※サムネイルで使用した商品画像は同記事内で引用しています。

フォームローラー（筋膜ローラー）はデスクワークなどで長時間同じ体勢をとる方や運動不足の方、スポーツをする方にうってつけのエクササイズ器具です。エクササイズ器具と聞くと使い方が難しそうですよね。でも実はフォームローラーは女性や初心者にも使いやすいアイテムなんです。

フォームローラーの魅力は、近年話題の筋膜リリースや肩甲骨はがしが自宅でも手軽にできる点にあります。筋肉のこりをほぐしたり、疲れが取れたりとさまざまな効果があると口コミでも話題です。しかし、柔らかいものや材質などどれがいいか迷いますよね。

そこで今回は100人に実施したアンケートをもとに、フォームローラーの選び方やおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。ランキングは性能・使いやすさ・材質・耐荷重などを基準に作成しました。購入を迷われている方はぜひ参考にしてください。

フォームローラーとは、ストレッチやマッサージで使用される筒型のトレーニング器具の総称です。太ももや肩回りなど、疲れやコリが気になる部分に軽く押し当て転がして使います。凹凸・フラット・縦に細長い形状のものも、すべてフォームローラーです。

筋膜と呼ばれる繊維をフォームローラーの凹凸で刺激すると血の流れがよくなり、肩や首などのコリ、筋肉の疲れをとる効果が期待できます。筋膜がほぐれると柔軟性も良くなるので、運動前後のストレッチにもおすすめのアイテムです。

筋膜を刺激するローラーであるため、筋膜ローラーとも呼ばれます。フォームローラーと筋膜ローラーは同じものを指していると考えて問題ありません。

まずはじめにフォームローラーを使用する目的についてアンケートを行ったところ、ふくらはぎの疲れ・むくみ取りと回答した方が約37%と最も多い結果でした。また、太ももやお尻をほぐすためと回答した方が2番目に多く、むくみや疲れをケアするのに使う方が多いと分かります。

ほかにも肩・首こり・巻き肩対策や肩甲骨はがし・猫背対策、骨盤調整・腰痛対策と回答した方も多くいました。フォームローラーは手軽に使用でき、日々の疲れやコリなどをほぐしてくれるのが大きなメリットです。

さらにはスッキリするため・くびれ作りや二の腕から脇にかけてバストアップ などと回答した方もいました。疲れを取ったり体のケアをするだけでなく、シェイプアップの目的などで使用している方も多くいると分かります。

フォームローラーの効果や使用頻度についてアンケートを行い、効果を感じたと回答した方が90%以上でした。口コミで1回の使用時間に関しては15分未満と回答した方が半数近く、1日に15分ほどのケアで十分効果を感じられています。

毎日15分行っている方もいれば2～3日に1回程度で15分行っている方もいるようです。15分未満・2～3日に1回15分未満・毎日15分以上と回答した方をあわせると約70%となり、ほとんどの方が15分前後のストレッチを行っている結果となりました。

フォームローラーを選ぶ際に重視するポイントについてアンケートを行ったところ、素材・硬さと回答した方が約37%と最も多い回答でした。また、次に多かったのが口コミやSNSでの評判で、実際の使い心地を重視する方が多いと分かります。

また、ほかにはタイプ（電動・スタンダード）や耐久性・耐荷重 を重視して選ぶと回答した方も多くいました。フォームローラーを選ぶ際は素材・硬さ・口コミをメインに好みに合ったものを選んでみましょう。本記事ランキングでは口コミも紹介しています。

多くのフォームローラーでは、バスマットやビーチサンダルにも使用されているEVA素材を採用しています。初心者は硬く感じる場合もありますが、程よい弾力・反発性・耐久性もある優秀な素材です。パワフルな硬さを好む方向けの硬質PVCのものも販売されています。

硬いものは痛そうと心配な方には、ウレタンやポリプロピレン素材のフォームローラーがおすすめです。弾力があり柔らかいのが特徴でストレッチの達成感や耐久性ではEVAに劣りますが、高負荷を好まない方や年配の方でも気軽に使用できます。

男女100人に一番おすすめのフォームローラーを選んでいただきました。得票数を元にランキングを作成したので是非購入する際の参考にしてみてください。

以下にトレーニングチューブの人気おすすめランキングをご紹介しています。使い方も説明していますので、こちらもぜひ参考にしてみてください。

各通販サイトの売れ筋ランキングも是非以下より参考にしてみてください。

※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

エクササイズや筋膜リリースに人気のフォームローラーにはさまざまな効果が期待できます。ここからはフォームローラーの効果について解説しますので参考にしてください。

【目次】

• 筋肉がほぐれて首こりや肩こり・腰痛の緩和が期待できる
• フォームローラーにダイエット効果はある？痩せるって本当？
• ひどい癒着をはがす効果はある？

フォームローラーを使用しエクササイズすると、硬くなった筋膜を整えてもともとのやわらかさを取り戻せます。筋肉がほぐれると可動域が広がり、これまで以上の柔軟性を獲得できるので、マッサージ効果が得られるわけです。

首こりや肩こり・腰痛はそれぞれの部位の筋肉がこわばって起こるので、フォームローラーを使用してほぐしてあげれば症状が楽になります。ただし重度の腰痛や肩こりの場合は素人が刺激すると悪化する場合もあるので、病院で相談してから使用するのがおすすめです。

フォームローラーはをダイエット目的で購入する方は多いです。効果なしとの噂も聞かれますが、確かにフォームローラーは直接的に痩せるものではありません。しかし血行や代謝が良くなりすっきりとするため、痩せやすい体質を作るサポートをしてくれます。

より効果を高めたい場合にはほかのダイエット器具もあわせて使ってみてください。近年では気軽に使用できるダイエット器具が多く販売されています。下記の記事では、そんなダイエット器具の人気おすすめランキングをご紹介しているのでぜひあわせてご覧ください。

フォームローラーには多少の筋膜癒着を正常な状態に近づける効果は期待できるものの、あまりにもひどい癒着をすぐによくするのは難しいです。あまりに癒着による痛みがひどい場合には医師に相談してから使用してください。

軽度の癒着であれば、フォームローラーを押し当ててから離すとリンパの流れを促し、筋膜の滑りが良くなる水和作用が得られるほか、柔軟性が上がって痛みの軽減にもつながります。しかし、使用により痛みが出てきた場合は無理に継続しないようにしてください。

ここではこれまでで紹介しきれなかった選び方の詳細をご紹介します。まだ商品が決め切れていない方は是非参考にしてみてください。

【目次】

• 凹凸の数や形状で選ぶ
• 使用部位や目的に合った大きさで選ぶ
• 耐久性で選ぶ
• 付加価値で選ぶ
• まとめ買いがしたい方は「セット商品」もチェック
• メーカーで選ぶ
• 購入場所は「ヨドバシ・通販・ドンキホーテ」をチェック

フォームローラーには、表面に突起が付いているものも多くあります。この凸凹は材質と同様使い心地を左右する大きな要素となるため、有無や配置を確認するといいです。

フォームローラーの表面の凸凹にはツボを押す・コリをほぐす・血行を促進するといった役割があります。凸凹が多いほど身体へ多く刺激を与えるのが可能です。凸凹にはさまざまな形状がありますが、痛すぎずマッサージに近い質感をもつものが人気となっています。

表面の凸凹を気持ちいいと感じる方もいれば、痛いと感じる方もいます。突起の刺激が苦手なら、突起が鋭すぎないものがおすすめです。表面がフラットなものや凸凹が少ないものでも、ストレッチの達成感は充分に感じられます。

フォームローラーを購入する際にはまず大きさを決めてください。どの部位に何の目的で使用するかによって最適な大きさを選べば、パフォーマンスの向上も期待できます。

【目次】

• 初心者や女性には部位ごとに使える「標準サイズ」がおすすめ
• 全身や体幹トレーニングには縦向で使える「ロングサイズ」がおすすめ
• 手持ちで移動できるものなら「コンパクトサイズ」がおすすめ
• ピンポイントでほぐすなら「ボールタイプ」がおすすめ

ベーシックなフォームローラーのサイズは直径11〜15cm、幅（長さ）29〜33cmほどとなります。扱いやすい大きさと形状なので、女性やフォームローラー初心者はもちろん、幅広い層や用途に使いやすいサイズです。

上に乗って背中や肩甲骨をのばしたり、太ももやふくらはぎで転がして筋膜リリースをしたりと、コンパクトでありながら多様なストレッチができます。家で置き場所を取りたくない方や、持ち運びしたい方にもおすすめです。

50cm〜1mほどあるロングサイズのフォームローラーは、縦向きで使用して全身のストレッチがおこなえます。アスリートの利用者も多く、体幹トレーニングにも最適なアイテムです。なかには安価で初心者が使いやすい商品も販売されています。

手持ちで移動して使うときや家でのながらストレッチにはコンパクトサイズのフォームローラーがおすすめです。足裏にちょうどいい17cmほどのフットローラーや、転がしやすいスティック状ローラーなど、用途がピンポイントに絞られているものが多くあります。

とにかく場所を取りたくない、凝った場所だけを重点的に刺激したい方におすすめです。以下では肩こりグッズの人気おすすめランキングをご紹介しています。こちらもぜひ参考にしてみてください。

ピンポイントでコリや疲れをほぐしたいなら、ボールタイプのフォームローラーもおすすめです。ボールタイプはコンパクトサイズよりもさらに手軽に使用できるのが魅力で、小さめのサイズなのでピンポイントでのマッサージが行えます。

負荷をかけてハードにトレーニングしたい方や筋肉量の多い方にとっては耐久性も重要な要素です。安いだけで選んで後悔しないようにしっかりチェックしてください。

腰や太ももなどの広い部位に筋膜ローラーとして使用する場合、体重をかけたりピンポイントに圧力がかかったりするのを考えるとフォームローラーの耐荷重は100kgは欲しいところです。記載のない商品の場合は口コミで耐久性を確認しておくといいです。

以下は太ももマッサージ機の人気おすすめランキングをご紹介しています。こちらも参考にしてみてください。

芯材入りのフォームローラーは高い耐久性があります。耐性に優れたABS樹脂や、ストレッチポールのならEPE樹脂が芯材として採用されているものを選んでください。表面はEVA素材・芯材はABS樹脂のフォームローラーでも、耐久性は充分に期待できます。

フォームローラーは登場以来どんどん進化しています。品質はもちろん、ほかのアイテムがプラスで付いているものや、さらにストレッチの幅が広がる電動式もあります。

フォームローラーと並んで注目を集めているのがroddyのスティックローラーや筋膜スティックと呼ばれるスティック状のマッサージアイテムです。気になる部位にゴロゴロと転がすだけで筋肉をほぐすせるアイテムとして人気があります。

バリエーション豊富なストレッチやトレーニングを望むなら、フォームローラーにスティックなどがプラスされたセットもおすすめです。部位によってはもちろん、手軽にするときにはスティックといったようにシーンで使い分けられます。

振動機能付きの電動式フォームローラーも続々登場しています。通常商品より高価ですが、体勢を変えながらのストレッチに振動刺激が加わり、短時間で効率的に筋肉をほぐせるのが魅力です。振動の形や強度も切り替えられ、マッサージマシンのような使い方もできます。

電動フォームローラーを使用する際には素材もチェックしましょう。主に発砲ポリプロピレン素材(EPP)と合成樹脂であるEVA素材のものが販売されていますが、発砲ポリプロピレン素材のものの方が肌になじみやすく、振動がしっかりと伝わります。

フォームローラーだけでなく、エクササイズに役立つアイテムをまとめ買いをしたい方は、セット商品もチェックしてみましょう。体の部位に適したアイテムがセットになったものは、全身の筋膜リリースが効率的に行えます。

フォームローラーでは大きすぎる首や、足裏などピンポイントで刺激を加えたい部位にピッタリなアイテムがセットになったものがおすすめです。

フォームローラーにはいくつかの人気メーカーがあり、質の良さにも定評があります。商品選びで失敗したくない方は人気メーカーの製品をチェックしてみてください。

【目次】

• 定番の人気製品なら「TRIGGERPOINT(トリガーポイント) 」がおすすめ
• インテリアになじませたい方には「IMPHY(インフィ)」がおすすめ
• 品質も安さも求めるなら「ACEFIT(エースフィット)」がおすすめ
• ヨガをする方には「gruper(グルパー)」がおすすめ
• 大柄な方や耐久性の高さを求めるなら「koolsen(クールセン)」がおすすめ
• 安いものなら「ニトリ・ダイソー」がおすすめ

グリッド フォームローラーが定番商品のトリガーポイントは、フォームローラーの中でも高い人気を誇り、プロにも愛用されています。確かな機能性と使用感で国内外を問わず定評のある商品なので、迷ったらトリガーポイントの製品がおすすめです。

さまざまなセルフストレッチアイテムを手がけているインフィは、インパクト大の大胆なカラーリングや凸凹が特徴です。個性的なデザインやしっかりした効果を求める方に人気があり、インテリアなじみやすいのも魅力で小さめサイズのフットローラーもあります。

ACEFIT(エースフィット)のフォームローラーは価格の安さで人気があり、初めてのフォームローラーにもおすすめです。安いだけでなく耐久性や弾力性に優れ、使いやすさにも定評があります。口コミでも高評価のメーカーなのでぜひチェックしてみてください。

ヨガマットも手がけるgruperのフォームローラーは、使いやすさ・機能性・価格帯などのバランスがよく初心者にも人気です。ヨガアイテムとセットで使用すれば、統一感も出ます。使い勝手のいい商品をお探しの方におすすめです。

以下ではヨガマットの人気おすすめランキングをご紹介しています。こちらもぜひ参考にしてみてください。

長く使える丈夫な商品をお探しならkoolsenの商品がおすすめで、表面に弾力性の高いEVA素材を採用したモデルは耐久性が高く、使い勝手がいいのが特徴です。最大耐荷重が300kgある物も販売されており、長く愛用できる商品が欲しい方はチェックしてください。

人気のインテリアメーカーニトリにもフォームローラーがあります。低価格ながらしっかりした作りで評価が高く、1年保証付きで人気です。また、ダイソーでもフォームローラーを取り扱っていて500円程度で安い商品が購入できます。

どちらも低価格なので、フォームローラーを試してみたい初心者におすすめです。価格重視の方はぜひニトリやダイソーをチェックしてみてください。

フォームローラーはどこで売っているか疑問に思う方も多いと思います。いろいろな商品をチェックしながら、手軽に購入したいならヨドバシなどのネット通販がおすすめです。外出の必要がなく、自宅まで配送してくれます。

実際に見て買いたいならスポーツ用品店やドンキホーテがおすすめです。ドンキでは安く買える場合があるので、お近くにある方はぜひ確認してみてください。

筋膜とは筋肉などを覆っている結合組織です。長時間間違った姿勢や運動を続けていると、筋膜の機能に異常をきたすと分かっています。その結果、身体のコリや痛み・筋肉機能の低下・血行不良などの不調が起こる場合も多いです。

筋膜リリースとは生活習慣や運動により硬ばってしまった筋膜を緩めて、元の状態に戻す（リリースする）状態を指します。肩甲骨周りの筋肉や筋膜をリリースするのを肩甲骨はがしといい、それを目的として生まれたのがフォームローラーです。

また、フォームローラーで筋膜リリースを行ったあとは、ストレッチポールを使用するのもおすすめとなります。以下ではストレッチポールのおすすめ人気ランキングをご紹介していますので、ぜひあわせてご覧ください。

フォームローラーを買っても正しく使用しなければ痛いだけで望む効果は得られません。付属のガイドブックやWEBサイト・YouTubeなどを参考にして上手に使用してください。

【目次】

• 基本の使い方をご紹介
• 太もものほぐし方
• 肩まわりのほぐし方
• 背中・肩甲骨まわりのほぐし方
• 使用後は清潔に保管しよう

フォームローラーの上に身体を置いてフォームローラーを転がすように身体を動かすのがフォームローラーの基本の使い方です。肩甲骨・背中・太もも・ふくらはぎ・身体の側面など、さまざまな部位に効果的なストレッチができます。

ハードに感じる人はまず、背中などを乗せてゆっくり伸ばす動きからはじめましょう。無理のないところから徐々に慣れていくのが長続きのコツです。足裏を乗せてコロコロと転がすのもツボが刺激されて心地よく、ながらエクササイズができます。

基本の使い方が分かったら、気になる部位ごとのエクササイズをしていきます。まずは脚の疲れやむくみが気になる方、太ももの張りに悩む方におすすめの太もものほぐし方をご紹介します。

1. 太ももの外側にローラーをあて、床に肘をついた姿勢をとる。
2. 力を入れずに太ももの筋肉にローラーをなじませる。
3. 小さく上下にローラーを動かす。

肩こりに悩む方や、肩周辺の疲れを感じる方には肩まわりをほぐすのがおすすめです。ぜひ以下の方法を試してみてください。

1. 斜めに置いたローラーを脇と胸の間にあててうつぶせになる。
2. 腕を伸ばしたままローラーに体重をかけ、そのまま身体を反転させる。
3. 力を入れずにローラーに身体を預ける。
4. 脇の下と胸の間を小さく上下に動かす。

肩こりが気になる方は肩甲骨周辺をほぐすのもおすすめです。背中の張りや疲れがある方もぜひ以下のようにほぐしてみてください。

1. 背中の下に横向きにフォームローラーをセットし、両手を頭の下に添える。
2. 背中を丸める感じで頭を持ち上げ、肩から肩甲骨の下まで1分ほど転がしてほぐす。

フォームローラーは体に直接当てて使用するので、使用後はお手入れが必要です。素材にもよりますが基本的には水洗い、もしくは優しく水拭きをし、風通しのいい場所で乾燥させてください。ストレッチでは想像以上に汗をかくので使用ごとのお手入れがおすすめです。

フォームローラー以外にも手軽にストレッチや運動ができるグッズは多数あります。フォームローラーと併用し、より効果的なエクササイズを行いましょう。以下ではバランスボール・ヨガマットの人気おすすめ商品を紹介していますので、参考にしてみてください。

今回はアンケート結果をもとに、ストレッチや筋膜リリースを自宅でできるフォームローラーをご紹介しました。フォームローラーはデスクワークによる肩こり・腰痛・身体の不調にぴったりです。ぜひ、自分に合ったフォームローラーを見つけてみてください。