【プロ監修】塩のおすすめ人気ランキング23選【美味しい天然塩も!】
2023/04/04 更新
塩は料理に欠かせない重要な調味料です。今回はミネラルの多い天然塩や高級塩、自然塩や海塩をご紹介します。中にはスーパーやカルディで買える有名な人気塩からプロの味を出せるもの、体にいい塩まで種類豊富です。記事後半では料理研究家監修のもと、岩塩や天日塩といった塩の種類や選び方についても解説します。
目次
天然塩から海塩まで美味しい塩を見つけよう
塩は普段の料理の中で最もよく使う調味料の1つです。国産や外国産、天然塩や自然塩・海塩など塩の種類も多く、素材の旨味を引き出したり料理の味を深めたりとさまざまな用途で使用されています。
実は、岩塩や海水塩などの成分や粒の大きさにはそれぞれ特徴がありお肉本来の旨味を引き出したり、本格的なプロの味にしてくれたりする美味しい塩があるのです。しかしスーパーやカルディで買える有名なものや高級塩など種類が豊富で悩んでしまいますよね。
今回は料理研究家の岸田さん監修のもと、塩の選び方と人気おすすめランキングをご紹介します。ランキングは価格・種類・内容量を基準に作成しているので、これから塩を購入しようと考えている方は是非参考にしてみてください。
料理研究家が教える!自分に合った塩の選び方

料理研究家 HP:料理家 岸田夕子 公式HP & レシピサイト
岸田夕子
①「塩の形状(パウダー・大粒・フレークなど)」をチェック!
② 「原材料」をチェック!国産塩とあっても、原料は輸入物の場合も
③ 「製造方法」をチェック!天日塩や岩塩、または平釜かどうか
④「塩の色」をチェック!白い塩か薄茶色の塩かを確認しよう
1. 「塩の形状(パウダー・大粒・フレークなど)」をチェック!

岸田さん
塩の形状により正確に計量しても、実際の量はかなり違います。すりきり小さじ1で量ったパウダーとフレークでは、かさばるフレークの分量はだいぶ少なくなります。減塩を目指している方にはパウダーは不向きかもしれません。
2. 「原材料」をチェック!国産塩とあっても原料は輸入物の場合も

岸田さん
海外産の塩には製造や表示に基準をつけることができないため、安心できる国産にこだわる方に。国産と表記されていても原材料が外国で作られた天日塩であることが多いものです。
3. 「製造方法」をチェック!天日塩や岩塩、または平釜かどうか

岸田さん
天日塩や岩塩などは加熱されていない塩、平釜などは火が通された塩です。衛生的に全く問題はありませんが、砂などの混入が気になる方は、加熱製法の塩を選ばれるのが良いかと思います。
4. 「塩の色」をチェック!白い塩か薄茶色の塩かを確認しよう

岸田さん
薄茶色などが自然の色の様に感じるかもしれませんが、塩の結晶は白いもののようです。砂が混じったり、加熱の際の釜の鉄分が色に出たりしているのかもしれません。
【料理研究家が選ぶ!】塩のおすすめランキング3選

岸田さん
12種類の有機ハーブをたっぷり使ったハーブソルトです。塩味がそれほど強くないのでたっぷり使えるため、ハーブ好きにはたまらない味わい。これひとつで味付けが完了します。

岸田さん
燻製好きをも唸らせる、自然な燻製風味が味わえる燻製ソルトです。くん液ではなく海塩をじっくり燻製したからこそできる味わいをお試しあれ。

岸田さん
パッケージのデザインや蓋に使われているコルクのセンスが良く、おもてなしの際などそのままテーブルにおいてもアイキャッチになります。ざっくりした粒状にもおしゃれ感があり、味わいも良い天然塩ですよ。
【編集部厳選!】塩の人気おすすめランキング20選
口コミを紹介
味わい深いのに変な癖がなく、和洋中どんな料理にも合います。
これを使うようになってから、料理の味がワンランク上がった気がします。

岸田さん
旨味も塩味も強くシンプルな料理に向いています。さらさらとした顆粒状態でパックされているので使い勝手も良い岩塩ですね。細粉してあるためソルトミル要らずで使いやすいかと思います。
ただ、海塩と比べると硬く溶けにくいので、スープなど味見をしながら作る料理には不向きです。野菜スティックやステーキなどの追い塩に美味しく使えますよ。

岸田さん
ガーリック風味が強く、ハーブソルトと言うよりはスパイスの効いたシーズニングソルトとして活躍してくれます。容器の使い勝手があまり良くないので、密閉ビンなどに入れ替えて使うのがおすすめです。

岸田さん
コスパの良さがダントツの塩なので、迷わずに購入できるのが嬉しい塩です。また、コスパが最高なので大量に使うパスタの茹で湯、柑橘の香りを引き立てるための皮もみに最適ですよ。
口コミを紹介
味はまろやかで、何にでも使いやすい。
お値段と味、使い勝手を考えると、これが一番だと思っています。
粒タイプのを使いたい時以外は、たいていこれですね。

岸田さん
サクサクカリッとした口当たりが独特で、調理で味をつける塩というよりは直接振りかけておいしい塩です。粒の面積が広いので、一箇所にまとまってかかってしまうと塩辛く感じることがあるかもしれません。
特にサラダにオリーブオイルと一緒に振りかけるのがおすすめです。塩味をすぐに感じられるので減塩にもなりますよ。
口コミを紹介
なぜか食材がおいしくなります。そのままなめると硫黄の味がします。不思議な塩です。

岸田さん
さらさらしているので料理によっては使い勝手は良いかもしれませんが、塩辛さがかなり際立ってしまうため、淡白な味わいの食材や料理には、使用量に気をつけるとよろしいかと思います。
口コミを紹介
普通の塩とは違い、しょっぱさだけがあるわけでなく旨味がありいろいろな食材にあい重宝します。
口コミを紹介
少し水分のある感じのお塩です。丸みがあり柔らかい味で角がないのでスイーツにもおすすめですが塩味を出したい、塩スイーツとして塩を効かせたいというより馴染んで目立たないけど塩が欲しい時におすすめです。
口コミを紹介
添加物の入っていないミネラル豊富なお塩を探しておりました。とてもサラサラしていて粉のようなお塩です。味も塩辛くなく、甘味もある美味しいお塩です。

岸田さん
塩辛さをしっかり感じられると同時に旨味も感じられる、ガツンとくる塩味が好きな方におすすめの塩です。一見パウダー状に見えて、その実、手に取ってみるとしっかり結晶を感じられるサラッとした塩なので、肉や魚に振りかけて使うなど使用範囲は広いです。
あんこなど甘い豆料理の仕上げの隠し味も使えますよ。

岸田さん
昔ながらの伝統製法で作られた塩とのことで、その質感も昔懐かしいです。重ための質感が嫌いでなければ、ミネラル感のある味わいも良いので使ってみる価値ありかと思います。
「あらしお」という名から、もっと粗めの塩を思い浮かべがちですが、とてもしなやかな質感で使い勝手の良い塩かと思います。
口コミを紹介
まろやかな味のする塩で、体にも良さそうです。味見すると、ガツンとくる辛さがない。

岸田さん
パッケージの栄養成分表示は群を抜いてミネラル成分が多いことに驚かされます。少量を舐めるだけでミネラル感があり、塩分低めにもかかわらず、しっかりとした塩味も感じられる塩。
とても微粒なパウダー状のため、振りかけるよりも、皿に盛りつけた塩に食材をつけて使うと良いかと思います。
口コミを紹介
両親にも家族にも大好評でご飯を炊く度に人数分必ず塩むすびを握っています。自家製の浅漬けに入れてみても刻んだ昆布がいらないくらい美味しくてびっくり。我が家に欠かせないお塩です!
口コミを紹介
主にはハムやベーコンを自作するのに使ってます。まろやかな塩気でとても気に入っています。
他にも、野菜を茹でる時、パスタを茹でる時に大活躍です!

岸田さん
感じられる甘味から、味わいそのものが優しく感じられ、使用範囲の広い塩です。
顆粒・微粒どちらも市販されていますが、日本の料理や食卓に使い勝手が良いのは微粒かと思います。フランスの塩ですが、塩おにぎりに使うのがおすすめですよ。

岸田さん
しっかりした塩味がありながらも、甘みと旨味が感じられてきつい塩辛さを感じさせない塩です。調理に使うにも、そのまま料理にかけるにも、ソルトミルがあった方がいいかと思います。
塩味・旨味が強いのでワインや日本酒などを飲む折に、口の中でゆっくり溶かしたり、カリッと噛みしめたりするのもおすすめですよ。
口コミを紹介
鯛茶漬けに使ったり、パスタ、お吸い物、おにぎりやそのままお湯に溶かして飲んだりとちょっとした味のアクセントに大活躍です。リピートしてます。
塩のおすすめ商品比較一覧表
商品 | 画像 | 商品リンク | 特徴 | 塩の種類 | 内容量 | 粒の大きさ |
---|---|---|---|---|---|---|
|
Amazon 楽天 ヤフー |
これひとつで変わり塩に!旨味の塊 |
精製塩 |
180g |
小粒 |
|
|
Amazon 楽天 ヤフー |
そのままふりかければ見た目もかわいい!ソルトミルにも! |
岩塩 |
300g |
大粒 |
|
|
Amazon 楽天 ヤフー |
西洋料理・和食・パンづくりなど幅広い料理に合う塩 |
海水塩 |
1kg |
顆粒 |
|
|
楽天 Amazon ヤフー |
粒をそのままでも潰しても使える |
岩塩 |
800g |
粗い |
|
|
Amazon 楽天 ヤフー |
椎茸と昆布の旨味!おにぎりにしたい塩 |
精製塩 |
150g |
小粒 |
|
|
楽天 Amazon ヤフー |
食のプロが選ぶミネラルたっぷりの塩 |
海水塩 |
250g |
パウダー |
|
|
楽天 Amazon ヤフー |
いのちの塩として代々大切にされてきた歴史ある塩 |
岩塩 |
300g |
微粒 |
|
|
Amazon 楽天 ヤフー |
日本伝統のシンプルな味わいが楽しめる健康的な塩 |
海水塩 |
500g |
小粒 |
|
|
Amazon 楽天 ヤフー |
程よいにがりを感じる爽やかな甘い塩・恵安の塩 |
天日塩 |
750g |
小粒 |
|
|
Amazon 楽天 ヤフー |
ミネラルの多い塩!ゆで卵に合う無添加高級塩 |
海水塩 |
250g |
小粒 |
|
|
楽天 Amazon ヤフー |
国内外からのシェフから認められる塩 |
海水塩 |
500g |
小粒 |
|
|
楽天 Amazon ヤフー |
後味に海の香りがする沖縄の塩 |
海水塩 |
500g |
小粒 |
|
|
Amazon 楽天 ヤフー |
カルディで購入できるいろいろなレシピに使える美味しい塩 |
海水塩 |
500g |
中粒 |
|
|
Amazon 楽天 ヤフー |
子供にも安心!無添加塩 |
海水塩 |
250g |
小粒 |
|
|
楽天 Amazon ヤフー |
パリパリとした食感が特徴の上品な味わい |
海水塩 |
250g |
大粒 |
|
|
Amazon 楽天 ヤフー |
カルシウムたっぷりでシンプルな料理に合うアルペンザルツ |
岩塩 |
250g |
大粒 |
|
![]() |
楽天 Amazon ヤフー |
スーパーで手に入るどんな料理にも合う定番の塩 |
精製塩 |
500g |
小粒 |
|
![]() |
楽天 Amazon ヤフー |
プロのような味をだせて肉料理やサラダにぴったり |
岩塩 |
269g |
大粒 |
|
|
楽天 Amazon ヤフー |
パキスタン政府が認めたミネラルたっぷり自然塩 |
岩塩 |
1kg |
パウダー |
|
|
Amazon 楽天 ヤフー |
使い方次第で和・洋・中の料理を楽しめるサラサラの塩 |
海水塩 |
1kg |
小粒 |
通販サイトの最新売れ筋ランキングもチェック!
各通販サイトの売れ筋ランキングも是非以下より参考にしてみてください。
※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。
用途にあった塩の選び方
塩は商品によって種類や粒の大きさがどれも異なりますので、料理に適したものを選ぶようにしましょう。

編集部
塩にこだわってみたいという方におすすめの選び方はありますか?

岸田さん
まずは原材料を確認し、添加物名が記載されているものは避けた方が良いかと思います。次に成分表示を確認しマグネシウム・カルシウム・カリウムなどが含まれているもの、所謂「ミネラル感のある塩」を選ばれるのがおすすめです。
天然塩・自然塩の種類で選ぶ
天然塩や自然塩と呼ばれる塩は主に海水塩・岩塩・クリスタルソルト・湖塩があり、採れる場所によって成分や旨味などが異なります。それぞれの特徴をご紹介しましょう。
素材の味を引き出すなら「海水塩」がおすすめ
海水塩は自然塩の中で最も生成されている商品です。海水を汲み上げ、天日干しか煮詰めて精製する塩で、カリウム・カルシウム・マグネシウムなどのミネラルが豊富に含まれています。価格が安い商品が多いのでコスパを重視する方にもおすすめです。
粒が細かい形状のため、塩みが弱くまろやかで繊細な味を出せます。食品本来の持ち味を引き出すのにピッタリな塩なので、野菜やおにぎりなどには相性抜群です。どんな料理にも使える商品をお探しの方はチェックしておきましょう。
肉や魚の味を引き立たせるサラサラの塩ならアルペンザルツなど「岩塩」がおすすめ
アルペンザルツなど岩塩は海底が隆起して海水がとじこめられ、長い年月をかけ結晶化したものです。ナトリウムが多く含まれたサラサラの塩で、旨味がありしょっぱい味となっています。粒が大きく水に溶けにくいため、素材の味を引き立たせられるのが特徴です。
味の濃い赤みのお肉や、独特の臭みを持つ魚に向いています。岩塩は主に外国産の商品が販売されているので、さまざまな海水の味をじっくりと味わいたい方にもおすすめです。以下の記事では、岩塩について詳しくご紹介しています。合わせてご覧ください。
塩ひとふりでクセがない味わいなら「クリスタルソルト」がおすすめ
クリスタルソルトは海水を塩田に入れて、日光や風などの自然の力でゆっくりと蒸発させて結晶化させたものです。見た目は岩塩に似ていますが海水塩の1つなので、マグネシウムなど海水特有のミネラルを多く含んでいます。
長時間かけて海水の水分を飛ばしているので、塩気を抑え、塩ひとふりでクセのないマイルドな味わいなのが特徴です。肉料理・揚げ物・野菜などさまざまな料理に使いやすく、素材の味を引き出してくれます。
子供にも!ミネラル成分が含まれる甘い塩なら恵安の塩など「湖塩」がおすすめ
恵安の塩など湖塩はかつて海だった場所の水がなくなり、塩分濃度が濃くなった湖で生成された塩です。適度なミネラルが含まれ、柔らかな苦味と甘みのバランスが取れています。子供にも安心して食べさせられます。
日本には塩湖がなく、主な生産地は死海やカスピ海、北米のグレートソルト湖などの外国産なので、それぞれの特徴を考慮した塩を選んでみてください。価格も塩の質によって変わるため、事前に値段もチェックしておきましょう。
塩の製法で選ぶ
塩は製法によって精製塩・再製塩・天日塩・粗塩などの種類があります。風味や特徴が異なるため、自分の好みや用途に合わせて選びましょう。
揚げ物にぴったりなものなら「精製塩」がおすすめ
スーパーなどで食塩・食卓塩として売られている精製塩は、食卓で最も使われるポピュラーな塩です。製造過程でミネラルが取り除かれ、99%が塩化ナトリウムでできています。サラサラとして水に溶けやすいため、どんな料理にも使いやすいです。
海水塩や岩塩のような天然塩と違い、他の製造方法よりも大量生産が容易なので、価格が安い傾向にあります。コスパを気にする方や塩を大量に消費するご家庭は、是非購入を検討してみてください。
メーカーの個性が出やすい塩なら「再製塩」がおすすめ
再製塩とは精製塩や輸入された塩ににがりやミネラルを加え成分調整した塩です。メーカーによって成分量が違うので、それぞれの個性を楽しめます。成分を調整しているため、味がまろやかな仕上がっているものが多いです。
どんな食材や料理にも合うものなら「天日塩」がおすすめ
天日塩はオーストラリアなどで天日乾燥させた塩を、再度日本の海水で洗って釜炊きをした塩です。塩を天日干ししているので、クセがなくなりまろやかな味わいに仕上げています。料理のレパートリーが豊富なご家庭におすすめです。
形状が四角い結晶になっていて、キッチンなどの湿気の多い場所でも固まりにくく、手触りもサラサラとしています。スムーズで快適な調理をしたい方は是非購入を検討してみてください。
おにぎりや焼き鳥に使うなら国産などの「粗塩」がおすすめ
あら塩は国産のものが多く、天然ミネラルやほのかな苦味のある複雑な味を楽しめる塩です。海水を天日で乾燥させて、角が立っていないまろやかな味わいに仕上がっているため、素材の味をより引き出したい方におすすめします。
特におにぎりなどの塩だけで味付けする料理に使うと深みを引き出して美味しいです。また粗塩にはパワーが宿りやすいと言われていて、調理用だけでなく悪い気を取り払い良い気を流れさせる盛り塩としても活用されています。
以下の記事では粗塩について紹介しているので是非ご覧ください。
粒の大きさで選ぶ
塩の大きさには主に小粒・中粒などのサイズがあるので、調理する素材や作る料理に応じたものを選んでみましょう。
ご飯やサラダに合う塩なら「小粒パウダー」がおすすめ
普段使いのできるサラダに合う塩を求めている方は小粒パウダーの商品がおすすめです。さらさらとした手触りで、水に溶けやすい性質があるため、焼き料理や煮込み料理にも使いやすくなっています。
野菜やご飯に合うので、使い勝手の良い商品をお探しの方は購入しておきましょう。しかし、小粒でも塩分濃度が高いものも販売されています。塩分を摂り過ぎたくない方は、かけすぎに気を付けましょう。
焼き野菜や肉・ゆで卵に合う塩なら「中粒パウダー」がおすすめ
素材の味を活かしたい方は、中粒パウダーがおすすめです。食材を噛んで味が出てくるのに合わせて塩が溶け、食材本来の味や旨味を限界まで引き立たせてくれます。グリルした野菜・お肉・ゆで卵に合うため、ステーキや焼き魚にピッタリです。
メイン料理や目的に合わせて選ぶ
塩は、味だけでなく健康などを目的とした商品も販売されています。自分の用途に合わせて選びましょう。

岸田さん
煮込み料理の多い和食には古くから日本で作られている海水100%の塩、洋食の肉や魚のソテーには細かく挽いたサラサラの岩塩、サラダにはフレーク状などアクセントのある塩、ドレッシングには溶けやすいパウダー状が向くと思いますよ。

編集部
料理に合った塩を選べばよかった、と感じたエピソードがあれば教えてください!

岸田さん
汁物を作る際にミルがなかったので、どうせ溶けるからと結晶大きめの岩塩を使いました。味見の段階でちょうど良い塩味にしたところ、最終的に塩辛すぎで食べることができないほどでした。小豆の最後に加える塩でも同様の経験あり。

編集部
逆に、美味しい塩を使ったことで料理も美味しく感じられたことはありましたか?

岸田さん
お刺身を塩でしめて食べるのが好きなのですが、食塩相当量が多いものより、ミネラル分含有量の多い塩を使ったほうがかなり美味しく感じられました。塩おむすびでも同様です。

編集部
岸田さんおすすめの塩と料理の組み合わせはありますか?

岸田さん
ドレッシングを切らしているときに、オイルとビネガーにお気に入りの塩を加えるだけで、美味しいドレッシングになります。パウダー状の塩が溶けやすく手っ取り早いですが、私はカマルグなどちょっと大きめの粒状の塩を混ぜるのが好きですね。
味にこだわるならプロが選ぶ「シーズニングソルト」がおすすめ
シーズニングソルトは、塩をベースにハーブやスパイスをブレンドしてあり、プロが選ぶ本格派の味です。食材に振りかけるだけで、素材の旨味を出して料理の味をより一層引き立てます。ワンランク上の料理を作りたい方におすすめです。
アメリカ産の岩塩をベースにした商品が有名ですが、最近は日本各地で名産品を使用したご当地シーニングソルトも製造されています。興味のある方はチェックしておきましょう。下記の記事では、塩コショウについて詳しくご紹介しています。あわせてご覧ください。
おにぎりや刺身には「藻塩」がおすすめ
藻塩はかつて玉藻と呼ばれていたホンダワラなどの海藻から作られています。まろやかな味わいと豊富なミネラルが特徴の塩で、おにぎりや白身魚の刺身におすすめです。ほのかな磯の香りが料理にアクセントをつけてくれます。
藻塩には日本の伝統的な製法を取り入れている商品もあり、種類はさまざまです。製法によって味わいも異なるので、こだわりたい方はどのように作られているかをチェックするのをおすすめします。
健康に気を遣うならナトリウム以外の「ミネラルの多い塩」がおすすめ
一般の食塩は99%以上が塩化ナトリウムですが、天然塩はマグネシウム・カリウム・カルシウムといったミネラルが豊富に含まれています。さまざまな栄養素が摂取できるので、健康に気を遣う方には体にいいミネラルの多い塩がおすすめです。
ミネラルは食材の味を引き出す役割もあるため、お肉やお魚を美味しく食べられます。ミネラルが不足すると心身に悪影響を及ぼす可能性もあるので、ナトリウムの過剰摂取に気を付けつつ積極的に取り入れましょう。
料理のアクセントには「形・色が面白い塩」がおすすめ
食塩は味だけでなく、色や形もバラエティ豊かです。一般的な食塩は極小で料理に使用すると見えなくなってしまいますが、高級塩であるトリュフ塩や竹炭塩は粒が大きいので、料理のアクセントとしても活用できます。
塩の形は結晶のような形のピラミッド型や、細かいフレークタイプのものなど種類豊富です。下記の記事では、少し変わったトリュフ塩について詳しくご紹介しています。気になる方はぜひあわせてご覧ください。
一人暮らしなら瓶入り食卓塩など「小さいサイズ」の塩がおすすめ
一人暮らしの方が塩を選ぶならサイズにも注目しましょう。自炊をよくする方でも300g~500gあれば長く使えます。ほぼ自炊しないなら瓶入りの食卓塩がおすすめです。固まりにくく調理にも料理の仕上げにも使えます。
精製塩と天然塩の違いや使い分けの仕方とは
精製塩と天然塩(自然塩)の違いは作り方です。精製塩は海水を電気分解しますが、天然塩は煮詰めたり天日と呼ばれる太陽の光で作ります。 精製塩は雑味がなく塩辛く感じ、天然塩は含まれるミネラル分によりほんのり甘いです。
精製塩はリーズナブルなので、茹でるときなど大量に使うシーンに重宝します。天然塩では、溶けやすい海水塩は食材の下味に、溶けにくい岩塩は料理の仕上げなど溶けやすさで使い分けると便利です。
塩は体に悪い?減塩は必要?
健康のために塩分を控えたり、減塩食品を選んでいる方は多いと思います。そもそも取り過ぎると体に悪い塩はどんな塩かはあまり知られていません。そのポイントは体のミネラルバランスにあります。
精製塩はたくさん摂るとミネラルバランスを崩す可能性がありますが、天然塩は海のミネラルバランスがそのまま残っているため、精製塩より体への影響は少ないようです。減塩したい方は天然塩をチェックしてみましょう。
塩はスーパー以外にどこで買える?
塩はスーパー以外にさまざまな場所で購入できます。カルディやコストコ・通販など購入できる場所をご紹介します。
国内外の有名メーカーが揃うカルディ
世界中の食材が揃うカルディは、国内外のさまざまな有名メーカーの塩が揃うお店です。個性的な塩も多いので、和食・洋食・アジアン料理など、作る料理にぴったりな塩が見つかります。いつもと違う塩を探したい方にもおすすめです。
大容量タイプがあるコストコ
大型の会員制スーパーのコストコでは、プライベートブランドの塩があり、800gが300円前後で購入できます。大容量でお手頃価格なので、コスパの高い塩を探している方にはおすすめです。そのほかに外国産の塩も多数取り扱っています。
高級塩なら通販がおすすめ
高級塩は実店舗では取り扱っているところが少ないので、通販で購入するのがおすすめです。ギフトに人気な高級ブランド塩や希少性の高い国産塩など、さまざまなメーカーのものが揃っているので、ぜひチェックしてみてください。
プロの味を再現できるソルトミルを使うなど塩の使い方を工夫する
ソルトミルとは、岩塩などの大粒の塩を細かく挽くために必要な調理器具です。岩塩をソルトミルを使って微細な粒状にすれば、素材に馴染みやすくなります。手動と電動の2種類があり、両手でひねったりレバーを握り刃を動かして岩塩を砕くのが手動です。
少し力が必要ですが、軽量で手軽に使えます。電動はボタンを押すだけで素早く岩塩が挽け、少し重量がありますが、余分な力を使わずにサッと簡単にできるのがポイントです。塩の使い方を工夫すればプロのようなちょうどいい塩加減に仕上げられます。
また10cm程のコンパクトサイズのもの、おしゃれなデザインのものなど、さまざまな種類があるので、自分に合ったものを選んでみてください。以下の記事はペッパーミルの人気ランキングです。気になる方はぜひご覧ください。
無添加塩を選ぼう!
無添加塩を選ぶのにチェックすべき点は3点です。まずは塩公式マークのあるものを選びましょう。2点目に原材料名に添加物がないかを確認してください。海水以外の表記があれば無添加ではありません。
最後に、工程が「天日」か「平窯」のものを選びましょう。この2つは伝統的な工程でミネラルが豊富な塩ができあがります。
変わり塩を作って楽しもう!
変わり塩は、抹茶・カレー粉・山椒・昆布茶などを塩に混ぜて作るオリジナル調味料です。天ぷらなどの揚げ物に付けて食べると、いつもの料理がワンランク上の料亭の味に変貌します。簡単に作れるのでぜひチャレンジしてみてください。
味力万能塩だれなど塩味の調味料もチェック
料理の味をアレンジする調味料として、塩だけでなく塩味のたれもおすすめです。以下の記事では、味力万能塩だれなどさまざまなタレの選び方や人気のおすすめ商品をランキング形式でご紹介しています。こちらもぜひ参考にしてみてください。
まとめ
今回は塩の選び方と人気おすすめランキングについて紹介しました。体にいい塩である天然塩や国産の塩、プロが選ぶ塩までさまざまな種類があります。自分の料理に適した塩を選んで、毎日の食卓を美味しくしていきましょう。
本サービス内で紹介しているランキング記事はAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどECサイトの売れ筋ランキング(2023年04月04日)やレビューをもとに作成しております。
ローズマリーやバジルなど、12種類のハーブと海塩がブレンドされた旨味たっぷりのハーブソルトです。有機栽培農家が生産しています。魚料理はもちろん、スープやサラダなどに使うと普段の料理が簡単におしゃれになりおすすめです。