足枕は横になったときに足を乗せる寝具の1つで、リラックスした快適な睡眠をサポートしてくれます。腰痛や坐骨神経痛の軽減にも効果が期待されており、医療用などの種類や大きさ・硬さの違う種類が豊富に販売されており人気が高いです。

また、高齢者のリンパ浮腫の予防にも足枕はおすすめです。しかし、足枕は正しい置き方・高さで使用しないとデメリットになる可能性もあります。せっかく体によいとされる足枕を使用するなら、健康的で快適な睡眠をしたいですよね。

そこで今回は足枕の選び方やおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。購入を迷われている方はぜひ参考にしてみてください。ランキングは、目的・形状・素材の3つを基準に作成しました。ぜひ参考にしてください。

足枕を選ぶ際にチェックしたいポイントがいくつかあります。気をつける点と合わせて解説しますので、参考にしてみてください。

足枕にはさまざまなサイズがあり、サイズによっておすすめの利用シーンが違います。どんなときに使いたいのかイメージしながら選んでください。

睡眠の際やリラックスタイムに使いたい方は、大きめのサイズの足枕がおすすめです。余裕を持ってゆったりと足全体を乗せられます。足を高くした状態であるとよりリラックス効果があるので、高さも自分に合うものを探してください。

具体的な大きさとしては、長さは60cm・幅は40cmくらいを目安に選んでみてください。幅が広いものならば、寝返りを打っても足が落ちにくいです。

短時間のリラックスタイムに使用するなら、小さめの足枕がおすすめです。軽いお昼寝であれば、ふくらはぎや踵が乗せられれば十分に使用できます。小さめの足枕なら収納場所を取らず、持ち運びもしやすいので旅行先で使いたい方にもぴったりです。

また、小さくて軽く取手もついているので高齢者の方や妊婦の方のリラックスタイムの際にも持ち運びの負担もなく使えます。

旅行先や出張先にも持ち運んで使いたい方にはエアータイプがおすすめです。エアータイプの足枕は空気を入れて膨らませて使う足枕になります。使わないときには空気を抜いてコンパクトに持ち運べる優れものです。

鞄に入れてもかさばりません。いつでもどこでも足枕を使ってリラックスしたい方は、エアータイプを選んでみてください。下記の記事では、飛行機持ち込みフットレストについて詳しくご紹介しています。合わせてご覧ください。

足枕の形は傾斜のついたものや円筒型・ドーナツ型などさまざまです。それぞれの特長を理解して、自分の使い方に適したものを選んでみてください。

足先に向かって緩やかに高くなっていく傾斜型足枕は、膝への負担も少なく自然な形で足全体を乗せられます。足全体を乗せてリラックスできるので、睡眠時の使用が中心の方におすすめです。脚全体が乗せられるものを選びましょう。

長さや幅が大きめのものであれば、寝ている間も安定感をもって足を支えてくれます。小さめサイズであれば「しまむら」の三角クッションで代用してみるのもよいです。

波型はフィット感抜群で、足の位置を自然に固定してくれます。あらかじめ足を置く場所が凹んでいるので、フィット感を求める方におすすめです。凹んだ部分に足首を乗せると自然な形に落ち着き、姿勢が安定しやすいのもポイントになっています。

寝返りを打ったり寝相が悪かったりしてもすぐポジションが決まるため、神経質な方も入眠しやすいです。

膝の裏や足首の下に置きたい方には円筒型がおすすめです。足枕の曲面がちょうど膝や足首の下にすっぽりと収まり、リラックスを促します。長さのあるものなら足枕と抱き枕として2WAYでの使用が可能です。

ただし、どうしても転がってしまうので安定感が欲しい方は、かまぼこのような半円型・三角形の足枕を選ぶのがおすすめです。

横向きで寝るのが多い方には凹型がおすすめです。表と裏の両面が凹んだ形状で、ふくらはぎや太ももに挟めば横向きの寝姿勢をサポートしてくれます。妊娠中に使えば、妊婦特有のひざや腰の痛みを和らげられるのも特徴です。

広げて両足を乗せられるタイプなら、寝返りをしても枕の位置を変えずに寝られますし、仰向けで寝るときにも使えて便利です。

足首に取りつけるドーナッツ型・巻き付け型は、巻き付けて固定するので簡単に外れる心配がないのが魅力です。特に睡眠時の寝相が悪い・寝がえりの回数が多い方におすすめできます。多少動いてもしっかりとサポートしてくれるので人気です。

仰向けや横向き・うつ伏せなど、どんな寝姿勢でも使えるところもポイントです。また、足首を温めたい方にもおすすめできます。

足枕表面の素材には、布だけでなくビニールや合皮を使ったものもあります。それぞれの特徴を確認して選んでください。

肌触りのよさを重視したい方は、綿・ポリエステルでできた足上げ枕を選ぶのがおすすめです。肌触りもよいものを使うとよりリラックスできます。また、滑りにくくベッドやソファの上で使いやすいのも特徴です。

そのほかにもカバーを取り外して洗濯できるものも多く、清潔に使えるところも魅力です。頻繁に洗濯して使いたい方にもおすすめできます。

合皮やビニールは汚れにくいところが強みで、お手入れを簡単に済ませたい方におすすめです。汗や皮脂を吸着しないので、拭き取るだけでお手入れができます。お子さんやご家族の方と共有する場合も便利です。

直接肌に触れるとべたつきやすいのが気になる方は、カバーを購入するのもおすすめです。またタオルなどを巻く方法もあるのでぜひ試してみてください。

足枕も普通の枕と同様にさまざまな硬さがあります。足枕に使われる素材は低反発ウレタンや綿、ビーズなどです。ここではそれぞれの素材について解説します。

硬めの足乗せクッションを使いたい方は低反発ウレタンの足枕がおすすめできます。足をのせるとゆっくりと沈み込んでいき、体にフィットしやすいのが特徴です。無印良品にも足枕として代用できる低反発ウレタン枕があるのでチェックしてください。

また足を動かしても形が崩れにくいので、寝ているときに寝返りを打ちたい方にもおすすめです。

足へのフィット感が非常に優れているのがビーズ素材の足枕です。足をのせると少し硬めのビーズが足を包み込むようにして沈んでいきます。リラックスしている際などある程度長い時間その状態で足を乗せておきたい方におすすめです。

低反発ウレタンよりは足が沈み込んでいくので、足を軽く乗せておきたい方は硬めの足枕を選ぶのをおすすめします。

綿素材の足枕は非常に柔らかく、優しく足を包み込んでくれるのが特徴です。触ったときや足をおいたときのふわふわ感はとても気持ちよく、柔らかい足枕が欲しい方に適しています。柔らかさによっては予想以上に沈み込む場合があるので気を付けましょう。

沈み込みによっては、自分が想定していた高さではなくなる場合もありますのでどのくらい高さが変わるか確認が必要です。

さまざまな大手メーカーがオリジナリティーあふれる足枕を作っています。それぞれどのような特徴があるのかをチェックしてください。

王様の足枕・夢枕でお馴染みになのが「王様シリーズ」になります。足の疲労によいだけではなく、インテリアにマッチングするデザインも人気です。足に負担をかけずに、ゆったりとした時間を満喫されたい方はチェックをしてみてください。

おうち時間を充実させる家具やグッズを取りそろえているカインズ（CAINZ）は、多種多様な枕を取り扱っています。足枕についてもオリジナリティーあふれる商品がそろっているので、豊富な商品から探してみたい方におすすめです。

リラックスさせたい部位が足首なのかふくらはぎなのか足全体なのかによって、それぞれ効果的な形に大幅に変えているのが特徴です。また、どの商品も触り心地のよいポリエステル生地を使用しているのも魅力になっています。

東京大学大学院卒の医師が監修した快眠エクスプレスは、より質の高い快眠に導くためにさまざまな工夫がなされた足枕です。上質なウレタン素材のゆったりしたワイドサイズの足枕になっています。寝返りを打っても足が落ちる心配もありません。

そして1番の魅力は、「心地よい振動」と「じんわりとあたたかいヒーター」の機能が付いているところです。列車に揺られているような心地よさとじんわりとしたあたたかさを感じならが、快適に睡眠をとれる優れものになります。

最近では大手家具メーカーのニトリやショッピングモールのイオンをはじめ、さまざまなメーカーから足枕やその代用となるものが発売されています。また、種類も豊富でニトリでは低反発のものから夏にピッタリのひんやり加工がされたものまで多いです。

イオンでは足も含め、2つの枕で全身を支える「マットレス・フットピロー」なども発売されています。下記の記事では、ニトリの枕についてご紹介しています。合わせてご覧ください。

コスパにこだわるなら、しまむらの足枕をチェックしてみるのもよいです。シーズン目を境に大幅なセールで販売されている場合もあります。キャラクターがデザインになったものもありますので、子供がいる家庭にもおすすめです。

シンプルなデザインの商品を扱っている「無印良品」では、生地・機能性にこだわった心地良い眠りを追求する枕が人気です。こちら、頭を乗せて使う枕がメインですが、足枕でも十分に活用できます。ぜひチェックしてみてください。

足枕の高さも確認してください。足を適切な高さにしてあげると血行がよくなり、足の浮腫にも良いです。おすすめの高さは10cm~15cmになります。高すぎも低すぎもデメリットがありますので気をつけてください。

そのほかに「高さ調整機能」付きのものあり、より自分好みの高さに調整できます。足先を上げる以外の方法で使用しやすくなるのでおすすめです。

高齢者へのプレゼント用で足枕を贈る場合は、医療用にちなんだものがよいです。Amazonのランキングで3冠を達成している整体師が推薦するものもあります。リンパ浮腫などの防止に効果が期待できるものもあるので、チェックしてみてください。

各通販サイトの売れ筋ランキングもぜひ参考にしてみてください。

※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

快適な睡眠をサポートしてくれる足枕ですが、正しい使い方をしなければ効果があるどころかデメリットだらけになってしまう可能性が高いです。まず、足だけを支えるのではなく、脚全体を乗せて使用するようにしましょう。

足の先や足首だけを支えると足だけが浮いてしまい、腰痛の悪化などのデメリットが発生してしまいます。また、足枕の高さもとても重要です。高すぎても低すぎても効果が低くなってしまうので、しっかりとチェックしてから選びましょう。

寝転んだ状態だと股関節の緊張がし、それによってリンパの流れが悪くなり足のむくみにつながります。より効果的に使うには「高さ」と「足の置き方」を意識してください。足枕の高さは10～15cmを目安に調節します。

足の置き方はなるべくふくらはぎの辺りから足先まで足全体がのるようにしてください。下記の記事では、フットマッサージャーについて詳しくご紹介していますので、合わせてご覧ください。

すぐに足枕の購入は難しいけれども、今すぐにでも足の痛み・浮腫をとりたい方には手作りの足枕がおすすめです。簡単に自分好みの高さの足枕を作れます。用意するのはタオルケット、カバー付きのクッションです。

クッションを足の下に置いて足りない高さの分だけ、真ん中部分を折り込んだタオルケットをカバー内に入れて調整します。これをお好みの高さになるまで繰り返すると調節可能です。また、バスタオルを丁寧に丸めて足枕にする方法も人気です。

どうしても今足枕が欲しい方はぜひ試してみてください。下記の記事では、バスタオルについて詳しくご紹介しています。合わせてご覧ください。

おすすめの足枕をランキング形式でご紹介しました。足枕は心地よいだけではなく、むくみへのアプローチや睡眠の質の向上などにも効果があります。この記事を参考にして、ぜひあなたに合った足枕を見つけて毎日の疲れを吹き飛ばしてください。