100人に調査|美味しい日本酒のおすすめ人気ランキング30選
2022/07/14 更新

目次
※法律により20歳未満の酒類の購入や飲酒は禁止されており、酒類の購入には年齢確認が必要です。
おすすめ日本酒を100人に調査!
※サムネイルで使用した商品画像は同記事内で引用しています。
古くから日本人に好んで飲まれてきた日本酒は、歴史が深いため様々な種類があります。甘口や辛口のように味わいの違い、大吟醸や純米酒などの作り方の違い、産地ごとの特徴など選択肢が多いです。
そのため、いざ日本酒を楽しもうとしても、初心者の方はどれを選べばいいのかわからないのではないでしょうか?実は、それぞれの特徴を知っていれば簡単に自分の好みに合う日本酒を見つけることができるのです。
そこで今回は、日本酒好きの男女100人に行ったアンケートをもとに、日本酒のおすすめ人気ランキングをご紹介します!日本酒学講師である石黒建大さんに選び方のポイントや、おすすめのおつまみも伺ったので、ぜひ参考にしてください。

利酒師・焼酎利き酒師・酒匠・日本酒学講師(SSI認定)・Sake Diploma(JSA認定)・日本酒指導師範(菊正宗酒造認定)・国内旅行業務取扱管理者(国交省認定)
石黒 建大(いしぐろ たてひろ)
日本酒は「味・種類」で選ぼう!
アンケート対象者に日本酒を選ぶ際に重要視することを聞いたところ、1位が「味(甘口・辛口)」で55人、2位が「種類(純米酒・大吟醸など)」で26人という結果でした。80%以上の人がこの2つを重要視しています。
日本酒は、味と香りを楽しむものですので、やはりこの二つが重要なのでしょう。またそのほかにも、銘柄・地域・希少性・コスパなどを重要視している方もいましたが、味と種類に付随する内容が多いです。
日本酒を選ぶときに重要な「味・種類」を解説します。すぐにランキングを見たいという方は以下のボタンを押してください。
好みが分かれる「甘口と辛口」は日本酒度でチェック
日本酒のラベルをよく見てみると日本酒度という数値が記載されています。これは、お酒の中にどの程度糖分が含まれているかを示す数値で、糖分が多ければ数値が小さくなり甘口、少なければ数値が大きくなり辛口となります。
甘口は「飲みやすく初心者におすすめ」、辛口は「日本酒に慣れた通な方におすすめ」という口コミが多かったです。一般的な日本酒は0.0~+5.0程度ですが、一つ自分の好みの日本酒を見つけて、その日本酒度を目安に選ぶといいでしょう。
作り方で変わる日本酒の種類「特定名称」をチェック
日本酒は、アルコールの添加を行っているかいないかで、純米酒と本醸造酒に分けられ、さらに精米歩合や作り方で、吟醸・大吟醸などの「特定名称」で分類されます。それぞれ味・香りの特徴や価格の差があり、選ぶ上の目安になるでしょう。
一般的に「純米大吟醸」が一番高価でよいお酒と言われていますが、それぞれの良さがあり個人の好みは別れます。まずは自分の好みの種類を見つけることが重要です。自分の好みに合う「特定名称」が見つかったら、それに近い種類を選ぶといいです。
初心者には「純米酒」がおすすめ!
アンケート対象者に初心者におすすめな日本酒の種類を聞いてみたところ、1位が純米酒で100人中28人という結果でした。純米酒とは、アルコールが添加されていない米・米麹・水のみで造られたお酒のことを言います。
吟醸造りで造られた純米酒のことを、純米吟醸酒や純米大吟醸酒といい、アンケートでは純米吟醸酒が2位、純米大吟醸酒が3位でした。純米とつく日本酒の特徴は、米の旨味や深いコクを味わえることです。
飲みやすく、日本酒のいいところがわかりやすい種類ですので、初心者が日本酒にハマるいいきっかけになるお酒でしょう。
アンケートで人気の飲み方は「冷酒」
日本酒は、冷酒・常温・熱燗・ぬる燗など様々な飲み方があります。そこで、おすすめの日本酒と一緒におすすめの飲み方も調査したところ、アンケートで一位だったのは100人中39人が回答した「冷酒」でした。
冷蔵庫でキリっと冷やすことで、きつく感じる日本酒でも飲みやすくなります。飲みやすくすることで、様々な種類を美味しく楽しむことができるのが人気の理由でしょう。
逆に、日本酒本来の味を楽しみたかったり香りを引き立たせたいのであれば、熱燗やぬる燗で飲むといいです。直接味や香りが感じれるので、初心者はまず冷酒で日本酒に慣れてから試すと楽しめます。
日本酒の人気おすすめランキング30選
日本酒好きの100人に「一番おすすめの日本酒」を選んでいただきました。得票数を元にランキングを作成したので是非購入する際の参考にしてみてください。
アンケートの口コミを紹介
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八海山
八海山 発泡にごり酒
得票率2位のスパークリングワインのように楽しめる日本酒
【アンケートでは初めて日本酒を飲み方に進めたいとの声が多数】
100人中16人の方が一番おすすめと回答した日本酒。「スパークリングワインのように楽しめ、通常の日本酒よりも飲みやすい」という口コミが多かったです。その中でも「初めて日本酒を飲む方に薦めたい」という声が目立ちました。
【有名ブランドの八海山が販売する食に合う発泡にごり酒】
日本酒に詳しくない方でも八海山というブランドは聞いたことがあるのではないでしょうか?食に寄り添うというコンセプトで日本酒を開発しているブランドです。この商品も、すっきりと飲みやすい味わいで食事の邪魔をせずに引き立ててくれます。
【プレゼントやお正月などの特別な時に購入する方が多い】
Amazonの口コミでは、プレゼントやお正月用に購入されている方が多かったです。発泡酒であることと有名ブランドであることで、特別感があります。飲みやすいため、大勢で飲む時に出すのに最適です。
日本酒度 | -23 | 味わい | 甘口 |
---|---|---|---|
精米歩合 | 60% | 適温 | 10℃前後 |
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石本酒造
越乃寒梅 灑(さい)純米吟醸
雑味がなくどんな料理にも合うスッキリとした日本酒
【おしゃれなブルーのボトルと雑味ないスッキリとした味が好評】
100人中15人が選んだ越乃寒梅 灑 純米吟醸は、「雑味や癖が少なくどの料理にも合う」という口コミが多かったです。また、おしゃれで特徴的なブルーのボトルは、プレゼント用にも最適と好評でした。
【越乃寒梅は新潟県を代表する日本酒ブランド】
越乃寒梅は、新潟県を代表する超有名ブランドであるため、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?そんな越乃寒梅が、米の旨味感じつつ、スッキリとして飲みやすい味を目指し開発された日本酒です。
【飲みやすく食事のお供に最適】
Amazonの口コミでも、「非常に飲みやすい」という声が非常に多いです。また、フルーティではありますが癖が少なく飲みやすいため、食事のお供に最適という口コミもありました。
日本酒度 | +2.0 | 味わい | やや辛口 |
---|---|---|---|
精米歩合 | 55% | 適温 | 10℃・38℃ |
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日本酒のおすすめ商品比較一覧表
商品 | 画像 | 商品リンク | 特徴 | 日本酒度 | 味わい | 精米歩合 | 適温 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
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楽天 Amazon ヤフー |
得票数ダントツ1位のスッキリとした清楚な果実香を持つ薫酒 |
+6 |
やや辛口 |
39% |
12℃・45℃ |
|
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楽天 Amazon ヤフー |
得票率2位のスパークリングワインのように楽しめる日本酒 |
-23 |
甘口 |
60% |
10℃前後 |
|
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楽天 Amazon ヤフー |
雑味がなくどんな料理にも合うスッキリとした日本酒 |
+2.0 |
やや辛口 |
55% |
10℃・38℃ |
|
|
楽天 Amazon ヤフー |
女性に人気なスッキリ爽やかな味わいと淡い果実香が楽しめるお酒 |
-70 |
甘口 |
非公開 |
5℃前後 |
|
|
楽天 Amazon ヤフー |
お酒が強くない方も絶賛の飲みやすい日本酒 |
+2 |
やや辛口 |
50% |
- |
|
|
楽天 Amazon ヤフー |
甘酸っぱくフルーティな極甘口の初心者向け日本酒 |
-70~-60 |
極甘口 |
65% |
- |
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楽天 Amazon ヤフー |
シャープでスッキリした味わいと華やかな果実香を持つ薫酒 |
+5 |
やや辛口 |
50% |
12℃・38℃ |
|
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楽天 Amazon ヤフー |
キレよくふくよかな味わいで日本酒を飲んでいる実感が持てるお酒 |
+5 |
やや辛口 |
70% |
20℃・50℃ |
|
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楽天 Amazon ヤフー |
香り豊かな王道の辛口日本酒のため本格的日本酒の入門におすすめ |
+-0 |
やや甘口 |
非公開 |
20℃・45℃ |
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楽天 Amazon ヤフー |
フルーティな飲みやすさで万人受けする日本酒 |
+5.0 |
やや辛口 |
麹:50%、掛:55% |
12℃・38℃ |
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楽天 Amazon ヤフー |
日本酒通をうならせる超辛口日本酒 |
+20 |
辛口 |
55% |
20℃前後 |
|
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楽天 Amazon ヤフー |
控え目の甘さで辛口ながら飲みやすい辛口入門編 |
+10 |
辛口 |
50% |
- |
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楽天 Amazon ヤフー |
コクがあり深みのある味わいと冷でも燗でも楽しめるのが人気 |
非公開 |
やや辛口 |
麹:50%・掛:60% |
15℃・40℃ |
|
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楽天 Amazon ヤフー |
お米の旨味を凝縮したまさに田んぼのお酒 |
+-0 |
やや甘口 |
55% |
12℃・40℃ |
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楽天 ヤフー |
料理を引き立てるすっきり爽やかで丸みのある味わいの食中酒 |
+5 |
やや辛口 |
60% |
12℃・40℃ |
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楽天 Amazon ヤフー |
180mlの小容量と飲みやすい味で日本酒を気軽に楽しめるコスパがいい商品 |
- |
中口 |
- |
5~10℃ |
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楽天 Amazon ヤフー |
キレよくふくよかな味わいのお祝いに最適な日本酒 |
非公開 |
やや辛口 |
非公開 |
20℃・45℃ |
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楽天 Amazon ヤフー |
日本酒の甘さを極めた上質な甘口日本酒 |
-50 |
甘口 |
非公開 |
10℃前後 |
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楽天 Amazon ヤフー |
寒い夜に熱燗にして飲むのにぴったりな日本酒 |
- |
辛口 |
- |
50℃ |
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楽天 Amazon ヤフー |
フルーツワインのような甘さで女性に大人気 |
- |
甘口 |
- |
- |
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楽天 Amazon ヤフー |
くどすぎない上品な甘さで料理との相性が抜群 |
- |
辛口 |
55% |
- |
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楽天 Amazon ヤフー |
様々な賞を獲得しているシリーズ中もっともおすすめな一本 |
非公開 |
やや甘口 |
60% |
12℃・ぬる燗 |
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楽天 Amazon ヤフー |
低価格で飲み飽きしない味なので何を選べばわからない時におすすめ |
+-0 |
やや甘口 |
65% |
20℃・45℃ |
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楽天 Amazon ヤフー |
魚だけじゃなく和食全般を引き立ててくれる食中酒 |
+5 |
やや辛口 |
58% |
15℃・45℃ |
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楽天 Amazon ヤフー |
ノーベル賞授賞式の晩餐会でも振る舞われた世界的なお酒 |
+2.0 |
やや辛口 |
55% |
10℃・38℃ |
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楽天 Amazon ヤフー |
通常の日本酒よりも多くお米を使って作る贅沢な一品 |
-5.5〜-6.5 |
やや甘口 |
60% |
20℃・45℃ |
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楽天 Amazon ヤフー |
一風変わった話題作りにもいい日本酒 |
+2 |
やや甘口 |
55% |
12℃・40℃ |
|
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楽天 Amazon ヤフー |
日本酒業界を盛り上げるこれまでにない別格のお酒がコンセプトのお酒 |
- |
甘口 |
78% |
- |
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楽天 Amazon ヤフー |
白ワインのようなフルーティさで日本酒が苦手な方にこそ飲んでほしいお酒 |
-12 |
甘口 |
50% |
12℃・40℃ |
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楽天 Amazon ヤフー |
辛口日本酒好きに大絶賛されている通におすすめの一品 |
+12 |
辛口 |
60% |
10℃・45℃ |
通販サイトの最新売れ筋ランキングもチェック!
各通販サイトの売れ筋ランキングも是非以下より参考にしてみてください。
※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。
日本酒学講師おすすめの日本酒や選び方をご紹介!
今回は日本酒学講師である石黒建大さんに、日本酒の基礎知識とおすすめ商品について教えて頂きました。

編集部
gooランキングセレクト編集部です!本日はよろしくお願いします!
私自身最近日本酒に興味を持ち始めたので晩酌用に購入したいと考えているのですが、種類が多すぎてどれから手をつければいいのか、、、。

石黒さん
こちらこそよろしくお願いします!
確かに日本酒は種類が多く、日本国内の銘柄数は2万種類以上あると言われています。
まずお聞きしたいのですが、興味を持つきっかけとなった日本酒の銘柄って覚えていますか?

編集部
確か和食居酒屋で飲んだ「獺祭」という日本酒だったと思います!
これまでは日本酒って癖が強くて飲みづらいイメージだったのですが獺祭は飲みやすくて美味しかった印象があります。

石黒さん
なるほど。確かに「獺祭」をきっかけにして日本酒に興味を持つ方は多いです!
おすすめ銘柄を紹介する前に日本酒の種類についての基礎知識を知っておいてもらいたいです。
まず日本酒はお米をこして作る「清酒」に区分されます。
その清酒の中でも①原料や精米歩合に決まりがない普通酒・②原料や精米歩合などの要件を満たす日本酒である特定名称酒の2つがあるんです。お手頃な価格で購入できるパックに入った日本酒などは①の普通酒に区分されます(近年はパック酒の特定名称酒も多く存在いたします)。
②の特定名称酒はさらに細かく分類されて、大きく分けると「吟醸酒」「純米酒」「本醸造酒」の3種類、細かく分けると「純米酒」「特別純米酒」「純米吟醸酒」「純米大吟醸酒」「本醸造」「特別本醸造」「吟醸」「大吟醸」の8種類に分けられます。
POINT①
日本酒の種類で選ぶ
①普通酒→原料や精米歩合に決まりがない。手ごろな価格で購入できる。
②特定名称酒→原料・精米歩合などの要件を満たす日本酒。
「純米酒」「特別純米酒」「純米吟醸酒」「純米大吟醸酒」「本醸造」「特別本醸造」「吟醸」「大吟醸」の8種類

編集部
一口に日本酒っていってもこんな細かく分けられるんですね!

石黒さん
特定名称酒8種類のうち「本醸造」「特別本醸造」「吟醸」「大吟醸」は、製造の過程で少量の醸造用アルコールを添加することで、味わいのキレが増し、お酒の持つ香りがよりはっきりする傾向が見られます。
一方の「純米酒」「特別純米酒」「純米吟醸酒」「純米大吟醸酒」は、米と麹のみを原料としているため、味わい・香りが共にふくよかになる傾向があります。
獺祭は後者の「純米大吟醸」に区分されるため、編集部さんはお酒の持つ繊細で柔らかい味わいと清楚な果実香を持つ日本酒が好みなのかもしれません。「純米大吟醸」の日本酒もランキングで紹介しているので是非購入してみてください!
POINT②
醸造用アルコールの有無
①本醸造・特別本醸造・吟醸・大吟醸→醸造用アルコールが含まれている。
味のキレが増して、香りがはっきりする。
②純米酒・特別純米酒・純米吟醸酒・純米大吟醸→醸造用アルコールが含まれていない。
水・米・麹のみを使用しており、味わい・香りがふくよかになる。

編集部
なるほど!確かにより柔らかい味わいが好みですね。「純米大吟醸」チェックしてみます。
質問なんですけど日本酒といえば甘口・辛口など味の違いがありますよね?獺祭はどちらに区分されるんですか?

石黒さん
獺祭といっても色々種類があるのですが、基本的にフルーティで飲み口は甘めの味わいです。キレよくスッキリしています。
辛口・甘口は「日本酒度」という糖分量の指標で判断されます。
マイナスの度合いが高いほど甘口に、プラスの度合いが高いほど辛口になります。ただ人によって味の感じ方は異なるため、日本酒度だけでの判断は難しく、酸度・アミノ酸度などから総合的に判断されます。
指標はあくまでも目安程度にして、唎酒などで飲み比べをするのが好みの味に出会える一番の近道ですね。
POINT③
味わいは「日本酒度」やその他の要素で変化する。
①マイナスの度合いが高いと「甘口」
②プラスの度合いが高いと「辛口」

編集部
確かに人によって味の感じ方って違いますよね!甘口として提供された日本酒を飲んでも、これ本当に甘口?って思うことよくあります(笑)
味わいの他に日本酒を選ぶ際にチェックした方がいいポイントって何かありますか?

石黒さん
香り・飲み方・料理などをチェックするといいと思います!
香りは大きく分けると、お米・乳酸由来・酵母由来の3パターン。
日本酒は使用しているお米によっても香りが大きく変化します。
乳酸由来だと、生クリームやサワークリーム・カスタードクリームのような香りに。
果実香・柑橘香・ハーブ香といった、酵母由来の香りを持つ日本酒もたくさんありますね!
POINT④
香りは大きく分けると3種類
①原料にしている「お米」の香り
②「乳酸由来」生クリーム・サワークリームのような香り
③「酵母由来」の果実香・柑橘香・ハーブ香

編集部
香りを楽しむのは通ですね。チェックしてみます。
次に飲み方について教えてください!熱燗のような飲む際の温度についてですかね?

石黒さん
まさにそうです!実は銘柄によって一番美味しい温度が違うんです!
一概にはいえないのですが、温度が低いと風味が閉じ、高いほど開くといわれています。温めると風味にふくよかさが出やすい傾向になります。
今回のランキングでは各銘柄におすすめの飲み方を記載しているので飲む際の参考にしてください。

編集部
温度が高い方が風味が強くなるのは共感できます!
熱燗の方が酔いが回るのが早い気がするのも関係ありますかね?

石黒さん
お酒の味を強く感じて酔う感覚になるのは確かにあると思います。
ただ、医学的には身体が温まりアルコールの吸収が早くなるのが原因みたいです。
POINT⑤
日本酒は銘柄によって適温が違う。
①低温→引き締まったスッキリとした味わい
②高温→ふくよかさが増す

編集部
なるほど。医学的にも証明されてるんですね。
最後に選び方3つ目の「料理」について教えてください!

石黒さん
これは日本酒と一緒に食べる料理によって日本酒を選ぶという選び方です。
例えばお米の香りが強い獺祭のような「純米酒」は白米に合うような煮物や肉料理などのしっかりとした味わいの料理がよく合い、フルーティでさっぱりとした味わいの「吟醸酒」は濃い味よりもお刺身や野菜のお浸しなど。「本醸造酒」は香りが少なく淡麗辛口なので揚げ物や野菜の煮付、お漬物などがおすすめです。
POINT⑥
料理に合わせて日本酒を選ぶ
①純米酒→煮物や肉料理
②吟醸酒→お刺身や野菜のお浸し
③本醸造酒→揚げ物や野菜の煮付、お漬物

編集部
なるほど!料理から日本酒を選ぶと毎日の晩酌が楽しくなりそうです。
貴重なお話ありがとうございました!
日本酒の選び方
ここではこれまでで紹介しきれなかった選び方の詳細をご紹介します。まだ商品が決め切れていない方は是非参考にしてみてください。
特定名称で選ぶ
日本酒には、8種類の「特定名称酒」があります。特定名称酒は、原料や精米歩合などの要件を満たしていることが条件です。特定名称酒8種類と普通酒について説明します。
純米編:「純米酒」は米本来の風味
純米酒は、米、水、麹を原料として作られた日本酒です。精米歩合は70%以下で、使われるお米は3等以上に格付けされた玄米またはそれに相当する玄米なので、お米本来の旨味を楽しめます。
純米編:「純米吟醸酒」は穏やかで香り控えめ
純米吟醸酒は、米・米麹・水だけを原料として作られる日本酒です。純米酒と原料、アルコールを添加していない点は同じですが、精米歩合が純米酒が70%以下なのに対して、60%以下という違いがあります。そして、吟味して製造した清酒です。
純米編:「純米大吟醸酒」は華やかで香り強め
純米大吟醸は、原料が米、水、麹である点とアルコールを添加していない点は、純米酒と同じですが、精米歩合は50%以下になります。日本酒の中でも最高峰の種類で、やはり吟味してつくられた清酒です。
純米編:「特別純米酒」は純米酒のいいとこどり
特別純米酒は、基本的に原料やアルコールを添加していない点などは純米酒と同じですが、精米歩合が60%以下です。また、その名の通り特別でこだわりのある特別な製法で作られており、ラベルに明記しています。
本醸編:「本醸造」は爽やかな口当たり
本醸造酒は、米・水・麹・醸造アルコールを原料とした日本酒です。精米歩合は70%以下で、スタンダードな日本酒と言えます。添加する醸造アルコールが10%以下だと「本醸造酒」と呼ばれます。
本醸編:「吟醸酒」は女性でも飲みやすいフルーティーな味わい
吟醸酒は、本醸造酒と原料である米・水・麹・醸造アルコールといった点は同じです。しかし、精米歩合は60%と異なっていて、より吟味して製造しています。香りが華やかでフルーティな味わいが特徴です。
本醸編:「大吟醸」は特に香り高い
大吟醸酒は、原料の米・水・麹・醸造アルコールといった点では本醸造と変わりありませんが、精米歩合が50%以下になります。吟醸酒よりもさらに吟味して製造され、香り高く飲みやすいのが特徴です。
本醸編:「特別本醸造」は雑味のないクリアな味わい
原料や精米歩合60%以下と部分は吟醸酒と同じです。違いは特別なこだわりの製法で作られていることで、ラベルに明記されています。一般的に雑味のないクリアな味わいが多いですが、酒蔵によって特徴の差が大きいです。
「普通酒」は毎日飲む方におすすめ
普通酒は、米・水・麹・醸造アルコールのほかに「糖類」を添加することで淡い味わいを持ちます。精米歩合は規制がなく、軽快な香りと味で飲みやすいです。低価格であるためコスパが良く、毎日飲む方におすすめです。
味で選ぶ
日本酒を選ぶ際に重要になってくるのが、「辛口」や「甘口」などの「味」です。この味には各個人個人のお好みがあるので、好みに合うの1本を探してみるのもいいかもしれません。
「辛口」が好きな方は日本酒度が高いものを
「すっきり」「クリア」といった言葉で表現されるのが辛口の日本酒。日本酒度が大きいほど、より辛口になっていきます。口当たりが鋭くキレがあり日本酒好きは辛口が好きなことが多いです。
「甘口」が好きな方は日本酒度の低いものを
口当たりが柔らかく、飲んだあとに余韻が残るのが甘口です。日本酒度の数値がマイナスであるほど甘口と言われますが、最近ではうま口と表現されることもあります。フルーティーな味わいで、日本酒初心者にもおすすめです。
「淡麗」な味わいが好きな方は酸度の低いものを
あまりお酒が強くない、「淡麗」な味わいがお好きな方は、「酸度」が低いお酒を選びましょう。よく「淡麗辛口」と言うように、辛口のお酒に淡麗な味わいのものが多いです。サッパリとキレがあるのが特徴です。
「コク・旨味」を味わいたい方はアミノ酸度が高いものを
お酒に「コク」や「旨味」をお求めの方は、ダシなどの成分でもある「アミノ酸」度が高いものを選びましょう。どちらかと言うと、「甘口」のお酒に多いです。濃厚で深みのある味わいが特徴で、後味が残ります。
飲み方で選ぶ
次に、「飲み方」で選ぶ方法です。日本酒の飲み方には、温度の違いが挙げられます。大きく分けて、温度の低い「冷酒」と温度の高い「熱燗」があり、それぞれに向いた日本酒の味があります。
「冷酒」で飲むならキレのある銘柄
温度の低い「冷酒」で飲みたい方はキレのある銘柄がおすすめです。キリッと冷やして飲むには、日本酒自体もキレのある味わいの物が適しています。日本酒は冷やすと飲みやすくなる傾向がありますので、初心者にもおすすめな飲み方です。
「熱燗」で飲むなら濃厚な銘柄
日本酒を温めて飲むのを「熱燗」と言います。熱燗に向くのは、味わいが濃厚な日本酒です。温度の高いものを口に入れるとその味は薄く感じられます。その点から言ってもやはり温度を高くして飲む熱燗には、味わいがしっかりとした日本酒を選びましょう。
「ぬる燗」は香り高い銘柄に最適
日本酒を40℃程度にして飲むことを「ぬる燗」といいます。日本酒が最も香り高くなる温度が40℃程度と言われていますので、香りを楽しむ銘柄はぬる燗が適しているでしょう。吟醸酒・純米酒・本醸造酒などがおすすめです。
お酒本来の味を楽しめる「常温(冷や)」は高級日本酒
20℃~25℃程度の温度で飲むことを「常温」または「冷や」と言います。最近は冷酒のことを冷やという場合もありますが、本来冷やとは常温のことです。お酒本来の味や香りを楽しむ飲み方なので、飲む機会が少ない貴重な銘柄は是非常温で試してみてください。
価格で選ぶ
日本酒に限らず、購入する際に気になるのが値段です。当然日本酒にも高い・安いがあり、一般的に普通酒は安く、「特別本醸造」や「大吟醸」などは高価になってきます。
「コスパ重視」の方は安い日本酒
日本酒と言ってもピンからキリまでありますので、当然価格にも差があります。かと言って、「安かろう悪かろう」ではがっかりしてしまいます。単に安いものではなくコスパが高く自分の好みに合う日本酒を見つけましょう。
【100人中26人が選んだ大好評の日本酒】
アンケート結果では、100人中26人がこの日本酒を選んでいました。口コミでは、「飲みやすくフルーティーな味わいで初心者でもおすすめできる」と好評です。日本酒特有の強いアルコール感も少ないため、女性にも大人気でした。
【おうち酒ブレイク予測特集で1位に選ばれた大人気商品】
獺祭は、おうち酒ブレイク予測特集の「勝負の日本酒ランキング」で1位に選ばれた人気ブランドです。吟醸酒以上のランクで最も出荷数が多いブランドということでも知られています。
【Amazonの口コミでもこの価格でこの味は素晴らしいと大絶賛】
Amazonの口コミでも評価が高く、価格が安いのにも関わらず非常に美味しいと絶賛されています。かなり甘めな味わいとのことで、日本酒を好きになるきっかけになったという方も多かったです。