看護学生などが看護師になるにためには、看護師国家試験を受験する必要があります。しかし、看護師国家試験の対策については、何から手をつけばよいかわからない方も多いです。実は、看護師国家試験の対策として、それ専用の問題集が販売されています。

中には、何周も解けるような工夫がされている商品もあるんです。しかしながら、書店などに行くといろいろな種類の看護師国家試験問題集が販売されており、どれが自分に適している問題集か分からなくなってしまう方も多くいらっしゃいます。

そこで今回は、看護師国家試験問題集の選び方とおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。ランキングは、問題数・過去問題・予想問題の有無・解説などを基準に作成しました。参考書も合わせて揃えられる商品もご紹介しているので、参考にしてみてください。

看護師国家試験問題集といっても種類はたくさんあります。今回の選び方は、目的別やわかりやすさ、シリーズものなどに分けて紹介するので、ぜひ参考にしてください。

目的別では必修問題や教科別・科目別問題、収録問題などに分けて紹介していきます。それぞれの特徴について詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。

看護師国家試験のなかで必修問題の対策はかなり重要になります。必修問題は正答率8割以上を取る必要があるので必修問題を扱っている問題集はおすすめです。なお、看護師国家試験には、一般問題・状況設定問題があります。

しかし、この二つの問題がよくできていたとしても、必修問題の点数をきちんと取っていないと意味がありません。確実に8割以上を狙ってくためにも、必修問題対策ができる看護師国家試験問題集はなるべく持っておくようにしてください。

教科別・科目別問題集は一般問題対策に向いています。看護師国家試験は科目によって出題数に違いがあり、その科目数は11つです。対策としては、苦手なテーマのものを減らしていくのが大事になっていきます。

苦手な科目がわかってくれば、教科別・科目別の問題集を購入すると効率よく対策・克服ができます。苦手なテーマの克服に教科別・科目別問題集を購入するだけではなく、その科目の出題傾向を掴むために購入するのもおすすめです。

看護師国家試験には状況設定問題があります。この状況設定問題も対策には収録数が多い看護師国家試験問題集がおすすめです。状況設定問題とは、現場で直面するであろう状況に対しての判断や理解を問うもので、応用問題として扱われています。

応用問題と言われている理由は、設問の長さです。長文になっているので、いかにスピーディーに問題を解いていくのかが重要になっていきます。収録数の多い問題集を選んでテンポよく解けるように練習をしておいてください。

看護師国家試験の対策を始めたばかりの方は過去問題集を選んでください。問題を解いて傾向を掴んでいくのもそうですが、時間配分など、本番の際でしか味わえない感覚を頭で理解できます。何度か過去問題を解いていくと慣れてるのでおすすめです。

過去問題をすべて解いたうえで出題傾向がわかっていったら、予想問題が収録されている問題集を購入してください。実力をつけてみた方にもおすすめです。

看護師国家試験問題集は、やはりわかりやすいものがいいです。わかりやすい問題集であれば、より深い理解できます。

看護師国家試験問題集を選ぶポイントのひとつに、解説が詳しいものを購入する点があります。なぜこのような正解になるのかが理解できれば、その問題の対策以外にも、関連した問題の対策にもなるのでおすすめです。

「なぜ？」をしっかりと理解するためには、解説が多く書かれているものが適しています。看護師国家試験の対策として、より深い理解をするのに重点を置きたいのであればこのような問題集を選ぶのがおすすめです。

看護師国家試験問題集を購入していくなかで、イラストや写真付きのものを選んでみるのもおすすめです。イラストや写真付きの問題集であれば、視覚的に内容が入っていきます。看護師国家試験は専門用語が多いのが特徴です。

このように視覚的に捉えていけば、深い理解ができるようになります。また、病態関連や人体構造をわかりやすく図式化されているものも多いです。視覚的に学んでいきたい方は、イラスト・写真付きの看護師国家試験問題集を選んでください。

シリーズものには、医学書院とクエスチョン・バンク（QB）があります。両者のそれぞれの魅力を詳しく説明するので、ぜひ参考にしてください。

医学書院は、医学や看護、加えて、それらに関連した領域の書籍・雑誌・電子媒体を出版している会社になります。医学書院の魅力はすべての問題に対して丁寧な解説がされているところです。答えの根拠がすぐにわかります。

問題ごとに難易度や試験対策のポイントも記されており、わかりやすいです。最新の2022年版では必修問題が8年分、過去問題では5年分を科目別に分けて構成されています。また、それだけではなく、予想問題や模擬問題も収録されているのも医学書院の特徴です。

クエスチョン・バンク（QB）を扱っているメディックメディアは医学・看護・薬学・栄養・福祉といった分野での教育コンテンツを出版などをしている会社です。そんなメディックメディアが出版しているクエスチョンバンクは、丁寧でわかりやすい解説が魅力になります。

正解の選択肢の解説だけではなく、不正解だった選択肢も丁寧に解説しているのが魅力です。またイラストや図表も多く収録されており、よりわかりやすく学習ができます。専用アプリを使うと、過去10年分の国試を解けるのも特徴です。

ここまで、目的別やわかりやすさを基準に紹介してきましたが、それでもどの看護師国家試験問題集を選べばよいのかわからない方も多くいます。看護師国家試験問題集を選ぶ際には、口コミやレビューなどを参考にして選んでみるのも手段のひとつです。

口コミの良いものや、レビューで高評価をしているものにはそれなりの理由があります。ただ評価の良し悪しを見るのではなく、具体的にどのようなところが優れている問題集であるのかもチェックすると購入する際の新たな基準になるのでおすすめです。

看護師国家試験の最新の傾向を掴みたのであれば、看護師国家試験問題集の中でも、2022年版のものを購入してください。第111回（2022年）の看護師国家試験に対応されているもの購入するとより完璧な国試対策になります。

加えて、2022年版の問題集もなかでも、第110回（2021年）の看護師国家試験問題が収録されているのであれば、前回の看護師国家試験の内容もわかるのでおすすめです。また収録されている内容によって、ある程度の傾向が掴むのも期待できます。

ここでも2022年版の看護師国家試験問題集を購入する際には、解答と詳しい解説があるものを選んでください。

ここまで看護師国家試験問題集についてご紹介しましたが、国試対策をいつからやればよいか分からない方も多くいらっしゃいます。国試対策は、最終学年の夏休みまでに基礎的なところや必修問題の対策を行ってください。

まずは必修問題で8割以上の得点をとるためにも早く取り組んでおいて損はありません。実習が終わったころから冬休み頃までは、看護師国家試験の過去問題など実践的な学習をしておくのがおすすめです。

年明けになっていったら、新たな問題集などは購入せずにいままで学んできた教材をもう一度見直し、復習の時間に当ててください。以下のリンクでは、これ以外にも、優先すべき点や模擬試験の有効活用など細かく紹介しています。是非チェックしてみてください。

看護師国家試験の勉強方法のひとつに枝葉末節学習があります。これは、ある一問だけを掘り下げていきながら基礎知識を学んでいく勉強方法です。同じ問題でも視点を変えていくとより深い理解を得られます。学校の教科書や過去問題集、付箋などを利用してください。

以下のリンクでは、そんな枝葉末節学習の紹介がされています。この枝葉末節学習をすれば、間違っている選択肢に関しても、どこが違うのかが分かっていくのでおすすめです。たとえ一問であってもかなり多くの情報を頭に入れられます。

看護師国家試験の勉強方法がわからない方は、この枝葉末節学習を利用するのもひとつの手段ですので、一度試してみてください。

看護師国家試験に向けて学習をする際、問題集だけでなく、参考書も購入してください。参考書の選び方については、問題集と同じくイラストや写真が多く載っているものや、詳しい解説がされているものがおすすめです。参考書はシリーズもので揃えてください。

そして何よりも自分が使いやすいものを選ぶのがよいです。書店などで購入する際には一度中身を確認し、学びやすい参考書であるかどうかを判断ししてください。また、参考書も科目別に分かれている者であれば持ち運びにも非常に便利です。

このほかにも、語呂で覚えていく参考書もあります。覚えにくい専門用語などを覚えたい方は、このようなものを購入しておいてください。

看護師国家試験問題集について目的別やわかりやすさなどで紹介してきました。今の自分のレベルに合わせて、どのような看護師国家試験問題集が良いのかを確認するいい機会になれればと思います。