債務整理とは借金の減額や免除のための公的な手続です。上記のチャートでご自身に合った債務整理を確認してみましょう。また、事務所を選ぶ際にはひとまず相談してみることをおすすめ。多くの事務所が無料相談を行っているので、まずは相談してみて相性を確認してみましょう。

過払い金を依頼する事務所を決めるポイントは①費用②相性の2つです。

①費用：相談・着手金が無料の事務所を選ぶようにしましょう。失敗してもこの初期費用が無料であれば、余計なお金がかからないため気軽に依頼することができます。

②相性：事前に担当者との相性を確かめることは正直難しいです。口コミだけでは判断が難しいため、多くの事務所が行っている無料相談で担当者の相性を確かめましょう。また、事務所が借金関係を専門に扱っているかも要チェックです。この記事で紹介する事務所は全て借金関係に特化しているため、安心して選んでください。

債務整理を始めたいと思ったら、借金問題に強い法律事務所・法務事務所に相談しましょう。しかし、どの事務所が良いのか分かりませんよね。「債務処理の実績が豊富」「メールでの相談可能」「家族や会社にバレない」「着手金が0円」などを選ぶ際の検討項目にしてもいいでしょう。

また、ホームページに料金体系が明記されている事務所がおすすめです。ネットには多くの情報が溢れていて、なかには詐欺サイトに引っかかってしまうなんてことも……。どこにするか迷っているなら、ぜひこの記事で紹介する経験と実績が豊富な全国区の事務所を参考にしてみてください。

借金について悩んでいるなら、全国展開している人気事務所で相談するのがおすすめです。人気事務所は、豊富な相談実績を誇るため、その経験を活かして適切なアドバイスをしてくれます。

人気で利用者が多い分、口コミなどの評価をチェックすることも可能です。借金問題は複雑で重要なため、信頼できる事務所に相談したいと思うのが当たり前です。人気事務所なら、相談前にも事務所について色々知ることができますよ。

人気事務所は、サービスが充実しているのも魅力的です。土日や深夜でも無料相談対応をしている事務所が多いため、忙しい方でも利用可能です。以下のボタンを押すと、「神戸でおすすめの人気事務所ランキング」を見ることができます。

まず地元で相談するのなら、兵庫県弁護士会が運営するホームページにアクセスしましょう。サイトには「新型コロナ感染症に関する生活問題、労働問題、消費者問題の無料電話法律相談」と、「多重債務相談（無料）」が載っています。

「新型コロナに関する無料電話法律相談」は、2023年の3月末まで平日の午後6時から午後8時まで実施しています。新型コロナの影響で収入が減って、債務の返済に困っている場合に利用できます。

「多重債務相談」は、神戸相談所にて平日午後1時から午後3時に弁護士と精神保健福祉士による無料相談を実施しています。多重債務など借金問題で悩んでいる場合に相談できます。

新型コロナに関する電話受付時間があまり長くないため、日中忙しい方などは利用しにくいかもしれません、その場合は、電話受付時間の長い事務所を利用するのがいいでしょう。

神戸市役所では、平日の9時〜12時・13時〜17時に、先着順で市民相談員による一般相談を実施しています。その後必要に応じて、弁護士による法律相談を受けることになります。弁護士による法律相談は、予約制で平日の13時30分から16時です。また、毎月第1・3日曜日の13時〜16時に、弁護士による「休日法律相談」を実施しています。

各区役所でも、毎週平日に無料の「市民法律相談」を先着順で実施しています。詳しくは各区役所のホームページを見てみてください。最初に市民相談員が相談内容を聞いた上で、必要に応じて弁護士による法律相談を受ける仕組みとなっています。

兵庫弁護士会同様、神戸市役所も電話受付時間が短いため、日中忙しい方は利用するのが難しいかもしれません。全国区で対応している事務所は全国の借金問題に対応しているため、その分経験も豊富です。受付時間の長い事務所を選んで利用してみましょう。

法テラスとは法的トラブルを解決するための総合案内所で、正式名称を「日本司法支援センター」と言います。全国の相談窓口が一つになっていないために情報にたどりつけない、近くに専門家がいない、といった司法の使い勝手の悪さを改善するため、平成18年4月10日に設立された法務省所管の公的な法人です。

刑事・民事を問わず、国民がいつでも法的なトラブルの解決に必要な情報やサービスの提供を受けられるようにという構想のもと、総合法律支援法に基づき設置されました。

法テラスでも債務整理はできますが、収入や資産に条件がある、手続きに時間がかかるなど不便な点も多くあります。特に、金融機関からすでに催促が来ている場合は、法テラスよりも民間の法律事務所・法務事務所を利用するのがおすすめです。依頼が成立すれば即日～2日以内に催促をストップすることができます。

弁護士や司法書士などの専門家に相談すると、個々の事情や借金の状況に合わせて、最適な解決策を提案してくれます。一般に、借金問題の解決策とは、「債務整理」のことを言います。

「任意整理」とは、借入先の金融機関と交渉して、借金を無理なく返済できるようにする方法です。将来利息を減額して、元本のみを3~5年で返済できるように交渉します。過払い金がある場合は、元本を減らせることがあります。

任意整理のメリットは、実生活への影響が少ない点です。他の方法と違って裁判所を介さないため、自宅に書類が届かず、家族や友人にバレる心配がありません。また、手続きが簡単なため、3カ月程度で解決に至ります。4つのうち、1番多くの方が利用する方法です。

デメリットは、過払い金がない場合、大幅な減額ができない点です。また、もちろん相手が和解案に応じない時には、交渉が成立しません。また、5年間は信用情報機関に記録が残ってしまうため、クレジットカードの作成やローンを組むことが難しくなります。しかしながら、将来利息が減額されるだけでも、借金返済は大幅に楽になる点は覚えておきましょう。

定期的な収入があって、毎月の返済額が減額されれば十分借金を返済できる方は、「任意整理」がおすすめです。1番リスクが少なく、財産を没収されることがないので、任意整理で解決できるのであれば可能な限り任意整理を利用すべきです。このような理由から、最も多くの方が任意整理を利用しています。

また、任意整理であれば家族や会社にバレることなく返済ができるので、借金を秘密にしたい方にもおすすめです。借金額が200〜300万円程の場合は、任意整理を利用する方が多いので、参考にしてみてください。

「特定調停」は、簡易裁判所を通して、現実的な返済について金融機関と交渉する方法です。任意整理と同じように、将来利息をカットして、3〜5年で借金の完済を目指します。

特定調停のメリットは、弁護士や司法書士を雇う必要がないため、費用負担が少ない点です。また、2カ月程度の短期間で解決に至るのもメリットです。

デメリットは、複雑な手続きを自分自身で行わなければならない点です。具体的には、簡易裁判所に提出する書類を自分で作成したり、平日に2回程度の出廷が必要になったりします。交渉のための最低限の知識が必要になるため、初心者の方にはおすすめできません。また、忙しい方も難しいと思います。

「個人再生」とは、地方裁判所を通して、借金を大幅に減額して原則3年（5年でも可）以内に完済する手続きです。個人再生は、任意整理のように将来利息を減額したとしても、借金の返済が困難な方が利用します。

個人再生のメリットは、住んでいる家や土地を処分せずに、借金を大幅に減額できる点です。個人再生では、借金を原則5分の1〜10分の1に減額できます。それに加え、この後に紹介する自己破産のように、家や土地などの財産を没収される心配がありません。

デメリットは、4つの方法のうち手続きが最も複雑なため、時間と手間がかかる点です。弁護士を雇ったとしても時間がかかってしまうため、その分費用もかさんでしまいます。住宅ローンを除いた借金の総額が5,000万円以上の方は利用できないので、注意しましょう。また、ブラックリストに載る、官報に掲載されるといったデメリットもあります。

任意整理のように、将来利息を減額した程度では借金の返済がむずかしい場合には、「個人再生」と「自己破産」を利用することができます。その中でも、家や土地などの財産を確保しておきたい方は、個人再生を利用しましょう。

個人再生では、借金の大幅な減額が可能なため、返済が大幅に楽になります。また、借金をした理由を問われないため、賭博などの理由で借金を抱えてしまった方でも利用可能です。目安として、借金額が300万円以上の方は、個人再生を検討してみてください。

「自己破産」とは、借金返済ができないことを裁判所に申請して、借金を全額免除してもらう手続きです。金融機関から借りたお金はもちろん、現在抱えているローンの支払いから友人に借りたお金まで、全ての借金を手放すことが可能です。

自己破産のメリットは、やはり全ての借金がなくなる点です。手続きが完了したら、借金は一切なくなります。また、多くの財産を没収されてしまいますが、生活必需品や20万円以下の預金・財産、99万円以下の現金は手元に残すことが可能です。全てがなくなってしまう訳ではありません。

デメリットは、住宅や土地、20万円以上の価値が高い財産を没収されてしまう点です。土地や家がなければ、借金を返済したとしても、その後の生活に困難を強いられます。

借金の理由によっては申請が下りない、破産手続き中に就けない職業制限があるなどのデメリットがあります。また、5～10年程度はクレジットカードの利用やローンを組むことができません。

「自己破産」は、借金と共に自身の財産を失うデメリットがあります。しかし裏を返すと、財産を手放せば、借金がなくなるだけで済むのです。つまり、失うほどの資産を持たない方、手持ちの資産とは比較にならないくらい膨大な借金を抱えた方は、自己破産するのもひとつの手です。

また、他の債務整理と違い借金そのものがなくなるため、今後の収入が見込めない方でも返済に悩まされることがなくなるのも大きなメリットです。収入の無い方にとっても自己破産は選択肢に入ると言えるでしょう。

任意整理の場合は、婚約者などにバレる可能性はかなり低いです。債務整理事務所に相談し、債権者へ受任通知を出して貰えば、借金の取立てや連絡をストップすることができます。

個人再生や自己破産の場合は「官報」という国が出している新聞のような機関誌に住所や名前、破産情報（個人再生情報）が掲載されます。しかし、官報は一般の方はほとんど手にしません。

結婚前に債務整理を行っても、直接悪影響を及ぼすことはありません。結婚して相手と同じ名字になっても、債務やローンの審査については、個人の問題として別々に扱われます。基本的に債務整理をしても配偶者の個人信用情報には影響しません。

子供がいる方で、債務整理を考えている人は、「子供の教育ローンも借りられなくなるの？」と心配になる方も多いと思います。

結論から言うと、債務整理をすると、国の教育ローンの利用は難しくなります。債務整理をすると、債務整理の種類にもよりますが5年〜10年はブラックリストに入り、ローンの借り入れが難しくなります。

教育ローンが借りられない場合は、子供本人が契約し、奨学金を利用するのがおすすめです。奨学金は奨学生本人への貸付けなので、家族がブラックリストに入っているかなどは審査の基準には影響がありません。

借金問題に頭を抱えているなら、なるべく早く専門家に相談をしましょう。今回紹介した債務整理事務所の中には、何度でも無料で相談できる債務整理事務所もあるので、相談しないという選択肢はありません。

今回編集部イチオシとして紹介した「はたの法務事務所」は、周りにバレずに匿名で相談できます。

24時間メールでのお問い合わせを受け付けているほか、出張費が無料のため、神戸にお住まいの方でも気軽に相談できます。お金の対策は早いに越したことはありません。ぜひ活用してみてくださいね。