ICLやレーシックができる人・できない人の特徴は?クリニックの選び方も!
2024/08/30 更新
近視や遠視、乱視などの症状に悩む人にとって画期的な手術がICLやレーシックです。しかし、ICLやレーシックはすべての人が受けられる手術ではありません。今回は、手術ができる人・できない人の特徴と、手術が可能な場合のクリニックの選び方やおすすめ眼科をご紹介します。
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目次
レーシックやICL手術ができる人・できない人の違いとは?
近視や遠視、乱視などの症状に悩む人にとって画期的と言える手術がICLやレーシックです。とはいえ、ICLやレーシック手術はすべての人が受けられるわけではありません。そのため、自分がICLやレーシック手術が受けられるどうかを知るのは重要です。
今回は、ICLやレーシックを検討している人に向けて、それぞれの施術ができる人と、できない人の特徴を解説します。また、手術が可能な場合のクリニックの選び方や、おすすめ眼科クリックもご紹介しますので、ICLやレーシック手術を検討している方は参考にしてください。
レーシックってどんな手術?
レーシックやICLの手術ができる人と、できない人についてご紹介する前に、そもそもレーシックやICLがどのような手術なのかを確認しておきましょう。最初にレーシックとはどのような手術を行うのかをご紹介します。
レーザーで角膜を削る視力矯正手術
レーシックはレーザーによって角膜を削り、カーブを変えて近視や乱視を治療する視力回復手術です。世界では2,000万人以上、日本国内でも100万人以上が手術を受けていると言われ、最近では、老眼も治療できる遠近両用レーシックも登場しています。
ICLってどんな手術?
視力の回復が期待できるレーシック手術ですが、すべての人が受けられるわけではありません。そうした場合でも、ICLと呼ばれる視力回復手術なら受けられる場合があります。次にICLがどのような視力回復手術なのかをご紹介します。
レンズを眼の中に入れる視力矯正手術
ICLとは、眼のなかに眼内レンズと呼ばれる特殊なレンズを埋め込んで、乱視や遠視、近視を矯正する手術です。眼に対する負担や影響が比較的少ない点や、強度近視などレーシックでは不適応となった症例にも対応できる点などのメリットがあります。
レーシックやICLができない人の特徴
レーシックやICLは視力の回復に有効ですが、残念ながらすべての人が受けられるわけではありません。ここでは、レーシックやICLが受けられない人の特徴をそれぞれご紹介します。自分自身に当てはまる点がないかを確認しましょう。
レーシックができない人の特徴
レーシックができない人
✓角膜の厚みが不十分な人
✓目の病気を患っている人
✓傷の回復に影響がある病気を患っている人
✓18歳未満の人
✓妊娠中の人
レーシックは体質や持病、年齢などによってできない人もいます。例えば、円錐角膜を患っている人は受けられません。また、18歳未満の人は近視が進行しやすいため、レーシックを受けられません。また、妊娠中もレーシックは無理なので、女性の方は注意が必要です。
レーシックができない度数は?
日本眼科学会のガイドラインによれば、-6.00D以上の強度近視はレーシックの慎重適応となっているほか、-10.00Dを超える場合には、レーシックは禁止とされています。また、遠視、乱視矯正については6.00Dまでが限界とされています。
強度の近視でもレーシックは可能?
強度近視の場合、焦点を網膜に合わせるため、角膜を削る量が増えてしまうリスクがあります。また、レーシック後に近視や遠視が新たに出てしまうケースもあるため、適応外になる場合があります。ただし、強度近視の人は、角膜を削らないICLが適応になる場合もあります。
ICLができない人の特徴
ICLができない人
✓1年以内に視力が大きく変動した人
✓視力が不安定な妊娠中・授乳中の人
✓緑内障・白内障の人
✓レンズを入れるスペースが狭い人
ICLはレーシックよりも幅広い度数や目に対応していますが、目にレンズを入れるため、角膜と水晶体の距離(前房深度)が浅い方は緑内障のリスクがあり受けられません。また、視力低下が進んでいる時期にICLをしてもすぐにピントが合わなくなるので、視力の変動が大きい人にも向いていません。
レーシックやICLができる人の特徴
次にレーシックやICLの手術ができる人や、向いている人の特徴をご紹介します。下記の特徴に当てはまっているからといって、必ず手術を受けられるわけではないので、必ず眼科クリニックに行って、手術の適応になるかどうかを確認しましょう。
レーシックができる人の特徴
レーシックができる人
✓眼鏡・コンタクトに煩わしさを感じている人
✓ドライアイ・アレルギーなどでコンタクトが合わない人
✓左右の視力の差が大きく、眼鏡での矯正が困難な人
レーシックを受けるためには、レーシックができない人の条件に該当していない必要があります。視力の悪さが要因と考えられる肩こりや眼精疲労がある人も、レーシックで改善する可能性があります。また、メガネやコンタクトレンズから解放されたい人もおすすめです。
ICLができる人の特徴
ICLができる人
✓角膜を削るレーシックの手術が不安な人
✓3Dを超える近視の人(約-18Dまで可能)
✓角膜が薄くレーシックが難しい人
ICLはレーシックの適応外になる強度の近視の方、遠視や乱視の方、角膜が薄い方でも受けられます。また、すでにレーシック手術や白内障手術を受けていてもICL手術は可能です。ほかにも、角膜を削るレーシックの手術に不安を感じる方にもおすすめです。
手術が可能な場合のクリニックの選び方をチェック
ICLやレーシックの手術を受けるのが可能な場合、問題になるのがどこのクリニックで手術を受けるかではないでしょうか。ICLやレーシックはどこの眼科でも施術を行っているわけではありません。ここでは、クリニックを選ぶうえで注意すべきポイントをご紹介します。
屈折矯正を専門としてる眼科専門医か
ICLやレーシック手術は眼科専門医が行う必要がありますが、眼科専門医にも緑内障を専門としていたり、網膜も病気を専門にしている医師もいます。ICLやレーシック手術の場合には「屈折矯正」を専門としている眼科医かどうかが重要なポイントになります。
手術の実績はどうか
別のポイントとしては、ICLやレーシック手術の実績が豊富かどうかも挙げられます。この点で、執刀医の実績が少ない場合に、クリニック全体の実績をアピールしている場合もあります。自分の手術を執刀してくれる医師の実績を確認するようにしましょう。
衛生管理はしっかりしているか
ICLやレーシック手術で怖いのは、感染症です。衛生管理の悪いクリニックの場合、感染症にかかるリスクは高くなるので、衛生管理を徹底しているクリニックを選びましょう。クリーンルームを完備しているクリニックもおすすめです。
万が一のトラブルに対応してくれるか
ICLやレーシック手術は多くの人が受けていますが、何らかのトラブルが起きる可能性もあります。そのため、何かが起きた時でも適切に対処してもらえるクリニックを選びましょう。日頃からさまざまな目の病気に対応した保険診療も行っているクリニックがおすすめです。
予算の範囲内に収まる費用か
ICLやレーシック手術は自費診療となるので、決して安い費用とは言えません。一般相場の倍以上の価格設定をしているクリニックもあれば、古いレーザーを使用した数万円のプランを用意しているクリニックもあるので、まずは料金が自分の予算の範囲内かを確認しましょう。
アフターケアはどうなっているか
ほかにも、手術と同じくらい重要なアフターケアについても考える必要があります。保障期間や保証内容については、クリニックによって違いがあります。手術を受ける前に保障についても確認しておき、生涯保障や無料などの言葉に惑わされないようにしましょう。
ICLやレーシックのおすすめ眼科クリニックをご紹介
ICLやレーシック手術を行うクリニックの選び方をお伝えしてきましたが、具体的にどのようなクリニックがあるのか、おすすめの眼科クリニックをご紹介します。
先進会眼科
アフターケアも充実の視力矯正
先進会眼科は全国6か所にある視力矯正専門のクリニックで、レーシックやICLの手術に対応しています。ICL治療の指導医であるICLインストラクター(指導医)が2名と、ICL執刀医が5名在籍しています。
ICLについては、日本では数台ほどしかない検査機器も扱っていて、手術の際に必要なレンズも用意しています。通常のICL手術のほか、患者さんの状態を確認したうえで適応と判断されれば、日帰り手術も可能です。
先進会眼科ではアフターケアが充実しているのも特徴です。期間内なら検診・相談は無料となっているほか、再照射・追加矯正も初回無料です。また、術後点眼薬も無料となっているので、術後のケアも受けやすくなっています。
レーシック料金プラン | |
アイデザイン リフラクティブ ストゥーディオ(両眼) | 390,000円 |
アイデザインアイレーシック(両眼) | 348,000円 |
iFSイントラレーシック(両眼) | 198,000円 |
ICL料金プラン | |
Laser ICL(両眼) | 700,000円 |
ICL(-3D以上)(両眼) | 580,000円 |
ICL(-3D未満)(両眼) | 460,000円 |
※料金は全て税込
※自由診療のため保険が適用されません
新宿近視クリニック
新しい矯正治療も提供している
新宿近視クリニックは2009年に開設された眼科クリニックで、湘南美容外科クリニックが運営しています。名前の通り、近視の矯正治療に特化したクリニックで、JR新宿駅西口から徒歩4分の場所にあり、アクセスしやすいです。
レーシックに加えて、リレックススマイルと呼ばれる視力回復治療にも取り組んでいます。レーシックよりも角膜切除幅が狭いため、知覚神経の大部分を温存でき、ドライアイ、術後の痛み、近視の戻りが少ないのがメリットです。
ICLでは、EVO+ICLを使用していて、これまでのICLよりも夜間の光のにじみやぎらつきを少なくするのに役立っています。そのため、これまでICLで問題となっていた夜間の視力が減少する状態も軽減されています。
レーシック料金プラン | |
イントラレースレーザー | 両眼:154,000円 |
バリオデザインレーシック | 両眼:209,000円 |
マックスバリオデザインレーシック | 両眼:264,000円 |
ICL料金プラン | |
ICL(屈曲値-5D未満) | 両眼:460,000円 |
ICL(屈曲値-5D以上) | 両眼:537,000円 |
乱視用 | 両眼:+100,000円 |
※料金は全て税込
※自由診療のため保険は適用されません
アイケアクリニック
大学病院と同様の医療機器を備えている
アイケアクリニックは埼玉を中心に東京や福島など5院を展開している眼科クリニックで、レーシックやICLの手術を行っています。大学病院と同等の医療機器を備えていて、多くの眼科疾患の日帰り手術に対応しています。
レーシックの手術では、視力検査だけではなく、眼の細かな歪みを精密に解析し、そのデータを基にレーザー照射を行っています。そのため、一人ひとりの目の個性に合わせたオーダーメイドの治療につながっています。
ICLの手術では笑気麻酔を使用しているため、手術に不安がある方もリラックスして施術を受けやすいです。
ICL料金プラン | |
ICL・IPCL(両眼) | 700,000円 |
ICL・IPCL トーリック(乱視用) |
800,000円 |
※料金は全て税込
※自由診療ため保険が適用されません
南青山アイクリニック東京
衛生管理の行き届いたクリーンルームで施術
南青山アイクリニックは、1997年に日本初の眼科専門医による本格的な屈折矯正手術専門施設として開院した眼科クリニックです。レーシックやICLをはじめとして、白内障・老眼の治療や一般眼科の治療も行っています。
手術室は米国NASA規格:クラス10000を満たすバイオクリーンルームを採用しているほか、治療器具の洗浄、レーザーメンテナンスを徹底しています。衛生管理のしっかりしたクリニックで施術を受けたい人におすすめです。
また、全国の眼科や大学病院と連携しています。眼科医によるレーシック・ICL(眼内コンタクトレンズ)の視力回復説明会なども無料で開催しています。
レーシック料金プラン | |
レーシック(両眼) | 420,000円 |
カスタムレーシック(両眼) | 470,000円 |
ICL料金プラン | |
ICL(眼内コンタクトレンズ)(両眼・乱視なし) | 730,000円 |
※料金は全て税込
※自由診療のため保険が適用されません
お茶の水・井上眼科クリニック
レーシックやICLの無料説明会を開催
お茶の水・井上眼科クリニックは、140年の歴史がある東京の眼科専門病院 「井上眼科病院グループ」の外来診療機関です。「眼の総合病院」であり、屈折矯正外来やレーシックセンターをはじめ、一般眼科やコンタクトレンズ外来などがあります。
レーシック手術はレーシックセンターで行っています。手術中の衛生管理を厳しく行っていて、術中に抗生剤入りの洗浄液で充分にフラップの下を洗浄するなどして、術後の感染症の予防に努めています。
ICLは屈折矯正外来で受け付けています。さまざまな治療に関する無料の説明会も随時行われているので、レーシックやICLについて疑問を聞いたり、相談したりして納得したうえで施術を受けられます。
レーシック料金プラン | |
エキシマEX500レーシック |
両眼:352,000円 片眼:176,000円 |
エキシマEX500PRK |
両眼:352,000円 片眼:176,000円 |
ICL料金プラン | |
ICL(乱視矯正なし) | 片眼:352,000円 |
ICL(乱視矯正あり) | 片眼:407,000円 |
※料金は全て税込
※自由診療のため保険は適用されません
サピタワーアイクリニック東京
合併症のリスクが少ないホールICLを採用
サピタワーアイクリニック東京は、東京丸の内にあるICL治療に対応した眼科クリニックです。東京駅から直結で徒歩1分で通えるため、アクセスしやすいほか、地方から新幹線で来院した方でも通いやすい場所にあります。
サピタワーアイクリニック東京では、日本眼科学会認定専門医がICLの施術を行っています。ホールICLと呼ばれる中央に小さな穴が開いた眼内レンズを採用していて、切開やメンテナンスが不要なのがメリットです。
手術前の検査は念入りに行っているので、手術が不安な方も落ち着いて施術を受けやすいです。また、術後は無料で定期検査を受けられるほか、保証期間は3年間となっているので、アフターケアも充実しています。
ICL料金プラン | |
ホールICL(乱視なし) | 730,000円 |
ホールICL(乱視あり) | 830,000円 |
※料金は全て税込
※自由診療のため保険は適用されません
ICLやレーシックの気になる疑問をQ&Aで確認
ここまで、ICLやレーシックの手術についてさまざまな情報をお伝えしてきましたが、ほかにも気になる疑問がある方も多いのではないでしょうか。その他の気になる疑問をQ&Aで確認したうえで、どのような施術を受けるか検討しましょう。
Q1:偏頭痛がある場合はレーシックの手術不適合になりますか?
偏頭痛があるからといって、それだけでレーシックの手術不適合となるわけではありません。かえって視力のトラブルが原因で偏頭痛が起きている場合、もあります。逆に手術後に視力が上がって、変化に体が対応できずに頭痛が発生する場合もあります。
Q2:レーシックが適応になる年齢は何歳ですか?
レーシックは18歳以上から手術が可能です。これは18歳未満だと視力がまだ不安定で、レーシック手術を受けても視力が安定しない可能性があるからです。高齢による年齢制限はありませんが、目の病気などにかかっている場合は施術が受けられないこともあるので注意しましょう。
Q3:レーシックやICLの適応検査ではどのようなことを行いますか?
レーシックの適応検査では、以下のような内容の検査を行います。
- 視力検査
- 角膜の厚さを測る検査
- 角膜のカーブを測る検査
- 眼底検査
- 水晶体や網膜の検査
検査の時間は約1時間半~2時間ほどです。ICLの場合は、レーシックの検査に加えて、WTWの精密検査、前房深度検査などを行います。検査の数が多くなるので、かかる時間も長くなり、2時間~2時間半ほどかかります。
Q4:ICLができない度数(適応外)はいくつですか?
ICLはレーシックより度数の適応範囲が広いのも特徴です。具体的にはレーシックの適応が-10.0Dまでなのに対して、ICLの場合は-15.00D以上は慎重適応にはなりますが、-18.00Dまで矯正可能です。レーシックが適応外の場合は、ICLを検討してみてはいかがでしょうか。
Q5:妊娠中や授乳中のレーシックは可能ですか?
手術中と術後にステロイド点眼薬の使用が必要になるので、妊娠中の方は出産して授乳期間が終わるまで手術ができません。断乳をしてもホルモンバランスの影響で視力データが不安定になる場合があるので、一定期間は様子を見て検査を行う必要があります。
Q6:円錐角膜だとレーシックが受けられないのはなぜですか?
円錐角膜は10代から20代前半に発症する場合が多く、角膜が前方へ円錐状に突出する進行性の病気です。レーシックなどのレーザー手術によって角膜を削って屈折を矯正すると、角膜の強度が低下して円錐角膜を進行させてしまう恐れがあるため、レーシックは受けられません。
Q7:ICLの施術は何歳まで受けられますか?
日本眼科学会の屈折矯正手術ガイドラインによると、老視年齢までとされていますが、多くの眼科クリニックでは45歳くらいまでとなっています。これは、40歳以上になると老眼が始まってしまい、治療しても老眼進行のために老眼鏡が必要になる場合が多いからです。
ICLやレーシックを受けて裸眼ライフを送ろう!
ICLやレーシック手術ができる人と、できない人の特徴をご紹介してきました。どちらの施術も日帰りで気軽に受けられる視力矯正治療です。クリニックの選び方やおすすめ眼科クリニックなども参考にしながら、自分の目に合った眼科クリニックを見つけてください。
本サービス内で紹介しているランキング記事はAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどECサイトの売れ筋ランキング(2024年08月30日)やレビューをもとに作成しております。
品川近視クリニックは、全国5院を展開しているレーシック・ICL手術対応の眼科クリニックです。院長先生自身もレーシックを受けているので、相談しやすいです。
レーシックについては、検査と施術が1日で済む「1日レーシック」を実施しています。最初に適応検査でレーシックの施術が適応するか検査があります。当日の午後に再度来院して、レーシックの施術を行う流れです。
ICLの施術についても、多くの症例数を経験しています。非常に短い切開幅からレンズを挿入できるため、同日で両眼の手術が可能です。また、手術後も回復期間の短縮につながっています。
※料金は全て税込
※自費診療のため保険が適用されません