【2025年版】有栖川有栖のおすすめ人気ランキング10選【話題の新刊も】
2024/08/30 更新
ミステリー作家有栖川有栖は、ソラシリーズや国名シリーズなどの人気シリーズが多くあり、ドラマ化や漫画化された作品もあります。ミステリーファンはもちろんのこと、学生や長編小説が苦手な方でも楽しめる作品です。今回はそんな有栖川有栖の人気おすすめランキングや選び方をご紹介します。
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目次
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本格ミステリ作家有栖川有栖の人気シリーズや代表作も!
本格ミステリーの代表的な作家有栖川有栖の作品は、ドラマ化や漫画化もされているので、知っている方も少なくないと思います。でも本を読むとなると、何を選んだらいいのか迷ってしまうという方も多いのではないでしょうか。
実は有栖川有栖の作品は、火村英生シリーズや学生有栖シリーズなどキャラクターも魅力的で、加えて初心者に優しい短編も多くあり非常に読みやすくなっているのです。代表作も含め、好みのものが見つかったらシリーズ中のほかの作品も、きっと次々読みたくなります。
そこで今回は、有栖川有栖の作品の選び方とランキングをご紹介します。ランキングはジャンル・人気度・読みやすさなどを基準に作成しました。購入を迷われている方はぜひ参考にご覧ください。
有栖川有栖の作品の選び方
有栖川有栖はさまざまなコンセプトの作品を手掛けており、作品によって異なる世界観を楽しめます。
人気シリーズから選ぶ
有栖川有栖の作品は、ほとんどがシリーズ化の1つであるのが特徴です。もちろんどこから読んでも楽しめますが、どんなシリーズがあるかを知っておくと選びやすくなります。
青春小説としても楽しみたいなら「学生アリスシリーズ」がおすすめ
小説の中の「有栖」は、探偵役となる主人公とコンビを組んでいろいろな事件を解決していく設定です。学生アリスシリーズで探偵役を担うのは、同じ私立大学の英都大学文学部の学生江神二郎という人物になります。
脱出不可能な環境の中で、緻密なロジック・伏線・手がかりを用いて殺人事件を解き明かしていくという、クローズド・サークル式のミステリーとなっており、番外編となる短編作品では日常に潜む謎を中心に展開されていく物語です。
定番の探偵コンビの活躍なら「火村英生シリーズと作家アリスシリーズ」
推理作家有栖とコンビを組むのは、犯罪学者火村英生という人物です。彼は物語の探偵役で、警察組織とも協力して信頼を得ています。難解な事件をあざやかに解決に導いていく卓越した推理力が見ものの火村英生シリーズとして人気です。
火村と有栖のコミカルなやりとりも楽しく、スピンオフ作品多く展開されていて、ファンも多い定番ともいえるシリーズになっています。有栖川有栖作品を気軽に読んでみたいという方におすすめです。
国の特徴を楽しみたいなら「国名シリーズ」
国名シリーズは、作家シリーズの探偵役でもある火村英生が活躍する作品ですが、タイトルに国名が入った作品のことを指します。これは、有栖川有栖が尊敬している人物の一人であるエラリークイーンの影響です。
題材になっている国の特徴を楽しみつつ、ミステリーも楽しめるこちらも人気のシリーズで、どの作品から読んでも楽しめますが、より深く楽しむためには刊行された順番に読むのをおすすめします。
SF好きなら「ソラシリーズ」がおすすめ
有栖川有栖が手掛ける人気シリーズの中でも一風変わった世界観が魅力的なのがソラシリーズと呼ばれる作品です。こちらのシリーズは、一般的なミステリー小説では珍しい探偵行為が禁止された日本が舞台となっており、SF的な世界観があります。
本格ミステリを手掛けてきた有栖川有栖による挑戦を思わせる内容が魅力であり、ミステリー自体の難易度はほかのシリーズに比べて易しめになっていますが、その分登場人物同士の関わりや探偵という存在の定義を解明していくスタイルが多くの読者に人気です。
新しいシリーズは特異な才能を持つ「心霊探偵シリーズ」がおすすめ
まだ始まったばかりの新しいシリーズは、心霊現象を見ることができる特異な能力を持った探偵が主人公です。ファンタジーやホラーの要素とミステリーが融合しためずらしい形態の物語になっています。異世界が絡んだ事件に興味のある方にもおすすめです。
ジャンルで選ぶ
有栖川有栖はミステリーというジャンルだけにこだわらずに、ホラーやエッセイ、ほかのミステリー作家のアンソロジー作品などもてがけています。
「キャラクター」にこだわらないならシリーズもの以外もおすすめ
ほとんどがシリーズ作品といっても過言ではありませんが、シリーズ以外の作品もたくさんあります。お馴染みのキャラクターが出てこないミステリーも傑作ぞろいですし、ミステリーにこだわらない幻想的な話も面白い作品です。
恐い話でも大丈夫な方は「ホラー」がおすすめ
ホラー要素のあるミステリーではなく、完全なホラーも書いています。幽霊や化け物が出てくるようなホラーではなく、幻想的な雰囲気を持ったホラーです。独自の世界観を味わいたい方にはおすすめです。
下記の記事ではホラー小説について詳しくご紹介しまています。ぜひ参考にご覧ください。
ファンや少し変わった作品を楽しみたい方は「アンソロジー本」がおすすめ
有栖川有栖の一風変わった作品を楽しみたいという方におすすめなのがアンソロジー本です。複数名の作家が手掛けた特定のジャンル・お題に関する作品を集めた本のことであり、有栖川有栖はアンソロジー本の編纂・収録なども手掛けています。
アンソロジー本によってお題やコンセプトが変化しているため、本によって異なる有栖川有栖の作風を感じることができるので、有栖川有栖ファンにはぜひおすすめしたいジャンルです。
ミステリーファンや有栖川有栖について知りたい方は「エッセイ本・評論」がおすすめ
有名ミステリ作家・有栖川有栖の人柄を知りたいという方におすすめなのがエッセイ本・評論です。作品からはイメージしにくい有栖川有栖の人生や有栖川有栖の幼少期の読書体験など、有栖川ファンにはおすすめのジャンルになります。
また、有栖川自身が選んだ国内外の名作41種類の密室トリックを紹介した、有栖川有栖デビュー30周年を記念して復刊された「密室大図鑑」は、ミステリー好きにはおすすめです。
有栖川有栖の趣味の部分から選ぶ
有栖川有栖は趣味の分野や得意分野を活かした作品も出しています。それぞれの特色を活かした内容になっていて、興味を持っていない方でも面白く読めます。
野球好きな方は「野球ファン」目線の作品がおすすめ
阪神ファンの作者が、同じ熱烈阪神ファンの作家たちと野球をテーマにミステリーを展開させた短編集はおすすめです。阪神ファンでない方も楽しめます。また、エッセイの中でも野球愛を炸裂させているものもあるので必見です。
鉄道が好きな方は「鉄道ファン」目線の作品がおすすめ
鉄道好きとしても知られている有栖川有栖ですので、ミステリーの中でも鉄道を登場させています。海外の鉄道ミステリーを集めたアンソロジーも鉄道好きには楽しく読めて、また鉄道に関するエッセイもミステリー好きや旅好きにおすすめです。
関西が舞台の作品を読みたい方は「京都」や大阪が舞台のものがおすすめ
作中の有栖は、京都の大学生であったこともあり、作中でも関西弁や京都や関西は頻繁に作品に出てきます。ほかにも関西の場所にこだわったものもあり、関西の方は知っている目線で、そうでない方は知らない目線でそれぞれ楽しめる作品です。
長さで選ぶ
短編、長編とどちらも面白い作品が並ぶ有栖川作品です。自分の好みや読みやすさ、時間などで読み分けてみましょう。
じっくりその世界に入り込みたい方には「長編」がおすすめ
じっくりと長い時間をかけて、その世界をどっぷりと楽しみたい方は長編がおすすめです。旅先や特殊な設定などの作品は、ストーリーだけでなく舞台になった場所や雰囲気など、イメージをわかせて楽しむことができます。
長めの短編を読みたい方は「中編」がおすすめ
中編は文字どおり長編と短編の間の長さですが、どちらかというと短編に近くなります。一冊の本の中に、短編がたくさん入っていて、その中の一番長い物や表題作になっているものが多いです。
ストーリー展開のテンポの速さが好きな方は「短編」がおすすめ
短編の楽しさは、ストーリーそのもの重視で、話がテンポよく進んでいくところです。連作短編もたくさんあるので、同じ登場人物と同じ世界観のままいろいろな話が読めるのも楽しいが味わえます。
下記の記事では短編小説について詳しくご紹介しています。ぜひ参考にご覧ください。
受賞作品から選ぶ
受賞作品の中には、ミステリー初心者にも読みやすい内容・難易度の作品も多いため、初めて有栖川有栖作品に触れる方は受賞作品から選ぶのもおすすめです。
本格推理が好きな方は「日本推理作家協会賞」がおすすめ
日本推理作家協会が手掛ける「日本推理作家協会賞」は1948年に創設されて以来、長編部門・短編部門・評論の3つの部門で展開されている文学賞であり、ミステリージャンルにおいて最も権威ある文学賞です。
その年に発表された推理小説の中で発表された推理小説の中で最も優れた作品に与えられ、有栖川有栖の作品は1996年に候補として挙げられ、2003年には長編部門を受賞しています。
ミステリー初心者には「本格ミステリ大賞」がおすすめ
「たくさんの人に評価された人気のミステリー小説が読みたい」という方におすすめなのが「本格ミステリ大賞」を受賞した作品・候補作品です。こちらの賞は、本格ミステリ作家クラブの会員の投票により選出される文学賞になります。
有栖川有栖が手掛ける作品の中には本格ミステリ大賞を受賞している作品も多く、人気ミステリー作家の多くが認めた作品となっているため「有栖川有栖作品を初めて読む」という方におすすめです。
漫画やドラマなど「メディアミックス」された作品も面白い
有栖川有栖による作品の中には、あまりの人気から漫画・ドラマ・DVDといった多彩なメディアとコラボレーションしている作品も多く存在しています。
映像で見たい方は「ドラマ化」がおすすめ
ドラマ化された作品は原作の展開・世界観はそのままに、キャラクター1人ひとりの様子や事件現場の雰囲気がさらにクローズアップされているのが魅力です。ドラマを先に見た方は、ぜひ原作にもチャレンジしてみてください。
ドラマのイメージが先に頭に入っているので、想像力を駆使しなくてもストーリーの中に入っていきやすくなります。下記の記事ではドラマ化映画化された小説について詳しくご紹介しています。ぜひ参考にご覧ください。
ミステリー好きは「漫画」化作品もおすすめ
小説を読むだけでは分かりにくい細かな描写にも注目されているため、ミステリー小説をあまり読まないという方はもちろん、有栖川有栖作品をいくつか読んだことがある方にもおすすめです。
反対に日頃から漫画をあまり読まないという方も、ミステリーや有栖川作品のファンであれば、漫画も楽しく読んでみましょう。
火村・有栖コンビの有栖川有栖作品の人気おすすめランキング4選
角川書店
暗い宿
Amazon での評価
(2025/01/31調べ)
各地のあらゆる「宿」を舞台とした事件の旅記録
口コミを紹介
火村&アリスのシリーズでは珍しく、地元である京阪神を離れての中編四つ。ミステリとしてはさほど驚くこともないのですが、どことなく旅情も感じられて、ファンには楽しめる一冊だと思います。
講談社
名探偵傑作短篇集 火村英生篇
Amazon での評価
(2025/01/31調べ)
ドラマ化もされた人気の火村英生シリーズの美味しい部分を集めた1冊
火村英生シリーズでお馴染みの火村・アリスのコンビがスピーディーかつ美しく解決する数々の難事件全6作品を集めた短編集です。メディアミックスされた作品はもちろん『スイス時計の謎』をはじめとした国名シリーズの作品なども収録されています。
有栖川有栖が手掛ける作品の中でも「傑作」と呼ばれるものも収録しているため、ドラマで火村シリーズを知った方や初めて有栖川有栖作品を読む方、手軽に読書したい方におすすめです。
出版年月日 | 2017年8月9日 |
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ジャンル | 短編小説 |
口コミを紹介
初めて火村シリーズを読まれる方にもオススメの短編集です!スイス時計、ブラジル蝶など、国名シリーズも入っているのでたくさんシリーズがあってどこから手をつけていいやら…と悩んでいる方がいたら私はこの短編集をおすすめします
講談社
スウェーデン館の謎
Amazon での評価
(2025/01/31調べ)
ボリューミーな謎と切ない世界観が人気の「国名シリーズ」第2弾
火村とアリスのコンビが活躍する国名シリーズの第2弾にあたるこちらの作品は、スウェーデン館と呼ばれるログハウスにて宿泊者の撲殺死体が発見されたのを機に、次々と判明する衝撃の事実が火村達の前に立ちはだかる事件になります。
童話作家達のエピソードやスウェーデン館についての描写など、本格ミステリーの中でも切ない雰囲気が含まれているため、謎解きを楽しみながら作品の中に流れるドラマを楽しんでください。
出版年月日 | 1998年5月15日 |
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ジャンル | 長編小説 |
口コミを紹介
シリーズを最初から読んでみようと思い立って買いました。火村さんとアリスの絶妙なコンビの会話も、なぞ解きを考えることも夢中になってしまいます^^。本も綺麗で、お得感たっぷりです!!
講談社
新装版 46番目の密室
Amazon での評価
(2024/12/31調べ)
愛蔵版も新刊で発売!有栖川有栖作品の代表ともいえる「作家アリスシリーズ」の第1弾
有栖川有栖作品の中でも屈指の人気を誇る「作家アリスシリーズ」の第1弾であるこちらの作品は、日本のディクス・カーと称される推理小説家・真壁聖一の別荘で起こった殺人事件にアリス・火村の2人が挑みます。
シリーズの2枚看板でもあるアリスと火村のコンビが誕生した作品でもあり、仕掛け・トリックはもちろん、キャラクター達の人物描写にも力が入っているのも魅力です。ファンに嬉しい特典もついた愛蔵版が新刊として発売もされました。
出版年月日 | 2009年8月12日 |
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ジャンル | 長編小説 |
口コミを紹介
火村とアリスのバディが誕生した記念すべきバイブル。はじめてフィールドワークに参加にちょっとはしゃいでる感じの火村先生。
火村・有栖コンビの有栖川有栖作品のおすすめ商品比較一覧表
※ 表は横にスクロールできます。
学生シリーズの有栖川有栖作品の人気おすすめランキング3選
東京創元社
孤島パズル
Amazon での評価
(2025/01/31調べ)
陸の孤島となった南の島で繰り広げられる謎解きに挑戦
英都大学推理小説研究会の紅一点・マリアの誘いによって、彼女の伯父の別荘がある嘉敷島をアリスと江神が訪れます。数億円のダイヤが眠るこの島で謎解きパズルに興じる一行でしたが、射殺死体が発見され、思わぬ事件に巻き込まれてしまうのです。
連絡船の再来が5日後というクローズドサークルで繰り広げられる事件は幅広い年代に愛されており、随所に施されたトリック・仕掛けが読者を最後まで熱中させてくれます。パズルのように読み解いていくスタイルが魅力です。
出版年月日 | 1996年8月30日 |
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ジャンル | 長編小説 |
口コミを紹介
青春もの+クローズドサークルミステリーというだけで興味がそそられました。中には話が飛躍しすぎていてちょっとよくわからない所もありましたが、ミステリーとしても青春ものとしても楽しめました。
東京創元社
双頭の悪魔
Amazon での評価
(2025/01/31調べ)
代表作「双頭の悪魔」は山奥の村で同時に二か所で起こる殺人事件
芸術家の村に迷い込んだマリアを探しに、奥深い山に乗り込んでいった英都大学推理研の一行は、大雨に橋がのまれてしまい、橋のあちらとこちらに分断されてしまいます。そして双方でそれぞれ殺人事件に遭遇してしまうのです。
双頭の悪魔は有栖川作品の中で人気が高い代表作の1つで、ほかを拒絶する村、洞窟などミステリーファンが喜びそうなシチュエーションに加え、読者への挑戦状が3回もあるという異色の作品になります。
出版年月日 | 1999年4月 |
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ジャンル | 長編小説 |
口コミを紹介
クローズド・サークルの中で起こった殺人事件をロジックのみで推理していく構成とこだわりには脱帽。しかも、エラリー・クイーンばりの読者への挑戦が3回も出てくるという一粒で3度おいしい著者畢生の傑作。
東京創元社
月光ゲーム―Yの悲劇'88
Amazon での評価
(2025/01/31調べ)
有栖川有栖のベストセラー!学生アリスシリーズ第1弾「月光ゲーム」
夏合宿で矢吹山キャンプ場を訪れた英都大学推理小説研究会の面々でしたが、楽しいキャンプの最中、矢吹山が噴火し状況は一変します。一行を含めた3つの学生グループは、陸の孤島となったキャンプ場で恐ろしい殺人事件に巻き込まれるのです。
有栖川有栖の代表作「学生アリスシリーズ」の第1弾であり、完成度の高いロジックミステリーが幅広い年代に人気のこの作品はキャラクターの心理描写もたっぷり含んでいるため、本格ミステリーとしてはもちろん、青春ミステリーとしても楽しめます。
出版年月日 | 1994年7月10日 |
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ジャンル | 長編小説 |
口コミを紹介
ドラマで興味を持った有栖川有栖さん作品、初読。学生アリスシリーズ一作目。これってパニック物?って感じさせる出だし、なんかワクワクしながら一気に読んだ。江神さんが解決するまで犯人がサッパリ分からなかったし読んで良かったです。
異世界設定の有栖川有栖作品の人気おすすめランキング3選
KADOKAWA
濱地健三郎の霊なる事件簿
Amazon での評価
(2024/12/31調べ)
怪異とミステリー両方楽しめる幽霊を見れる探偵
幽霊を見る能力のある探偵「濱地健三郎」が主人公で、彼の元へやってくる非現実的な依頼の数々を楽しめる物語です。ホラー作家の元へ夜ごと訪れる幽霊の謎、同時に二か所に現れる人物の謎など密かに警察も相談にくる怪異を解決します。
謎がすべて怪異になってしまうと、面白くないものですが、ちゃんと理論的に推理して納得させてくれるところが評価が高い秘訣です。
出版年月日 | 2017年7月29日 |
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ジャンル | 長編小説 |
口コミを紹介
いわゆる「本格」になりえないのは仕方ないとして、心霊が見えるからといって論理をすっとばしているわけではない、というあたりがポイントなのかもしれない。
講談社
闇の喇叭
Amazon での評価
(2025/01/31調べ)
これまでのミステリー小説には無かった世界観が魅力
探偵行為が法律によって禁止された現代日本で少女・空閑純は、名探偵の両親に育てられましたが、母親がある事件を追う中で行方不明となってしまい、父親とともに母の帰りを待っていた純の生活は、ある日発見された身元不明の死体で激変します。
これまでのミステリー小説の概念を変えるような世界観が特徴的な「ソラシリーズ」の1作目にあたるこちらの作品は、有栖川有栖ならではのオールドタイプなミステリーにSF要素が加わった作品です。
出版年月日 | 2014年7月15日 |
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ジャンル | 長編小説 |
ヤングアダルト世代に向けて書かれていますが、大人が読んでも大満足。おもしろかったです。
幻冬舎
新版 幽霊刑事
Amazon での評価
(2025/01/31調べ)
幽霊となった刑事が後輩とともに事件の真相を暴くユニークな短編集
主人公の刑事・神崎達也は、ある日上司の経堂に呼び出され射殺されてしまいます。美人のフィアンセを残したまま、成仏できずに幽霊となってしまった神崎は、唯一自分のことが見える後輩・早川刑事の力を借りて、事件の真相を探っていくのです。
有栖川有栖ならではの本格ミステリーと恋愛要素が融合した短編集で、探偵役が幽霊という、自由度の高い新しいスタイルのミステリーが口コミでも高く評価されています。ファンタジックでありながら切ないストーリー展開です。
出版年月日 | 2018年10月10日 |
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ジャンル | 短編小説 |
この幽霊刑事ほど泣かされて、感動もさせてもらえたものは他にないです。これはちゃんとした推理小説というかミステリーなのに、さらに恋愛小説的にも楽しめて、泣けて感動できるって、ほんと凄いです。母にも読んで欲しくて、これは母用に買って送りました。
通販サイトの最新売れ筋ランキングもチェック!
各通販サイトの売れ筋ランキングもぜひ参考にしてみてください。
※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。
有栖川有栖の最新刊の注目はコロナ禍で起きる殺人事件
2022年有栖川有栖の最新刊は、誕生から30年を迎えた火村英生シリーズです。現在のコロナの状況を折り込んだ物語になっています。コロナ自体は事件に直接関係ありませんが、火村の過去に絡む人間関係がストーリーの軸になる内容です。
ほかの本格推理作家の作品も楽しもう!
本格推理作家の名作はほかにもたくさんあります。それぞれ個性的な雰囲気の中で、謎解きと登場人物たちの活躍を楽しめますので、ぜひいろいろな作品に触れてミステリーの世界を広げていってください。
こちらの記事は、本格推理作家について詳しくご紹介しています。ぜひ参考にご覧ください。
まとめ
オールドタイプな本格ミステリーをベースにミステリーそのものを変革するような新しさも感じさせる有栖川有栖の作品は、今回ご紹介した本以外にもさまざまな種類が存在しています。ぜひ有栖川有栖が手掛ける謎解きに挑戦してみてください。
本サービス内で紹介しているランキング記事はAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどECサイトの売れ筋ランキング(2024年08月30日)やレビューをもとに作成しております。
取り壊し直前の民宿や南の島のリゾートホテル・旅館などさまざまな「宿」を舞台に起こる数々の難事件に、お馴染みの火村・アリスのコンビが挑む短編集です。古典的なミステリーに加え、ジャパニーズホラーの要素や旅情も感じさせてくれます。
読み進めていくなかでアリス達と一緒に旅をしているような気分になれる独特の世界観が、有栖川有栖ファンの間で人気です。