ヤマハ「AG03」のレビューを調査!イケボ設定・ 音質向上についても
2023/12/09 更新
ライブ配信の定番オーディオインターフェースであるヤマハAG03は音質向上・高音質でヘッドホン対応・ハイレゾで多機能な人気機種です。しかし「音質が悪い」「音がこもる」などの悪いレビューも見られます。そこで今回はAG03の口コミ・特徴を徹底調査しました。MK2と違いやアンプ代わりになるのか・dsp controller・イケボ設定についても解説しています。
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目次
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使い勝手と充実した機能が強みのヤマハ「AG03」
ライブ配信に特化したヤマハAG03は多機能・高音質で大人気のオーディオインターフェースです。エフェクトやループバック・ハイレゾなど配信に便利な機能を備えており、アンプ代わりに使える点やヘッドセット端子がついている点もライブ配信者から支持を得ています。
またAG03は操作性の良さも魅力で、スイッチ1つ、スライダー1つで簡単に機能調整ができるので初心者にもおすすめです。そんな人気の音質向上でヘッドホン対応AG03ですが、「音質が悪い」「音がこもる」などネガティブなレビューも見られます。
そこで今回はヤマハAG03の特徴・レビュー・評判・メリット・デメリットを徹底調査しました。悪評の理由や人気の秘密に加えMK2との違いは?後継機は?イケボ設定って何?などよくある質問にもお答えしていますので、ぜひ参考にしてください。
オーディオインターフェースの基本
まずはオーディオインターフェースとは何なのか、ヤマハAG03は一体どんな機器なのかを解説していきます。
オーディオインターフェースの役割
オーディオインターフェースとはマイクや楽器をPCとつなぐための機器で、PCでの音楽制作に欠かせません。マイクやギターなどの音をPCに取り込み、取り込んだ音を高音質に再生できます。
以前はプロが使う業務用でしたが、近年では低価格化もすすみアマチュアのミュージシャンやゲーム実況、歌ってみたなど多くの用途で広く使われるようになりました。
ヤマハ「AG03」はウェブキャスティングミキサー
ヤマハAG03はオーディオインターフェースとして扱われますが、製品名を見ると「ウェブキャスティングミキサー」となっています。ウェブキャスティングミキサーはこのAG03、そして上位機器のAG06のみ。一般的な機器とはどのような違いがあるのでしょうか。
ウェブキャスティングミキサーとオーディオインターフェースの違い
ウェブキャスティングミキサーとは一言でいうとインターネット配信に適したオーディオインターフェースです。歌声・演奏・トーク・ゲームなどの配信を簡単に高音質で可能にする機器で、さまざまなウェブストリーミング配信のサポートをしてくれます。
つまりオーディオインターフェースは音楽制作、ウェブキャスティングミキサーはネット配信に特化した機器といえます。ヤマハAG03は通常のオーディオインターフェースと違い、音量調節するフェーダーや音質を変化させるエフェクトなどのスイッチがあります。
ON/OFFだけで簡単に操作できるので、配信に使い勝手が良いのが特徴です。
ヤマハ「AG03」のスペック
ヤマハAG03の主なスペックは以下のとおりです。購入前にぜひ確認しておきましょう。「AG03」の名は入力チャンネル数からきていると言われています。
タイプ | アナログミキサー |
チャンネル数 | 3 |
電源 | DC 5 V、500 mA |
ファンタム電源 | +48 V (INPUT1のみ供給) |
USBオーディオインターフェース | 192kHz/24ビット |
サイズ | 129mm×63mm×202mm、0.8kg |
AG03の特徴
ここではAG03とはどんな機器なのか、特徴とともにご紹介していきます。
コンプレッサーなどのエフェクト機能でイケボ設定できる
AG03はDSPエフェクトを搭載しています。トークのボリュームを最適に調整できる「コンプレッサー機能」、音質を補正しノイズやハウリングを軽減する「イコライザー」、歌にエコーを掛けられる「リバーブ」などのエフェクトが使え、イケボ設定も簡単です。
リアルタイムでエフェクトをつけられる
AG03はエフェクト設定がワンタッチで簡単にできます。本体にはエフェクトのON/OFFスイッチがついており、その操作だけでエフェクトが使えるのでライブ配信などリアルタイムで使いたいときに最適です。
細かく設定したい方はPCソフトウェアの「AG DSP Controller」を使用すれば調整が可能です。
音楽制作用のヘッドフォン・ゲーミングヘッドセットが挿せる
AG03はさまざまな接続に対応しているのも魅力で、音楽制作用のヘッドフォンやヘッドセット端子もついており、ゲーム実況や雑談配信にも便利です。またスマホやiPadといった音楽プレイヤーとつながるAUX端子もついています。
ヘッドセットやAUX端子は一般的なオーディオインターフェースには基本ついていないので、必要な方はAG03を選ぶのがおすすめです。
コンデンサー・ダイナミックはもちろんミニプラグにも対応
AG03はファンタム電源を搭載しておりコンデンサーマイクやダイナミックマイクも接続可能です。また3.5mmのミニプラグ端子もあるのでステレオミニプラグを持ったマイクも使えます。ミニプラグ端子のあるオーディオインターフェースは、ほかにあまりありません。
配信される音をイヤホン・ヘッドホンでモニターできる
AG03には「MONITOR MUTE」ボタンがあります。これは1chと2chから入ってくる音を遮断するかどうかのスイッチで、OFFにすれば配信や収録時に入力音をイヤホンやヘッドホンでモニターできます。
このモニター音はPCに入力される前の音を遅延無しで聞けるダイレクトモニタリングが可能なので、声がずれずに配信時のトークなども快適に行えます。
アダプタを使えばiPhone用のイヤフォンにも対応
AG03はiOSに対応しており「Lightning USBカメラアダプタ」を使えばiPhoneやiPadにも接続が可能です。この場合、別途電源供給の必要があり5VDC用のUSBケーブルでモバイルバッテリーに繋ぐか、コンセントに接続すれば使えます。
音量の調整が素早く変更できる
AG03はその使いやすさも大きな魅力です。スライドフェーダーで音量調節できるので直感的に素早く使え、ライブ配信時のちょっとした調節にも素早く対応できます。マイクのチャンネル以外はぐるっと回すツマミ式の形状です。
音質向上して高音質なハイレゾ音源を楽しめる
AG03は最高で24ビット/192kHzでの録音再生をサポートしており、音質向上して高音質なハイレゾ音源が楽しめます。PC側での設定のあと、本体は「USB 2.0」レベルツマミと「MONITOR」セクションの各ツマミで音量を調節するだけ。
AG03の良いレビュー
良いレビュー①
マイクの音量調節が簡単で良いとのレビューです。AG03は操作が分かりやすく直感的に使える点も大きな魅力。特にマイクボリュームは上下にスライドするだけで簡単に調整できるので、ライブ配信時などももたつかず素早く調節が可能です。
良いレビュー②
AG03の多機能性を評価しているレビューです。AG03の大きな魅力として、マイクや楽器の音声とPCのBGMや効果音を混ぜ、再度PCに戻してネット配信するループバック機能が備わっている点があげられます。
またギターやシンセサイザーなども接続できたり、ヘッドセット用などさまざま端子がついているなど、1台で幅広い用途に使えるのがAG03の人気の理由です。
AG03の悪いレビュー
悪いレビュー①
端子が上向きでホコリ対策が必要とのレビューです。AG03はすべての端子が上を向いたつくりになっており、ホコリが入り込みやすく対策しないと故障やトラブルの原因になる場合があります。
メンテナンスが面倒な方は端子が横についた横挿しタイプのオーディオインターフェースがおすすめです。ただし挿しやすさ・使いやすさでは上向き端子が勝るとの声が多く、お好みで選んでみてください。
悪いレビュー②
スマホ配信をしたくて購入したが、android端末では使えなかったとのレビューです。AG03はiOSに対応していますが、androidには対応していませんのでお気をつけください。またiPhoneで使う際も「Lightning USBカメラアダプタ」などが必要になります。
AG03を購入する前に知っておきたいこと
配信には適しているが宅録には向かない
AG03はリールナブルで使いやすく、ライブ配信には嬉しい機能がたくさんありますが宅録がメインの方には音質が物足りないかも知れません。音質重視なら録音に特化したオーディオインターフェースを選ぶのがおすすめです。
AG06・MK2との違い
AG03・MK2とAG06の大きな違いは入力チャンネル数で、商品名の通りAG03は3チャンネル、AG06は6チャンネルの入力があります。アコースティックギターでの弾き語りや、複数の楽器や人数での録音・配信を行いたいならマイク2本使いが可能なAG06が最適です。
AG03の後継機は?
AG03自体はまだ生産されていますが、後継機をお探しの方もいるのではないでしょうか。宅録目的で代わりに検討するなら、ローランドのRubixシリーズ入門モデル「RUBIX-22」がおすすめです。
価格はそう変わらず、音楽制作ソフト「Ableton Live Lite」がバンドルされているので録音環境がすぐに整います。初心者には特におすすめなので、宅録メインでAG03を考えていた方はぜひチェックしてみてください。
AG03を使用するにはドライバ&ソフトウェアをインストール
AGシリーズをコンピューターに接続して使うにはWindowsの場合「ドライバ」と呼ばれるソフトウェアが必要です。Macの場合は、MacOSに用意されている標準ドライバーをそのまま利用するのでインストールは必要ありません。
詳しい使い方は公式サイトに動画つきで紹介されているので、ぜひチェックしてみてください。
AG03のメリットとデメリット
AG03のメリット
AG03の一番のメリットはループバック機能がついている点です。PCやスマホで流したBGMをマイクの音と合わせて出力できるライブ配信に便利な機能で、通常は別途音楽制作ソフトなどが必要になりますがAG03ならこれ1台でできてしまいます。
またヘッドセットやAUX端子も備わっており、ゲーム実況や雑談配信にも最適です。DAWソフト「CUBASIS3 LE」も付属しており音楽制作も可能で、ライブ配信からDTMまで広く使える万能な製品と言えます。
- ループバック機能を備えておりライブ配信に最適
- ヘッドセット用など入力端子が豊富
- DAWソフトが付属している
- 多機能なのに価格がリーズナブルでコスパ抜群
AG03のデメリット
AG03のデメリットとしては、多機能で端子が多いので特定の用途でしか使わない方には不要な端子が多い点があげられます。また音楽制作も可能ですが、ライブ配信に特化した機種なので録音メインで考えている方には音質が物足りないかも知れません。
またすべての端子が上向きなので、横挿し機種に比べてホコリの影響を受けやすいのも事実です。挿しやすさを取るかメンテナンスの手間を取るかで検討してみてください。
- 特定の機能だけを求める方には使わない端子が多すぎる
- 宅録には向いていない
- 端子が上向きでホコリの影響を受けやすい
AG03のQ&A
DTMには向いている?
編集部
AG03はライブ配信に特化しているものの、歌ってみたや弾き語り動画の音録りなどのDTMにもおすすめです。192KHz/24Bitにも対応していて音質が良いので幅広い用途で使えるのがAG03の魅力といえます。
音質が悪い?イヤホンの音質は向上するのか?
編集部
AG03でイヤホン接続したときにホワイトノイズが気になる・音質が悪いのかとの声があります。原因で考えられるのはアンプシミュレーター機能がONになっておりギターアンプのノイズ鳴り続けていることです。またコンピューターのUSB端子経由でノイズを拾っている可能性もあります。該当する場合は公式サイトに解決方法が書かれていますのでぜひチェックしてみてください。
AG03にコンデンサーマイクの音がこもる?
編集部
コンデンサーマイクを使って音がこもると感じる場合は、コンプレッサーとイコライザー、リバーブで調整するのがおすすめです。細かいエフェクト設定は「AG DSP Controller」という専用コントロールソフトを使うとできるのでぜひ試してみてください。
ギターやベースのアンプ代わりになる?
編集部
AG03はギターやベース、シンセサイザーなどのアンプ代わりとしても使えます。ギターやベースは端子接続したら「2G GUITAR」スイッチをONにすると使用可能です。反対にシンセサイザーなどのLINEレベルのデジタル楽器を入力する際はスイッチOFFにします。逆にすると出力端子から音が出ないので気をつけましょう。
OBSを使ってゲーム音取り込みとマイク音を配信するには?
編集部
AG03とOBS(OBS Studio)を使ってゲーム実況をする場合、まず「TO PC」スライドスイッチを「INPUT MIX」にしてください。そして「設定」の「デスクトップ音声デバイス」で既定を選択し、「マイク音声デバイス」でAG03を選択すればゲーム音取り込みとマイク音を配信できます。
まとめ
人気のヤマハAG03についてご紹介しました。AG03はエフェクトやループバックなど多機能でライブ配信に最適。また操作性が良いので初心者にもおすすめです。気になる方はぜひ本記事を参考に購入を検討してみてください。
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ループバックに対応した2チャンネルUSBオーディオインターフェース機能を備えており、60mmフェーダーでスムーズなボリューム操作ができるのも嬉しいポイントです。
サイズ | 12.9×6.3×20.2cm |
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重さ | 800g |
入力チャンネル | CH1: COMP/EQ, EFFECT(SPX リバーブ) CH2: COMP/EQ, EFFECT, AMP SIM |
出力チャンネル | MONITOR OUT:2、PHONES:2 |
接続インタフェイス | USB端子 |
本サービス内で紹介しているランキング記事はAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどECサイトの売れ筋ランキング(2023年12月09日)やレビューをもとに作成しております。
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ループバックに対応した2チャンネルUSBオーディオインターフェース機能を備えており、60mmフェーダーでスムーズなボリューム操作ができるのも嬉しいポイントです。