調味料のごま油はスーパーで手軽に手に入り、鍋にしいたり揚げ物などで活躍してくれます。オメガ6系脂肪酸を含むことから風味だけでなく健康効果も期待されます。実は、ごま油にはさまざまなメーカーや種類があり、それぞれ特徴のある味・香りを楽しめるのです。

ごま油は原材料のほかに作り方や純正・調合の違いやボトルサイズなど、お好みの味や風味・使用用途に合わせて選べます。しかし安全性の高い無添加のものやプロが使う高級品、安い価格で購入できるコスパのよい商品までさまざまで迷ってしまいますよね。

そこで今回は、ごま油の選び方やおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。ランキングでは製法・香り・内容量・特徴を基準に作成しました。後半にはごま油の危険性や効果も記載していますので、ぜひ最後までお読みください。

今回はごま油の選び方をご紹介します。たくさんの種類があるごま油ですが、その中でも特に原材料や色・種類などが重要な選び方になるのでぜひ参考にしてみてください。

【目次】

• 原材料で選ぶ
• 風味を楽しむなら抽出法より「圧搾法」をチェック
• 色と種類も大切
• 純正・調合で選ぶ
• ボトルタイプで選ぶ
• 価格で選ぶ
• 味付けが濃い料理には香りの強い「韓国産」をチェック
• 人気ブランドで選ぶ

ごま油の中でも安全性の高いものとそうでないものが存在します。日本で販売されているごま油は厳しいチェックを受けていますが、なかでも原材料はチェックするポイントです。

【目次】

• さまざまな料理で使うなら「白ごま」がおすすめ
• 濃口を求めるなら「黒ごま」がおすすめ
• 赤ちゃん用には安全性の高い無添加の「オーガニック」認定がおすすめ

白ごまは、原材料として広く使われています。ごまの中でも油分が高いのが特徴です。また、味や香りは黒ごまに比べて薄いときもあり、料理の応用が利きやすいので、ごま油として人気です。

外国では、中南米・南米アフリカで多く栽培されています。色素の成分はなく、絞ると透明な色です。日本でもごまの栽培はありますが、この白ごまが1番多く栽培されています。

濃口の黒ごまは、芳醇な香りから日常生活でよく好まれるごま油です。中華料理はもちろん、種類によっては和食から洋食にと幅広く使えます。種類もオーガニックから国産・輸入品などさまざまです。

価格にも幅があり、普段使いから自分へのご褒美になるものまで多くあります。

オーガニック認定のごま油は添加物や化学薬品を一切使ってない天然の素材だけで作られた無添加のごま油で、栄養素が豊富で安全性が高いです。国産はなかなか手が入らず少し高価になりますが、赤ちゃんや健康志向の方におすすめします。

気になった方は、食品成分表をチェックしてから購入するようにしてください。

ごま油には2つの製造法があります。1つは圧搾法です。圧搾法は圧力でごまをすりつぶしてそこから油を抽出する方法で、昔から使われています。もう1つは抽出法です。抽出法はごま油をすりつぶさず、ごまから直接油だけを抽出します。

抽出法は製造コストが安く、大量に製造可能です。ただし、ごま本来の香りや風味が落ちてしまいます。そのため、ごま油にしかない風味を楽しみたい方は、圧搾法で作られたごま油を選んでください。

ごま油は作り方によって色や風味が大きく変わるものです。ここでは焙煎ごま油・低温焙煎ごま油・太白ごま油の3種類のごま油について解説していきます。

【目次】

• 風味が強い香りを楽しみたいなら「焙煎ごま油」がおすすめ
• ほど良い風味を求めるなら「低温圧搾ごま油」がおすすめ
• 健康志向の方には「太白ごま油」がおすすめ

黒に近い茶褐色のごま油は、最近少しづつお店で見られるようになりました。高温で熱すると色も香りも強いのが特徴です。黒ごまだけを使って焙煎してあるものもあります。ごま油の中で1番香りが際立つ商品です。

しっかりとごまの香りがするため、中華料理店などで使われています。ごま油の匂いで料理を引き立たせたいときは、濃い色の焙煎ごま油がおすすめです。濃い味をはっきりと出したいものに合います。

茶褐色で、よくスーパーなどで見かける定番のごま油です。この油はごまを低い温度でゆっくりとローストしてから加工しています。白ごまが使われているときが多いです。 程よい香ばしさを感じられます。

ローストアーモンドのようなこんがりと優しい香りで、強さが控えめなので、どんな料理にも工夫して使用可能です。和食から中華料理まで幅広く活躍できます。 おすすめな用途は、炒め物に香りづけしたいときや、食材にそのままかけるときです。

透明なごま油は、最近よく見かけるようになったごま油です。まったく焙煎をせずに、ごまをそのまま絞って油にしています。ごま油というよりオリーブオイルに近い使い方をされる場合が多いです。 特徴はごま油の香りと色がありません。

ごま油といえばあの独特の香りが有名ですが、こちらは無臭です。味は素材の味がでており、酸味などがないまろやかさがあります。 普段の油をごま油に変えたい方にはぴったりです。 香りがないのでオールジャンルの料理に応用できます。

ごま油には純正ごま油・調合ごま油の2種類があります。どういった風味や味のごま油が好きかによりどちらを選ぶべきかも大きく変わりますので、注目してみてください。

純正ごま油はゴマの風味が濃厚でごま好きにたまらないごま油です。100％ごま油だけを使っているので、ごまの効果や味・風味など全てをしっかり楽しみたい方におすすめできます。気になった方はぜひチェックしてみてください。

調合ごま油はナタネ油など、ほかの油などを配合されていてゴマ油の量が60%以上配合されているものを指します。ゴマの風味やゴマから得られる効果を期待したい方には、少々もの足りないかもしれません。

価格が純正よりも安い値段で、またすっきりとして味わいのものが多いので、ゴマの風味がそこまで好きでない方や、作る料理などによって使い分けたい方におすすめです。

日常的にごま油を使う方にとって気にして欲しいのがボトルの形やサイズです。どういったものが使いやすいのか、どういった用途に最適なのかをご紹介します。

どういった味でどういった風味なのかを試してみたい場合はミニボトルタイプをおすすめします。また食卓に置いて気軽にごま油をかけたい方などにもおすすめです。少量タイプなら料理に合うものかどうかも確認しやすくなります。

また風味が大切なごま油を新鮮な状態で保管できるのはとても大きなメリットです。

冷奴や卵かけご飯、カップラーメンなどに1滴だけごま油を付け足したいときにおすすめなのが押し出しボトルタイプです。またミニサイズボトルだと食卓に醤油や塩などと同じように置いておけ、料理のときにもかけすぎる心配がないのでおすすめします。

下記の記事では、オリーブオイルの人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひご覧ください。

ごま油には高級なものから手にしやすい安価なものまでたくさんあるので、価格帯で選ぶのもおすすめです。

調合ごま油などのものは安い価格でおすすめのごま油です。低価格帯のごま油は、初めてごま油に挑戦するときも買いやすい価格設定になっています。また家族が多い場合でもたくさん使えるので、コストパフォーマンスに優れているのが特徴です。

高級なものは純正ごま油のものが多く、100%胡麻の油だけを使っているので胡麻の風味が豊かで胡麻をしっかり感じられるのが特徴です。またごま油で得たい効果なども得られやすく胡麻が大好きな方にはおすすめします。

また特別な日やちょっとした贅沢などで使うのも特別感があっておすすめです。以下の記事ではMCTオイルの人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひご覧ください。

ごま油には韓国で生産されたものもあります。キムチやナムルなど韓国料理の中には味付けが濃いものもあるため韓国産のごま油は香りが強いのが特徴です。いつもの油だと物足りなく感じてしまう方・味付けが濃い料理に使いたい方は韓国産のごま油をおすすめします。

どのごま油を選んでいいか悩む方は人気ブランドの商品から選ぶのもおすすめです。特に人気で知名度も高いマルホン・かどや・九鬼のごま油の特徴を確認してください。

【目次】

• 低価格高品質で歴史あるブランドなら「かどや」がおすすめ
• スーパーで購入できるプロも愛用するものなら「マルホン」がおすすめ
• 雑味の少ない整った味わいなら「九鬼」がおすすめ

かどやは創業160年の歴史を誇り、ごま油をはじめとするごま製品一筋で製品を提供してきた企業です。ごま油の国内シェア首位を誇ります。スーパーでもよく見かける低価格ながら品質のよい使いやすいごま油としておすすめのブランドです。

マルホンは創業約300年の食品油を扱うメーカーで、圧搾製法にこだわり続けたごま本来のうま味を活かしたごま油を製造しています。スーパーでも購入でき、プロ料理人にも愛用者の多い上品でやさしい香りのごま油が特徴のブランドです。

九鬼は1886年創業の老舗のごま総合メーカーになります。創業以来ずっと同じ圧搾法でごま本来の風味を最大限にひきだし、時間をかけて何度も繰り返しろ過をした雑味の少ない整った味わいのごま油が特徴のブランドです。

各通販サイトの売れ筋ランキングも是非以下より参考にしてみてください。

※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

「かどやのごま油は危険」との口コミは気になるものです。かどやに限らず、ごま油はなんとなく健康に悪い印象ですが、ここではごま油の効果や危険性について解説します。

美容やダイエットに嬉しい栄養素がたっぷりのごま油は、普通の油を摂取するよりもカロリーが低いように感じますが、そんな事実はありません。カロリーはほかの油、特にサラダ油などと大きく大差はないです。

健康や美容にいいからと何にでもごま油をかけると、すぐにカロリーオーバーになってしまいます。それでもサラダ油などにはない嬉しい成分が多く入っているので、取りすぎに気をつけて摂取するようにしてください。

ごま油の脂肪酸をよくみてみるとオレイン酸とリノール酸が含まれているのがわかります。この2つは生きていくのに大切で必要不可欠なものです。しかしオメガ6系脂肪酸のリノール酸は大量摂取すると体にとても必要な善玉コレステロールをも減少させてしまいます。

善玉コレステロールが減るとアレルギーや動脈硬化の原因や発ガン率をあげてしまう可能性があるのです。取りすぎてしまうと引き起こされるので、毎日少量ずつなら問題ありません。使用するときは常識的な範囲での摂取を心がけてください。

こちらのサイトでごま油の健康に対する効果について詳しく解説しておりますので、あわせてご覧ください。また、ごま油以外の体に良いおすすめの油について解説している記事もここで紹介します。

風味もよくどんな料理にも合うごま油ですが、今回はそんなごま油の効果的な使い方やおすすめの使い方をご紹介します。ぜひ試してみてください。

ごま油は野菜炒めなどの炒め物料理でしっかり作ってもなんだか物足りないなと感じるとき・野菜の青臭さが抜けていないと感じるときにおすすめです。ごま油をさっとかけるだけで炒め物にも深みが増して美味しく食べられます。

またパスタなどの西洋料理にも最後にごま油をさっとひと回しするだけでより一層上品な味わいになるので、もしパスタ料理に飽きてしまったときなどは試してみてください。サラダ油などが定番の揚げ物ですが、ごま油は酸化しにくいので揚げ物にも最適です。

揚げ物の油をごま油にすると風味も豊かになり、熱に劣化しにくいので数回は使えて経済的でもあります。また揚げ物もカリカリに仕上がるのでおすすめです。

ごま油で有名な使い方の代表が和え物です。和え物の場合素材の美味しさを邪魔せずにしっかり風味を引き立たせてくれます。醤油と混ぜてほうれん草のおひたしにかけてみたり、マリネなどもおすすめです。ごま油の香りを活かすのにドレッシングもおすすめします。

ドレッシングを使うとより効果的に胡麻の栄養分も摂取でき、ついでに生野菜などのサラダも取れるので体にいい点ばかりです。

上記にご紹介した一般的なごま油の使い方とは別に今回は意外なごま油の使い方をご紹介します。やったことのない方もいると思いますが、ぜひ試してみてください。

【目次】

• 美味しい混ぜ込みごま油おにぎりを作ってみよう
• パンにごま油をつけると香ばしさが引き立つ
• バニラアイスにごま油で味がまろやかに
• ごま油は食べるだけじゃない？

作り方はとてもシンプルで、塩とごま油を白いご飯に混ぜて握るだけです。のりを巻くときは韓国海苔を使うとそれだけで韓国風お握りができます。またごまを軽く振ると、より一層ごまを感じられるのでおすすめです。

塩の風味と胡麻の香りで変わり種なのにしっかり美味しいおにぎりが作れます。子どものお弁当や毎日のお昼にちょっと変わった作り方をしたいときなどにおすすめです。

パンにオリーブオイルを浸して使うのはよくある使い方ですが、オリーブオイルではなくごま油を使うのもおすすめできます。さっくり焼いたパンにごま油をつけると、パンがより香ばしくしっかり小麦の味を感じられるので最近人気の食べ方です。

普段あまりごま油を取らない方は、この方法を使うと朝食にも気軽にごま油を取り入れられるのでおすすめします。朝からごま油を気軽に摂取できるのも嬉しいメリットです。

意外な食べ方ですが、バニラアイスにごま油をかけて食べるのが最近ごま油が好きな方の中で話題になっている食べ方です。バニラアイスの甘みを抑えつつしっかり胡麻が香るので味がまろやかになっていくらでも食べられます。

安価なバニラアイスでもごま油をかけるだけで、どこか上品な味わいになって高級感のあるバニラアイスになると試した方は絶賛の方法です。もしごま油の既存の食べ方に飽きた方やごま油の使い方に悩んでいる方は試してみてください。

ごま油には料理だけでない使い方もあります。ごま油の持つ独特の成分を応用してダイエットや美容に用いたり、お祝いにうれしいギフト用セットも人気です。

【目次】

• ごま油で代謝を上げてダイエット効果に期待
• ごま油に含まれる成分で美容に嬉しい効果も
• 内祝いや引き出物にも喜ばれる高級ごま油のギフトセット

ごま油はダイエットに使われるときもあります。ごま油は小さじ一杯37キロカロリーです。ほかの調味料より高カロリーですが、正しい使い方でストレスなくダイエットをサポートしてくれます。オリーブオイルやサラダ油とほとんどカロリーは一緒です。

糖質は一切含まれていません。 ごま油がダイエットにオススメな理由としては、先ほど挙げた体内の代謝を促してくれる点です。代謝が促進され内臓機能や血液などが活性化するので、運動したら痩せやすい体を目指せます。

中華料理の炒め物などによく使われるイメージですが、ダイエットにはサラダにそのままかける方法が推奨されている方法です。熱を通さないとごま油に含まれる不飽和脂肪酸が満腹中枢に働きかけ、過食を防ぐのにつながります。

ごま油には食用だけではない使い方もあります。ごま油には健康にいい成分が含まれており、これを応用したのがキュアリングです。キュアリングはごま油を食べて体内に取り入れるだけではなく、外からも取り入れると考えます。

このとき使うものは茶褐色のごま油ではなく、白ごま油を選んでください。白ごま油は焙煎していないため独特の香りがありません。洗顔した後の顔に、直接塗ってください。セサミンやオレイン酸などが含まれているのでさまざまな美容効果が期待できます。

ごま油のうがいも、含まれる成分の作用で口内をきれいにし風邪の予防などにもいいといわれる方法です。スプーン1杯の白ごま油をそのまま含んでうがいをし、その後は水で十分に口の中をすすぎます。非常にお手軽な方法なので、ぜひ試してみてください。

幅広い料理に使えるごま油ですが、内祝いや引き出物にごま油のギフトセットは人気です。栄養価が高く健康志向の方にも、豊富なレシピで幅広い料理にも使いやすく喜ばれます。普段はあまり買うときがない高品質な純正ごま油セットがギフトにおすすめです。

ごま油に限らず調味料をいざ使おうと思ったとき、切らしていたのを忘れていた経験がある方も多いです。実はごま油はほかの調味料を使って簡単に代用できます。代用するために必要な調味料はラー油とサラダ油です。

ラー油にはごま油も含まれているので、ラー油にサラダ油を加えるだけで簡単にごま油の代用になります。もちろん、本当のごま油には及びませんが、急遽必要になったときはぜひ代用ごま油も試してみてください。

下記の記事では、ラー油・えごま油のおすすめ人気ランキングをご紹介しています。ぜひご覧ください。

ここまでは、ごま油の人気おすすめランキング20選ご紹介させていただきました。ごま油の選び方やおすすめ商品がもちろん、変わった食べ方などもあるので、もし興味があったらぜひ試してみてください。