【新生児は飲んじゃだめ?】赤ちゃんに白湯を与える場合の方法・作り方紹介【生後1ヶ月にも!】
2024/08/30 更新
赤ちゃんの水分補給にミルクや母乳のみでは脱水症状になるのではないかと心配な方は白湯をあげましょう。今回の記事では赤ちゃんに白湯をあげる際のいつからがいいかのタイミングや量について紹介。デメリット・新生児は飲んだらだめなのかについても取り上げています。
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目次
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赤ちゃんの水分補給には人肌の温度に温めた白湯もおすすめ
「白湯」とはお湯を沸騰させたものです。水を15分ほど沸騰させることで、水に混ざった不純物を除去できるため、赤ちゃんが水分補給のときに飲む水は白湯を使い、人肌の温度である35〜37°くらいまで少し冷ましたものをあげるのが一般的です。
そうは言っても、産後の健診でも特に指導がないと、赤ちゃんに白湯を飲ませていいのかだめなのか迷ってしまいますよね?「母乳やミルクだけ十分」でいいのか迷うほか、いつから飲ませていいのか、量はどの程度なのかなど気になるかと思います。
そこで今回は、新生児に白湯を飲ませることのメリット・デメリット、飲ませるタイミング等についてご紹介します。また赤ちゃん用の白湯の作り方についても記事の後半で解説していますので、ぜひ最後までご覧になってくださいね。
赤ちゃんに白湯を飲ませるメリット
育児の考え方は時代により変化するものですが、今日では、「必ずしも赤ちゃんに白湯を与える必要はない」と考えられています。おじいちゃんおばあちゃん世代の育児では赤ちゃんに白湯を与える習慣がありましたが、そのメリットは何なのでしょうか?
夏場や暑い日の水分補給になる
赤ちゃんの発汗量は、大人のおよそ2倍になるとも言われています。そのため赤ちゃんの健康を守るためにも水分補給は大切です。特にお風呂上りやお出かけ、夏場のお昼寝などで、赤ちゃんはたくさんの汗をかきます。
白湯を飲ませることで水分補給になり、脱水症状を引き起こすことを対策できるメリットがあります。粉ミルクだと消化器官への負担が心配なときでも、白湯ならこまめな水分補給が可能です。
ただし、母乳やミルクで水分補給がしっかりとできている場合は、ミルクや母乳の哺乳量が減ってしまう心配があるため、無理に白湯を与えるのは控えましょう。
便秘の改善
赤ちゃんに白湯を飲ませることで、便秘の改善の効果が期待できます。というのも、白湯を飲むことで腸の働きを活発化させたり、便をやわらかくできたりと、便秘の解消に繋がると言われているからです。
特に離乳食を開始した赤ちゃんは、腸内環境が変化していることもあり、便秘を起こすことも多くなります。そんな時に、白湯を飲ませることで便秘解消の効果が期待できます。また、オリゴ糖を少量混ぜるとさらに効果的との意見もあります。
虫歯の対策
白湯は赤ちゃんの虫歯対策にも効果的です。ミルクや母乳を飲んだ後に白湯を飲ませることで、歯ぐきや乳歯を洗うことができるからです。赤ちゃんの口の中はとても繊細ですが、白湯で口の中を清潔に保つことができます。
食後に白湯を飲む習慣をつけておくと、歯磨きをしないで寝てしまった場合でも、お口の中の食べ残しを減らすことができます。
哺乳瓶に慣らす
母乳だけ飲んでいる赤ちゃんは哺乳瓶に慣れていません。そんな時に白湯を哺乳瓶で飲ませることで、哺乳瓶に慣れさせる効果が期待できます。母乳があげられないときに、ミルクを嫌がらずに飲ませられるように哺乳瓶の練習をすることができます。
哺乳瓶に慣れていくと離乳食が開始してから、マグカップで水や麦茶を飲むのもスムーズにできるでしょう。
薬を飲ませる手助けに
たとえ甘くても苦味や独特の舌触りのある薬を嫌がる赤ちゃんはたくさんいます。そんなときは薬を白湯で溶いて味を薄めてあげましょう。母乳やミルクに混ぜてもいいのですが、場合によっては母乳やミルクそのものを飲まなくなることもあるので注意しましょう。
卒乳に
赤ちゃんへの授乳を卒業させたいタイミングで白湯を使うのも一つの手です。各家庭の考え方や環境次第で卒乳の方法はさまざまですが、いつものミルクや母乳を少しずつ白湯に変えていき、赤ちゃんの卒乳を手助けできます。
赤ちゃんに白湯を飲ませるデメリット
赤ちゃんに白湯を与えることは、メリットがある一方で注意したいことやデメリットもあります。ここでは白湯を飲ませるデメリットについてご紹介します。
飲みすぎるとミルクや母乳の量が減る
赤ちゃんに白湯を与えることで、ミルクや母乳の量が減ってしまうのは注意したい点です。赤ちゃんに白湯をほんの少しだけ与えるはずが、たくさん飲んでしまうことがあるからです。
白湯でお腹がいっぱいになってしまい、大切な栄養源である母乳やミルクをあまり欲しがらなくなってしまう心配があります。
白湯を作るのに手間がかかる
水道水で白湯を作る場合は、いくら沸騰させても、カルキなどの不純物を完全に除去することは困難です。さらに、やかん等の器具に雑菌が付いている可能性も考えられます。また、水道水にはトリハロメタンという有害物質が含まれています。
含有量としてはごくわずかで、健康に被害を及ぼさないとされていますが、赤ちゃんに飲ませるとなると心配になります。しかも沸騰すると2~3倍に増えてしまうので注意が必要です。赤ちゃんに毎日飲ませることを考慮すると、15分以上沸騰させることが大切です。
長時間の持ち運びには不向き
白湯は作ってから時間がたったり、口をつけて放置してしまうと雑菌が繁殖する可能性があります。短時間の持ち運びなら問題はありませんが、長時間になる場合は飲ませる分だけを容器に入れて与えましょう。
口をつけたところはその都度洗い、清潔にしておけば雑菌が繁殖しにくくなります。持ち運びには水筒などを使うと便利です。
生後1ヶ月未満の新生児はだめ?白湯は飲んでいいの?
現在の産院では、生後1ヶ月未満の新生児に白湯を飲ませるという指導はしていないのが一般的です。また、1989年にWHOとUNICEFが「母乳育児を成功させるためには、医学的必要がない限り、新生児には母乳以外の栄養や水分を与えない」と発表しています。
もし白湯をあげるのであれば、新生児期を過ぎた生後2ヶ月以降を目安としましょう。それまでは、栄養補給の面からも、母乳とミルクだけを与えるのが望ましいです。汗をかいて脱水症状が心配なら、赤ちゃんの様子を見ながら判断していくことをおすすめします。
そして離乳食が始まる生後5~6ヶ月くらいには、水分補給のため等で白湯を飲ませてもいいでしょう。白湯を与えるべき期間や与える量も、絶対的な基準や規定はありませんので、赤ちゃんの様子を見ながら臨機応変に対応してください。
赤ちゃんに白湯を与えるタイミングはいつから?量はどのくらい?
赤ちゃんに白湯を与えるのはいつからがよいのでしょうか?ここでは、いくつかの具体例を挙げ、赤ちゃんに白湯を飲ませてあげるべきタイミングや量をご紹介します。
赤ちゃんが便秘気味のとき
上記でも紹介しましたが、赤ちゃんに白湯を飲ませることで、便秘の改善に繋がります。で特に赤ちゃんは便秘になりやすい傾向にありますが、白湯を飲むと水分補給になるため、便を柔らかくすることが期待できます。
ただし白湯を与えても効果がなく、苦しそうにしていたり、機嫌が悪かったりするようであれば、病院を受診することをおすすめします。
赤ちゃんの脱水が心配なとき
赤ちゃんは母乳やミルクをしっかりと飲んでいれば、脱水になることはあまりありません。ただしお風呂上りや夏場のお出かけなどは、大量に汗をかいてしまいます。そんな時は、脱水になりやすくなっています。
特に注意したいのが、体の水分が足りなくなるとおしっこの回数が減ることです。ミルクをきちんと飲んでいるけれど、いつもより汗をかいた時などは白湯で水分補給するのも一案です。
ミルクや母乳をしっかり飲んでいるのに、いつもと比べておしっこの回数が少ないと感じるときは、水分不足の可能性があるため白湯を与えてみましょう。
目安量は10~30ml
赤ちゃんが摂る水分量は体重10kg未満であれば、母乳やミルクを合わせて、体重1kgあたり1日100mlが目安です。最初はスプーンから少量を与えて、ミルクや母乳以外の味に慣れさせていくのがよいでしょう。
目安としては10~30ml程度の白湯を与えるのがよいですが、赤ちゃんの飲む量や月齢に合わせて調整してください。白湯でお腹が満たされてしまうと、母乳やミルクを受けつけなくなることもあるので、白湯を飲ませるタイミングには十分注意しましょう。
白湯を飲まないときは麦茶もおすすめ
水分補給として白湯を与えても、飲まない赤ちゃんもいるでしょう。普段飲んでいるミルクや母乳とは違う味に、ビックリしてしまう赤ちゃんもいます。そんなときは、ベビー用の麦茶を試してみてください。
やかんで煮出す麦茶を与える場合は、15分以上沸騰させたお湯を使って薄めにするのがポイントです。麦茶にはミネラルも含まれているため、夏場やお風呂上がりの水分補給にもピッタリです。
ただし、白湯と同じように生後2ヶ月ごろから赤ちゃんの成長や様子に合わせて与えてみてください。
赤ちゃんが飲める白湯の作り方と使う水について
赤ちゃんに白湯を飲ませることについて、メリットだけでなくデメリットもあることを紹介してきました。また飲ませるタイミングや量も大切です。ここからは、赤ちゃんが飲める白湯の作り方や、使うお水についても確認しておきましょう。
ミネラルウォーターならポットやケトルで温めて使う
ミネラルウォーターを使えば赤ちゃんにも安心と思われるママも多いのではないでしょうか?ただし、注意する点があります。赤ちゃんに飲ませるには、ミネラル分が少ない軟水や、不純物・ミネラル成分を含まない純水を選びましょう。
なぜなら、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分を多く含む硬水は、赤ちゃんの胃腸に負担となってしまう可能性があるからです。白湯の作り方は、やかんや鍋、電気ポットなどで温めてから、人肌程度になるまで冷ましましょう。
天然水ならミネラル分の少ない軟水を選ぶ
天然水を使う場合は、ミネラル分の少ない軟水を選ぶのがおすすめです。ミネラルウォーターと同じように、電気ケトルやポットなどを使って温めてから冷まして与えましょう。天然水はミルクなどにも使えるので、ストックしておくと便利です。
水道水は必ず15分以上沸騰させる
日本の水道水は赤ちゃんに適した軟水です。しかも厳しい水質基準をクリアしており、赤ちゃんに与えても基本的に問題のないお水です。ただし先にも触れたように、水道水には残留塩素が含まれていますし、沸騰させることでトリハロメタンが増えてしまいます。
ごくわずかなので、健康に影響することはないと考えられていますが、未発達な赤ちゃんのためには、少しでも取り除いてあげたくなります。したがって、水道水で白湯を作る場合には、必ず15分以上沸騰させることをおすすめします。
なお電気ポットなどは、15分間沸騰した状態を保てないため、水道水で白湯を作るのには不向きといえます。ただし、一度しっかり沸騰させておいたものを、電気ポットなどで温めなおして利用することはできます。
白湯を手軽に作るならウォーターサーバーが便利
手間なく白湯を用意したいママにおすすめなのが、「ウォーターサーバー」です。ウォーターサーバーは多くの場合、軟水の天然水や、不純物などを徹底的に除いたRO水を使用しているため、沸騰させなくてもそのまま赤ちゃんに飲ませることができます。
水道水の成分が気になるママも、成分が保証されているウォーターサーバーのお水なら安心です。チャイルドロック機能搭載のものや、自動クリーニング機能が付いているものを選ぶと、小さなお子さんがいても安心して使うことができます。
白湯の飲ませ方
赤ちゃんに最初に白湯を飲ませるときはスプーンがおすすめです。少量からはじめて少しずつ量を増やしていきましょう。慣れてきたら哺乳瓶で飲ませるのにも挑戦してみましょう。ミルクよりもサラサラしているので、出方の違いに注意です。
飲ませるときの注意点
白湯は母乳やミルクと違い栄養はないので過剰にあげてしまう、赤ちゃんのと健やかな成長の妨げになります。また、水分を取りすぎるとお腹を下す原因にもなり得るので気を付けましょう。
赤ちゃんの白湯作りにおすすめのウォーターサーバーの紹介
ここでは赤ちゃんの白湯作りに一押しのウォーターサーバーをご紹介します。選ぶポイントとしては、以下のポイントを基準にしました。ウォーターサーバーを利用すれば安心で安全なお水を、手軽に赤ちゃんに飲ませてあげることができます。
・硬度の低い軟水であること
・チャイルドロック機能が付いている
・ママ向けプランが充実している
・アフターフォローがしっかりしている
赤ちゃんの白湯作りにはティファールのケトルもおすすめ
赤ちゃんの白湯作りにミネラルウォーターや天然水を使うのであれば、ティファールの電気ケトルが便利です。温度調節ができるタイプであれば、赤ちゃんに飲ませやすい温度で保温してくれます。
以下では、おすすめのティファールの電気ケトルを紹介しています。ぜひ、合わせてチェックしてみてください。
白湯の保存には魔法瓶ボトルがおすすめ
白湯をあげる際にいちいちお湯を沸かすのは手間がかかります。白湯の保存には温度を一定に保ってくれる魔法瓶の水筒などがおすすめです。なお24時間で使い切るようにしましょう。以下で魔法瓶水筒のおすすめを紹介しているのでぜひご覧ください。
まとめ
赤ちゃんに白湯を飲ませることについてご紹介してきました。赤ちゃんにとって白湯は、必ずしも必要というものではありません。赤ちゃんが嫌がるときは無理に飲ませることはせずに、ゆっくりと赤ちゃんに合わせて進めて行くのがおすすめです。
本サービス内で紹介しているランキング記事はAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどECサイトの売れ筋ランキング(2024年08月30日)やレビューをもとに作成しております。
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