小川洋子のおすすめ人気ランキング17選【代表作の小説をご紹介!】
2023/03/01 更新
「妊娠カレンダー」で芥川賞を受賞し、代表作「博士の愛した数式」で本屋大賞を受賞など、数々の名作を生み出した小川洋子。「小箱」や「密やかな結晶」など隠れた名作も多く、海外でも評価されています。今回は小川洋子の小説の選び方と、人気でおすすめの小説をランキング形式で紹介します。
目次
今回の記事では小川洋子の人気おすすめランキングを紹介していますが、下記の記事では小説について紹介しています。ぜひ参考にしてください。
ノーベル賞候補!小川洋子小説の魅力とは
人間の生と死をテーマに、繊細な文章で読者を魅了する小川洋子。1988年に『揚羽蝶が壊れるとき』で海燕新人文学賞を受賞し、小説家としてのデビューを果たします。1991年には『妊娠カレンダー』で芥川賞を受賞し、ノーベル賞候補ともいわれています。
中でも代表作『博士の愛した数式』は有名なので、読んだことがある方も多いかと思います。実は小川洋子作品の中には、ラジオ化やドラマ化された作品もあるんです!魅力的な作品が多いので、どれを選べば良いか迷ってしまいますよね。
今回は小川洋子の小説の選び方と、小川洋子作品のおすすめをランキング形式でご紹介します。ランキングはページ数・口コミ・作品ジャンルを基準に作成しました。記事の最後には新刊情報のチェックの仕方についても触れているので、ぜひ最後までお読みください。
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小川洋子の本の選び方
長い作家生活のなかで発表してきた著作は数多く、その中からどのように小説を選べば良いかも気になることでしょう。ここでは小川洋子の本の選び方をご紹介します。
本のジャンルで選ぶ
小川洋子は小説家として知られていますが、小説以外のジャンルの本も発表しています。ここでは小川洋子の本を選ぶ参考として、どのようなジャンルの本があるかをご紹介します。
数々の名作・代表作を読むならことりなど「小説」がおすすめ
小川洋子はなんと言っても小説家。デビュー以来発表してきた本の大半が小説です。小説の評価は海外でも高く、数々の賞を受賞しています。その文体は繊細で透明感があり、本格小説と呼ぶにふさわしい上質な作品が多いです。
一見して幻想的でありながら、それでいて奥深く、現実を物語っている。そんな小川洋子の描く不思議な世界を覗いてみたい方は、「ことり」などぜひ小川洋子の代表作を手に取ってみてください。
作家・小川洋子の考え方や感性に触れたい方は「エッセイ」がおすすめ
小川洋子はエッセイ作品も書いています。作家の日常や愛する本のことなどが綴られたものです。他にも、ひとりの小説家として物語に関する考えを吐露しています。どれも小川洋子の特徴ある文体で書かれており、物事を独特な切り口で表現したものばかりです。
小川洋子のエッセイ作品は、小説家として紡ぐ物語ばかりではなく、作家本人の物事の感じ方・考え方に触れてみたい方にはおすすめです。ぜひ小川洋子のエッセイ作品を手に取ってみてください。
美しい数学入門など「対談・共著」がおすすめ
小川洋子の作品には対談や共著で発表されたものがいくつかあります。内容としては、ひとりの小説家として物語のことや言葉のこと、それから本のことを書いたり話したりしたものが多いです。
また、2004年に『博士の愛した数式』という数学に関連した物語を発表した縁から、数学者と共に発表した本もあります。数学者・藤原正彦とは、対談形式ながらも『世にも美しい数学入門』という数学入門書までも発表しているのです。
対談や共著という「相手のいる形式」の本から浮かびあがってくる小川洋子の感じ方・考え方を楽しみたい方は、ぜひ小川洋子の対談・共著の本を選んでみてください。
本の長さで選ぶ
本を選ぶにあたって、ページの厚さ、あるいは文章の長さから選ぶこともできます。ここでは主に小説作品における作品の長さごとの特徴をご紹介します。
本の世界観に浸りたい方は「長編」がおすすめ
長編はじっくり腰を据えて読むことができる文章量があるため、休日などの時間があるときに読むのがおすすめ。しかし、読書に慣れていない方にとっては、長編小説を読み切るのは少し大変かもしれません。
ところが、小川洋子の書く文章は繊細で透明感があることに定評があります。つまり、小説世界の物語が映像として見えやすいのです。このことは長編を読む上で非常に読みやすさを与えてくれます。
読むのに時間の掛かる長編作品ですが、小川洋子の作品であれば比較的読みやすいでしょう。じっくり楽しむことのできる、ある程度ボリュームのある小説を楽しみたい方は、ぜひ小川洋子の長編小説を選んでみてください。
通勤時間などに読みたい方は「短編」がおすすめ
読み切りやすさという点においては、やはり短編小説の方がおすすめです。読書にあまりなじみのない方や、電車などの移動時間に読み進めたい方にも最適。長編小説を読む前に、小川洋子の独特の世界観を掴みたいという方にもぴったりです。
短編小説には長編の小説とは違った魅力があります。短いからこそ、長い物語よりも洗練された形のものが多いのです。小川洋子の文体の魅力とされる、繊細かつ透明感のある文章で紡がれた短編小説もまた長編小説とは違った表情を見せてくれることでしょう。
また、もともと小川洋子が評価された作品も短編小説でした。その点で、短編小説は小川洋子の作品を読むのには良い入り口だと言えるかもしれません。また、すき間時間に読みたいなら持ち運びに便利な文庫本がおすすめです。
文学賞や芥川賞などを受賞した「受賞作品」をチェック
小川洋子は数多くの文学賞を受賞しています。大学の卒業論文を書き直した『揚羽蝶が壊れる時』で海燕新人文学賞を受賞し、その後まもなく『妊娠カレンダー』によって第104回芥川賞を受賞しています。
さらに、小説家・小川洋子の名を世に知らしめた『博士の愛した数式』は読売文学賞と本屋大賞のダブル受賞を果たしました。その後も泉鏡花文学賞や谷崎潤一郎賞を受賞しています。権威ある賞に選ばれている作品は、質に加え認知度も高い作品ばかりです。
そのため、小川洋子の小説を読もうと思われる方は受賞作品から選んでみるのもおすすめです。また、他にも様々な作家の受賞作品を読みたいという方は、以下の記事で芥川賞を受賞したおすすめの小説について紹介しているので、併せてご覧ください。
小川洋子の世界観に浸るなら「発行順」をチェック
小川洋子の作品を発行された順に読んでいくと、小川洋子の作品の世界観により浸ることができます。また、年代によって変化している部分・変わらない部分もよりはっきりと読み取ることができます。
最新作の「小箱」まで一通り読んで、ぜひ小川洋子の小説の世界観に深く触れていってくださいね。
「映画化・ドラマ化」などメディアミックスされた作品もチェック
小川洋子の作品にはドラマ化や映画化された作品もあります。ラジオドラマ化された「妊娠カレンダー」やテレビドラマ化された「人質の朗読会」。映画化された作品には「博士の愛した数式」や「薬指の標本」があります。
また、「最果てアーケード」は先にマンガとして描かれた後小説化された作品です。小説を読んだ後で音や映像で楽しんだり、あるいは先に映像化作品をみてから小説で振り返ってみるのもおすすめです。
「英訳」された海外向け小説もチェック
小川洋子の作品は日本だけでなく、海外でも人気があります。そのため、海外向けに英訳された作品もあります。代表的な作品として、『博士の愛した数式』があります。英訳版だとタイトルが『The Housekeeper and the Professor』になっています。
ストーリーが同じでも、言葉の表現によって微妙にイメージが変わってきます。興味がある方はぜひチェックしてみてください。
小川洋子の小説人気おすすめランキング17選
口コミを紹介
設定も含めて、不思議な読後感だった。登場人物それぞれにストーリーがあって繊細でやさしく温かみのある感じを受けます。悲しみの中にも生きる希望、生きがいを感じさせてくれる言葉の数々が痛いほどにこちらに伝わってきます。
口コミを紹介
小川洋子さんの『巨人の接待』……いつもながらの、感覚的な小川ワールド。文学の巨匠、強制収容所、絶滅した鳥たちといったモチーフがちりばめられていますが、
物語として今一つつかみどころのないまま終わってしまうのが残念。
口コミを紹介
青春小説、のように言われていますが、年齢に関わらず、生きていれば感じざるを得ない悲しみを切り取ってできた小説、という印象を持ちました。
口コミを紹介
独特なイメージの世界を堪能できる作品集。
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読んでいて、非常に苦しくなるような重厚な作品になっています。
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現実ではないどこかへ・・・
しばし夢心地に浸れるような味わい深い作品でした。
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細かい描写やそれらから受ける印象が、独特の一個の世界をこの本の中に作り上げていきます。
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形あるものはいつかは無くなってしまうんだろうなぁ、という考えが
なぜだか頭にこびり付く物語。
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どこでもない場所の光景と、そこに生活する誰でもない人々のたたずまいを静かに確かに浮かび上がらせる小説。
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何となく現実離れした物語のなかに細やかな感情が漂っています。
口コミを紹介
買って損はありません。
日曜の夜に、ウイスキーでも傾けながら、一人で読んでください。
口コミを紹介
切ないけれど心惹かれる、生き方を考えさせる一冊でした。
口コミを紹介
少し恐くて、少し不気味で、でもエレガント。
口コミを紹介
心深く染み込んでいく物語。いつもの不思議な世界ではなくリアルな現実。
口コミを紹介
読み始めるとすぅーって違う世界に入り込みます。
なんていうか静かな切ない世界。
口コミを紹介
女性だからこそ表現できる艶めかしい淫靡感と、儚くも淡いストーリーが見事に調和した作品でした。
口コミを紹介
こんな素敵な物語を書いてくださって本当にありがとう。
小川洋子の小説おすすめ商品比較一覧表
商品 | 画像 | 商品リンク | 特徴 | 発売日 | ページ数 | 読後感 |
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映画化もした本作家の代表作!切なくとも暖かみのある数学小説 |
2005/11/26 |
291 |
寂しい |
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ノーベル賞とも!恋愛の痛みと恍惚を描いた珠玉の二篇 |
1997/12/24 |
185 |
官能的 |
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成長することを恐れた少年の物語 |
2011/7/8 |
373 |
心地よい |
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絶望ではなく今日を生きるための物語 |
2014/2/22 |
246 |
不思議 |
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めまいのするような悪意を孕んだ小説集 |
1994/2/10 |
202 |
不気味 |
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慎み深い兄弟の一生を描いた会心作・ことり |
2016/1/7 |
312 |
切ない |
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「この世にないもの」を巡る想像力の結晶 |
2019/6/11 |
222 |
不思議 |
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人の訪れを待つ最果てにあるアーケードの物語 |
2015/5/15 |
256 |
ノスタルジー |
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謎の生物「ブラフマン」とのひと夏の物語 |
2007/4/13 |
192 |
穏やか |
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ふたりの少女とある家族の美しい物語 |
2009/6/1 |
348 |
切ない |
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記憶を失ってゆくことの哀しみを見つめる物語 |
1999/8/10 |
402 |
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小川洋子のインタビューも掲載!エッセイとしても楽しめる |
2009/3/2 |
184 |
ノスタルジー |
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奇妙な家族の奇妙な幸福を巡る物語 |
2018/12/14 |
228 |
狂気・残酷 |
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教科書にも掲載される幻想的な短編集 |
2004/10/28 |
221 |
不思議 |
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青春の終わりの透明な時間を描いた著者初の長編小説 |
1994/4/1 |
215 |
感傷的 |
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小川洋子『巨人の接待』を含むオムニバス作品 |
2010/1/12 |
234ページ |
感覚的 |
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死んだ子どもたちの魂は、小箱の中で成長している。 |
2019/10/7 |
216ページ |
もやもや |
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小川洋子作品の新刊情報はどうやってチェックする?
小川洋子の作品が好きな方は特に、新刊がいつ発売されるのか楽しみにされている方も多いと思います。自分で本屋をめぐって新刊情報を仕入れてもよいですが、新刊の情報を知りたいときはインターネット上で確認することをおすすめします。
書店によっては情報がまだ届いていない場合もありますが、インターネットを使えばさまざまな出版社の新刊情報を網羅できます。各種出版社の公式サイトからは新刊の情報が随時更新されているので、ぜひチェックしてください。
まとめ
小川洋子のおすすめ小説17選をご紹介しました。小川洋子の繊細で透明感のある文体で描かれる物語はどれも幻想的です。小川洋子の書く文章・物語に魅了される読者は後を絶ちません。美しい文章に触れたい方はぜひ、小川洋子の小説を読んでみてください。
本サービス内で紹介しているランキング記事はAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどECサイトの売れ筋ランキング(2023年03月01日)やレビューをもとに作成しております。
80分しか記憶が続かない数学者の世話をすることになった家政婦とその息子が、ともに生活を送るなかで心を通わせていく物語。2003年の第55回読売文学賞小説賞受賞、翌2004年には第1回本屋大賞受賞をした小川洋子の代表作。
数学の話題が織り込まれており、普段小説を読まない数学好きな人も手に取ってみたくなるストーリーです。特段ストーリーの展開に緩急があるわけではありませんが、どこか切なく、温かみのある物語になっています。