森博嗣のおすすめ人気作品ランキング15選【シリーズものからエッセイまで!代表作も紹介】

森博嗣氏は、デビュー作の『すべてがFになる』をはじめとするシリーズやエッセイなど人気作の多いミステリー作家です。多くの著書がドラマ化・映画化・アニメ化されており、どの順番に読めばよいのか迷っている方もいるでしょう。今回は、そんな森博嗣の代表作も含めた人気おすすめランキングをご紹介します。

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森博嗣氏の魅力とは?

森博嗣は工学博士でもあり、『理系ミステリィ』と称されるように、トリックに理系知識を使うのが特徴です。論理的な文章でありながら、詩や歌詞、シュールなジョークが挿入されるなど、既存の作家に見られない作風が多くのファンの心を掴みました。

 

また、シリーズをまたいで世界観が繋がっていることも魅力の一つです。何度も読み込んで相関図を作るなどファンならではの楽しみもあります。作家自身はどの順番でも良いと公言していますが、より世界観が理解しやすいおすすめの順番もあります。

 

今回は、森博嗣作品の選び方と人気ランキングをご紹介します。ランキングは読みやすさ・口コミ評価・人気度などを基準に作成しました。エッセイや代表作を含め映画化作品などにも注目して、ぜひご覧ください。

【結論コレ!】編集部イチ推しのおすすめ商品

1位

講談社

すべてがFになる

価格: 869円(税込)

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※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。

1作目にして最高傑作!シリーズの相関図はここから始まる

『S&Mシリーズ』の第一作目にしてデビュー作です。衝撃的な内容で最高傑作として人気があり、工学などの理系分野の知識を中心に構成されたシリーズは『理系ミステリィ』と称されています。

 

全10作品が刊行されており、どれも本格ミステリーとしての評価が高くなっています。この「すべてがFになる」は他のシリーズともつながりがあり、その作品世界の相関図を描く上で欠かせない1作です。

基本情報
ジャンル ミステリィ
シリーズ S&Mシリーズ
ページ数 524ページ

森博嗣作品の選び方

森博嗣作品にはS&MシリーズVシリーズといったシリーズの作品が発表されているほか、SF幻想文学・架空戦記・エッセイなどさまざまなジャンルの作品も豊富なのが特徴です。

おすすめシリーズから選ぶ

最も選びやすいのは、森博嗣氏の中で人気のシリーズを選ぶことです。ここでは人気のシリーズをいくつかご紹介します。

人気シリーズなら最高傑作もある「S&Mシリーズ」がおすすめ

デビュー作『すべてがFになる』を含めたS&Mシリーズはジャンルからいえば、推理小説になります。このシリーズは『理系ミステリィ』と称されていて、その理由は謎のトリックに工学などの理系分野の知識を中心に構成されているためです。

 

全部で10作品が刊行されており、どれも本格ミステリーとしての評価が高くなっています。デビュー作は最高傑作とされ、『メフィスト賞』を創設させるきっかけにもなりました。

順番に読むなら探偵役が痛快な「Vシリーズ」がおすすめ

『Vシリーズ』の名前の由来は探偵役のイニシャルからとられたものです。話の流れは、登場人物の一人・保呂草順平が探偵役で友人である瀬在丸紅子らと遭遇した事件を回想で語る、といった形式になります。

 

登場人物の心理の流れなどが多く描かれていますが、トリックや構成は『S&Mシリーズ』に比べると比較的オーソドックスです。本作はS&Mシリーズに比べ、作品間のつながりが強く、順番に読み進めていけば話の流れをより理解できます。

 

下記の記事では推理小説について詳しくご紹介しています。ぜひ参考にご覧ください。

世界観が繋がっているなら相関図ができあがる「Gシリーズ・Xシリーズ・Wシリーズ」

過去に登場した人物が多く登場する群像劇のような『Gシリーズ』『S&M・V・四季シリーズ』の番外編でもある『Xシリーズ』、未来が舞台となっており『百年シリーズ』との関連が示唆されている『Wシリーズ』、いずれもどれかしらと世界観を共有するシリーズです。

 

友人や知り合いなど登場人物でみごとな相関図もできあがります。やはり知った名前がほか作品に登場すると楽しいものです。世界観の繋がっているものが多い『S&Mシリーズ』『Vシリーズ』を読了してから読み始めるのもおすすめします。

飛行機好きには「スカイ・クロラシリーズ」がおすすめ

『スカイ・クロラシリーズ』は著者が手掛けた架空戦記のシリーズになります。現実とはやや違う世界を舞台に、PMC(民間軍事会社)のパイロットをする人間が主人公の作品です。戦争と並んで『キルドレ』と呼ばれる存在が物語に関わってきます。

 

しかしその設定の根幹が明かされることはありません。また登場人物の名前は日本風ですが、それ以外に日本を表現する要素は徹底的に排除されているのも特徴の一つです。

ジャンルで選ぶ

著者はミステリーのほか、SF・幻想文学・架空戦記・エッセイなどさまざまなジャンルの作品も多く発表されています。ここでは有名なジャンルを三つご紹介しましょう。

メインジャンルなら代表作も多い「ミステリー」がおすすめ

やはり、著者の中では一番多く書かれているミステリーが一番のおすすめです。『S&Mシリーズ』『Vシリーズ』『Xシリーズ』などの中で代表作も数多く、ドラマ化・コミカライズもされています。

 

小説を読むのは難しい!という方は、コミカライズやドラマから挑むのも入りやすさの1つです。下記の記事ではミステリー小説について詳しくご紹介しています。ぜひ参考にご覧ください。

戦記ものならアニメ映画化もされている「架空戦記」がおすすめ

ミステリー以外のさまざまなジャンルの一つが『スカイ・クロラシリーズに知られる架空戦記ものです。もし小説というジャンルが読みづらいという方には第一作がアニメ映画化されているので、先ずはそちらから導入として入ってみるのもおすすめします。

 

なお、上記の画像はシリーズ完結後に読むことをおすすめする短編集「スカイ・イクリプス」です。

等身大の作家・森博嗣が垣間見えるものなら「エッセイ」がおすすめ

森博嗣氏は数多くのエッセイを出版していて、その中には、作家・森博嗣氏の頭の構造や、小説の書き方などさまざまな情報が詰まっています。そういうところを見ながら、実際の小説を読むことでさらに楽しみが増すのです。

生きるヒントをもらいたいなら新書「自己啓発本」もおすすめ

小説・エッセイの他にも集英社新書や新潮新書から生きる上で何かの「ヒント」となり得る自己啓発本も出版されています。「人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか」「面白いとは何か? 面白く生きるには?」「勉強の価値」などの内容です。

 

タイトルだけで興味をひかれ手に取ってみたくなるような魅力的な本で、ほかのジャンルとはまた異なり楽しめます。

小説が難しい場合は「映像化されている作品」をチェック

森博嗣氏の著書の中には映像化されているものがありますので、「いきなりたくさんの文章を読むのはちょっと」とか「読書は苦手だけど有名な著書は気になる」という方には、世界観に触れるための最初のステップとして映像化されているものから観るのもおすすめです。

 

「S&Mシリーズ」の「すべてがFになる」を含む、シリーズ中5作品が2014年にテレビドラマ化されています。いずれの話も前後編の2話完結というかたちをとっており、作品をコンパクトに楽しめる構成です。

 

下記の記事ではドラマ化・映画化された作品について詳しくご紹介しています。ぜひ参考にご覧ください。

難しい話なら親しみやすい「映画・テレビアニメ」をチェック

押井守監督による長編アニメーション映画化がされた「スカイ・クロラ」は、戦記ものというと苛烈な印象を持ってしまいがちですが、本作はものがなしくも美しい音楽がぴったり合う雰囲気が印象的な作品です。やや大人向けの映画となっています。

 

また、2015年に「すべてがFになる」はテレビアニメ化もされており、こちらは全11話とドラマ版よりもややじっくりと作品世界を楽しめる内容です。下記の記事では小説について紹介しています。ぜひ参考にしてください。

森博嗣作品の人気おすすめランキング15選

15位

講談社

森博嗣のミステリィ工作室

価格: 836円(税込)

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※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。

作家・森博嗣のミステリィのルーツに触れてみよう!

森博嗣氏が『ミステリィ』を書く上で影響を受けた本百冊のセレクトや『S&Mシリーズ』の自作紹介など、作家・森博嗣のルーツを知るうえでは欠かせない一作です。レビューでもファン必携の一冊だと語られています。

 

内容としてはミステリィを書く上で、影響を受けた100冊をセレクトした「ルーツ・ミステリィ100」、S&Mシリーズの自作解説「いまさら自作を語る」のほか、同人誌時代の漫画や専門誌に寄稿したエッセィ等収録です。

基本情報
ジャンル エッセイ
シリーズ ノンシリーズ
ページ数 448ページ

口コミを紹介

第一部のミステリィ100冊の選択が素晴らしい。衝撃、独創、洗練、感性、残留の各項目5点法で満点の作品があるが、そのレビューも大変参考になる。

出典:https://www.amazon.co.jp

14位

SBクリエイティブ

お金の減らし方

新書で読む!作家が語るお金に縛られない生き方

森博嗣のお金に対する考え方やそもそもお金とは何なのか、ということがわかりやすく書かれています。作家らしい論理的な語り口で、必要以上にお金に囚われている生きていないだろうか?などと考えさせられる新書です。

基本情報
ジャンル エッセイ
シリーズ
ページ数 264ページ

口コミを紹介

自分にとっての価値とは自由とは。
自分は自分の選択で自由にやっていると感じていたが、それは本当に自由を実現しているだろうか。
時間とお金はやりたいことをするための手段に過ぎない。

出典:https://www.amazon.co.jp

13位

講談社

つぶやきのクリーム The cream of the notes

価格: 638円(税込)

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森博嗣氏が呟くとクールなエッセイになる

森博嗣氏が手がけたエッセィシリーズ『クリームシリーズ』の第一弾で、現在は文庫版が展開されています。「カロリィゼロ」から「人生の勝ち負け」まで、ままならない世の中に対する森イズムです。

 

何から手をつけたら良いのかわからない状態とは、なんでも良いから手をつけた方が良い状態のことである、など小説家・森博嗣がつい誰かに教えたくなって真面目に綴った、世界の見え方が変わるつぶよりのつぶやきになります。

基本情報
ジャンル エッセイ
シリーズ クリームシリーズ
ページ数 240ページ

口コミを紹介

10年前の作品であるが独自の視点で世間の動きを捉えており簡潔にまとめてるところが魅力である、仕事、人間関係、お金などについて、こんなとらえかたがあるのかと感心させられる、表現者として素晴らしい。

出典:https://www.amazon.co.jp

12位

幻冬舎

すべてがEになる I Say Essay Everyday

価格: 757円(税込)

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インターネット上で公開している日記を書籍化

森博嗣氏がインターネットの日記で公開している内容を書籍化した『日記』シリーズの第一弾になります。速筆で知られる森博嗣氏が構想と執筆にきっかり一年を費やした大作です。この作品から、筆者の思考を読み取ることができます。

基本情報
ジャンル エッセイ
シリーズ 日記シリーズ
ページ数 503ページ

口コミを紹介

おそらく全作家で初めての試みではなかったろうか。今のようにblogで自らの日々を綴るのが普通な時代ではない。そういう意味でそれを本にまでした森氏はやはり只者ではない、と言えるだろう。

出典:https://www.amazon.co.jp

11位

講談社

今はもうない SWITCH BACK

価格: 990円(税込)

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ファンからナンバーワンの声も高い代表作

『S&Mシリーズ』第八作目の本作は、ファンの間で「ナンバーワン」という声が多く聞かれる代表作です。おなじみの主要人物ではなく、作中に登場する人物の一人称で語られていくのが大きな特徴になります。

 

避暑地の別荘にて、隣り合わせの部屋で起きる事件で、姉妹が一人ずつ死体となって発見されますが、2つの部屋は密室状態、というあらすじです。読者が続々と「気持ちよく騙された」と語るに相応しい至高の一冊といえます。

基本情報
ジャンル ミステリィ
シリーズ S&Mシリーズ
ページ数 544ページ

口コミを紹介

森博嗣作品は全て読んでいますけど、これがナンバーワンですね。
本当、気持よく騙されたという感じ。読んだあと、とても嬉しかったです。

出典:https://www.amazon.co.jp

10位

幻冬舎

工学部・水柿助教授の日常

価格: 628円(税込)

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エッセイ風とも取れるミステリィじゃないミステリィ

N大学工学部の助教授である水柿小次郎が、ミステリィ好きの妻・須摩子へ向けて周囲に起こるささやかな不思議を語っていくなど、読者の間では「これは森先生のエッセイではないだろうか」との憶測飛び交う小説です。

 

タイトルに「日常」を冠するとおり劇的な展開は無いものの、ユーモア溢れる言葉選びで森博嗣氏の「森節」を存分に堪能できます。また、理系出身者ならば思わずクスリと笑ってしまうような「理系ギャグ」も見どころのひとつです。

基本情報
ジャンル -
シリーズ Mシリーズ
ページ数 324ページ

口コミを紹介

こんなに読んでいて笑みがこぼれる作品は久々ですね。
森博嗣氏に見えている素敵な世界。
ユーモアに溢れ、圧倒的に自由な思考。
楽しい読書時間でした。

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9位

講談社

今夜はパラシュート博物館へ THE LAST DIVE TO PARACHUTE MUSEUM (講談社文庫)

価格: 1,974円(税込)

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さまざまな『森博嗣』が楽しめる短編小説集

森博嗣氏の書く短編をまとめた短編集で、メフィストにて掲載された『どちらかが魔女』など八作品が収録されています。また『S&Mシリーズ』『Vシリーズ』の主人公が登場する短編も収録です。

基本情報
ジャンル ミステリィ
シリーズ ノンシリーズ
ページ数 266ページ

口コミを紹介

タイトル通り様々な「オチ」が並べられている。最後に「ああそうか」と頷く作品もあれば、どこが「オチ」なのかわからないようなものまであり、まさに「オチ方の博物館」といった趣向だ。

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8位

講談社

彼女は一人で歩くのか? Does She Walk Alone? Wシリーズ

価格: 726円(税込)

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人間性とは何か?命とは何か?森博嗣氏が知見する未来の物語

自律型アンドロイド『ウォーカロン(Walk-Alone)』が存在する未来の物語です。主人公である博士は、何者かに命を狙われることになります。ウォーカロンと人間を識別するための研究成果が問題の可能性が出てくるのです。

 

森博嗣氏の著作では一番新しいシリーズで、既存シリーズを読まなくとも理解できる作品になっていますが、一応著者の中では『百年シリーズ』の未来の物語となっているため、百年シリーズを読了することをオススメする、となっています。

基本情報
ジャンル ミステリィ
シリーズ Wシリーズ
ページ数 264ページ

口コミを紹介

生命が生まれなくなるのは、ある微生物などが危機的状況で生殖能力が強まる反対としてありそう。ただ感染症が未来だとなくなるとは思えないかな。どんな未来にしたいか考えるためによい話だと思います。

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7位

中央公論新社

ヴォイド・シェイパ - The Void Shaper

価格: 776円(税込)

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※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。

「強くなりたい」ただそれだけのために彼は剣を抜く

若き侍が強さを求めて旅をする時代小説『ヴォイド・シェイパ』シリーズの第一作になります。全5巻が刊行され、完結済です。ストーリーは剣の道に生きるゼンを中心に展開していきます。

 

ミステリーなどとはちょっと違った森博嗣の世界観を楽しみたい方におすすめです。

基本情報
ジャンル 時代小説
シリーズ ヴォイド・シェイパシリーズ
ページ数 370ページ

口コミを紹介

一瞬の立ち会いを、緊張感に満ちた言葉、文と間で描き出す。不思議な魅力に溢れる剣豪小説。

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6位

講談社

女王の百年密室 GOD SAVE THE QUEEN 百年シリーズ

価格: 968円(税込)

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※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。

神の意志と人間の尊厳の相克を描く森ミステリィの新境地

『百年シリーズ』(作者サイトでは主人公の二人の名前から拝借してM&Rシリーズと称することもある)の第一作です。なお『百年シリーズ』自体は第三作まで刊行されています。

 

推理小説のようなテイストになっていますが、SF的ガジェットが多く登場する作品であり、二作目までは主人公の冒険譚のように描かれていたシリーズです。ページ数は多いですが、巻数は少ないため、追いかけやすいシリーズの一つになります。

基本情報
ジャンル ミステリィ・SF・冒険
シリーズ 百年シリーズ
ページ数 585ページ

口コミを紹介

近未来を舞台に、人々の持つ死生観、生や死を定義付けるものが何なのか問われます。誰の考えが正しいのか、作中でもその答えは出ません。きっと答えがないのが著者なりの回答なのでしょう。

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5位

講談社

イナイ×イナイ PEEKABOO

価格: 726円(税込)

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※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。

「私の兄を探してください」という依頼から始まった捜査

『Xシリーズ』の第一作になります。シリーズ名の由来は、タイトルの真ん中に『X』が入っているからです。黒髪の佳人、千鶴は探偵事務所を訪れて「私の兄を捜していただきたいのです」と切り出します。

 

妹の千春とともに都心の広大な旧家に暮らしますが、兄の鎮夫は母屋の地下牢に幽閉されているというのです。読みやすいテイストになっており、氏の著作でも手に取りやすい作品の一つになります。

基本情報
ジャンル ミステリィ
シリーズ Xシリーズ
ページ数 328ページ

口コミを紹介

Xシリーズの第1弾。最近の彼の作品の中では、謎ときがメインで、面白かった。
もちろん、全シリーズまでの登場人物も出てきていて、これから、どう展開していくのか楽しみ。特に最後の場面はちょっとしたおまけ?

出典:https://www.amazon.co.jp

4位

講談社

Φは壊れたね

価格: 2,620円(税込)

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S&Mシリーズ・Vシリーズの後の順番で読むのがおすすめ

S&Mシリーズ』『Vシリーズ』の後の物語で、『Xシリーズ』とは同時進行の物語です。ほかシリーズのキャラが良く登場するため、『S&Mシリーズ』『Vシリーズ』を事前に読み進めておくとさらに楽しめます。

 

おもちゃ箱のように過剰に装飾された密室に芸大生の宙吊り死体が発見され、それらは室内に仕掛けられたビデオで録画されていました。大学院生西之園萌絵が学生たちと事件の謎を追究します。

基本情報
ジャンル ミステリィ
シリーズ Gシリーズ
ページ数 287ページ

口コミを紹介

登場人物の流れを追うためには、いったん犀川・萌絵から離れて、Vシリーズを読んで下さい
次に「四季」4部作を読むと最大の驚きが得られます。20冊以上読み切った者だけが味わえる感動です

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3位

講談社

黒猫の三角

価格: 880円(税込)

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一年に一度決まったルールの元で起こる殺人とその犯人とは

『Vシリーズ』の第一作となります。名前の由来は主人公の瀬在丸紅子からとって『Vシリーズです。登場人物の心理の揺れや、関係性の変化が目立つ装飾が多くなされています。

 

しかしその分、小説としての構造やトリックはオーソドックスなものに意識的になされている内容です。一年に一度決まったルールの元で起こる殺人で、などレトロな印象を与える設定が散見されています。

基本情報
ジャンル ミステリィ
シリーズ Vシリーズ
ページ数 472ページ

口コミを紹介

ミステリーとしては、比較的王道な感じがするが、登場人物相互の関連と書き手との距離感の変動が面白いと感じた。
作者の生死観もS&Mシリーズから、一貫しており、 それ自体にも、共感を覚えた。

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2位

中央公論新社

スカイ・クロラ

価格: 649円(税込)

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アニメ映画化も!『戦争』とは何か『キルドレ』とは何か

ミステリィ以外のシリーズとなる架空戦記シリーズ『スカイ・クロラ』シリーズの第一作です。アニメ映画化もされていて、思春期のある年齢から成長が停止するキルドレ』と、戦争請負会社(PMC)とのやりとりが描かれます。

 

また、具体的な国名は描かれて折らず、食事シーンに登場する食べ物もステーキなど、具体的な国名が分からないようなものばかりとなっているのも特徴の一つです。

基本情報
ジャンル 架空戦記
シリーズ スカイ・クロラシリーズ
ページ数 333ページ
1位

講談社

すべてがFになる

価格: 869円(税込)

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1作目にして最高傑作!シリーズの相関図はここから始まる

『S&Mシリーズ』の第一作目にしてデビュー作です。衝撃的な内容で最高傑作として人気があり、工学などの理系分野の知識を中心に構成されたシリーズは『理系ミステリィ』と称されています。

 

全10作品が刊行されており、どれも本格ミステリーとしての評価が高くなっています。この「すべてがFになる」は他のシリーズともつながりがあり、その作品世界の相関図を描く上で欠かせない1作です。

基本情報
ジャンル ミステリィ
シリーズ S&Mシリーズ
ページ数 524ページ

口コミを紹介

情報科学科出身の自分には展開やオチも楽しめたミステリー。何気なく描かれている教授の価値観や思考も面白い。

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森博嗣のおすすめ作品比較一覧表

商品 画像 商品リンク 特徴 ジャンル シリーズ ページ数
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ヤフー

1作目にして最高傑作!シリーズの相関図はここから始まる

ミステリィ

S&Mシリーズ

524ページ

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ヤフー

アニメ映画化も!『戦争』とは何か『キルドレ』とは何か

架空戦記

スカイ・クロラシリーズ

333ページ

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ヤフー

一年に一度決まったルールの元で起こる殺人とその犯人とは

ミステリィ

Vシリーズ

472ページ

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ヤフー

S&Mシリーズ・Vシリーズの後の順番で読むのがおすすめ

ミステリィ

Gシリーズ

287ページ

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ヤフー

「私の兄を探してください」という依頼から始まった捜査

ミステリィ

Xシリーズ

328ページ

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神の意志と人間の尊厳の相克を描く森ミステリィの新境地

ミステリィ・SF・冒険

百年シリーズ

585ページ

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「強くなりたい」ただそれだけのために彼は剣を抜く

時代小説

ヴォイド・シェイパシリーズ

370ページ

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ヤフー

人間性とは何か?命とは何か?森博嗣氏が知見する未来の物語

ミステリィ

Wシリーズ

264ページ

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さまざまな『森博嗣』が楽しめる短編小説集

ミステリィ

ノンシリーズ

266ページ

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エッセイ風とも取れるミステリィじゃないミステリィ

-

Mシリーズ

324ページ

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ファンからナンバーワンの声も高い代表作

ミステリィ

S&Mシリーズ

544ページ

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インターネット上で公開している日記を書籍化

エッセイ

日記シリーズ

503ページ

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森博嗣氏が呟くとクールなエッセイになる

エッセイ

クリームシリーズ

240ページ

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ヤフー

新書で読む!作家が語るお金に縛られない生き方

エッセイ

264ページ

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作家・森博嗣のミステリィのルーツに触れてみよう!

エッセイ

ノンシリーズ

448ページ

通販サイトの最新売れ筋ランキングもチェック!

各通販サイトの売れ筋ランキングもぜひ参考にしてみてください。

※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

シリーズの読む順番

世界観の繋がるシリーズをなるべく順番に読みたいという場合は、以下の順に読んでいくのがおすすめです。犀川&萌絵の『S&Mシリーズ』・瀬在丸紅子の『Vシリーズ』・マタガ・シキの『四季シリーズ』・遠い未来の話『百年シリーズ』は基本になります。

 

そして、知った名前の登場や百年シリーズにも関連してくる『Gシリーズ』・途中からGシリーズ「ηなのに夢のよう」と同時進行となる『Xシリーズ』・百年シリーズの続編『Wシリーズ』・Wシリーズの続編となる『WWシリーズ』です。

新刊の調べ方

書店のレジ横などに置かれている出版社PR誌(多くは無料で、また、定期購読することも可能)には新刊情報が記載されています。新刊情報以外にもさまざまな作家インタビューやエッセイ・コラムなど読み応えのあるコンテンツも多く、おすすめです。

 

また、「アマゾン」には発売日を「7日以内~90日以内」「過去7日~過去90日」など条件を指定することで新刊を探す機能がありますので、こちらも利用してみましょう。指定した著者名の新刊情報を「お知らせメール」で通知してくれるサービスなどもあります。

まとめ

これまで森博嗣作品の人気ランキングをご紹介しました。これから森博嗣作品に触れる方も、森博嗣のファンでまだ読んでいない作品を見つけた方も、新たな魅力に触れて独特の世界観を堪能してください。

本サービス内で紹介しているランキング記事はAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどECサイトの売れ筋ランキング(2023年04月12日)やレビューをもとに作成しております。

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