枕が変わると眠れない方もいるくらい、安眠するには枕が欠かせません。枕にはリーズナブルなものから高級の枕までありますが、高級枕を使うとさまざまなメリットがあります。自分に合った枕を選びましょう。

実は高級枕には、ホテル仕様で心地よく眠れるもの・睡眠時に肩や首の負担を軽減してくれて疲れを癒してくれるもの・オーダーメイドなどがあります。また女性向けのものもあり、テンピュールやドクタースリープなど有名ブランド・メーカーもおすすめです。

そこで今回は、高級枕の選び方とおすすめ商品をランキング形式で紹介します。ランキングは素材の心地よさや機能性の高さなどを基準に作成していますので、枕が欲しい方やプレゼントを考えている方はぜひ検討してください。

一般的な枕は価格帯が5000円程度なのに対し、ブランドものの高級枕は8000～30000円程度と一般的な枕よりもかなり値段が高いです。しかし、高級枕にはどんなメリットがあるか疑問に思う方もいます。

高さ調節ができるものや、素材・形状にこだわったものが多く、通気性や首へのフィット感などの使い心地が大きな違いです。枕全体でしっかりと首・頭を支えてくれるタイプが多く、心地よい眠りをサポートしてくれます。

また、保証付きのものや耐久性に優れるものなどもあるので、長期間使用にも向いています。

以下の記事では、1万円以内で購入できる枕の人気おすすめランキングを紹介しています。ぜひご覧ください。

まずは高級枕の選び方をご紹介します。高級枕の高さや素材などに着目して、自分に合う高級枕を選びましょう。

【目次】

• 枕の高さで選ぶ
• スムーズな寝返りを求めるなら「寝返りがしやすい幅・形状」を確認
• サイズで選ぶ
• 枕の形で選ぶ
• 素材で選ぶ
• 値段以上の価値がある商品なら「オーダーメイド」をチェック
• 機能の高さで選ぶ
• 購入後の「保証」をチェック
• ブランド・メーカーで選ぶ

高級枕を選ぶときに、自分に合う高さのもの選ぶのが大切です。高さが合っていないと肩や首に負担がかかってしまい、違和感を感じることがあります。

【目次】

• 肩のケアには首のカーブが「自然に保てる高さ」がおすすめ
• 快適な枕なら「高さのセルフチェック」がおすすめ
• 横向き寝の方や体の大きい方には「高めの枕」がおすすめ
• 女性や子供には高すぎない「低めの枕」がおすすめ
• 失敗したくないなら「高さ調節」できるタイプがおすすめ

首や肩のケアには、枕の高さ選びが大切です。高さがあっていないと、首や肩に負担がかかる場合もありますので、まずが自分に高さが合っているかを確認しましょう。ちょうどいい高さとは、首のカーブを自然な形で保てるかです。

自然に保てる高さは首にフィットしますので、頭の重さを分散してくれますので一点に負担が集中しません。

快適な枕を購入するためには、枕が自分の高さや骨格が合っているか確認が大切です。購入前にはセルフチェックをおすすめします。まずは枕の代わりにバスタオルを用意し、数回折り畳みちょうどいい高さに調節しましょう。

そのバスタオルを後頭部に枕のように敷き、マットレスや布団の上で横になります。その際に立っているときと同じ、背骨のS字ラインが維持できているか確認しましょう。その際に頭の先からとつま先まで一直線に並んでいる点も確認します。

横に寝たときに、顎が下がりその角度が5度ほどが望ましいです。これが適切な枕の高さとなります。適切な高さを選ぶと快適に使用していただけますのでぜひ活用してみてください。

体格のしっかりした方や横向きで眠るのが多い方には、高さのある枕が向いています。体格が大きい方は低すぎると頭が下がってしまう場合もあるので、ある程度高さのあるタイプがおすすめです。

また、横向きで眠る方は、頭から首の骨・背中にかけてまっすぐな高さになるものを選びましょう。高すぎる枕は肩こりの原因になります。

女性・子供・体が小さめの方は、低めの高さの枕が合う場合が多いです。このような方が、高すぎる枕を使用してしまうと首や肩に余分な負担がかかり逆に首を痛めてしまう場合がありますので、選ぶ際は高すぎない点を考慮して選ぶようにしましょう。

高さ選ぶで迷った方には購入したあとで調節ができる枕をおすすめします。調節可能な枕でしたら、簡単に体に合わせて高さが調節でき失敗しにくいのでおすすめです。高さ調節シートが数枚内蔵してあったり、綿を抜き出し調節するものもあります。

高さに合わせて枕の幅も購入する際には確認しましょう。幅を選ぶときの目安は、寝返りが打ちやすい幅を確保しておくのが大切で、大人なら60cm以上のおよそ頭が3つ幅がおすすめです。

寝ている間には20～30回寝返りをする場合があり同じ個所箇所へ圧迫や、血流の循環を妨げにくいのが特徴になります。幅が狭すぎると頭が落ちてしまいますが、形状もフラットで傾斜がないので寝返りがスムーズです。

凹凸のある形状は安定感がありますが、高低差があまりにもあるタイプですと寝返りを妨げてしまう場合がありますので気を付けましょう。高さと合わせて幅と形状も確認をおすすめします。

枕のサイズによって使い心地などが異なります。自分に合うサイズか確認して寝心地のいいものを選びましょう。

幅70cm以上あるホテル使用の枕は、ホテルで多く採用されておりすっぽりと包まれているような感覚を得られる枕です。また横幅のサイズが広いので、寝返りが打ちやすく寝ている間に動いてしまう方にもおすすめできます。

女性や子供など、体が小さい方は体の大きさに合わせて小・中サイズを選びましょう。また選択したい方も、大きいものだと洗濯機に入らなかったり変形してしまったりする可能性があるので洗濯機に入る洗濯可能なものを選ぶのをおすすめします。

高級枕には長方形以外にもさまざまな形があります。自分の用途や好みに合うものを選びましょう。

【目次】

• 種類が多く迷う方には「フラット・長方形」がおすすめ
• 肩や首への負担を減らしたいなら「ウェーブ型」がおすすめ
• 寝相の悪い方には「中央くぼみ型」がおすすめ
• 首への負担がかかりにくいものなら「ハート型」がおすすめ

最もポピュラーな形で多くの方にとって使いやすく、たくさんの商品があり選択肢が多いのもメリットです。選択肢が多く素材・高さ・デザインなど、自分の好みに合う枕を選べます。

ウェーブ型は、側面から見たときに波のように高さの差がある形です。頸椎弧（頭と首のカーブ）にフィットするようになっており、首や肩への負担が軽減されるため、凝りが気になる方におすすめします。

枕の高さでお悩みの方にもおすすめな枕を以下の記事で、首こり枕の人気おすすめランキングを紹介しています。ぜひご覧ください。

中央が凹んでいるくぼみ型の枕なら、後頭部がしっかりとくぼみにはまってホールドされて安定感があります。寝返りを打つ回数が多い方や、寝相の悪い方でも枕から頭が外れにくくておすすめです。

コスパ最強の安いものや肩のケアにもおすすめなものを以下の記事、安眠枕の人気おすすめランキングを紹介しています。ぜひご覧ください。

ハートを逆さまにしたような形状で、首周りのボリュームを減らしており、首への負担がかかりにくくなるように設計されています。朝起きたとき、首や肩が疲れたり凝ったりする方におすすめの形です。

以下の記事では、ストレートネック枕の人気おすすめランキングを紹介しています。ぜひご覧ください。

高級枕はさまざまな素材でつくられいます。それぞれ特性があるため、自分の好みや目的に合う素材のものを選びましょう。

【目次】

• 柔らかい感触が好きな方は「ポリエステル綿」がおすすめ
• 高級感があるものがいいなら「羽根・フェザー」がおすすめ
• 高反発の枕が好きな方には「クラッシュラテックス」がおすすめ
• しっかりフィットする枕がいいなら「低反発ウレタン」がおすすめ
• 固い枕が好みなら「パイプ・コルマ」素材がおすすめ
• 通気性の高さで選ぶなら「そばがら」がおすすめ
• リラックス効果を求めるなら「ひのき・木くず」がおすすめ

綿状の人口繊維で、クッション性があります。ふんわりとした感覚で柔らかめの枕が好みの方におすすめです。しかし軽量でボリューム感がありますが、使用しているうちに弾力性が失われてボリューム感がなくなってしまうデメリットもあります。

水鳥の羽根を洗浄、消臭した天然素材です。独特のふんわり感と高級感があり、通気性・吸湿・保温性に優れています。冬は暖かく夏は涼しいのがメリットで、天然素材ならではの自然のふわっとした感覚が幅広い世代の方に人気です。

高反発性と弾力性を持つナチュラルラテックス素材と合成ゴムを粉砕した素材で、握るとぎゅっと小さくなり、ゆっくりと元の大きさに戻るユニークな素材です。柔らかな感触でもしっかりと首元を支える弾力性があり、独特のフィット感を得られます。

スポンジ状の素材で、ゆっくりと沈みゆっくりと元に戻るマシュマロのよう触感です。元々はNASAのスペースシャトルの宇宙飛行士のために開発された素材なので柔軟性が高く、体型や姿勢に合わせて形状が変化するフィット感の高さに定評があります。

固めの枕が好みの場合には、パイプやコルマの素材のものをおすすめします。素材の寿命が長く、通気性の高さや耐久性の高さも特長なので長期での使用を考えている方に特におすすめです。また水洗いも可能で、衛生的に使用できます。

そばがらは昔ながらの枕の素材で、今でも人気がある素材です。通気性の高さが特長で、熱を逃す作用があるので夏場でも快適に使用できます。そばの実を乾燥させた素材を使用しているので、硬めの枕が好みの方におすすめです。

天然ひのきを素材にし、サイコロ状やカール状にした枕です。ひのきの香りはリラックスして心を落ち着ける作用があり、安眠をサポートしてるだけでなく、防虫・防湿効果もありますが、ひのきの香りがもつのは1か月程度だと言われています。

高級枕には、オーダーメイドの枕があります。オーダーメイドの枕は、悩みや体形に合わせて思いどおりに作れるのが魅力です。中の素材・硬さ・感触なども自分の好みで選べるのでぜひ検討してください。

以下の記事では、オーダーメイド枕の人気おすすめランキングを紹介しています。ぜひご覧ください。

独自の形状・機能・特性をした枕が多く販売されています。自分に合った機能の枕を選びましょう。

【目次】

• 快眠を求めるなら「通気性のいいもの」がおすすめ
• 衛生面が気になる方は「防臭・抗菌効果」があるものがおすすめ
• 長く使いたい方は「耐久性が高いもの」がおすすめ

まず、機能面では通気性のいいものを選びましょう。特に頭の部分は温度が高ため、通気性が悪いと枕に熱がこもりやすくなります。熱がこもると意識なく冷たいところを探すため、寝返りの回数も増やすい傾向があります。

結果的に睡眠の質を下げてしまうので、快眠を求めるなら通気性のいいものを選ぶのがおすすめです。なお、通気性のいい枕は水洗いに対応している商品も多いため、清潔に保ちやすいです。

枕は毎日長い時間直接肌に触れますので、衛生面が気になります。防臭・抗菌効果のある素材を使用しているものなら快適にお使いいただけますし、丸洗いが可能な枕であれば、衛生的でも安心できておすすめです。

高級枕は、決して安くはないので耐久性も重視しましょう。形状や素材に工夫をして、耐久性の高いものがあります。長く愛用したい方は、口コミなどを確認して耐久性の高いものを選ぶと長く愛用できおすすめです。

高級枕には、保証の付いている商品があります。品質保証期間が3年などの長期のものから、90日間返金保証付き（お試しの使用可）といったものまで幅が大きく分かれているので、購入の際にどれくらいの保証があるのかを確認しておくのがおすすめです。

【目次】

• 高品質なものならNASAからもお墨付きの「Tempur（テンピュール）」がおすすめ
• 密着度が高くさまざまな体形向けなら「Magniflex（マニフレックス）」がおすすめ
• 寝心地重視の方には「Sealy（シーリー）ピロー」がおすすめ
• 日本製の高級枕ならドクタースリープが有名な「昭和西川」がおすすめ
• お手入れのしやすさなら「airweave（エアウィーヴ）」がおすすめ
• コスパに優れる高級枕なら「GOKUMIN（ゴクミン）」がおすすめ
• 感触がいいビーズ枕が好みなら「王様の夢枕」がおすすめ
• データに基づいた枕なら「LOFTY（ロフテー）」がおすすめ
• 体型に合わせた高級枕なら「Simmons（シモンズ）」がおすすめ
• いびきのケアなら「眠るシアワセ健康睡眠研究所」がおすすめ

高級枕には、人気の寝具メーカーがあります。それぞれの特徴があるため自分に合うブランドを選びましょう。

NASAが開発した「テンピュール素材」といった低反発素材で作られている枕はもちもちしていて、首元から優しく包み込むような感触が特長です。しっとりとした柔らかい感触で寝心地の高さを実現します。

メーカー名もテンピュールとしており、世界80か国以上で販売され高い評価を受けています。長期の品質保証がありますのでおすすめです。

マニフレックスの枕は性別や体形を問わず、使う方に合わせて適度に沈み込んでフィットするだけでなく、後頭部や首の負担を和らげて凝りを防いでくれるので人気を集めています。また、保証期間の長さもポイントです。

メーカー名シーリーピローは、ラテックス素材を使用しており反発力に優れ寝心地の高さがポイントです。ウレタン素材よりも、通気性や弾力性の高い高級素材で、弾力性が高い枕ですので、やや硬めの感触を好む方におすすめします。

ドクタースリープは、医学博士がおすすめする枕です。日本の有名メーカーの昭和西川が手がけており、立体形状で首と頭を支えて快適な睡眠をサポートします。高さ調整機能もついているので自分にぴったりの高さに調整可能です。

エアウィーブは独自に開発したエアファイバーといった素材を使ったマットレスや枕、布団などの寝具を販売しているメーカーです。エアファイバーは反発力が高く、バランスのいい分散性に加え通気性も良く快適な睡眠を届けてくれます。

GOKUMINはプレミアム低反発枕といった商品を販売しています。低反発枕によくある蒸れや熱のこもりを解消した枕です。汗や皮脂の臭いを消臭するために竹炭を配合し、小さな通気口が湿気と熱を逃がします。

王様の夢枕シリーズは極小のビーズ素材を使った枕のブランドです。ビーズとわたを95:5の割合で入れることで、ふわっとした手触りを実現しています。豊富なカラーを展開しており、お気に色を選べます。

350万ほどの測定データから、どんな人にもフィットする枕を提供しているメーカーです。たとえば、枕の高さは長年の睡眠研究と実績に基づいて4段階から選べられます。特にロフテーの枕は、一流ホテルでも採用されるほど人気です。

質の高い睡眠と体の負担を減らしたい方は、ぜひチェックしてください。

「快適な眠り」を1世紀以上に追求してきた世界的に有名な寝具メーカーです。人が喜ぶといった「感性工学」を取り入れており、一人一人の身体にフィットする枕を提供しています。特にディープスリープピローはシモンズのロングセラー商品であり、6種類の形から選べます。

また、特殊な中空ポリエステル綿を使用しており、綿ぼこりが出にくいのも特徴の一つです。質感や素材にもこだわった枕のため、寝返りもうちやすく湿気が気になる方におすすめです。

眠るシアワセ健康睡眠研究所は、いびきのない静かな眠りに導くために5人の専門家が集結し、商品展開を行っているメーカーです。特にディープレストといった安眠枕は「低反発ウレタン」「GEL」「7種類の鉱石」の素材を使用しています。

3つの素材により、その人の体型に変化し最適な寝心地をキープしてくれます。また、人間工学に基づいた形状なので、いびき対策としても人気です。そのため、いびきを低減したい方に向いています。

下記の記事では、テンピュールの枕について詳しく紹介しています。合わせてご覧ください。

下記の記事では、低反発枕のおすすめ商品と選び方を紹介しています。ぜひ合わせてご覧ください。

各通販サイトの売れ筋ランキングもぜひ参考にしてみてください。

※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

下記の記事では固めの枕の選び方とおすすめ商品をランキング形式で紹介しています。ぜひ合わせてご覧ください。

枕以外にも睡眠の質を向上させるポイントがあります。まず、自分に合ったマットレスを選びましょう。合わないものを選ぶと背中や腰など負担がかかってしまうので、自分に合ったものを選びましょう。また、睡眠時には遮光カーテンを使用するのがおすすめです。

温度や湿度が体に合っていないと、気づかないうちに睡眠の質が低下している可能性があります。のどに負担をかけないように適切な温度・湿度を保ちましょう。よりリラックスしたい方は、アロマなどを使用するのもおすすめです。

素材にもよりますが枕の寿命はおよそ1～5年程度です。寿命が長いタイプですと、ポリエチレンパイプや高・低反発のウレタンですが、体形や体重によっても変わってきますので、使いにくさを感じたら買い替えをおすすめします。

また顔が直接触れる枕は清潔に保ちたいので、丸洗い可能な素材を選ぶのもおすすめです。ポリエチレンパイプやポリエステル・綿・高反発ファイバーなどはご家庭の洗濯機でも簡単にお手入れするができます。

また枕が洗えない素材であるときは、枕カバーの様に使用するプロテクターを活用しましょう。防水加工が施されており、汗や皮脂の汚れを防ぎますのでダニから枕を防げますのでおすすめです。

高級枕は自分用にはもちろん、プレゼントにも選ばれています。たとえば父の日や母の日のプレゼントとして高級枕を贈るのもおすすめですし、質の高い睡眠をとっていつまでも健康で長生きしてほしいと願いを込めて贈るのにはぴったりのアイテムです。

高級枕を贈る場合には、相手の好みなどを確認しておきましょう。硬めが好きな方と柔らかめが好きな方がいますので、最低限どちらが好みかは聞くといいです。枕全体のおすすめ商品が気になる方は、こちらの記事も参照してください。

高級枕の選び方やおすすめ商品をご紹介しました。ブランド・素材・形・高さなどによって枕のフィット感はメーカーによって大きく異なります。自分にぴったりの高級枕を見つけて、毎日の睡眠の質を高めてください。