出張や遠出で重宝するスーツケースは、重い荷物も楽に運べる優れものです。しかし、ゴツくてデザイン性の高いブランドものが少ないイメージや、軽く畳める鞄と違って収納スペースなども気になって、どんなものを選んでいいのか迷ってしまいます。

実は、スーツケースの種類はとても豊富で、デザイン性の高いスーツケース・飛行機の機内持ち込みができるコンパクトなキャリーケース・軽いものなど数多くあります。また、高級メーカーや子ども用と選ぶポイントを絞れば、より選びやすいです。

そこで今回は普段からスーツケースを使用する100人におすすめのメーカーや選び方についてアンケートを実施しました。これからスーツケースの購入を考えている方向けに口コミもあるので、ぜひ参考にしてみてください。

今回100人に対して独自にアンケート調査を実施し、スーツケースを選ぶ際に重要視するポイントについて調べました。その結果、重視するポイントの上位には丈夫さ・デザイン・重量がランクインとの結果です。

以下では、この3項目について詳しく解説していきます。とくに丈夫さと重量は、使いやすさに直結する部分なのでよくチェックしてみてください。またすぐにランキングを見たい方は、下のボタンからご覧ください。

スーツケースを選ぶ際に重要視するポイントとして最も票が多かったのは「丈夫さ」でした。飛行機で荷物を預けると雑に扱われるときがあるので壊れないように丈夫さは大事なポイントになってきます。

また次に票が多かったのが「デザイン」です。スーツケースはサイズが大きく、普通に歩いていても目に入ってくるものなのでおしゃれなデザインにこだわる方も多いのがわかります。購入する際にはぜひチェックしてみてください。

3番目に多かったのが、重量です。スーツケースは長時間持ち運ぶものなので、できるだけ軽いものを選ぶのがおすすめですが、ただしその際は、強度が弱くならないように注意してください。重量が軽いものは階段などでも持ち運びやすいので便利です。

スーツケースは、さまざまなメーカーから販売されています。今回はスーツケースメーカーの人気ランキングも調査しました。その中でも、サムソナイトやリモワ、エースなどが人気であるのがアンケートからわかります。

たくさんの利用者から愛されているメーカーは、それだけクオリティが高いですので、選び方に迷われている方は、人気のメーカーから選ぶのもおすすめです。

アンケート調査で人気だったメーカーのおすすめ商品を入れつつ、amazon・楽天などのECサイトを参考に編集部で厳選したランキングを紹介しています。

各通販サイトの売れ筋ランキングもぜひ参考にしてみてください。

※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

スーツケースとキャリーケースに明確な違いはありません。キャスターつきであれば、スーツケースとキャリーケース両方の呼び名で呼ばれる場合が多いです。ただし、キャスターがないトランクタイプの鞄はスーツケースと呼ばれます。

スーツケースを選ぶポイントを解説します。機能性・サイズ・容量などから、自分に合ったスーツケースを選んでみてください。

飛行機に荷物を持っていく場合、サイズオーバーしてしまうと追加料金を取られてしまうので、注意してください。JALやANAなどの大手航空会社は、縦・横・奥行きが203cm以内で20kg前後と決められています。

スーツケースを選ぶ際に、SやMなどのサイズよりもL（リットル）を重要視してください。一般的に1泊なら10Lといわれており、3泊以上なら40L〜60L、1週間以上では90L以上のものがおすすめです。

キャスターは、スーツケースでの移動を楽にさせるのに直結する部分なので、荷物の量を目安にして、キャスターの数を決めてください。

4輪キャスターは10kg以上の、重い荷物が運びやすいです。総重量が10kg以上あると、2輪キャスターでは腕が疲れ、スーツケースに負担がかかり壊れやすくなる場合もあります。また、2輪に比べて4輪は小回りが利くのがメリットです。

ただ2輪キャスターと比べ音が大きいのがデメリットなので、静音キャスターを選んでみてください。

荷物が軽いなら、2輪キャスターがおすすめです。4輪だと苦手な凸凹道も楽に進めますし、音も静かになります。また勝手に動いてしまうときがなく、自立してくれるのもメリットです気になった方はぜひチェックしてみてください。

スーツケースを選ぶ際は、重量や強度にも注目してください。重量や強度は、持ち運びやすさや使いやすさに直結するからです。一般的に、ソフトケースの方がハードケースよりも軽くて運びやすいとされています。しかし耐久性の面では、ハードケースの方が優秀です。

スーツケースにはキャリーバーやエキスパンダブル機能など、あると便利な機能がたくさんあります。それぞれの機能を理解して、自分がほしいものを選んでみてください。

キャリーバーとはスーツケースを移動するときに持つ、ハンドルです。なかには高さを調節できるものがあり、身長に合わせて調節し、移動を楽にしてくれます。ときと場合に合わせて、調節してください。

タイヤの転がる音が気になる方は、静音キャスターがおすすめです。静音性に優れたキャスターがほしいなら、騒音レベルが50db以下のものを選んでみてください。360°回転して音がうるさくない消音タイプのものが人気です。

外側にファスナーが付いているものを、エキスパンダブル機能といいます。容量が拡張するので、旅先で荷物が増えても心配する必要がありません。対応力の高いスーツケースがほしい方におすすめです。

パソコンやタブレットなど、精密機械をスーツケースに入れて持ち運ぶ方は、専用ポケットが付いているものをおすすめします。専用ポケットには緩衝材が入っており、衝撃を吸収してくれるので安心です。

フロントポケットにパソコンを収納できれば、待ち時間にすぐ取り出して作業ができます。

スーツケースの開閉方法には、両面開きと片面開きがあるので、それぞれの特徴を解説します。ぜひ参考にしてください。

両面開きのスーツケースであれば、荷物を小分けに収納するのが可能です。またバンドやファスナーカバーが付いているものが多いので、固定できます。ただ荷物を出し入れするときに、寝かせて中央を広げないといけないのが面倒な点です。

片面開きであれば場所を取らないので、狭いスペースでも広げられ、出し入れも楽です。ただし仕切りがない場合が多いので、スーツケース用の収納ポーチを使い固定させないと、荷物がグチャグチャになるときもあるので注意してください。

スーツケース選びで悩んでいる場合は、人気ブランド・メーカーのものがおすすめです。使っている方も多いので、満足する商品が見つけられます。

リモワは120年以上の歴史を持つドイツの老舗メーカーであり、軽量で強度が高いアルミニウムを使ったスーツケースで評価されています。実用性が高く、シンプルながらもおしゃれなので世界中のビジネスマンからの人気が高いです。

スタイリッシュなデザインが人気のサムソナイトのスーツケースですが、オリジナル素材のコスモライトを使っており、耐久性も万全です。また軽いうえに、トラックに轢かれても復元する回復力があり、評価どおり最強のスーツケースといえます。

ロンカートは70年以上の歴史を持つイタリアのバッグブランドです。耐久性が高いハードタイプでありながらも、軽量で動かしやすいうえに、独特の色使いやデザインが特徴的なスーツケースを販売しています。

アメリカンツーリスターはアメリカの人気ブランドであり、現在はサムソナイトの傘下に入っています。アメリカンツーリスターのスーツケースは機能性が高いうえに、カラーバリエーションが豊富です。

CRASH BAGGAGEは、イタリア出身の若手デザイナーが立ち上げたブランドです。スーツケースはダメージを受けるものとし、もともと壊れたようなデザインといった、個性的なスーツケースが多くなっています。

コスパのいいスーツケースやビジネスバッグが人気のVARNICは、デザインはシンプルですが実用性に優れたブランドです。耐久性や軽さもあり、口コミなどで使い勝手がいい製品と高く評価されています。

1897年創業の英国の高級スーツケースブランド「グローブ・トロッター」は、なんといってもトランク型のスーツケースが特徴です。品質の良さとおしゃれさで定番的な人気のあるブランドといえます。ジェームズボンドコレクションもあり人気です。

HaNTは女性の意見を取り入れたかわいい商品が多いブランドです。内装の模様がカラーごとに違い、見えないところまでおしゃれに仕上げています。またプライバシーを守るために、内ポケットは外からは見えないメッシュポケットを採用し、女性にうれしい機能です。

無印のスーツケースは35Lサイズで14,900円とかなりリーズナブルな値段設定です。デザインもシンプルで、安いだけでなくベルトが付いているなど機能面もしっかりしています。口コミでは「とにかく丈夫。さすが世界のMUJI」と話題です。

スーツケースには、主にハードケースとソフトケースがあります。それぞれに特徴があるので、見てみてください。

ハードケースはスーツケースのなかでも、外からの衝撃を吸収してくれるので、耐久性が高いです。選ぶ際のポイントとしては、金属フレームの太さと溝の深さが大事になります。金属フレームは太いものが強く、溝の深さは10mmあれば歪みにくいです。

ファスナーハードケースはフレームハードケースよりも、重量が軽く使いやすいため人気です。ただファスナーが引き裂かれるといった、防犯面で心配との声もあります。ファスナーハードケースを選ぶなら、ファスナーの太さとセキュリティに注目してください。

ファスナーが細いと引き裂かれる可能性が高くなるので、できるだけ太いものを選んでください。YKKと呼ばれるブランドがおすすめです。

ソフトスーツケースはナイロンやポリエステルなど、柔らかい素材を使っているため扱いやすく、日常使いするのにおすすめです。マチを拡大できるといった柔軟性もあり、荷物が増えたときでも詰め込めます。

ただハードケースより耐久性はなく、扱い次第では割れてしまうときもあるので、注意してください。

フロントオープンタイプはメイン収納とは別に、前面に開閉できる収納スペースが備え付けられているタイプです。フロントオープンができるスーツケースなら、本やパスポートなど頻繁に出し入れするものを入れられます。

ただし、フロントオープンタイプの別収納ポケットは狭い場合が多いため、あまり多くのものを入れられません。また、ポケットによく使う小物を入れっぱなしにした状態で空港に預けてしまう失敗も多いので気をつけましょう。

スーツケースの素材には、アルミ合金やポリカーボネートなど、多くの種類があります。それぞれの特徴を理解して、自分に合ったものも選んでみてください。

アルミ合金はスーツケースの王道といわれ、気密性が高く強度な耐久性が魅力です。劣化もしにくいので、長い間スーツケースを使いたい方におすすめします。しかし比較的重量が重めなので、軽さを求める方には不向きです。

ポリカーボネートはスーツケース以外にも、防弾盾や強化ガラスなどにも使われており、薄い・軽い・丈夫と三拍子揃った素材です。耐久性がとても高いのにも関わらず、アルミ合金の3分の1の重量なので、力が弱い方にもおすすめします。

強化プラスチック素材のABS樹脂は、耐久性が高く安価なのが特徴です。素材としては70度以上の熱に弱く、温めすぎると劣化してしまいますが、スーツケースで使っている分には問題ありません。安くて耐久性がいいスーツケースをお求めの方におすすめです。

ソフトタイプのスーツケースは、軽くて柔軟性がいいメリットもある一方、水に弱いといったデメリットもあります。雨漏れが気になるのであれば、撥水加工されている生地や、止水ファスナーが使われているものを選んでみてください。

またこういった加工がされていなくても、スーツケース用のカッパを被せるという対策も可能です。

海外に旅行にいって荷物を預けた際、紛失するのをロストバゲージといいます。慣れない土地だと、そういうときも珍しくありません。こういった場合のために、あらかじめ見つけやすい特徴的なデザインのものを選ぶのをおすすめします。

キャスターの鍵の種類は、ナンバーロックや南京錠のようにさまざまです。苦にならず安全な鍵を選んでください。

現地で、鍵を失くしてしまう心配がある方は、ナンバーロック付きのスーツケースがおすすめです。ナンバーロックは数字を入れて開けるので、扱いやすく鍵を失くす心配がないのも嬉しいポイントになっています。

南京錠は鍵で開けるので、数字を覚えておく必要がありません。ただし鍵を失くしてしまうと困るため、注意してください。また南京錠はほかのものと併用できるので、スーツケース以外にも使いたい方におすすめです。

TSAロックはアメリカの空港で荷物検査に引っかかったとき、アメリカ合衆国運輸保安庁の鍵で開け閉じできます。TSAロックであれば、荷物検査のときに無理やりこじ開けられる心配がありません。

マチ幅拡張機能とはエキスパンダブル機能とも呼ばれており、スーツケースの容量を増やせるものです。マチ幅拡張機能があれば、帰りに荷物が増えても収納しやすくなります。ただし、容量が増えると機内持ち込みができなく恐れがあるので気をつけましょう。

スーツケースをコスパで選ぶ際は、耐久性を必ずチェックしてください。同じ素材を使っていても、安いものでは耐久性に問題があるかもしれません。ネットで購入するときには、レビューを見るのをおすすめします。

旅行などに出かける際には、子供たちもお菓子やおもちゃなどを入れる自分用のスーツケースやキャリーバッグがあると喜びます。子供用スーツケースを選さいのポイントはデザインだけでなく扱いやすさを重視してください。

扱いやすく動かしやすいのは、子供たち自身にとって、まわりの方たちにとっての安全性に直結します。また、上に乗ったり座ったりできるものだといちだんと楽で便利です。

以下の記事では、キッズ用スーツケースの人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひ合わせてご覧ください。

ケユカなど通販でスーツケースをチェックするのもおすすめです。通販には店舗で見ないようなデザインや機能のものも多く揃っているので、より選択肢を広げたい方にも適しています。ぜひチェックしてみてください。

スーツケースを機内に持ち込もうと思っている方は航空会社や飛行機のサイズによって持ち込めるサイズがきまっているので事前に調べておいてください。

JALやANAのルールではハンドバッグや傘、カメラのような手持ち品のほかに手荷物として預けられるのは1つまでと決まっています。重量は飛行機のサイズに関係なく10kgまでとなっています。

サイズは席数が100席未満の旅客機で3辺（縦・横・高さ）の合計が100cm以内、100席以上の旅客機だと115cm以内との決まりです。国内線だと席数が100席未満のケースがよくあります。

リーズナブルに飛行機を利用できるLCCはANAやJALよりも機内に持ち込めるサイズが小さくなります。手荷物に加えて高さ56×幅36×奥行23cm以内か7kg以内であれば機内に持ち込める決まりです。

航空会社によっては手荷物は無料でも預け荷物は有料の場合がありますので事前に確認してください。

海外の航空会社ユナイテッド航空やシンガポール航空など航空会社によって機内持ち込みできる手荷物のサイズがそれぞれ決まっています。規定サイズ以外は、買ってはいけないスーツケースです。利用する際は事前に確認をしておいてください。

スーツケースで海外に行く場合、機内持ち込みか航空会社への預かりを選べます。機内持ち込みはロストバゲージを防ぎやすく、自分の手元に大切な荷物を置けるので、安心して持ち運びがしやすい点がメリットです。

一方の航空会社への預かりは、機内持ち込みができないサイズでも無料で預かってくれる場合が多く、持ち運ぶ荷物の量を減らせるので身軽になれる点がメリットです。家族旅行など荷物が多いときに役立ちます。

使用頻度がそこまで多くなるかわからず購入で悩んでいる方はレンタルも視野にいれてください。サムソナイトやリモワ、エースなどお高いスーツケースもレンタルできるので使用感で悩んでいる方にもおすすめです。

今回はスーツケースのおすすめ人気ランキングと、選び方を紹介しました。旅行を快適に過ごすためには、自分に合ったスーツケースを選ぶのが大切です。旅行でもビジネスでも、いいスーツケースを選んでモチベーションを上げてください。