吉本ばなな作品のおすすめ人気ランキング17選【代表作やエッセイ・小説も紹介】

吉本ばななは、日常の中に宝物のような一瞬を見つけるのが魅力の作家。恋愛に疲れたときや人生に迷ったとき、自分を好きになれないときなどに読んでほしい作品ばかりです。本記事では吉本ばなな作品の選び方や、代表作・エッセイを含むおすすめランキングをご紹介します。

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恋愛小説作家吉本ばなな作品の特徴・魅力とは?

1987年に小説「キッチン」でデビューした作家が、吉本ばななです。さまざまな賞を獲り、何度も映像化されるなど、第一線で活躍し続けています。小説だけでなくエッセイも書く方ですが、ちょっと難しそうと思い読んだことがない方も多いのではないでしょうか

 

しかし吉本ばななさんの書く本の特徴・魅力は、恋愛をはじめ日常の中にある宝物のような一瞬を描いているところで、難しいわけではなく共感できるような物語ばかりなのです。堅苦しい本が苦手な方にこそ読んでほしい作家さんになります。

 

今回は、吉本ばななの本の代表作・選び方やおすすめランキング17選をご紹介します。ランキングは、話題性・特徴・物語の美しさを基準に選びました。あらすじもご紹介していますので、本を選ぶ際の参考にしてみてください。

【結論コレ!】編集部イチ推しのおすすめ商品

1位

角川書店

キッチン

衝撃のデビュー作であり代表作のキッチンで眠る女子大生を描いた物語

大事な人を亡くした、女子大生の再生の物語です。主人公は、キッチンで眠るみかげで、一緒に暮らしていた祖母が亡くなり、祖母の知り合いの雄一宅に居候します。雄一と母が暮らす家で、もう一度「自分の居場所」を見つける話です。

 

小説家・吉本ばななのデビュー作で、海燕新人文学賞を受賞しています。1989年には、森田芳光監督で映画化しました。1997年には香港のイム・ホー監督で香港・日本合同で映画化されています。

基本情報
発売日 1988/1/30
ページ数 200ページ
注目点 日本・香港で映画化

吉本ばなな作品の選び方

1988年にデビューした吉本ばななですが、130冊を超える著書の中からお気に入りを探す選び方をご紹介します。

創作時期で選ぶ

ここでは吉本ばななさんの作品が書かれた時期ごとに大きく3つに分け、その特徴をご紹介します。どれも素敵な作品ばかりです。

再生していく物語や恋愛が好きなら代表作が多い「確立期」がおすすめ

1988年の「キッチン」から1994年の「アムリタ」までは、吉本ばななさんの代表作も多く書かれた時期です。短編集も多く、吉本ばななさん自身が「アムリタまではひとかたまりの作品群」と語っているように、その世界が確立された時期になります。

 

その特徴は、まっすぐな視線で日常の生と死を見つめた作品群である点です。どの作品も真摯な姿勢が貫かれており、恋愛や身近な人の愛を感じられる吉本ばななさんらしい「再生の物語」が描かれています。この時期の作品から入れば、原点に心を重ねやすいです。

愛にあふれた物語なら「拡大期」がおすすめ

1999年の「ハードボイルド/ハードラック」から2011年の「ジュージュー」までを「拡大期」とします。周囲の愛にあふれた目線が加わった時期です。少し不思議な登場人物が、失われたものを取り戻す物語が多く描かれました。

 

人にない特別な能力が少しだけ備わっている人や何かが少しだけ欠けてしまっている人が多く登場する印象です。この時期の作品は、豊かな日常の中で前を向く登場人物たちから元気をもらえます

ジャンルを超越した新しい作品を読むなら「充実期」がおすすめ

「スウィート・ヒアアフター」ごろから現在まで続く、「充実期」です。最近発売された「吹上奇譚」がその代表で、「もはや小説というジャンルからも逸脱してしまっているかもしれない」とご本人が語っています。

 

元からあるジャンルの中で物語を書くのではなく、自分の書きたいものを書いたら新しいジャンルに至った、とも捉えられるような作風の作品が並んでいるのが特徴です。現在進行形のばななワールドは、どこに向かっていくのか、期待が高まります。

エッセイの中から選ぶ

小説が吉本ばななの「世界観」を表現するものなのに対し、エッセイは吉本ばななの「日常」を記録するものです。作者の目を通して日常がどう映るのかを味わえます。

日々のシーンを切り取るなら最新刊も刊行された「日常」がおすすめ

作家・吉本ばななの目を通した世界を味わえるのが、日常を書いたエッセイになります。最新刊は、2022年発刊の「人生の旅をゆく4」です。きらめくような吉本ばななさんの日常が描かれています。

 

息子さんが生まれたときの話をまとめた作品や、父について書いたもの、愛犬についての話もたくさんです。大好きな作者をもっと知りたいと思うなら、日常を記したものを読んでみましょう。

 

以下の記事では、エッセイの人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひご覧ください。

新しい日常を見つけるなら「旅」がおすすめ

吉本ばななさんは、旅にまつわるエッセイも多く書いています。「旅」といっても名所をめぐるだけでなく、旅先での「日常」を味わうのがばなな流です。どんな場所に行っても暮らすように過ごし、人と交流する中で新しい日常を見つける姿が描かれています。

 

吉本ばななさんのエッセイは「びっくりした」といった言葉がよく登場するのが特徴です。素直にあらゆることを新鮮な気持ちで受け入れれば、新しい発見が向こうからやってきます。そんな作者の視線を借りてエッセイを読むのも、楽しみ方のひとつです。

悩みがあるなら「相談」に回答するエッセイがおすすめ

吉本ばななさんのエッセイにはもうひとつ、「読者」の問いや相談に応えるのをテーマにしたものがあります。「私であれば、このように対処します」と、まっすぐな目線で、まっすぐに問いかけた末の言葉だからこそ、受け止められる答えです。

 

父である吉本隆明さんも「私ならこう思います」と語り続けた、人に優しい批評家でした。吉本ばななさんの相談本を読み、どこかお父さんの面影を感じてしまう方も多いのではないでしょうか。

映像でも楽しみたい方は「映画化作品」をチェック

吉本ばなな作品は、多くの監督により映画化されています。どの作品も、吉本ばななさん独特の空気感を、深く表現したものばかりです。逆に映画を見てから原作の雰囲気を感じ直したりするのもおすすめします。

本のサイズで選ぶ

吉本ばななの本には、大きく分けて二つのサイズがあります。重さや値段だけでなく、実は内容が少し違うものもあり、本を選ぶときは意識してみましょう。

新作を早く読むなら「単行本」がおすすめ

単行本はカバーがかたく大きい本で、値段は1000円を超えますがしっかりした装丁で本棚に並べたくなる見た目です。新作は単行本で出されるので、少しでも早く作品を読みたい方は単行本をチェックしておきましょう。

初心者なら集めやすい「文庫本」がおすすめ

単行本が発売されてからしばらく待つと、500円前後で購入できる文庫本が発売されます。小さく軽いうえに低価格なので、初心者が集めるなら文庫本がおすすめで持ち運びも断然、文庫本が楽です。

 

以下の記事では、文庫本の人気おすすめランキングをご紹介しています。こちらもぜひご覧ください。

吉本ばななの人気おすすめランキング17選

17位

新潮社

うたかた/サンクチュアリ

心の再生を描く珠玉の中編二作

吉本ばななの代表的な中編小説二作を収録した文庫です。​「うたかた」では、複雑な家庭環境で育った男女が出会い、恋に落ちる過程を描きます。​「サンクチュアリ」では、愛する人を失った男女が出会い、死の悲しみを乗り越えていく姿が描かれています。

基本情報
発売日 2002/9/30
ページ数 179ページ
注目点
16位

新潮社

とかげ

心の傷と再生を描く珠玉の短編集

心に傷を抱えた人々の再生を描く6編の短編集です。表題作「とかげ」では、幼少期の事件で視力を失った女性・とかげと、彼女に惹かれる主人公の物語が展開されます。 日常に潜む奇跡や運命的な出会いを繊細に描き、読者の心を優しく包み込みます。

基本情報
発売日 1996/5/29
ページ数 179ページ
注目点 短編集
15位

朝日出版社

ムーンライト・シャドウ

吉本ばななの卒業制作・失われた恋人の再生物語

登場するのは2組の恋人たちです。しかし事故により、1組は男の子が、もう1組は女の子が亡くなってしまいます。恋人の死に向き合えない2人が、あるできごとをきっかけに前を向き歩き始める物語です。

 

発売日こそ2003年ですが、これは吉本ばななさんが日大芸術学部に在籍していたときの卒業制作になります。同年の日大芸術学部長賞を受賞しました。続いて第16回泉鏡花文学賞も受賞しています。

基本情報
発売日 2003/6/12
ページ数 119ページ
注目点 吉本ばななの卒業制作

口コミを紹介

愛する人を失う喪失感は誰にも耐えられるものではありません。この作品は深い悲しみからの再生を描いています。傷ついた人を見つめるばななさんの眼差しは優しかったです。

出典:https://www.amazon.co.jp

14位

NHK出版

人生の旅をゆく4

名言もたっぷりの大人気エッセイシリーズ最新刊

「人生の旅をゆく」は、累計7万部を超える大人気エッセイシリーズです。日常の何気ない瞬間を切り取って、それが宝物であることに気づかせてくれます。名言もたっぷりな2022年に発売された最新刊です。ぜひチェックしてみてください。

基本情報
発売日 2022/2/25
ページ数 179ページ
注目点 大人気エッセイシリーズの最新刊

口コミを紹介

ばななさんは凄い作家さんではあるけど身近に感じれる人。年齢も私とあまり変わらないので”そうそう、この年になると考え方もこんな風に変わってくるよね”なんて凄く共感できる。

出典:https://www.amazon.co.jp

13位

幻冬舎

哀しい予感

小さな超能力を持つ少女が主人公の初の長編小説

主人公の少女には、幼いときの記憶がありません。少しだけ超能力があるその少女は、ある「ひみつ」のせいで疎遠になっていたおばに、導かれるように会いに行きます。2人は失った時間を越えて、関係を取り戻せるのでしょうか。

 

吉本ばななが書いた、初の長編小説です。2人が長く隔てられていた時間を越え、本当の関係を取り戻す一夜の物語で、2007年に映画監督・塚本晋也の演出で、舞台化されています。中編だけでなく長編も素晴らしいのだと感じさせられる1冊です。

基本情報
発売日 1988/12/15
ページ数 179ページ
注目点 舞台化(塚本晋也監督)

口コミを紹介

読者の心に語りかけてくるようだ。家族って、血のつながりって、なんなんだろう。

出典:https://www.amazon.co.jp

12位

中央公論新社

TUGUMI(つぐみ)

一夏の青春を描いた平成初のミリオンセラー

西伊豆を舞台に、2人の少女が過ごした一夏のできごとを描いた物語です。エキセントリックなつぐみと、つぐみに振り回されるまりあを夏の夜が、外へと誘います。胸が切なくなるような一夏の青春物語です。

 

純粋でまっすぐなつぐみに心を重ねるうちに読者はかつての「夏」の中にいる自分に気づきます。山本周五郎賞受賞作で、石川準監督で映画化しました。吉本ばななさんの人気は最初のピークを迎え「ばなな現象」といった言葉が生まれた頃の作品です。

基本情報
発売日 1989/3/20
ページ数 245ページ
注目点 映画化(市川準監督)

口コミを紹介

私はいつも読み終えると泣いてしまいます。
どこが好きか、と聞かれてもこりゃまたうまく言葉にできないですが、私にとって「毎年必ず読み返したくなる本」です。

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11位

幻冬舎

不倫と南米

中期の代表作で南米を舞台に繰り広げられる7人の短編集

1人気作家となった吉本ばななさんは、2000年代に入ると自分を見つめる作風が少し変わり、旅をテーマにした作品が目立つようになります。「不倫と南米」はその代表作で、南米を舞台にした短編集です。鮮烈な南米の雰囲気を描いています。

 

南米を舞台に繰り広げられる7人の狂おしい恋が書かれていて、生身の欲望に対して達観するのではなく、身を任せていくような物語です。どんな場所でもどんなときでも、まっすぐなココロとカラダで「日常」を見つめます。

基本情報
発売日 2000/3/10
ページ数 199ページ
注目点 第10回ドゥマゴ文学賞受賞

口コミを紹介

さらっと読めますが、何度も読み返してじっくり味わえる一冊だと思います。

出典:https://www.amazon.co.jp

10位

幻冬舎

アルゼンチンババア

幽霊ビルで暮らす変わり者と暮らし始める

主人公は、母親を亡くしたばかりの少女です。石屋を営んでいた父親は、近所に住む「アルゼンチンババア」というあだ名の名物おばさんと関係を持ち、一緒に「幽霊ビル」で暮らし始めます

 

少女はそんなババアに魅かれ母親の死を乗り越え、家族を失った悲しみから再生する父と娘の物語です。2005年に長尾直樹監督・父役に役所広司・少女に堀北真希・アルゼンチンババアは鈴木京香で映画化されました。

基本情報
発売日 2002/12/24
ページ数 80ページ
注目点 映画化(長尾直樹監督)

口コミを紹介

「人間には、いろんな生き方があって、正解も不正解もない。他人の尺度で計った幸せは、本当の幸せじゃない」。それがとても活き活きとした文体で、綴られている。

出典:https://www.amazon.co.jp

9位

中央公論新社

海のふた

西伊豆を舞台にしたかき氷屋の物語

2人の女の子、まりとはじめの物語です。都会での仕事をやめ故郷・西伊豆に戻ってくるまりは、故郷で大好きなかき氷屋を始めます。そんなまりのところに、大切な人を亡くしたばかりのはじめがやってくる、2人の少女の一夏の再生の物語です。

 

小説「海のふた」は、吉本ばななさんが大好きな西伊豆の物語になります。幼い頃の吉本ばななさんが、家族と一緒に夏を過ごしていた西伊豆・土肥へのオマージュです。2015年に、豊島圭介監督で待望の映画化されました。

基本情報
発売日 2004/6/24
ページ数 203ページ
注目点 映画化(豊島圭介監督)

口コミを紹介

ばななさんは、この本で人生についての考えも述べてます。人は思い出を作りながら生き、やがて闇に吸い込まれ、何も残らない。淋しい気持ちにさせる言葉だが、この年になるとなるほどと思えてくる。

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8位

文藝春秋

ジュージュー

吉本ばななが紡ぐ魅力溢れる面々のドタバタ群像劇

2010年代を迎えた頃から、吉本ばななさんの作風は1対1で向かい合う関係から、群像劇へと移ってきます。「ジュージュー」は両親から引き継いだステーキ&ハンバーグの店ジュージューに集まる、魅力溢れる風変わりなお客さんたちの物語です。

 

お客さんは悩みや苦しみを抱えていますが、それでも前を向くことで元気を取り戻していきます。「いろいろあるけれど、おいしいハンバーグを食べれば大丈夫」そんな声が聞こえてきそうな作品です。

基本情報
発売日 2011/7/15
ページ数 163ページ
注目点 -

口コミを紹介

心のサプリです。悲しいこともうれしいことも淡々とお話が進みますがセリフ?一つひとつが心しみ込んできます。

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7位

集英社

鳥たち

高く高く飛ぶ鳥たちのような2人の物語

「鳥たち」はともに自殺で母親を失った、まだ20代の女の子と男の子の物語です。どちらの母親にも共通するのが、理想主義者が率いるアリゾナの共同体のメンバーだった点で、コミュニティのリーダーが亡くなった後、2人の母親は相次いで自殺します

 

2人は日本に帰国し、新しい人たちとの出会いを通じてゆっくりと親の死の乗り越え寄り添いながら前を見つめるようになっていく、宿命的な2人と、2人を取り巻く人の群像劇です。

基本情報
発売日 2014/10/24
ページ数 208ページ
注目点 -

口コミを紹介

親の自殺を止められなかった、家族を失った、そんなつらい過去を持つ双子のような主人公たち。欠けているものを埋めるように、子どもが欲しいという気持ちはわかります。過去から現在、そして未来へ生きる姿に優しい気持ちになりました。

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6位

幻冬舎

サーカスナイト

物の記憶が読み取れる女性の癒し物語

主人公さやかは亡くなった夫の両親と、娘と共に暮らしています。幼い頃にバリで育った彼女は、精霊を感じながら成長し、物の記憶が読み取れるようになりました。そんなさやかに庭を掘らせていただけないでしょうかとの手紙が届きます。

 

バリ島のおだやかで気持ちのいい空気を感じられ、毎日をていねいに生きることが、心を浄化する方法と信じられるようになる物語です。さやかの心と体が癒されていくのを見守りながら、自分も癒されます。

基本情報
発売日 2015/1/22
ページ数 308ページ
注目点 地方新聞で連載

口コミを紹介

「ほんとうの暴力」が出てくる、珍しい設定。でも、主人公さやかのまわりにはやさしさや幸せに満ちている。ばなな氏は小さな幸せを見つけ、表現することがほんとうに巧い。登場人物たちのセリフ、さやかの心理描写、いつもながらきらきらとしている。

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5位

KADOKAWA

N・P

ばななワールド全開!恋愛や激しい愛を描く長編

高瀬皿男という小説家が書いた「N.P」という小説をめぐる物語です。英語で書かれた「N.P」はアメリカでヒットしますが、日本でこの本を翻訳しようとした方は、なぜか次々と自殺します

 

オカルト・宗教・テレパシー・シンパシー・同性愛・近親者との恋愛など、小説家・吉本ばななならではの主題がふんだんに盛り込まれ、独特の気配を感じさせる一冊です。物語をめぐる波紋を描いた物語をぜひ一読してみてください。

基本情報
発売日 1990/12/25
ページ数 240ページ
注目点 -

口コミを紹介

物語の進み方や構成は、『キッチン』を思わせる。文中には、ふんだんに”ばなな節”が盛りこまれている。作者は、土俵をしっかりと設定し、20代前半の若者たち、男性ひとりと女性3人のひと夏の物語を書いてゆく。

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4位

幻冬舎

白河夜船

深く深く眠りにおちる女性の物語

アルバイト先の上司との不倫、自殺してしまった親友のショックから遠ざかるように深く、深く眠りにおちる女性の物語です。「白河夜船」とは、「前後がわからなくなるくらい深く眠ること」とを意味します。

 

「白河夜船」「夜と夜の旅人」「ある体験」の収録された三つの中編は「眠り三部作」と呼ばれており、夜をいつもより身近に感じたいときや、夜を見つめるひとときの読書におすすめの1冊です。

基本情報
発売日 1989/07/15
ページ数 53ページ
注目点 映画化(若木信吾監督)

口コミを紹介

どんな寄りでもなく、すとんと読んでみると琴線にそっと触れてくるものがあります。ばななさんはいつもだけれど。押しつけがましい価値観は無いと思う。満身創痍の私はばななさんに救われる。

出典:https://www.amazon.co.jp

3位

新潮社

アムリタ

自分を見つめ直し記憶を取り戻すための旅

頭を打って記憶を失った主人公朔美の弟は不登校で、妹の真由は半年前に自殺しました。母は2度目の離婚をし、ばらばらの家族です。「半分死んだようなもの」だった朔美は、妹の恋人だった竜一郎と関係を持ちます。

 

2人がサイパンに向かい、もう1度家族の「記憶」を取り戻そうとする旅を通し、自分を見つめ直す物語です。「アムリタ」とは、インド神話に登場する飲むものに不死を与える飲み物を指します。

基本情報
発売日 1994/1/12
ページ数 295ページ
注目点 紫式部文学賞

口コミを紹介

吉本ばななの最高傑作だと思っている。非日常の日常を描いた作品。手にしてはコボレ、コボレてはまた手にしていく砂の様な人生の絶対的なはかなさが持つ美しさ。日々生きていく力は何よりも強いのだ。作者あとがきのメッセージは人生にもがき苦しむ人々の救済にもなり得る。

出典:https://www.amazon.co.jp

2位

幻冬舎

吹上奇譚

特徴的な文体で描かれる初心者にもおすすめのホラーファンタジー

異世界への扉がある不思議な街、吹上町で主人公である双子の姉妹ミミとこだちは、現実を夢で知る「夢見」、屍人を自在に動かす「屍人使い」の2つの能力を通じて、吹上町と母の秘密に向き合います。

 

この作品は、デビューから30年以上が経つ筆者が初めて書いた、特徴的な文体そのままの渾身のホラーファンタジーです。2017年10月に第1話「ミミとこだち」が、2019年1月に第2話「どんぶり」が発売されています。

基本情報
発売日 2017/10/13
ページ数 253ページ
注目点 初のホラー小説

口コミを紹介

「読んだ人の心に命の水のように染み込んで、魔法をもたらすような秘密の書き方をしています。」という言葉通り、この本を読んで、心に力をもらえる人が、私以外にも沢山いるんじゃないかな、と思います。

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1位

角川書店

キッチン

衝撃のデビュー作であり代表作のキッチンで眠る女子大生を描いた物語

大事な人を亡くした、女子大生の再生の物語です。主人公は、キッチンで眠るみかげで、一緒に暮らしていた祖母が亡くなり、祖母の知り合いの雄一宅に居候します。雄一と母が暮らす家で、もう一度「自分の居場所」を見つける話です。

 

小説家・吉本ばななのデビュー作で、海燕新人文学賞を受賞しています。1989年には、森田芳光監督で映画化しました。1997年には香港のイム・ホー監督で香港・日本合同で映画化されています。

基本情報
発売日 1988/1/30
ページ数 200ページ
注目点 日本・香港で映画化

口コミを紹介

力任せに人の心を打つのではなく、そっと心に染みてくる、そんな小説でした。大切な人を失った人間同士の交流が丁寧に描かれています。登場人物の中では、雄一の父であり母でもあるえり子さんが一番好きです。泣けました。

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吉本ばななのおすすめ商品比較一覧表

商品名 画像 購入サイト 特徴 発売日 ページ数 注目点
1位 アイテムID:16143407の画像

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ヤフー

衝撃のデビュー作であり代表作のキッチンで眠る女子大生を描いた物語

1988/1/30

200ページ

日本・香港で映画化

2位 アイテムID:16143485の画像

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楽天

ヤフー

特徴的な文体で描かれる初心者にもおすすめのホラーファンタジー

2017/10/13

253ページ

初のホラー小説

3位 アイテムID:16143482の画像

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楽天

ヤフー

自分を見つめ直し記憶を取り戻すための旅

1994/1/12

295ページ

紫式部文学賞

4位 アイテムID:16143479の画像

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ヤフー

深く深く眠りにおちる女性の物語

1989/07/15

53ページ

映画化(若木信吾監督)

5位 アイテムID:16143476の画像

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ヤフー

ばななワールド全開!恋愛や激しい愛を描く長編

1990/12/25

240ページ

-

6位 アイテムID:16143473の画像

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物の記憶が読み取れる女性の癒し物語

2015/1/22

308ページ

地方新聞で連載

7位 アイテムID:16143470の画像

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ヤフー

高く高く飛ぶ鳥たちのような2人の物語

2014/10/24

208ページ

-

8位 アイテムID:16143467の画像

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ヤフー

吉本ばななが紡ぐ魅力溢れる面々のドタバタ群像劇

2011/7/15

163ページ

-

9位 アイテムID:16143464の画像

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西伊豆を舞台にしたかき氷屋の物語

2004/6/24

203ページ

映画化(豊島圭介監督)

10位 アイテムID:16143461の画像

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幽霊ビルで暮らす変わり者と暮らし始める

2002/12/24

80ページ

映画化(長尾直樹監督)

11位 アイテムID:16143458の画像

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中期の代表作で南米を舞台に繰り広げられる7人の短編集

2000/3/10

199ページ

第10回ドゥマゴ文学賞受賞

12位 アイテムID:16143455の画像

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一夏の青春を描いた平成初のミリオンセラー

1989/3/20

245ページ

映画化(市川準監督)

13位 アイテムID:16143452の画像

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小さな超能力を持つ少女が主人公の初の長編小説

1988/12/15

179ページ

舞台化(塚本晋也監督)

14位 アイテムID:16143449の画像

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名言もたっぷりの大人気エッセイシリーズ最新刊

2022/2/25

179ページ

大人気エッセイシリーズの最新刊

15位 アイテムID:16143446の画像

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吉本ばななの卒業制作・失われた恋人の再生物語

2003/6/12

119ページ

吉本ばななの卒業制作

16位 アイテムID:16143512の画像

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心の傷と再生を描く珠玉の短編集

1996/5/29

179ページ

短編集

17位 アイテムID:16143513の画像

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心の再生を描く珠玉の中編二作

2002/9/30

179ページ

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通販サイトの最新売れ筋ランキングもチェック!

各通販サイトの売れ筋ランキングも是非以下より参考にしてみてください。

※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

以下の記事では、小説の人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひご覧ください。

引退はどこ吹く風!吉本ばななに似た作風を楽しみたい方は

引退することなく数々の名作を生み出し続けている吉本ばななさんですが、自分の好きな作家さんと似た系統の作家さんの本を読みたい方もいます。吉本ばななさん好きな方には、江國香織さんや梨木香歩さん、小川洋子さんの本がおすすめです。

 

紹介した方々は、日常の些細なことを取り上げ、普段は気付けないような心の動きを拾い上げてくれる作家さんたちなので、吉本ばななさんの本をすべて読んでしまった方やほかの作家さんの本も読んでみたいと思っていた方は、ぜひ手に取ってみてください。

 

以下の記事では、江國香織や小川洋子の人気おすすめ本ランキングをご紹介しています。ぜひご覧ください。

新刊や名言を何度も読みたい方は

新刊がすぐに読みたい方におすすめなのが、電子書籍です。家にいながらでも最新作を購入し、読めます。また、書店にある本のように、人が触れたものではないので傷や衛生面が気になる方でも安心です。

 

加えて、電子書籍なら気軽に持ち歩けるので、吉本ばななさんの名言をいつでも読み返すせす。海のそばで読むなど、普段とちがう読書体験を味わうのも可能です。吉本ばななさんの宝物のような物語をかばんに忍ばせておけます。

 

以下の記事では、電子書籍の人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひご覧ください。

まとめ

ここまで、吉本ばななのおすすめランキング17選を紹介してきました。長年にわたり、人々の心を感動させ、救い続けている吉本ばななさんの作品は、読者の心に沁み入ります。疲れたときや辛いときは、ぜひ手にとってみてください。

本サービス内で紹介しているランキング記事はAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどECサイトの売れ筋ランキング(2025年04月14日)やレビューをもとに作成しております。

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