中島らもの本の人気おすすめランキング15選【代表作は?エッセイや小説など様々な本を紹介】
2024/08/30 更新
中島らもは小説・落語執筆・ラジオパーソナリティ・事務所設立・歌「いいんだぜ」の自作など幅広く活躍しています。また、アルコールや薬物(ドラッグ)に溺れる弱さを持ちながらも、作品を読む方に生きる勇気をくれる天才です。今回は教養になりつつある中島らものおすすめ本ランキングをご紹介します。選び方や死因、生き方についてもご紹介します。
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目次
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今回の記事では中島らもの本の人気おすすめランキングを紹介していますが、以下の記事では小説について紹介しています。ぜひ参考にしてください。
天才アウトサイダー・中島らもの魅力
中島らもは多岐にわたり活躍し、多くの人々を魅了してきた才能人です。華々しい活躍の反面、躁うつ病やアルコール依存症などに苦しむ面もありました。そんな中島らもの描く作品は、生きることへの希望とやさしさがあふれています。
しかしそのアウトサイダーぶりに、初心者としては「どういう作品?」「何から読んだら入っていける?」と興味を持ちつつ選ぶ本に迷ってしまうのも事実ですね。実は中島らも作品は後々語られる名作や代表作がたくさんあるのです。
そこで今回は天才中島らも作品の選び方やおすすめ作品をランキング形式でご紹介します。ランキングは娯楽性・人間性・中島らもならではの才気性という3つの基準から作成しました。購入を迷われている方はぜひ参考にご覧ください。
中島らも作品の選び方
中島らもの書いた本は数多いです。一般にはお悩み相談やエッセイを書き手として知られていますが、コメディやホラーなど小説家としても評価されています。
ジャンルで選ぶ
中島らもの書いた本は、自伝的作品・コメディ・SF・ホラー・エッセイの5ジャンルに大きく分けることができます。
中島らも自身を知りたいなら「自伝的作品」がおすすめ
中島らもの人生は多くのエッセイの中で触れられています。また、小説の物語のベースになっていることもあって、自伝的な作品がいくつかあり、エリートからドラックやアルコールに依存する型破りな人生の、経験を踏まえた小説やエッセイはとても面白いです。
中でも有名なのが、2004年7月に亡くなる2ヶ月前に出版された遺書ともいわれる『異人伝』を始め、中島らもの作品は「自伝的作品」ではなく「自伝作品」といえます。中島らもの「小説よりも奇なり」な自伝的な作品を選んでみてください。
明るめの笑える雰囲気がほしい方には「コメディ」がおすすめ
中島らもの本にはどれも笑いがあります。自身がアルコール依存症というのもあり、中島らもが書くエッセイや小説には飲酒や薬物などに溺れて悲惨な境遇にいる者が登場します。しかし中島らもの作品は、そんな悲惨な境遇の中でも笑いを見出すのが特徴です。
笑えることを大切にする中島らも作品の中には大人に向けたブラックユーモアやホラーもあります。そうかと思えば子ども向けの家族小説や児童書とも呼べそうな小説も書いていて、同じコメディ作品といえども大変バラエティが豊かなのです。
独特な世界観を体験したいなら代表作もある「SF」がおすすめ
中島らもの書く小説にはSF作品があります。中島らもの広い知識量や深い洞察力などが発揮されているジャンルです。型破りな人生経験に裏打ちされた独特の世界観に加えて、読みやすさもあり、SF作品であっても親しみやすくなっています。
中島らものSF作品は主に短編として書かれていますが、長編小説もすばらしい作品があり、代表作ともいえるSF作品は『ガダラの豚』です。推理小説としても冒険小説としてもズバ抜けている名作になります。
以下の記事では、日本のSF小説について詳しくご紹介しています。ぜひ参考にご覧ください。
独特な怖さが読みたいなら「ホラー」小説がおすすめ
自身ホラー映画のファンだった中島らもは、ホラー小説も書いています。ホラーは短編小説で書かれることが多いです。アルコールや薬物など、快楽を求める人間の姿を見つめてきた中島らものホラー小説には、読者をぞくっとさせる妖しげな魅力があります。
ホラー小説のジャンルで中島らもの代表的な本は『人体模型の夜』『こどもの一生』です。ホラーといっても本格派というよりも「超B級ホラー」といえます。ただ怖いだけでなく笑いもあるところが中島らも流です。
以下の記事ではホラー小説について詳しくご紹介しています。ぜひ参考にご覧ください。
型破りな人生や考え方を実感したいなら名作の多い「エッセイ」がおすすめ
中島らもはエッセイが有名で、小説よりも刊行数が多いです。変わった体験をした人生を送ってきたせいか、自分語りも自然と面白いものになります。エッセイの内容も思いついたことを書いたものから、自伝的な体験談を書いたものまで名作は豊富です。
とくに強烈なのは躁うつ病やアルコール依存症、はたまた薬物摂取などのエピソードを紹介したものなどは独特な雰囲気を持っています。読み物としてのおもしろさだけでなく、読者を励ましてくれる優しい文章でもあります。
以下の記事では、エッセイのおすすめ作品について詳しくご紹介しています。ぜひ参考にご覧ください。
自分の参考にしたいなら書籍化された「悩み相談」をチェック
中島らもは朝日新聞で「中島らもの明るい悩み相談室」というコーナーを持っていて、読者から送られてくる悩みに回答するこのコーナーは連載当時は人気でした。そのコーナーが書籍化されたのが『中島らもの明るい悩み相談室』です。
エッセイに近いものですが、読者からの悩み相談に答える形式がほかのエッセイと違っています。投稿された質問もくすりと笑えるのですが、中島らもの回答も負けず劣らずおもしろく、読んでいて元気をもらえる内容になっているのです。
作品の長さで選ぶ
中島らもの本に手軽に読める短編の薄い本や、じっくり腰を据えて読む長編の厚い本があります。文章の長さによっても、中島らもの違った魅力が見えてきます。
手軽に楽しみたいなら「短編」がおすすめ
中島らもはコピーライターとしての才能を持っていました。また、小説家よりもエッセイストなどとしての活動が有名です。そんな彼ですのでユニークなアイデアをコンパクトにまとめるのが得意でした。
中島らも作品の元々の読みやすさも含め、ページ数も手頃ですので、気軽に手に取れる短編小説本をぜひ読んでみてください。
以下の記事では、短編小説について詳しくご紹介しています。ぜひ参考にご覧ください。
どんどんやめられなくなる面白さを求めるなら「長編」がおすすめ
長編小説では想像力や発想力だけではなく、さまざまな出会いや読書で培われた視野の広さ、一流のエンターテイナーぶりが遺憾なく発揮されています。長編小説では、さまざまな視点や知識を長大な物語へと広げていく構成力で読み応えがあります。
ページ数が多いとはいえ、どの長編小説も読めば先の展開が気になってしまうおすすめの作品ばかりです。ぜひ、中島らもの長編小説を選んでみてください。
いろいろな著名人との掛けあいの楽しさなら「対談集」をチェック
中島らもの本には対談集もあります。どの対談でも普通じゃ思いつかないようなことを話していて、中島らもの異才度が健在です。イケナイことやキワドイことまで話しているので、中島らものエッセイを読むように、読者は知らない世界を垣間見ることができます。
中島らもの人生や人柄をエッセイなどとは別の角度から楽しむことができるので、ぜひ、対談集を選んでみてください。
メディアミックスされたものなら「映画やテレビ化」の原作をチェック
中島らもの小説作品の中にはメディアミックスされたものがいくつかあります。どれもハズレがなく、原作を読んだ後でも楽しめる作品ばかりです。たとえば映画化したものには次のものがあります。
『永遠も半ばを過ぎて』を原作にした佐藤浩市が主演の『Lie Lie Lie』、同名小説が原作の『お父さんのバックドロップ』・『寝ずの番』などです。テレビ化にいたっては「真・中島らも劇場 掌」というタイトルで『人体模型の夜』が映像化されています。
心に響く言葉がほしいなら「名言」もチェック
コピーライターとしても才能を発揮していた中島らもの本には、数多くの名言が登場します。ネット上には中島らもの名言をピックアップしてまとめたサイトも少なくありません。その名言が載っている本も調べられます。
キャッチーな言葉やハッとさせられる文章を書くことに優れた作家でしたので、自分が気になった名言が載っている本から中島らも作品を読んでみるのもおすすめです。
中島らものコメディ作品人気おすすめランキング3選
講談社
寝ずの番
Amazon での評価
(2024/10/31調べ)
笑撃の「らも節」を堪能できる傑作短編集
口コミを紹介
この作品は電車や人混みの中では読んではいけません。読むとその理由が分かります。
集英社
お父さんのバックドロップ
Amazon での評価
(2024/10/31調べ)
中島らもの書く子ども向けの短編集
中島らもの作品の多くは毒にも薬にもなるユーモラスさが特徴です。この作品では毒の部分が控えめで、全体的に子ども向けの物語がまとめられ、いわば中島らもが書く児童書といえます。
もちろん大人も子どもも楽しめますので、家族の物語が好きな方におすすめの一冊です。
発売日 | 1993/6/18 |
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ページ数 | 192 |
ジャンル | コメディ |
口コミを紹介
ものすごく面白くて、心揺さぶられます。お孫さんお子さんにぜひ買ってやってください。
文藝春秋
永遠も半ばを過ぎて
Amazon での評価
(2024/10/31調べ)
映画化もされた詐欺師の持ち込み小説が巻き起こす文壇コメディ
詐欺師が「ユーレイが書いた小説」を出版社に売り込みます。ところが本当は同級生の写植屋が睡眠薬をビールで飲んだ状態で書いた小説だったのです。中島らもが描く出版社や文壇、はたまた極道までも巻き込む痛快コメディになります。
豊川悦司主演で映画化もされていて、原作小説ともども人気のあるおすすめ作品です。
発売日 | 1997/9/10 |
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ページ数 | 268 |
ジャンル | コメディ |
口コミを紹介
久々に読み返してみてもやっぱり面白い。詐欺と言うほど大したものは無いけど、らも節全開のアクの強いキャラと軽妙なタッチでスラスラ読める。
中島らものホラー・SF作品人気おすすめランキング4選
集英社
こどもの一生
Amazon での評価
(2024/10/31調べ)
抱腹絶倒の超B級ホラー小説
ホラーというと怖いイメージですが、中島らもの手に掛かれば笑いが生まれます。サイコセラピーと薬物、催眠術などのアイデアを用いて繰り広げられる、笑いあり恐怖ありのB級ホラー作品です。
中島らもテイストの独特なホラー小説を読みたい方におすすめします。
発売日 | 2006/7/20 |
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ページ数 | 424 |
ジャンル | ホラー |
口コミを紹介
登場人物が残虐で なんてことするのかと苛立ちましたが そもそも現実離れした設定のなかに人間の本質をみせつけられた感じがした
集英社
人体模型の夜
Amazon での評価
(2024/10/31調べ)
人体器官にまつわるホラー・オムニバス
耳・目・胃・乳房など、人体器官にまつわるホラー短編集です。オカルトな雰囲気の中で、妖しくも怖ろしい独特の世界が描かれています。中島らも作品にはおなじみのブラックユーモアもあり、バラエティに富んだ物語を楽しめる作品です。
オカルト世界での中島らもの名人芸を楽しみたい方におすすめします。
発売日 | 1995/11/17 |
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ページ数 | 272 |
ジャンル | ホラー |
口コミを紹介
何冊も中島らもさんの本を読んできたけれど,らもさんは,小説を書くこともこんなに上手だったんだな〜と,本当に驚きました。すごい才能だったんだと再認識。
講談社
白いメリーさん
Amazon での評価
(2024/10/31調べ)
怖くておもしろい奇妙な短編集
ホラーだけではなく、コメディだけでもない、何でもありの短編集です。一話一話のボリュームが短編というよりはショートショートに近くなっていて、中島らも作品の怖さとおもしろさが、さまざまなジャンルの物語を通して楽しめます。
中島らもの自由で奇抜な発想力と想像力を楽しみたい方におすすめの一冊です。
発売日 | 1997/8/7 |
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ページ数 | 131 |
ジャンル | ホラー・コメディ |
口コミを紹介
怪談あり、小噺あり、SFあり、スプラッタコメディあり、と何でもありな感じの短編集。
集英社
ガダラの豚 1
Amazon での評価
(2024/10/31調べ)
天才の代表作!超能力・占い・宗教を織り交ぜた傑作エンタメ小説
日本推理作家協会賞を受賞した全3巻の冒険小説です。超能力・占い・宗教などのオカルト要素を折り込みながら、めくるめく不思議な世界が展開する民族学学者の物語になっています。
ミステリー要素もあり、長編ですが読みやすく天才中島らもの世界観が存分に発揮されている代表作です。
発売日 | 1996/5/17 |
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ページ数 | 296 |
ジャンル | SF |
口コミを紹介
謎解き冒険、ハードボイルド小説として珠玉の一冊です。読んでみる価値ありです。
中島らものエッセイ人気おすすめランキング5選
集英社
中島らもの特選明るい悩み相談室 その1
Amazon での評価
(2024/10/31調べ)
新聞の人気コーナーを書籍化!パーソナルな質問とユーモラスな回答
朝日新聞に連載されていた中島らもの悩み相談をまとめ書籍化したものです。新聞連載でありながらも風変わりな質問が投稿されています。その相談に答えている中島らもの回答も絶妙です。
難しい顔で深刻な相談に答えている雰囲気ではなく、むしろ感心させられたり爆笑させられたりする内容になっています。中島らもの明るさを楽しみたい方におすすめの一冊です。
発売日 | 2002/8/20 |
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ページ数 | 232 |
ジャンル | 人生相談 |
口コミを紹介
自分もときにはこれくらい不真面目に、自由に悩みを解決できるといいなぁ。
集英社
恋は底ぢから
Amazon での評価
(2024/10/31調べ)
中島らもの恋愛講座
中島らもは恋は世界で一番美しい病気だと語る「恋愛至上主義者」です。そのロマンチックな頭の中をこれでもかと書き出したエッセイ集で、さまざまな恋愛のあり方を独自の切り取り方で描きます。
中島らもの恋愛観に触れることのできるおすすめの一冊です。
発売日 | 1992/7/17 |
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ページ数 | 256 |
ジャンル | エッセイ |
口コミを紹介
最初に手に取った、中島らもさんの初めての本です。
そこからもうすぐ6年経とうとしていますが、まだ魅力に取り付かれたままです。
集英社
頭の中がカユいんだ
Amazon での評価
(2024/10/31調べ)
泥酔状態で書かれた処女作品
エッセイ・日記・短編小説、それに中島らものノンフィクションが書き連ねられた一冊です。敬愛する小説家ウィリアム・バロウズに倣って、中島らもはこの本を泥酔状態で書きました。
アルコール依存症の当事者としても知られる中島らもの原点に触れたい方におすすめです。
発売日 | 2008/1/18 |
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ページ数 | 272 |
ジャンル | ノンフィクション |
口コミを紹介
良くも悪くも、この作品は、らも氏の原点として彼からのメッセージが存分に伝わっているものだと感じる。
集英社
僕に踏まれた町と僕が踏まれた町
Amazon での評価
(2024/10/31調べ)
中島らものハチャメチャ青春時代
中島らもは子どもの頃には超有名進学校の「灘高」にトップクラスの成績で入学する神童でしたが、在学中にやっていたことはバナナでマリファナを作ろうとしたり、校内での酒盛り大会など学業以外のイケナイコトでした。
落ちこぼれの日々の中で明るく過ごしていた青春時代の回想エッセイです。
発売日 | 1997/8/20 |
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ページ数 | 232 |
ジャンル | エッセイ |
口コミを紹介
数奇な人生を歩んできた著者だが、誰しも共感できる言動があるし、何と言っても表現力が見事。
集英社
アマニタ・パンセリナ
Amazon での評価
(2024/10/31調べ)
非合法もあるドラッグ・エッセイ
睡眠薬やアルコール、アヘンやLSD、毒キノコや咳止めシロップにいたるまで、中島らもが体験したドラッグや他人から話を聞いた非合法ドラッグのことも紹介する傑作ドラッグ・エッセイです。
人間は快楽を求めてドラッグに手を出してしまう、そのような人間の本質を垣間見ることのできる一冊になっています。
発売日 | 1999/3/19 |
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ページ数 | 240 |
ジャンル | エッセイ |
口コミを紹介
読み物というより、トーク集を読んでいる感じがしました。
クスリ関係の話を軽く知りたい人にはちょうど良さそうです。
中島らものエッセイおすすめ商品比較一覧表
商品名 | 画像 | 購入サイト | 特徴 | 発売日 | ページ数 | ジャンル | |
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1位 |
楽天 Amazon ヤフー |
非合法もあるドラッグ・エッセイ |
1999/3/19 |
240 |
エッセイ |
||
2位 |
楽天 Amazon ヤフー |
中島らものハチャメチャ青春時代 |
1997/8/20 |
232 |
エッセイ |
||
3位 |
楽天 Amazon ヤフー |
泥酔状態で書かれた処女作品 |
2008/1/18 |
272 |
ノンフィクション |
||
4位 |
楽天 Amazon ヤフー |
中島らもの恋愛講座 |
1992/7/17 |
256 |
エッセイ |
||
5位 |
楽天 Amazon ヤフー |
新聞の人気コーナーを書籍化!パーソナルな質問とユーモラスな回答 |
2002/8/20 |
232 |
人生相談 |
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※ 表は横にスクロールできます。
中島らもの自伝作品人気おすすめランキング3選
青春出版社
心が雨漏りする日には
Amazon での評価
(2024/10/31調べ)
躁うつ病とアルコール依存症の体験的エッセイ
中島らもは躁うつ病患者であり、同時にアルコール依存症でした。そのことは多くの作品に反映されていますが、このエッセイ集では中島らもがどのように自身の病気と付き合ってきたのかが体験的に書かれています。
中島らもの自伝として読めるおすすめの一冊です。
発売日 | 2005/6/9 |
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ページ数 | 220 |
ジャンル | ノンフィクション |
口コミを紹介
読んでいておもしろいし悲しいし、バカだなあと思うし至極まともだし。いずれにしても根底にあるらもさんのやさしさが伝わってきます。
講談社
バンド・オブ・ザ・ナイト
Amazon での評価
(2024/10/31調べ)
中島らもの奇妙な生活風景
その昔、中島らもの住んでいた家は「ヘルハウス」と呼ばれていました。アル中や統合失調症、薬物常習者などのジャンキーが集まっては宿泊していたのです。当時の生活を小説にしたのがこの本になります。
若き中島らものぶっ飛んだ生活風景を目撃できるおすすめの一冊です。
発売日 | 2004/2/13 |
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ページ数 | 217 |
ジャンル | 自伝小説 |
口コミを紹介
何回読んだか忘れたが、これからもページはめくるだろう。
講談社
今夜、すベてのバーで
Amazon での評価
(2024/10/31調べ)
名作「今夜、すベてのバーで」が新装版で登場!
中島らもはアルコール依存症でした。酔っ払うことで作品の着想を得ていたのです。人気作家として多忙な生活を送るなかで、中島らもはついに入院を余儀なくされます。
この小説はそのときの実体験をベースにして書かれたアルコール依存症者の物語です。「今夜、すベてのバーで」は吉川英治文学新人賞も受賞した名作で、新装版になって再登場しています。
発売日 | 1994/3/4 |
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ページ数 | 312 |
ジャンル | 医療フィクション |
口コミを紹介
時には噴き出してしまうような行動があったり、ジンとくる会話があったり、
映像が浮かぶ美しい風景や、酔いに誘い込まれる脳がとろけるような表現が溢れていました。
いつまでも大切に持っておきたい一冊の仲間入りです。
通販サイトの最新売れ筋ランキングもチェック!
各通販サイトの売れ筋ランキングもぜひ参考にしてみてください。
※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。
テレビ・ラジオ・バンド・劇団などバラエティーに富んだ活躍
中島らもの才能の幅の広さは、手掛けたことの種類の多さにも表れています。作家もその1つの表現方法だったのです。演劇やバンドなど、メッセージを訴えかける能力に優れていた人物といえます。
また、ラジオやテレビでのトークはユーモアに溢れていながら、人間の本質を見抜き、心に響く言葉で楽しませました。作家以外の中島らもに興味のある方は、ぜひのぞいてみるのもおすすめです。
中島らもの死因について
中島らもは、ドラッグやアルコールや躁うつ病を抱えていたのです。最期は酔った状態で階段から落ちて脳挫傷・脳出血を起こし亡くなりました。生前から「階段で落ちて亡くなる」と予測していたようで、周囲に語っていたということです。
中島らもの妻・娘の本もおすすめ
中島らもの妻美代子さんが、らもさんと過ごした35年を出会いから死にいたるまで書かれたエッセイも出版されています。また、娘さなえさんは小説家・コラムニストとして活躍中です。
まとめ
今回は鬼才といわれる中島らものおすすめ作品をご紹介しました。エッセイストとして知られる中島らもですが、小説でもバラエティ豊かな作品を書いています。読みやすさにも定評のある作家ですので、ぜひ才能に触れてみてください。
本サービス内で紹介しているランキング記事はAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどECサイトの売れ筋ランキング(2024年08月30日)やレビューをもとに作成しております。
中島らも作品にはユーモアの精神がつきもので、この短編集には咄家の物語がありますが、咄家には洒落の精神が満載です。中島らもと咄家の掛け合わせが笑えないはずがありません。読者の笑いのツボを的確に攻めてくるネタが楽しい一冊です。