【最高傑作】綾辻行人の人気おすすめランキング11選【人気の館シリーズも】
2023/03/30 更新
綾辻行人は日本を代表するミステリー小説作家です。十角館の殺人をはじめとした人気の館シリーズや映画化もされたAnotherなど名作が数多くあり、中には漫画化やアニメ化された作品もあります。今回はそんな綾辻行人の人気おすすめランキングや選び方をご紹介します。
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目次
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今回の記事では綾辻行人の人気おすすめランキングを紹介していますが、下記の記事では小説について紹介しています。ぜひ参考にしてください。
独特な世界観が魅力!綾辻行人の本格ミステリー小説を楽しもう
綾辻行人の作品は叙述トリックとラストの大胆などんでん返しが特徴です。特に代表作のひとつである「館シリーズ」は筋金入りのミステリファンからも大絶賛されており、ミステリー作品に贈られる賞も数多く受賞しています。
綾辻行人と言えばミステリー作家としてのイメージが強いのですが、実はミステリー小説だけでなく多くのホラー作品も執筆しているのです。ミステリーもホラーも独特な世界観で読みやすい内容で、アニメ化や映画化もされています。
今回はそんな綾辻行人のおすすめ作品を読みやすさ・話題性・読者の評価を基準にランキング形式でご紹介します。以下の記事では、ミステリー小説のおすすめランキングを紹介しています。こちらもあわせてご覧ください。
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綾辻行人作品の選び方
こちらでは綾辻行人作品の選び方をご紹介します。人気シリーズやページ数など選ぶポイントを挙げてみましょう。
有名なシリーズで選ぶ
特にミステリーが好きだけどまだ綾辻行人作品を読んでいない方におすすめしたい選び方が、有名なシリーズで選ぶ方法です。
最高傑作を読みたいなら大人気の「館シリーズ」がおすすめ
「館シリーズ」は綾辻行人の作品で最も有名なシリーズです。この作品で綾辻行人を知った方も多いかもしれません。特にランキング第1位でご紹介した「十角館の殺人」は、ミステリ小説の最高傑作の1つとも言われています。
すべての物語の舞台は今は亡き伝説の建築家である中村青司が建築に関わった奇怪な建物です。そのため本格ミステリファンだけでなく、建築に興味がある方も楽しめるといったレビューもあります。
不気味なホラー感がお好みならば「囁きシリーズ」がおすすめ
囁きシリーズは館シリーズに比べ、不気味で幻想的な世界観が描かれており、ホラー色彩が強めに描かれたシリーズになっています。この囁きシリーズには「緋色の囁き」「暗闇の囁き」「黄昏の囁き」の3作です。
1作目の緋色の囁きは魔女によって名門女学園で起こる恐怖について描かれています。二作目の暗闇の囁きは、謎めいて美しい兄弟を取り巻く死について描写され、三作目は「ね、遊んでよ」の謎の囁きに怯える兄の幼馴染について描かれた作品です。
受賞・候補作品から選ぶ
専門家から評価を獲得した作品は、やはり読み応えのある一冊といえます。綾辻行人さんの作品を選ぶときは、受賞作品から選んでみるのも1つの方法です。
「吉川英治文学新人賞」にノミネートされた作品がおすすめ
吉川英治文学新人賞は1980年から年に一回開催されています。新人賞といった名前がつけられていますが、新人発掘を目的としているのではなくすでにデビュー済みの中堅作家が候補者・受賞者として選ばれます。
綾辻行人さんは1990年度に開催された吉川英治文学新人賞で『霧越邸殺人事件』がノミネートされました。
優れた推理小説に贈られる「日本推理作家協会賞」がおすすめ
日本推理作家協会賞は、江戸川乱歩によって1947年に設立された文学賞で、毎年日本推理作家協会が主催し、その年に発表された推理小説の中で最も優れていたものに与えられる賞になっています。
綾辻行人さんの作品は「時計館の殺人」が1992年に行われた第45回目で受賞作品に選ばれました。
歴史ある賞「織田作之助賞」にノミネートされた作品がおすすめ
日本の小説家の織田作之助の生誕70年を記念して1983年に創設された賞です。綾辻行人さんの作品の『深泥丘奇談』は、受賞までには惜しくも届きませんでしたが、2008年に行われた第25回織田作之助賞にノミネートされました。
第1回から22回までは、未発表の作品のみの公募制の新人賞として行われていましたが、第23回からは制度に変更があり、単行本を対象とする既存の小説から「大賞」を選び、以前からの公募制新人賞である「青春賞」を授与する形です。
多くの受賞作品が話題となった「本格ミステリ大賞」候補作品がおすすめ
本格ミステリ大賞は2001年から創設された本格ミステリ作家クラブが主催する推理小説の賞です。本格ミステリを発展させるために創設され、年間の最優秀作品を小説部門・評論・研究部門に分けて表彰しています。
受賞方法としては、候補作を全て読んだ本格ミステリ作家クラブの会員の投票によって決まり、選評は全て公開される仕組です。綾辻行人さんは2010年に『Another』が候補作品として選ばれました。
「このミステリーがすごい!大賞」ランクイン作品がおすすめ
『このミステリーがすごい!』大賞は2002年に宝島社、NEC、メモリーテックの3社によって創設されたノベルス・コンテストです。綾辻行人さんは『このミステリーがすごい!』大賞にこれまで何度もノミネート、また優秀作品として選ばれています。
1988年に行われた第一回の賞では『迷路館の殺人』が7位に入賞し、その後3年連続で『殺人方程式――切断された死体の問』『霧越邸殺人事件』が優秀作品の一つとして選ばれるなど、これまでに通算13回のランクインです。
ページ数で選ぶ
特に普段小説をあまり読まない、あるいは小説を読むためのまとまった時間がとれない方は、ページ数で選ぶ方法もあります。
さくっと読みやすいものなら「短編集」がおすすめ
短編集でおすすめしたいのは、まずランキング第8位の「眼球綺譚」第7位の「どんどん橋、落ちた」第5位の「フリークス」で、ランキング外では「人間じゃない」と「深泥丘奇談」がおすすめです。
ちなみに「深泥丘奇談」はシリーズになっていて、現在3冊刊行されています。短編集は隙間時間に少しずつ読みたい方だけでなく、綾辻行人作品は初めての方が入門書として読みやすいです。
以下の記事では、短編小説の人気ランキングを紹介しています。こちらもあわせてご覧ください。
満足感を得たい方には「長編」がおすすめ
長編でおすすめしたいのは、やはり「館シリーズ」です。綾辻行人の最も有名なシリーズですし、本格推理小説の醍醐味が味わえる作品ぞろいで、読み終わったあとに満足感が得られるのは間違いありません。
いきなりそこまでの長編シリーズは難しい方は、ランキング第10位でご紹介した「霧越邸殺人事件」第6位でご紹介した「殺人鬼-覚醒篇」と続編の「殺人鬼-逆襲篇」などがおすすめです。
読むポイントを見つけるなら「あとがき」もチェック
ジャンルに関わらず文庫本の最後にはあとがきが書かれている場合が多いです。あとがきには、作者による作品への解説や、作品に対する意気込み、親族や関係者・読者へのメッセージが書かれています。
作者が読者に伝えたかい点、作品を書く上で意識していた点など、作品に込められた「想い」を知れて、これも作品を選ぶときの要素の1つです。作者自身についての話や近況も掲載されているので新作情報も得られます。
雰囲気を知りたいなら「あらすじ」を確認
文庫本には本の帯や背表紙に数百字程度であらすじが書かれています。あらすじには、小説の導入や簡単にストーリー全体の概要が書かれていたりするので、あらすじをざっと読んで、自分が興味を持てる内容なのかどうか確認してみましょう。
インスピレーションで選ぶなら「表紙やタイトル」をチェック
本を選ぶときは、表紙やタイトルから自分が気になるものを直感で選んでみるのも一つの方法になります。パッと本を見て「これだ!」とインスピレーションを感じたものが出会いのきっかけになる場合もあるのです。
また、お気に入りのイラストレーターが手掛けていたりする本に遭遇する場合もあるので、チェックしてみましょう。
初心者は漫画や「映画・アニメ化」された作品をチェック
文字だけではイメージが浮かびにくい、最後まで読めるか不安な方は、メディアミックス化された作品を選ぶ方法もあります。漫画や映画から入れば、普段あまり小説を読まない方もチャレンジしやすいです。
漫画化された「眼球奇譚」は、原作の世界観を壊さない、絵が繊細でキレイといった口コミも観られ原作ファンも楽しめる内容になっています。「Another」は映画・アニメ・漫画化と多くメディアミックス化されている作品です。
以下の記事では、ドラマ化・映画化された小説の人気ランキングを紹介しています。こちらもあわせてご覧ください。
読んだ方々の感想なら「レビューや口コミ」をチェック
綾辻行人さんの本を選ぶ際は、ほかの方の読んだ感想や評価を参考にしてみるのも1つの方法です。現在、本の感想をまとめたサイトがあったり、Amazonでレビューが見られたりするので、比較的に本に対する評価を見られます。
ほかの方の感想なので自分が読んだときと捉え方など変わってくるかもしれませんが、ある程度は参考にでき、雰囲気がつかめます。
まだ完結していない物語なら「最新作」をチェック
2020年には「Another」および「Another エピソードS」の3年後を描いた続編「Another 2001」が発売されました。前作と同じ夜見北中三年三組を舞台にして、再び惨劇の物語が繰り広げられます。
また、「小説 野生時代 第203号 2020年10月号」に掲載されている、綾辻行人さんへのインタビュ―記事によると、もう一つ続編の構想があるようです。気になる方は最新作の情報を見逃さないようチェックしてください。
綾辻行人作品の人気おすすめランキング11選
口コミを紹介
鈍器みたいな厚さでしたが面白すぎて気づいたら半日で読み終わってました。
会話だけのシーンが2頁もあったりとても読みやすかった印象です。
口コミを紹介
下巻が楽しみです。久しぶりにこの作者に出会いましたが、やっぱり面白い!
口コミを紹介
一部ご都合的な所もなくはありませんが、素直に楽しめました。囁きシリーズ通してもこれが一番好きです。
口コミを紹介
この本には、純粋に、怖いお話が揃えられています。作品の出来も、粒揃いなので、怖くて、奇妙な味のするお話が好きな方には、オススメです。
口コミを紹介
フーダニット物や推理が好きな方にはおすすめです。本書は5話の短編から成り立っていますが、第3話以外はどの話も問題編と解答編に分かれているため、問題編を読んでからじっくり推理することもできます。
口コミを紹介
圧倒的な迫力で凄惨極まる展開。されどミステリーの要素を確実に踏まえた展開。いやあ綾辻さんさすがです!!
口コミを紹介
さすがは綾辻行人という感じで読ませてくれました。精神病院が舞台の3編が収録。綾辻氏の小説の中でもこの本は絶品!
口コミを紹介
館そのものに物理法則をゆがませる設計者と依頼主の大仕掛けが仕込まれており、殺人事件とは別にその館そのものの謎を解く話にもなっていました。ミステリーとしてだけでなく建築的にも非常に面白い作品です。
口コミを紹介
内容を読み進めていくうちに「これは、どういうことなんだろう?」という疑問が深まって行きました!読めば読むほど夢中になりました。
口コミを紹介
一体何度驚かせてくれるんだ!!?と推理ファンとして幸せになるぐらいの衝撃をこの一冊はくれますよ!
口コミを紹介
話題の作品だった為購入しました。読み出したら途中でやめたくなくて一気に読んでしまいました。
綾辻行人作品のおすすめ商品比較一覧表
商品 | 画像 | 商品リンク | 特徴 | ページ数 | 発売日 |
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Amazon 楽天 ヤフー |
ミステリーの最高傑作とも呼び声が高い一冊 |
512ページ |
2007/10/16 |
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作者の遊び心がたっぷり詰まった名作 |
496ページ |
2009/11/13 |
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アニメ化や映画化のメディアミックス作品の多い有名作 |
402ページ |
2011/11/25 |
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筋金入りのミステリファンも大絶賛! |
372ページ |
2012/6/15 |
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読み終わっても恐怖が抜けない! |
334ページ |
2011/4/23 |
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トラウマ級のグロさ満載!スプラッター好きにおすすめ |
349ページ |
2011/8/25 |
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ユーモアのある超難問に挑む犯人当てミステリー小説 |
496ページ |
2017/2/15 |
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グロくて怖い7つの物語を収録した短編集 |
334ページ |
2009/1/24 |
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一作ごとに完結するので読みやすい囁きシリーズ |
476ページ |
1997/11/14 |
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吹雪のなか密室と化した美しい洋館で起こる連続殺人事件 |
356ページ |
2014/3/25 |
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映画化もされた人気作品「Another」の続編である最新作 |
804ページ |
2020/9/23 |
通販サイトの最新売れ筋ランキングもチェック!
各通販サイトの売れ筋ランキングもぜひ参考にしてみてください。
※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。
そのほかのおすすめミステリ作家もご紹介
大人気ミステリ作家として知られる綾辻行人さんの作品を紹介してきましたが、最後にほかのおすすめミステリ作家もご紹介します。
読みやすく魅力的な物語を書く東野圭吾
1996年に『名探偵の掟』で”このミステリーがすごい!”大賞に入賞するなどし徐々に注目を集め、1998年に刊行された『秘密』で一気に大ブレイクし、同作品は映画・ドラマ化されるなど東野圭吾の名を世に広めるきっかけとなった作品になりました。
『マスカレード・ホテル』や『麒麟の翼』、『沈黙のパレード』など数々のヒット作品を刊行し、現在では日本を代表するミスリー・サスペンス作家として知られています。以下の記事では、東野圭吾の作品のおすすめを紹介しています。こちらも合わせてご覧ください。
妖怪と独特の世界観が特徴の京極夏彦
京極夏彦は日本の小説家、妖怪研究家、アートディレクターとして活躍されているミステリ小説家です。妖怪をベースにしたミステリーや独特の世界観のある作品を発表し人気があります。
これまで発売された『姑獲鳥の夏』や『魍魎の匣』『鉄鼠の檻』をはじめとする作品は週刊文春ミステリーベスト10にランクインしたり、『このミステリーがすごい!』大賞においても、これまで9回も優秀作品の一つに選ばれるなど高評価のミステリ作家です。
おすすめの京極夏彦作品は以下の記事でご紹介していますので、ぜひそちらもチェックしてみてください。
人間の内面を見事に描く辻村深月
辻村深月の代表作には『ツナグ』や『鍵のない夢を見る』『かがみの孤城』などがあり、2012年には『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞を受賞し、また若い女性作家としても注目されています。
「第12回ベストマザー賞2019」の文芸部門を受賞するなど、作家以外の面でも注目を集めている存在です。なお辻村深月の作品のおすすめは以下の記事よりご覧いただけますので、合わせてチェックしてみてください。
緻密な伏線とトリックが特徴の島田荘司
島田荘司は1948年10月12日生まれの小説家でで代表作品としては『御手洗潔シリーズ』があげられます。デビュー作の「占星術殺人事件」や2005年に発表した『摩天楼の怪人』など、荒唐無稽ともいえる斬新なトリックが特徴です。
また、冤罪事件をテーマにした小説など、人間の内面を描いたドラマ性のあるミステリーを発表しています。島田荘司の作品のおすすめは以下の記事でご覧いただけますので、合わせてご覧ください。
まとめ
綾辻行人の作品をご紹介しました。綾辻行人は日本を代表するミステリ作家として魅力的な作品が多くそろっています。ぜひ今回ご紹介したランキングと選び方を参考にしてみて、綾辻ワールドを楽しんでください。
本サービス内で紹介しているランキング記事はAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどECサイトの売れ筋ランキング(2023年03月30日)やレビューをもとに作成しております。
「十角館の殺人」は「館シリーズ」の第1作目にして、綾辻行人のデビュー作です。ミステリファンなら誰もが知る名作中の名作で、日本ミステリ史上の最高傑作のひとつとまで言われています。
ストーリーは十角形の不思議な館が建つ孤島を訪れた大学ミステリ研究会の7人が、次々と殺されていくものです。なお本作はアガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」のオマージュ作品としても知られています。