【2023年最新版】広島でICL手術ができる眼科クリニック5院!費用や失敗しない名医の選び方も解説

【2023年最新版】広島でICL手術ができる眼科クリニック5院!費用や失敗しない名医の選び方も解説

「広島でICL(眼内コンタクトレンズ)手術を受けられるおすすめの医院が知りたい」


そんな方に向け、この記事では広島周辺でICL手術ができる眼科クリニックを5院紹介!ICL手術で失敗しないための医院の選び方やICLとレーシックの違い、ICLにかかる費用、失明のリスクなどについても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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ICL手術で失敗しないための眼科クリニックの選び方【広島編】

まず最初に、ICL手術で失敗しないための眼科クリニックの選び方について解説します。「どこの医院でICL手術を受けたらいいのか分からない」という方は、以下の3つのポイントを参考にクリニック選びをしてみてください。

「ICLエキスパートインストラクター」や「ICLインストラクター」が在籍している医院を選ぶ

レーシックが一般に普及したばかりの当初では、レーシック手術の経験が不十分でありながら参入してきた一部の眼科医や当時の形骸化したライセンス制度が原因で、感染性角膜炎の集団発生や過矯正による健康被害などが相次いで発生しニュースでも報道されました。こういった過去の悪い先例を繰り返さないために、ICL手術は厳しい認定医プロセスを経た、有資格者しか実施することができないようになっています。ICLの認定医は三段階に分かれていて、「認定医」→「インストラクター」→「エキスパートインストラクター」の順で資格保有者が少ないです。最も資格保有者数が少ない「ICLエキスパートインストラクター」は、国内で12名のみ(当サイト調べ)が認定されています。こういった専門資格によって公的に高い技術力が証明されている医師が在籍するクリニックを選ぶと、安心して施術を任せられるでしょう。

 

▼全国のICLエキスパートインストラクターが在籍する医院

クリニック名 所在地 有資格者
アイクリニック東京
サピアタワー
東京都 北澤世志博 院長
ふくおか眼科クリニック中野 東京都 福岡佐知子 院長
山王病院アイセンター 東京都 清水公也 院長
南青山アイクリニック東京 東京都 三木 恵美子 副院長
めじろ安田眼科 東京都 安田 明弘 院長
代官山アイクリニック
スカイビル眼科
東京都
神奈川県
五十嵐章史 院長
北里大学病院
宮田眼科 東京
東京都
神奈川県
神谷和孝 医師
先進会眼科 名古屋院
中京眼科
愛知県 市川一夫 医師
名古屋アイクリニック 愛知県 中村友昭 院長
小島隆司 医師
フジモト眼科 大阪府 藤本可芳子 院長
眼科古賀クリニック 熊本県 古賀貴久 院長

 ※広島周辺にICLエキスパートインストラクターが在籍する医院はありません。

術後のアフターケアが手厚い医院を選ぶ

どこの眼科クリニックでICL手術をするか決めるうえでは、術後のアフターケアの内容をチェックすることも重要です。なぜなら、術後にレンズのサイズや度数が合わず再手術が必要となるケースが実際にあるからです。また、アフターケアの内容や期間は眼科クリニックによってさまざまで、手術にかかる費用のみでクリニックを決めてしまうと、のちに「再手術代や追加でかかった費用を考えると、手術費用は少し高いけどあっちのクリニックの方がお得だった」なんてこともあるかもしれません

 

▼この記事で紹介している医院のアフターケアの内容の一例

クリニック名 手術費用とアフターケアの内容
品川近視クリニック 福岡院(福岡市)

手術代:460,000円
術後検診の無料期間:3年間
再手術の無料期間:3年間

先進会眼科 福岡(福岡市)

手術代:460,000円
術後検診の無料期間:3ヶ月間
再手術の無料期間:1年間

ビジョンクリニック(広島市)

手術代:698,000円
術後検診の無料期間:6ヶ月間
再手術の無料期間:3年間

木村眼科内科病院(呉市)

手術代:700,000円
術後検診の無料期間:ー
再手術の無料期間:ー

みはら眼科(福山市)

手術代:600,000円
術後検診の無料期間:ー
再手術の無料期間:ー

 ※公式サイトに記載がない場合は「ー」と表記

 

例えば、この記事で紹介している医院の中で、手術にかかる費用に対してアフターサポート(術後検診・再手術の無料期間)が最も手厚いのは「品川近視クリニック 福岡院」となるわけです

症例数の多いクリニックを選ぶ

ICL手術を受ける上で、クリニックの実績(=症例数)を確認するのはとても大切です。クリニックによっては、ホームページで症例数を公表している医院もあるため、チェックしておきましょう。また、クリニック自体の実績のほかに、執刀医の経歴なども見ておくとなお安心です

 

▼この記事で紹介している各医院が公表している症例数

クリニック名 公表している症例実績
品川近視クリニック 福岡院(福岡市) 10,942
(2015年8月〜2023年8月)
先進会眼科(福岡市) 13,460
(2002年11月1日〜2023年3月31日)
ビジョンクリニック(広島市)
木村眼科内科病院(呉市)
みはら眼科(福山市)

 ※公式サイトに記載がない場合は「ー」と表記

広島周辺でICLが受けられる眼科クリニック5院

ここでは、広島周辺でICL手術ができる眼科クリニックを5院紹介します。「どんな視力矯正の方法が自分に合うのか分からない」「そもそも自分はICL手術ができる目なのかわからない」という方は、気になったクリニックに一度来院し、ICLの適応検査を受けてみてください。なかには無料で受けられる医院も紹介しています。

品川近視クリニック 福岡院(福岡市)

品川近視クリニック 福岡院のおすすめポイント
症例数10,962件
術後検診代と再手術代3年間無料

 

▼料金表

コース 料金
ICL(乱視なし)

460,000

ICL(乱視あり)

560,000

 

▼基本情報

診療日

月、火、水、木、金、土、日

休診日

年中無休

診療時間

10:00~20:00
(受付時間)

住所

福岡県福岡市中央区天神2-7-21 天神プライム4F

最寄り駅

西鉄福岡 天神駅より徒歩5分

問合せ先

0120-412-049

 

▼アクセスマップ

 

 

※ 料金はすべて税込

※ 料金は両眼施術した際の費用

▼品川近視クリニック 福岡院の特徴

 

西日本エリアICL最多症例実績を受賞!

品川近視クリニック 福岡院は、2018年〜2022年において「西日本エリアICL最多症例数」の実績をアメリカのICLレンズメーカー STAAR Surgical社より表彰されている、九州最大の屈折矯正専門クリニックです。福岡院のこれまでのICL症例実績は10,962件にのぼり、品川近視クリニック全体の累計ICL症例数は61,225件になります。(2023年8月時点)

 

術後3年間の長期保障付き

品川近視クリニックは術後のアフターサポートに力を入れている医院です。術後3年間の定期検診代は手術費用に含まれていて、万が一、術後検診で過矯正・低視力矯正と診断されたり、レンズのサイズが合っていないと診断された場合は、3年間の保障期間内であれば再手術代は無料になります。また、無料のサポート会員に任意で入会すれば、術後の痛みを軽減する「痛み緩和プログラム」を受けることも可能です。

 

遠方から来院する人に最大10,000円の交通費を支給!

品川近視クリニックの大きな特徴の一つに、遠方に住んでいる方にも来院してもらえるよう交通費補助制度を設けている点です。片眼の手術の場合、最大5,000円、両眼の手術の場合は最大10,000円まで交通費を負担しています。

 

▼品川近視クリニック 福岡院の先生はこんな人

 

院長の尾崎秀先生は、2002年から21年に渡って眼科医を務める日本眼科学会に認定された眼科専門医です。尾崎先生が品川近視クリニック 福岡院の院長に就任したのは2014年で、現在ではICL症例数10,000件を超え、アメリカのICLレンズメーカー STAAR Surgical社より表彰されました。

先進会眼科 福岡(福岡市)

先進会眼科のおすすめポイント
症例数13,460件
術後検診代3ヶ月間無料

 

▼料金表

コース 料金

ICL(乱視なし)

460,000

ICL(乱視あり)

592,000

 

▼基本情報

診療日

月、木、金、土、日

休診日

火曜日、水曜日、年末年始

診療時間

10:00〜19:00
(日曜日、祝日は18時まで)

住所

福岡県福岡市中央区天神2-8-38 協和ビル10F

最寄り駅

天神駅3番出口より徒歩1分

問合せ先

0120-049-113

 

▼アクセスマップ

 

 

※ 料金はすべて税込

※ 料金は両眼施術した際の費用

▼先進会眼科の特徴

 

今年で開院21年目!視力回復治療の専門クリニック

先進会眼科は、創業以来レーシックやICL(眼内コンタクトレンズ)、白内障治療などの眼治療を専門に全国で5つの診療所を展開しているクリニックです。また、理事長は、ICLを供給するスターサージカル社より安全性と先進性を両立し多くの患者に裸眼の生活を提供したことについて、2021年8月にアワードを受賞しています。

 

入院不要!角膜を削らないICL手術

先進会眼科のICL手術は、両眼で20分程度で終わるため入院する必要がありません。また、角膜を削ることに抵抗がある方や角膜形状不正によりレーシック手術を受けることができない方には、レーザーやメスを使用しない手術方法も用意しています。

 

術後1年間の長期保証付き

先進会眼科のICLの手術費用には、術後3ヶ月間の定期検診代と術後1年間の再手術代が含まれています。また、追加で保証プログラムに加入することで最大3年間の再手術代が無料になります。WEB、LINEから24時間予約受付中なので、まずは個別説明会の予約をし、自分に合った治療を提案してもらいましょう。

 

▼先進会眼科 福岡の先生はこんな人

院長の菅沼隆之先生は、1992年から31年に渡って眼科医を務める日本眼科学会に認定された眼科専門医です。1999年に南青山アイクリニック福岡の院長、2008年に品川近視クリニック福岡院の院長を経て、2014年から9年間に渡って先進会眼科 福岡の院長を務めています。

ビジョンクリニック(広島市)

▼ビジョンクリニック

 

黒を基調とした落ち着いた印象の院内が特徴的なビジョンクリニックは、手術前後もゆったりとした時間が過ごせるような空間に配慮されています。子供の近視治療にも力を入れています。

 

▼料金表

コース 料金
ICL(乱視なし)

698,000

ICL(乱視あり)

798,000

 

▼基本情報

診療日

月、火、水、木、金、土

休診日

日曜日、祝日

診療時間

9:00〜12:00、14:00〜18:00
(水曜日と土曜日の診療は13時まで)

住所

広島県広島市南区西霞町3-32

最寄り駅

大学病院前バス停留所より徒歩10分

問合せ先

082-258-2244

 

▼アクセスマップ

 

 

※ 料金はすべて税込

※ 料金は両眼施術した際の費用

木村眼科内科病院(呉市)

▼木村眼科内科病院の特徴

 

木村眼科内科病院は、広島県呉市にある「眼の総合病院」です。

 

定期的にLASIK・ICL説明会を行っており、患者の気持ちを考えた手術を行っています。ホームページには手術例を公開しており、症例数の豊富さがうかがえます。

 

▼料金表

コース

料金
ICL(乱視なし)

700,000

ICL(乱視あり)

800,000

 

▼基本情報

診療日

月、火、水、木、金、土

休診日

日曜日、祝日

診療時間

8:30〜12:00、14:30〜17:00

住所

広島県呉市宝町3番15号

最寄り駅

呉駅より徒歩約5分

問合せ先

代表:0823-22-5544
予約専用番号:0823-32-6667

 

▼アクセスマップ

 

 

※ 料金はすべて税込

※ 料金は両眼施術した際の費用

みはら眼科(福山市)

▼みはら眼科の特徴

 

広島県内に2院を構える「みはら眼科」は通常の保険診療から、レーシック・ICL・オルソケラトロジー・円錐角膜手術などの自由診療まで幅広く対応しています。車での来院にも便利です。

 

▼料金表

コース

料金
ICL

600,000

 

▼基本情報

診療日

月、火、水、木、金、土

休診日

神辺クリニック:日曜日、祝日
みなみざおうクリニック:水曜日、日曜日、祝日

診療時間

神辺クリニック:9:00〜12:00、14:00〜18:00
(木曜日と土曜日は午前の診療のみ)
みなみざおうクリニック:9:00〜12:00、14:00〜18:00
(土曜日は午前の診療のみ)

住所

神辺クリニック:福山市神辺町新徳田2丁目309番
みなみざおうクリニック:福山市南蔵王町6丁目20-13号

最寄り駅

神辺クリニック:湯田村駅より徒歩8分
みなみざおうクリニック:福山東ICより車で10分

問合せ先

神辺クリニック:084-960-5525
みなみざおうクリニック:084-940-5556

 

▼アクセスマップ

 

【神辺クリニック】

 

 

【みなみざおうクリニック】

 

 

※ 料金はすべて税込

※ 料金は両眼施術した際の費用

ICL(眼内コンタクトレンズ)って何?

ICL(眼内コンタクトレンズ)とは、目の中に直接小さなレンズを移植する視力矯正方法ですICLは2010年に厚生労働省の認可を受け、ここ数年で認知されはじめました。同様の屈折矯正手術にレーシックもありますが、近年は手術件数が減少傾向にあり、ICLの手術件数が増加傾向にあります。屈折矯正手術の国内シェアは、現在でもレーシックが大半を占めており、ICLのシェアは3割程度と推定されています。

ICLとレーシックは何が違うの?

レーシックは医療用レーザーで角膜のカーブを削り屈折異常を矯正する視力矯正方法に対し、ICLはメスを使用し角膜の表面に数mm程度の穴を開け、そこからレンズを挿入し視力を上げる矯正方法です。ICLの大きな特徴の一つとして、「レンズを取り外してしまえば、いつでも手術前の状態に戻せる」ことが挙げられます。この他にも、レーシックとICLはさまざまな点が異なるため、ここでは、レーシックとICLのどちらにしようか迷っている方のためにそれぞれの違いについて詳しく解説します。「どちらの方が優れている」というわけではなく、それぞれ自分に合った視力矯正方法を選択するとよいでしょう。

レーシックは眼科専門医なら誰でも施術できるが、ICLは「ICL認定医」しか施術できない

レーシック手術は、眼科専門医であれば特別な資格を必要とせず施術を行うことができますが、ICL手術は眼科専門医であると同時に、「ICL認定医」という資格を持っている医師しか施術することができません。厚生労働省の「令和2(2020)年医師・歯科医師・薬剤師統計の概況」によると、日本全国の眼科医は13,639人とされ、そのうち「ICL認定医」の数は明確なデータはありませんが2021年時点では250名前後と言われています。

 

つまり、日本全国の眼科医のうち、ICL手術を実施できる医師はわずか1.8%になります。なぜ、ICL手術に関してここまで厳格な認定医制度が設けられたかというと、過去に起きたレーシック手術による集団感染事件が影響しています。これは、2008年から2009年の間に東京都中央区「銀座眼科」で起きた、67名もの被害者を出した大規模医療ミスで、この集団感染の原因の一つとして、「元院長が経営効率や営利を重視し手術器具の滅菌をしなかったり、角膜を切開するブレードを使い回したりと基本的な衛生管理を怠ったままレーシック手術を実施していたことによるもの」と言われています。こういったレーシックで起きた悪い過去を繰り返さないために、ICL手術は厳しい認定医プロセスを経た、有資格者しか実施することができないようになっているのです。

 

参照:医療問題弁護団 銀座眼科レーシック集団感染事件

レーシックは軽度〜中程度の近視が対象で、ICLは強度近視が対象

レーシックとICLは、矯正できる度数の対象が違います日本眼科学会が作成する「屈折矯正手術のガイドライン」によれば、レーシック手術が対象とする矯正量の限度は原則6Dとなっています。しかし、近視矯正の場合のみ、患者への十分な説明と納得があるかつ、手術を実施するのに十分な角膜厚があれば-10Dまで実施が可能です。一方、ICLが対象とするのは6D以上の近視で、-3D以上-6D未満の中等度近視と-15D以上の最強度近視には「慎重に対応する」と書かれています。

 

つまり、基本的にはレーシックは軽度〜中程度近視を対象とし、ICLは強度近視を対象としているため、対象となる矯正量が違うのです。

 

▼近視の一般的な分類

  • 軽度近視(近視度数:−0.5D〜−3D)
  • 中等度近視(近視度数:−3.25D〜−6D)
  • 強度近視(近視度数:−6.25D〜−10D)
  • 最強度近視(近視度数:−10.25D以上)

レーシックは術後に「近視の戻り」が起こるが、ICLには起こらない

レーシック手術をした後に、時間の経過とともに近視の状態に戻ってしまうことを「近視の戻り」と言います。「近視の戻り」が起きてしまう原因はいくつかありますが、その一つにレーシックで削った角膜が時間と共に治癒が進み、手術前の状態に戻ってしまうことが挙げられます。また、手術によって強度が低下した角膜に眼圧がかかることによって、押し出された角膜のカーブが強くなり近視の状態に戻ってしまうことも挙げられます。

 

一方、ICLは角膜を削らないため、こういった「近視の戻り」が起きることはありません。しかし、眼鏡やコンタクトレンズと同様に、年齢を重ねるにつれて老眼の症状がみられ、目の悪さに対してレンズの度数が合わなくなってくることはあります。

▼広島でレーシックが受けられるクリニックはこちら

【よくある誤解】ICLは総称ではなく、後房型フェイキックIOLで使用されるレンズのうちの1種

眼内レンズは、「IOL(正式名称:Intra Ocular Lens)」とも呼ばれ、「有晶体眼内レンズ」と「無晶体眼内レンズ」の2種類に大別されます。元々は、「無晶体眼内レンズ」という、白内障手術などによって水晶体を失った目に対して水晶体の代わりに移植するレンズの1種類しかありませんでしたが、のちにその技術を利用し、近視矯正を目的とした水晶体を摘出せずに眼内にレンズを移植する「有水晶体眼内レンズ(フェイキックIOL)」が誕生しました。フェイキックIOLにも2種類があり、角膜と虹彩の間にレンズを移植する「前房型フェイキックIOL」と、虹彩と水晶体の間にレンズを移植する「後房型フェイキックIOL」があります。ICLと呼ばれるレンズは、この「後房型フェイキックIOL」で使用されるレンズの名称です

 

多くの方が誤解しているのが、ICLとは眼内レンズの総称を指す言葉ではなく、あくまで「後房型フェイキックIOL」の手術で使用されるレンズのうち、アメリカのレンズメーカー(Staar Surgical社)によって開発されたレンズを指す言葉なのです。また、現在主流となっているICLは、レンズによって眼内の水(房水)の流れを妨げないようにレンズの中心に穴が開けられているため「ホールICL」と呼ばれることもあります。

ICLにかかる費用ってどれくらい?

ICL手術によってかかる費用は、クリニックによってさまざまですが広島の相場としては450,000円~800,000円程度です。200,000円〜300,000円程度で可能なレーシックと比べるとかなり高額ですが、ICLの費用が高額になる理由の一つに、レンズ代が挙げられます。ICLのレンズは、手術前事前検査の結果をもとに適切な度数やサイズのレンズをオーダーメイドで作成するため高額になるのです。以下では、ICL手術にかかる費用を気にしている方に向けて詳しく解説します。

ICLは自由診療のため保険適用されない

ICL手術は基本的に自由診療となり保険適用外のため、手術前後の検査料や受診料も含めすべての費用は自己負担になります。保険適用外で450,000円〜800,000円の負担となると、一見非常に割高にも思えるICLですが、多くのクリニックは術後の定期検診代が手術費用に含まれていることが多いです。なので、クリニックを選ぶ際は、術後どれくらいの期間までの検診代が手術費用に含まれているのかを確認してもいいかもしれません。

 

また、ICL手術にかかった費用に対しては、確定申告をすることで医療費控除を受けられます。医療費控除とは、本人または家族が、その年に支払った医療費が100,000円を超える場合は医療控除の対象になるといった制度です

長期的に見るとICLは経済的

前述した通り、ICL手術にかかる費用は450,000~800,000円と決して安い金額ではありません。しかし、一度手術をしてしまえば10年、20年とコンタクトレンズの定期購入にかかり続ける費用と比べるとICLは経済的ともいえます。仮にワンデーのコンタクトレンズを1日あたり150円程度の費用がかかるとします。2週間レンズなら1日あたり50円程度と1ヶ月あたり1,000円程度のケア用品がかかるとします。30年後までにかかる費用を計算すると、なんとワンデーコンタクトレンズなら162万円、2週間レンズなら90万円にも上る計算になります

 

こういったことから、コンタクトレンズよりICLの方が長期的に考えると経済的な視力矯正方法といえます。しかし、かかる費用だけで視力矯正方法を決めるべきではありません。最後は自分に一番あった矯正方法を利用しましょう。

ICL手術のリスク

ICL手術を受ける上で、リスクをしっかりと把握しておくのも大切です。稀であるとはいえ、ICLのリスクは以下の通りです。

 

・度数ずれ

・視力の低下

・感染症

・水晶体への影響

・視力低下

 

確率は低いものの、視力の低下の可能性もリスクとして把握してください

 

このようにICLの手術といっても、視力が良くなるといったメリットばかりではありません。ICL手術を受ける際にはこれらのリスクを把握し、また自分でも詳細をしっかり調べておくのが大切です。その上で慎重に検討し臨んでください。

あなたはICL手術に適している?適していない?

ICL手術に適しているのは18歳~45歳の6Dを超える強度近視の方です。目の病気がないのも条件で、手術前にしっかりチェックします。強度近視でない場合はレーシックの方が適したケースとICLが適したケースの両方があるので相談してみてください。

 

ICLは角膜と水晶体の距離が浅い方の場合緑内障を引き起こすリスクがあります。また頭部に衝撃のあるスポーツなどをしている方の場合、衝撃でレンズがずれてしまう可能性も否めません。リスクやICL以外の選択肢などもしっかりカウンセリングで確認しましょう。

ICL手術の評判【やめた方がいい?】【失敗しない?】

メガネやコンタクトが不要なのは魅力だけど「失敗するんじゃないか」と心配な方も少なくありません。実はICL手術で失明する可能性は極めて低いです。失明に関わる部位に触れないのと、ICL手術で眼内に入れるレンズは、虹彩と水晶体の間に固定できる構造なので安定性も高く、衝撃にも耐えられるようにできています。

 

しかし繊細なオペとなるため術後の感染症には配慮が必要です。ほんの数ミリとはいえ目を切開しているため、切開創が完全に塞がるまではドクターの指示に従い、アフターケアを怠らないようにしましょう。

 

ICLは適応する方が多い視力矯正法ではありますが、一部の目の疾患を持つ方・妊婦の方・17歳以下の方などは、手術適応外になる場合もあります。そのため、ICLを受けるか悩む前に、まずは適応検査を受けるのがおすすめです。

ICL手術のメリットとデメリット

ICLは取り出すのも可能ですが、継続的に挿入できるレンズです。これからの生活に役立てられますが、一生を共にする大切な目の手術なので、メリットとデメリットについてしっかり理解しておきましょう

ICL手術のメリット

メリット①近視の戻りが少ない

ICLなら角膜を削らずに近視を矯正できます。眼内にレンズを挿入し近視を矯正するので、術後何年経っても直後と同じ、視力が維持されます

メリット②強度の近視でも受けられる

重度の近視の場合は通常よりも深く角膜を削る必要があるので、レーシックの手術が受けられない場合があります。そんな場合でも角膜を削らないICLなら、重度の近視の方でも対応できます。また、遠視・乱視にも対応しているクリニックもあるので、ICLは多くの人に適合できる手術です。

メリット③手術後のリスクを防ぐ

今までの視力矯正の手術は角膜の抵抗力が著しく弱まり、感染症を引き起こす可能性があったり、他にもドライアイや光がまぶしく見えるなど、不具合を感じるのでは...といった懸念もあったかと思います。

 

その点、ICLの場合は目にかかる負担が少ないため、術後の違和感を感じにくいのが特徴です。そのため、ICLを受けて満足する方は多いと言われています。

※個人差があります。

ICL手術のデメリット

術後に視界がぼやける?ハローグレア現象とは

手術後、夜間の外灯などを見ると光の周りに輪が見えたり、光がにじむ・ぼやけると感じる「ハローグレア」現象が起こる場合があります。個人差はありますが、この現象も一般的には1週間ほどで安定してきます。

 

白内障手術では多焦点眼内レンズが使用されているため、ハローグレアが起きやすいと言われています。しかし、ICLのレンズはハローグレアも抑制するように構成されているため、術後の視力が安定するのと共に、気にならなくなるのがほとんどです。万が一いつまでも視界がぼやける場合はすぐに手術をしたクリニックに相談をしましょう。

ICLに関するよくある質問

ICLに関するよくある質問をまとめました。ICLを検討している人はぜひ参考にしてください。ただし、心配なことは自己判断せず、クリニックに詳細を確認するのをおすすめします。

プランの説明で使われる「D」って何?

D(ディオプター)とは、眼の調節力を表す単位です。-10.0D未満~6.0Dがあります。度数の値はマイナスが近視・プラスが遠視を表します。+-関係なく、数が高いほど症状がきついです。強度近視や強度遠視になるほど、一般的に手術費用は高額になります。

 

眼鏡やコンタクトを作るときに使われる処方箋に書かれているので、ぜひ自分の度数を確認してみてください

ICLの手術まではどれくらいの期間がかかる?

レンズの在庫によっては3週間〜3ヶ月ほどかかることがあります。

 

適応検査、最終検査を経て、使用するレンズの度数が決まります。アメリカやヨーロッパで製造されているレンズがほとんどなので、在庫状況により取り寄せになった場合は待つ期間が長くなってしまうでしょう。

また、普段装着しているのがハードコンタクトレンズの場合は4週間以上、ソフトコンタクトレンズの場合は3日以上、使用を中止する必要があるので、手術を受けることを決めてもすぐに手術を受けられるわけではありません。

ICL手術前のコンタクトレンズ未使用期間はどれくらい?

ICL手術を受ける前には、視力に適したオーダーメイドのレンズを作成するために精密検査を受けます。その際本来の角膜の形状で検査を行うために、一定期間コンタクトレンズ未使用期間が必要となります。

 

近視用ソフトコンタクトレンズ 3日以上
乱視用ソフトコンタクトレンズ 1週間以上
ハードコンタクトレンズ 2週間以上

 

あくまで目安で、個人差やクリニックによって指示に差があるので、医師の指示に従ってください。また、手術後は洗顔・洗髪・アイメイクなどにも1週間程度制限があります。翌日から出勤などは可能ですが、肉体労働などを伴う場合はあらかじめ医師に相談してください。

手術中や術後は痛みを感じるの?

ICLの手術中や術後に痛みを感じることはほとんどないとされています。

 

ICL手術は点眼麻酔(目薬タイプの麻酔)を行ったうえで手術をするため、痛みは大きく軽減されています。口コミでも痛みを感じた方はほとんどいませんでした。しかし、目を大きく開いた状態で施術を行うので、少し眼球が押される感覚はあります。途中で痛みを感じたら麻酔を追加できる場合もあるので、すぐにドクターに相談してください。手術後に麻酔がきれると軽い痛みや異物感を感じる方もいますが、時間とともに軽減します。

ICL直後は近くが見えづらい?

ICL直後は、近くが見えづらい場合もあります。手術当日は麻酔なども効いていることもあり、翌日にも特に近くの見え方が安定しない場合があるようです。ですが術後1週間もすると、見え方も安定してきて、近くの見え方も気にならなくなるのが一般的です。そしてさらに3週間もすぎる頃には、日常生活が普通に送れる方がほとんどなようです。

手術後は仕事を休む必要はある?

車の運転や細かい作業など、視力が必要になるお仕事の場合は、余裕を持ってお休み期間をとるのをおすすめします。

 

手術当日は薬剤の影響などもあり視界はぼんやりと見えている状態で、術後数日~1週間程度で視力が戻ります。また、ICL手術後のメイクは、一般的には眼の周りを避ければ翌々日から可能です。

ICL手術をしたらドライアイになる?

ICL手術は涙の分泌には影響ないとされています。

 

ICL手術は非常に小さな角膜切開を行うため、角膜の形がほとんど変化しません。そのためレーシックの手術後に起こりうるような術後のドライアイに配慮ができます。また、ICL手術で涙の分泌が多くなることはありませんが、「コンタクトだと目が乾くけれど眼鏡だと良くなる」という方はICL手術によってドライアイが軽減する可能性もあります。ドライアイのためコンタクトやレーシックができない方でもICL手術ならできるという場合も多いです。

ICLをしてもカラーコンタクトはできる?

ICL手術では目の表面状態は変わらないため、カラーコンタクトを入れられます

 

ただし、目の状態が安定する3か月を過ぎ、医師に相談してから装着をしてください。

ICLって何年持つの?

ICLのレンズには寿命はありません。

 

ICL手術で使われている眼内レンズは、耐久性や生体適合性に関して優れた素材から作られています。交換や特別なメンテナンスの必要もなく、基本的には継続的に入れておけます。しかし、年齢を重ねるにつれて、入れているレンズの度数が合わなくなってしまう場合はあります。その場合は、レンズの取り出しや再手術が必要となります。

ICL手術を受けた数年後に、もし視力が低下したら?

保証期間内の初回であれば、無料で再手術をおこなってくれる眼科クリニックもあります。

 

保証期間は1〜3年間で定められている眼科クリニックが多いです。期間内なら何度でも相談・検診ができる場合もありますので、不安を感じたら早めに通院しましょう。

ICLの10年後、20年後のリスクは?

近年主流となっているホールICLの登場により、白内障などの合併症のリスクは少なくなりました。

 

過去にはICLを受けた方の中に、白内障や緑内障(眼圧の上昇)が起こるリスクがありました。ICLを受けた方が白内障を起こす原因は、ICLで使用するレンズが眼内の水(房水)の流れを妨げ、水晶体の混濁を起こしてしまうためでした。しかし近年ではこの合併症のリスクも少なくなりました。眼内レンズにごく小さな穴を開けた「ホールICL」が開発され、房水の流れを確保するとより水晶体の混濁を抑えられるようになったためです。

 

とはいえ、リスクが低くても0ではないことを理解し、検討の際には必ずリスクも念頭に置いておくことが大切です。

老眼はICLで良くなる?

まとめ

今回は広島のICL手術が受けられる眼科・クリニックの紹介と選び方をご紹介しました。ICLはコンタクトレンズを目の中に手術で入れるので、メガネをかけたりコンタクトレンズの装着の手間が省け、目が見えるようになる手術です。装着の違和感がなく、快適な毎日が目指せます

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