近年デジタル化が進みメモ帳アプリなどもたくさんありますが、いまだに手帳を持ち歩く方も多いです。手書きでメモを取った内容は記憶に残りやすく、より柔軟なアイデアに繋げるためにも有効です。なかでも高級感のある革手帳がおすすめです。

革特有の高級感のある見た目はスマートな印象を与え、使い込むほど味のある経年変化を楽しめて一生ものにもなります。しかし、ブランド・使いやすいサイズ・こだわるならオーダーメイドなど選ぶポイントがたくさんありますのでどれが良いか迷ってしまいます。

そこで今回は革手帳の選び方やおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。ランキングは価格・収納機能・使い勝手を基準に作成しました。購入を迷われてる方はぜひ参考にしてみてください。

手帳は毎日持ち歩くアイテムで1日のなかで触れる機会が多いからこそ、長く使える上質なものを選びましょう。選び方のポイントをご紹介していきます。

リフィルは手帳に使われる紙を指し、システム手帳とノート挟み込みに分類できます。利用シーンによって向き不向きがあり、使い勝手も異なります。

システム手帳は中央にリングが付いており、穴の開いたリフィルを装着・脱着するタイプです。横罫・方眼紙・カレンダー・TODOリストなど好きなリフィルを組み合わせられるのが魅力です。ページを入れ替えられるので長期的な利用ができます。

ただ、リングに手が当たるので書きにくい・取り外したリフィルは別途保管が必要などデメリットもあります。

ノート挟み込みタイプには、別売りの紙手帳に装着するカバータイプと、ノートのような一体型タイプがあります。どちらも手帳のページは固定されており、入れ替えたり追加したりといったカスタマイズはできません。

とはいえ、リングが付いていないので書き込みがしやすく、システム手帳よりもメモした内容の保管・管理をしやすいのが特徴です。

手帳を選ぶとき重視したいポイントのひとつがサイズです。利用頻度・用途によってもおすすめのサイズは異なるため、ぴったりな手帳のサイズを見極めましょう。

ミニサイズのA6サイズは持ち運びしやすく、文字も書きやすいと人気のサイズで、縦155mm×横110mmの文庫本と同じくらいです。小さなカバンに入れても違和感なく持ち運べるので重たい手帳が好きではない方におすすめの手帳サイズです。

A6よりも一回り大きいB6サイズをバイブルサイズとも言います。片手で持ち運びしやすいのに記入欄は大きいため、小さい文字を書くのが苦手な方におすすめです。縦182mm×横128mmで青年漫画の単行本くらいの大きさです。

スケジュール管理・タスク管理がメインであればこのサイズで十分です。仕事とプライベートで手帳を使い分ける必要もないため、社会人・学生の方など世代を問わず使いやすい手帳サイズです。

なお以下の記事ではスケジュール帳の人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひご覧ください。

A6サイズを2倍の大きさにしたA5サイズは、縦216mm×横154mmで文庫本2冊を並べたくらいの大きさです。手帳としては大きめなので、1ページのスペースに書き込める内容や情報量が多いのが魅力です。

多くの情報を一元管理でき、過去の記入内容をたどるのにも便利なため、メモ・会議の議事録・考えをまとめるために使うビジネスマン・自宅で日記をつけたい主婦の方などにおすすめの手帳サイズです。

手帳としては最大級の大きさとなるのがB5サイズです。縦265mm×横188mmで週刊誌や学習用ノートと同じサイズです。持ち歩いて利用するよりは常にオフィスや自宅に置いておき、スケジュール管理や書き込みをするのに向いています。

議事録・アイデアのメモ・思考の整理にはもちろん、週間・月間のスケジュールを一覧でき、各日ごとの書き込みもできるため、さまざまなタスクの同時進行にも重宝します。手帳をノート代わりとして使いたい方におすすめの手帳サイズです。

革手帳に使用される革にはさまざまな種類があり、素材によって色合い・艶・肌触り・耐久性などが異なります。革素材それぞれの特徴を押さえておきましょう。

牛革は安価でありながら重厚かつ高級感があるため、多くの手帳に利用されている本革素材です。最初は硬めに感じられますが、使い込むうちに手になじみ愛着が湧きます。耐久性も高く型崩れしにくいため、長期にわたって利用できます。

本革製品ならではの質感や風合いが少しずつ変化するので飽きずに使えるのもポイントです。メンテナンスを定期的に行えば10年以上は使えます。

ヌメ革は革本来の自然な表情と柔らかな質感が特徴的で、ほかの革素材よりも繊維が細かく丈夫です。使えば使うほど色合いが変化して味わいが出てきます。そのぶんコストは高めになりますが、上質な革素材にこだわりたい方にはおすすめです。

型崩れもしないので長持ちするのも魅力です。ただ、ほかの革素材より水に弱いので濡らしたりしないよう慎重に取り扱ってください。

革はそのままにしておくと腐ってしまったり硬くなってしまったりするものです。なめし加工を入れ、革の汚れを落としたり柔らかくしたりします。オイルレザーは、なめしをする段階でオイルを含ませ、より丈夫に・より滑らかに加工された革を指します。

革手帳を毎日使う方はどうしても表面に傷がつきやすくなってしまうものです。なるべく傷をつけずに革手帳を使いたい方におすすめなのがシュリンクレザーです。なめしの際に特殊な薬品を使い、人工的に革を収縮させてシワを作り出す加工が施されています。

ブライドルレザーはタンニンでなめしをした後、蜜やロウソクのろうを何か月も染み込ませたものを指します。耐久性と光沢感に優れた革に仕上がるのが特徴です。革手帳のツヤを楽しみたい方や丈夫なものをお探しの方におすすめの素材です。

なお以下の記事ではブライドルレザー財布の人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひご覧ください。

豚革は薄くて耐久性があるのが特徴で、牛本革の裏地として使われる素材です。なかでも特に柔らかいものをピッグスエード、透明感のあるアメ色のアメ豚といいます。薄くてスマートな見た目ながら耐久性にすぐれた革手帳をお探しの方におすすめです。

合成皮革はなんといってもリーズナブルな価格が魅力で、気軽に革手帳を購入したい方にぴったりです。ただ、牛本革が経年変化を楽しめるのに対して、合成皮革は色味が悪くなったりヒビ割れしたりと、劣化が早い傾向があります。

ずっと同じデザイン・カラーの革手帳を使いたい方には不向きですが、定期的に新調したい方におすすめの素材です。

手帳を選ぶときに忘れてはならないのが閉じ方です。使い勝手や収納のしやすさに大きく影響するので、目的に合ったものを選びましょう。

手帳を持ち歩く機会が多い方は、ボタン式のものを選ぶようにしましょう。スナップボタンのついたベルトで表紙と裏表紙を固定する構造なので、ほかの閉じ方よりも安定性が高く、カバンの中に入れておいても手帳が開いてしまう心配がありません。

マグネット式はボタン式と構造が同じですが、ベルトが磁石で固定されており、片手がふさがっているときでも少ない力でスムーズに開閉ができて便利です。会社や家に置いておく方にはおすすめの閉じ方といえます。

ベルト差し込み式は、表紙と裏表紙をつなぐベルトをバックルに差し込んで固定するタイプです。デザイン性の高さが魅力で、シンプルながらおしゃれでスタイリッシュな手帳を購入したい方におすすめです。

バンド式はゴムバンドで表紙と裏表紙をくくって固定するタイプです。手帳の幅が厚くなっても問題なく固定できるため、書類・カード・ペンなどを挟んだり、ページに別の紙を貼ったりする機会が多い方にはおすすめです。

毎回ゴムバンドを外さなくてはいけないので開閉に手間がかかるものの、しっかりと固定してくれるので持ち運びにも便利です。ただ、利用とともにゴムが緩くなってしまうため、経年とともに手帳またはゴム部分を買い替える必要があります。

ファスナー式はラウンドファスナーを閉じて手帳を固定するタイプです。スペースにゆとりがあればポーチのような使い方もできるため、ペン・メモ・付箋・名刺などの小物を一緒に保管できるのが魅力です。

手帳の背表紙だけでなく上下左右すべてがカバーされるのでページが折れる心配もなく、きれいな状態を保てるのもポイントです。

システム手帳を選ぶときはリングの大きさも考慮しましょう。リング径が大きい場合・小さい場合のそれぞれにメリット・デメリットがあるため、順番に解説していきます。

リング径が大きいと、それだけ装着できるリフィルのページ数は多くなるため、よりたくさんの情報を一元管理したい場合にはリング径が大きい手帳を選びましょう。手帳のリング径はほとんどが8〜30mmなので、15mm以上あれば収納力が高い手帳といえます。

リング径が大きい手帳は、リングが手に当たるので書き込みにくくなります。書き込む方にはリング径15mm以下の手帳がおすすめです。ただ、リング径が小さくなれば小さくなるほど書きやすさは上がるものの、収納力は下がってしまいます。

使いやすさと収納力のバランスを考慮してご自身に合う大きさのものを選びましょう。なお以下の記事では、ルーズリーフバインダーの人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひご覧ください。

手帳を持って移動する方には、手帳の外側・内側にポケットやペンホルダーが付いているタイプがおすすめです。特に手帳を出した際にすぐに記入したいならペンホルダーは必須です。

また、手帳に付箋や名刺などを挟めるポケットが付いていると失くす心配がありません。表紙と裏表紙の境がファスナーになっているタイプのものであれば、小さいポーチのような感覚で持ち歩けるので便利です。

しかし、なるべくすっきりしたものを持ち歩きたい方は革手帳に求めるポイントを明確にし、必要な機能の備わったものを選びましょう。

革手帳は人気ブランドから選ぶのもひとつの手です。デザインにこだわりたい方やプレゼントとして購入を検討している方は特に人気ブランドから選ぶと良いです。

イルビゾンテはイタリア・フィレンツェ発祥のレザー製品のブランドです。上質な本革を使ったシンプルかつ使いやすいものを扱っています。色合いも革独特の風合いを活かした優しく落ち着いた印象のものが多く、革手帳ならではの経年変化を楽しめます。

長く使いたい方・素材にこだわりたい方・年齢を重ねた方へのプレゼントにおすすめのブランドです。

ポーターはカバンメーカー「吉田カバン」の日本発祥ブランドで、おしゃれ好きな多くのメンズに人気です。国内ブランドだけあり、高品質・高機能な商品が多くシンプルなデザインが人気を集めています。

革手帳も機能性に優れたものを販売しており、ビジネスシーンからプライベートまでシーンに合ったアイテムを選べるのもポーターの魅力といえます。

ファイロファックスはおよそ100年の歴史を誇るイギリス発祥の老舗ブランドです。1度は使ってみたい王道ブランドであり、システム手帳のパイオニア的存在です。伝統と先進的な技術を組み合わせ、厳選された素材から魅力的な商品を生み出しています。

カジュアルなものからシックなものまでさまざまなシーンに合った手帳を探せます。カラーバリエーションも豊富で男女問わずお気に入りのカラーを見つけられるのも魅力です。年齢を重ねた方へのプレゼントとしてもおすすめのブランドです。

アシュフォードは日本発祥の大手システム手帳ブランドです。「良い製品には素材も吟味したものを」のコンセプトのもと国内はもちろん世界中から厳選した素材を輸入して製品を作っています。

長年の開発を重ねて製品化した利便性の高いリフィルが好評で人気を集めています。シーンを選ばず使える定番シリーズが多いので、社会人女性やビジネスマンの方におすすめのブランドです。

ダ・ウィンチは1980年に創業した熊本の老舗文具メーカー「レイメイ藤井」のブランドです。なかでもコートバンやアースレザーといった上質な革を使ったシリーズは「ダ・ヴィンチ  グランデ」と呼ばれ、使いやすさを追求した高級シリーズになっています。

大きさの割りに女性でも使いやすいものや、長く愛用するほどアンティークな風合いを醸し出すものなど、男女問わずお気に入りの1冊が見つかるブランドです。高級皮革を使用しながらも手が届きやすい価格設定なのも人気の理由といえます。

各通販サイトの売れ筋ランキングもぜひ参考にしてみてください。

※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

毎日肌身離さず使う手帳だからこそ自分だけの手帳カバーを手作りするのも素敵です。革手帳のカバーはお店で買うものと思われがちですが、レザークラフトキット・レザー・型紙・手帳本体を準備するだけで自宅で楽しくハンドメイドできます。

工程を簡単に説明すると、「型紙で型取り→革の裁断→トコ(床面)・トバ(側面)の処理→各パーツを貼り合わせ→木槌で縫い穴を開ける→針と糸で縫い合わせる」順序になります。布の裁縫とは工程が異なるので注意してください。

以下の記事では、レザークラフトキット・レザークラフト用ミシン・目打ちの人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひご覧ください。

一生ものになるものはやはりこだわりがあり、気に入ったものでないと使えません。そのため、ずっと長く使える革手帳が欲しいならオーダーメイドがおすすめです。オーダーしたものなら愛着がありますし、メンテナンスも苦じゃありません。

オーダーメイドの革手帳はインターネットでのオーダーもできますし、革製品店や工房なので実際に見た革から選ぶ方法があります。是非、検討してみてください。

革手帳は川の種類・ブランド・サイズなど選ぶ方法がたくさんあります。ぜひ、長く使える革手帳を手に入れてください。以下の記事では、システム手帳・手帳カバー・ノートカバー・手帳用ボールペンの人気おすすめランキングをご紹介しています。

今回は、システム手帳カバーの選び方や人気おすすめ商品ランキングをご紹介しましたが、いかがでしたか。毎日のスケジューリングがもっと楽しくなるように、自分に合ったシステム手帳カバーを見つけてみてください。