【2024年版】町田康作品のおすすめ人気ランキング15選【人気小説や最新作も】
2024/08/30 更新
パンクロッカー・役者・小説家として現在も多方面で活躍している町田康。独特な文体かつ、エッセイや詩集も発表しているため、どれから読めばいいのか迷っている方も多いはず。ここでは町田康作品の選び方と人気おすすめ作品をランキング形式でご紹介していきます。
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目次
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天才パンク思想の悪文体作家として知られる町田康
パンクロッカー・役者活動・小説家としてマルチに活躍している町田康。テレビや映画で活躍している姿や、町田康が携わった楽曲を聞くことはあっても、まだ町田康作品を読んでいないという方は多くいらっしゃるかもしれません。
そもそも小説なんてあまり読んだことがないという方もいますよね。実は、町田康のパンク思想が前面に出た作品が多く、斬新な文体や内容は小説・本を読んだことがない方でも楽しめます。また、町田康ワールドの深さには驚かされる作品も多いんです。
今回は、町田康作品の選び方と人気おすすめランキングをご紹介します。ランキングでは、ページ数・ジャンル・そのほかの特徴を基準に作成しているので、興味のある方は是非参考にしてみてください。
【結論コレ!】編集部イチ推しのおすすめ商品
町田康の小説作品おすすめ
中央公論新社
告白
Amazon での評価
(2024/10/31調べ)
代表作といえば告白!町田康作品を読むのならこの本から
町田康のエッセイ作品おすすめ
町田康の詩集作品おすすめ
角川春樹事務所
土間の四十八滝
Amazon での評価
(2024/10/31調べ)
新刊にも負けず現在でも人気!濃厚な町田康の世界
第九回萩原朔太郎賞受賞作である、町田康の美しい詩集。供花よりもある程度読みやすさがありますので、初めて町田康の詩集を読もうという方におすすめできる不朽の名作・作品となっています。
幻想的な情景描写や単純な心理描写ではなく、そこにあるのは町田康のアウトローで堕落的な世界観。一つ一つのことばがどれも町田康を感じさせ、小説やエッセイ以上に町田康ワールドを体感できるといえるでしょう。
ページ数 | 143ページ |
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ジャンル | 詩集 |
発売日 | 2004年 |
町田康作品・本の選び方
町田康作品・本は、詩・エッセイ・小説と多数のジャンルを書いています。そのため、自分の好きなジャンルや読みやすい作品から読み始めるとスムーズに読み進められます。
町田康作品のジャンルで選ぶ
町田康作品は大きく分けると、小説・エッセイ・詩という三つに分類できます。また、それぞれが混在している作品などもあります。
クセの強い商品をお探しの方は「小説作品」がおすすめ
人生の落伍者・怠け者・他人から見ればあきれるほど強いこだわりを持っている。そんな性格の主人公を徹底的にいたぶり、社会からの抑圧を独特の方法ではねよけようとする、というのが町田康作品の特徴です。
一言でいえばパンク、といえる町田康作品。現代小説でみると非常にアウトローな存在ではあります。しかし、それゆえにクセの強い魅力的な作品が多いです。一味変わった小説を読みたい方におすすめです。
不思議な魅力のある商品をお探しの方は「エッセイ作品」がおすすめ
町田康のエッセイ作品は、ほかのエッセイ作品とは異なった特徴を持つことが多いです。ズバリ、すべてが本当のことではないかもしれないという余白です。自分自身について語る本当のことがすべてではない、というメッセージ性が強いです。
また単純なエッセイではなく、エッセイと詩が掛け合わされた作品も存在します。町田康さんを音楽や役者として知っている方や、さらに町田康さんの世界を掘り下げたい方におすすめです。
町田康のファンの方は「詩集」がおすすめ
もともとはパンクロッカーとしてキャリアがスタートした町田康。そのため執筆活動を始め最初に発表したのは詩集の供花です。今までの詩表現にはない独特のリズムと構成は賛否両論ありました。しかし、それすらも自身の魅力にしてしまうのが天才たる所以でしょう。
小説やエッセイと比べかなり複雑な場合がありますので、町田康のファンや詩をもともと好きである方におすすめです。
町田康の受賞作品で選ぶ
数々の文学賞を受賞している町田康。各文学賞の特徴や規模を把握していると、よりどのような作品であるのか、どの程度知名度があるのかという指標になります。
本格的な純文学を読みたい方は「芥川賞受賞作品」がおすすめ
新人作家に贈られる名誉高く、格式のある芥川賞。芥川賞はほかの文学賞と比べたときの特徴はというと、純文学に贈られる文学賞ということです。芥川賞を受賞している作品は、カッチリとした純文学の形式をとっています。
しかし、そこまで意識しなくても気軽に読むことが可能です。芥川賞というお墨付きがある、名作なのだという感覚で読んでいけばいいでしょう。下記の記事では、芥川賞受賞作品について詳しくご紹介しています。合わせてご覧ください。
時代を象徴する作品をお探しの方は告白など「谷崎潤一郎賞受賞作品」がおすすめ
谷崎潤一郎賞は、芥川賞とは異なり新人作家であるという基準はありません。時代を象徴するような小説・戯曲に対して贈られる文学賞です。ある程度砕けすぎておらずに、その作品によって国内外に影響を与えた作品が受賞している傾向が強いです。
町田康の受賞作品の場合は、かなり入り組んだスタイルではある反面、告白など文学史に名を刻んだともいえる作品が受賞しています。
インパクトのあるストーリーが好きな方は「川端康成文学賞受賞作品」がおすすめ
川端康成文学賞の選考基準は短編小説に限定されています。短編から中編を得意としている町田康がこの文学賞を受賞するのは、ある意味では当然といえるかもしれません。短いながらも、インパクトのあるストーリーが評価される傾向が強いです。
権現の踊り子が受賞作品であり、短編作品の中でもひときわ異彩を放つすばらしい作品といえるでしょう。
町田康作品の長さで選ぶ
読書をするタイミングはそれぞれです。よりよく読書をするためには、自分の読書タイムにあわせて作品の長さを変えることが必須です。
世界観に浸りたい方は「町田康作品の長編・比較的長い作品」がおすすめ
ジャンルで言うと、一部のエッセイや長編小説が町田康の比較的長い作品といえます。町田康の作品は独特で町田康独自のリズムでストーリーが進行していくので、長編小説などを読む際は落ち着いた環境で、比較的長く読書したほうがいいでしょう。
チャールズ・ブコウスキーや坂口安吾が好きな方におすすめです。初めて町田康作品を読む方でも、丁寧に読んでいけば楽しめます。文章量的には、挫折するほど長いといった作品はほとんどありません。
下記の記事では、純文学について詳しくご紹介しています。合わせてご覧ください。
気軽に読みたい方は「短編集・比較的短い作品」がおすすめ
ほとんど作家の場合、長編作品よりも短編集のほうが読みやすく、また魅力がわかりやすく表現されていることが多いです。しかし、町田康作品の場合、一部のエッセイや詩は初めての場合は少し読みにくく感じるかもしれません。
そのため、何度か町田康作品を読んだことがある方や、町田康が作詞した曲が好きだという方には比較的短い作品をおすすめします。下記の記事ではそのほかの短編小説の人気おすすめランキングをご紹介しているので確認してみてください。
町田康作品のもつ雰囲気で選ぶ
町田康作品は、数多く存在します。その日の気分や自分の好きな雰囲気に合わせて、作品が持つ雰囲気で選ぶと失敗するリスクを下げられるでしょう。
ユーモアがあり猫を題材とした作品を読みたい方は「明るい作品」がおすすめ
町田康の独特なユーモアから、ほっこりとする作品まで明るい雰囲気の作品は、実は意外と多く存在します。笑えるものは底抜けに笑える作品もありますので、笑いでストレスを発散したいという方にもおすすめです。
猫が好きということから、猫についてのほっこりとする作品やわかりやすい作品もあります。その反面一部非常に独特なユーモアが出てくる作品もありますのでご注意を。それを含めても町田康作品の明るい作品は、気分を盛り上げてくれるでしょう。
独自性の高い商品をお探しの方は「暗い作品」がおすすめ
町田康作品のメインの作風といえば、怠惰な主人公が巨大な組織や社会に打ちのめされながらも、自分自身を貫くといったストーリーです。あまりにも残酷な方法でいたぶられるので、思わず義憤を感じることもあるでしょう。
あるいは些細な人間の闇や不愉快さをテーマにした作品もあります。町田康の着眼点の愉しさをもっとも感じられるのは暗い雰囲気の作品といえるでしょう。また、下記の記事では、そのほかのホラー小説についてもご紹介しているので確認してみてください。
新しい物語を読みたいなら「新刊」をチェック
町田康は、現在でも新しい作品を次々と生み出しています。町田康の新刊情報については、以下のサイトなどで随時更新されているので、新しい物語を読みたい方はこまめに最新情報をチェックしてみてください。
町田康の小説作品人気おすすめランキング10選
講談社
宿屋めぐり
Amazon での評価
(2024/10/31調べ)
どこからどこまでが現実なのか
町田康ワールドが展開する時代もの風小説。あらすじは主人公が太刀奉納をするべく行脚の旅をしている途中に、白いくにゅくにゅとしたものに飲み込まれ、虚実の世界へと飲み込まれてしまうといったものです。
ストーリーを完全に理解するのはかなり難しいです。内容が非常に突飛なので、ほかの町田康作品で肩慣らしをすることをおすすめします。町田康の世界が縦横無尽に展開される、町田康上級者向けの作品といえるでしょう。
ページ数 | 752ページ |
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ジャンル | 長編小説 |
発売日 | 2012年 |
私には町田氏の文体がツボです。
この作品はちょっと怖い内容です。
角川書店
パンク侍、斬られて候
Amazon での評価
(2024/10/31調べ)
時代劇なのに時代劇を超えたパンク時代劇
天才的剣術の持ち主である、浪人・掛十之進。ふと街道沿いの茶屋を見ると盲目の親子とみられる男女。瞬間、刀を抜き盲目の老人を斬りその場を立ち去ろうとするも物語は意外な方向に向かっていきます。
奇想天外なイベント・時代劇であるはずなのに飛び交う現代語・自分が正気化疑うほどの狂ったキャラクターなど、町田康のパンクワールドが遺憾なく発揮された作品です。
ページ数 | 360ページ |
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ジャンル | 長編小説 |
発売日 | 2006年 |
映画は猿と馬鹿の戦いに入る前と後で雰囲気が変わりますが、原作はずっとひょうひょうとした時代劇のままでした。
文藝春秋
屈辱ポンチ
Amazon での評価
(2024/10/31調べ)
疾走する町田康の思想世界観へ
貧乏暮らしのパンクロッカーである岡倉は、居候をきめこもうとした浜崎邸に転がり込もうとするが、浜崎はラリってしまい手が付けられません。そんな浜崎の頼みで、ある男への嫌がらせをすることになってから物語が急展開を迎えるという話です。
自堕落で貧乏な主人公が、さまざまな騒動に巻き込まれていくようになぜか感情移入してしまう、爆笑必至の中編小説。短くまとめられているので、スキマ時間にも読めるでしょう。
ページ数 | 214ページ |
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ジャンル | 中編小説 |
発売日 | 2003年 |
町田氏は不条理な世界を書かせたら面白い。
怖いくらいに凶悪狂暴の世界。
講談社
権現の踊り子
Amazon での評価
(2024/10/31調べ)
町田康の魅力が詰まった町田康ワールド短編集
第28回(2002年) 川端康成文学賞受賞を受賞した町田康の短編集。一見つかみどころのない町田康の文体が、最後まで読み切るうちにその良さがわかりハマってしまいます。どの短編も町田康の魅力が詰まっています。
パン・不条理・堕落・爆笑がつまった小粒だがピリリと辛い傑作短編集です。町田康作品を知るための入門書ともいえるでしょう。
ページ数 | 256ページ |
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ジャンル | 短編小説 |
発売日 | 2006年 |
町田康。たぶん好き嫌いが分れる作家だと思う。
何も知らずに読むと足を掬われます。
河出書房新社
ギケイキ: 千年の流転
Amazon での評価
(2024/10/31調べ)
「義経伝」×町田康ワールド
古典義経伝を町田康の独自の世界観とパンクな文体で蘇らせた大河長編小説。町田康の作風はやはり時代ものと合っている感じさせます。大河ドラマすでに義経伝を知っている方や、時代ものが好きな方におすすめできる作品です。
独自の解釈で源義経や武蔵坊弁慶をパンクに肉付けし、縦横無尽に駆け回るエキセントリックなストーリといえるでしょう。大河ドラマや歴史好きな方にもおすすめです。
ページ数 | 395ページ |
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ジャンル | 長編小説 |
発売日 | 2018年 |
膨大な時間軸のなかで、この後史実通りに物語が展開するのか、バガボンドのように独自の解釈をくわえながら別の世界に飛んでゆくのか、続編に期待が膨らむ内容だった。
初めて読んだ町田作品だったが、何とも形容しがたい読後感だった。また町田氏の文体には独特の粘りがあり、最初は戸惑ったが次第に慣れた。
講談社
浄土
Amazon での評価
(2024/10/31調べ)
心に響くパンクが感じられる短編集
町田康の、とくにことばの面白さがたまらない短編集。序文から町田康の奇想天外な世界に放り込まれてしまいます。町田康のパンクは、社会的に弱い者が、心をなくし普通に働く者へ逆襲するといったことがテーマなのだと感じさせます。
町田康の短編集の中でも特にある意味で難解で、ストーリーも摩訶不思議なものがおおく、その分作品ひとつひとつが濃厚で楽しめます。日常のちょっとした時間に最高のパンクを感じたい方におすすめです。
ページ数 | 304ページ |
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ジャンル | 短編小説 |
発売日 | 2008年 |
新潮社
夫婦茶碗 (新潮文庫)
Amazon での評価
(2024/10/31調べ)
夫婦そろって堕落の道へ
仕事もなければ金もない、持つべきものはすべてなし。そんな夫婦が起死回生、一発逆転のギャンブルとして賭けに出たのは、世にも珍妙なメルヘン執事とは。町田康の作品群は男性の自堕落な主人公がメインでした。
頑張れば頑張るほどダメになる、頑張らなければそれはそれでダメ。不条理な世界で堕落していく、町田康美学が楽しい作品です。ほかにも人間の屑が収録されています。町田康が初めてでも比較的読みやすいのでおすすめです。
ページ数 | 221ページ |
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ジャンル | 中編小説 |
発売日 | 2001年 |
『くっすん大黒』と同時収録の『河原のアバラ』のダメ人間さがすごかったけど、『夫婦茶碗』はそれに負けず劣らずのダメさで、『人間の屑』でダメ人間の頂点を極めた感じする。
文藝春秋
くっすん大黒
Amazon での評価
(2024/10/31調べ)
デビュー作にして町田康の大傑作
1996年発表の町田康デビュー作。デビュー作にして、町田康の作風はこのころにはスタイルとして完成されており、さらに熟成されています。よどみなく読みすすめられる、既存の文学を一蹴した町田康の文学が楽しめます。
謎が謎を呼ぶ町田康ワールドが怒涛の勢いで最後まで続きます。しかし、不思議と最後にはスッキリとしたラストがありますので、ファンの方は要必見です。
ページ数 | 181ページ |
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ジャンル | 中編小説 |
発売日 | 2002年 |
パンクのヒトだけあってか破壊的で?テンポのよい文章。
とても読みやすいです。
中央公論新社
告白
Amazon での評価
(2024/10/31調べ)
代表作といえば告白!町田康作品を読むのならこの本から
第四十一回谷崎潤一郎賞受賞作。町田康作品で間違いなくナンバーワンの作品は本作であるといえるでしょう。町田康節さく裂の時代もので、なぜ人間を殺めるのかといった普遍的テーマに迫った、850ページにもおよぶ超長編小説です。
文章としては長い作品になります。しかし、圧倒的に楽しめる作品となっていますのでぜひご覧ください。きっと、心に残るすばらしい作品となります。
ページ数 | 850ページ |
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ジャンル | 長編小説 |
発売日 | 2008年 |
時代物はなんとなく敬遠してきたのですが、なぜもっと早く読まなかったのかと後悔するほどの大名著。
町田康の小説作品おすすめ商品比較一覧表
商品名 | 画像 | 購入サイト | 特徴 | ページ数 | ジャンル | 発売日 | |
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1位 |
Amazon 楽天 ヤフー |
代表作といえば告白!町田康作品を読むのならこの本から |
850ページ |
長編小説 |
2008年 |
||
2位 |
Amazon 楽天 ヤフー |
デビュー作にして町田康の大傑作 |
181ページ |
中編小説 |
2002年 |
||
3位 |
Amazon 楽天 ヤフー |
夫婦そろって堕落の道へ |
221ページ |
中編小説 |
2001年 |
||
4位 |
Amazon 楽天 ヤフー |
心に響くパンクが感じられる短編集 |
304ページ |
短編小説 |
2008年 |
||
5位 |
Amazon 楽天 ヤフー |
町田康作品の中でも不思議な文体・世界観 |
213ページ |
中編小説 |
2004年 |
||
6位 |
Amazon 楽天 ヤフー |
「義経伝」×町田康ワールド |
395ページ |
長編小説 |
2018年 |
||
7位 |
Amazon 楽天 ヤフー |
町田康の魅力が詰まった町田康ワールド短編集 |
256ページ |
短編小説 |
2006年 |
||
8位 |
Amazon 楽天 ヤフー |
疾走する町田康の思想世界観へ |
214ページ |
中編小説 |
2003年 |
||
9位 |
Amazon 楽天 ヤフー |
時代劇なのに時代劇を超えたパンク時代劇 |
360ページ |
長編小説 |
2006年 |
||
10位 |
Amazon 楽天 ヤフー |
どこからどこまでが現実なのか |
752ページ |
長編小説 |
2012年 |
||
※ 表は横にスクロールできます。
町田康のエッセイ作品人気おすすめランキング3選
中央公論新社
テースト・オブ・苦虫
Amazon での評価
(2024/10/31調べ)
エッセイの境界をさまよう爆笑必至のエッセイ
町田康の世界観に触れてみたいという方におすすめしたいエッセイ。エッセイでありながら、ただ日常の些事を書き綴いているというわけではなく、もはや一つの小説作品のような、身の詰まったエッセイとなっています。
町田康が日常でふと思ったことが、こんなにも爆笑できるほどの話に膨れ上がるのかと驚嘆です。非常にユーモラスなエッセイなので、笑ってストレスを発散したいと考えている方に適しています。
ページ数 | 251ページ |
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ジャンル | エッセイ |
発売日 | 2007年 |
知らずに読み始めると便所の落書きとしか思えない苦痛を強いられますが、大体100ページも読むと、そこには至福の花園が開けます。そして一度ハマるともう虜になりますね。
角川春樹事務所
壊色
Amazon での評価
(2024/10/31調べ)
日本語はこんなにもパンクとして輝けるのか
初期衝動を強く感じるものであり、純粋なエッセイというより、詩や小説が混在した作品でもあります。エッセイでありながら、町田康という人間を知るための説明書というほうがいいかもしれません。
若き町田康の苦節に満ちた生活が、町田康が選び抜いたことばとともに紡がれる文章は、町田康エッセイ作品の中でもひときわ輝いています。あるときは小説として、詩として読める多面的な構造は何度読んでも飽きがきません。
ページ数 | 242ページ |
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ジャンル | エッセイ |
発売日 | 1998年 |
町田康の著書を読むようになって、自分の日本語能力が上がりました。などとインチキ健康器具のキャッチコピーのような事を言ってしまいましたが、私の中では事実なのです。
ちょっと特異な文体でとっつきにくいですが、慣れれば大丈夫でしょう。家族(猫)との、いや猫に振り回される私(町田氏)の日常が書かれています。
下記の記事では、そのほかのエッセイについてもご紹介しているため、興味のある方は是非下記のポイントを参考にしてみてください。
町田康の詩集作品人気おすすめランキング2選
思潮社
供花(くうげ)
Amazon での評価
(2024/10/31調べ)
町田康の初期衝動が込められた怒涛の詩集
作家活動を始め、初めて発表した作品がこの供花です。既存の詩のリズムやスタイルを徹底的に無視し、町田康のスタイルが遺憾なく書き綴られた詩集です。理解するというよりも肌で感じるといった楽しみ方が向いている詩集といえます。
町田康の初期衝動を感じ取ることができますので、町田康ファンならば必読の詩集です。やはり、町田康の小説の作風のように濁った空気感と、社会に歯向かうか細く弱い存在との対比がうまく表現されています。
ページ数 | 172ページ |
---|---|
ジャンル | 詩集 |
発売日 | 1997年 |
角川春樹事務所
土間の四十八滝
Amazon での評価
(2024/10/31調べ)
新刊にも負けず現在でも人気!濃厚な町田康の世界
第九回萩原朔太郎賞受賞作である、町田康の美しい詩集。供花よりもある程度読みやすさがありますので、初めて町田康の詩集を読もうという方におすすめできる不朽の名作・作品となっています。
幻想的な情景描写や単純な心理描写ではなく、そこにあるのは町田康のアウトローで堕落的な世界観。一つ一つのことばがどれも町田康を感じさせ、小説やエッセイ以上に町田康ワールドを体感できるといえるでしょう。
ページ数 | 143ページ |
---|---|
ジャンル | 詩集 |
発売日 | 2004年 |
この人の紡ぐアウトロー的コトバの世界に、ノックアウトされちゃいます。普段、詩なんか読まない、という人にオススメの一冊です。
通販サイトの最新売れ筋ランキングもチェック!
各通販サイトの売れ筋ランキングもぜひ参考にしてみてください。
※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。
町田康の現在は?病気って本当?
町田康の現在が気になる方も多いのではないでしょうか。ネットで「町田康」で検索すると、「病気」などのワードがあるため、何らかの疾患にかかっている噂も回っていますが、町田康が病気にかかっているとの情報はありません。
そのほかの小説作品もチェック
小説が好きな方は、ほかの作家の小説もおすすめです。小説はどれも作家によって特徴が大きく異なります。ストーリー展開や文章表現が違うため、自分好みの作品を見つけることができます。
また、町田康以外にも難解で考えさせられる作品を書いている小説家も多いです。下記の記事ではそんな小説の人気おすすめランキングをご紹介しているので、是非確認してみてください。
まとめ
ここまで町田康のおすすめ作品をランキング形式でご紹介しました。稀代のパンク作家町田康の知られざる作品の魅力と、選ぶ際のちょっとしたポイントさえしれば、きっと楽しい読書ライフを送ることができるはずです。
本サービス内で紹介しているランキング記事はAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどECサイトの売れ筋ランキング(2024年08月30日)やレビューをもとに作成しております。
第四十一回谷崎潤一郎賞受賞作。町田康作品で間違いなくナンバーワンの作品は本作であるといえるでしょう。町田康節さく裂の時代もので、なぜ人間を殺めるのかといった普遍的テーマに迫った、850ページにもおよぶ超長編小説です。
文章としては長い作品になります。しかし、圧倒的に楽しめる作品となっていますのでぜひご覧ください。きっと、心に残るすばらしい作品となります。