植物油の人気おすすめランキング10選【離乳食にも】
2021/05/20 更新
目次
健康的な食生活に役立つ植物油
植物油の選び方
植物油は種類が多いのでどれを選べばいいのか悩みますよね。ここでは、植物油を選ぶ際のポイントについて詳しく解説していきます。
成分の種類で選ぶ
植物油の種類によって含まれる成分や含有量が異なります。それぞれの違いをしっかり理解して用途に合ったものを選びましょう。
コレステロール値が気になるなら「オレイン酸(オメガ9)」
オレイン酸は、オメガ9系脂肪酸に分類される不飽和脂肪酸です。酸化しにくいため、生食はもちろん加熱料理にも向いています。また悪玉コレステロールを減らす作用があり、生活習慣病の予防に役立ちます。オリーブオイルやキャノーラ油に多く含まれる成分です。
以下の記事ではオリーブオイルのおすすめ商品をご紹介しますので、ぜひご覧ください。
体内で合成されない必須脂肪酸を適度に摂れる「リノール酸(オメガ6)」
リノール酸は、オメガ6系脂肪酸に分類される不飽和脂肪酸です。体内で作ることができないため必須脂肪酸と呼ばれ、体の組織が正常に機能する上で欠かせない成分です。
中性脂肪や悪玉コレステロールを減らす作用がありますが、摂りすぎると善玉コレステロールを下げる、アレルギー症状や心疾患、がんを促進する可能性があるため、過剰摂取は注意が必要です。リノール酸は、ごま油、大豆油、紅花油、コーン油などに含まれています。
美容や健康維持におすすめの体にいい油「αリノレン酸(オメガ3)」
αリノレン酸はオメガ3系脂肪酸に分類さる不飽和脂肪酸で、体内で作れない必須脂肪酸です。血液をサラサラにして動脈硬化や心筋梗塞を予防したり、アレルギー症状の改善や老化を予防するなど、美容や健康にさまざまな効果が期待できます。
αリノレン酸はアマニ油やエゴマ油に含まれています。酸化しやすく、加熱調理には向きません。
体脂肪が気になるダイエット中の方には「中鎖脂肪酸」
脂肪酸は長さによって長鎖脂肪酸、中鎖脂肪酸、短鎖脂肪酸に分けられます。中鎖脂肪酸は吸収が早く、効率よくエネルギーになるため、脂肪になりにくいという特徴があります。
生活習慣病の予防や栄養不足になりがちな高齢者の方におすすめです。中鎖脂肪酸は、MCTオイル、ココナッツオイル、パーム油に含まれます。以下の記事ではMCTオイルとココナッツオイルのおすすめ商品をご紹介していますので、ぜひご覧ください。
老化防止におすすめ!米油やひまわり油などに含まれる「ビタミンE」
ビタミンEは、脂溶性ビタミンの1つで強い抗酸化作用がある成分です。免疫機能を高めたり、血管を健康に保つことで動脈硬化などの生活習慣病の予防に役立ちます。また細胞の酸化を防ぐため、老化防止にも効果が期待できます。
ビタミンEはひまわり油、綿実油、べに花油、米油などに多く含まれています。
抽出方法で選ぶ
植物油の抽出方法には、主に化学溶剤抽出、圧搾法、圧抽法、低温圧搾(コールドプレス)法があります。それそれの特徴を理解し、購入の際の参考にしましょう。
価格の安さで選ぶなら「化学溶剤抽出法」
化学溶剤抽出法は、ノルマヘキサンという有機溶剤を使って油を抽出する方法です。有機溶剤は精製工程で除去されるので油には残りません。大豆や米など油分の少ない原料に使用されます。効率よく抽出できるので、化学溶剤抽出法の植物油は安い価格で販売されています。
原料本来の風味を生かしたいなら「圧搾法」
圧搾法は、原料に圧力をかけて油を抽出する方法です。原料を1回だけ搾ったものは一番搾りと呼ばれています。原料から60~70%の油を搾油でき、余分な精製をしないため原料本来の風味や香りを楽しむことができます。なたねやごまなど油分の多い原料に使用されます。
気軽に購入するなら市販品に多い「圧抽法」
圧抽法は、圧搾法と抽出法を併用した方法です。 圧搾法で油の大部分を搾油し、採りきれなかった油分を溶剤を用いて抽出します。大量の油分を取り出すことができるため、市販されているサラダ油は圧抽法が用いられたものが多く、気軽に購入しやすいのが魅力です。
栄養価を重視するなら「低温圧搾(コールドプレス)法」
低温圧搾法は、熱を加えずに圧力だけで時間をかけて抽出する方法です。コールドプレス法とも呼ばれ、栄養素を壊さずに抽出することができるので、栄養価の高さを重視したい方におすすめです。ただ、他の抽出法の植物油に比べると価格は高めです。
調理法で選ぶ
植物油には、生食に適したものと加熱に適したものがあります。作りたい料理に合ったものを選びましょう。
生食にはアマニ油やエゴマ油など「熱に弱い油」
エゴマ油、アマニ油など熱に弱く酸化しやすい植物油は生食におすすめです。そのまま飲むのはもちろん、サラダやヨーグルト、みそ汁などにかけると摂りやすいです。
フルーティーな風味と香りが特徴のエキストラバージンオリーブオイルも、サラダやパスタにかけるなどの生食に適しています。
加熱するなら米油やごま油など「風味や香りがいい油」
炒めものなどの加熱調理には、熱に強い植物油を選びましょう。中華料理には米油、ごま油、落花生油など料理を引き立ててくれる香りのいいものが最適です。また、洋食や和食に合わせるならオリーブオイル、お菓子作りには味や香りに癖のないココナッツオイルがおすすめです。
揚げ物なら加熱しても酸化しにくい「サラダ油」
揚げ物にも、熱に強く酸化しにくい植物油がおすすめです。からっと仕上げたいなら低い温度でも固まらないキャノーラ油などのサラダ油を選びましょう。
オリーブオイルもサクッとヘルシーに揚げることができますが、低い温度で煙が出てしまうエクストラバージンオイルよりも高い温度で揚げることができるピュアオリーブオイルが最適です。
安全性で選ぶ
植物油は口にいれるものですから、安心・安全なものを選びたいですよね。使用している原料や製造方法などをしっかりチェックしましょう。
安全性重視なら日本製や「遺伝子組み換えでないもの」がおすすめ
植物油の原料となるなたねやコーン、大豆などはほぼアメリカ、カナダ、オーストラリアなど海外から輸入されており、遺伝子組み換え作物が多く使われています。
遺伝子組み換え作物に対して不安があるという方は、国産の原料を使った日本製か、遺伝子組み換えでないと表記された植物油を選びましょう。
子供の離乳食には「オーガニック」が安心
お子さんの食事や離乳食には、できるだけ良質な油を使いたいですよね。有機栽培された原料から作られた有機JAS認証付きオーガニックの植物油なら、農薬や添加物、化学薬品などを使用していないので安心して使用できますよ。
母乳にも含まれているオレイン酸を含むオリーブオイルや、においが少なくあっさりとした米油やなたね油、ごま油もおすすめです。
「酸化しにくい容器」のものを選ぶことが大切
植物油は酸化しやすいものが多く、光が当たり続けるとさらに酸化が進んでしまうため、遮光性のある色つきの容器を使用したものを選ぶことが大切です。プラスチックボトルや紙パックのものは早めに使い切るか、遮光瓶などに入れ替えることをおすすめします。
コスパ重視なら「大容量タイプ」がお得
家族の人数が多いご家庭など植物油を使う機会が多い場合は、コスパも重視したいポイントですよね。たっぷり入った大容量タイプの植物油ならコスパが高く、揚げ物をたくさん作る方でも気がねなく使うことができます。
ただ、植物油は時間が経つと酸化が進んでしまいます。せっかく大容量のものを買っても使い切れずに油を劣化させてしまうよりは、小さい容量のものを選んで使い切る方がコスパがいい場合もあります。
メーカーで選ぶ
植物油はさまざまなメーカーから発売されており、メーカーによって風味や仕上がりが異なります。スーパーで購入できる有名メーカーの特徴を紹介していきます。
食用油のリーディングカンパニー「日清オイリオ」
日清オイリオは食用油国内首位のシェアを持つ大手食品メーカーです。サラダ油、キャノーラ油、オリーブオイル、ごま油、MCTオイルなどの定番商品から、体に脂肪がつきにくいヘルシーリセッタやアマニ油など、健康をサポートする健康オイルも取り揃えています。
日清オイリオの植物油は、独自の特許製法である酸化ブロック製法やオイルが空気に触れないフレッシュキープボトルを採用しており、詰めたてのおいしさが長く続くのも魅力です。
豊富なラインナップが魅力の「J-オイルミルズ(味の素)」
J-オイルミルズは、ホーネンコーポレーション、味の素製油、吉原製油の3社が2004年に合併してできた製油会社です。
サラダ油やキャノーラ油、オリーブオイル、特定保健用食品の健康サララといった家庭用油脂から、人気のロングセラー商品長調得徳シリーズなどの業務用油脂まで揃えており、使用シーンや調理方法に合ったものを選ぶことができます。
こだわりのアマニ油が揃う「ニップン」
ニップンは日本初の製粉会社として知られるメーカーです。植物油はカナダ産ゴールデン種を使用したアマニ油シリーズのみの販売ですが、機能性表示食品のプレミアムリッチやアスタキサンチンを加えた真っ赤なアマニオイルなどアマニ商品に力を入れています。
価格もリーズナブルなので、アマニ油を初めて使う方や安くて品質の高いアマニ油をお求めの方におすすめのメーカーです。
体にいい市販の植物油の人気おすすめランキング4選
口コミを紹介
クセもなく、使いやすいです。
口コミを紹介
コーヒーにいれて飲んでいますが非常に使いやすいです。
口コミを紹介
サラダにサッとかけますが、全く匂いも味も影響しないので、とにかく健康のために。
口コミを紹介
味に癖はなく、飲みやすいです。
密封ボトル&ボトルも透けておらず、瓶入りより酸化がしにくいのもポイント高いですね!
体にいい市販の植物油のおすすめ商品比較一覧表
揚げ物向けの植物油の人気おすすめランキング3選
口コミを紹介
サラダ油みたいにさらさらしていて使いやすい。
口コミを紹介
天ぷらがカラット揚がるので、重宝しています。
口コミを紹介
揚げ油に重宝してます
離乳食に使える植物油の人気おすすめランキング3選
口コミを紹介
とても品質が良く、美味しくて身体にいい3拍子ですね。
口コミを紹介
風味豊かですごく美味しい!
口コミを紹介
癖のない優しい風味です。
通販サイトの最新売れ筋ランキングもチェック!
各通販サイトの売れ筋ランキングもぜひ参考にしてみてください。
※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。
植物油と動物油の違いは?
3大栄養素の1つである脂質は、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の2つに分類されます。飽和脂肪酸は体内でも合成でき、ラードやバターなどの動物油に多く含まれています。摂取しすぎると体内で固まり、中性脂肪やコレステロールを増やしてしまうので注意が必要です。
不飽和脂肪酸はオリーブオイルやアマニ油などの植物油に多く含まれており、体内で合成できないので食事で摂取する必要があります。不飽和脂肪酸はオメガ9、オメガ6、オメガ3に分けられ、余分な中性脂肪やコレステロール値、血圧値を下げるなどの働きがあります。
健康のためには、飽和脂肪酸よりも植物油に多く含まれる不飽和脂肪酸を多く摂取することが望ましいと言えますが、偏り過ぎずバランスよく摂取することが大切です。
植物油の保存方法は?
植物油は正しく保存して、最後まで美味しく使いましょう。ここからは植物油の保存方法についてご紹介します。
開封後はしっかりキャップをしよう
植物油は空気に触れると酸化が進んでいきます。虫などが混入するおそれもあるため、開封後はキャップをしっかりと閉めておくことが大切です。また使用時以外にむやみにキャップを開け閉めしないようにしましょう。
冷暗所で保管しよう
植物油は熱に弱いので、コンロ近くなど温度が高くなりやすい場所を避けて保存しましょう。また光が当たると酸化が進んでしまうので、直射日光が当たらない冷暗所で保存しましょう。冷蔵庫で保存する必要はなく、開栓前・開栓後も常温での保存ががおすすめです。
開封後は1~2か月を目安に使い切ろう
植物油は空気に触れることで酸化が進みます。そのため開封後は約1〜2ヶ月で使い切るのがベストです。賞味期限は油の種類によって異なりますが、1年~2年のものが多いです。賞味期限はあくまで未開封での期限となっているので、開封後はできるだけ早く使い切りましょう。
使いまわしに注意
揚げ物に使った植物油は、適切に保存することで2〜3回は繰り返し使うことが可能です。ただ、一度加熱された植物油は酸化がどんどん進んでいくため、イヤなニオイがする、粘りがあるなどの異常を感じた場合は使用せず廃棄しましょう。
また、異常を感じなくても日数が経っている場合はできるだけ早く使い切ることをおすすめします。植物油の保存方法については、以下の記事も参考にしてみてください。
まとめ
植物油の選び方とおすすめ商品をご紹介しました。植物油はたくさんの種類があり、用途ごとに適したものを選ぶことができます。今回の記事を参考に自分に合った植物油を見つけ、美しく健康な毎日を送りましょう!
本サービス内で紹介しているランキング記事はAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどECサイトの売れ筋ランキング(2021年05月20日)やレビューをもとに作成しております。
コレステロールを減らすといわれるリノール酸と抗酸化作用のあるビタミンEを多く含むひまわり油です。くせがないので、ドレッシングでも揚げ物でも素材の風味をそのまま活かした調理におすすめです。冷えても白濁しないのでマリネ料理などにも最適です。