

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医師が犯す連続殺人

第10位にはピカレンス・サスペンスの「わるいやつら」がランクイン。病院の二代目院長である戸谷信一の物語ですが、戸谷は色と欲にまみれた完全な悪人。ついには連続殺人にまで手を染めてしまいます。しかしタイトルからも分かるように、戸谷の周りの連中も悪人なんです。戸谷は完全犯罪を遂行できるのか、必見です。

ジャンルサスペンスページ数512ページ

口コミを紹介

初めて読んだのは、ドラマ化される前でした。
まぁ〜主人公の戸谷が悪い悪い!!!途中おかしくなるほどでした。

戸谷が追い詰められて行く様に、とても引き込まれました。

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9位

新潮社

西郷札

価格:680円(税込)

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直木賞候補となった松本清張の処女作

第9位には松本清張の処女作である「西郷札」がランクイン。週刊朝日の百万人の小説に入選し、第25回直木賞候補となった作品です。執筆当時松本清張は会社員であり、百万人の小説に応募する気も無かったと後日述べています。この小説がきっかけで作家の道に進んだ松本清張の処女作、是非読んでみてください。

 

題名となった西郷札は1877年に西郷隆盛軍が発行した軍票。西郷軍専用のお金です。西郷札が新聞社に送られてくるところから物語が始まりますが、この時の松本清張は新聞社勤務。語り手のモデルは松本清張本人でしょう。松本清張本人が語り手となる時代小説、必見の一冊です。

ジャンル時代小説・短編集ページ数480ページ

口コミを紹介

時代の描写、人物の描写、時代背景のどれをとっても、目の前に映像が浮かびます。
そして話の筋立ても飽きさせません。

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8位

新潮社

張込み

価格:680円(税込)

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初期の傑作短編集

松本清張の傑作短編集「張込み」が第8位にランクイン。収録されている「鬼畜」や「地方紙を買う女」、「一年半待て」、「顔」など映像化された多くの原作小説が収録されています。短編として完成度が高いため初めて松本清張を読みたいと思っている人にもおすすめ。

ジャンル短編集ページ数464ページ

口コミを紹介

表題作「張込み」含め8つの短編集、推理小説の原点でもある「張込み」
そして「顔」「声」「地方紙を買う女」「鬼畜」「一年半待て」「投影」
「カルネアデスの舟板」いずれも名作である。
清張の作品は予想できない展開が待ってるところが魅力である。最後の
「カルネアデスの舟板」は男性の嫉妬、羨望、焦燥感を見事に書かれてる。
全体に共通してるのは昭和の時代の列車、風景などの描写が、懐かしい
香が漂い、郷愁を覚える作品です。

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7位

文藝春秋

日本の黒い霧

価格:734円(税込)

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流行語を生んだノンフィクション作品

第7位には戦後の混乱の中で起きた未解決事件を題材にしたノンフィクション作品「日本の黒い霧」がランクイン。「帝銀事件」や「下山事件」など日本で発生した10の不可解な事件の影を松本清張が暴くノンフィクション小説。歴史小説や推理小説としてもおすすめの一冊です。背後に不正や犯罪が隠れていることを比喩する「黒い霧」は流行語となりました。

ジャンルノンフィクションページ数413ページ

口コミを紹介

30年前に読み、改めて読み直しました。
今読んでも新鮮、今も昔も真実が報道されないのは一緒です。

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6位

新潮社

けものみち

価格:724円(税込)

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松本清張の描く社会派サスペンス

松本清張の描く社会派サスペンスの代表的長編が第6位にランクイン。過去に映画化、3度のドラマ化がなされている人気作品です。登場人物がとにかく個性豊かで怪しさ満点!ドラマティックなストーリー展開と併せて何度も映像化される理由が分かる作品です。

ジャンルサスペンスページ数464ページ

口コミを紹介

時代を代表するamorousな女優さんたちが演じてきた民子。映像と原作では、また違った味わいがありました。映像では、自分の能力不足から読み取れなかった細かい心理等が、活字を通してよく理解できました。

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5位

新潮社

或る「小倉日記」伝

価格:767円(税込)

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第28回芥川賞受賞作

第5位には第28回芥川龍之介賞を受賞した『或る「小倉日記」伝』がランクイン。本書は短編集となっていて、『或る「小倉日記」伝』はその一つ。森鴎外の失われた小倉日記を再現するという評伝小説です。新聞社に勤めていた松本清張が小説家になったきっかけの作品でもあります。

ジャンルノンフィクションページ数496ページ

口コミを紹介

幾つもの短編が入っていますが、どの話もミステリックでじわじわと恐怖感を掻き立てられます。
単なるミステリーではなく、現実に自分の身にも起こるかも、などと思わせられます。。

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4位

新潮社

黒革の手帖

価格:680円(税込)

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松本清張サスペンスの代表作

松本清張の長編サスペンス代表作である「黒革の手帖」が第4位にランクイン。7500万という巨額の金を横領し銀座のクラブのママに転身した女性銀行員を描く作品。これまでに6度テレビドラマ化される超人気作品です。サスペンス小説が好きな人には是非おすすめしたい一冊です。

ジャンルサスペンスページ数384ページ

口コミを紹介

お見事!鮮やか!としかいいようがない、銀座ママ 原口元子の成り上がり、伝説。しかもその手口が、圧巻!これでもかこれでもかと、畳み掛けるように、華麗に抜かりなく悪事を働く。彼女の罠に、男達がいとも簡単に、はまって行く。   もちろん上・下巻でね!

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3位

新潮社

ゼロの焦点

価格:767円(税込)

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終戦直後の混乱を描いたミステリー小説

第3位には松本清張の代表作の一つ、「ゼロの焦点」がランクイン。北陸地方を舞台に終戦直後の混乱の中で起こってしまった悲劇の連続殺人事件。映画化2回、テレビドラマ化6回の超人気作品です。読了後には能登半島に旅行に行きたくなること請け合いです。作品のイメージを感じたければ冬に行くのがおすすめ。

ジャンルミステリーページ数496ページ

口コミを紹介

松本清張さんの中でもこれは文句なく指折りの一冊。淡々とした語り口が、どことなく寒々しく、荒い海の光景とよく似合います。どこかに消えてしまいたくなった時に、ふと読みたくなる一冊かも。

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2位

新潮社

点と線

価格:562円(税込)

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今や代名詞となった時刻表トリックの代表作

第2位には時刻表トリックの代表作「点と線」がランクイン。心中のように思われた男女の死が実は殺人によるものであり、犯人のアリバイを崩していく推理小説。間違いなく現代のミステリー小説に多大な影響を与えている本作は未読の人には是非読んでもらいたい一冊です。

ジャンルミステリーページ数272ページ

口コミを紹介

中学生の時に一度読んだ事があったので、実に40年振りに読んでみようと思って。当時の本は無いので買い直しました。全く内容は、忘れていたが、点と線が結ばれたシーンは、ハッと思い出されました。現代の探偵、警察小説なども沢山読んでいるけど、今には無い良いものを感じさせてくれる。現代では捜査の方法も近代化し、推理と言う手段が少ないだろう。電話も携帯もDNA鑑定も無いなかで本書は推理主体にアリバイ崩しが行われていく様はとてもノスタルジックでした。懐かしい気持ちとほっこりする思いをさせて頂きました。今の作家たちも、この作品を踏み台にしたものだと思う。再読した価値が十分有りました。

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1位

新潮社

砂の器

価格:767円(税込)

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※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。

ミステリー史上最高傑作の呼び声高い松本清張の代表作

第一位にはミステリー史上最高傑作とも呼ばれる「砂の器」がランクイン。1962年に刊行された本書はこれまでに映画化1回、ドラマ化6回という人気ぶりで初版から50年以上経過した2019年にもドラマ化されるなど、世代を超えた長ロングヒットを続けています。

 

読み進めるほど続きが気になって読むのを止められなくなるミステリー小説の傑作です。東京蒲田で起こった殺人事件の操作が全国各地に広がり、日本の格差社会にまで切り込んでいくストーリー展開は必見です。

ジャンルミステリーページ数464ページ

口コミを紹介

読み進めて行くうちに、続きが気になって読むのを止められなくなる良いミステリー小説。
東京蒲田で起こった事件に対して、全国各地に捜査が広がり、また、日本の格差差別にまで切り込んでいくストーリー展開に感激。

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松本清張の選び方

ここからは松本清張作品の選び方をご紹介します。是非参考にしてみてください。

話題になった作品から選ぶ

芥川賞の受賞や作品タイトルが流行語になるなど、松本清張作品は話題に事欠きません。ここでは特に話題になった作品をご紹介します。

芥川賞を受賞した『或る「小倉日記」伝』

松本清張を一躍有名にしたのが第28回芥川賞を受賞した「或る「小倉日記」伝」。会社員をしながら執筆していた松本清張は芥川賞の受賞をきっかけに本格的に執筆活動を始め、小説家となっていきます。

 

この芥川賞受賞がなければ、全66巻にもなる膨大な作品は生まれていなかったかもしれません。「或る「小倉日記」伝」は松本清張本人にとっても、日本文学史にとっても大きなターニングポイントとなった作品です。

 

短編なので気楽に読み始めることが出来るため長編小説に慣れていない人にもおすすめ。なお「或る「小倉日記」伝」の主人公である田上耕作は実在する人物であるとされています。最後に思わぬ結末迎えてしまう彼に思いを馳せて読むのがおすすめです。

文藝春秋読者賞を受賞した「小説帝銀事件」

1959年に第16回文藝春秋読者賞を受賞した「小説帝銀事件」。実際に銀行で起きてしまった毒殺事件を題材にした小説。小説発表時は既に最高裁で被告に死刑判決が下されており、刑が確定していました。

 

しかし松本清張は被告人である平沢死刑囚冤罪と考えており、平沢の無罪を主張し真犯人の影を追う「小説帝銀事件」は大きな話題を呼び読者賞を受賞するほどとなりました。

 

既に平沢死刑囚は刑務所内で病死しており真相は闇の中となってしまいましたが、「小説帝銀事件」を読んで平沢死刑囚は冤罪だったのか殺人犯だったのか、みなさんも推理してみてはいかがでしょう。

 

「小説帝銀事件」は短編集「張込み」に収録されています。

「清張以前」「清張以後」の言葉を作り出した「点と線」

松本清張が推理小説に与えた影響は甚大なもので、「清張以前」「清張以後」という言葉まで生み出され、松本清張がデビューする前後でハッキリと区別されるほどです。

 

特にブームとなったのが1957年に連載され1958年に刊行された「点と線」です。同時期に刊行された「眼の壁」と共にベストセラーとなりました。

 

「点と線」、「眼の壁」は時代背景こそ執筆当時の古さを感じるものの、今見ても非常に完成度の高い作品です。「清張以後」の時代は今なお続いていることがハッキリと分かる作品です。

ノンフィクション小説というジャンルを切り開いた「昭和史発掘」

松本清張がデビューした当時は、ノンフィクション小説というジャンルが少なく、一般的に読まれるものではありませんでした。そんな中で松本清張が新たにブームを作り、一般的なジャンルにまで昇華させたのが1964年から執筆を開始した「昭和史発掘」によるノンフィクション小説です。

 

「昭和史発掘」では日本近代史の分岐点である二・二六事件を徹底的に取材・調査し、独自の視点から切り込んだ作品。新装版は全9巻の超大作となっています。

 

単行本は300万部を超える大ベストセラーとなり、松本清張自身も驚いたと言われています。資料は皆等しく見れるべきという観点から新たに発見した資料「二・二六事件 研究資料」も資料集として刊行されています。

ジャンルから選ぶ

松本清張の作品ジャンルは実に幅広く、様々なジャンルに作品を残しています。ここでは代表的なジャンルをご紹介します。

ドラマでもお馴染みの推理小説

松本清張と言えばやっぱり、ミステリー小説。ミステリーの中でも推理小説のジャンルが最も有名です。松本清張ブームを呼び起こし、「清張以後」という言葉を作り出した「点と線」、松本清張の代表作とも言える長編ミステリー「砂の器」、日本各地に残る戦後の傷痕をリアルに描いたミステリー「ゼロの焦点」など。

 

松本清張のミステリーの魅力はなんと言っても最後に全ての伏線が繋がり物語がひっくり返るどんでん返し。小説のタイトルにもなっていますが、正しく点と線が繋がりクライマックスを迎えます。

 

現在も推理小説の多くは松本清張の影響を受けており、「清張以後」の時代が続いていると言えます。その源流となった至極の推理小説、初めて松本清張を読む人におすすめです。

新たに切り拓いたノンフィクションというジャンル

松本清張が作家としてデビューした当時ノンフィクションというジャンルは一般的ではありませんでした。それを一般的なジャンルまで引き上げたのが松本清張です。

 

特に有名なのが「昭和史発掘」と「日本の黒い霧」です。「昭和史発掘」は発行部数300万を越えるベストセラー、「日本の黒い霧」は黒い霧という流行語を生み出すほどの社会現象となりました。

 

徹底的に調べ尽くし関係者への取材まで行なっている松本清張のノンフィクション小説は完成度が非常に高く、執筆のための資料までもが資料集として刊行されるほどです。

完成度が高く気軽に読める短編集

松本清張は40歳を超えてからデビューする遅咲きの作家でありながら筆が早いことでも有名で、生涯で千を越える作品を残しています。小説が千本もあったら何から読んだらいいか迷ってしまいますが、そんな時におススメなのが短編集です。

 

松本清張は短編小説の完成度が非常に高い作家で、少ないページ数の中にも起承転結をしっかりと詰め込んだ上質なミステリー小説が多いのが特徴。

 

小説一本あたりのページ数が少ないので読書に慣れていない人でも最後まで読み進められますし、電車の中などちょっとした時間での読書にもおススメです。

初期の作品には歴史小説も多い

松本清張と言えばミステリー作家というイメージが強いですが、意外にも松本清張初の長編小説は歴史小説であり、初期の頃には多くの歴史小説を残しています。

 

これらの歴史小説に共通しているのは、歴史の表舞台には決して現れないひっそりと消えていく人物を好んで書き上げていることです。松本清張自身も史実を淡々と書くのが歴史小説ではなく、史実の下層に埋没している人間を発掘することこそが歴史小説家の仕事であると述べている。

 

おすすめの歴史小説は「西郷札」「無宿人別帳」など。

映像化された作品から選ぶ

松本清張作品の特徴として、映像化の多さが挙げられます。近年映像化される作品のほとんどが現代向けにアレンジされているため、本に取っつきにくい人は先に映画やドラマを見てから原作を読むのもおすすめです。

テレビ朝日開局60周年記念ドラマ「疑惑」

松本清張の代表的な推理小説の一つ「疑惑」。過去5回もドラマ化されている超人気作です。最近では2019年テレビ朝日開局60周年記念ドラマとして映像化されました。主演女優は米倉涼子さん。そして津川雅彦さんの遺作でもあります。

 

富山での自動車事故から物語が始まる疑惑ですが、2019年のドラマ化では熱海市に変更されています。米倉涼子さんは松本清張作品にいくつも出演しており、松本清張作品内の悪女役のイメージが強いですが、今回は悪女ではなく弁護士役。

 

ごく最近制作されたドラマのため、昭和の世界観に違和感を感じて原作が読めないという人におすすめ。もちろん視聴した後に原作を読むのはもっとおすすめです。

フジテレビ開局60周年ドラマ「砂の器」

松本清張作品で最も有名な作品の一つ「砂の器」。こちらも2019年にフジテレビ開局60周年ドラマとして映像化されました。主演俳優は東山紀之さん。他にも2004年に全11回の連続ドラマとして映像化されています。2004年の主演俳優は中居正広さん。

 

同じ原作を色んな監督や俳優さんが映像化していますので、一つの原作で2度3度と楽しめます。こちらも「疑惑」と同じくごく最近映像化されたものなので、古い原作に抵抗があるという人でもすんなりと松本清張の世界に入り込むことが出来ます。

松本清張の小説家人生とは?

松本清張は1909年に福岡県で生まれました。1951年のデビュー作『西郷札』が直木賞候補となり、2年後の1953年には『或る「小倉日記」伝』で芥川賞を受賞しました。社会性の強い題材を扱った「社会派推理小説」呼ばれるという新しい作品のジャンルを開拓し、その先駆けとなったのが1957年から連載が開始された『点と線』という作品です。

 

社会派推理小説はもちろん、ミステリー作品や歴史小説、実際の事件を扱ったノンフィクションの作品など多岐にわたる作品を残し、小説界の第一線で活躍しました。1992年に亡くなるまでの作家人生は約40年。その間に700以上もの作品を残し、今もなお読み継がれる数多くの名作を生みだしました。

昭和を代表する小説家のご紹介

松本清張という名前は、普段本を読まない方でも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。昭和を代表する小説家である松本清張ですが、その他にも昭和に活躍した小説家は多くいます。そんな小説家たちをご紹介します。

志賀直哉

人道主義や自由主義などといった、人間肯定が理念の白樺派の小説家の中でも代表的な存在であるのが志賀直哉です。簡潔で読みやすい短編小説に優れており、「小説の神様」とも呼ばれるほどの作家です。有名作品は『暗夜行路』『城の先にて』『和解』などで、『暗夜行路』は唯一の長編作品です。

三島由紀夫

戦後を代表する作家である三島由紀夫は、ノーベル文学賞候補に選ばれるなど、日本だけでなく海外でも愛された作家です。代表作には、『仮面の告白』『潮騒』『金閣寺』などがあります。晩年は政治的な志向を強め、三島由紀夫が割腹自殺をしたことは小説界にも政治界にも大きな影響を与えました。

太宰治

日本を代表する作家の一人である太宰治。その作風は新戯作派、無頼派などと称されました。薬物中毒や自殺未遂を繰り返し波乱の多い人生でしたが、『斜陽』や『走れメロス』、『人間失格』など数多くの名作を残しました。

松本清張のおすすめ商品比較一覧表

  • 商品画像
  • 1
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    新潮社

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    新潮社

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    新潮社

  • 4
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    新潮社

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    新潮社

  • 6
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    新潮社

  • 7
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    文藝春秋

  • 8
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    新潮社

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    新潮社

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    新潮社

  • 11
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    文藝春秋

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    文藝春秋

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    文藝春秋

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    新潮社

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    新潮社

  • 商品名
  • 砂の器
  • 点と線
  • ゼロの焦点
  • 黒革の手帖
  • 或る「小倉日記」伝
  • けものみち
  • 日本の黒い霧
  • 張込み
  • 西郷札
  • わるいやつら
  • 無宿人別帳
  • 昭和史発掘
  • 疑惑
  • 眼の壁
  • 共犯者
  • 特徴
  • ミステリー史上最高傑作の呼び声高い松本清張の代表作
  • 今や代名詞となった時刻表トリックの代表作
  • 終戦直後の混乱を描いたミステリー小説
  • 松本清張サスペンスの代表作
  • 第28回芥川賞受賞作
  • 松本清張の描く社会派サスペンス
  • 流行語を生んだノンフィクション作品
  • 初期の傑作短編集
  • 直木賞候補となった松本清張の処女作
  • 医師が犯す連続殺人
  • 罪を犯し無宿者となった者たちの鮮やかな逃亡と復習劇
  • 第1回 吉川英治文学賞受賞作品
  • 松本清張晩年の傑作
  • 松本清張ミステリーの決定版
  • 完全犯罪を目論む銀行強盗犯の自滅
  • 価格
  • 767円(税込)
  • 562円(税込)
  • 767円(税込)
  • 680円(税込)
  • 767円(税込)
  • 724円(税込)
  • 734円(税込)
  • 680円(税込)
  • 680円(税込)
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  • 680円(税込)
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  • 670円(税込)
  • 810円(税込)
  • 680円(税込)
  • ジャンル
  • ミステリー
  • ミステリー
  • ミステリー
  • サスペンス
  • ノンフィクション
  • サスペンス
  • ノンフィクション
  • 短編集
  • 時代小説・短編集
  • サスペンス
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  • ミステリー
  • ミステリー
  • 短編集
  • ページ数
  • 464ページ
  • 272ページ
  • 496ページ
  • 384ページ
  • 496ページ
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  • 512ページ
  • 365ページ
  • 417ページ
  • 250ページ
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まとめ

松本清張作品の人気おすすめランキング15選と松本清張作品の選び方をご紹介しました。気になる、読んでみたい作品は見つかりましたでしょうか。どの作品も非常に完成度が高く、ここでは紹介しきれないおすすめ作品もいっぱいあります。是非読んでみてください。

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