【傑作】山本周五郎作品のおすすめ人気ランキング10選【短編集や代表作も】
2024/08/30 更新
人気時代劇小説家・山本周五郎の作品は家族や人情をテーマにしており、映画やドラマ・朗読劇になった有名な作品もあります。ほかにも短編集や傑作、泣ける話など種類はさまざま。本記事では山本周五郎作品の代表作やおすすめ作品をランキングでご紹介します。
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目次
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今回の記事では山本周五郎作品の人気おすすめランキングを紹介していますが、下記の記事では小説について紹介しています。ぜひ参考にしてください。
日本人の心を映す山本周五郎の魅力
山本周五郎は、名もなき庶民の人々の人情を描く、日本を代表する時代小説家です。山本は作風の幅が広く、笑える作品や泣ける話など魅力ある物語をたくさん発表してきました。その中には映画やドラマ・朗読作品になった代表作もあり、人気の高さが伺えます。
彼の作品の魅力は、苦境にあえぐ人と人の絆が、名もなき人々への温かいまなざしをもって描かれている点にあります。時代小説といえば難しいイメージもありますが、短編の最高傑作も多く残しており、気軽な気持ちで読める作品がたくさんあります。
そこで今回は、山本周五郎のおすすめの作品をランキング形式で紹介します。ランキングは、読みやすさ・主人公の立場・映像化の有無などを基準にしました。人気がある名作や短編集についても紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
【結論コレ!】編集部イチ推しのおすすめ商品
新潮社
さぶ
Amazon での評価
(2024/10/31調べ)
山本の作風が存分に楽しめる!泣ける友情物語
山本周五郎作品の選び方
山本周五郎の作品は短編・長編・シリーズ化されたものなど、さまざまなものがあります。いくつか選び方をご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
時代背景で選ぶ
山本周五郎の作品は江戸時代を題材に書かれたものが多いです。江戸のどの時期を書いたかによって作品の雰囲気が変わってきます。
重厚な時代物が好きな方は「江戸時代前期」を書いたものがおすすめ
江戸時代前期を描いたもので特に有名なのは「樅の木は残った」です。仙台藩伊達家で起こった伊達騒動を題材とし、新しい解釈を交えて書いています。重厚な人間ドラマを描いた作品なので、読みごたえのある時代物を読みたい方におすすめです。
以下の記事では、時代小説についてご紹介しています。ぜひ併せてご覧ください。
下町の人々の話を読みたいなら「江戸時代中期」がおすすめ
江戸時代中期を題材にした作品の中で有名なのは、下町の人々を描いた「柳橋物語」です。ドラマ化されたり宝塚歌劇で舞台化されりしたこの作品は、戦争直後に書かれたもので、山本の戦争体験がもとになっているともいわれています。
戦後、山本周五郎作品には下町の人々に光を当てたものが多くなっていきます。戦争が彼の作品に与えた影響は大きいようです。
女性に焦点を当てた作品なら「江戸時代後期」がおすすめ
江戸時代後期を描いた作品で有名なのは「日本婦道記」です。本作には女性が主人公の短編が多く収められています。激動の時代に表舞台には登場しない、女性たちの苦しみ・悲しみに光を当てた作品です。
映画・ドラマになった作品から選ぶ
山本周五郎作品は今まで数多くの映画やドラマの原作になってきました。中には小説とは印象の違う物語になっているものもあります。映像と小説を比べてみるのもおすすめです。
大河ドラマにもなった傑作「樅ノ木は残った」
伊達騒動を新しい解釈で描いたこの作品は、何度も映画・ドラマ化されています。悪人として描かれる原田甲斐を主人公に据え、藩を守るために自らを犠牲した忠義の侍として描いたこの作品は、山本周五郎の傑作との呼び声が高いです。
特に1970年に平幹二朗主演でNHK大河ドラマ化されたときは大きな反響を呼びました。伊達藩のお家騒動を丹念に描いた作品であり、重厚な人間ドラマとして評価されています。
泣ける話「さぶ」は何度も映像化・劇化された話題作
英二とさぶの友情が描かれる物語です。苦境に陥った英二を支え続けるさぶの姿に、思わず心を打たれます。人と人が支えあう大切さ・どん底の状態でも腐らず前を向く大切さを教えてくれる物語です。
本作は泣ける話として愛され、数々の映画やドラマ・舞台になっています。2002年には三池崇史監督、妻夫木聡・藤原竜也W主演でドラマ・映画化されました。また、宝塚歌劇団でも2度にわたって舞台化しています。
黒澤映画にもなった有名な代表作「赤ひげ診療譚」
山本周五郎の代表作のひとつである「赤ひげ診療譚」は、小石川養生所を舞台とした連作短編集です。貧しさと無知ゆえに悲惨な状況に陥る人々が描かれますが、彼らを救おうとする医師の奮闘を通して希望を感じられる物語になっています。
これまで数々の映画や舞台になっていますが、特に有名なのは1965年に黒澤明監督が制作した「赤ひげ」です。大ヒットしたこの映画と合わせて原作を読むのをおすすめします。
舞台化された小説なら「柳橋物語・ひとでなし」がおすすめ
山本周五郎作品の中には舞台化された小説が10作以上あります。「柳橋物語」と「ひとでなし」を元にした「川霧の橋」や、「さぶ」を元にした「白い朝」などが人気です。宝塚の舞台でも山本周五郎作品は演じられています。舞台化作品の原作を読んでから舞台を楽しむのもおすすめです。
女心が描かれた作品から選ぶ
山本周五郎は巧みな技術で、さまざまな女性を描いてきました。ここではそんな作品の中からいくつかをご紹介します。
人とのつながりを感じたいなら「おたふく」がおすすめ
「おたふく」は、腕は確かだが酒好きの職人と、真面目で他人の悪口を決していわない女性の夫婦を描いた作品です。職人は女房に嫉妬心や疑問を抱きながらも、女房に問い詰める事ができません。お酒で己の嫉妬心を誤魔化そうとする微妙な男心を巧みに描いています。
職人と親方家族・親思いの姉を慕う妹・夫婦の思いやりなどの繋がりを明るく生き生きと描いている本作は、和みのひとときに読むにはおすすめの一冊だといえます。
一途な女心が悲劇を招くさまが見たいなら「五瓣の椿」がおすすめ
父親を思い、母を憎んだ娘の復讐譚です。サスペンス仕立てで緊迫感があり、罪と罰について考えさせられます。一途に人を思うからこそ罪を重ねるピュアなまでの女心が、悲しくも恐ろしい展開とともに描かれています。
時代劇ロマンスなら「奇縁無双」がおすすめ
気が強くわがままなお姫様と、彼女に振り回される実直な侍が織りなす痛快な時代劇ロマンスです。主君は、溺愛している姫を側におくために家臣に嫁がそうと家臣たちに難題を出します。明るくて読みやすいので、山本周五郎の作品を初めて読む方にもおすすめです。
以下の記事では、女性向け時代小説のおすすめ作品を紹介しています。ぜひ併せてご覧ください。
複雑な女心を読みたいなら「おさん」がおすすめ
表題作は、夫を愛する純粋な心を持ちながらも次々と他の男と関係を結んでしまう、女の「性」
有名作家との競演!アンソロジー作品から選ぶ
さまざまな作家の作品が収録されたアンソロジーは、他の作家の感性と比較しながら山本周五郎を楽しめるのが特徴です。
夫婦愛を感じたいなら「親不孝長屋」がおすすめ
親不孝長屋は人情時代小説を集めたアンソロジーです。山本周五郎をはじめとし、池波正太郎・宮部みゆき・平岩弓枝・松本清張などの有名作家の作品が掲載されています。
山本周五郎の「釣忍」は、貧しくもつつましやかに暮らしている定次郎とおはんの物語です。定次郎はおはんを女房として周りに認めさせようとしますが、信頼していた者にまで裏切られてしまいます。おはんと定次郎の夫婦愛が感動を呼びます。
小説と違う山本周五郎を感じたいなら「アンソロジー弁当」がおすすめ
アンソロジー弁当は、40人以上の有名著名人が各々のおふくろの味やこだわりのお弁当について書いた作品集です。弁当から発展したエピソードの数々には、たくさんの作者たちの思い出が詰まっています。
本作はエッセイを集めたアンソロジーなので、小説を読むだけではなく山本周五郎本人について知りたい方におすすめの作品です。
以下の記事ではエッセイの人気作品について紹介しています。ぜひ併せてご覧ください。
初めて読むなら傑作の多い「短編集」もおすすめ
山本周五郎は多くの短編集を出しています。洗練された短編はどれも傑作ばかりなので、山本周五郎の作品を初めて読む方にもおすすめです。また、長い本を読むと疲れてしまう方や、忙しくて本を読む時間が取れない方にも向いています。
以下の記事では短編集のおすすめ作品を紹介しています。ぜひ併せてご覧ください。
山本周五郎のおすすめ人気ランキング10選
新潮社
さぶ
Amazon での評価
(2024/10/31調べ)
山本の作風が存分に楽しめる!泣ける友情物語
頭がよく物事をそつなくこなす英二と、気が弱くて不器用なさぶ、同じ年の2人の若者の友情を描いた物語です。苦境に陥った英二をひたすら支えるさぶの姿に、友のありがたさが感じられます。山本の作風が存分に反映された作品です。
自暴自棄に陥った英二の立ち直っていく姿に、苦しいときに人には何が必要なのかを教えられます。山本周五郎作品の中でもっとも読者に読まれている「さぶ」は時代に関係なく人々の感動を呼び、泣ける作品だと現在も高い評価を受けています。
読みやすさ | ◎ |
---|---|
主人公の立場 | 表具職人 |
映像化 | 「さぶ」三池崇史監督 |
口コミを紹介
人間は一人では生きられない。どんなに優れた人間でも多くの人の支えがあって何かを成し遂げることが出来る。
新潮文庫
樅ノ木は残った
Amazon での評価
(2024/10/31調べ)
信念を貫き孤独に戦った男の生き様を描いた傑作
江戸時代の前期に仙台藩伊達家で起こった「伊達騒動」が題材となっています。歴史上、極悪人とされる人物・原田甲斐を主人公に据えた新しい解釈の物語です。
藩を守るため、命を懸けて孤独な闘いを続ける主人公の強さに胸を打たれる作品です。友人や家族に理解されなくても信念を貫く、その生き様を描ききった傑作です。
読みやすさ | 〇 |
---|---|
主人公の立場 | 伊達藩の国家老 |
映像化 | NHK大河ドラマ「樅ノ木は残った」平 幹二朗主演 |
口コミを紹介
山本周五郎氏の樅の木は残ったはすばらしいです。伊達藩騒動を違った角度から取り上げていて、興味深いです。
40数年前にNHKで放映された大河ドラマをもう一度見てみたいです。
新潮文庫
赤ひげ診療譚
Amazon での評価
(2024/10/31調べ)
主人公は江戸時代の医師!何度も映画化された有名な代表作
江戸時代の小石川養生所を舞台とした連作短編集です。貧しき庶民の病に取り組む医師・赤ひげや弟子たち、その患者たちが描かれます。救いがたい悲劇や悲惨な状況も書かれていますが、人々の生きるエネルギーが強く感じられる物語です。
本作は山本周五郎の代表作であり、何度も映画化されてきました。なかでも黒澤明監督・三船敏郎主演の「赤ひげ」は、白黒映像でありながらも迫力ある作品に仕上がっています。
読みやすさ | ◎ |
---|---|
主人公の立場 | 小石川養生所の医師と弟子 |
映像化 | 「赤ひげ」黒澤明監督 |
口コミを紹介
一度読んだことがあったが、再読したく購入しました。嫉妬や執着に振り回される市井の人々が鮮明に表現されていることに再度感動しました。
双葉社
奇縁無双 (双葉文庫)
Amazon での評価
(2024/11/01調べ)
「奇縁無双」を含む傑作短編集
奇縁無双は、寡黙で実直な男・来栖伊兵衛がやんちゃな若い少女との笑撃のストーリーを描いた痛快時代劇ロマンスです。来栖伊兵衛が馬に乗って追い越された馬に泥をかけられます。なんとその馬に乗っていたのは若い少女でした。爽快で笑えるストーリー展開が魅力です。
読みやすさ | - |
---|---|
主人公の立場 | - |
映像化 | ○ |
新潮文庫
日本婦道記
Amazon での評価
(2024/10/31調べ)
直木賞を辞退!日本の妻や母を描いた傑作短編集
日本婦道記には、厳しい武家社会の中で生きた女性の強さや美しさを描く31篇の物語が納められています。時代の陰に隠れてしまう、日本の妻や母の苦悩・生きざまに光を当てています。
本作は直木賞受賞に決定されるほどの傑作でしたが、山本周五郎は受賞を辞退しています。それは、受賞が決定したのが本書「日本婦道記」の改稿前の作品だったためだという説もあります。
読みやすさ | 〇 |
---|---|
主人公の立場 | 妻を亡くしたばかりの老武士 |
映像化 | NHK だれかに話したくなる山本周五郎日替わりドラマ「松の花」 |
口コミを紹介
まず、文章が美しいです。格調高い風景描写、無駄のない厳選された
言葉など惚れ惚れとしてしまいます。
新潮文庫
ながい坂
Amazon での評価
(2024/10/31調べ)
下流武士の子供として生まれた主人公を描く長編
下級武士の子供として生まれた小三郎は、身分の低さによる理不尽な体験をばねに文武に励んで出世していきます。政争に巻き込まれたり命を狙われたりといった苦難を乗り越え、努力を重ねる小三郎の半生を描いた物語です。
さまざまな人々を思いやり人望を集める小三郎の生き方は、あきらめない姿勢の大切さや人とのつながりの重要性を教えてくれます。
読みやすさ | 〇 |
---|---|
主人公の立場 | 下級武士の息子 |
映像化 | ー |
口コミを紹介
下級武士の子供に生まれながら、学問と武芸に励み、抜擢を受けていく主人公。少年から大人へ成長していく中で、主人公が自分の人生を見つめ、自分の人生に与えられた使命のようなものを見つけていく姿に感動させられました。
新潮社
青べか物語
Amazon での評価
(2024/10/31調べ)
貧困の中たくましく生きる人々の暮らしを描く
昭和3年頃の漁師町・千葉県浦粕(現在の浦安市)を舞台にした短編集です。貧困にあえぎながらもたくましく生きる人々の暮らしをリアルに描いており、のどかな漁村の風景とそこで生きる人の人生を覗き見ている気分になります。
タイトルの「青べか」は漁に使う一人乗りの小さな船のことです。現在とは大きく異なるかつての漁村の描写にノスタルジーが感じられる作品です。
読みやすさ | 〇 |
---|---|
主人公の立場 | 「先生」と呼ばれた三文文士 |
映像化 | 「青べか物語」川島雄三監督 |
口コミを紹介
こんな本が読みたかったんだよ。読んでいるうちにそんな気持ちになって来ました。こんな本が読みたくて今まで読書遍歴を続けて来たんだ、そういう感想を持ちました。
新潮社
小説日本婦道記 (新潮文庫)
Amazon での評価
(2024/11/01調べ)
悲しさがあふれる感動的短編小説
小説日本婦道記は「松の花」「梅咲きぬ」「尾花川」など人気の短編小説が11編収録された連作短編集です。厳しい武家社会の中で夫・子どものために生き抜いた強く優しい女性の魅力を描いています。女性の妻・母としての清々しい強靭さを感じられる作品です。
読みやすさ | - |
---|---|
主人公の立場 | - |
映像化 | - |
新潮社
虚空遍歴
Amazon での評価
(2024/10/31調べ)
身分も家族も捨てた男を描く魅力的な小説
武士の身分も家族も捨て、浄瑠璃作家を目指す主人公の人生を描いた長編です。ストイックに己の理想を追い求める姿には圧倒されます。己の力を信じてどこまでも芸の道を突き詰めるさまに人生を考えさせられる、魅力たっぷりの作品です。
読みやすさ | ◎ |
---|---|
主人公の立場 | 旗本の次男で浄瑠璃作家をめざす |
映像化 | ー |
口コミを紹介
真の芸術を求めて各地を放浪し浄瑠璃作りに生涯をかけた男を描いた作品。物語は主人公中藤中也と、中也に憧れを抱く女おけいを軸に展開します。苦悩する中也の姿からは芸とは何かを考えさせられ、その中也を陰ながら支え続けるおけいの姿からはひたむきな美しさを感じました。
新潮社
人情裏長屋
Amazon での評価
(2024/10/31調べ)
ドラマ化もされた人情味あふれる短編集
浪人の胸のすく活躍と人情味あふれる子育てを描いた表題作をはじめ、11篇が収められた短編集です。貧しいながら懸命に生きる人々への作者の温かなまなざしが感じられる一冊です。
表題作は「子連れ新兵衛」のタイトルでドラマ化されました。また、「ゆうれい貸家」「泥棒と若殿」なども映像化されています。笑いあり涙ありの短編集です。
読みやすさ | ◎ |
---|---|
主人公の立場 | 浪人・職人他 |
映像化 | 「子連れ信兵衛」高橋克典主演・「ゆうれい貸します」鶴田真由主演 |
口コミを紹介
山本周五郎の短編小説の作品はどれも珠玉のものばかり。いいね。読んで気持ちが洗われる。
山本周五郎のおすすめ商品比較一覧表
商品名 | 画像 | 購入サイト | 特徴 | 読みやすさ | 主人公の立場 | 映像化 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1位 |
楽天 Amazon ヤフー |
山本の作風が存分に楽しめる!泣ける友情物語 |
◎ |
表具職人 |
「さぶ」三池崇史監督 |
||
2位 |
Amazon 楽天 ヤフー |
信念を貫き孤独に戦った男の生き様を描いた傑作 |
〇 |
伊達藩の国家老 |
NHK大河ドラマ「樅ノ木は残った」平 幹二朗主演 |
||
3位 |
Amazon 楽天 ヤフー |
主人公は江戸時代の医師!何度も映画化された有名な代表作 |
◎ |
小石川養生所の医師と弟子 |
「赤ひげ」黒澤明監督 |
||
4位 |
Amazon 楽天 ヤフー |
「奇縁無双」を含む傑作短編集 |
- |
- |
○ |
||
5位 |
Amazon 楽天 ヤフー |
直木賞を辞退!日本の妻や母を描いた傑作短編集 |
〇 |
妻を亡くしたばかりの老武士 |
NHK だれかに話したくなる山本周五郎日替わりドラマ「松の花」 |
||
6位 |
Amazon 楽天 ヤフー |
下流武士の子供として生まれた主人公を描く長編 |
〇 |
下級武士の息子 |
ー |
||
7位 |
Amazon 楽天 ヤフー |
貧困の中たくましく生きる人々の暮らしを描く |
〇 |
「先生」と呼ばれた三文文士 |
「青べか物語」川島雄三監督 |
||
8位 |
Amazon 楽天 ヤフー |
悲しさがあふれる感動的短編小説 |
- |
- |
- |
||
9位 |
Amazon 楽天 ヤフー |
身分も家族も捨てた男を描く魅力的な小説 |
◎ |
旗本の次男で浄瑠璃作家をめざす |
ー |
||
10位 |
Amazon 楽天 ヤフー |
ドラマ化もされた人情味あふれる短編集 |
◎ |
浪人・職人他 |
「子連れ信兵衛」高橋克典主演・「ゆうれい貸します」鶴田真由主演 |
||
※ 表は横にスクロールできます。
通販サイトの最新売れ筋ランキングもチェック!
各通販サイトの売れ筋ランキングも是非以下より参考にしてみてください。
※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。
山本周五郎の作風とは?
山本周五郎はもともと純文学を志していましたが、デビュー後は大衆娯楽雑誌で活躍するようになり、今でいうエンタメ小説ジャンルの作家として知られました。そのためか、おもしろさの中にも純文学的な描写が垣間見えます。
作風の特徴としては、庶民や名もなき人々を丁寧に描いている点が挙げられます。下町を生きる貧しい人々の生き様の描写を通じて、人間関係のあたたかさや絆の大切さを感じさせる作風です。
山本周五郎のデビュー作は?
山本周五郎のデビュー作は、大正15年4月の文藝春秋で発表された「須磨寺附近」です。神戸市須磨区が舞台となっており現代ものの作品となっています。主人公である清三の届かない恋心の切なさが描かれたストーリーは必見です。
山本周五郎に妻や子供はいる?家族や本人の写真は?
山本周五郎には男女二人ずつの子供がいます。四人は妻・きよえとの子供ですが、その妻は山本よりも早く亡くなってしまいました。山本はその際、本棚で棺桶を作ったといいます。翌年には吉村きんと再婚し、二人は山本が亡くなるまで共に暮らし続けました。
山本家の家族写真は公開されていませんが、山本周五郎の写真は表紙や本の中の著者近影で見られます。
直木賞を辞退した山本周五郎
直木賞(直木三十五賞)といえば現在も有名な長編大衆文芸の賞です。第17回の直木賞には山本周五郎の「日本婦道記」が選ばれましたが、彼はこれを辞退したため実際の受賞には至りませんでした。
その理由としては、改稿前の作品が選出されたため、選考委員への反発があったためなどさまざまな可能性が挙げられています。現在でも直木賞決定後に受賞を辞退したのは山本周五郎だけであるため、直木賞の歴史に残る出来事として知られています。
山本周五郎作品の朗読集もチェック!
山本周五郎の作品は朗読にも多く使われており、CDやオーディオブック・YouTubeなどで気軽に聴けます。物語の世界に浸りたい方や、自分で本を読みきる自信がない方におすすめです。
一人の朗読者が全て読んでいるものもありますが、中には演劇のように男性と女性で読み分けている作品もあります。料理や洗濯・散歩をしながら山本周五郎の作品を楽しみたい方はぜひチェックしてみてください。
まとめ
ここまで、山本周五郎のおすすめ作品をご紹介してきました。山本周五郎は、映画やテレビドラマ化された作品が多数ある、長年愛されてきた作家です。ぜひこの記事の選び方やランキングを参考にして、まずは気になった一冊を読んでみてください。
本サービス内で紹介しているランキング記事はAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどECサイトの売れ筋ランキング(2024年08月30日)やレビューをもとに作成しております。
頭がよく物事をそつなくこなす英二と、気が弱くて不器用なさぶ、同じ年の2人の若者の友情を描いた物語です。苦境に陥った英二をひたすら支えるさぶの姿に、友のありがたさが感じられます。山本の作風が存分に反映された作品です。
自暴自棄に陥った英二の立ち直っていく姿に、苦しいときに人には何が必要なのかを教えられます。山本周五郎作品の中でもっとも読者に読まれている「さぶ」は時代に関係なく人々の感動を呼び、泣ける作品だと現在も高い評価を受けています。