本谷有希子のおすすめ人気ランキング15選【書籍をご紹介!】
2023/01/30 更新
目次
今回の記事では本谷有希子の人気おすすめランキングを紹介していますが、下記の記事では小説について紹介しています。ぜひ参考にしてください。
芥川賞受賞の有名作家・本谷有希子
芥川龍之介賞を受賞したことをきっかけに、一気に知名度が高まった作家本谷有希子は、手がける小説はどれも「人間の本質」や「リアリティ」が追求されていて、読み始めると止まらない魅力を内包しています。
そんな本谷有希子の小説を読んでみたいと思っているものの、どれを読むかで悩んでしまっていませんか。実は本谷作品は小説だけでなく、劇団も主宰されていることから戯曲もあって、バラエティ豊かな中から選ぶことができるのです。
そこで今回は、本谷有希子作品の選び方とランキングをご紹介します。ランキングは読みやすさ・知名度の高さ・人気度の3つの指標から作成していますので、ぜひ参考にご覧ください。本谷有希子のキレのある文体を存分に味わいましょう。
【結論コレ!】編集部イチ推しのおすすめ商品
本谷有希子ブラックユーモア小説のおすすめ
本谷有希子戯曲のおすすめ
本谷有希子ラブストーリー・ショート・エッセイのおすすめ
本谷有希子の小説の選び方
本谷有希子の小説をご紹介したところで、次は選定ポイントについて解説していきます。ぜひ実際に選ぶときの参考にしてみてください。
ストーリーの長さで選ぶ
小説を選ぶにあたり、ストーリーがどれくらい長いのかは欠かせない要素です。ここでは「ショートストーリー」「長編」の2種類について解説します。
容易に読破したいなら「ショートストーリー」がおすすめ
「ショートストーリー」は、短い物語を指します。ここで紹介するのは、それが複数収録された形態のことです。1話につきどのくらいのページ数なのかは、総ページ数や1冊あたりに収録されている物語の本数により大きく変化します。
本谷有希子が手がけたショートストーリーは、1話あたり平均16ページほどの長さになっています。長い話が苦手な方でも集中力を切らさず読みやすいので、一気に1話読み切りたい場合に検討してみてください。
こちらの記事は、短編小説について詳しくご紹介しています。ぜひ参考にご覧ください
1冊まるまる同じ世界観に浸りたいなら「長編本」がおすすめ
一方で「1冊の最初から最後まで同じ主人公の話が読みたい」「登場人物の名前をたくさん覚えるのはあまり得意ではない」という方は、ショートストーリーではなく単行本(長編)をチョイスしましょう。こちらは1冊につき1つの物語が収録されている形態です。
単行本は小説においてスタンダードな形式で、このタイプがなじみ深い方は少なくないでしょう。ショートストーリーと比較すると、登場人物の心情や情景描写などがふんだんに盛り込まれていて分かりやすいケースが多いです。
こちらの記事は、単行本の長編小説について詳しくご紹介しています。ぜひ参考にご覧ください。
カテゴリーで選ぶ
続いては本谷有希子の小説のカテゴリーをラブストーリー・サスペンス・随筆・戯曲・ブラックユーモアの5つに分けて解説していきます。
身を削る女性の恋愛物語なら「ラブストーリー」がおすすめ
「ラブストーリー」は小説のテーマにおいて非常にポピュラーかつスタンダードなジャンルのものといえるでしょう。ほかの著者が手がけるラブストーリーはひたすら甘く、読んでいるこっちの方がなんだか気恥ずかしくなってしまうほど糖度の高い小説が多いです。
しかし、本谷有希子のラブストーリーは違います。最初から最後まで手放しで「甘い」と言えるような小説が少なく、現実世界に生きる女性がその身を削ってまで相手を想うような、泥臭い展開が多いのです。
独特のハラハラ感と怖さを味わいたいなら「サスペンス」がおすすめ
ドラマやゲームでよく題材として取り上げられる「サスペンス」は小説だと情景描写が緻密になり、映像作品とはまた違った独特の臨場感を楽しめます。本谷有希子が執筆したサスペンスものの小説は、特に手に汗握るハラハラ感が特徴です。
内容的には非常に怖いにもかかわらず読むのをやめられず、読了後もしばらく忘れられなくなってしまう、主人公と同じようにその場にいるようなスリルを味わいたい方にぴったりです。普通のホラー作品では満足できない方も楽しめるでしょう。
著者の思考に共鳴してみたいなら「エッセイ」がおすすめ
「本谷有希子本人に興味がある」「自身の生活や考えについても触れているような、物語とはまた違った作品が読みたい」という方は「随筆」を手に取ってみてください。随筆は、作者の思想を自由に綴った作品のことで、「エッセイ」とも言います。
随筆も、本谷有希子特有のピリッとスパイスが効いた文体は健在です。物語を読む前に、本谷有希子がどんな人物なのかをもっとしっかり押さえておきたいという場合にも適しているでしょう。
演劇の臨場感を味わいたいなら「戯曲」がおすすめ
「戯曲」とは舞台で誰がどのような台詞を言うのかを記した台本を指し、本の上部に人物名が記載されていて、下にはその人物が話す内容が書かれています。独特な形式なので読んだことがない方も少なくないでしょう。
情景をイメージするのが苦手な方や、ノベルゲームをプレイしたことがある方なら、慣れればサクサク読み進められます。「戯曲」は舞台に出演した経験がある本谷有希子の原点ともいえるので、台本の形式に抵抗がない方はぜひ手に取ってみてください。
クセのある人物と特殊な世界観を味わいたいなら「ブラックユーモア」がおすすめ
小説の登場人物は通常、読者に好かれるようにキャラメイクされていたり、個性的な人物と平凡な人物の両方を出してバランスを取っていたりします。しかし本谷有希子が手がける「ブラックユーモア」がテーマの小説は、一癖も二癖もある人物しか出てきません。
正確には「普通に生活しているように見えて、狂気を心に住まわせている人物」が大多数を占めます。キャラクターを人間臭い人物像へ落とし込むのは本谷有希子の得意分野で、そんな物語が好きなら「ブラックユーモア」がおすすめです。
舞台や映画が好きな人は「メディアミックス」作品をチェック
本谷有希子は作品のメディアミックスが豊富で、自身で戯曲を手がけ、それを舞台化するケースがメインで、これは女優を目指していた本谷有希子が、台本執筆の方を勧められたという背景があるためです。
舞台化だけでなく、映画化を果たしている作品も数多くあり、舞台化と映画化の両方を達成している作品も存在します。このようなメディアミックスは人気度の指標になる上、小説の読了後に舞台や映画で二度楽しめるというメリットも大きいです。
趣味や方向性があるなら「書籍レーベル」を確認
小説が出版されている会社によって、力を入れている分野や取り扱っているジャンルは異なります。たとえ同じ作者が手がけている「書籍」でも、レーベルが違えば、その方向性や制作に携わっている編集者が異なるので、内容にも少しずつ違いが生まれるのです。
そのため、もしここまでで本谷有希子の小説の内のいずれかに目星をつけたのであれば、その本が出版されているレーベルの名前とその特徴までチェックしておきましょう。出版社の思想と自分の考えがマッチしていれば、自分に適した小説である可能性が高まります。
好きな方向性の作品を見たいなら「 ノミネート・受賞歴」で選ぶ
本谷有希子は、ノミネートや受賞歴が多いことでも知られています。そのため、自分が読もうとしている本谷有希子の小説が過去に何かの賞を受賞したことがあるのか、あるのならどんな賞なのかをチェックしておくのも良いでしょう。
具体的には、非常に知名度が高く、歴史も古い「芥川龍之介賞」は、作家としては駆け出しだけれど確かな才能を感じる作品に与えられ、今までにないようなストーリーで読者を驚かせるような作品が選ばれる「三島由紀夫賞」などが存在します。
こちらの記事は、芥川賞受賞作について詳しくご紹介しています。ぜひ参考にご覧ください。
1冊あたりのページ数で選ぶ
普段はあまり読書をしない方や、「以前は読書をしていたけれど最近は読んでいなくて読破できるか不安」という方は、気になった本谷有希子作品がどのくらいのページ数なのかを確認してください。できるだけページ数の少ない本であればサクッと読了することが可能でしょう。
逆に読みごたえを重視している方や、1つの世界観に長く浸りたい方は、ページ数の多い小説を優先的にセレクトするようにしましょう。ちなみに本谷有希子の小説は、だいたい1冊あたり140ページから220ページほどです。
ブラックユーモア小説の人気おすすめランキング6選
新潮社
グ、ア、ム
劇作家ならではの視点で描く母娘の旅行先での葛藤
大学を卒業した後フリーターで生計を立てている長女と、高校卒業後に手堅い会社へ勤めることが決まった次女は、長女を見て「こうはなりたくない」という強い想いを抱く次女の様子は、第三者視点から見て哀愁を誘います。
この2人に母を入れたメンツでグアムへ旅立つことになりました。長女は悪気無く自己中心的な言動を取ってしまいます。作中では気まずい雰囲気が続きますが、読了後は爽やかな気持ちになれる劇作家ならではの手腕が光る作品です。
ストーリー | 単行本 | カテゴリー | ブラックユーモア |
---|---|---|---|
メディア | - | レーベル | 新潮文庫 |
受賞歴 | - | ページ数 | 170ページ |
口コミを紹介
劇作家だけに、些細な仕草、小道具への観察眼、洞察力、ユーモアのセンスは相変わらずだし、実に上手い。
口コミを紹介
現代人にありがちな、ぬる〜い「ぜつぼう」の描き方が秀逸です。
ドロッとしていながらサッパリしているのでサクサク読めます。
口コミを紹介
本当に変でおかしくて、だけど大真面目で
でもおかしい。
面白かったです。
口コミを紹介
「江梨子と絶対」は現代っ子のヌルくてアツい感じの描写。
「生垣の女」はスゲー気持ち悪いぶっ飛んだ表現と内容。
「暗狩」は心臓バクバクなホラー。
口コミを紹介
もともと舞台もののようで、細かい描写がすごくセンスのある書き方をしているかと思えば
極端な登場人物のキャラクター設定に少し気分が悪くなるほどのやりとりが逆にどんどん吸い込まれていく感じがしました。
口コミを紹介
「ちょっと不思議」な世界感と、夫婦の間の微妙なリアリティある感覚を結びつける力量はプロフェッショナルなものを感じさせた。
ブラックユーモア小説のおすすめ商品比較一覧表
商品 | 画像 | 商品リンク | 特徴 | ストーリー | カテゴリー | メディア | レーベル | 受賞歴 | ページ数 |
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楽天 Amazon ヤフー |
文庫本のイラストがかわいい代表作 |
ショートストーリー |
ブラックユーモア |
- |
講談社 |
芥川龍之介賞 |
170ページ |
|
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楽天 Amazon ヤフー |
雪辱を晴らす |
単行本 |
ブラックユーモア |
映画化 |
講談社 |
- |
224ページ |
|
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楽天 Amazon ヤフー |
思い切り怖い小説を読みたい方へ |
ショートストーリー |
ブラックユーモア |
- |
講談社 |
- |
200ページ |
|
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楽天 Amazon ヤフー |
女2人暮らしを本で覗いてみたい方に |
単行本 |
ブラックユーモア |
- |
講談社 |
- |
176ページ |
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楽天 Amazon ヤフー |
とある芸人の話 |
単行本 |
ブラックユーモア |
- |
講談社 |
- |
182ページ |
|
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楽天 Amazon ヤフー |
劇作家ならではの視点で描く母娘の旅行先での葛藤 |
単行本 |
ブラックユーモア |
- |
新潮文庫 |
- |
170ページ |
戯曲の人気おすすめランキング5選
口コミを紹介
本谷作品の中でも、固有名を持つ主要な登場人物がすべて女性である濃さと、
ストーリー、セリフともにかなり強烈な毒が多い。
新潮社
偏路
田舎と東京、夢と現実の間で揺れる女性の話
「毒」が散りばめられた小説を手掛けていることが多い本谷由紀子ですが、『遍路』は比較的明るい雰囲気で物語が進行していきます。主人公は女優になることを夢見て上京してきた、まだまだ若さが弾けている女性です。
しかし主人公はその夢が叶わないことを察して、田舎にある実家へと帰ります。実家でも東京でも、ここが自分の居場所ではないと思う主人公の苦悩がリアルに描かれ、登場人物は全てエッジの効いている人ばかりなので飽きずに読み切れるでしょう。
ストーリー | 単行本 | カテゴリー | 戯曲 |
---|---|---|---|
メディア | 舞台化 | レーベル | 新潮社 |
受賞歴 | - | ページ数 | 159ページ |
口コミを紹介
田舎の親戚の集まりのほのぼのさに向けられた毒。
本谷有希子らしいといえば、非常にらしい。
口コミを紹介
いい買い物が出来ました!さっそく手に取り、もう読み終わりました!ありがとうございました
口コミを紹介
誰もが主人公のようにトラウマを捏造してゆく。
本書の主人公は私たち自身でもあります。
口コミを紹介
男女の関係が描かれています。普通にはないかな?とは思うものの、ついつい引き込まれてしまいます。知らない間に誰かに恨みをかってないか…気をつけなくては。
戯曲のおすすめ商品比較一覧表
商品 | 画像 | 商品リンク | 特徴 | ストーリー | カテゴリー | メディア | レーベル | 受賞歴 | ページ数 |
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楽天 ヤフー |
兄妹の変な関係 |
単行本 |
戯曲 |
舞台化/映画化 |
メディアファクトリー |
- |
224ページ |
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楽天 Amazon |
犯人は誰だ |
単行本 |
戯曲 |
舞台化 |
講談社 |
鶴屋南北戯曲賞 |
164ページ |
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楽天 Amazon ヤフー |
毒々しさが際立つ |
単行本 |
戯曲 |
舞台化 |
講談社 |
岸田國士戯曲賞 |
170ページ |
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楽天 Amazon ヤフー |
田舎と東京、夢と現実の間で揺れる女性の話 |
単行本 |
戯曲 |
舞台化 |
新潮社 |
- |
159ページ |
|
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楽天 Amazon ヤフー |
姑・小姑・嫁のドロドロな3人暮らし |
単行本 |
戯曲 |
舞台化 |
白水社 |
- |
165ページ |
ラブストーリー・ショート・エッセイの人気おすすめランキング4選
口コミを紹介
笑いのオブラートに包んではあるものの、
その痛々しさは尋常ではない。
口コミを紹介
初めて本谷氏の作品を読んだが、これが
なかなか鋭利で重厚。
口コミを紹介
本谷有希子は天才、と言わざるをえないな~と思ったこの作品。
彼女の作品は舞台も含めとても好きで、よく見ているけれども、これは本当に驚いた。
彼女の新しい一面を見た。
口コミを紹介
言葉遣いにユーモアがあり、漫画を読む以上に楽しめました。本谷さんのファンになったきっかけの一冊です。
ラブストーリー・ショート・エッセイのおすすめ商品比較一覧表
通販サイトの最新売れ筋ランキングもチェック!
各通販サイトの売れ筋ランキングもぜひ参考にしてみてください。
※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。
こちらの記事は恋愛小説について詳しくご紹介しています。ぜひ参考にご覧ください。
戯曲のおもしろさを発見しよう
普段あまり読み慣れない戯曲ですが、世界的な名作の中には実は戯曲もたくさんあるので、シェイクスピアなど演劇に関わっていた作家に多いのが特徴です。いつもの読書とはまた違った想像力を駆使できる戯曲に、ぜひチャレンジしてみましょう。
こちらの記事は、戯曲がおすすめの作家について詳しくご紹介しています。ぜひ参考にご覧ください。
まとめ
今回は本谷有希子の小説をご紹介してきましたが、いかがでしたか。本谷有希子は数々のヒット作を生み出しているため、いざ選ぶとなると迷ってしまいがちで、そんなときはジャンルやカテゴリーなどを押さえておくと選びやすいです。
本サービス内で紹介しているランキング記事はAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどECサイトの売れ筋ランキング(2023年01月30日)やレビューをもとに作成しております。
悠々自適な生活を送る主人公は、ある日とんでもないことに気づきます。それは、自分の顔が夫の顔へと変貌を遂げていた、という点です。自分の顔じゃないと気付いた主人公がどんな人生を送るのか、目が離せません。