【歴代】芥川賞受賞作品のおすすめ人気ランキング15選【最高傑作小説も】

芥川賞とは新人の純文学作家にとってはまさに登竜門ともいえる文学賞です。文庫本や短い作品になっているものも多く、初心者でも読みやすい作品があり、これまでたくさんの最高傑作を輩出してきたことでも知られています。今回は芥川賞作品の選び方やおすすめ商品をランキング形式で紹介しています。

今回の記事では芥川賞受賞作品の人気おすすめランキングを紹介していますが、下記の記事では小説について紹介しています。ぜひ参考にしてください。

女性作家も!芥川賞作品の歴代作品と最高傑作をチェック

芥川賞は、直木賞と並んで著名な文学賞として知られています。選考対象となるのは純文学における新人作家たちで、その始まりは1935年からであり、途中戦争による中断を交えつつも今現在に至るまで選考が続いている歴史のある賞です。

 

過去の受賞者には「安倍公房」や「石原慎太郎」のほか、有名女性作家などビッグネームも散見されます。文学に馴染みのない方にとって敷居が高いように感じますが、実は、フランクに楽しめる歴代受賞作品や最高傑作がたくさんあるんです。

 

今回は、ベストセラーをはじめ、短い作品や文庫本を含む芥川賞受賞作品の選び方やおすすめ作品を人気ランキング形式でご紹介します。ランキングは読みやすさ・年代・読者年齢層などの基準をもとに作成しました。

【結論コレ!】編集部イチ推しのおすすめ商品

感動できる芥川賞作品のおすすめ

脅威の売上・発行部数を誇るベストセラー作品

こちらはなんと、芸人コンビ「ピース」の又吉直樹さんが執筆して芥川賞を勝ち取った作品です。受賞当時は日本中で話題となり、発行部数はなんと脅威の200万部にものぼる異例のベストセラーとなりました。

 

物語は売れない若手芸人の主人公と、天才肌でありながら人間味の強い先輩芸人が織りなすユーモアチックなドラマが見どころです。リアリティーに重みを置きつつも、読みやすさ・エンタメ性も抑えて執筆された新時代の純文学作品となっています。

著者 又吉 直樹 受賞年 2015年
読みやすさ 5 ページ数 180ページ

文庫化された芥川賞作品のおすすめ

2022年に受賞した勧善懲悪な作品

すぐにカッとなりやすい主人公の「佐久間」は、職を転々とし非正規労働で毎日を何とかやり過ごしていました。ですが、ある日営業所の所長に呼び出され、正社員登用の話を持ち掛けられます。

 

結局、話を保留にしまたやり過ごしてしまうといった話で、コロナ禍で生きている若者を描いた勧善懲悪な作品です。若者のリアルな姿を読むことができます。芥川賞受賞した新しい作品を読みたい方にもおすすめです。

著者 砂川文次 受賞年 2022年
読みやすさ 3 ページ数 139ページ

芥川賞作品の選び方

芥川賞は半期ごとに選考されるため、歴史を辿ると実に多くの作品が選ばれています。膨大な作品の中から好みの一冊を見つけ出せるよう、基準をしっかり把握しておきましょう。

読みやすさで選ぶ

同じ芥川賞受賞作品の括りで見ても、読み口がマイルドなものから硬派なものまであり、自分にとって読みやすい小説を選ぶことで、より作品の世界に没頭しやすくなります。

初心者には「自己投影しやすい小説」がおすすめ

わかりやすい作品というのは総じて自己投影しやすい内容でもあり、普段小説にあまり慣れしんでいないという初心者でも、あまり現実離れしていなくて現代が舞台の小説であればスラスラと読めます。

 

自己投影のしやすさで作品を選ぶなら、磯崎憲一郎の「終の住処」がおすすめです。現役サラリーマンの主人公が体感する日常・人生の不思議な感覚・細やかなドラマが描写されており、現代人なら思わず共感してしまいます。

視野を広げたい方には「身近な社会問題をテーマにした作品」がおすすめ

年金問題や雇用問題など、普段ニュースでも取り上げられている社会問題をテーマにした文学作品もたくさん存在します。作品を通して、これまであまり深く考えてこなかった社会問題に対して疑問をもったり鋭い視野を培うこともできるのでおすすめです。

 

一つ例を挙げるなら、村田沙耶香の著作である「コンビニ人間」は、現代のマニュアル化した人間や「普通」を強要する現代の社会に対しての風刺が強く感じ取れる作品です。この作品を読むことで、現代に蔓延る「同調圧力」意識できます。

作品の世界観に浸かりたい方には「難解な玄人向け作品」がおすすめ

小説を読み慣れている方にとっては、卓越した日本語表現や物語設定が味わえる作品も気になるところです。一見難解なだけに思える作品も、深く読み進めていくと非常に細やかで考証の余地がある作品なのがわかります。

 

例えば、平野啓一郎が著した「日蝕」という作品は、15世紀のカトリック神学がテーマとなっており、設定から初心者にはとっつきにくいものですが、当時の選考委員も惑わされたと話題になったこちらの作品に挑戦してみるのもおもしろいかもしれません。

年代別で選ぶ

小説というものは少なからず執筆時の時代性が反映されるものです。今回は歴代作品の中でも現代人とマッチしやすい1990年代以降の作品についてさらりと紹介します。

文庫化された作品が読みたい方には「1990年代作品」がおすすめ

1990年代はいわば世紀末の時代であり、経済的に不安定な状況下でさまざまな革新的サービスやモバイルが誕生した時期でもあります。この1990年代は小説に限らず漫画・映画の世界であってもどこか退廃的な作品が多く発表されており、好評を博していました。

 

例えば、1994年に芥川賞を受賞した小川洋子の「妊娠カレンダー」という作品は、終始不穏な雰囲気が流れる中で細やかなドラマ描写も楽しめる作品として評判です。1990年代の作品には文庫化された作品も多数あるので、ぜひチェックしてみてください。

ユニークな作品が読みたい方には「2000年代作品」がおすすめ

2000年代に入ると、不景気の波も徐々に落ち着きを見せ、それと共に数々の娯楽が誕生し、国内も活気付くようになり、純文学の世界でも、2000年代は何かと独特かつ目新しいスタイルの作品が多く出現しました。

 

例を挙げるなら2008年に受賞した川上未映子の「乳と卵」という作品は、関西弁主人公の一人称目線で描かれており、独特かつ生々しい文体や描写が見所な作品です。奇抜な文体を好む方はこちらの作品をチェックしてみましょう。

カジュアルで読みやすい作品をお求めの方は「2010年代作品」がおすすめ

2010年代は純文学の小説であっても、大衆を強く意識した読みやすい作品が多く目立つようになり、読者に馴染みの深いテーマや、普遍的な出来事をモチーフにしたライトな読み口の作品が数多く誕生しました。

 

「火花」や「苦役列車」など、若者世代からも多く支持を集めて話題となった作品も多く見受けられます。話題の文学作品がメディアミックスされる割合も増えてきているので、映像化作品が好きな方にとってもおすすめの年代です。

メディア化作品で選ぶ

話題の小説を書籍で楽しむのもいいですが、本以外のメディアで鑑賞することもできます。近年では特に小説原作のメディアミックスが増えているので目を光らせましょう。

映画をよく見に行く方には「映画化作品」がおすすめ

「蛇にピアス」という作品は、金村ひとみのデビュー作であると同時に2004年に芥川賞を受賞した作品です。受賞から時がたち、2008年に作者の意向を受けて蜷川幸雄監督が実写映画化し、再び人気に火がつくことになりました。

 

この映画にも言えることですが、原作小説の根幹は尊重しつつも、細部に映画ならではの要素を宿らせることによって成功を納めた実写化作品も複数存在します。書籍でもシアターでも楽しみたい方は、映画化作品の中から選ぶのもおすすめです。

 

以下の記事はドラマ化・映画化された小説のおすすめランキングを紹介しています。合わせてご覧ください。

テレビ好きの方には「ドラマ化作品」がおすすめ

一本の映画に収めるのではなく、原作小説を連続したドラマとして表現する監督も存在します。「テレビで気軽に芥川賞作品を楽しみたい」という方は、芥川賞作品原作のドラマシリーズがないかよく調べてみましょう。

 

羽田圭介が著した「スクラップ・アンド・ビルド」も、2016年に柄本佑主演でドラマ化されれて話題になりました。字面で感じる雰囲気とは異なる、映像ならではの刺激を楽しむことができるため、ドラマを見てから原作を読んでみるという方法もおすすめです。

文字数で選ぶ

読了までにかかる時間のことも考えておかなくてはいけません。自分にとって手頃なボリュームの小説であれば、その分よりフランクに楽しむことができるでしょう。

スキマ時間に読むなら薄めの文庫本など「短い作品」がおすすめ

まとまった時間が取りにくい方には、短い作品がおすすめです。基本的に小説の文庫本だと10万文字は収録されているケースがほとんどですが、短編構成のものだと一話あたりのページ数が限定されてくるのでフランクに読めます。

 

ただし、同じ短編構成の作品であっても、同じ物語設定・登場人物のままで何話も展開するものもあれば、一話ごとに全く別の物語に切り替わるものもあります。自分の好みに合わせて選ぶのがおすすめです。

ガッツリ没頭したい方には「ページ数の多い作品」がおすすめ

まとまった時間をとって、じっくり重厚な作品世界に浸りたいという方には大ボリュームの芥川賞作品がおすすめです。ミステリーものであれば特に、物語の真相を自分の頭で推察するなどの楽しみ方ができるのでおすすめします。

 

ただし、時間を置きすぎると前回まで読んだ内容を忘れてしまうケースもあるうえに、難解かつ大ボリュームの小説を背伸びして読んでも、物語を十分に楽しむことができなくなるのでその点は留意しておきましょう。

 

以下の記事はミステリー小説のおすすめランキングを紹介しています。合わせてご覧ください。

読者の年齢層で選ぶ

どんな文学作品であっても、適正な読者年齢というのが目安として設定されている場合がほとんどで、自分の年齢を基準にして読む作品を選ぶのも一つの手です。

中学生や高校生の方には「若年層向け」の作品がおすすめ

作品が取り扱うテーマによって、適正な読者年齢層も変わってきます。「文学作品を楽しみたい!」という中学生・高校生の方であれば、スクールライフや恋愛をテーマにした作品がおすすめです。

 

青春文学は基本的に、日本語表現の基本は抑えていても決して厳格すぎることはなく、TPOに応じてフランクな描写がなされることもあります。堅苦しく感じることなく読めるので、文学に慣れ親しむハードルを下げたい方はまずこちらに挑戦してみると良いでしょう。

20代から60代までなら「中年齢層向け」の作品がおすすめ

一口に社会人生活をテーマにした作品といっても、コメディチックなものから厳格な政治のドラマに至るまでさまざまで、「組織の中でもがく人間の物語」は、社会人であればつい自分と同一視して読み進めてしまいがちです。

 

サラリーマン生活・家庭生活・ヒューマンドラマなどといった「大人ならではのテーマ」に則して執筆された作品が読みたいという方でも納得できる名作が揃っているので、気になった方はリサーチしておきましょう。

60代以上なら「高年齢層向け」の作品がおすすめ 

「高年齢層向け」というと判断が難しいですが、基本的に物語の舞台が昭和以前であり、読むにあたって何らかの時代知識が必要になってくる作品であれば、若い方が読まれても根本理解がしづらいため、高齢の方にこそマッチしやすい傾向にあります。

 

旧時代の日本や神仏をテーマにした作品であれば、高齢者の方にとってはフランクに楽しむことができるためおすすめです。選ぶ際には作品の「公表年」を見ておくと、自分と合いそうか判断しやすいので覚えておきましょう。

あらすじを知りたいなら「背表紙の概要」をチェック

基本的に、小説の裏表紙には物語の大まかなあらすじやテーマの骨子が示されていることがほとんどです。書店で好みの芥川賞作品を探す場合は、まず背表紙をチェックして気になった作品を選ぶといいでしょう。

 

設定が斬新なもの・裏話があるもの・概要だけで自分の五感に訴えかけてくるものなど、何かしら自分に刺さる作品であれば読んで損はないでしょう。結局のところ、自分に合うかが小説選びでは最も重要なことなので、自分の感覚を優先させるのも一つの手です。

魅力を先取りしたいなら「あとがき」をチェック

あとがきを読んでから選ぶと聞いて以外に思われる方もおられるかもしれません。実は、「あとがきがおもしろい作品は本編もおもしろい」「あとがきを読むことで本編がスムーズに読める」などといった利点もあるので、読書好きの間では人気の読み方でもあります。

 

また、著者の方もその点を踏まえてか、ネタバレになりそうなことはあえてあとがきでは記さないこともあります。未体験の方は一度このやり方で本の選定を行ってみるのもおすすめです。

感動できる芥川賞作品の人気おすすめランキング5選

過去最高齢の芥川賞作家が書き記した本

75歳という過去最高齢の作家が紡いだ芥川賞作品です。読むこと自体が難解な小説として受賞時話題になり、その内容としては「全部が横書き・表現が遠回し・平仮名が多用されている」点などが特徴になります。

 

しかし、物語自体は戦時中を生き抜く家族の関係性を無理なく楽しめるようになっており、戦火から逃れて小さな家屋に定住している親子の元へ家政婦がやってくることから物語は始まります。独特の文体を楽しみたい方には特におすすめです。

著者 黒田 夏子 受賞年 2013年
読みやすさ 3 ページ数 128ページ

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芥川賞最年長受賞で横書きという物珍しづくめの本。

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歴代史上最年少受賞!若き女性が紡いだ読みやすい短い作品

こちらは当時19歳の女性作家が執筆して、史上最年少での芥川賞受賞を果たした作品です。19歳の少女が執筆したこの作品は、歴代芥川賞作品の中でも特に甘酸っぱく、そして懐かしさを感じられます。短い作品なので読みやすいのも特徴です。

 

思春期の何とも言い難い感情を彩り鮮やかな文章で描かれており、女子高生の主人公の繊細な感情が頭に滑らかに入り込んでくる作品として好評を博しています。学生さんにとっても手に取りやすいイチオシの青春文学作品です。

著者 綿矢 りさ 受賞年 2013年
読みやすさ 5 ページ数 192ページ

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冷えた炭酸飲料のような爽やかさです。

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東京大学卒の筆者が送る!驚くほど読みやすいので中学生にもおすすめ

1958年に発表されて話題となった、読みやすい古き良き純文学作品です。筆者の大江健三郎は現代の作家にも多大な影響を与えており、この作品のほかにも「芽むしり仔撃ち」「個人的な体験」などの大型タイトルも執筆しています。

 

この作品は戦時中が舞台となっており、墜落してきた飛行機の中の黒人兵を子供たちが「飼う」という設定で紡がれています。物語全般において人間の美しさと残酷さが絶妙なバランスで描写されており、ラストでは思わずハッとさせられる物語構成です。

著者 大江 健三郎 受賞年 1958年
読みやすさ 3 ページ数 320ページ

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文章もかたっ苦しくなくて読みやすく、内容がすんなり頭に入ってきました。

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2位

中央公論社

スティル・ライフ

芸術性を求める方にもおすすめの最高傑作

この作品は作中での起伏が少なく、わかりやすいクライマックスなどは存在しません。しかし、その中にも実はしっかりとメッセージが散りばめられているので、熟読してみると新たな発見が生まれることでしょう。

 

筆者の詩から発展したといわれる文体は、独特でありながらもストレスを感じさせず、物哀しい雰囲気と新鮮な世界観を同時に感じとることができます。ストーリーを読むよりも作品自体の雰囲気を味わいたいという方にもおすすめの作品です。

著者 池澤 夏樹 受賞年 1987年
読みやすさ 3 ページ数 216ページ

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ライトで優しく綺麗でそして浮遊感のような印象が心に残る作品。

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文庫本も出ていてとっつきやすい!脅威の売上・発行部数を誇る作品

芸人コンビ「ピース」の又吉直樹さんが執筆して芥川賞を勝ち取った作品です。受賞当時は日本中で話題となり、発行部数はなんと脅威の200万部にものぼる異例のベストセラーとなりました。文庫本も出ていてとっつきやすい一冊です。

 

物語は売れない若手芸人の主人公と、天才肌でありながら人間味の強い先輩芸人が織りなすユーモアチックなドラマが見どころです。リアリティーに重みを置きつつも、読みやすさ・エンタメ性も抑えて執筆された新時代の純文学作品となっています。

著者 又吉 直樹 受賞年 2015年
読みやすさ 5 ページ数 180ページ

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筆者の強い感受性をぶつけて描いた繊細な心理描写は素晴らしく、楽しんで読むことができました。

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感動できる芥川賞作品のおすすめ商品比較一覧表

商品 画像 商品リンク 特徴 著者 受賞年 読みやすさ ページ数
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脅威の売上・発行部数を誇るベストセラー作品

又吉 直樹

2015年

5

180ページ

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芸術性を求める方にもおすすめの最高傑作

池澤 夏樹

1987年

3

216ページ

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東京大学卒の筆者が送る!驚くほど読みやすいので中学生にもおすすめ

大江 健三郎

1958年

3

320ページ

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歴代史上最年少受賞!若き女性が紡いだ読みやすい短い作品

綿矢 りさ

2013年

5

192ページ

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過去最高齢の芥川賞作家が書き記した本

黒田 夏子

2013年

3

128ページ

以下の記事は泣ける小説のおすすめランキングを紹介しています。合わせてご覧ください。

文庫化された芥川賞作品の人気おすすめランキング10選

鬱屈した日常をリアルに切り取った作品

著者の田中慎弥は、受賞が決まった際の記者会見で「(芥川賞を)もらっといてやる」となどの少々尖った発言を残し話題になった人物としても有名です。作者同様に物語も斬新かつ尖った読み味だと評価されているので、文学好きには見逃せません。

 

物語は、17才の主人公が実父・実父の愛人と3人生活を送る中で、徐々に自分の中に眠る父親譲りの暴力性を自覚し始めるという場面から展開されていきます。やや重たい作風ではありますが、インパクトを求める方にとってはうってつけの作品です。

著者 田中 慎弥 受賞年 2012年
読みやすさ 4 ページ数 205ページ

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文章は文句なしにうまく、ぐいぐい引き込まれます。

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超高齢化社会と介護問題をコミカルに扱った小説

この作品を執筆した羽田圭介はメディアへの露出がほかの作家と比べても多いため、ご存知の方もおられるかもしれません。当作品は筆者の人柄が強く反映されているようにも思える、全体的にニヒリズムな気風が漂った小説です。

 

「早く死にたい」と口癖のようにこぼす祖父と、転職活動を通して自分の再構築を図る主人公に焦点を当てて描かれています。作品を読み切って初めて「スクラップ・アンド・ビルド」の意味がわかる内容なので、最終ページまで熟読しましょう。

著者 羽田 圭介 受賞年 2015年
読みやすさ 4 ページ数 150ページ

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介護に焦点を当てていたり、主人公と祖父のバトルにも見える展開は面白かったが、主人公と祖父を通して自分の将来を考えられたのが、一番の収穫だった。

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直木賞も受賞の作家!虐待体験からの再起を図る主人公の物語

当作品の筆者はかつて「教団X」という作品で直木賞も受賞している名うての小説家です。当作品は重たい内容でありながら、表現が凝っておらずストレートなので文学ビギナーの方でもスラスラと読むことができます。

 

当作品は27歳のタクシードライバーである主人公の語りから始まり、主人公が自らの壮絶な被虐待体験から「暴力」と「自分」との向き合い方を見つめ直し変容させていく過程が描写されています。残酷ですが考えさせられる物語なので要チェックです。

著者 中村 文則 受賞年 2005年
読みやすさ 4 ページ数 160ページ

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不思議な題名で、興味を持ち、読んで行くうちに引き込まれる内容でした。

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映画化もされた筆者がモデルになっている作品

お金もない・地位も低い・だけどプライドは高いダメ主人公の陰湿で地を這うような生活をリアルに描いているこの作品は、人間の歪んだ精神性を緻密に描写した衝撃作としても評価されています。2012年に映画化もされました。

 

筆者が「私小説」と公言している通り、これは筆者自身を題材にしている作品であり、記者会見時は作者の語りも含めて非常に話題となりました。ダメ人間だけどどこか憎めない主人公も魅力的な要素の一つです。

著者 西村 賢太 受賞年 2010年
読みやすさ 3 ページ数 176ページ

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読み込めば読み込むだけ、良さが溢れ出る作品。

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奇妙な雰囲気がおもしろい異色作

物語はある日、主人公である独り暮らしの女性が蛇を踏んでしまうところから始まり、その後主人公は幻術使いの不思議な蛇と共同生活を送ることになります。この摩訶不思議でカルトチックな物語設定が「中毒性がある」と支持を集めているのです。

 

「蛇を踏む・消える・惜夜記」という3つの短編からなるこの作品は、ストレートな表現やわかりやすいストーリーを好まれる方にはあまりマッチしませんが、「一つの作品に没頭したい!」という方にはおすすめの作品です。

著者 川上 弘美 受賞年 1996年
読みやすさ 2 ページ数 183ページ

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著者は何とは断言できないが、読者がゆだねられる何か不思議な魅力を持っているのだと思う。

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非正規労働とモラルハラスメントを描いた作品

この作品はいわゆる「ワーキングプア」を描いた作品で、このワーキングプアとは「どれだけ働いても一向に生活が楽にならない非正規労働の方々」のことです。この作品が受賞した2008年はちょうどこの問題が世間全体でも騒がれていました。

 

主人公の直面する現実と、若干鬱屈とした物語の雰囲気に共感できるところも多いと世間的に評価され、登場人物のそれぞれの道や幸せが別々の形となって浮き上がってくる構成も非常に注目を集めています。

著者 津村 記久子 受賞年 2008年
読みやすさ 4 ページ数 208ページ

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灯りそうで灯らない小さな光をたどっていくような展開がとてもよかった。

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リアルかつ幻想的に描かれている作品

この作品は沖縄の米軍基地付近で生活する不健全な若者たちを描いた作品です。「ドラッグ・性行為・乱交・退廃」に溺れる「最近の若者」の生態を描いたセンセーショナルな作品なので、受賞当時は一部で賛否が分かれました。

 

テーマとしてはお世辞にも綺麗なものではありませんが、現代における若者の歪な実態・価値観を克明に描いた作品であり、読んだ者に普段異常なものとして隔離していた現実を突きつけるパワーを持った名作でもあります。

著者 村上 龍 受賞年 1976年
読みやすさ 3 ページ数 176ページ

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こんなにも素晴らしい小説があるとは知りませんでした。

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突然自分の名前を喪失してしまった男の物語

筆者の「安部公房」は文学界では超がつくほど著名な作家であり、三島由紀夫などと並べて第二次世界大戦後の代表作家として知られ、当作品では主人公が突然自分の名前を失くすというシュルレアリスム的な出来事が鮮やかに描かれています。

 

1度読んだだけでは理解できない部分もあるかもしれませんが、より詳しく文学作品にフォーカスしていきたい方は是非一度チャレンジしてみてください。一部哲学的な要素もあるので、じっくり理解しながら読んでいくのがおすすめです。

著者 安部 公房 受賞年 1951年
読みやすさ 3 ページ数 304ページ

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散りばめられたユーモアに思わず笑ってしまいます。物語は展開に次ぐ展開で飽きません。

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「普通」にこだわる気持ち悪さと主人公の温度差が面白い作品

この作品は、趣味や恋人も持たずに、18年間コンビニでアルバイトで生計を立てながら小説を執筆している筆者が書き下ろした社会風刺性の強い作品で、物語は世間で固く信じられている「普通」の価値観にフォーカスしていくという内容です。

 

この作品を読むことで、読者は「多様性とは何なのか」「同調圧力の理不尽さ」について考えさせられ、自分が世間の普通にしたがって生きることにどこか疑問を抱いてしまうことでしょう。面白い小説を探している方におすすめの本です。

著者 村田 沙耶香 受賞年 1996年
読みやすさ 3 ページ数 168ページ

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普段からあまり本は読む方ではないが、難しい表現などもなくすんなり読めた。

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2022年に受賞した勧善懲悪な作品

すぐにカッとなりやすい主人公の「佐久間」は、職を転々とし非正規労働で毎日を何とかやり過ごしていました。ですが、ある日営業所の所長に呼び出され、正社員登用の話を持ち掛けられます。

結局、話を保留にしまたやり過ごしてしまうのですが、コロナ禍で生きている若者を描いた勧善懲悪な作品で、リアルな姿を読むことができます。芥川賞受賞した新しい作品を読みたい方にもおすすめです。

著者 砂川文次 受賞年 2022年
読みやすさ 3 ページ数 139ページ

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途中飽きることなく読み進み、読後は、強烈ではないが、柔らかい余韻が長く続いた。この小説は、物語の背景やあらすじを知らずに読むと、より楽しめると思う。なるべく事前に書評等を見ずに読まれることをお勧めします。

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文庫化された芥川賞作品のおすすめ商品比較一覧表

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2022年に受賞した勧善懲悪な作品

砂川文次

2022年

3

139ページ

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「普通」にこだわる気持ち悪さと主人公の温度差が面白い作品

村田 沙耶香

1996年

3

168ページ

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突然自分の名前を喪失してしまった男の物語

安部 公房

1951年

3

304ページ

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リアルかつ幻想的に描かれている作品

村上 龍

1976年

3

176ページ

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非正規労働とモラルハラスメントを描いた作品

津村 記久子

2008年

4

208ページ

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奇妙な雰囲気がおもしろい異色作

川上 弘美

1996年

2

183ページ

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映画化もされた筆者がモデルになっている作品

西村 賢太

2010年

3

176ページ

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直木賞も受賞の作家!虐待体験からの再起を図る主人公の物語

中村 文則

2005年

4

160ページ

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超高齢化社会と介護問題をコミカルに扱った小説

羽田 圭介

2015年

4

150ページ

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鬱屈した日常をリアルに切り取った作品

田中 慎弥

2012年

4

205ページ

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※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

以下の記事は文庫本小説のおすすめランキングを紹介しています。合わせてご覧ください。

芥川賞と直木賞の違いは何?

選び方の基準を知る前に、まずは芥川賞と直木賞の違いをおさらいしておきましょう。見分け方はとても簡単なので知識として蓄えておくのもおすすめです。

芥川賞は小説家志望の登竜門

先述の通り、芥川賞は「純文学」と呼ばれるカテゴリーの中で選考される文学賞です。純文学性とはエンタメ性よりも芸術性を重視して書かれた文学作品で、日本語の端正さや歴史的考証の有無で判断されていることが多いです。

 

そのネーミングからも分かるとおり、この賞はかの権威「芥川龍之介」の名を借りて創設されました。誤解されがちなことですが、実は芥川賞は分類上「新人賞」に属しており、受賞者の中には筆歴がとても短いにもかかわらず受賞された方もいます。

直木賞は大衆文学の頂点を決める賞

この直木賞は厳密には「直木三十五賞」と言い、文芸雑誌「文藝春秋」の社長が友人の名前をそのまま当てはめて創設されました。純文学の芥川賞とは違い、直木賞は大衆文学の優秀作品がノミネートされる賞です。

 

また、かつては芥川賞作品と同様に「新人賞」という形式で扱われていましたが、現在では中堅作家メインで審査されている傾向にあり、ときにはベテラン作家が受賞することもあります。読み口がライトな作品も多いので要チェックです。

直木賞のベストセラー作品もチェックしよう

芥川賞作品のほかにも、大衆小説の中から選考された直木賞受賞作品やベストセラーにも目を光らせておきましょう。近年でも、若くして直木賞を受賞して世間での認知度を上げたやり手作家が出現しているので要チェックです。

 

以下の記事では、朝井リョウの人気おすすめランキング10選をご紹介しています。気になった方は是非ご覧ください。

amazonのオーディオブックで名作を聴こう

近年では、音声付きで文学作品を楽しめるようにオーディオブックとして再リリースされることもあるので、書籍を読むのは目が疲れるという方でも、耳で視聴するなら目の負担を抑えて楽しむことができます。

 

amazonでは、専用アプリをダウンロードして月額料金を納めることで、古今東西の文学作品をオーディオ形式で楽しむことができます。非常に便利なサービスなので是非活用してみましょう。

面白い小説探しに芥川賞候補作も要チェック

芥川賞や直木賞といった有名な賞を受賞した作品に名作が多いのは言うまでもありませんが、もっと他の作品を読みたいと考えている方はぜひ候補として名前が挙がった作品もチェックしてみてください。面白い作品が必ず見つかるはずです。

まとめ

ここまで芥川賞受賞作品の人気おすすめランキング15選をご紹介してきました。一口に芥川賞作品といっても、その毛色はさまざまです。選び方の基準を押さえてコンスタントにお気に入り作品を増やしていきましょう。

本サービス内で紹介しているランキング記事はAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどECサイトの売れ筋ランキング(2022年12月15日)やレビューをもとに作成しております。

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