※サムネイルで使用した商品画像は同記事内で引用しています。

エクストバージンオリーブオイルはオリーブの実を絞ったものから厳しい基準をクリアし、酸度が0.8%を超えないものだけが認定されるオイルです。調理向けに精製したピュアオリーブオイルとは違いサラダやパンにつけるなどいろいろな使い方ができます。

癖のない味わいと香りのよさ、体にいい効果・効能から日本でも人気の高いオイルです。しかし、スーパーや成城石井で市販されているものは信頼できるのか、離乳食には使用できるのか不安に思う方も少なくありません。

そこで今回は100人を対象にしたアンケートの結果をもとにエクストラバージンオリーブオイルの選び方やおすすめ商品をランキング形式で紹介します。本物・偽物の見分け方も解説しているのでぜひ参考にしてください。

エクストラバージンオリーブオイルに期待する効果についてアンケートを行ったところ、最も多い回答は約半数の方が選んだ「健康維持」でした。また、風味・味わい・美容効果・腸活などと回答した方も多くいます。

エクストラバージンオリーブオイルにはさまざまな効果が期待できますが、ポリフェノールやビタミンEなどの栄養が豊富に含まれているのが大きな特徴です。オレウロペイン・スクワレン・オレイン酸など肌や髪にいい栄養も含まれています。

また、ダイエットのサポートとして役立つオレイン酸も含まれており、健康を気にしている方には特におすすめです。乳幼児の脳や骨の発育を促す効果もあるとされており、離乳食にも取り入れられます。効果について以下で詳しく解説しているので、参考にしてください。

エクストラバージンオリーブオイルを購入する際、本物か偽物か意識するかのアンケートでは約60%の方が「気にしない・分からない」と回答しました。また、偽物を買ってしまった経験があると回答した方も15%と多く、実際に偽物が出回っていると分かります。

本物を見分ける際は原産国・酸度・原材料の種類とあわせて「オーガニック認証マーク」を確認してください。製造方法や原産国が書かれていないものは、本物ではない可能性もあります。オーガニックマークは国によって異なりますが一定の基準を満たしている証拠です。

エクストラバージンオリーブオイルの使い方についてアンケートを行ったところ、「ドレッシングの代用として使う」と回答した方が38%で最も多い回答となりました。また、「豆腐やパンと一緒に摂る」「揚げ・炒め油として使う」を選んだ方はいずれも29%です。

ドレッシングとしてサラダにかけたり食べ物と組み合わせたりして摂る方が多い中、そのまま飲むと回答した方もいました。エクストラバージンオリーブオイルはさまざまな栄養を豊富に含んでいるため、健康のために毎日スプーン1杯摂取する方も多いです。

また食用としてだけでなく、スキンケアアイテムとして利用される場合もあります。高品質なオイルは基礎化粧品として使用すれば肌が潤い、乾燥によるダメージでパサついた髪もまとめてくれるのが魅力です。マッサージオイルにも使えるので、ぜひ試してみてください。            

エクストラバージンオイルには、オレイン酸・ポリフェノール・ビタミンEなど栄養素を豊富に含んでいます。エクストラバージンオイルの健康と美容効果を見てください。

オリーブを絞り厳しい基準をクリアしたエクストラバージンオリーブオイルは、香りや味わいに優れた高品質のオリーブオイルです。また、ポリフェノールを含んでいるため、健康目的で習慣的に「飲む」方法で摂取している方もいます。

加えてビタミンＥも含まれているため、1日スプーン1杯～2杯を目安に飲むのがおすすめです。毎日の生活に少しずつ取り入れてください。

オリーブオイルにはオレウロペイン・スクワレン・オレイン酸など肌や髪の健康維持に役立つ成分が多く含まれています。化粧品などにも使用されるオリーブオイルは、肌や髪につけても問題ありません。乾燥している肌や髪におすすめです。

エクストラバージンオイルに含まれるオレイン酸は、生活習慣病対策やダイエットのサポートにおすすめです。食前にエクストラバージンオリーブオイルを取り入れてみてください。ただしダイエットや健康維持には、日々の生活習慣や食事制限などが重要となります。

エクストラバージンオイルは腸活や便秘の対策にもおすすめです。オイルに含まれるオレイン酸などの一価不飽和脂肪酸には、腸のぜん動運動を促進させる働きがあります。朝晩どちらか1回、大さじ1～2杯を直接飲むだけなので気になる方は試してみてください。

エクストラバージンオイルは、実は乳幼児の成長をサポートする食品として離乳食にも使え、世界小児学会では生後6ヶ月以降の赤ちゃんへのオリーブオイルの摂取を推奨されています。特別な離乳食を準備する必要はなく、いつものメニューに2～3滴垂らすだけでOKです。

緑黄色野菜や魚と一緒に摂ればそれらの栄養吸収率もアップします。最初はアレルギーに気を付けながら、ぜひ離乳食にも取り入れてみてください。

男女100人に「一番おすすめのエクストラバージンオリーブオイル」を選んでいただきました。得票数を元にランキングを作成したので是非購入する際の参考にしてみてください。

各通販サイトの売れ筋ランキングも是非以下より参考にしてみてください。

※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

ここではこれまでで紹介しきれなかった選び方の詳細をご紹介します。まだ商品が決め切れていない方は是非参考にしてみてください。

エクストラバージンオリーブオイルを最後まで美味しく使うためには、ボトルにも注目して選びましょう。遮光性の高さ・ガラス瓶・少量ボトルを選ぶ理由を紹介します。

デリケートなエクストラバージンオリーブオイルにとって、光は劣化を進める原因になります。太陽光だけでなく、室内の蛍光灯の光でも劣化してしまうので、品質を守るためにも濃い色のボトルに入っているものがおすすめです。

また、ペットボトルは光だけでなく酸素も通しやすいので、薄い色の瓶やプラスティックのボトルに入ったオイルは避けてください。

エクストラバージンオリーブオイルの品質を保つなら、プラスチックよりもガラス瓶がおすすめです。ペットボトルは光と酸素を通してしまう性質があるので、酸化を進める原因になりかねません。ガラス瓶なら光をさえぎって酸化を防いでくれます。

開封すると酸素に触れて劣化しやすいため、いつでもフレッシュな状態のエクストラバージンオリーブオイルを味わいたい方や消費量の少ない一人暮らしの方には、使いきりサイズのミニボトルがおすすめです。

また、普段から料理に使用している方や家族の多い方は、コストパフォーマンスが高い大きなサイズのボトルを選んでください。開封してから2～3か月で使い切れるサイズが目安です。

健康維持や美容のために選ぶなら、品質の高さもポイントです。酸度0.8%以下、コールドプレス製法について紹介します。

EXバージンオリーブオイルの鮮度は「酸度」が目安となり、遊離脂肪酸がどれだけ含まれているかによって決まります。遊離脂肪酸が少ないほど、新鮮さが保たれやすいと考えられているため、酸度は0.8%以下が国際基準（IOC）です。

ただし、日本ではJASの基準が適用されるため（酸度は2.0%以下）、国際基準の0.8%を超える商品も最高ランクの商品として販売されています。価格よりも品質重視でオリーブオイルを探している方は、世界基準をクリアしJOCの認定マークが表示されているアイテムを選んでください。

高品質にこだわるなら認証マークの有無もチェックしましょう。認証マークにはユーロリーフ・有機JAS・地理的表示保護制度・USDAオーガニックなどいろいろな種類があり、それぞれの基準をクリアした証です。

どの基準が優れているといったものではありませんが、一定の基準をクリアした高品質のEXバージンオリーブオイルを購入したい場合はぜひマークに注目してみてください。

高級なエクストラバージンオリーブオイルなら、鮮度の高いコールドプレス製法のものがおすすめです。オイルを絞る方法はいくつかありますが、非加熱もしくは30℃以上をかけずに、油分を抽出したものだけにコールドプレス製法と表示できます。

最高品質ならではの風味（辛味）を味わいたい方におすすめです。高温で抽出すると劣化が進み、風味が落ちてしまうだけでなく、トランス脂肪酸が発生する可能性もあります。

オリーブオイルの種類は、エクストラバージンオリーブオイルやピュアオリーブオイルなどの種類があります。用途に合わせて選んでください。

そのままオリーブオイルを飲んだり料理にかけたりするなら、エクストラバージンオイルを選んでください。サラリとしていて味にクセがないのが特徴で、バゲットに直接つけたりパスタの仕上げにかけたりするのがおすすめです。

揚げ物や炒め物をしても有害物質が発生しませんが、高温調理に使用すると香りを失ってしまいます。風味を大切にしたいなら、そのまま使ってください。下記のサイトでは、飲むオリーブオイルの人気おすすめランキングを紹介しています。ぜひ参考にしてください。

炒め物や揚げ物など加熱するなら、調理に使うならピュアオリーブオイルを選んでください。エクストラバージンオイルよりも熱で風味を失いにくく、価格も安く入手できます。

下記では、ピュアオリーブの人気おすすめランキングを紹介しています。ぜひ参考にしてください。

エクストラバージンオイルは、イタリア・スペイン・ギリシャ・日本など産地ごとに香りや味わいが異なります。それぞれの特徴をチェックして選んでください。

パスタ・ピザ・トマトとの相性が抜群のイタリア産は、わずかな辛味とフルーティーな味わいが特徴です。細長く国土の広いイタリアの中でも、南部のアラブリア州やアプーリア州で約70%が生産されています。

そのほかにも、シチリアやトスカーナ州も有名産地です。地域や生産者ごとに品質を競う傾向にあるので、香りや味わいの異なる個性的なエクストラバージンオリーブオイルを味わえます。

太陽の光が降り注ぐ夏の期間が長く、冬は10℃以下の寒さが続くスペインは、オリーブが育つ条件のすべてが整っており、オリーブオイルの生産量が世界一です。ハエンタリーニャ州やアンダルシア州など、スペイン国内のさまざまなエリアで製造されています。

オリーブの品種を限定して、安定した品質をキープしているのも魅力です。熟成したオリーブの実を搾るため辛みや苦みが控えめで、さまざまな料理に合わせられます。また、健康のためにそのまま飲みたい方にもスペイン産がおすすめです。

古代からオリーブオイルの産地として有名なギリシャは、最高品質のエクストラバージンオリーブオイルの生産量が多い国です。オリーブの古木に豊かに実ったオリーブを丁寧に採取し、コールドプレス製法で熱を加えず製造しています。

ギリシャ産のエクストラバージンオリーブオイルは、濃厚な味わいとフルーティーな香りが特徴なので、ドレッシングはもちろん料理の仕上げに使用するのがおすすめです。

国内産のほうがいいと感じる方は、国産のエクストラバージンオイルを選んでください。おすすめは香川県の小豆島産のエクストラバージンオリーブオイルです。品質基準の差により日本で流通しているエクストラバージンオリーブオイルは偽物といわれていました。

しかし「国際オリーブオイルコンテスト」で金賞を受賞した小豆島産は、世界からも注目されています。国産品はオリーブ独特のクセが少なく、料理に合わせやすいのが特徴です。

オリーブの品種は、ピクアル種・コルニカブラ種・レッチーノ種など数千種類もあります。オリーブオイルの風味を楽しみたいなら、オリーブの品種や香りで選んでください。

フルーティーな香りを選ぶなら、ピクアル種がおすすめです。フルーティな香りの中の苦みと酸味がアクセントになり、スペイン産のオリーブオイルに多く使用されています。オレイン酸を含む率が高く酸化しにくいため、長期間の保存ができる特徴です。

加熱しても高品質を保つため、高温調理にも適しています。香りがよく使いやすいオリーブオイルを求めている方におすすめです。

辛みと苦みが好みならコルニカブラ種がおすすめで、スペインでは2番目に栽培面積が多い品種です。リンゴのようなフルーティな甘味と苦みのバランスがよく、オリーブオイルの独特な風味が楽しめます。肉や魚料理に使用すると、ハーブのように香りがたつのも特徴です。

幅広い料理に使うなら、レッチーノ種のオリーブオイルがおすすめです。辛みやオリーブオイル独特のクセがなく、マイルドですっきりとしています。舌触りがまろやかなため、魚料理やサラダなど食材の味を楽しむ料理と相性抜群です。

レッチーノ種は害虫がつきにくく栽培しやすいので、観葉植物としても人気があります。成長スピードが速いため、ご自宅で育てるのもおすすめです。下記のサイトでは、オリーブのシンボルツリーの人気おすすめランキングを紹介しています。ぜひ参考にしてください。

ブランドによって、香り・味・テイストが異なります。それぞれのブランドの特徴を理解して、お気に入りの1本をみつけてください。

PLANETA(プラネタ)のエクストラバージンオリーブオイルは、オリーブの香り・苦味・辛味もしっかり感じられるのが特徴です。のど越しの刺激はあるものの、味のバランスが良くテイストが軽いので、さまざまな料理とよく合います。

食通の方や料理好きの方へのプレゼントにおすすめです。やや高めの値段設定ですが、クオリティの高さを考えるとコストパフォーマンスの面でも満足できます。

製造方法にこだわりのある「アルドイノ」では、電極を利用して一番搾りの上澄みのオイルだけを集める方法で製造しています。オイルに含まれている酸度は0.28%とわずかです。ただし、この製法は抽出量が極端に少ないので、限られた銘柄でしか行われていません。

だからこそ「アルドイノ」は、最高品質のオイルとして本場イタリアでも絶賛されています。えぐみが少なくなめらかな舌触りで飲みやすいので、健康のために毎日摂取したい方におすすめです。

日本有数のオリーブの産地、香川県小豆島の一番搾りのエクストラバージンオリーブオイルです。小豆島はオリーブ発祥の地として100年以上の歴史を持ち、収穫・搾油・瓶詰まですべて島内で行われています。

希少性の高い「国産」にこだわりたい方におすすめです。国際オリーブオイルのコンテストで金賞を受賞し、国内はもちろん海外からも品質の高さを評価されています。

イタリアの名門貴族・フレスコバルディ家が伝統を守りつつも新技術を取り入れ、美味しさと品質にこだわりながら作り続けられてきた逸品です。ひと際美しいエメラルドグリーンのオイルは搾りたてのジュースのようにフルーティーでスパイシーな後味が楽しめます。

丁寧に手摘みしたオリーブの実を収穫後6時間以内に採油する、酸度0.2%の上質なオイルはサラサラとして軽いテイストで醤油との相性も抜群です。パスタにかけるなどしても使えます。下記の記事では、パスタの人気おすすめランキングを紹介しているので、参考にしてみてください。

毎日の食事に、エクストラバージンオリーブオイルを取り入れたい方におすすめなのが、味の素から発売されている「AJINOMOTO オリーブオイル・エクストラバージン」です。指定農園で栽培されたオリーブを使用し、こだわりの鮮度をキープしています。

また、野菜・肉・魚類だけでなく、お味噌汁との相性もいいところも魅力です。他のオリーブオイルよりも安くて美味しいだけでなくスーパーでも市販されているので、普段使いしやすいオイルとなります。

スーパーなどいろいろな店舗で市販されている手軽さと、リーズナブルな価格が魅力ボスコです。ボトルのサイズや形状のラインナップも豊富にあるので、使うシーンや頻度やお好みによって選べます。初めてのオリーブオイルにもおすすめです。

有機栽培にこだわったエクストラバージンオイルが特徴のalce nero(アルチェネロ)が販売するバージンオイルは、ドルチェとフッタートの2種類です。ピアンコリッラ種とカロレア種のオリーブを使用し、優しい癖のない風味が特徴となります。

カスティージョ・デ・カネナは早摘みオリーブを使ったEXバージンオリーブオイルが特徴です。成熟したオリーブの方がたくさんのオイルを搾れますが、品種独自の味や風味を大切にしており、早摘みにこだわっています。

なかでも特に人気なのがおしゃれな水色のボトルが印象的な「冷燻オリーブオイル アルベキーナ種」です。独自の技術で天然の燻製香を加えており、いろいろな食材とよく合います。

コスパの良さで選ぶならカルディで人気の、100%イタリア産のオリーブオイルを使用した老舗のメーカー「ラニエリ」がおすすめです。1Lの大容量エクストラバージンオリーブオイルを1000円台で購入でき、風味にクセがないので日本人の口によく合います。

商品調達力に自信のあるバイヤーが選んだ海外の高品質エクストラバージンオリーブオイルをオリジナル商品として手頃な価格で提供しています。輸入品は蓋・瓶の精度や密閉に不具合が出る場合がありますが、成城石井では国内でボトリングしているのでそうした心配もありません。

コスパのいいオリーブオイルを選びたい方は、コストコをチェックしてみてください。大きなサイズで販売している商品もあれば、数本セットになっている商品もあります。サラダ油よりも高価なオリーブオイルは、できるだけお得に購入したいところです。

オリーブオイルのプロと呼ばれるオリーブオイルソムリエの方が審査した「国際EXバージンオリーブオイル品評会」で受賞歴のあるオイルから選ぶのがおすすめです。購入する際、オイルを味見できるところもあります。

しかし、風味のチェックをしてみたくても、テイスティングできるショップはそんなに多くありません。プロによって選考されたエクストラバージンオリーブオイルを入手すれば、テイスティングしなくても高い品質を期待できます。

用途に合わせて選ぶなら、価格のチェックをしてください。エクストラバージンオリーブオイルは、品質が高くボトルがおしゃれなものも多いので、プレゼントに選ぶなら品質とボトルデザインのいいものがおすすめです。

最高級なものは4万～5万するものもありますが、自宅用でなるべく価格を抑えるならコスパのいい3千円程度の大容量タイプを選んでください。

エクストラバージンオリーブオイルを美味しい状態で使うには鮮度もとても重要です。一般的に賞味期限は未開封の状態でも1年から1年半ほどなので、まとめ買いや買い置きにはあまり向いていません。

また開封後は酸化が進むため、1カ月を目安に使い切るのがおすすめです。1カ月で使い切れそうもないご家庭には少量ボトルや1回使い切りの小分けパックのものもあるので、そちらでできるだけ酸化していない美味しい状態のエクストラバージンオイルを楽しんでください。

オリーブオイル大きく分けてバージン・精製・オリーブの3種類です。それぞれの基準にも違いがありますここでは日本・世界での認定基準を紹介します。信頼できるオリーブオイル探しの参考にしてください。

日本で売られているエクストラバージンオイルの中には、国際的には偽物といわれてしまうものが並んでいます。本物のエクストラバージンオイルは国内生産約10%で、その理由は世界基準と日本の基準には違いがあるためです。

世界基準よりも日本の基準は緩いため、海外からは日本のオリーブオイルが偽物といわれてしまう場合があります。

国際オリーブオイル協会の基準はキ厳しい規格基準が定められています。IOCでのエクストラバージンオリーブオイルの酸度は0.8%以下です。IOCの厳しい基準をクリアしたものだけが、エクストラバージンオイルと呼ばれます。

エクストラバージンオイルは希少価値が高く、生産1位はイタリアが45%でスペインが2位で30%ほどです。

国内で販売されているEXバージンオリーブオイルのほとんどが、偽物といわれる理由として、国際基準（IOC）に加盟せず、JASの基準でオイルを区分けしているところが挙げられます。「IOC」と「JAS」では基準に大きな違いがあるので覚えておいてください。

JASでは「2.0%以下」となり、JASには風味の評価区分がありません。品質にこだわりたい方は国際基準を満たしたアイテムを選ぶか、日本で唯一IOCに加盟している「JOA」の認定マークのついた商品を選んでください。

EUでは「IGP（保護指定地域表示）」と「DOP（保護指定原産地表示）」といった2つの認証制度が存在します。IGPはある程度広域の特産品、DOPは町や村など狭い地域での特産品の品質を認証するマークです。

オリーブオイルだけでなく、パルマ産プロシュートやパルミジャーノ・レッジアーノチーズ、シチリア産ブラッド・オレンジなど、さまざまな食品がこれらの認証を受けています。

フレッシュな香りや味わいを味わいたいのなら、エクストラバージンオイルは火を通さずそのまま摂ってください。おすすめの使い方や本当に美味しいレシピをご紹介します。

イタリア料理店でよくパンにオリーブオイルを添えて出てきますが、これはオイルの風味や香りがしっかり楽しめる食べ方の1つです。トーストしたパンにつけるとふわっと香りが立つち、ひと味足したいならシンプルに塩胡椒がよく合います。

パスタソースを作るときにオリーブオイルを使う方は多いと思いますが、茹で上がったパスタにエクストラバージンオイルと塩・胡椒を和えただけのオリーブオイルパスタなら香りや風味を存分に堪能できます。

また冷製パスタの仕上げにそのままかけるのもおすすめです。特にトマトやバジルとよく合うので、ぜひ試してみてください。

エクストラバージンオイルのレシピと聞くとイタリアンをイメージしますが、意外にも豆腐との相性も抜群です。絹ごし豆腐に岩塩をパラリと一振りした後、エクストラバージンオイルをかけるだけで美味しく食べられます。

豆腐本来の味わいとオリーブ特有の風味が絶妙なバランスでミックスされ、シンプルで上品な前菜が作れておすすめです。オイルだけでなく塩にもこだわりたい方は、以下の記事で塩の人気おすすめランキングを紹介していますのでぜひあわせてご覧ください。

オリーブオイルはそのまま飲むのもおすすめです。1日にスプーン1杯程度を目安に取り入れてみてください。そのまま飲むなら、クセの少ないものを選ぶと初めてでも抵抗なく飲めます。オリーブオイルが好きな方は、好みの味のものを取り入れてみてください。

生でも食べられるエクストラバージンオリーブオイルは、過熱して使用するサラダ油やゴマ油と異なり、そのまま飲んでも問題ありません。ただし、いくら健康にいいといってもオイルなので飲み過ぎないようにしてください。

大さじ2～3杯（30～45cc）が1日の摂取量の目安となります。健康のためには食事の1時間前に摂取するのがおすすめです。そのままでは飲みにくい方は、ほかのドリンクや白湯などに入れると飲みやすくなります。和食ならお味噌汁にプラスするのもおすすめです。

下記の記事では、亜麻仁油やMCTオイルなど体にいい油の人気おすすめランキングを紹介しています。気になる方は、ぜひご覧ください。

オリーブオイルの保存方法にはいくつかポイントがあります。遮光瓶に入っていないオリーブオイルを直射日光にさらさない・ボトルをコンロの近くに置かない・容器を替えない・冷蔵庫で保管しない、この4つを守ってください。

オリーブオイルは熱や光の影響で劣化してしまいます。高温になるコンロの側に置きっぱなしにせず、15度～20度程度の涼しい暗所で保存しましょう。透明の容器に入っているものは、アルミホイルなどで包んで光を遮断するのが大切です。

別の容器に移し替えると、雑菌が入ったり変質したりする原因になります。また、温度変化にも弱いため、冷蔵庫で保存すると白く凝固して使いたいときに使えません。冬場、常温で保存していて固まった際は、湯煎せずに暖かい部屋でゆっくり溶かしてください。

エクストラバージンオリーブオイルの人気おすすめランキングと選び方のポイントを紹介しました。フレッシュなエクストラバージンオリーブオイルを料理に加えるだけで、味わいもグンとアップします。ぜひ、好みの味を見つけて豊かな食卓を演出してください。