【料理研究家監修】料理酒の人気おすすめランキング15選【日本酒との違いは?】
2021/03/29 更新

料理を美味しく仕上げるために欠かせない料理酒。スーパーで購入できるパックのものから日本酒の蔵元が作る高級な純米料理酒までいろいろな種類があり、どれを選べばいいのか迷いますよね。今回は料理研究家の指宿さゆりさん監修のもと、料理酒の選び方とおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。
目次
料理酒を使いこなそう!
料理に欠かせない調味料の1つである料理酒。食材の臭みをとり、コクや旨味をプラスするなどさまざまな役割があるんです!上手に活用することでいつもの料理をさらに美味しくすることができますよ。
でもスーパーに行くとたくさんの種類の料理酒が並んでおり、料理初心者の方はどれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。また、料理上級者の方も料理の仕上がりを左右する料理酒にはこだわりたいという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、料理研究家の指宿さゆりさん監修のもと、料理酒の選び方・初心者から上級者までおすすめしたい料理酒をランキング形式でご紹介します。購入を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
料理酒ってそもそも必要なの?
料理酒を使ったときと使わないときでは料理の仕上がりに大きな違いが生まれるのをご存じですか?ここでは、なぜ料理酒が料理に欠かせない基本の調味料といわれているのか、料理酒の役割について詳しく解説していきます。
料理酒の役割
料理酒には、料理の仕上がりを大きく左右するさまざまな役割があります。どのような役割があるのが具体的に紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
食材の臭みを消す!
料理酒の最も大きな役割の1つが、食材の臭みを取ることです。料理酒に含まれる有機酸には臭みを抑える働きがあり、さらにアルコールには臭い成分を一緒に揮発させる共沸効果があるので、肉や魚の気になる生臭さを消す役割を果たしてくれます。
食材がやわらかく仕上がる!
料理酒に含まれるアルコールが素材の保水力を高め、さらに糖分がタンパク質と水分を結びつけて素材をやわらかくします。パサパサしやすい肉はできるだけ長時間漬けることでしっとり感もアップし、旨味成分もしっかり保持することができますよ。
コクと旨味をプラスする!
料理酒に含まれている有機酸やアミノ酸などの成分には、料理にコク・旨味・甘みをプラスしてくれる働きがあります。さらにブドウ糖やショ糖が上品な甘さやテリを出し、まろやかな味わいに仕上げます。
また料理酒は飲用のためのお酒と違い、酸味や雑味がそのまま残っているので、旨味を強く感じることができます。
味をしっかり染みこませる!
アルコールには、素材に浸透していく際に他の調味料の浸透性を高めるという働きもあります。素材に味がつきやすくなるので料理の味を均一に仕上げることができ、さらに仕上がりも早くなるので家事を時短したい方にもおすすめです。
香りづけができる!
料理酒に含まれるアルコールは肉や魚の臭みを消しながら、素材にお米の芳醇な香りを加えます。さらに加熱して蒸発する際に素材の香りを引き出し、味を整える働きもあります。調理の最初に入れるとアルコールの働きが最大限に活かされますよ。
料理酒と日本酒は何が違うの?
料理酒と日本酒の大きな違いは、食塩を加えているか加えていないかということです。一般的な料理酒には2~3%ほどの塩が加えられており、さらに商品によっては甘味料や酸味料が添加されています。そのため、料理酒は日本酒に比べて塩分が高く甘味も強めなのが特徴です。
また、料理酒はそのままでは飲めないように不可飲処置を施しており、食品に分類されます。酒税がかからないので20歳未満でも購入可能です。
料理酒と日本酒には、どちらにも料理をおいしくする働きがあります。素材の風味を生かしたい場合は塩分や添加物が含まれていない日本酒、濃い味つけの料理にはコクや旨味を与える料理酒を使うなど、それぞれの性質を踏まえて使い分けるのがおすすめです。
料理酒の選び方
料理酒にはさまざまな種類があるので、どれを選べばいいのか迷いますよね。ここからは料理酒の選び方のポイントについて詳しくご紹介していきます。
質が分かる原材料表記をチェック!
料理酒を購入する際はパッケージの原材料表示を見て、どんな材料で作られているか、どんな添加物が使われているかをきちんと確認し、用途に合ったものを選びましょう。
酒造りのために作られた「好適米」を選ぼう!
酒造好適米とは、日本酒造りを目的に作られたお米のことで、現在は100種類程度あります。有名なのは酒米の王様と呼ばれる山田錦、米王国である新潟を代表する五百万石、酒米の元祖とされる雄町などの品種で、種類によって香りや味わいが異なります。
酒造好適米の芳醇な旨味を味わってみたいという方は、原材料の酒米にもこだわって選んでみてください。
生産者のこだわりが見える「栽培法」を確認しよう!
安心・安全なものを使いたいという方には、無農薬自然栽培米や無化学肥料・無農薬の有機栽培米を使った料理酒をおすすめします。体に優しいのはもちろん、天然のアミノ酸を多く含んでいるので素材の旨味をしっかり引き出してくれますよ。
「添加物」は少ない方が良い!
市販の料理酒には食塩や酸味料などの添加物が含まれているものが多いですが、この添加物により、料理の仕上がりが大きく左右されるのをご存じですか?
ワンランク上の料理に仕上げたいという方には、食塩や甘味料などの余計な添加物が少ない純米料理酒がおすすめです。米本来の風味や香りで料理に深いコクを与えてくれますよ。
使い切る理想は「2ヶ月」、内容量に気をつけよう!
料理酒を選ぶ際は、内容量もしっかりチェックしましょう。料理酒の賞味期限は未開封の場合は1年程度ですが、開封後は酸化が進みアルコールが飛んでしまうので2ヶ月程度が目安とされています。
そのため、容量の多いものを購入してしまうと使い切れないまま賞味期限が切れてしまうことも。自分の使用する量に合わせて適切な内容量のものを選ぶことが大切です。
1人暮らしの方でも使いきれる「少量タイプ」に注目!
料理酒は、開封後2ヶ月程度で使い切るのが理想です。1人暮らしの方や料理をする機会が少ない方は、期限内で使い切れる小さいサイズの料理酒を選びましょう。大容量の方が割安ですが、使いきれずに無駄にしてしまうのを防ぐためにも使用頻度に合ったサイズを選びましょう。
日常使いの「コスパ」かおもてなし用の「高級」か!求める方向性を決めよう
料理酒は安価な市販品から、日本酒と価格が変わらない高級品まで価格帯が幅広くあります。手軽で使いやすい市販品は添加物が入っているのものが多いです。高価な高級料理酒は米と米こうじのみで作られた無添加のものを代表に、原材料や製造法にこだわって作られています。
日常的な料理に使う場合や手軽さを求めるならコスパのよい商品を、おせちなど特別な料理をつくるときやワンランク上の味にこだわりたいという方は高級料理酒を使うといったように、作る料理や用途に合わせて使い分けるのがおすすめです。
指宿さんおすすめ料理酒はこれ!

指宿さん
一般的な料理酒と比べ、天然アミノ酸が多く含まれています。
実際に調理に使用する際は、半量程度で十分。旨味は倍増しますし、長い目で見るとお得だと言えるでしょう。
素材の味をしっかりと引き出すことができるので、すまし汁などのシンプルな料理にも活用できます。
料理酒の人気おすすめランキング14選
白ワインや焼酎でも代用できる?
料理酒を切らした際は、代用として日本酒を使用するという方が多いと思いますが、白ワイン・焼酎・みりんなどの酒類も料理酒の代わりに使うことができます。白ワインはさっぱりしているため、魚介類を使った料理に合います。醤油との相性もいいので和食にもおすすめですよ。
焼酎はアルコール度数が高いため、食材の臭み取りにおすすめです。日本酒に比べると味わいや香りにクセがあるため、使用する量を控えめにしたり、煮込み料理などに使うのがおすすめです。
みりんもアルコールが入っているので料理酒の代わりに使えます。糖分が含まれており、肉じゃがや煮しめなどに甘みをプラスしたいときにおすすめです。以下の記事ではみりんのおすすめ商品をご紹介していますので、ぜひご覧ください。
おいしい料理酒を使って料理を楽しもう!
料理酒の選び方とおすすめの商品をご紹介しました。料理酒は料理の味を左右する調味料の1つです。上手に使って料理をもっと楽しみましょう。今回の記事を参考に、ぜひお気に入りの料理酒を見つけてみてください。
ランキングはAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどECサイトの売れ筋ランキング(2021年03月29日)やレビューをもとに作成しております。
天然アミノ酸を一般の料理酒の約5倍含む本格派料理酒です。全国新酒鑑評会金賞受賞蔵である福島県の老舗酒造大木代吉本店が醸造しています。米の発酵から生まれる天然のアミノ酸・有機酸・ぶどう糖が素材の味や料理の旨みを引き出し、コクのある味に仕上げることができます。