テレビを見るときは、できるだけ綺麗な映像で音がいいテレビで楽しみたいものです。実は4Kテレビでは、映画鑑賞やスポーツ観戦が趣味の方にとっては非常に嬉しい存在の製品になっています。普段から観ている番組がより高画質になり音質も良く楽しめるのが特徴です。

そんな4Kテレビですが、実は地上波番組すべてを4K画質で観られるわけではありません。もちろん画質はいいのですが、4K画質はあくまで対応している番組のみで活用されるので間違えないようにしてください。

今回は、4K液晶テレビの選び方やおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。ランキングは50インチなどのサイズ・パネルタイプ・4Kチューナーを基準に作成しました。最小サイズのテレビや激安価格製品、おすすめメーカーも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

横3840×縦2160画素の画面解像度を「4K」といいます。画素数が高く、映像がきれいに見えるため、大型ディスプレイやテレビで利用されます。鮮明で色合いもはっきりしているので、映画など迫力のある映像にもおすすめです。

4Kテレビには、さまざまなモデルが存在しているため、選ぶ際に迷う場合が多いです。そこでこちらでは、4Kのテレビの選び方についていろいろな観点から詳しく紹介します。

【目次】

• 液晶テレビのパネルで選ぶ
• 画面サイズで選ぶ
• テレビを楽しみたいなら「録画機能とチューナー数」をチェック
• 4K放送を見るには4Kアンテナと「4Kチューナー内蔵テレビ」を確認
• より高音質で楽しみたい方は「スピーカー」の性能をチェック
• 必要な機能から選ぶ
• メーカーで選ぶ
• 激安価格品を探したい方は「型落ち」をチェック

映像を表示する液晶テレビのディスプレイタイプは質に大きくかかわってくる部分なので、予算と相談しながら慎重に決定してください。

【目次】

• 小型で安い4Kテレビを求めるなら「エッジ型液晶パネル」がおすすめ
• 高画質で幅広いサイズから選びたい方は「直下型液晶パネル」がおすすめ
• より美しい映像を楽しみたいなら「有機EL」がおすすめ
• 液晶パネルの中で高画質にこだわるなら「IPS液晶」がおすすめ

液晶パネルは、ディスプレイの外側からバックライトで照らすと映像を映し出してくれるのが特徴です。液晶パネルを採用したテレビの方が全体的に商品数が多いので、サイズや価格を幅広い選択肢から選べます。また小型で安いものもあるのでおすすめです。

正面から見た映像はとてもきれいですが、斜めから見たときに色や映像の乱れが生じます。動きが激しい映像のときは、ブレが生じてぼやけてしまう場合もあります。エッジタイプは液晶パネルの中では軽く、大きさが自由に選べます。

液晶パネルの光源としてのライトが、ディスプレイの後ろの前面に配置されているのが特徴です。エッジ型に比べると本体に厚みが出て重くなってしまいますが、コントラストがきれいに映し出されます。

また、エッジ型と比べると驚くほど画質の良さを感じられます。しかし光源が多い分、本体が熱くなり消費電力が増えてしまうので電気代がかさみます。

有機ELは、ディスプレイそのものが発光して光源となります。そのため明暗の表現を得意としているので、より鮮やかで美しい映像を楽しめるのが特徴です。正面以外から見た時も色や映像の乱れが少ないので、広い部屋で大人数で視聴できます。

また本体が薄いので、壁に掛けたときにもあまり目立たずインテリアによくなじみます。本体の重さも軽いので、しっかりと固定可能です。価格が高めになってしまう点と、サイズが55型以上からしか発売されていない点に配慮してください。

以下の記事では、有機ELの人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひ合わせて参考にしてください。

IPS方式を採用している液晶パネルの特徴は、広範囲で視角差の少ない映像が楽しめる点です。その一方で、コントラスト比の質は少し劣ってしまいます。特に黒の表現にこだわりのある方は物足りなく感じるかもしれません。

4Kテレビに限らずテレビを選ぶ際大きさは重要な項目です。目に負担をかけず美しい映像を楽しむためには適切な距離が必要になります。部屋の大きさを考えながら選んでください。

【目次】

• 一人暮らしの部屋に合わせるなら40インチより大きい「43型・43インチ」がおすすめ
• 通常のリビングルーム用なら50インチより大きい「55インチ」がおすすめ
• 大人数で地上波を視聴するなら「65型」がおすすめ

4Kテレビで映像を楽しむ際には、視聴距離が重要になります。画面の高さの1.5倍の距離が適しているとされるので、一人暮らしのワンルームに4Kテレビを導入する場合は40インチから50インチ、特に43インチのものがおすすめです。

43型より大きくなると視聴距離を十分に取れないうえ、電気代も高くなってしまいます。子供部屋にも大きすぎる4Kテレビは不向きです。

リビングルームやダイニングルームなど、比較的広い部屋で視聴するのが考えられる場合には50インチ以上の55型がおすすめです。本体からの距離が視聴距離から遠くなるほど臨場感のある映像が楽しめなくなるので、部屋の広さに合わせたサイズが必要になります。

10畳以上の広い部屋や、大人数で集まって地上波番組を視聴する場合は、さらに大きい65型の4Kテレビがおすすめです。大型の機種になると有機EL搭載のモデルも多くなるので、よりクオリティの高い映像が楽しめます。

さらに大人数で観る場合には、斜めから見ても映像がブレにくいのがポイントでも、有機ELを搭載した4Kテレビはおすすめです。

テレビを購入するときには録画機能とチューナー数の確認をしてください。HDD対応モデルだとテレビ番組の録画が可能なので、見たい番組を録画できます。録画機能は内蔵HDDもしくは外付けHDD、どちらに対応しているかも見ておくのも大切です。

また、録画するにあたってチューナーを内蔵している必要があるので、録画したい方は忘れず内蔵されているチューナー数を確認しておいてください。内蔵チューナーの数が多い製品ほど同時視聴・録画できます。

4K放送を見るには、4Kチューナーが必須になります。4K対応テレビは、テレビの画質が4Kであって4K放送を受信できるわけではありません。なので、すべての4K放送を見るなら4Kチューナーが搭載されているモデルを選び、4Kアンテナを用意してください。

4Kチューナーは内蔵されているものと内蔵されていないものがあるので、購入前に必ず確認しておくのがおすすめです。チューナーが搭載されていないモデルなら、別途チューナーの購入が必要になります。

より高音質で4Kの高画質を楽しみたい方は、搭載されているスピーカーの性能をチェックしてください。スピーカーの出力はW数で表示され、その数字が大きければ大きいほど音が大きく出力します。この数字が大きいと、音響の迫力が増すのがポイントです。

4Kテレビの多くの商品は、20～30Wほどですが80Ｗの高出力モデルの商品もあるので購入する際は是非確認してみてください。

【目次】

• 動画配信サービスをよく利用するなら「インターネット接続機能付き」がおすすめ
• 暗い映像の表現を重視したい方は「HDR機能」のついているものがおすすめ
• 地デジなど過去作品を美しく見返すなら「4Kアップコンバート機能付き」がおすすめ
• PS5やPCの「ゲーム」を楽しむならダイナミックな音響や120Hz対応がおすすめ
• スポーツ観戦が好きなら「倍速機能付き」がおすすめ
• より快適にテレビを操作したい方は「音声操作機能付き」がおすすめ
• ゲームを快適にしたい方には「応答速度が早いもの」がおすすめ
• 音質にもこだわりたい方は「ドルビーアトモス」がおすすめ
• 自分が見ている「動画配信サービスが使えるか」もチェック

最近はインターネットでの動画配信が発達しています。NetflixやAmazonプライムなどの有料サービスだけでなく、YouTubeなど無料サービスを利用する方も多いです。配信サービスに対応したテレビであれば、さまざまな番組を大画面で楽しめます。

せっかく高画質な4Kテレビを購入したので、大きな画面の美しい画質で楽しみたいと考える方も多いです。インターネットに接続できるかを重視して選べば、問題なく動画配信サービスをテレビで楽しめます。

HDRとはhigh dynamic rangeの頭文字をとったもので、明暗表現の幅が広いのが特徴です。HDRを搭載していない機種だと、明暗の極端な映像の細かな暗い部分がうまく表現できなかったり、明るい部分が白飛びしてしまったりする場合もあります。

HDRに対応していると自然の映像に近くなるので、暗い部分や明るい部分での表現の幅が広がります。通常のテレビ番組はもちろん、ブルーレイディスクや動画配信サービスで映画を視聴したい方には特におすすめの機能です。

以下の記事では、LGテレビの人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひ合わせて参考にしてください。

4Kアップコンバート機能とは、4Kの解像度ではない映像をまるで4Kの映像のように変化させる機能を指します。主に過去に録画した番組を見るときや、昔の作品を見るときに重要な機能です。

一度見た作品でも、画質のいい状態で観ると別の作品を観ているような違いを感じられる場合があります。お気に入りの映像をハイクオリティな画質で観るのも、いい趣味になるかもしれません。

テレビをモニターにしてPS5やSwitch、PCなどのゲームを楽しみたい方も多いです。ゲームに適した4Kテレビを選ぶには、ダイナミックな「サウンド」と「画面動作の速さ」にこだわるのをおすすめします。

サウンドに関しては高性能スピーカーを搭載しているもの、画面動作に関しては120Hz対応のHDRがおすすめです。ゲーム用のテレビは距離によっても使用しやすさに変化があるので、部屋に合わせた大きさのものを選んでください。

スポーツの映像やレースの映像をきれいに観れるのが、倍速機能です。この機能が採用されている商品では、従来の商品の倍のコマ数で映像を表示します。そのため、残像や画面のちらつきを減らせ、動きの速い映像も快適に楽しめるのがポイントです。

動きの激しい映画などを視聴する方にもおすすめです。以下の記事では、4Kチューナーの人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひ合わせて参考にしてください。

リモコンでテレビを操作するのがめんどくさい、と感じるときは、音声操作に対応している4Kテレビがおすすめです。多くの音声操作対応テレビはスマートスピーカーと連動しますが、テレビに機能が内蔵された4Kテレビもあります。

素早い動きが必要になってくるゲームでは、応答速度は重要なポイントです。応答速度が遅いと、FPSやレーシングゲームをプレイする際に、素早い動きをした跡に残像が残り動きがぎこちなくなってしまいます。

応答速度は主にmsと表記されています。ゲーミングモニターではこの応答速度は1を切ってくるのですが、通常のテレビであれば1msもあれば十分快適にゲームをプレイできます。テレビでゲームをしたい方は、応答速度も考慮して選んでください。

映像だけでなく、音声にもハイクオリティを求めるなら、ドルビーアトモスがおすすめです。特徴は、横方向だけでなく縦方向の音響も再現できること。映画館にいるかのような迫力のある音も楽しめます。

NetflixやYouTubeなど、普段自分が見ている動画配信コンテンツが視聴可能かどうかもチェックしてみましょう。スマホやパソコンで見るよりもずっと迫力のある映像が楽しめます。インターネット接続ができるテレビなら使用可能な場合が多いです。

4Kテレビは進化が目覚ましい分野なので、メーカーごとに、さまざまな技術を採用しています。それぞれの特徴を理解すると、選びやすくなるのでおすすめです。

【目次】

• 有機ELテレビにこだわるなら「LG（エルジー）」を購入するのがおすすめ
• 使いやすさを重視するなら「SONY（ソニー）」がおすすめ
• 映画を見るのに最適なテレビなら「Panasonic（パナソニック）」がおすすめ
• BCASカード対応の安い4Kテレビが欲しいなら「Hisense（ハイセンス）」がおすすめ
• コスパ重視なら「TOSHIBA（東芝）」がおすすめ

LGのモデルには、有機ELテレビのラインナップが豊富に揃えられています。画面サイズの種類が豊富なだけでなく、有機ELパネルを唯一量産できる体制が整っているので、比較的安く購入可能です。

以下の記事では、LGテレビの人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひ合わせて参考にしてください。

デジタル放送等だけでなく、YouTubeなどの動画配信サービスなどに対応するボタンがリモコンについているので、簡単な操作で使用できます。もちろん映像の質もとてもいいので、インターネット配信されている動画や作品を頻繁に観る方におすすめです。

以下の記事では、ソニー製テレビの人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひ合わせて参考にしてください。

パナソニックの4Kテレビはドルビーサウンドシステムを導入している機種が多いので、特に音質にこだわりのある方におすすめです。立体感のある音なので、臨場感を楽しめます。映画を見るのに最適なテレビなので、ぜひチェックしてみてください。

以下の記事では、Panasonicテレビの人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひ合わせて参考にしてください。

4Kテレビは高機能なため値段が高くなりがちですが、ハイセンスのモデルはリーズナブルな商品が多く発売されています。ハイセンスは中国の大手メーカーですが、近年東芝映像ソリューションを買収し映像のクオリティもできるようになりました。

東芝の4Kテレビに特徴的な、レグザエンジンを採用している機種や、BCASカードに対応した機種もあります。

東芝からは、レグザシリーズなどが人気です。過去放送分のプログラムを視聴できたり、自分の好みの番組を自動的に録画してくれる機能があります。価格は比較的手が届きやすいので、コストパフォーマンスを重視したい方におすすめのメーカーです。

激安価格の4Kテレビを購入したい方は、型落ちの商品をチェックしてみるのをおすすめします。型落ちの商品は、今発売されている商品のひとつ前の型なので性能が大きく劣りません。価格は抑えて購入できるので、ぜひチェックしてみてください。

以下の記事では、60インチテレビと55インチテレビの人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひ合わせて参考にしてください。

各通販サイトの売れ筋ランキングも是非以下より参考にしてみてください。

※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

ソニーとパナソニックは、どちらも高性能な4Kテレビを取り揃えています。どちらも異なる特徴をもった人気の製品ばかりなので、購入する際に迷う方も多いです。それぞれの製品のメリットを確認し、どっちがいいかを選んでください。

4Kテレビは美しい映像を楽しめるのが特徴ですが、中には買っても意味がない・必要性が感じないなどの口コミもあります。4Kテレビを購入しても意味ないと感じる方は、地デジ放送しか見ない方や4K対応動画を見ない方などに多いです。

地デジ放送はまだ4Kでの放送を開始していません。なので、普段地デジ番組しか見ない方は4Kテレビを購入しても意味がないです。また、小型テレビも4Kの美しさを実感できにくいため、小型4Kテレビも意味ありません。

大画面で映像美を楽しみたい、4K対応の映像を見たい方などに4Kテレビが向いています。

4Kテレビよりさらに高画質で映像を見たい方は、4Kテレビの4倍の画素数を楽しめる8Kテレビがおすすめです。今年からラインナップも充実し始め信頼できる大手メーカーの商品も増えています。

お手頃な値段のものもありますので、気になる方はぜひ以下の記事をご覧ください。

4Kテレビや8Kテレビが広がりだしたため、液晶テレビが今非常にお買い得となっています。安くなったと言ってもなるべく安く購入したい方は多いです。4Kテレビを最安値で購入したいと考えている方は毎年6～9月頃をチェックしてみてください。

各メーカのテレビがモデルチェンジするので、型落ち品や生産完了品が狙い目になります。年に2回ある決算期や年末年始など、セールが行われているときもテレビ購入におすすめです。

より最安値で購入したい方は、キャンセル品や再生品、訳あり製品などもチェックしてみてください。

まずは、アンテナやテレビ用コンセントの配置を確認しましょう。テレビ台を利用する場合は、テレビのサイズや部屋のサイズとの兼ね合いも考えてください。壁掛けにしたい場合は、強度や配線の問題もあるので、一度専門業者に確認するのがおすすめです。

ゲームを本格的な機材でプレイしたいと思った方には、ゲーミングモニターもおすすめです。ゲーミングモニターはゲームをプレイする事に特化したモニターで、応答速度やフレームレートなどの基本的なスペックも一般的のテレビより良くなっています。

普通のテレビとゲーミングモニターを使っているプレイヤーが同じレベルであれば、ゲーミングモニターを使っているプレイヤーの方が圧倒的に勝ちやすいです。それだけモニター1つで差ができてしまいます。

下の記事では、おすすめのゲーミングモニターの選び方や商品を紹介しています。是非参考にしてみてください。

ビエラはIPS液晶を採用し、視野角が優れています。さまざまな角度から美しい映像を楽しめます。高画質の映像を大人数で見たい方におすすめです。また、信号の処理時間を短縮するとゲームにも向いています。

一方ブラビアは音響に優れているのが特徴です。VAパネルを採用し、ハイコントラストで鮮やかな映像を楽しめ、HDR機能をはじめとしたさまざまな機能と画像処理機能が充実したものもあります。映画・ライブ・スポーツなどを楽しみたい方におすすめです。

価格は安いが、角度によって色が変化する・マイナーなメーカー・スピーカーのワット数が低い・倍速なし・録画機能なし・動作が遅い・Android搭載でも不調が多い口コミが多いものなど買ってはいけないテレビのポイントは意外にも多いです。

テレビは使用頻度が多いものですし、長年使うものでもあります。以上のようなテレビを買わないようにしっかりチェックしてから購入してください。