横山秀夫作品のおすすめ人気ランキング15選【最高傑作から新作まで】
2023/11/15 更新
64(ロクヨン)や陰の季節など、警察小説の第一人者である横山秀夫です。映画・ドラマ化になった作品は数多くあり、特にサスペンスが好きな人におすすめな作家といえます。そこで今回は、横山秀夫の選び方と新作書籍や最高傑作と評判の人気の作品をご紹介します。
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目次
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今回の記事では横山秀夫の人気おすすめ本ランキングを紹介していますが、下記の記事では小説について紹介しています。ぜひ参考にしてください。
新聞記者だった作家横山秀夫!警察小説が熱い
映画や小説でも話題作「64(ロクヨン)」の作者横山秀夫の作品は警察小説が多いというイメージです。それは群馬在住の新聞の記者で、事件を新聞記者の立場で追っていたからという経歴が理由の一つといえます。その経験を活かしたリアルな描写が魅力の一つです。
ですが、実は日航機123便墜落事故を題材にした社会派作品「クライマーズ・ハイ」など、警察小説以外にも多くの作品を手がけているのです!しかもサントリーミステリー大賞(佳作)や第五回松本清張賞などの受賞歴もあり、中には最高傑作と評されるものもあります。
そこで今回は人気作家横山秀夫作品の選び方やおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。ランキングはシリーズ・映画化・テレビドラマ化・口コミを基準に作成しました。新作書籍も紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。
【結論コレ!】編集部イチ推しのおすすめ商品
横山秀夫のミステリー小説のおすすめ
横山秀夫のシリーズ作品のおすすめ
横山秀夫の映像化された小説のおすすめ
横山秀夫作品の特徴・魅力
横山秀夫は、1957年東京都生まれ、国際商科大学(現東京国際大学)を卒業後、1979年に地方新聞社に入社。以後12年間、記者として勤務しました。1991年「ルパンの消息」が、サントリーミステリー大賞佳作を受賞したことがきっかけで新聞社を退社。
その後フリーライターとして漫画原作や児童書の執筆などを手掛けます。1998年に「陰の季節」で松本清張賞を受賞し、小説家デビューしました。デビュー2作目の「動機」で、2000年に日本推理作家協会賞短編部門を受賞。
その後数々の作品がが映画化やドラマ化もされました。さまざまな伏線の展開とリアリティのある話が魅力で、多くの人気を集めています。現在、最も注目されるミステリー作家のひとりと言えます。
横山秀夫作品の選び方
横山秀夫さんの書籍はたくさんあるので、どの作品を選べばいいか迷ってしまうことも多いです。シリーズや長編短編など選び方をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
長編や短編で選ぶ
同じシリーズでも長編と短編があるので、それぞれ特徴を知って読みやすい物を選びましょう。
心理描写や背景事情を味わいたいなら「長編小説」がおすすめ
横山秀夫の長編小説は、非常に骨太になっているのが特徴です。背景などが非常に細かく描かれていて、物語のスピード感はやや落ちますが、ずっしりと心に残るような読後感になります。しっかりと作り込まれた世界観を味わいたい人におすすめです。
気軽に読みたいなら「短編小説」がおすすめ
さくっと気軽に読みたい方は短編小説がおすすめで、物語の展開がスピーディになっています。人物描写よりも事件の真相などのストーリーを重視している方におすすめです。仕事などで忙しい人にとっても読みやすくなっています。
また、以下の記事では、短編小説のおすすめランキングをご紹介しています。ぜひ、併せてご覧ください。
通学・通勤時に読みたいなら「文庫」がおすすめ
特に横山秀夫の長編小説を見ると、あまりの分厚さに驚くかもしれません。気軽には持ち運べないような重さがあったりするので、通学・通勤時に読みたい方は文庫からチェックするのがおすすめです。
また、以下の記事では、文庫本小説のおすすめランキングをご紹介しています。ぜひ、併せてご覧ください。
ジャンルで選ぶ
横山秀夫はさまざまなジャンルで執筆しているため、自分の好みに合わせて選ぶと、より横山秀夫作品を楽しめます。
巧みな心理描写やストーリー展開なら「警察・ミステリー小説」がおすすめ
代表ジャンルともいえる警察・ミステリー小説は、警察の内部事情も絡んだりするので心理描写が丁寧に描かれているのが特徴です。最高傑作といわれる作品も多いので、特に好きなジャンルがない方や初心者の方は警察・ミステリー小説がおすすめといえます。
スピード感を味わいたいなら「サスペンス小説」がおすすめ
物語のスピーディーな展開を楽しみたいならサスペンス小説をおすすめします。中でも短編小説「永遠の時効」がおすすめで、刑事たちの強烈なライバル意識や葛藤、新聞社も巻き込んだ群像サスペンス作品です。
現場の緊迫感を味わいたいなら「ノンフィクション作品」がおすすめ
横山秀夫作品には、実話を題材にした作品もあります。その代表格が「クライマーズ・ハイ」で、2005年12月にNHKでテレビドラマ化、2008年に映画化で全国公開されてて、1985年に発生したジャンボジェット機事故を主軸とした物語です。
群馬県の地方紙・北関東新聞社の遊軍記者・悠木和雅は、ジャンボジェットが消えたとの連絡が入り、局長から事故関連の紙面編集を担うように命じられました。大事件を抱えた悠木は次々と重大な決断を迫られます。緊迫感とリアルさが読み応え十分の作品です。
以下の記事では、ノンフィクション小説のおすすめランキングをご紹介しています。ぜひ、併せてご覧ください。
シリーズで選ぶ
横山秀夫には面白い警察シリーズがあります。せっかく横山秀夫作品に触れるなら、シリーズを意識して読んでみましょう。
順番にこだわりなく読みたいなら警察小説の「D県警シリーズ」がおすすめ
横山秀夫作品を読むなら外せない警察小説のD県警シリーズです。1998年に発表の「影の季節」をはじめ、「動機」も短編集で読みやすく、警察の管理部門と刑事課の対立など、警察組織の内部を暴く手法で読み手を惹きつけていきます。
2002年の「顔FACE」は「影の季節」に登場した平野巡査が主人公で話です。そして2012年には大作「64(ロクヨン)」が発表されました。シリーズものですが、1つ1つのストーリーは独立したものなので、順番にこだわらず読むことが可能です。
個性的なキャラクターを楽しみたいなら「F県警シリーズ」がおすすめ
D県警シリーズで警察小説の人気を築き上げ、2003年に新たなF県警シリーズ「第三の時効」が発表されました。登場人物も個性的です。一班の「青鬼」朽木、二班の公安上がりの楠見など、誰に感情移入しても最後まで一気に読める作品になっています。
単行本で発売されているのはまだ1冊ですが、このほかに「第四の殺意」「永遠の時効」が発表されているので、単行本で発売されるのを待ちたいF県警強行犯シリーズです。
パワフルなキャラクターが好きなら「臨場シリーズ」がおすすめ
2004年に発表された「臨場」は検死官と呼ばれる鑑識の立場から物語が始まります。「臨場」とは事件現場の初動捜査に臨むことを言い、捜査一課調査官倉石が主人公の作品です。倉石は一匹オオカミゆえに「終身検察官」と呼ばれています。
この臨場シリーズは臨場スペシャルブックとして2010年に発表され、「罪作り」「墓標」「未来の花」「カウントダウン」が収録されていて、今後もシリーズを期待される作品です。
名作が読みたいなら直木賞候補の「志木和正シリーズ」がおすすめ
志木和正シリーズは、W県警捜査一課強行犯係指導官志木和正警視を中心に物語は進行していきます。アルツハイマーの妻を殺害した現職警察官梶聡一郎の事件は簡単に解決と思われたのですが、空白の二日間の存在が判明し、事件は急展開をみせるのです。
この「半落ち」は話題作になり直木賞候補にあがりましたが、残念ながら受賞を逃しました。
ミステリー好きな人じゃなくても読める「社会派作品」がおすすめ
横山秀夫作品はシリーズ化されたもの以外にも多くの面白い作品があります。その中でも代表作は「クライマーズ・ハイ」です。記者時代に遭遇した日航機123便の墜落事故を題材にした社会派作品になっています。
群馬県の新聞社を舞台に大事故を取材する記者の奮闘が描かれた物語で、臨場感と当時の緊迫感がうかがえるミステリー好きな人じゃなくても読める感動作です。
映像化されている作品で選ぶ
横山秀夫作品は多くの映像化作品があります。テレビドラマや映画になった作品を、小説で読んでみてください。
迫力のある映像を楽しみたいなら「映画化作品」がおすすめ
2004年に公開された「半落ち」監督脚本は佐々部清、犯人の梶聡一郎役を寺尾聡、志木和正を柴田恭兵、佐瀬検事を伊原剛志、新聞記者中尾は鶴田真由(原作では男性記者)が熱演した話題作です。日本アカデミー賞最優秀作品を受賞しました。
そのほかには「出口のない海」(主演:市川海老蔵)「クライマーズ・ハイ」(主演:堤真一)「臨場」(主演:内野聖陽)「64(ロクヨン)」(主演:佐藤浩市)などの多くの作品が映画化されています。
人気シリーズを楽しみたいなら「テレビドラマ化作品」
2000年5月にTBSで放送された月曜ドラマスペシャルでは、陰の季節シリーズの二渡警視を上川隆也が演じました。2002年には月曜ミステリー劇場では第三の時効シリーズや「真相」「逆転の夏」が放送されています。
フジテレビでは「顔」NHKでは「クライマーズ・ハイ」「64」などがあり、WOWOWでも「震度0」「ルパンの消息」などが放送されました。テレビ朝日では「半落ち」「臨場」テレビ東京「永遠の時効」など原作の人気を伺えます。
横山秀夫のミステリー小説人気おすすめランキング5選
口コミを紹介
この作品は横山氏の処女作で、長編小説。若い学生3人を主人公にしており、非常に面白かった!
口コミを紹介
凡百のミステリーを超えた、実に奥深い物語世界は、そのまま人の心の奥深さに通底する。ある程度の人生経験を経た中高年限定です。
口コミを紹介
派手な殺人事件を解決するという訳ではなく、焦点は
鑑識課、泥棒刑事、少年係、会計…などの
警察組織の内部での、せめぎあいが手に取るように伝わってきます。
口コミを紹介
事件のアイディアなども面白いが、それ以上に魅力のある人々に惹きつけられる。
口コミを紹介
長編小説だけれども、これはおススメです。我が身の保身の為の心理の読み合い、面白いです!
横山秀夫のミステリー小説おすすめ商品比較一覧表
横山秀夫のシリーズ作品人気おすすめランキング5選
口コミを紹介
警察、検察、報道、弁護士、裁判所、刑務所のベルトコンベアーを見事なリレーに変えた仕事人たちの信念。
口コミを紹介
届いてから2日で読み終わりました。とても面白かったです。
口コミを紹介
登場人物の心のひだが見事に描かれている。 人間のエゴやずるさや弱さ そしてその奥にある良心 優しさ 思いやり さまざまな思いと葛藤しながら生きている彼らに共感し 考えさせられるものも多かった。
口コミを紹介
必ずしも事件ではない組織の中での警察官群像を生き生きと描き出す横山秀夫の筆力は見事だ
口コミを紹介
D県警の鑑識課婦警、平野瑞穂巡査を主人公とした連作短編シリーズ。警察内部、特に男社会のなかでの主人公の心の葛藤がよく表現されている。
横山秀夫のシリーズ作品おすすめ商品比較一覧表
横山秀夫の映像化された小説人気おすすめランキング5選
口コミを紹介
今までの横山氏の作品を越えた最高傑作の誕生だと思う。
口コミを紹介
横山作品全部を読破しましたが、どの作品がおススメと尋ねられたら、私は迷わず、臨場をオススメします。確かに他の作品も、さすがと思いますが、これほど、主人公の人間性に惹かれた作品はありません。
口コミを紹介
警察系の小説の中ではとびきり濃密な描写だと思いました。
口コミを紹介
ラストにたどり着いた時の感動。そうか、こういうことだったのか、と。素晴らしい!
口コミを紹介
自分はまだ二十歳です。戦争を知らない時代に生まれ知らない世代です。ですが、だからこそこういった小説を読んでみました。やはり心にくるものがあります。ぜひこのレビューを見た方も一読を。
横山秀夫の映像化された小説おすすめ商品比較一覧表
通販サイトの最新売れ筋ランキングもチェック!
各通販サイトの売れ筋ランキングも是非以下より参考にしてみてください。
※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。
横山秀夫は病気で書籍を執筆できなかった時期も
横山秀夫は過去に病気の影響で主人公の名前を忘れたり、前に書いた文章や担当編集者の名前を思い出せなかったりする時期もありました。このままでは廃業かもしれないと考えましたが、7年越しに無事『64(ロクヨン)』を刊行します。
最新作は短編集「法廷ミステリーアンソロジー 逆転の切り札」
現時点での最新作は、2022年6月7日発売の「法廷ミステリーアンソロジー 逆転の切り札」です。裁判に関する5作の短編集で横山秀夫が1作を担います。それぞれ読み応えのあるストーリーが収録されています。
文庫本の最新刊は新装版顔(FACE)
横山秀夫の文庫本最新刊は2022年3月9日に発売した「顔(FACE)」です。この作品は2005年に書かれた小説の新装版になっています。男社会の中で闘う女性捜査官の活躍が爽快なファンも多い人気作です。
また、以下の記事では、ミステリー小説のおすすめランキングをご紹介しています。ぜひ、併せてご覧ください。
まとめ
ここまで横山秀夫作品のランキングを紹介しました。「64(ロクヨン)」で有名な横山秀夫作品ですが、そのほかにも数々の作品があります。どの作品が読みたいかランキングを見て選んでください。
本サービス内で紹介しているランキング記事はAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどECサイトの売れ筋ランキング(2023年11月15日)やレビューをもとに作成しております。
15年前自殺とされた女性教師の墜落死は実は殺人だったのか、と警視庁に入った一本のタレ込みで事件が息を吹き返します。当時、期末テスト奪取を計画した高校生三人が校舎内に忍び込んでいました。その名は「ルパン作戦」です。
殺人とは全く関係のない「ルパン作戦」が、ちょうど作戦実行日に女性教師が死んだことから、この3人組が殺人にかかわっているのでは?と捜査が始まります。