奈良の日本酒おすすめランキング10選【春鹿や風の森など】
2022/06/09 更新
目次
今回の記事では奈良の日本酒おすすめランキングを紹介していますが、下記の記事では日本酒について紹介しています。ぜひ参考にしてください。
奈良県は日本酒発祥の地
日本酒の歴史を知るうえで欠かすことのできない地域が、清酒発祥の地として知られる奈良県です。清酒は奈良で992年に建立された正暦寺において、僧侶により酒造りがされたのが始まりといわれています。
過去の歴史がある奈良のお酒ですが、意外にも現代で人気の日本酒があるんです!風の森、春鹿、三諸杉など、伝統的な製法でありながら若い世代に支持される新しい味わいのお酒が見つかります。しかし、奈良には現在28の蔵元があり、数多くの銘柄があるため好みの味を見つけるのも一苦労ですね。
そこで今回は奈良の日本酒について、蔵元、製法、原材料にポイントを置きおすすめ商品を紹介していきます。選び方では蔵元や製造法についても触れているのでぜひ参考にしてください。
奈良の日本酒の選び方
奈良の日本酒選びでチェックしておきたい、蔵元や酒米、仕込み、味について紹介していきます。地酒はその土地ならではの気候や素材の特徴が表れるので、選び方の基本情報として押さえておきましょう。
蔵元で選ぶ
奈良には29の酒造がありますが、その中でも人気の銘柄を造っている蔵元を紹介します。油長酒造、千代酒造、梅乃宿酒造など、歴史ある製法の中から新しい味を生み出した評価の高い酒造です。
葛城山の素材にこだわる「千代酒造」
明治6年創業の「千代酒造」は、奈良盆地の南西に位置する御所市(ごせし)で営まれる酒造です。水、土、米と酒造りに必要な素材すべてを地元、大和葛城山(やまとかつらぎさん)山麓のものにこだわり、酒米作りから醸造まで、一貫した製造工程の下に品質の高い日本酒を造っています。
代表的な商品は、葛城山の地下水を何の処理もせずに使った「櫛羅(くじら)」、さまざまな料理と相性がよく、ぬる燗でも美味しい「篠峯(しのみね)」などがあり、奈良を代表する地酒として知られています。
歴史ある酒造りの「油長酒造」
銘酒「風の森」でおなじみの「油長酒造」は「千代酒造」と同じく奈良県御所市(ごせし)にある老舗の酒造です。500年前に確立した奈良酒の伝統を引き継ぎつつ、現代の製法を取り入れた新しい酒造りで、若い世代にも評判の良い地酒を製造しています。
「風の森」は、シュワっとしたはじける口当たりが特徴。珍しい炭酸のお酒は、もろみ発酵で生まれる自然の炭酸ガスによるもので、気が抜けた後に日本酒本来の味わいがより深くなるという商品です。敷地内の井戸から取られた深層地下水が仕込み水として使われており、大和葛城山(やまとかつらぎさん)の自然が凝縮されている地酒です。
少量高品質の「梅乃宿酒造」
少量生産にこだわる「梅乃宿酒造」は、明治26の創業以来120年余り、高品質な日本酒に妥協することなく酒造りを続けている酒造です。日本酒のオートメーション化が進む中手作りの製法にこだわり、丹念に製造された地酒は海外でも高評価を受けています。
コメの品種、麹、醸造方法にこだわった銘酒「梅乃宿」の他に、フルーティーなリキュール、爽快なスパークリングなど、女性や若い世代も楽しめる新しいお酒のラインナップが豊富です。
仕込みや酒米で選ぶ
奈良ならではの地酒を探すなら、仕込みや米にもこだわってみましょう。奈良独特の製法や素材について紹介していくので選ぶ際の参考にしてください。
室町時代から続く「菩提もと造り」
奈良の日本酒で欠かせないのが伝統的な「菩提もと造り」です。「菩提もと」とは、酒造りで使われる酒母(しゅぼ)の一種で、菩提もとを使った仕込みの方法を意味しています。
江戸時代から続く「生もと」、明治期に考案された「山廃もと」など伝統ある仕込み方法の中でも「菩提もと」は室町時代に菩提山正暦寺で開発された最古の方法の一つ。現代の「菩提もと造り」は、酒母の製造過程で正暦寺の山中で発見された天然の「正暦寺乳酸菌」を加えることが大きな特徴です。
また、米は正暦寺のある菩提山町産キヌヒカリを使用していることから、土地ならではの原材料を使い時間をかけて酒造りに欠かせない酒母(しゅぼ)を造っています。しかし、酒母は同じでも、蔵によって味や香りが違うため「菩提もと造り」による日本酒を飲み比べてみるのもおすすめです。
奈良県ならではの酒造好適米「露葉風(つゆはかぜ)」
酒造りに欠かせないその地域の米は、土地の気候や土壌、水質により育てられる独特の原材料です。奈良の日本酒には多様な米が使われていますが、奈良産唯一の酒造好適米「露葉風(つゆはかぜ)」にこだわってみるのも地酒の選び方の一つ。
「露葉風(つゆはかぜ)」は、栽培が困難な事から一旦は途絶えた品種です。しかし、奈良の農家の手によって再度復活し、「風の森」など多くの銘柄で使われる高評価の酒米となっています。冷酒にもピッタリの素敵なおちょこで、美味しい日本酒を味わってみましょう。下の記事でご覧ください。
味で選ぶ
奈良の日本酒は、甘口、辛口、熱燗でもおいしいなどさまざまな味の特徴があり、自宅用やギフトに好みの商品を選ぶことができます。こちらで簡単に味の特徴を紹介しているので、選ぶ際の参考にしてください。
奈良のお酒は「酸味と甘みのバランス」が良い
奈良の日本酒の特徴は濃醇甘口で、酸味と糖分のバランスが良いことで知られています。葛城山の地下水や土地で生産されたお米、麹、仕込み方法などが合わさることで、他にない独特の味わいが生まれており、リキュールや炭酸など新しい製法とも相性が良く飲みやすい味が特徴です。
甘酸っぱい日本酒は夏のお中元としてもぴったりで、家族世帯だけでなく独身の1人世帯、高齢者世帯などあらゆる年齢で楽しまれるでしょう。和食、洋食を問わない新しい日本酒の味も奈良の地酒の特徴です。
日本酒の味を簡単に見分けるには裏ラベルの「日本酒度」と「酸度」をチェックしましょう。一般的に日本酒度、酸度どちらも低いほどより甘口となります。2つのバランスが良い奈良のお酒は、濃厚甘口、淡麗甘口などから飲んでみることをおすすめします。
海外でも高い人気を誇る「淡麗辛口」
奈良の地酒は甘口だけではありません。滑らかでピリッとした淡麗辛口もあり、海外の評判も良く世界で人気のある日本酒が見つかります。辛口は日本酒が好きな人におすすめで、キレの良いクリアな味が好みという方に好まれるでしょう。
和食に合いそうな辛口ですが、海外での高評価など洋食の肉料理とも相性の良い日本酒です。
奈良の日本酒の人気おすすめランキング10選
口コミを紹介
奈良に在住していますが、遠方の友人に贈ると喜ばれます。お酒好きの方へおすすめです。
口コミを紹介
日本酒が得意な方ではないので、日頃は飲まないのですが、鷹長は超甘口で少しとろみがあり、ワインのような感じで飲みやすいです。ロックや炭酸で割っても美味しいです。
口コミを紹介
お客様用や年末年始に飲むお酒にしています。夏冬、どんな温度でも美味しくいただけます。
口コミを紹介
お祝いで高齢の方へ贈ったところ、喜んでもらえました。
口コミを紹介
味わい深い素晴らしいお酒でした。
口コミを紹介
日本酒の中ではこれが一番おいしい!お酒好きの友人に贈ります。
口コミを紹介
お世話になってるおじさんへのギフトに。この前は獺祭をあげたので、今回はこれにしました。初めて飲みましたが、くせになる飲みくちで、また今度買おうと心にきめました。
口コミを紹介
新鮮なお刺身と合わせていただいています。生酒は最高に美味しいです。
口コミを紹介
久しぶりに日本酒を飲んでみようとトライして、日本酒の概念を変えてくれたのがこのお酒です。日本酒をガッツリと飲んでる方には物足りないかもしれませんが、女性には特にお勧めしたいお酒です。
口コミを紹介
誰が飲んでも美味しいと思います。自信をもってギフトで送ることができます。
奈良の日本酒のおすすめ商品比較一覧表
商品 | 画像 | 商品リンク | 特徴 | 蔵元 | 銘柄 | お米 | 特徴 |
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世界で認められる奈良の地酒 |
梅乃宿酒造 |
梅乃宿 葛城 |
山田錦 |
純米大吟醸、モンドセレクション金賞 |
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夏に合うさわやかな炭酸のお酒 |
油長酒造 |
風の森 |
秋穂津 |
炭酸、純米大吟醸、 無濾過生原酒 |
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激辛で火を通さない生のうまみ |
千代酒造 |
篠峯 |
山田錦 |
辛口、純米吟醸、無濾過生酒 |
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ピリリと超辛口でキレ味が良い |
今西清兵衛商店 |
春鹿 |
五百万石 |
超辛口、純米酒、15度以上16度未満 |
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素材にこだわる無濾過の生原酒 |
千代酒造 |
櫛羅 |
山田錦 |
純米吟醸中取り、 無濾過生原酒 |
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菩提もと造りで不思議な魅力 |
美吉野醸造株式会社 |
花巴 |
吟のさと |
菩提もと、無濾過生原酒、 酵母無添加 |
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神話に登場する鳥の名前の大吟醸 |
北岡本店 |
八咫烏 |
山田錦 |
大吟醸、辛口 |
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一流ホテルや料亭で飲まれる味 |
久保本家 |
睡龍 |
山田錦・秋津穂 |
生もと |
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西日本のお米ヒノヒカリを使用 |
油長酒造株式会社 |
鷹長 |
ヒノヒカリ |
菩提もと、純米 |
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奈良のお米「露葉風」を味わう |
今西酒造 |
三諸杉 |
露葉風邪 |
純米吟醸 |
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イベントや居酒屋での試飲がおすすめ
奈良県内には28の酒蔵がありますが、それぞれに個性的な製法で独自の味わいを出しています。この中からお中元や自宅用に好みの味を選ぶのなら、日本酒のイベントで試飲したり、居酒屋で飲み比べてみたりするのがおすすめです。
奈良のお酒の特徴は、ワインのように酸味と甘みのバランスがよく、コクがあるけれど口当たりが軽やかなので、女性にも飲みやすいお酒が見つかります。シュワっとっと炭酸、フルーティー、ピリッと辛口、まろやかな酸味など、さまざまな味わいからこだわりの銘柄を選びましょう。
日本酒発祥の地である奈良県は、歴史ある仕込みや豊かな自然に育てられた酒造好適米、多彩な麹や醸造方法などにより、バラエティのある味が揃います。近隣の兵庫県や京都府は、日本酒の生産量がトップクラスという酒どころなので、以下の記事を参考に飲み比べてみてはいかがでしょうか。
「熱燗・ぬる燗」にしても変わらない美味しさ
冷酒は温めると味が変わることがありますが、奈良の地酒は熱燗やぬる燗にすることで、さらにうまみが引き立つ銘柄があります。うまみの秘密は伝統的な「生酛(きもと)造り」。
日本酒造りに欠かせない酒母ですが、「生酛(きもと)」は人口ではない手作りの貴重な酒母を作る伝統的な工程の一つです。1か月もかかる「生酛(きもと)」がお米のうまみを最大限に引き出し、お酒をより深い味わいへと変化させます。
「生酛(きもと)」によって生み出される味わいとコクのある風味は、冷酒だけでなく温めた熱燗でも損なわれることがありません。奈良の地酒は、夏だけでなく冬の鍋料理に合う温かい熱燗も楽しむことができます。粋な徳利と合わせ、気分を出して日本酒を堪能しましょう。以下の記事でどうぞご覧ください。
まとめ
歴史ある奈良県の日本酒について紹介しました。酒造りが盛んな関西地方では、ここで紹介した以外でも知る人ぞ知る多くの銘柄があります。製法や素材にも注目して、自分こだわりの銘酒を見つけてみましょう。
本サービス内で紹介しているランキング記事はAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどECサイトの売れ筋ランキング(2022年06月09日)やレビューをもとに作成しております。
奈良唯一の酒造好適米「露葉風(つゆはかぜ)」が使われる純米吟醸酒「三諸杉(みむろすぎ)」。蔵元の今西酒造は1660年から続く老舗ですが、創業当時から地元に愛される銘柄で香りよくふくよかな味わいが魅力です。三輪山の伏流水と地元のお米「露葉風」から作られるキレのよい奈良の日本酒です。