100人に調査|美味しい日本酒のおすすめ人気ランキング30選【めちゃくちゃうまい!】
2023/12/10 更新
自分で飲むのはもちろんプレゼントにもおすすめな美味しいお酒といえば日本酒です。しかし日本酒は奥が深く、種類はさまざま。そこで今回は日本酒好き100人におすすめの日本酒を聞いて、本当に美味しい日本酒ランキングをご紹介。めちゃくちゃうまい日本酒を知りたい方は必見です。
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目次
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プレゼントに有名銘柄も!おすすめ日本酒を100人に調査
※サムネイルで使用した商品画像は同記事内で引用しています。
古くから美味しいお酒として日本人に飲まれてきた日本酒は、歴史が深いためさまざまな種類があります。甘口や辛口のように味わいの違い、度数・大吟醸や純米酒などの作り方の違い、産地ごとの特徴など選択肢が多いです。
そのため、いざ日本酒を楽しもうとしても、有名銘柄も多く、初心者の方はどれを選べばいいのかわからないですよね。実は、それぞれの特徴を知っていれば簡単に自分の好みに合うものや贈り物にも最適な本当に美味しい日本酒を見つけられるのです。
そこで今回は、日本酒好きの男女100人に行ったアンケートをもとに、美味しい日本酒ランキングをご紹介します。日本酒学講師である石黒建大さんに選び方のポイントや、おすすめのおつまみも伺ったので、めちゃくちゃうまい日本酒を知りたい方はぜひ参考にしてください。
利酒師・焼酎利き酒師・酒匠・日本酒学講師(SSI認定)・Sake Diploma(JSA認定)・日本酒指導師範(菊正宗酒造認定)・国内旅行業務取扱管理者(国交省認定)
石黒 建大(いしぐろ たてひろ)
日本酒は味・種類で選ぼう
アンケート対象者に日本酒を選ぶ際に重要視するポイントを聞いたところ、1位が「味(甘口・辛口)」で55人、2位が「種類(純米酒・大吟醸など)」で26人との結果でした。80%以上の人がこの2つを重要視しています。
日本酒は、味と香りを楽しむものなので、やはりこの二つが重要なのです。またそのほかにも、銘柄・地域・希少性・コスパなどを重要視している方もいましたが、味と種類に付随する内容が多い傾向があります。
好みが分かれる「甘口と辛口」は日本酒度でチェック
日本酒のラベルをよく見てみると日本酒度と呼ばれる数値が記載され、お酒の中にどの程度糖分が含まれているかを示す数値です。糖分が多ければ数値が小さくなり甘口、少なければ数値が大きくなり辛口となります。
甘口は「飲みやすく初心者におすすめ」、辛口は「日本酒に慣れた通な方におすすめ」との口コミが多かったです。一般的な日本酒は0.0~+5.0程度ですが、一つ自分の好みの日本酒を見つけて、その日本酒度を目安に選びましょう。
作り方で変わる日本酒の種類「特定名称」をチェック
日本酒は、アルコールの添加を行っているかいないかで、純米酒と本醸造酒に分けられ、さらに精米歩合や作り方で、吟醸・大吟醸などの「特定名称」で分類されます。それぞれ味・香りの特徴や価格の差があり、選ぶ上の目安になるものです。
一般的に「純米大吟醸」が一番高価でいいお酒と言われていますが、それぞれの良さがあり個人の好みは別れます。まずは自分の好みの種類を見つけるのが重要で、自分の好みに合う「特定名称」が見つかったら、それに近い種類を選ぶといいです。
初心者は美味しい「純米酒」をチェック
アンケート対象者に初心者におすすめな日本酒の種類を聞いてみたところ、1位が純米酒で100人中28人との結果でした。純米酒とは、アルコールが添加されていない米・米麹・水のみで造られた美味しいお酒を指します。
吟醸造りで造られた純米酒を、純米吟醸酒や純米大吟醸酒といい、アンケートでは純米吟醸酒が2位、純米大吟醸酒が3位でした。純米とつく日本酒の特徴は、米の旨味や深いコクを味わえる点です。
アンケートで人気の飲み方「冷酒」もチェック
日本酒は、冷酒・常温・熱燗・ぬる燗などさまざまな飲み方があります。そこで、おすすめの日本酒と一緒におすすめの飲み方も調査したところ、アンケートで一位だったのは100人中39人が回答した「冷酒」でした。
逆に日本酒本来の味を楽しみたかったり香りを引き立たせたいのであれば、熱燗やぬる燗で飲むといいです。直接味や香りが感じれるので、初心者はまず冷酒で日本酒に慣れてから試すと楽しめます。
日本酒の人気おすすめランキング30選
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八海山
八海山 発泡にごり酒
スパークリングワインのように楽しめる本当に美味しい日本酒
【アンケートでは初めて日本酒を飲み方に進めたいとの声が多数】
100人中16人の方が一番おすすめと回答した日本酒で、「スパークリングワインのように楽しめ、通常の日本酒よりも飲みやすい」との口コミが多かったです。その中でも「初めて日本酒を飲む方に薦めたい」との声が目立ちました。
【有名ブランドの八海山が販売する食に合う発泡にごり酒】
日本酒に詳しくない方でも八海山のブランドは聞き覚えがあります。食に寄り添うというコンセプトで日本酒を開発しているブランドです。この商品も、すっきりと飲みやすい味わいで食事の邪魔をせずに引き立ててくれます。
【プレゼントやお正月などの特別な時に購入する方が多い】
Amazonの口コミでは、プレゼントやお正月用に購入されている方が多かったです。発泡酒であり有名ブランドであるため特別感があります。飲みやすいので大勢で飲むときに最適です。
日本酒度 | -23 |
---|---|
味わい | 甘口 |
精米歩合 | 60% |
適温 | 10℃前後 |
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石本酒造
越乃寒梅 灑(さい)純米吟醸
高級感あって雑味がなくどんな料理にも合うスッキリとした日本酒
【高級感あるおしゃれなブルーのボトルと雑味ないスッキリとした味が好評】
100人中15人が選んだ越乃寒梅 灑 純米吟醸は、「雑味や癖が少なくどの料理にも合う」との口コミが多かったです。また、おしゃれで特徴的なブルーのボトルは、プレゼント用にも最適と好評でした。
【越乃寒梅は新潟県を代表する日本酒ブランド】
越乃寒梅は、新潟県を代表する超有名ブランドであるため、聞いた覚えがある方も多いはずです。そんな越乃寒梅が、米の旨味感じつつ、スッキリとして飲みやすい味を目指し開発されています。
【飲みやすく食事のお供に最適】
Amazonの口コミでも、「非常に飲みやすい」との声が非常に多いです。また、フルーティではありますが癖が少なく飲みやすいため、食事のお供に最適との口コミもありました。
日本酒度 | +2.0 |
---|---|
味わい | やや辛口 |
精米歩合 | 55% |
適温 | 10℃・38℃ |
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日本酒のおすすめ商品比較一覧表
商品 | 画像 | 商品リンク | 特徴 | 日本酒度 | 味わい | 精米歩合 | 適温 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Amazon 楽天 ヤフー |
めちゃくちゃうまい!得票数ダントツ1位の清楚な果実香を持つ薫酒 |
+6 |
やや辛口 |
39% |
12℃・45℃ |
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Amazon 楽天 ヤフー |
スパークリングワインのように楽しめる本当に美味しい日本酒 |
-23 |
甘口 |
60% |
10℃前後 |
||
Amazon 楽天 ヤフー |
高級感あって雑味がなくどんな料理にも合うスッキリとした日本酒 |
+2.0 |
やや辛口 |
55% |
10℃・38℃ |
||
Amazon 楽天 ヤフー |
女性に人気なさわやかさと淡い果実香が美味しいお酒 |
-70 |
甘口 |
非公開 |
5℃前後 |
||
Amazon 楽天 ヤフー |
プレゼントにもおすすめ!入手困難な幻の有名銘柄 |
+2 |
やや辛口 |
50% |
- |
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Amazon 楽天 ヤフー |
度数低め!甘酸っぱくフルーティな極甘口の初心者向け日本酒 |
-70~-60 |
極甘口 |
65% |
- |
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Amazon 楽天 ヤフー |
シャープでスッキリした味わいと華やかな果実香を持つ薫酒 |
+5 |
やや辛口 |
50% |
12℃・38℃ |
||
Amazon 楽天 ヤフー |
キレよくふくよかな味わいで日本酒を飲んでいる実感が持てるお酒 |
+5 |
やや辛口 |
70% |
20℃・50℃ |
||
Amazon 楽天 ヤフー |
香り豊かな王道の辛口日本酒のため本格的日本酒の入門におすすめ |
+-0 |
やや甘口 |
非公開 |
20℃・45℃ |
||
Amazon 楽天 ヤフー |
フルーティな飲みやすさで万人受けする日本酒 |
+5.0 |
やや辛口 |
麹:50%、掛:55% |
12℃・38℃ |
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Amazon 楽天 ヤフー |
日本酒通をうならせる超辛口日本酒 |
+20 |
辛口 |
55% |
20℃前後 |
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Amazon 楽天 ヤフー |
控え目の甘さで辛口ながら飲みやすい辛口入門編 |
+10 |
辛口 |
50% |
- |
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Amazon 楽天 ヤフー |
コクがあり深みのある味わいと冷でも燗でも楽しめるのが人気 |
非公開 |
やや辛口 |
麹:50%・掛:60% |
15℃・40℃ |
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Amazon 楽天 ヤフー |
お米の旨味を凝縮したまさに田んぼのお酒 |
+-0 |
やや甘口 |
55% |
12℃・40℃ |
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Amazon 楽天 ヤフー |
料理を引き立てるすっきり爽やかで丸みのある味わいの食中酒 |
+5 |
やや辛口 |
60% |
12℃・40℃ |
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Amazon 楽天 ヤフー |
180mlの小容量と飲みやすい味で日本酒を気軽に楽しめるコスパがいい商品 |
- |
中口 |
- |
5~10℃ |
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Amazon 楽天 ヤフー |
キレよくふくよかな味わいのお祝いに最適な日本酒 |
非公開 |
やや辛口 |
非公開 |
20℃・45℃ |
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Amazon 楽天 ヤフー |
日本酒の甘さを極めた上質な甘口日本酒 |
-50 |
甘口 |
非公開 |
10℃前後 |
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Amazon 楽天 ヤフー |
寒い夜に熱燗にして飲むのにぴったりな日本酒 |
- |
辛口 |
- |
50℃ |
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Amazon 楽天 ヤフー |
フルーツワインのような甘さで女性に大人気 |
- |
甘口 |
- |
- |
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Amazon 楽天 ヤフー |
くどすぎない上品な甘さで美味しい!料理との相性が抜群 |
- |
辛口 |
55% |
- |
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Amazon 楽天 ヤフー |
さまざまな賞を獲得しているシリーズ中もっともおすすめな一本 |
非公開 |
やや甘口 |
60% |
12℃・ぬる燗 |
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Amazon 楽天 ヤフー |
低価格で飲み飽きしない味なので何を選べばわからない時におすすめ |
+-0 |
やや甘口 |
65% |
20℃・45℃ |
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Amazon 楽天 ヤフー |
魚だけじゃなく和食全般を引き立ててくれる食中酒 |
+5 |
やや辛口 |
58% |
15℃・45℃ |
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ノーベル賞授賞式の晩餐会でも振る舞われた世界的なお酒 |
+2.0 |
やや辛口 |
55% |
10℃・38℃ |
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通常の日本酒よりも多くお米を使って作る贅沢な一品 |
-5.5〜-6.5 |
やや甘口 |
60% |
20℃・45℃ |
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一風変わった話題作りにもいい日本酒 |
+2 |
やや甘口 |
55% |
12℃・40℃ |
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日本酒業界を盛り上げるこれまでにない別格のお酒がコンセプトのお酒 |
- |
甘口 |
78% |
- |
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白ワインのようなフルーティさで日本酒が苦手な方にこそ飲んでほしいお酒 |
-12 |
甘口 |
50% |
12℃・40℃ |
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辛口日本酒好きに大絶賛されている通におすすめの一品 |
+12 |
辛口 |
60% |
10℃・45℃ |
アンケート後に人気が出たおすすめの日本酒3選
通販サイトの最新売れ筋ランキングもチェック!
各通販サイトの売れ筋ランキングも是非以下より参考にしてみてください。
※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。
日本酒学講師おすすめの日本酒や選び方をご紹介!
今回は日本酒学講師である石黒建大さんに、日本酒の基礎知識とおすすめ商品について教えて頂きました。
編集部
gooランキングセレクト編集部です!本日はよろしくお願いします!
私自身最近日本酒に興味を持ち始めたので晩酌用に購入したいと考えているのですが、種類が多すぎてどれから手をつければいいのか、、、。
石黒さん
こちらこそよろしくお願いします!
確かに日本酒は種類が多く、日本国内の銘柄数は2万種類以上あると言われています。
まずお聞きしたいのですが、興味を持つきっかけとなった日本酒の銘柄って覚えていますか?
編集部
確か和食居酒屋で飲んだ「獺祭」という日本酒だったと思います!
これまでは日本酒って癖が強くて飲みづらいイメージだったのですが獺祭は飲みやすくて美味しかった印象があります。
石黒さん
なるほど。確かに「獺祭」をきっかけにして日本酒に興味を持つ方は多いです!
おすすめ銘柄を紹介する前に日本酒の種類についての基礎知識を知っておいてもらいたいです。
まず日本酒はお米をこして作る「清酒」に区分されます。
その清酒の中でも①原料や精米歩合に決まりがない普通酒・②原料や精米歩合などの要件を満たす日本酒である特定名称酒の2つがあるんです。お手頃な価格で購入できるパックに入った日本酒などは①の普通酒に区分されます(近年はパック酒の特定名称酒も多く存在いたします)。
②の特定名称酒はさらに細かく分類されて、大きく分けると「吟醸酒」「純米酒」「本醸造酒」の3種類、細かく分けると「純米酒」「特別純米酒」「純米吟醸酒」「純米大吟醸酒」「本醸造」「特別本醸造」「吟醸」「大吟醸」の8種類に分けられます。
POINT①
日本酒の種類で選ぶ
①普通酒→原料や精米歩合に決まりがない。手ごろな価格で購入できる。
②特定名称酒→原料・精米歩合などの要件を満たす日本酒。
「純米酒」「特別純米酒」「純米吟醸酒」「純米大吟醸酒」「本醸造」「特別本醸造」「吟醸」「大吟醸」の8種類
編集部
一口に日本酒っていってもこんな細かく分けられるんですね!
石黒さん
特定名称酒8種類のうち「本醸造」「特別本醸造」「吟醸」「大吟醸」は、製造の過程で少量の醸造用アルコールを添加することで、味わいのキレが増し、お酒の持つ香りがよりはっきりする傾向が見られます。
一方の「純米酒」「特別純米酒」「純米吟醸酒」「純米大吟醸酒」は、米と麹のみを原料としているため、味わい・香りが共にふくよかになる傾向があります。
獺祭は後者の「純米大吟醸」に区分されるため、編集部さんはお酒の持つ繊細で柔らかい味わいと清楚な果実香を持つ日本酒が好みなのかもしれません。「純米大吟醸」の日本酒もランキングで紹介しているので是非購入してみてください!
POINT②
醸造用アルコールの有無
①本醸造・特別本醸造・吟醸・大吟醸→醸造用アルコールが含まれている。
味のキレが増して、香りがはっきりする。
②純米酒・特別純米酒・純米吟醸酒・純米大吟醸→醸造用アルコールが含まれていない。
水・米・麹のみを使用しており、味わい・香りがふくよかになる。
編集部
なるほど!確かにより柔らかい味わいが好みですね。「純米大吟醸」チェックしてみます。
質問なんですけど日本酒といえば甘口・辛口など味の違いがありますよね?獺祭はどちらに区分されるんですか?
石黒さん
獺祭といっても色々種類があるのですが、基本的にフルーティで飲み口は甘めの味わいです。キレよくスッキリしています。
辛口・甘口は「日本酒度」という糖分量の指標で判断されます。
マイナスの度合いが高いほど甘口に、プラスの度合いが高いほど辛口になります。ただ人によって味の感じ方は異なるため、日本酒度だけでの判断は難しく、酸度・アミノ酸度などから総合的に判断されます。
指標はあくまでも目安程度にして、唎酒などで飲み比べをするのが好みの味に出会える一番の近道ですね。
POINT③
味わいは「日本酒度」やその他の要素で変化する。
①マイナスの度合いが高いと「甘口」
②プラスの度合いが高いと「辛口」
編集部
確かに人によって味の感じ方って違いますよね!甘口として提供された日本酒を飲んでも、これ本当に甘口?って思うことよくあります(笑)
味わいの他に日本酒を選ぶ際にチェックした方がいいポイントって何かありますか?
石黒さん
香り・飲み方・料理などをチェックするといいと思います!
香りは大きく分けると、お米・乳酸由来・酵母由来の3パターン。
日本酒は使用しているお米によっても香りが大きく変化します。
乳酸由来だと、生クリームやサワークリーム・カスタードクリームのような香りに。
果実香・柑橘香・ハーブ香といった、酵母由来の香りを持つ日本酒もたくさんありますね!
POINT④
香りは大きく分けると3種類
①原料にしている「お米」の香り
②「乳酸由来」生クリーム・サワークリームのような香り
③「酵母由来」の果実香・柑橘香・ハーブ香
編集部
香りを楽しむのは通ですね。チェックしてみます。
次に飲み方について教えてください!熱燗のような飲む際の温度についてですかね?
石黒さん
まさにそうです!実は銘柄によって一番美味しい温度が違うんです!
一概にはいえないのですが、温度が低いと風味が閉じ、高いほど開くといわれています。温めると風味にふくよかさが出やすい傾向になります。
今回のランキングでは各銘柄におすすめの飲み方を記載しているので飲む際の参考にしてください。
編集部
温度が高い方が風味が強くなるのは共感できます!
熱燗の方が酔いが回るのが早い気がするのも関係ありますかね?
石黒さん
お酒の味を強く感じて酔う感覚になるのは確かにあると思います。
ただ、医学的には身体が温まりアルコールの吸収が早くなるのが原因みたいです。
POINT⑤
日本酒は銘柄によって適温が違う。
①低温→引き締まったスッキリとした味わい
②高温→ふくよかさが増す
編集部
なるほど。医学的にも証明されてるんですね。
最後に選び方3つ目の「料理」について教えてください!
石黒さん
これは日本酒と一緒に食べる料理によって日本酒を選ぶという選び方です。
例えばお米の香りが強い獺祭のような「純米酒」は白米に合うような煮物や肉料理などのしっかりとした味わいの料理がよく合い、フルーティでさっぱりとした味わいの「吟醸酒」は濃い味よりもお刺身や野菜のお浸しなど。「本醸造酒」は香りが少なく淡麗辛口なので揚げ物や野菜の煮付、お漬物などがおすすめです。
POINT⑥
料理に合わせて日本酒を選ぶ
①純米酒→煮物や肉料理
②吟醸酒→お刺身や野菜のお浸し
③本醸造酒→揚げ物や野菜の煮付、お漬物
編集部
なるほど!料理から日本酒を選ぶと毎日の晩酌が楽しくなりそうです。
貴重なお話ありがとうございました!
本当に美味しい日本酒の選び方
ここではこれまでで紹介しきれなかった本当に美味しい日本酒の選び方をご紹介します。まだ商品が決め切れていない方は是非参考にしてみてください。
特定名称で選ぶ
日本酒には、8種類の「特定名称酒」があります。特定名称酒は、原料や精米歩合などの要件を満たしている点が条件です。特定名称酒8種類と普通酒について説明します。
純米編:「純米酒」は米本来の風味でおすすめ
純米酒は、米・水・麹を原料として作られた日本酒です。精米歩合は70%以下で、使われるお米は3等以上に格付けされた玄米またはそれに相当する玄米なので、お米本来の旨味を楽しめます。
以下の記事は純米酒のおすすめランキングを紹介しています。あわせてご覧ください。
純米編:穏やかで香り控えめなら「純米吟醸酒」がおすすめ
純米吟醸酒は、米・米麹・水だけを原料として作られる日本酒です。純米酒と原料、アルコールを添加していない点は同じですが、精米歩合が純米酒が70%以下なのに対して、60%以下といった違いがあります。そして、吟味して製造した清酒です。
以下の記事は純米吟醸酒のおすすめランキングを紹介しています。あわせてご覧ください。
純米編:華やかで香り強めなら「純米大吟醸酒」がおすすめ
純米大吟醸は、原料が米・水・麹である点とアルコールを添加していない点は、純米酒と同じですが、精米歩合は50%以下になります。日本酒の中でも最高峰の種類で、やはり吟味してつくられた清酒です。
以下の記事は純米大吟醸のおすすめランキングを紹介しています。あわせてご覧ください。
純米編:純米酒のいいとこどりなら「特別純米酒」がおすすめ
特別純米酒は、基本的に原料やアルコールを添加していない点などは純米酒と同じですが、精米歩合が60%以下です。また、その名の通り特別でこだわりのある特別な製法で作られており、ラベルに明記しています。
本醸編:爽やかな口当たりなら「本醸造」がおすすめ
本醸造酒は、米・水・麹・醸造アルコールを原料とした日本酒です。精米歩合は70%以下で、スタンダードな日本酒と言え、添加する醸造アルコールが10%以下だと「本醸造酒」と呼ばれます。
以下の記事は本醸造酒のおすすめランキングを紹介しています。あわせてご覧ください。
本醸編:女性でも飲みやすいフルーティーな味わいなら「吟醸酒」がおすすめ
吟醸酒は、本醸造酒と原料である米・水・麹・醸造アルコールといった点は同じです。しかし、精米歩合は60%と異なっていて、より吟味して製造しています。香りが華やかでフルーティな味わいが特徴です。
本醸編:特に香り高いなら「大吟醸」がおすすめ
大吟醸酒は、原料の米・水・麹・醸造アルコールといった点では本醸造と変わりありませんが、精米歩合が50%以下になります。吟醸酒よりもさらに吟味して製造され、香り高く飲みやすいのが特徴です。
本醸編:雑味のないクリアな味わいなら「特別本醸造」がおすすめ
原料や精米歩合60%以下と部分は吟醸酒と同じです。違いは特別なこだわりの製法で作られているため、ラベルに明記されています。一般的に雑味のないクリアな味わいが多いですが、酒蔵によって特徴の差が大きいです。
毎日飲む方に「普通酒」がおすすめ
普通酒は、米・水・麹・醸造アルコールのほかに「糖類」を添加しているため淡い味わいを持ちます。精米歩合は規制がなく、軽快な香りと味で飲みやすいです。低価格であるためコスパが良く、毎日飲む方におすすめです。
以下の記事は普通酒のおすすめランキングを紹介しています。あわせてご覧ください。
味で選ぶ
日本酒を選ぶ際に重要になってくるのが、「辛口」や「甘口」などの「味」です。この味には各個人個人のお好みがあるので、好みに合うの1本を探してみるのもいいかもしれません。
「辛口」が好きな方は日本酒度が高いものがおすすめ
「すっきり」「クリア」といった言葉で表現されるのが辛口の日本酒です。日本酒度が大きいほど、より辛口になっていきます。口当たりが鋭くキレがあり日本酒好きは辛口を好む方が多いです。
「甘口」が好きな方は日本酒度の低いものがおすすめ
口当たりが柔らかく、飲んだあとに余韻が残るのが甘口です。日本酒度の数値がマイナスであるほど甘口と言われますが、最近ではうま口と表現される場合もあります。フルーティーな味わいで、日本酒初心者にもおすすめです。
「淡麗」な味わいが好きな方は酸度の低いものがおすすめ
あまりお酒が強くない、「淡麗」な味わいがお好きな方は、「酸度」が低いお酒を選びましょう。よく「淡麗辛口」と言われるように、辛口のお酒に淡麗な味わいのものが多く、サッパリとキレがあるのが特徴です。
「コク・旨味」を味わいたい方はアミノ酸度が高いものがおすすめ
お酒に「コク」や「旨味」をお求めの方は、ダシなどの成分でもある「アミノ酸」度が高いものを選びましょう。どちらかといえば「甘口」のお酒に多いです。濃厚で深みのある味わいが特徴で、後味が残ります。
飲み方で選ぶ
日本酒の飲み方には、温度の違いが挙げられ、大きく分けて、温度の低い「冷酒」と温度の高い「熱燗」があり、それぞれに向いた日本酒の味があります。
「冷酒」で飲むならキレのある銘柄がおすすめ
温度の低い「冷酒」で飲みたい方はキレのある銘柄がおすすめです。キリッと冷やして飲むには、日本酒自体もキレのある味わいの物が適しています。日本酒は冷やすと飲みやすくなる傾向がありますので、初心者にもおすすめな飲み方です。
「熱燗」で飲むなら濃厚な銘柄がおすすめ
日本酒を温めて飲むのを「熱燗」と言います。熱燗に向くのは、味わいが濃厚な日本酒です。温度の高いものを口に入れるとその味は薄く感じられます。その点から言ってもやはり温度を高くして飲む熱燗には、味わいがしっかりとした日本酒を選びましょう。
「ぬる燗」は香り高い銘柄に最適がおすすめ
日本酒を40℃程度にしていただく飲み方を「ぬる燗」といいます。日本酒が最も香り高くなる温度が40℃程度と言われていますので、香りを楽しむ銘柄はぬる燗がピッタリです。吟醸酒・純米酒・本醸造酒などがぬる燗に向いています。
お酒本来の味を楽しめる「常温(冷や)」は高級日本酒がおすすめ
20℃~25℃程度の温度いただく飲み方を「常温」または「冷や」と言います。最近は冷酒を冷やと呼ぶ場合もありますが、本来冷やとは常温です。お酒本来の味や香りを楽しむ飲み方なので、飲む機会が少ない貴重な銘柄は是非常温で試してみてください。
価格で選ぶ
日本酒に限らず、購入する際に気になるのが値段です。当然日本酒にも高い・安いがあり、一般的に普通酒は安く、「特別本醸造」や「大吟醸」などは高価になってきます。
「コスパ重視」の方は安い日本酒がおすすめ
日本酒と言ってもピンからキリまでありますので、当然価格にも差があり、かと言って、「安かろう悪かろう」ではがっかりしてしまいます。単に安いものではなくコスパが高く自分の好みに合う日本酒を見つけましょう。
プレゼントにはめちゃくちゃうまい「高級」日本酒がおすすめ
ご自分で飲む分にはコスパの高いお手頃価格のお酒でもいいですが、お世話になった方への贈り物などに選ぶなら、やはりめちゃくちゃうまいと話題になるような高級ないいお酒です。高いお酒と言っても天井知らずなので、ご自分が貰ったら嬉しいお酒を選んでみてください。
通販利用なら「入手困難」な幻の日本酒をチェック
通販を利用して日本酒を手に入れるなら、せっかくですから入手困難な幻のお酒を探してみるのもいいものです。お店などには並ばない希少な日本酒もネット上なら見つかるかもしれません。
地域で選ぶ
ほとんどの日本酒はお酒を造る酒蔵がある地域の水、米から作られているので、地域ごとの特徴を知っておけば、好みのお酒を見つけやすくなります。
キレのある日本酒が特徴的な「北海道」がおすすめ
北海道は、気温が低く寒冷な気候のために、熟成が遅く、スッキリしたキレ味が特徴的な銘柄の多い地で、水が澄んで綺麗なので日本酒造りが盛んです。札幌の日本清酒や倶知安町の二世古酒造といった有名な酒蔵があります。
下記の記事は、北海道産の日本酒を特集しています。についても紹介しているので、興味がある方はぜひご覧ください。
淡麗辛口が主流の美味しいお酒なら「東北日本酒」がおすすめ
東北では、現在のような機械設備が整う以前から「低温長期発酵」を利用した日本酒造りをしてきました。低温で時間をかけて醪を発酵させて、淡麗できめ細やかな美味しいお酒の味わいを生み出します。そのため、東北地方の日本酒は淡麗辛口が主流です。
以下の記事は東北日本酒のおすすめランキングを紹介しています。あわせてご覧ください。
初心者には「関東産」の幻日本酒もおすすめ
栃木や埼玉といった首都圏でも日本酒造りは盛んです。埼玉県にある南陽醸造で造られる「花陽浴」は、入手困難で幻の日本酒としても知られています。フルーティーな味わいのものが多く、日本酒が苦手な初心者の方にもおすすめです。
下記の記事は、関東で作られている日本酒をランキング形式で紹介しています。中には、東京産の日本酒もあるので、興味のある方はぜひ参考にしてください。
富士山や南アルプスの名水に恵まれた「静岡」がおすすめ
美味しい日本酒には、美味しいお水も欠かせません。静岡県は富士山や南アルプスに囲まれているため、名水と呼ばれるお水は豊富にあります。また、県が開発した7種の「静岡酵母」もあり、フルーティーな香りが特徴です。
代表的な銘柄には、「磯自慢」や「臥龍梅」などがあります。「磯自慢」は白桃やマスクメロンのようなフルーティーな飲み口で女性でも飲みやすく、「臥龍梅」は静岡酵母を使用した炭酸系で、するするとした飲みやすい飲み口が特徴です。
有名な米どころ”新潟”がある「中部地方」もおすすめ
中部の中でも北信越地方は、東北同様の厳寒な気候に加えて湿気が多い環境で、淡麗辛口が多いです。新潟県では五百万石、長野県では美山錦を酒米として使用しています。一方、東海地方は北アルプスなど豊かな水と大地に恵まれた土地です。
”山田錦”で有名な「近畿地方」は歴史深い日本酒が豊富でおすすめ
日本酒の発祥は奈良県と言われているため、近畿地方には伝統を受け継ぐ歴史ある蔵元が多くあります。酒米の王様と呼ばれる「山田錦」で有名な兵庫県もそのひとつで、古くから愛される日本酒が数多く残っているのが関西地方の特徴です。
甘口が好みなら「中国・四国地方」がおすすめ
東北よりも温暖な気候の中国地方では、世界的に有名な山口県の獺祭のように甘口の日本酒を作っているところが多いです。海に面しているので魚や濃い味付けの料理にも相性がいい甘めの吟醸・大吟醸で有名な蔵が数多くあります。
「九州・沖縄地方」は変わり種の日本酒が多くおすすめ
九州・沖縄地方は温暖な気候で日本酒作りに適していない土地であり、焼酎(泡盛)を好んで飲む人が多い地域ですが、多数ある焼酎蔵では清酒も一緒に作っています。焼酎作りで使われる「黒麹」を日本酒に合わせる独自の日本酒造りです。
酒米で選ぶ
日本酒の原料にはお米が使われており、このお米の違いで味わいも変わります。日本酒を飲みなれてきたら、お米の種類で選ぶのもおすすめです。
「山田錦」は最も一般的な味わいでおすすめ
酒米として全国一の生産量を誇る山田錦。その9割を兵庫県で生産しており、とてもよく香るお米として人気です。お米の香りを存分に味わえる純米大吟醸などに使われています。特に有名な山田錦を楽しみたい方は、産地である兵庫県産の純米大吟醸がおすすめです。
新潟の「五百万石」は淡麗な味わいでおすすめ
米どころとしても名高い新潟では、五百万石と呼ばれる酒米が生産されています。クリアですっきりとした味わいの日本酒が多いのが特徴で、辛口のすっきりとした味を楽しみたい方におすすめです。
長野県産の「美山錦」は軽快な味わいでおすすめ
美山錦は、淡白な味わいが特徴で、ほかの酒米よりお米の中心部にある心白と呼ばれる白濁した部分が小さいため、精米歩合を上げられる点もポイントです。純米大吟醸などの特定名称酒によく使われる品種になります。
岡山県産「雄町」は単価が最も高い高級米でおすすめ
香り高くまろやかで、しっかりとした味わいが楽しめる日本酒として人気なのが、岡山県産の「雄町」です。珍しく、希少性が高く価格が高額といった理由もあり「まぼろしの酒米」と呼ばれています。
美肌サポートにもいい「にごり酒」もチェック
一般的な日本酒は、上澄みの透明なところを採取しますが、にごり酒はあえて沈殿しているもろみの部分を含みます。この部分が、美肌にも効果があると言われる酒粕の材料にもなる部分です。
飲みやすい「スパークリング日本酒」もチェック
スパークリング日本酒は、「おしゃれ」なイメージで特に若い世代を中心に人気となりつつあります。シャンパンに似た口当たりと軽い飲み口でどんなシーンにもマッチするのも人気の要因です。発泡性があると飲みやすくなるので初心者の方も楽しめます。
日本酒を美味しくするポイント
日本酒は、ちょっとした工夫でより美味しくなるのです。ここでは、日本酒をさらに美味しくするポイントを紹介します。
銘柄や気分に合わせて飲み方にこだわる
日本酒は銘柄ごとに適温が異なります。そのため、より美味しく飲むためには飲み方にもこだわってみましょう。ここでは代表的な冷や・冷酒・燗について説明します。
日本酒本来の味と香りを楽しむ冷や(常温)
「冷や」は常温を指します。また、季節や環境によって気温は変化しますが、だいたい20℃前後が飲み頃となり、日本酒本来の味を楽しみたい方やお腹を冷やしたくない方は、冷やで飲んでみるのがおすすめです。
常温よりも飲みやすいが香りも楽しめる涼冷え
15℃前後の日本酒を指します。冷蔵庫でキンキンに冷やして、常温に戻して少し経過したぐらいの温度です。冷酒の中でも温度が高い方で、常温だと飲みにくいが香りを楽しみたい方におすすめします。
飲みやすくキレのある味になる花冷え
10℃前後に冷やした日本酒です。冷蔵庫で冷やしたまま、外に出してすぐに飲むと約10℃になり、つまりは花冷えで飲めて、温度が低めなので飲みやすくキレのあるさっぱりした味わいになります。
もっとも温度が低く一番飲みやすい雪冷え
5℃前後までキンキンに冷やした日本酒を言います。冷蔵庫より、氷水を張った桶やボールなどにつけておくといいです。一番飲みやすくなる飲み方なので、初心者の方は雪冷えで飲んでみましょう。
ちょうど日本酒の香りが立ってくる日向燗
30℃前後に温めた日本酒を「日向燗」と呼びます。日本酒は30℃くらいから香りが立ってきます。日向燗は、冷たくもなく熱くもない温度なので、燗の中では飲みやすい方です。日本酒ならではの香りが楽しめます。
アルコールの刺激が強くなってくる人肌燗
35℃~40℃に熱した日本酒を「人肌燗」と呼び、ほぼすべての日本酒の種類に向いています。このくらいの温度からふんわりとした香り立ちをし、アルコールの刺激が強くなりますので、通好みの飲み方です。
香りが最も感じられるぬる燗
40℃~45℃の日本酒を「ぬる燗」と呼び、大吟醸以外の日本酒の種類に向きます。器越しに「ぬるい」と感じる温度である点がポイントで、もっとも香りが立つ温度と言われていますので、香りが特徴のお米を使った日本酒におすすめです。
ひきしまった香りになる上燗
燗の中でも45℃前後を「上燗」と呼び、純米酒や本醸造酒、普通酒がとても美味しく飲めます。香りから柔らかさが抜けてひきしまった香りになりますので、本当の日本酒好きが好む飲み方です。
湯気がはっきり見えるほど熱い熱燗
日本酒の飲み方としてよく知られている熱燗は、50℃前後に温める飲み方です。徳利から湯気がはっきり見え、触って熱いと感じるのが目安になります。上燗よりも日本酒の香りがシャープに引き立つので、辛口の日本酒におすすめです。
とびきり燗
同じく55℃~60℃を「とびきり燗」と呼び、飲んだ感じは非常に熱いです。日本酒の飲み方としては一番温度が高く、気を付けないと火傷をしてしまいます。温めるとアルコールが気化するため、ラップをしてから温めるようにしましょう。
日本酒を使ったカクテルを作ってさらに日本酒を楽しもう
あまり知られていないかもしれませんが、実は日本酒を使ったカクテルは多くあるのです。さらに日本酒を楽しむためにいくつか紹介します。
簡単でシンプルなサムライロック
グラスに氷・日本酒・ライムジュースを入れて混ぜるとサムライロックと呼ばれるカクテルになります。お手軽にいつもの日本酒を味変できるためおすすめです。さっぱりとして爽快感がありますので特に夏場に向いています。
体を温めたいときにおすすめなホットレモン
マグカップに日本酒とレモンを入れて、レンジで温めるだけのシンプルなカクテルです。日本酒のアルコールもあり、身体が暖まります。好みでレモンジュースをいれても美味しいです。ほっとしたい夜にお楽しみください。
日本酒の賞味期限
日本酒には賞味期限の表示義務はありませんが目安となる期間があり、製造年月日を表示する義務があります。美味しく飲める期間としては冷暗所に保管して、未開封で製造日から約1年間です。自分の飲むペースに合わせた大きさのものを購入しましょう。
日本酒の保存方法
日本酒は劣化しやすく、正しく保存しておく必要があります。保存する際は、基本的に冷蔵庫で温度や光の影響を受けないように保管しましょう。特に、生酒・吟醸・大吟醸と表示があるものは、熱や光の影響を受けると劣化臭が発生してしまいます。
また、純米酒の表示されているものや、名称記載のない普通酒の場合は、比較的劣化しにくいため、光の当たらない冷暗所なら常温での保存ができます。
専門家に聞く!日本酒に合うおつまみは?
石黒さん
日本酒に合わせたい料理、各カテゴリーから一品ずつとその理由
魚料理・アジの干物は、生の魚を焼くよりも旨味が凝縮されるので、日本酒の持つふくよかな旨味と相性が良いです。
肉料理・鶏の炭火焼きは、炭火により高温で表面をパリっと焼き固めることで素材の旨味を中に閉じ込められ、日本酒のふくよかな旨味と相性が良いです。
野菜料理・筍の土佐煮は、鰹節の旨味と共に筍のシャキシャキ感や淡い苦味が、日本酒のふわりとした旨味やスッキリした苦味との相性が良いです。
豆腐料理・湯豆腐は、昆布出汁の旨味と豆腐のあっさりした旨味に日本酒、特に燗酒のふくらみのある旨味との相性が良いです。
スウィーツ・アップルパイは、リンゴの凝縮した旨味やスッキリした酸味、シャキシャキとした食感と、日本酒のふくらみのある旨味や、日本酒のキレの良い酸味との相性が良いです。
日本酒をより楽しむには酒器をチェック
日本酒をより楽しむなら、酒器にもこだわってみましょう。日本酒の香りのタイプは大きく分けて、薫酒・爽酒・熟酒・醇酒の4つがあります。華やかな香りの薫種は飲み口が広いワイングラスがぴったりです。
冷めているうちに飲み切りたい爽酒はフルートグラスやおちょこがおすすめです。また、コクの深い熟酒や醇酒にはブランデーグラスやぐい飲みなどは、味わいの濃厚さによってグラスや陶器などの素材にもこだわってチョイスしてみましょう。
度数も気をつける!日本酒で悪酔いしないためには
日本酒のアルコール度数は平均的な数値で15度~16度ぐらいです。ビールなどよりもアルコール度数が高いですが、アルコール度数が高いからと言って悪酔いするわけではありません。日本酒以外のお酒を数種類飲むいわゆる「チャンポン」は避けましょう。
悪酔いしないためには、日本酒を飲む前に炭水化物や脂肪分の含まれる食べ物食べましょう。また、酔いの原因であるアセトアルデヒドを分解するウコンやシジミなどを含む栄養ドリンクなどを飲むのも有効です。
日本酒用語の紹介
ここでは、いくつか日本酒に関する用語をご紹介いたします。
「秋あがり」:冬に作られた酒を一回火入れし、夏の間熟成させ、飽きに出荷すること。同じ意味の用語に「ひやおろし」があります。
「1合」:お酒の量を表す単位。1合は約180ml。
「粕歩合」:原料の白米に対する酒粕重量の割合。
「生一本」:単一の酒蔵で醸造された純米酒のこと。
「下戸」:アルコール耐性が弱く、お酒全般が飲めない人のこと。このような人にムリにお酒をすすめるのはやめましょう。
「酵母」:日本酒の醸造において、糖分をアルコールと炭酸ガスに変える微生物。
「雫酒」:袋吊りによって得られた酒。「袋吊り」のことを「雫取り」とも。
「樽酒」:木製の樽で貯蔵し、木の香りがついた酒。樽に使用される木は主に杉である。
「杜氏」:蔵内における醸造責任者。各地に流派が存在する。
「火入れ」:品質を安定させるために、酒を低温で加熱し殺菌させること。
「ペアリング」:酒と食べ物を相性よく合わせること。
以下の記事では、ひやおろしについて解説しています。ぜひ、ご覧ください。
まとめ
ここまで日本酒のおすすめランキングを紹介してきました。日本酒と言っても、特定名称、産地、味わいなどさまざまなものがあり、毎晩の晩酌用の手頃な日本酒から贈答用の希少な高級日本酒まであります。お好きなものを見つけてみてください。
本サービス内で紹介しているランキング記事はAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどECサイトの売れ筋ランキング(2023年12月10日)やレビューをもとに作成しております。
【100人中26人が選んだ大好評の日本酒】
アンケート結果では、100人中26人がこの日本酒を選んでいました。口コミでは、「飲みやすくフルーティーな味わいで初心者でもおすすめできる」と好評です。日本酒特有の強いアルコール感も少ないため、女性にも大人気でした。
【おうち酒ブレイク予測特集で1位に選ばれた大人気商品】
獺祭は、おうち酒ブレイク予測特集の「勝負の日本酒ランキング」で1位に選ばれた人気ブランドです。吟醸酒以上のランクで最も出荷数が多いブランドでも知られています。
【Amazonの口コミでもこの価格でこの味は素晴らしいと大絶賛】
Amazonの口コミでも評価が高く、価格が安いのにも関わらず非常に美味しいと絶賛されています。かなり甘めな味わいで、日本酒を好きになるきっかけになった方も多かったです。