シングルスピード自転車の人気おすすめランキング10選【通勤・通学にも】
2021/05/30 更新
目次
シングルスピードとは?通勤にも使える?
シングルスピードとは、元々は変速機の無い自転車の総称を言います。ママチャリやシティサイクルも本来はこれにあたりますが、現在一般的には、変速機の無いピストやクロスバイクなど見た目がスポーティーでお洒落な自転車を指します。
シングルスピードの魅力は、変速機が無い分メンテナンスが簡単、軽い、安いところです。一方デメリットとしては、スピードに乗りにくく長距離や坂道がきついなどがありますが、通勤や通学など、気軽な街乗りするのには最適です。
以前ピストバイクが大ブームになり、その後衰退してジャイアント(GIANT)など大手メーカーがシングルスピードから撤退しましたが、その手軽で人気は再燃しつつあります。今回は車種、乗りやすさ、価格を元におすすめランキングを作成しましたので、参考にしてみてください。
シングルスピードの選び方
シングルスピードは見た目、ギアタイプやハンドルの形、メーカーなど、色々な選び方があります。それぞれの選び方のチェックポイントを確認していきましょう。
車種から選ぶ
シングルスピードには様々な車種があります。見た目や機能性で選んでみましょう。
軽快に走りたいなら「ピスト」
ピストバイクは元々競技用の固定ギア付きのブレーキのついていない自転車ですが、現在はフリーギアのものやブレーキ付きのものも多く出ており、シングルスピードの中でもメジャーで種類の多い車種です。
ハンドルが低い位置にあり、最初は慣れないかもしれませんが、前傾が深い姿勢で走るのでスピードが出やすく、軽快に走ることができます。形もスタイリッシュなものが多いです。
乗りやすさなら「クロスバイク」
クロスバイクは、ロードバイクのようにスピード感を出せる作りになってると共に、ピストに比べるとタイヤが太めなので走りは安定し、段差にも対応しています。ハンドルもフラットバータイプなので、前傾姿勢は浅く、初めての方でも乗りこなしやすいです。
汎用性も高くかごの取り付けもできるようになっているので、通勤やお買い物にも使えます。初めてのシングルスピードで生活に取り入れたい場合にはこのタイプの車種がおすすめです。下記の記事では、クロスバイクについて詳しくご紹介しています。合わせてご覧ください。
走行性も求めるなら「MTB(マウンテンバイク)」
MTB(マウンテンバイク)タイプのシングルスピードも徐々に人気となっています。MTBは元々荒い路面を走るだけあり、タイヤも太く丈夫で、段差や砂利道などでも安定した走りができるのが魅力です。
街乗りはもちろんのこと、アウトドアなレジャーで自転車に乗りたい時、レースに出たいという方にも幅広く使える車種です。下記の記事では、マウンテンバイクについて詳しくご紹介しています。合わせてご覧ください。
ほかの人と差をつけたいなら「個性派」がおすすめ
人と違う個性を求めたいなら、コンパクトなミニベロや、ワイルドな印象のビーチクルーザーがおすすめ。ミニベロとは、タイヤが20インチ以下の小口径車のことを指します。小さな見た目で可愛いらしく、置き場所を取らず走る姿もファッショナブルで女性にも人気があります。
ビーチクルーザーは元々、砂浜などの走りにくい道でも走行できるための自転車です。ハンドルはバイクのような形で高い位置にあり、他のシングルスピードとは異なる個性的なデザインが特徴です。タイヤが太く走りが安定しているのでビーチだけではなく街乗りでも活躍します。
ギアタイプから選ぶ
シングルスピードにはギアはひとつですが、そのギアにも種類があります。使い勝手や乗り心地で選んでみましょう。
簡単操作なら「フリーギア」
フリーギアは、前に漕げば前に進み、後ろ向きに漕いだら空回りするだけで後ろには進まない。そして、ブレーキをかけないと止まらない、といった通常の自転車のギアと同じ仕組みになっているギアです。
そのため、シングルスピード初心者や、街乗りで使うので操作が簡単の方が良い、という場合はこちらがおすすめです。
自転車との一体感を楽しむなら「固定ギア」
固定ギアはペダルの動きが後輪と直結していて、自転車と一体となって走っているような感覚があります。固定ギアは、止まりたい時に足の動きを止めれば車輪の速度が落ち、後ろに漕げばバックもできます。三輪車の動きを想像してみると分かりやすいですね。
普通の自転車には無いペダルの操作感覚なので、初心者には最初抵抗があるかもしれませんが、走りに楽しさを求めるならおすすめします。
どちらも使いたいなら「兼用タイプ」
実は、主要なシングルスピードのギアは、フリーと固定の両方が使える兼用タイプのものが多くなっています。リアホイールのギアばかりを交換することで、固定ギアとフリーギアのチェンジができるようになっています。
まずはフリーギアで慣れてみたいけど、いずれは固定ギアで乗りたい、という人にはピッタリですね。
ハンドルタイプで選ぶ
シングルスピードのハンドルは、通常の自転車のようなハンドルだけでなく、前傾姿勢が取りやすいよう曲がっているものなどいくつかの種類がありますので、用途に合わせて選んでみましょう。
初心者でもスピードを出しやすい「ブルホーンハンドル」
牛の角のようにハンドルの先端が上に曲がっているタイプのブルホーンハンドルは、ホーン部分を握るとほどよく前傾姿勢となり、スピードが出しやすくなります。また、ドロップ部分が無い分空気抵抗が少ない形状で早く走りやすいです。
ドロップハンドルだと手が小さいとハンドルに手が届きにくいことがありますが、ブルホーンハンドルはブレーキが握りやすく、女性の人でも安心です。
ロードレースも視野にいれるなら「ドロップハンドル」
ドロップバーハンドルは、元々競技用として採用されているハンドルです。下の曲がったハンドル部分を握ると身体の前傾姿勢が深くなり、スピードを出せるのが特徴です。
逆に上ハンドル部分を握れば、上体が深い前傾から起こした状態になるので、街乗りでも楽に漕ぐことができます。ある程度ピストに慣れた方が使いやすいハンドルタイプです。
簡単シンプル操作なら「フラットバーハンドル」
フラットバーは、その名の通り、左右にまっすぐにフラットにのびたハンドルです。軽くてコンパクト、シンプルデザインなのが特徴です。単純な構造のため、グリップ交換などのメンテナンスも簡単です。
走りの上では、通常の自転車と同じ感覚で使えるので、曲がったりブレーキをかけたりといった操作が簡単で、幅広くまっすぐなフォルムは、立ち漕ぎをする時にも握りやすくて楽になるというメリットがあります。
メーカーで選ぶ
シングルスピードは、日本や欧米など様々メーカーで扱っています。その中で人気のメーカーの特徴を確認していきましょう。
繊細ながら丈夫なフレームの「フジ(FUJI)」
フジ(FUJI)はその名前から日本のメーカーと思われるかもしれませんが、現在はアメリカのメーカーです。とはいえ、起源は「富士自転車」という日本の会社で、その技術を継承しています。
FUJIのシングルスピードは、フレームが細く繊細でお洒落なデザインと、クロモリフレームという鉄にクロムとモリブデンを加えた、強度や錆びにくさが特徴の合金を使ったフレームを使用しているのが特徴です。
リーズナブルな老舗ブランド「シェウイン(SCHWINN)」
シェウイン(SCHWINN)はアメリカの歴史のある自転車ブランドです。先進性を常に追求し、MTB、ロードバイク、クルーザーバイクまで幅広い車種を開発し、価格もリーズナブルなのが特徴です。
品質も良く、かつてはアメリカのオリンピックチームのバイクを担当しており、レースでの実績もあります。
粗い路面でも丈夫な「リーダーバイク(LEADER BIKES)」
リーダーバイク(LEADER BIKES)は、アメリカを代表するピストバイクのブランドです。レース用のモデルから、通勤など街乗りでもつかえるピストも充実していて、日本でも人気があります。
デザインはシンプルでありながら、インパクトがありファッション性を感じます。太めのインパクトのあるフレームはデザインを施しやすく、ファッションブランドとのコラボモデルもあります。
洗練されたデザインと高い溶接技術の「ジオス(GIOS)」
ジオス(GIOS)はイタリアのメーカーで、「GIOSブルー」と呼ばれる美しいブルーのフレームが印象的なバイクとして人気です。優秀なのは見た目だけでなく、フレームのつくりにも非常にこだわっています。溶接の精度の高さを重視し確かなハイクオリティを実現しています。
フレーム素材はクロモリを使用しており、繊細ながらも丈夫なのも魅力です。
必ず「ブレーキ」があるものを選ぼう
元々、競技用のピストにはブレーキがついていませんが、日本の道路交通法では、道路や公共施設で自転車を走らせる場合、ブレーキがついていなければ違反になってしまいます。とはいえ、現在街乗り用として売られているシングルスピードには標準でブレーキがついています。
もしブレーキがついていないピストバイクを持っていて、街乗りに使う場合は必ずブレーキをつけましょう。
初心者向けシングルスピードの人気おすすめランキング5選
口コミを紹介
フェザーの乗り心地が最高なんで、trackの方はアルミだしゴツゴツした乗り心地なんだろうなと思っていたが、非常~に乗り心地はイイ。
SCHWINN
CUTTER(カッター) 2021年
気軽にチャレンジしたいならこれ!
シェウイン(SCHWINN)のクロスバイクタイプのシングルスピード「CUTTER(カッター)」は、シンプルで洗練されたデザインで価格も安いので、気軽にシングルスピードデビューをしてみたい方にもおすすめです。
ピストタイプに比べ、前傾姿勢が緩やかで、フラットバーハンドルも使いやすく初心者でも乗りやすく、通勤車にもおすすめ。強く握らなくてもしっかりとかかるディスクブレーキを使用しているのはシングルスピードでは珍しく、初心者でも安心感があります。
車種 | クロスバイク | ギア | フリー・固定兼用 |
---|---|---|---|
ハンドル | フラットバー |
口コミを紹介
通勤用に注文致しました。とてもかっこ良く、スピードも出る為、購入して良かったです。
カッコよくて安いシングルスピードの人気おすすめランキング5選
口コミを紹介
とてもカッコいいビーチクルーザーです!毎日ウキウキしながら通勤(駅まで約1キロ)に使っています。
通販サイトの最新売れ筋ランキングもチェック!
各通販サイトの売れ筋ランキングもぜひ参考にしてみてください。
※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。
本体の他に購入すべきものは?
シングルスピードを新たに購入する場合、自転車本体の他に準備すべきものが色々あります。安全・快適にシングルスピードライフを楽しめるよう、併せてチェックしましょう。
盗難防止に「ロック」
外出先で駐輪する際に必須なのがロックです。主に、ダイヤルで番号を合わせてロックするチェーンタイプと、鍵で施錠するU字型のタイプがあります。便利なのは鍵が要らないチェーンタイプです。ゴツいU字ロックに比べて持ち運びもしやすいです。
一方、U字型は丈夫で切断被害に遭いにくいメリットがあります。特に通勤・通学で毎日のように使う場合は、盗難から大切な愛車を守るためにも、ロックは必ず用意しておきましょう。
gooランキングでは自転車の鍵の人気おすすめランキングをご紹介しています。併せて参考にしてみて下さい。
夜間走行に「ライト」
通常シングルスピードのクロスバイクやピストにはライトがついていません。法律で前は白のライト、後ろは赤のライトを装着することが必要です。通常の自動車と同等の明るさや性能のものをつけておくとよいでしょう。
gooランキングでは、自転車ライトの人気おすすめランキングをご紹介しています。併せて参考にしてみてくださいね。
スッキリ保管に「スタンド」
シングルスピードはシンプルな作りで、自転車を立てるためのスタンドもついていません。自宅に立てかけられる壁があればよいですが、何かの拍子に倒れたりして、壁が傷ついたり汚れたりしないか気になりますよね。スタンドを使えば省スペースでスッキリと保管できます。
gooランキングでは自転車スタンドの人気おすすめランキングをご紹介しています。是非併せてチェックしてみて下さいね。
いつでも空気注入できる「ポンプ」
タイヤに空気を入れるのに、都度サイクリング店に行くのは面倒、という場合はポンプを用意しておくと便利です。特にピストバイクは高圧で空気を入れるため、抜けるのも早くなっていますので、ポンプがあれば自宅でこまめにチェックできますね。
下記の記事では、自転車の空気入れ・携帯ポンプについて詳しくご紹介しています。合わせてご覧ください。
固定ギア走行には「ペダルストラップ」
ペダルストラップは、ペダルと足を固定するベルトのようなものです。必ず必要なものではありませんが、固定ギアのシングルスピードの場合、ペダルを引き上げる動作がしやすくなり、ペダルから足が滑ってしまう心配が無いので、しっかりと踏み込んで楽にスピードも出せます。
足をペダルに固定した状態になるので、止まるときには注意しましょう。ストラップから足をスムーズに抜けるように最初は練習してみてくださいね。
まとめ
シンプルな機能でメンテナンスが簡単で故障もしにくいシングルスピードは、気軽な通勤通学の足代わりとしてこれからも根強い需要がありそうです。好みの車種やデザインを選んで是非シングルスピードライフを満喫してみてくださいね。
本サービス内で紹介しているランキング記事はAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどECサイトの売れ筋ランキング(2021年05月30日)やレビューをもとに作成しております。
リーダーバイク(LEADER BIKES)のシングルスピードピスト735TRは、ストリートで注目を浴びそうな、シンプルで存在感のあるフレームが特徴です。完成車には固定とフリーのギアがそれぞれ左右についており、固定ギアに慣れない初心者でも安心です。
強度が必要な部分は厚く、それ以外は薄くしたフレームは丈夫ながらも軽くなっており、気軽な街乗りにぴったりで、曲乗りに挑戦してみたい人にもおすすめです。