塩野七生のおすすめ人気ランキング15選【ローマ帝国を描いた話題の本も】
2021/12/12 更新
目次
今回の記事では塩野七生の人気おすすめ本ランキングを紹介していますが、下記の記事では小説について紹介しています。ぜひ参考にしてください。
塩野七生の作品が人気の理由とは?
塩野七生は日本を代表する女性の歴史小説家。イタリア・ローマに対する鮮烈な情熱と深い知識で描かれた小説は、ページをめくる指が止まらないほどの面白さ。歴史小説を読んだことがない初心者でも、塩野七生の世界に引き込まれていくことでしょう。
塩野七生はヨーロッパの歴史小説以外にも長年のイタリア生活から醸成された、ユーモアとセンスあふれるエッセイも数多く出版されています。イタリアから見た日本という視点と名言にあふれるエッセイから人生に得るものも多いでしょう。
そこで今回は、塩野七生の作品の選び方やおすすめ本をランキング形式でご紹介します。ランキングはジャンル・物語の舞台・読者の評価などを基準に作成しました。購入を迷われている方はぜひ参考にしてみてください。
塩野七生作品の人気おすすめランキング15選
口コミを紹介
彼女の歴史知識、考え方、分析はとても面白く、島国日本人に「異文化」を独自のベクトルで解説してくれる。大変よく理解できます。
口コミを紹介
塩野の透徹した史観に基づく人間観察は鋭く、興味深い。クヨクヨ悩んでいる女性にとって、救いの書となるだろう。
口コミを紹介
ーロッパの歴史は複雑ですが、ローマ人の物語や海の都の物語を通じて、点と点がつながり、ギリシャローマ帝国の文化・政治、キリスト教の影響が理解できました。
口コミを紹介
やっぱり塩野七生は間違いないと思わせてくれる、しっかりとした構成の物語だ。史実に基づいた部分、フィクションの部分の頃合いもいい。地中海の歴史の奥深さを感じる。
口コミを紹介
イタリア生活で培った女性評論家の感覚は一読の価値が有りますね。
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塩野氏がイタリアに渡って5年経つ頃。独特の引き締まった文章が冴えているが、ところどころに茶目っ気のある若さが垣間見られるのも魅力である。
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ギリシャの歴史、民主政の歴史、断片しか知らなかったことが、繋がっていき、楽しめた。この根っこの知識が無ければ、欧米人の言っていることはわからないと思う。
新潮社
海の都の物語 ヴェネツィア共和国の一千年 1
ヴェネツィア共和国の壮大な興亡史
塩野七生の「ルネサンス著作集」全六冊中の大作。ローマ帝国滅亡後、イスラム勢力のオスマン・トルコなどの脅威にさらされてきたベネチア共和国。
ベネチアという小さな海洋国家が一千年もの長きにわたり、自由と独立を守り続け、貿易によってヨーロッパ一の繁栄を謳歌し、やがて緩やかに衰退していくまでが描かれています。
外交と貿易、そして軍事力を巧みに駆使し、徹底して共同体の利益を追求する姿。現代を生きる人々にとってもより良く生きるための指針が得られる、人生の羅針盤のような書籍です。
ページ数 | 240ページ | ジャンル | 歴史・時代小説 |
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発売日 | 2009/5/28 |
口コミを紹介
ヴェネツィア共和国の成り立ちや特色をわかりやすく解説していて勉強になりました。塩野先生の造詣の深い解釈がイタリアを愛する気持ちとともに伝わってきました。
口コミを紹介
なんとなく昔から知ってはいた十字軍、その詳細を知ることができました。この本を読む前後でヨーロッパ中世の歴史の見方が全く変わりました
口コミを紹介
チェーザレの冷酷さには非人間的なおぞましさを感じるが、そこにはイタリアというバラバラな都市国家を統一するという当時にとっては壮大な野望に裏付けされた彼の緻密な計算というか論理があり、その謎を、読みながら触れるのが面白い。
口コミを紹介
キリスト教とイスラム教の関係等、我々単一民族で無宗教の日本人が理解することは大変難しいと思います。しかし塩野七生さんが描写すると絡まった糸が解けるようにこれらの歴史的背景が理解できますし、手に取るように情景が浮かび上がってきます。
口コミを紹介
自分にとって大きな意味を持つ言葉がいくつも見られた。実生活上、有意義というだけでなく、気持ちの上でも勇気付けられた。気になった言葉を書き写したい気持ちになりました.
口コミを紹介
ローマの歴史に興味がないのでどうかと思っていたが、かなり面白かった。日本国外からの視点、歴史に裏打ちされた意見等、本質をついてるなと。オススメです。
新潮社
皇帝フリードリッヒ二世の生涯
激動の生涯を描く傑作歴史長編
12世紀が終わる頃、神聖ローマ皇帝とシチリア王女の間に生まれたノルマン人の末裔の幼いシチリア王は法王の後見により、やがて神聖ローマ帝国の皇帝に。歴史家ヤーコプ・ブルクハルトに「王座上の最初の近代人」と評されるフリードリヒ2世。
カトリック教会が支配する中世後期の封建制の下、法王から波紋に処されても、狂信的な信仰ではなく合理的な統治を求め続けたフリードリヒ2世の生涯を描かれています。
中世ヨーロッパという封建的な社会に対して、生涯を反逆者として過ごしたフリードリヒ2世や支える腹心たち。彼らの人柄や人間くさいエピソードも丁寧に描写され、読むものを物語の世界に引き込みます。
ページ数 | 500ページ | ジャンル | 歴史・時代小説 |
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発売日 | 2019/12/23 |
口コミを紹介
皇帝対教皇、理性と神聖との対決に血沸き肉踊りました。また、ノルマン人の末裔の幼いシチリア王が、神聖ローマ帝国の皇帝となり権力を確立する過程の合理精神に感銘を受けました。
新潮社
ローマ人の物語
大帝国ローマの一千年にわたる興亡の物語
塩野七生のライフワークともいえる「ローマ人の物語」、単行本は全15巻から成る超大作。古代地中海世界に成立した比類なき大帝国ローマの夜明けから衰退まで、1000年を超える壮大な歴史が描かれます。
カルタゴの英雄ハンニバルの物語など、激しい戦闘や胸を打たれる場面で心を動かすこともあれば、政治体制が移り変わっていく様子など、ローマの物語に引き込まれていくことでしょう。
小説というフィクションの形式でありながら、塩野七生の緻密な取材と表現力で歴史を学ぶ素晴らしい本。ローマ帝国に興味がある方や過去の歴史から学びを得たい方まで幅広い方におすすめです。
ページ数 | 208ページ | ジャンル | 歴史・時代小説 |
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発売日 | 2002/6/1 |
口コミを紹介
ローマ人の物語を読むのは、4回以上であると思う。1度読んで読み返して、一端は捨てるのだけれど、また買って読んでいる。そういう願望を与える書である。
塩野七生作品の選び方
小説かエッセイかジャンルで選ぶ
塩野七生の本には主に歴史小説とエッセイがあります。重厚なヨーロッパの歴史にひたりたいときには小説、通勤時などの短い時間の気分転換にはエッセイなど、読み分けられるのも塩野七生の作品を楽しむ醍醐味です。
歴史好きなら「小説」がおすすめ
塩野七生の代表作は「ローマ人の物語」など壮大な歴史小説。ライフワークとも言える長年の綿密な取材と日本人としての独特の感性で、歴史のダイナミズムを史実とフィクションを取り混ぜ、生き生きと描写します。
現代におけるヨーロッパを理解するには、特にギリシャやローマの国家としての成り立ちや理想、衰退までの過程を知ることは大切。塩野七生の作品は厳密には歴史書ではありませんが、学校で世界史を学習している方や教養として歴史を学びたい方にも歴史への興味を誘う本としておすすめです。
次の記事では、魅力的な人物達が登場する歴史小説の選び方やおすすめの人気本をご紹介しています。ぜひ参考にしてくださいね。
「初心者」なら名言が散りばめられた「エッセイ」
歴史小説家として有名な塩野七生ですが、長いイタリア生活で育まれた独自の視点から多くのエッセイも発表されています。歴史小説を創造する中で生み出されたユーモアとエレガンスにあふれたエッセイは楽しいだけでなく、人生をよりよく生きるヒントに満ちています。
深い考察にみちたエッセイの内容は、魅力的な男性についてかたる男性論や危機に際してのリーダー論、若者に向けた自分磨き術など。なぜ読書・教養は大事なのか、異性についてなど性別や年齢に関係なく、誰もが直面する人生の課題にアドバイスを与えてくれます。
次の記事では、エッセイの選び方やおすすめの人気本をご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
物語の時代と舞台で選ぶ
塩野七生が描く物語の時代は古代地中海やルネサンス期の中世ヨーロッパなどがあります。また小説の舞台もローマ、フィレンツェ、ベネチアなどさまざまです。物語それぞれの時代と場所の雰囲気にひたりましょう。
壮大な古代ローマ帝国の「ローマ」の物語
ローマ帝国は、古代ローマの共和制後の時代以降を意味し、古代ローマは紀元前509年から紀元前27年まで、都市国家ローマが1世紀から2世紀頃の最盛期には地中海にまたがる広大な国家へと発展し帝政になるまでの期間です。
ローマは共和政から帝政に移行し、ゲルマン人やササン朝の大規模な侵略・侵入など外的要因から社会は混乱、専制君主政に移行後も混迷と衰退はつづき、広大な土地を統治した帝国は395年には東西に分裂してしまいます。
巨大なローマ帝国の興隆と衰退という歴史の事実。塩野七生は入念なリサーチと独自の視点で現代人に小説の形で提供してくれます。歴史小説として楽しめるだけではなく、組織論、戦略論、人的資源論を学ぶための教科書としてもおすすめです。下記の記事では、フランス文学について詳しくご紹介しています。合わせてご覧ください。
中世ヨーロッパなら「コンスタンティノープル」など地中海
中世ヨーロッパは一般的に5世紀〜10世紀の中世前期、11世紀〜13世紀の中世盛期さらに14・15世紀の中世後期の3つに分類されます。しかし、これらの時期を通してヨーロッパは常にイスラム教とであるサラセン人やオスマン・トルコからの侵略に悩まされ続けます。
476年の西ローマ帝国滅亡後の、地中海世界とイタリア半島の都市国家はどのようにそれらの異文化の脅威に対応したのか。塩野七生のコンスタンティノープルの陥落」「ロードス島攻防記」「レパントの海戦」にその答えを見つけることができます。
キリスト教が社会を支配していた中世ヨーロッパではイスラムを異教とする十字軍運動がある一方、地理的にイスラム文化圏と近接する地域では自然科学の導入という側面もありました。それら文明の衝突を小説で楽しめるのは塩野七生の作品ならではです。
ルネサンスなら「ベネチア」「フィレンツェ」の物語
近代ヨーロッパの夜明けルネサンス。ルネサンスはイタリアから始まり、西ヨーロッパで展開された14~16世紀の文化・芸術運動をいいます。キリスト教的価値観が支配する封建的中世ヨーロッパから宗教改革の活動で近代への移行期となりました。
古代ギリシア・ローマ時代には「人間こそが万物の尺度」とヒューマニズムが重視されていましたが、ローマ帝国がキリスト教を国教と定めて以降、教会の権威が増すにつれ徐々にヒューマニズムは影を潜めていき、ヨーロッパは封建的で硬直した社会となっていきます。
ところが十字軍の遠征により、ヨーロッパにイスラム文化、古代ギリシア文化に触れる機会がもたらされ、ヒューマニズムへの回帰をめざすルネサンスが生まれるのです。これら社会の転換期を塩野七生はキリスト教社会とイスラム教社会の双方の視点からから描きます。
学びたいポイントで選ぶ
歴史を扱った塩野七生の作品。これらの本の読書を通じで自分は何を求めているのか、何を学びたいのか? それらのポイントを明確にすることで、読書がさらに有意義なものとなるでしょう。
英雄から「リーダー論」を学ぶ
塩野七生の作品にはユリウス・カエサル、チェーザレ・ボルジアといった現代でも知られる英雄が登場します。彼らがリーダーとしてどのように組織を成功に導き、目標を達成したのかを学ぶ教科書としても役立ちます。
歴史上の偉人の成功と失敗からリーダーのあるべき姿を具現化するヒントを得ていきましょう。下記の記事では、マネジメント本について詳しくご紹介しています。合わせてご覧ください。
偉人の「名言」から生き方を学ぶなら
塩野七生の作品には時代と性別を問わず様々な魅力的な歴史上の偉人が登場します。ユリウス・カエサル、ティベリウス、マキャヴェリなど、歴史に残る偉業を成し遂げた個性あふれる偉大な先人たち。
歴史上の偉人の名言がちりばめられた塩野七生の著作を通して、人間とは何か、どう生きるべきかを見つめ直してみましょう。
歴史から「現在の日本社会」をとらえるなら
塩野七生の歴史小説では、登場人物の魅力ある人間性を楽しむだけではなく、当時の社会情勢や時代の価値観を読み取ることもできます。それら歴史となった過去の事象から、今の社会にも通じる教訓を学ぶためのヒントを得ていきましょう。
「歴史から学ぶ」という体験は意外と身近にあるのですね。
読書にかけたい時間で選ぶ
塩野七生作品には、ローマ人の物語など単行本で十数巻に及ぶものから、エッセイのような比較的短い話を集めたものまで様々な長さのものがあります。本と向き合いたい時間や目的など、ご自身の気分に合わせて選んでくださいね。
じっくり歴史に向き合うなら「シリーズ本」
塩野七生の代表作である「ローマ人の物語」をはじめ壮大なシリーズ本はまさに読書の喜びを与えてくれます。壮大な古代ローマの世界を長く味わえるのはシリーズ本ならでは。カエサルやハンニバルなど、お気に入りの英雄の巻から手にとってみるのもいいですね。
通勤通学などスキマ時間に読むなら「文庫本」
エッセイ集や小話を集めた文庫本なら、気軽に持ち運べて通勤通学などの空いた時間にさくっと読むのに最適です。重厚な上製本・ハードカバー本でなくとも塩野七生作品のおもしろさに違いはありません。センスとウィットに富んだ作品は人生を豊かにしてくれますよ。
下記の記事では、文庫本について詳しくご紹介しています。合わせてご覧ください。
塩野七生のおすすめ作品比較一覧表
商品 | 画像 | 商品リンク | 特徴 | ページ数 | ジャンル | 発売日 |
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楽天 Amazon ヤフー |
大帝国ローマの一千年にわたる興亡の物語 |
208ページ |
歴史・時代小説 |
2002/6/1 |
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激動の生涯を描く傑作歴史長編 |
500ページ |
歴史・時代小説 |
2019/12/23 |
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イタリア・ローマの視点から眺めた日本 |
256ページ |
政治入門 |
2010/5/19 |
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マキャベリ思想の箴言集 |
288ページ |
政治学 |
1992/11/30 |
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ビザンチン帝国首都の盛衰を描く壮大な歴史絵巻 |
304ページ |
歴史・時代小説 |
1991/4/29 |
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毎日出版文化賞受賞の塩野文学初期の傑作 |
434ページ |
歴史・時代小説 |
1982/9/28 |
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十字軍の道のりをたっぷりと味わう! |
462ページ |
歴史・時代小説 |
2018/12/22 |
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ヴェネツィア共和国の壮大な興亡史 |
240ページ |
歴史・時代小説 |
2009/5/28 |
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新たな塩野ワールドの幕開け!ローマの前史、ギリシアを描く |
360ページ |
歴史・時代小説 |
2015/12/18 |
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人生の豊かな味わいに誘う24のエッセイ |
256ページ |
エッセイ |
1996/12/24 |
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男の色気はうなじに出る |
458ページ |
恋愛論 |
2017/12/15 |
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海洋国家ヴェネツィアに落日の陽 |
320ページ |
歴史・時代小説 |
1991/6/28 |
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なぜこんなに面白いのか!騎士団の戦いを読む |
288ページ |
歴史・時代小説 |
1991/5/29 |
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塩野七生の初期作品!彩り豊かに描かれるルネサンス |
448ページ |
歴史・時代小説 |
2012/7/28 |
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著者一流のエスプリで読み解く好エッセイ |
288ページ |
エッセイ |
1994/3/30 |
通販サイトの最新売れ筋ランキングもチェック!
各通販サイトの売れ筋ランキングもぜひ参考にしてみてください。
※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。
コロナ自粛から生まれた塩野七生の新刊
2017年の年末に「ギリシア人の物語 III 新しき力」が出版されて以降、しばらく新刊のニュースがなく塩野七生ファンの方は寂しい思いをされていたのではないでしょうか。ご本人もインタビューで、アレクサンダー大王を書いてこれで私も死ぬなと思っていた、と語ってらっしゃいました。
ところが、実際には死ぬこともなく生きている中、何もしないのは疲れる。コロナでロックダウン下のローマの自宅から一歩も出ることができないなか、書き上げたのが新刊の「小説イタリア・ルネサンス」なんだそう。
学習院大学の卒業論文のテーマも「イタリア・ルネサンス」の塩野七生。ご自身の分身として創作した主人公の男性と女性が、500年昔のイタリアにタイムスリップして生きる歴史エッセイ。塩野七生ファンなら楽しめることまちがいなしですね。
塩野七生の気になるファッション
塩野七生は1937年生まれとご高齢でありながら、その洗練されたファッションは同性からの称賛を浴びています。細身の体にピシッと伸びた背筋。シンプルなスーツにゴージャスなジュエリーを纏った姿はまさにイタリアのマダム。
イタリアのレストランでウェイターたちが塩野さんに対し、ナイトが女王陛下に仕えるように接していた話が山田詠美のエッセイ(4 Unique Girls 人生の主役になるための63のルール)にもあります。同性から見てもおしゃれでかっこいいファッションのお手本。
ブランド品でなくても本当に上質で良いものを着ることの大切さを説いている塩野七生。イタリアで長い間生活してきてこそのファッションセンス。エッセイなどの作品を読むことで、上質なものを嗅ぎ分けるセンスを学びたいですね。
まとめ
今回は塩野七生の作品のランキング15選を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。塩野七生の小説には様々な時代背景や舞台のものがあり、それぞれに価値ある人生の道標が得られます。ぜひ自分の興味にあうお気に入りの一冊を見つけてくださいね。
本サービス内で紹介しているランキング記事はAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどECサイトの売れ筋ランキング(2021年12月12日)やレビューをもとに作成しております。
地中海世界の歴史をいろどるさまざまな歴史上のエピソードが塩野七生の視点から語られるエッセイ集。塩野七生の作品を読んだことのない初心者や電車の中でちょっと読むのにもおすすめです。
ヴェネツィアの運河を軽やかに滑るゴンドラは、なぜ黒く塗られているのか? トルコのスルタンに献上されたフランス女の辿った数奇な運命とは? など、思わずえっそうなの?! と驚いてしまう興味深いエピソードが著者一流のエスプリを交えておさめられています。