筒井康隆の人気おすすめ本ランキング15選【SF小説の第一人者】

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日本のSF小説の第一人者として、まず第一に名前が挙がるのが筒井康隆ではないでしょうか。常に日本の文壇をリードしてきた作家さんの一人ですね。今回は、稀代のSF小説家筒井康隆のおすすめ小説をランキング形式でご紹介していきます。

筒井康隆の作品の魅力とは?

これまで多くのドラマや映画にもなっている筒井康隆の作品ですが、なぜこんなに人気があり魅力があるのでしょう。それは筒井康隆の作品の根底には、社会への批判や風刺、ブラックユーモアなどが流れているからではないでしょうか。

 

70年代、80年代、90年代と執筆を重ねるにつれ、その作風も変わってきてはいますが、やはり社会や世相を真正面から斬るという筒井康隆の痛快さが人々に共感されているからなのでしょう。

 

一見ナンセンスなようであって、読んだ後にふと考えさせられたり、思わずクスっと笑えたり。筒井康隆の作品には、そんな魅力が詰まっているんですね。

 

今回は、筒井康隆お得意のコメディ、SF、社会風刺というジャンルだけでなく、価格などの買い求めやすさや、読破しやすいページ数などを基準として、でランキングを作成してみました。

筒井康隆の人気小説ランキング15選

15位

新潮文庫

笑うな

価格:594円(税込)

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※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。

ブラックユーモアあふれるショートショート集

「笑うな」「傷ついたのは誰の心」「ベムたちの消えた夜」「赤いライオン」「猫と真珠湾」「血みどろウサギ」などの34編が詰まったショートショート集。

 

刊行は古いですが、それを感じさせない斬新な切り口と作風に、今読んでも思わず笑ってしまうこと間違いなし。筒井康隆作品の入門編ともいえるでしょう。

ジャンルSF短編集ページ数304ページ
初版発行年1980年

口コミを紹介

筒井作品の中で一番好きかもしれません。
初めて読んだのは14歳。
今でも時々読み返しています。一番好きなのは、ダチョウ。

出典:https://www.amazon.co.jp

14位

角川文庫

農協月へ行く

価格:691円(税込)

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※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。

時代や世情をコミカルに描いた短編集

特に、1970年代に世界中で大騒ぎを巻き起こした農協の団体旅行がもし月へ行ったら?というドタバタ劇を描いた「農協月へ行く」や、小松左京の「日本沈没」をパロディ化した「日本以外全部沈没」などは秀逸。

 

他に「経理課長の放送」「自殺悲願」などが収録された全7編のショートショート集。

 

ジャンルSF短編集ページ数273ページ
初版発行年1979年
13位

新潮文庫

ロートレック荘事件

価格:680円(税込)

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シリアスな謎解き推理小説!

筒井康隆としては珍しい推理小説です。ロートレックの絵画に彩られた洋館で、夏のバカンスを楽しむために集まった青年と美女たち。美女が一人また一人と殺されていく中、その真犯人とはいったい誰なのか?またその動機は?

 

筒井康隆がドタバタコメディだけではない才能を発揮した稀有な作品です。異色作ともいえるかも?

ジャンル推理小説ページ数258ページ
初版発行年1995年

口コミを紹介

20年以上前に一度読んだときは「ああそういうオチか」とさしたる驚きもなかったが、
そのかんじんなトリックをすっかり忘れていたこともあって久々に再読。
本編~解決編と読み続け、その種明かしを知った上で本編を再読すると、
そこには一度目とはまったく異なる物語世界が展開されることに驚嘆する。
まさに1冊で2冊分の面白さ、読者にはぜひ「二度読み」をお薦めする。

出典:https://www.amazon.co.jp

12位

新潮文庫

富豪刑事

価格:562円(税込)

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金持ち刑事が難事件を次々に解決!

主人公は大富豪の息子「神戸大助」。キャデラックを乗り回し、最高級の葉巻をくわえ、5億円強奪事件を皮切りに、密室殺人事件、誘拐事件などを次々に解決していく痛快ストーリー。金を湯水のようにジャンジャン使いながら行動していくさまは、まるでバブル景気?

 

女優の深田恭子さんが主演でドラマにもなりましたね。

ジャンル推理小説ページ数272ページ
初版発行年1984年

口コミを紹介

この本には結構センスのいいギャグが出現したり、古畑任三郎のように読者に登場人物が語りかけたり、いわゆる「テンドン」風コントの描写まである。

内容は練られていないようでめちゃくちゃ練られているストーリー。最初の、「大富豪の刑事が金を使いまくって事件を解決する」っていう設定の時点で美味しそうな小説なのだから、これでストーリーまで練られたら面白くて当たり前!

ただ、登場刑事達が全員ハリウッドの俳優に例えられているのだが、かなり昔に書かれた小説なので、一人も知っている俳優が出てこなかったのが残念。ミステリーなのにただただわくわくしたり、にやけたり、ほのぼのしたりする。面白い小説でした。

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11位

新潮文庫

メタモルフォセス群島

価格:648円(税込)

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放射能の恐ろしさを描いた表題作ほか、珠玉の短編集

放射能の影響で生態系が変わってしまった群島へ調査のために渡った主人公たち。彼らはそこで奇怪で不可思議な体験に出くわすというストーリー。面白い部分もあり、シリアスな部分もあり、ラストは衝撃的な展開に!

 

他に「毟りあい」「五郎八航空」「定年食」など、幻想と恐怖に満ちた短編集です。

ジャンルホラーページ数291ページ
初版発行年1981年

口コミを紹介

筒井康隆で最初に読んだのがこの作品。

高校2年生の夏、駅ホームにあるKIOSKで購入。
電車に揺られながらページをめくったが、その描写力は映像が見えるような薄気味悪さとリアリティが強烈だった。

「毟りあい」は狂人への入り口、「走る取的」は得体の知れない恐怖、「メタモルフォセス群島」の絶望感は特に秀逸で、私の中で筒井康隆最高傑作になっている。

これ以降何十冊と筒井を読み続けているが、未だに日本でこの人を超えるエンタテイメント作家は現れていないように思う。

筒井康隆を読んだ事が無いという人がいたら、一番に読んでほしい作品。
読後にたちまち禁断症状と中毒症状が出現、次々と読まずにはいられず決して抜け出せなくなる。合法的読書ドラッグといって良いだろう。

出典:https://www.amazon.co.jp

10位

新潮文庫

おれに関する噂

価格:562円(税込)

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読む者を飽きさせない短編集

この作品、1978年が初版なんですが、もしかしたら現在の社会情勢を予見した作品なのかも知れません。SNSのことを予見した表題作や、AIのこと、PKOのこと。まるで筒井康隆は預言者か?と思えるほどの作風ですね。

 

これも短編集なんですが、個々の作品どれを取っても秀逸で、読む者を飽きさせません。筒井康隆初期の傑作短編集だと表現してもいいかも知れません。

ジャンルSF短編集ページ数288ページ
初版発行年1978年

口コミを紹介

筒井康隆が本領を発揮したシュールな笑いと恐怖で、読み応え十分な短編集。読んで楽しむに不足はないが、常人では思いも付かない発想が天才的で、かんべむさしならずとも、解説しろと言われたら頭を抱えてしまいそうだ。冒頭のリリカルな「蝶」と言う掌編からして、読んで十分頷ける内容なんだけど、どうやってこれを思い付くのか、想像も出来ない。凡人は余計な事を考えず、天才の発想が生み出す傑作群を楽しめば良いのだろう。外れが1作もなく、今の目で見ても十分通用すると思う。

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9位

中公文庫

東海道戦争

価格:741円(税込)

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初期の筒井康隆作品を楽しみたいならコレ

今から40年も前に刊行されたショートショート集なのですが、現在でも重版されているということは、やはり人気なのでしょうね。

 

筒井康隆の最初期のショートショート集で、当時のとがった表現やハチャメチャぶりは今読んでも抱腹絶倒です。東京VS大阪の内戦自体がナンセンスなのに、それに輪をかけて人々の右往左往ぶりが滑稽な表題作をはじめ、某宗教団体を皮肉った「堕地獄仏法」など社会風刺とウィットに富んだ秀作が目白押しです。

ジャンルSF短編集ページ数308ページ
初版発行年1978年

口コミを紹介

レビューを書こうと再読したが、やはり素晴らしいの一語。これだけの才能ある作家をほぼ同時代に読んで来た自分の幸運を感謝したい。表題作はアイディアの秀逸さと、どんどんスラップスティックに過激になってゆく妄想の描写が印象的。機械を擬人化した「お紺昇天」を始めとした作品群、そしてラストに置かれた「堕地獄仏法」の、言論統制を批判する破壊力など、全く色あせる事のない内容だ。再読してむしろ時代を先取りしていたようにすら感じられる。ようやく時代が筒井康隆に追い付いたのだ。

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9位

新潮文庫

エロチック街道

価格:594円(税込)

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※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。

筒井康隆の文才に敬服する一冊

これも筒井康隆初期のショートショート集ですが、「東海道戦争」と同様に、ありえない設定の上にこれでもかと笑いとウィットを織り交ぜ、表現は大まじめなのに思わず笑ってしまうという傑作選です。

 

また、日本語をこれでもか!とばかりに、いじくり倒し、もはや正しい言葉が何なのかすらわからなくなるような面白さがある「日本地球ことば教える学部」も最高ですね。

 

ちなみに、この中に収録されている「ジャズ大名」は、かつて映画化もされています。

ジャンルSF短編集ページ数336ページ
初版発行年1981年

口コミを紹介

中学2年生くらいで、筒井康隆さんにドハマりしました。
『笑うな』から始まってドタバタ、SF、下ネタ、グロ、実験小説、エッセイ……本当にたくさんたくさん夢中になって読ませていただきました。
少し大人になって、幻想的な世界が広がる虚人たちや柿の木坂分岐点などに驚き、また夢中になって。

その中でも、エロチック街道は今でも本当に強く印象に残っています。
文体は静かで、なんの飾りもなくて、ただ、読み進むうちに、超低空飛行の浮遊感とでもいいますか、不思議な感覚になっていきます。

「夢のような」とはよく使う表現ですが、高揚感ではないのです。
(何と表現したらいいのか、語彙が足らなくて申し訳ないです)
そして、最後の場面……いつか自分も……と、絶対にないだろうけど、そんな気持ちが今でもまだ鮮やかに胸に残っています。

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8位

新潮文庫

エディプスの恋人

価格:594円(税込)

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壮大すぎる大恋愛ストーリー

筒井康隆を代表する「七瀬3部作」と言われるシリーズのうちの最終作ですね。「家族百景」「七瀬ふたたび」ときて、この作品に辿り着くわけですが、とにかく内容は過去2作品に比べて壮大です。

 

超能力者どうしの恋愛というテーマなのですが、彼氏の母親が実は宇宙を司る絶対者だったという展開で、普通にこの本だけ読めば、ちょっとトンデモ感があるかも知れません。

 

しかしそこは筒井作品。トンデモをトンデモと思わせない技巧が感じられますし、とにかく読む者を引き込むような壮大で荘厳なシナリオは、筒井康隆でないと表現できないとこでしょう。

ジャンルSF長編ページ数288ページ
初版発行年1977年

口コミを紹介

七瀬シリーズの3作目にして最終作。おそらくは「家族八景」だけで止めておくつもりだったのが、七瀬を魅力的に描き過ぎて、ついついシリーズ化してしまったのだろう。とは言っても、3作ともテーマは異なる。「家族八景」では七瀬を狂言回しにした様々な家族の人間模様。「七瀬ふたたび」では超能力合戦というSF的設定の中での人間の孤独感と焦燥感。そして、本作では世界観の再構成である。

本作の冒頭で、前作で死んだ筈の七瀬が生き返っている。そして、本作ではエスパーとしての七瀬はほとんど意味を持っていない。エスパー等無視できる程の巨大な存在"神"が登場するからである。この過程で、文章の流れが1行中で分岐したり、文字のポイント数が自在に変わったりと面白い趣向を見せてくれる。七瀬が感じる衝撃がうまく伝わってくる。やがて"神"の前身を知った時、"神"は卑近から彼方へと遠ざかる。そして、七瀬が初体験を迎える時、"神"は彼方から卑近へと降臨するのである。

七瀬シリーズの最後を飾るにふさわしい壮大なドラマが演じられる傑作。

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7位

新潮文庫

七瀬ふたたび

価格:594円(税込)

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敵と奮闘する超能力者たちの物語

先ほどご紹介した筒井康隆の「七瀬3部作」の2作目にあたります。主人公、火野七瀬を軸に超能力者同士の生き残りをかけた戦いを描いていますね。

 

この作品の中での超能力者って、かっこいいだとか強いだとかそういうイメージではなくて、どちらかというとマイノリティ的な描かれ方をしています。超能力者がゆえに迫害され、隠れ住まなければいけない状況は、アメコミあたりの超能力者たちとは雲泥の差なんですよね。

 

この作品も映画化されており、芦名星さんが主演されてましたね。

ジャンルSF長編ページ数336ページ
初版発行年1975年

口コミを紹介

なぜか?私は、3部作であるのに、「七瀬ふたたび」から読み出してしまいました。昔、TVのドラマで見た記憶が残っていたからでしょう。

七瀬の超能力者としての悲劇、次々、殺される仲間たち。その背景は?、、、、彼女の命は? という気になる所で続くです。残念!
「家族八景」も読んでいないので、もうひとつ、ピン来ない所もあり、そちらも読んでから、「エデイプスの恋人」と読まねばなりません。やはり、名作、グイグイ惹かれます。

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6位

新潮文庫

懲戒の部屋 自選ホラー傑作集1

価格:562円(税込)

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筒井康隆渾身のホラー短編集

あまり一般的には知られていませんが、筒井康隆ってホラー小説も得意としています。といってもスプラッター的な要素のものではなく、ジワジワと真綿で首を絞められるような精神的な圧迫感があるストーリーですね。

 

ごくありふれた日常の中で、ふとしたことから狂気と災難に襲われる人間をうまく表現しています。痴漢に間違われて女権委員会に捕まり懲戒を受ける男を描いた表題作、そして人間性の欠片もないような相撲の力士から謂れなき追跡を受けるサラリーマンの恐怖を描いた「走る取的」。

 

どれも、もしかしたらあり得るかも知れない!という日常の恐怖を描いた作品群です。

ジャンルホラーページ数288ページ
初版発行年2002年

口コミを紹介

理不尽な悪夢で うなされる、というような雰囲気のホラー短編集です。

お相撲さんが 追い詰め続けてくる恐ろしさの「走る取的」が、特に 好きです。

グロテスクな短編も多く、後味が悪い物語もあるのですが、結末が気になって 一気に読みました。

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5位

岩波現代文庫

文学部唯野教授

価格:1,188円(税込)

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大学内の実情をリアルに描いた傑作

「大学」と「文学」を軸に、大学教授唯野が繰り広げる人間模様を如実に表現した傑作です。これまで世間にあまり知られてこなかった大学内での派閥や人間関係、葛藤などを描き出し、筒井康隆本人が友人の大学関係者に取材を行っていただけあって、かなりリアリズムにこだわった作風になっています。

 

小説やドラマなどでは、よく大病院や大手銀行などでのドロドロや人間模様だとかを描いた作品は多かったのですが、視点が大学ということもあって、かなり新鮮味があります。

 

また、これまで筒井康隆を批評してきた文芸批評家たちへのカウンターとしての要素もあり、この作品の中で私怨を晴らそうとしているのも面白いですね。

ジャンル長編小説ページ数373ページ
初版発行年1990年

口コミを紹介

初めてこの本の情報に触れる方はおそらくかなり「お若い方」が多いだろう。
その方々にアドバイスさせていただければ、この本を「文学理論」ばかりで捉えず、鼻くそでもほじくりながら読んでいただきたいと思う。

実際、著者の筒井氏は、この小説について、当時の思想状況から色々なことを模索していたのだと思うが、今となっては、それへのこだわりは我々同世代で読んだ者の「ノスタルジー」に過ぎない。今から読もうとする人は「何も考えず、唯面白いから」読んでもらいたいのである。

たたみかけるペース、展開の速さ、人物のデフォルメ、どれを取り上げても、いささかも古びていない。筒井氏のSFティンパニー的真骨頂である。
理屈に塗れず、小説の面白さに浸っていただきたい「必読の書」である。

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4位

新潮文庫

パプリカ

価格:767円(税込)

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夢と現実の狭間で戦う美少女ヒロイン

このSF小説、もしかしたらアニメや映画から入った方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。小説の方が登場人物が多いのですが、そういったこともあまり感じさせないほど面白い描写になっています。

 

ノーベル賞の最有力候補とされるPT治療の研究者である千葉敦子が、夢探偵パプリカとなって患者の夢の中に侵入し、治療を行うという設定なのですが、組織内の権力闘争だの、人間の抑圧された感情が解放された結果、出現したモンスターと戦うだの、一見荒唐無稽ですが、そこは筒井康隆。ともすればチープになりがちな展開をものの見事に描き切って、読者を引き付けて離しません。

さすがは筒井康隆!とうならせる作品となっています。

ジャンルSF長編ページ数496ページ
初版発行年1993年

口コミを紹介

夢探偵パプリカの魅力、ストーリーの面白さは抜群だった。

そして、私が一番びっくりしたのが、この小説の構造だ。
クライマックスにかけたすごい展開を楽しんだ後、解説を読んで驚いた。
この作品は、こういう構造になっていたのか!と。
小説というものは、ストーリーで面白さが決まると思っていたが、
こういう仕組みによって、この作品をよりを楽しめるという構造は、見たことがなく衝撃だった。

私は、アニメよりも小説の方がこの「パプリカ」という物語を楽しめるのではないかと思う。

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3位

新潮文庫

最後の喫煙者 自選ドタバタ傑作集1

価格:562円(税込)

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全てのエッセンスが詰まったエンターテイメント作品

筒井康隆のドタバタコメディを読むなら、やはりこの一冊は必読でしょう。筒井作品の特徴として、登場人物はいたって真剣なのに、物語の展開はとにかくムチャクチャで収拾不能な状態になるなんて当たり前。

笑い、ブラックユーモア、不謹慎、理不尽、全てのエッセンスが詰まったエンターテイメント作品と化しています。

表題作の「最後の喫煙者」は、世にも奇妙な物語で放送されたこともあり、意外とご存知の方も多いかも知れませんね。今の嫌煙ブームを「嫌煙ファシズム」だとしてぶった切り、最後まで抵抗を続ける男の姿をウィットにシュールに描いた傑作ですね。

ジャンルSF短編集ページ数288ページ
初版発行年2002年

口コミを紹介

常識や当たり前の日常などを逆手にとって、極端な方向にまで曲げて読ませるセンスはさすが。

個人的には『最後の喫煙者』『ヤマザキ』『万延元年のラグビー』はニヤニヤが止まらず、逆に『問題外科』は悪ノリし過ぎでひきました。

オチらしいオチがない話も消化不良になるかもしれません。

それでも本書の中で、一編でも面白いと思えれば、別の筒井氏の本も読みたくなります。
私がそうです。

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2位

中公文庫

残像に口紅を

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筆者の将来を予見した実験小説

この一冊は、あくまで実験小説としての位置付けで、物語が展開していくごとに50音の1つずつが消えていくというもの。「あ」が消えてしまうと、「あなた」や「愛」という言葉も失われていくわけで、哀しみとともに感動すら覚える作品になっています。

 

この本が刊行された時、後半部が袋とじになっていて「面白くなければご返品ください。代金をお返しします。」という但し書きが付け加えられ、当時は大変話題になりました。

 

この小説を書いた筒井康隆は後年、断筆宣言をして筆を置いた経緯がありましたので、それを予見させるような作品になっていますね。

ジャンル長編小説ページ数337ページ
初版発行年1989年

口コミを紹介

最初の章は、『世界から「あ」を引けば』であり、以後、この小説に「あ」の文字は現れない。この章で、筒井康隆を連想させる作家と評論家が登場して、"言葉が消え、その言葉が示していたものが世界から消える”ルールの設定がなされる。

章が進むにつれて、どんどん言葉が消滅していく世界。第2部に入るときには、すでに28文字が消失している。そして、凄いことに、単に文字が消えていくことに汲々とした物語ではなく、文字が消えることに哀しみを感じる感動的な物語になっているのである。奇跡のような実験小説の傑作。

出典:https://www.amazon.co.jp

1位

角川文庫

時をかける少女

価格:475円(税込)

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SFでありながら甘酸っぱい青春ラブストーリー

実はライトノベルの先駆けともいえる作品で、筒井康隆を代表する作品の一つです。これまで何度も映画化、ドラマ化されており、全ての世代で支持を受けている名作ですね。

 

ふとしたことがきっかけでタイムトラベラーとなったヒロイン。そして彼女が経験する不思議な出来事の数々。それらを通して青春の甘酸っぱさや心の成長を見事に描いています。ややもすればジュブナイル的な小説ではあるのですが、それを感じさせないストーリー性や展開は読み手を飽きさせません。

 

筒井康隆お得意のSFものでありながら、そこにはドタバタ小説とはまた違った筒井ワールドが広がっています。

ジャンルSF短編集ページ数238ページ
初版発行年1967年

口コミを紹介

私にとって本作品といえば原田知世さん。当時は映画を観て初めて筒井康隆さんの作品に触れた。現代と異なるあの時代のあの感覚がよみがえってきた。大人になってから読むと、こそばゆい感じがするが、当時はそんな青臭いところに共感できた。自分も大人になったなと思わざるを得ないところに寂しさもあるが、ノスタルジアも感じる。

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筒井康隆の小説の選び方

SFを軸に、これまで多くの作品を輩出してきた筒井康隆。彼の作品をどれから読もうか悩むことも多いはず。まずは自分の好きなジャンルから読めば、いずれ長編などにも挑戦できますよ。

筒井康隆作品をジャンルで選ぶ

純文学とは芸術性に重きを置いたジャンルです。筒井康隆も多くの作品を手掛けていますね。しかし、そこは筒井氏らしく普通の純文学作品とは一線を画した手法で執筆されています。

純文学で選ぶ

筒井康隆の場合、純文学に相当する作品であっても、実験的要素を多く含む構成となっています。

ランキング第2位の「残像に口紅を」もそうでしたが、言葉遊びを用いたり、定時法といって、主人公の視点から物語は進んでいき、歩いている時間も、トイレに行っている時間も、さらには気絶している時間までも、主人公と読者が時間を共有しているかのような手法を駆使しているのです。

SF小説で選ぶ

日本三大SF小説家といわれるだけあって、作品の壮大感といい、小説の中に読者を引き込む技術といい、SF長編に関しても筒井康隆はトップランナーだったことがよくわかります。

特に宇宙や超能力、神など壮大なストーリーを形作るという異世界感はすごいです。読者もまた主人公と価値観を共有し、どんどん引き込まれていくという描写はさすがの一言!たとえ何十年前の作品であっても違和感がないのはすごいですね。

ホラー小説で選ぶ

筒井康隆の描くホラーといえば短編物が多いのですが、それゆえにわかりやすく、構成もすっきりしているため容易にその世界へ入っていけるというのが特徴的ですね。

不気味でシュールさに満ちた作品が多く、虚構とシュールリアリズムにあふれているため、もし映像化しようとしても、うまく伝わらないかも知れませんね。本当に不気味で身の毛がよだつほど怖いです。

メタフィクションで選ぶ

メタフィクションとは、虚構を虚構であると事前にわからせてストーリーを進めていく小説の手法の一つです。筒井康隆は、このメタフィクションの第一人者といわれています。

たとえばパソコン通信を使った世界初の読者参加型小説を執筆したりなどですね。1992年当時、世間を驚愕させたその手法は話題となり、「虚構と現実の壁を打ち破る」ことに主眼を置き、まだ一般には普及していなかったオンラインゲームをメインテーマに掲げるなど斬新な作品として話題になりました。 

推理小説で選ぶ

ご紹介した「ロートレック荘」や「富豪刑事」なども推理、探偵小説にあたり、実は推理小説のジャンルでも筒井康隆は鬼才を発揮しているのです。作品の数こそ多くはありませんが、いずれも話題になったり、テレビドラマや映画などにメディア化されるなど注目を集めています。

かといって難解な表現などもなく、おなじみの読み進めやすい筒井作品であることには変わりはないですね。

筒井康隆作品を読みやすさで選ぶ

筒井康隆の作品を「読みやすさ」で選んでみればどうでしょうか?いきなり長編や難解なメタフィクションから入ると難しいと思われるかも知れません。短編やエッセイであれば入りやすいですよ。

ショートショートで選ぶ

筒井康隆お得意のショートショートです。ショートショートとは短編よりもさらに短い小説のこと。ドタバタ劇があったり、ナンセンスコメディがあったり、それぞれの作品が短いので入り込みやすいジャンルだといえるでしょう。

社会風刺や未来への洞察など、どんなふうにも受け取れるため、読者の感性が磨かれること間違いなし。読んでそのまま解釈するか?それとも自分なりに咀嚼して裏の意味を感じ取るかは、あなた次第です。

短編集で選ぶ

SF短編の世界では星新一と並び称せられるだけあって、筒井康隆も最も得意とするジャンルではないでしょうか。どの作品も読みやすく、一人称の表現が多いので入り込みやすいことが特徴ですね。

いかにも筒井康隆らしいブラックユーモアにあふれています。ラストが決してハッピーエンドでないところも彼らしいといえるでしょう。

エッセイで選ぶ

小説執筆の傍ら、筒井康隆は多くのエッセイや批評文を公開しています。その時代に応じた彼の社会へのメッセージを垣間見るには、非常に良い題材でありジャンルかも知れませんね。

筒井康隆はこう言います。「表現の自由を制限すれば、いずれ文化は衰退する。」

小説の世界では比喩や表現の手法に制限があり、逆にエッセイであれば筒井康隆の生きた声を聞けるわけです。特に雑誌に掲載されたエッセイや随筆は、彼の心境の変化を感じられて面白いものがありますね。

筒井康隆のおすすめ本比較一覧表

  • 商品画像
  • 1
    アイテムID:18102の画像

    角川文庫

  • 2
    アイテムID:16746の画像

    中公文庫

  • 3
    アイテムID:16698の画像

    新潮文庫

  • 4
    アイテムID:16674の画像

    新潮文庫

  • 5
    アイテムID:16623の画像

    岩波現代文庫

  • 6
    アイテムID:16560の画像

    新潮文庫

  • 7
    アイテムID:16540の画像

    新潮文庫

  • 8
    アイテムID:16528の画像

    新潮文庫

  • 9
    アイテムID:16498の画像

    中公文庫

  • 10
    アイテムID:16478の画像

    新潮文庫

  • 11
    アイテムID:16460の画像

    新潮文庫

  • 12
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    新潮文庫

  • 13
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    新潮文庫

  • 14
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    角川文庫

  • 15
    アイテムID:16268の画像

    新潮文庫

  • 商品名
  • 時をかける少女
  • 残像に口紅を
  • 最後の喫煙者 自選ドタバタ傑作集1
  • パプリカ
  • 文学部唯野教授
  • 懲戒の部屋 自選ホラー傑作集1
  • 七瀬ふたたび
  • エディプスの恋人
  • 東海道戦争
  • おれに関する噂
  • メタモルフォセス群島
  • 富豪刑事
  • ロートレック荘事件
  • 農協月へ行く
  • 笑うな
  • 特徴
  • SFでありながら甘酸っぱい青春ラブストーリー
  • 筆者の将来を予見した実験小説
  • 全てのエッセンスが詰まったエンターテイメント作品
  • 夢と現実の狭間で戦う美少女ヒロイン
  • 大学内の実情をリアルに描いた傑作
  • 筒井康隆渾身のホラー短編集
  • 敵と奮闘する超能力者たちの物語
  • 壮大すぎる大恋愛ストーリー
  • 初期の筒井康隆作品を楽しみたいならコレ
  • 読む者を飽きさせない短編集
  • 放射能の恐ろしさを描いた表題作ほか、珠玉の短編集
  • 金持ち刑事が難事件を次々に解決!
  • シリアスな謎解き推理小説!
  • 時代や世情をコミカルに描いた短編集
  • ブラックユーモアあふれるショートショート集
  • 価格
  • 475円(税込)
  • 円(税込)
  • 562円(税込)
  • 767円(税込)
  • 1188円(税込)
  • 562円(税込)
  • 594円(税込)
  • 594円(税込)
  • 741円(税込)
  • 562円(税込)
  • 648円(税込)
  • 562円(税込)
  • 680円(税込)
  • 691円(税込)
  • 594円(税込)
  • ジャンル
  • SF短編集
  • 長編小説
  • SF短編集
  • SF長編
  • 長編小説
  • ホラー
  • SF長編
  • SF長編
  • SF短編集
  • SF短編集
  • ホラー
  • 推理小説
  • 推理小説
  • SF短編集
  • SF短編集
  • ページ数
  • 238ページ
  • 337ページ
  • 288ページ
  • 496ページ
  • 373ページ
  • 288ページ
  • 336ページ
  • 288ページ
  • 308ページ
  • 288ページ
  • 291ページ
  • 272ページ
  • 258ページ
  • 273ページ
  • 304ページ
  • 初版発行年
  • 1967年
  • 1989年
  • 2002年
  • 1993年
  • 1990年
  • 2002年
  • 1975年
  • 1977年
  • 1978年
  • 1978年
  • 1981年
  • 1984年
  • 1995年
  • 1979年
  • 1980年

まとめ

ここまで筒井康隆の人気小説ランキング15選をご紹介させて頂きましたが、いかがだったでしょうか。SFに限らず様々なジャンルに挑戦し続け、古い作品であっても古さを感じさせない筒井康隆の魅力が、全世代に支持され続ける理由なのではないでしょうか。お気に入りの一冊をぜひ見つけてみてくださいね。

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