オンライン小説サイト「カクヨム」から書籍化されたライト文芸です。幼い頃に出会った少女ユーリヤと僕はいつか月を目指すことを夢見ていましたが、彼女の病がそれを拒むといったストーリーになります。

メディアミックス化はされていませんが、ライト文芸の単巻なので読みやすく、10代から大人まで楽しめる感動のSFファンタジー作品です。

数々の作品を世に送り出すミステリー作家・森博嗣氏のデビュー作です。元はS&Mシリーズの第四作として手がけられた作品ですが、デビュー作は派手な方が良いという編集部の意向により一作目のデビュー作として刊行されました。

UFOが飛来する噂がある基地のある街が舞台のボーイミーツガールストーリーです。全4巻が刊行され、漫画化・アニメ化・ゲーム化・ドラマCD化されています。著者唯一の完結作ということもあり、多くの方が未だに注目し続けている名作SFです。

学力試験の点数バトルをテーマに繰り広げられるキャラクター文庫です。全18巻が刊行され、累計発行部数は730万部を突破しました。また、勢いがいいライトノベルとしても知られており、とても読みやすく笑えるラブコメストーリーです。

MF文庫Jより2015年5月から刊行されている人気作は、これまで本編と短編集を含む全24巻(2023年2月現在)が既刊されています。韓国やアメリカでも翻訳されたものが刊行、漫画化され、アニメ化もされた人気作品です。

実力至上主義の名門校を舞台に描かれる学園もので、2023年版『このライトノベルがすごい！』の文庫本部門で1位を獲得しています。

2017年より刊行がはじまり、既刊は12巻（2023年2月現在）あります。シリーズ累計発行部数は130万部を突破し、漫画化・アニメ化されました。星歴2148年のサンマグノリア共和国を舞台に描かれるSF・ミリタリーアクションのシリーズです。

無人機が開発され、戦争の被害がなくなったとされていた時代、実は86の烙印を押された少年少女たちがそれに乗り込んでいた設定があります。面白そうだな、と思った方は是非チェックしてみてください。

MF文庫Jから刊行された本作は、新人賞応募で三次選考に残りながら、選ばれなかった作品です。理由は規定ページ内で収まらず、物語が完結しなかったためです。その後、単巻の文庫として刊行されました。

ライトノベルにしては言い回しなどが複雑で、設定や伏線なども面白く、とても読み応えのある作品です。

新潮文庫nexから刊行された本作は、捨てられた人間が集まる謎の孤島・階段島を舞台にした『階段島』シリーズの第一作となります。漫画・映画・演劇化がされた人気作です。シリーズの作品名には全て色の名前がついているのも特徴的です。

全12巻が刊行され、シリーズ累計発行部数は130万部を突破しました。嘘が日常茶飯事の少年みーくんと、ある事件をきっかけに壊れてしまった少女・まーちゃんが繰り広げるミステリー小説です。漫画化・実写映画化されています。

角川スニーカー文庫から刊行されている本作は、全8巻で完結しています。スニーカー文庫を代表する作者・林トモアキが初期から描き続けている『精霊サーガ』の完結編として描かれています。しかし、本作から読む方にも入りやすいような内容です。

全3巻で構成された長編伝奇小説です。もともと、Webに掲載されたものが同人誌で刊行され、のちに講談社ノベルズ化、さらに文庫化された作品になります。劇場版アニメ・ドラマCD・漫画とメディアミックス化された作品です。

新潮文庫nexにて刊行されている本作は、シリーズ累計190万部を突破している作品です。短編集は『天久鷹央の推理カルテ』、長編は『天久鷹央の事件カルテ』と位置づけされ、既刊は13巻です。（2022年8月現在）

ある病院の統括診断部には院内で診断困難の患者や、院外で起きた事件の相談が集まります。超人的な能力を持つ女医の天久鷹央が気に入った事件の謎を、部下と共に解き明かしていきます。

TYPE-MOONのノベルゲーム『Fate/stay night』の中で、断片的に語られていた第四次聖杯戦争の詳細を描いた作品です。全4巻で刊行された後、テレビアニメ化に合わせて全6巻が刊行されました。

余談ですが、本作に登場するウェイバー・ベルベットは、スピンオフアニメ『ロード・エルメロイII世の事件簿』の中心人物として登場してきます。

京極夏彦氏の代表作である名作・百鬼夜行シリーズの第一弾です。「この世には不思議なことなど何もないのだよ」でおなじみの中禅寺秋彦を中心に描かれるミステリー小説です。レンガ本と呼ばれる程の厚さと読みやすさが特徴になります。

本作は『小説家になろう』にて連載され、VRゲーム部門で年間ランキング1位を獲得した作品を書籍化したものです。VRゲームの世界に迷い込んだ主人公を中心に描かれるファンタジーストーリーで、漫画化・アニメ化もされています。

『小説家になろう』で連載されている作品の書籍化作品で、電子書籍を含むシリーズ累計発行部数が、全世界で1100万部を突破した超人気作品です。異世界に転移してしまった主人公が、特殊能力を使ってヒロインを救うため、事件の解決に挑みます。

漫画化・アニメ化・ゲーム化され、異世界転移のファンタジー作品の中では、間違いなく上位に入る作品です。

本作は、既刊が18巻（2023年1月現在）刊行されている超人気シリーズです。シリーズ累計は1,200万部(2019年時)を突破しており、漫画・アニメ・ゲーム・劇場版アニメとメディアミックス化されています。

広大な地下迷宮・通称ダンジョンを中心に栄える迷宮都市オラリオにて、異性との出会いを求める主人公ベルの冒険物語となっています。ストーリー的にもかなりシンプルな造りで大変読みやすい作品です。

第五回小学館ライトノベル大賞でガガガ大賞を受賞した作品で、シナリオライターの麻枝准氏が「鳥肌もの」と絶賛した名作です。登場人物のキャラクターは、オズの魔法使いをモチーフにしていて、それぞれのキャラクターが活きた作品です。

『know』は、[映]アムリタやバビロンで知られる鬼才・野崎まど氏のハヤカワ文庫JAのデビュー作になります。超情報化対策として、人造の脳葉『電子葉』の移植が義務化された2081年の日本・京都を舞台にした本格SF作品です。

主人公の20歳の青年が、今の記憶を持ったまま、10年前に戻るファンタジーストーリーです。この作品は、某WEB掲示板で掲載されていた『十年巻き戻って、十歳からやり直した感想』を加筆・修正し、タイトルを変更して書籍化した作品です。

Web上では、『げんふうけい』の名義で新作小説を発表してきた三秋縋氏の処女作になります。「もし過去からやり直せるなら？」誰でも一度は考える事柄がテーマになっていて、小中学生にもおすすめの作品です。

小説投稿サイト・小説家になろうに掲載された人気作品のリメイク版として書籍化されました。短編集2巻を含む全19巻が刊行され、シリーズ累計発行部数は1000万部突破です。ゲーム好きの主人公・カズマが、異世界へ転移し冒険に出る物語です。

1つだけ持っていけるものとして、女神のアクアを選択しますが、アクアやその他に登場する強烈なキャラクターたちに振り回されるばかりの冒険が描かれます。テレビアニメ化された作品で、ジャンルとしてはファンタジー・コメディといった感じです。

ボーカロイド楽曲の『カゲロウプロジェクト』の小説化作品です。8月14日と15日を舞台にした作品で、真夏に起きた事件を様々な視点から描かれています。そのため、複雑で読みづらい点もありますが、読み始めると次の展開が気になる作品です。

書籍の累計発行部数は、1500万部を突破し、アニメ化・漫画化・劇場版アニメ化を果たしています。

万能鑑定士Ｑの事件簿は、人気シリーズ作品のひとつで全13巻が刊行されています。「面白くて知恵が付く、人の死なないミステリー」のキャッチコピー通りに推理小説にありがちな殺人事件が起こらないのが特徴です。

戯言(ざれごと)シリーズの著者・西尾維新のデビュー作品です。メフィスト賞を受賞した『萌えキャラ殺し』の異名がついたミステリー小説で、シリーズはこれまで10巻が刊行されています。第1巻にあたる『クビキリサイクル』のみアニメ化されました。

この作品が初めて刊行されたのは、2001年でした。それから20年近くたった今も、多くの人の胸に残る、青春恋愛小説の代表的存在です。漫画・映画・テレビドラマ・ラジオドラマ・舞台と、多くの媒体でメディアミックス化された作品です。

映画化作品が大ヒットしたため、セカチューブームが巻き起こり、原作本もベストセラーとなりました。恋人を不治の病で亡くした主人公の朔太郎の想いに切なさを感じるともに、「自分もそんな恋愛をしたい」と思える作品です。

福山雅治主演の人気ドラマ『ガリレオ』の原作本です。天才物理学者・湯川学が科学技術を使って事件解決に挑む本格化学ミステリー小説です。探偵ガリレオは、ガリレオシリーズ第一弾の作品です。

小説投稿サイト『小説家になろう』に連載されていたオンライン小説の書籍化作品です。魔法科高校の劣等生シリーズはいくつかあり、シリーズ累計発行部数2200万部を突破している人気シリーズです。

架空の職業・魔法師を養成する魔法科高校を舞台に描かれています。時代背景は1995年から歴史が分岐した架空の近未来で、学園バトルアクションが繰り広げられます。

『このライトノベルがすごい!』でスニーカー大賞を受賞した人気シリーズです。エキセントリックな女子高校生・涼宮ハルヒが設立した、学校非公式クラブSOS団のメンバーを中心に展開する非日常系学園ストーリーです。

かつては角川スニーカー文庫版として刊行され、2019年からは角川文庫版も刊行を開始しました。シリーズ累計発行部数は2000万部を突破し、アニメ化・劇場版アニメ化・ゲーム化・漫画化を果たしています。

VRMMORPG『ソードアート・オンライン』と呼ばれるゲームの中を舞台にしたオンライン小説を元にした作品です。既刊27巻（2022年10月現在）が刊行され、シリーズの全世界発行部数は3,000万部を突破しています。

同作を原作としたメディアミックス化は、アニメ化をはじめ、アーケードゲームや海外ドラマなど幅広くメディア化されています。

オーバーテクノロジーづくしの科学サイドと、オカルトづくしの魔術サイドの2陣営が対立する世界観を描いたバトルアクション作品です。これまで既刊57巻(2022年9月現在)が刊行され、シリーズの累計発行部数は3100万部を突破しています。

メディアミックスも多岐にわたって行われており、漫画化・アニメ化・劇場版アニメ化・ゲーム化されています。ライトノベルと言えばコレ！と言える作品です。