眼科名医|福岡のICL手術が上手い眼科ランキング<スーパードクターの症例数>

眼科名医|福岡のICL手術が上手い眼科ランキング<スーパードクターの症例数>

「ICLするならどこがいい?」
「福岡でICL(眼内コンタクトレンズ)手術を受けられるおすすめの医院が知りたい」


そんな方に向け、この記事では福岡県でICL手術ができるおすすめ眼科病院を5院紹介!ICL手術で失敗しないための医院の選び方やICLとレーシックの違い、ICLにかかる費用、失明のリスクなどについて解説します。また、ICL手術経験者52名の体験談も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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レーシックとICLの違いを徹底調査!

  レーシック ICL
  記事番号:80952/アイテムID:15820129の画像 記事番号:80952/アイテムID:15820128の画像
特徴 レーザーで角膜の表面を
削り視力を矯正する
角膜に小さな穴を開け
眼内にレンズを入れる
担当医 眼科専門医 ICL専門医
費用 20〜30万円 45〜80万円
適応範囲 軽度〜中度
近視・遠視・乱視の方

強度
近視・遠視・乱視の方


レーシックとICLどちらの手術を受けるかお悩みではありませんか?そんな方に向けてここではレーシックとICLの特徴やメリット、デメリットを解説します。ご自身の状況に合った治療方法を選択してください。

レーシックの特徴は手術費用の安さ

レーシックのメリット・デメリット

 

レーシックは角膜の表面を削ることで視力を矯正する手術です。レーシックの最大の魅力は手術費用が手頃な点です。クリニックによって費用に差はありますが、相場は20〜30万円です。またレーシックの場合、個人差はありますが早い人は手術の翌日には視力が回復する点も魅力の1つです。

ただし、角膜の厚みが薄い方や強度の近視・遠視・乱視の方は視力の後戻りが起こりやすいため手術を受けられません。またレーシックは、角膜を直接削るため治療前の視力に戻すことは不可能です。

ICLの特徴は安全性の高さ

ICLのメリット・デメリット

 

ICLは角膜に小さな穴を開け眼内にレンズを入れることで視力を矯正する手術です。ICLの最大の魅力は安全性がより高い点です。ICLは「ICL認定医」の資格を持つ医師のみが施術できます。また万が一、後遺症や白内障などの目の病気を患った場合でもICLは元の目の状態に戻すことができる点も魅力の1つです。

ただし、レーシックに比べると手術の費用は高額です。また自分の目に合うレンズをオーダーメイドで作成するため、手術を受けるまでに時間がかかるといったデメリットもあります。以上のようなデメリットも踏まえた上でご自身の状況に合った選択してください。

 

 

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ICL手術で失敗しないための名医の選び方

ICL手術で失敗しないための眼科クリニックの選び方について解説します。「どこの医院でICL手術を受けたらいいのか分からない」という方は、以下の2つのポイントを参考にクリニック選びをしてみてください。

症例数の多いクリニックを選ぶ

ICL手術を選ぶ際には、症例数などの実績執刀医の経歴を確認することが大切です。多くの実績を持つクリニックでは、幅広い経験を元にした丁寧な対応が期待できます。以下では、全国の主な病院が公表している症例数をまとめました。ぜひクリニック選びの参考にしてください。

テーブルの部分表示
クリニック名 公表している症例実績
先進会眼科 27,000
品川近視クリニック 95,283

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術後のアフターケアが手厚いクリニックを選ぶ

実績のある病院を選ぶだけでは十分とは言えません。手術後に「レンズが合わない」「後遺症が残る」などのトラブルが起きる可能性も考えられます。そのため、アフターケアが充実している病院を選ぶことが重要です。ICL手術の主なアフターケア・保証内容は以下の通りです。

ICL手術の主なアフターケア・保証内容

アフターケアの保証内容や術後検診、再手術の無料期間はクリニックによって大きく異なります。手術費用だけで選ぶと、予期せぬ追加費用が発生する可能性もあります。事前にアフターケアの内容をしっかりと確認しておきましょう。

福岡でICL手術を受けられるおすすめ眼科病院5院

ここでは、福岡県周辺でICL手術ができるおすすめ眼科病院を5院紹介します。「どんな視力矯正の方法が自分に合うのか分からない」「そもそも自分はICL手術ができる目なのかわからない」という方は、気になったクリニックに一度来院し、ICLの適応検査を受けてみてください。なかには無料で受けられる医院も紹介しています。

先進会眼科 福岡(福岡県福岡市)

先進会眼科のおすすめポイント
院長がICLインストラクター
術後検診3ヶ月間無料、再手術代1年間無料
症例実績27,000件

 

▼料金表

コース 料金
ICL(乱視なし)

460,000

ICL(乱視あり)

592,000

※症例数の集計期間は2002.11.1〜2025.01.31

※症例数は先進会眼科全院の合計

※ 料金はすべて税込

※ 料金は両眼施術した際の費用

※自由診療のため保険適用外

先進会眼科の特徴

①今年で開院21年目!視力回復治療の専門クリニック

先進会眼科は、創業以来レーシックやICL(眼内コンタクトレンズ)、白内障治療などの眼治療を専門に全国で5つの診療所を展開しているクリニックです。また、理事長は、ICLを供給するスターサージカル社より安全性と先進性を両立し多くの患者に裸眼の生活を提供したことについて、2021年8月にアワードを受賞しています。

 

②入院不要!角膜を削らないICL手術

先進会眼科のICL手術は、両眼で20分程度で終わるため入院する必要がありません。また、角膜を削ることに抵抗がある方や角膜形状不正によりレーシック手術を受けることができない方には、レーザーやメスを使用しない手術方法も用意しています。

 

③アフターケアも充実!まずは個別説明会の予約から

先進会眼科のICLの手術費用には、術後3ヶ月間の定期検診代が含まれています。万が一、追加矯正や再手術が必要になった場合は、無料で対応をしています。WEB、LINEから24時間予約受付中なので、まずは個別説明会の予約をし、自分に合った治療を提案してもらいましょう。

先進会眼科の菅沼隆之先生

院長の菅沼隆之先生は、1992年から31年に渡って眼科医を務める日本眼科学会に認定された眼科専門医です。1999年に南青山アイクリニック福岡の院長、2008年に品川近視クリニック福岡院の院長を経て、2014年から9年間に渡って先進会眼科 福岡の院長を務めています。

品川近視クリニック 福岡院(福岡県福岡市)

品川近視クリニックのおすすめポイント
術後検診3年間無料、再手術代3年間無料
症例実績95,283件

 

▼料金表

コース

料金
ICL(乱視なし)

460,000

ICL(乱視あり)

560,000

※症例数の集計期間は2011.07〜2025.01

※症例数は品川近視クリニック全院の合計

※ 料金はすべて税込

※ 料金は両眼施術した際の費用

※自由診療のため保険適用外

品川近視クリニックの特徴

①西日本エリアICL最多症例実績を受賞!

品川近視クリニック 福岡院は、2018年〜2022年において「西日本エリアICL最多症例数」の実績をアメリカのICLレンズメーカー STAAR Surgical社より表彰されている、九州最大の屈折矯正専門クリニックです。品川近視クリニック全体の累計ICL症例数は95,283件になります。(2025年2月時点)

 

②術後3年間の長期保障付き

品川近視クリニックは術後のアフターサポートに力を入れている医院です。術後3年間の定期検診代は手術費用に含まれていて、万が一、術後検診で過矯正・低視力矯正と診断されたり、レンズのサイズが合っていないと診断された場合は、3年間の保障期間内であれば再手術代は無料になります。また、無料のサポート会員に任意で入会すれば、術後の痛みを軽減する「痛み緩和プログラム」を受けることも可能です。

 

③遠方から来院する人に最大10,000円の交通費を支給!

品川近視クリニックの大きな特徴の一つに、遠方に住んでいる方にも来院してもらえるよう交通費補助制度を設けている点です。片眼の手術の場合、最大5,000円、両眼の手術の場合は最大10,000円まで交通費を負担しています。沖縄に住んでいる方が手術を受ける場合、上限10,000円まで交通費が補助されます。

品川近視クリニックの尾崎秀先生

院長の尾崎秀先生は、2002年から21年に渡って眼科医を務める日本眼科学会に認定された眼科専門医です。尾崎先生が品川近視クリニック 福岡院の院長に就任したのは2014年で、現在ではICL症例数10,000件を超え、アメリカのICLレンズメーカー STAAR Surgical社より表彰されました。

望月眼科(福岡県福岡市)

望月眼科のおすすめポイント
術後検診代6ヶ月間無料、再手術代3年間無料

 

▼望月眼科の特徴

 

福岡天神にある医療法人望月眼科は、屈折矯正手術のICLをはじめとして、レーシックや多焦点肉眼レンズ挿入手術のほか、白内障など眼の悩みや病気に対して多くの手段の提案をしてくれる眼科です。患者一人一人のニーズに合わせて、ベストな方法を探し、提案をモットーにしています。

 

▼料金表

コース 料金
ICL(乱視なし)

616,000

ICL(乱視あり)

682,000

 

▼診療時間

 
9:00~12:30
14:00~17:00

 

▼アクセス

住所

福岡県福岡市南区老司4丁目1-45

最寄り駅

老松神社前バス停留所より徒歩すぐ

問合せ先

092-564-1001

 

 

※ 料金はすべて税込

※ 料金は両眼施術した際の費用

川原眼科(福岡県糟屋郡)

川原眼科のおすすめポイント
術後検診代1ヶ月間無料

 

▼川原眼科の特徴

 

「川原眼科」は、白内障、網膜硝子体疾患の手術を得意とするクリニックです。九州大学病院、国立病院機構小倉医療センターで経験を重ねた院長の川原周平氏が2016年に開院した新しい眼科になります。専門的な眼科医療を提供する「川原眼科」には、福岡県内やその近隣から多くの患者が来院されています。

 

▼料金表

コース 料金
ICL(乱視なし)

620,000

ICL(乱視あり)

660,000

 

▼診療時間

 
9:00~12:00
14:00~17:00

 

▼アクセス

住所

福岡県糟屋郡粕屋町仲原2526-9

最寄り駅

JR篠栗線 柚須駅より徒歩15分
四軒屋バス停留所から徒歩3分

問合せ先

092-409-5090

 

 

※ 料金はすべて税込

※ 料金は両眼施術した際の費用

岡眼科 飯塚クリニック(福岡県飯塚市)

岡眼科 飯塚クリニックのおすすめポイント
術後検診代3ヶ月間無料、再手術代1年間無料

 

▼岡眼科 飯塚クリニックの特徴

 

先進医療を推進する先進会眼科のグループに属する岡眼科飯塚クリニックです。先進会眼科は東京、大阪、福岡にクリニックを展開し、症例も豊富です。岡眼科飯塚クリニックは真新しい建物、先進機器に加え、院内カフェを備えた大きな総合クリニックです。

 

▼料金表

コース 料金
ICL(乱視なし)

460,000

ICL(乱視あり)

592,000

 

▼診療時間

 
9:00~17:00

※ ▲...第1、第3金曜日は9:00~19:00

 

▼アクセス

住所

福岡県飯塚市川津371-1

最寄り駅

西鉄バス 飯塚農協停留所より徒歩1分

問合せ先

0948-22-5155

 

 

※ 料金はすべて税込

※ 料金は両眼施術した際の費用

 

▼この記事で紹介している医院のアフターケアの内容の一例
 ※ 横にスクロールできます
 ※ 費用は乱視なしの場合。公式サイトに記載がない場合は「ー」と表記

 
  先進会眼科
クリニック
品川近視
クリニック
望月眼科 川原眼科
岡眼科飯塚
クリニック
手術費用 460,000 460,000 616,000 620,000 460,000
無料検診期間 3ヶ月 3 6ヶ月 1ヶ月 3ヶ月
再手術の無料期間 3 3 3 1

実際にICL手術を受けた52人にアンケート!

gooランキング編集部では、ICL手術経験者52名を対象に独自のアンケート調査を行いました。その結果ICL手術を受けた方の9割以上が「満足」していました。「とても満足している」「満足している」と回答した方は合わせて96%。一方、少数ながら「あまり満足していない」(4%)という声もみられました。

ICL手術を受けて「とても満足」「満足」と回答した人の声

続いて「満足」と回答した方に理由を聞いてみました。さまざまなメリットが挙がる中、視力が回復したことで「生活が楽になった」と感じる方が目立ちます。

スワイプカルーセル

ICL手術を受けて「あまり満足していない」と回答した人の声

一方で「満足していない」と回答した方の理由も気になりますよね。2人の回答者に共通して見られたのが「50歳」という年齢の壁。「術後に一時的に効果を感じた場合でも、老眼によって再び視力低下を起こす」という声からも結果に満足できなかった様子が伺えました。

スワイプカルーセル

ICL手術を受けて良かったことNo.1は「起きてすぐにものが見える」

アンケートの結果からICL手術を受ける主なメリットは「眼鏡やコンタクトレンズをつける生活から解放されること」だけに留まらず、「裸眼になったことで、それまで楽しめなかったスポーツやアウトドア・運転が可能になること」だと言えます。

ICL経験者に聞いた人気病院と選んだ理由

ここではgooランキング編集部が独自に行なったアンケート調査によって分かった、レーシック経験者に人気の病院とその病院を選んだ理由について紹介します。

ICL手術を受けた病院の第1位は「品川近視クリニック」

ICL経験者52名に聞いた「ICL手術を受けた病院」の第1位は、回答者全体の10%を占めた「品川近視クリニックでした。

 

また、「その病院を選んだ理由は?」という質問に対しては25名が「手術件数などの実績が豊富そうだった」と回答し最も得票数が多い結果となりました。次に回答が多かった理由に「有名な病院だった」が挙がっていることから、「品川近視クリニック」や「先進会眼科」といった全国展開する大手眼科クリニックが人気の傾向があります。

 

逆に、「他院と比べて安かった」と回答する人が9名(全体の17%)となったことから、費用の安さを重視して病院を選ぶ人が少ないことも今回の調査で分かりました。

ICL手術を受けようか迷っている人へ経験者からのアドバイス

gooランキング編集部がICL経験者を対象に実施した独自アンケートでは、「今、ICL手術を受けようか迷っている・受けたいと思っているが躊躇している人へ、あなたからのアドバイスを教えてください」という質問をしました。ここでは、その回答を一部抜粋し紹介します。

40代
女性
パート/アルバイト
手術は一瞬、見えるのは一生。 快適によく見えます!

出典:https://ranking.goo.ne.jp

30代
男性
会社員
過度な心配は無用です。

出典:https://ranking.goo.ne.jp

30代
男性
会社員
事前に医療ミスなどがないか調べておくこと

出典:https://ranking.goo.ne.jp

30代
女性
専業主婦
手術は一瞬なのでやってしまったほうが迷っている時間も勿体ないと思う

出典:https://ranking.goo.ne.jp

30代
女性
できるだけ若いうちに受けることをすすめます

出典:https://ranking.goo.ne.jp

50代
女性
会社員
老眼を軽く見ないこと

出典:https://ranking.goo.ne.jp

30代
女性
公務員
納得いくまで質問

出典:https://ranking.goo.ne.jp

50代
男性
会社員
信頼できる眼科を選ぶことが大事

出典:https://ranking.goo.ne.jp

ICL(眼内コンタクトレンズ)って何?

ICL(眼内コンタクトレンズ)とは、目の中に直接小さなレンズを移植する視力矯正方法ですICLは2010年に厚生労働省の認可を受け、ここ数年で認知されはじめました。同様の屈折矯正手術にレーシックもありますが、近年は手術件数が減少傾向にあり、ICLの手術件数が増加傾向にあります。屈折矯正手術の国内シェアは、現在でもレーシックが大半を占めており、ICLのシェアは3割程度と推定されています。

ICLとレーシックの違いは?

レーシックは医療用レーザーで角膜のカーブを削り屈折異常を矯正する視力矯正方法に対し、ICLはメスを使用し角膜の表面に数mm程度の穴を開け、そこからレンズを挿入し視力を上げる矯正方法です。ICLの大きな特徴の一つとして、「レンズを取り外してしまえば、いつでも手術前の状態に戻せる」ことが挙げられます。この他にも、レーシックとICLはさまざまな点が異なるため、ここでは、レーシックとICLのどちらにしようか迷っている方のためにそれぞれの違いについて詳しく解説します。「どちらの方が優れている」というわけではなく、それぞれ自分に合った視力矯正方法を選択するとよいでしょう。

レーシックは眼科専門医なら誰でも施術できるが、ICLは「ICL認定医」しか施術できない

レーシック手術は、眼科専門医であれば特別な資格を必要とせず施術を行うことができますが、ICL手術は眼科専門医であると同時に、「ICL認定医」という資格を持っている医師しか施術することができません。厚生労働省の「令和2(2020)年医師・歯科医師・薬剤師統計の概況」によると、日本全国の眼科医は13,639人とされ、そのうち「ICL認定医」の数は明確なデータはありませんが2021年時点では250名前後と言われています。

 

つまり、日本全国の眼科医のうち、ICL手術を実施できる医師はわずか1.8%になります。なぜ、ICL手術に関してここまで厳格な認定医制度が設けられたかというと、過去に起きたレーシック手術による集団感染事件が影響しています。これは、2008年から2009年の間に東京都中央区「銀座眼科」で起きた、67名もの被害者を出した大規模医療ミスで、この集団感染の原因の一つとして、「元院長が経営効率や営利を重視し手術器具の滅菌をしなかったり、角膜を切開するブレードを使い回したりと基本的な衛生管理を怠ったままレーシック手術を実施していたことによるもの」と言われています。こういったレーシックで起きた悪い過去を繰り返さないために、ICL手術は厳しい認定医プロセスを経た、有資格者しか実施することができないようになっているのです。

 

参照:医療問題弁護団 銀座眼科レーシック集団感染事件

レーシックは軽度〜中程度の近視が対象で、ICLは強度近視が対象

レーシックとICLは、矯正できる度数の対象が違います日本眼科学会が作成する「屈折矯正手術のガイドライン」によれば、レーシック手術が対象とする矯正量の限度は原則6Dとなっています。しかし、近視矯正の場合のみ、患者への十分な説明と納得があるかつ、手術を実施するのに十分な角膜厚があれば-10Dまで実施が可能です。一方、ICLが対象とするのは6D以上の近視で、-3D以上-6D未満の中等度近視と-15D以上の最強度近視には「慎重に対応する」と書かれています。

 

つまり、基本的にはレーシックは軽度〜中程度近視を対象とし、ICLは強度近視を対象としているため、対象となる矯正量が違うのです。

 

▼近視の一般的な分類

  • 軽度近視(近視度数:−0.5D〜−3D)
  • 中等度近視(近視度数:−3.25D〜−6D)
  • 強度近視(近視度数:−6.25D〜−10D)
  • 最強度近視(近視度数:−10.25D以上)

レーシックは術後に「近視の戻り」が起こるが、ICLには起こらない

レーシック手術をした後に、時間の経過とともに近視の状態に戻ってしまうことを「近視の戻り」と言います。「近視の戻り」が起きてしまう原因はいくつかありますが、その一つにレーシックで削った角膜が時間と共に治癒が進み、手術前の状態に戻ってしまうことが挙げられます。また、手術によって強度が低下した角膜に眼圧がかかることによって、押し出された角膜のカーブが強くなり近視の状態に戻ってしまうことも挙げられます。

 

一方、ICLは角膜を削らないため、こういった「近視の戻り」が起きることはありません。しかし、眼鏡やコンタクトレンズと同様に、年齢を重ねるにつれて老眼の症状がみられ、目の悪さに対してレンズの度数が合わなくなってくることはあります。

 

▼福岡でレーシックが受けられるクリニックはこちら

【よくある誤解】ICLは総称ではなく、後房型フェイキックIOLで使用されるレンズのうちの1種

眼内レンズは、「IOL(正式名称:Intra Ocular Lens)」とも呼ばれ、「有晶体眼内レンズ」と「無晶体眼内レンズ」の2種類に大別されます。元々は、「無晶体眼内レンズ」という、白内障手術などによって水晶体を失った目に対して水晶体の代わりに移植するレンズの1種類しかありませんでしたが、のちにその技術を利用し、近視矯正を目的とした水晶体を摘出せずに眼内にレンズを移植する「有水晶体眼内レンズ(フェイキックIOL)」が誕生しました。フェイキックIOLにも2種類があり、角膜と虹彩の間にレンズを移植する「前房型フェイキックIOL」と、虹彩と水晶体の間にレンズを移植する「後房型フェイキックIOL」があります。ICLと呼ばれるレンズは、この「後房型フェイキックIOL」で使用されるレンズの名称です

 

多くの方が誤解しているのが、ICLとは眼内レンズの総称を指す言葉ではなく、あくまで「後房型フェイキックIOL」の手術で使用されるレンズのうち、アメリカのレンズメーカー(Staar Surgical社)によって開発されたレンズを指す言葉なのです。また、現在主流となっているICLは、レンズによって眼内の水(房水)の流れを妨げないようにレンズの中心に穴が開けられているため「ホールICL」と呼ばれることもあります。

ICLの費用っていくらかかるの?

ICL手術の費用は、クリニックによってさまざまですが名古屋の相場としては450,000円~800,000円程度です。200,000円〜300,000円程度で可能なレーシックと比べるとかなり高額ですが、ICLの費用が高額になる理由の一つに、レンズ代が挙げられます。ICLのレンズは、手術前に行う適応検査の結果をもとに適切な度数やサイズのレンズをオーダーメイドで作成するため高額になるのです。以下では、ICL手術にかかる費用を気にしている方に向けて詳しく解説します。

自由診療のため保険適用はされない

ICL手術は基本的に自由診療となり保険適用外のため、手術前後の検査料や受診料も含めすべての費用は自己負担になります。保険適用外で450,000円〜800,000円の負担となると、一見非常に割高にも思えるICLですが、多くのクリニックは術後の定期検診代が手術費用に含まれていることが多いです。なので、クリニックを選ぶ際は、術後どれくらいの期間までの検診代が手術費用に含まれているのかを確認してもいいかもしれません。

 

また、ICL手術にかかった費用に対しては、確定申告をすることで医療費控除を受けられます。医療費控除とは、本人または家族が、その年に支払った医療費が100,000円を超える場合は医療控除の対象になるといった制度です

長期的に見るとICLは経済的

前述した通り、ICL手術にかかる費用は450,000~800,000円と決して安い金額ではありません。しかし、一度手術をしてしまえば10年、20年とコンタクトレンズの定期購入にかかり続ける費用と比べるとICLは経済的ともいえます。仮にワンデーのコンタクトレンズを1日あたり150円程度の費用がかかるとします。2週間レンズなら1日あたり50円程度と1ヶ月あたり1,000円程度のケア用品がかかるとします。30年後までにかかる費用を計算すると、なんとワンデーコンタクトレンズなら162万円、2週間レンズなら90万円にも上る計算になります

 

こういったことから、コンタクトレンズよりICLの方が長期的に考えると経済的な視力矯正方法といえます。しかし、かかる費用だけで視力矯正方法を決めるべきではありません。最後は自分に一番あった矯正方法を利用しましょう。

ICL手術のリスク

ここではICLのリスクについて解説します。眼鏡やコンタクトレンズから開放されるICL手術ですが、いい点だけでなくリスクもしっかり把握したうえで、ICL手術を受けるか決めましょう。

術後に視界がぼやける?ハローグレア現象とは

手術後、夜間の外灯などを見ると光の周りに輪が見えたり、光がにじむ、ぼやけると感じる「ハローグレア」と呼ばれる現象が起こる場合があります。個人差はありますが、この現象も一般的には1週間ほどで安定するので心配ありません。

 

白内障手術では多焦点眼内レンズが使用されているため、ハローグレアが起きやすいといわれています。しかし、ICLのレンズはハローグレアも抑制するように構成されているため、術後の視力が安定するのと共に、気にならなくなるのがほとんどです。

 

万が一いつまでも視界がぼやける場合は、すぐに手術をしたクリニックに相談をしてください。

過矯正や低矯正などレンズが合わない場合も

ICL手術を行う前には精密な検査を行うと自分に合ったレンズを決めますが、まれに入れたレンズが合わなくて見えにくい場合があります。ですが、事前の検査が適切にできていれば避けられる可能性が高いトラブルですので、信用できる病院を選ぶのが大切です。

 

トラブルが起こってしまった場合でも、ICLで用いる眼内コンタクトレンズは取り出し可能です。対応がしっかりしている病院なら、度数が合わないなどのトラブルの際は無料で再手術してもらえる場合もあるため、参考にしてください。

感染症防止のために術後定期検診は必ず

感染症が発症した症例は多くはありませんが、手術は成功率100%ではないので、手術に一般的にみられる合併症や感染症が発生する可能性は0ではありません。衛生管理のレベルが高い病院や、トラブル時のアフターケアが充実している病院を選んでください。

 

また、感染症を防ぐためには手術を受けた患者自身の対策も必要です。定期健診にきちんと行く、手術後の注意事項を厳守する、処方された薬を飲み切るなど、病院の指示に従うとリスクを下げられます。

緑内障や白内障などはホールICLの登場によりリスク軽減

以前はICL手術のリスクは緑内障(眼圧の上昇)や白内障、角膜内皮細胞の減少といったものがありましたが、現在主に使用されているホールICLが登場したため、リスクがかなり軽減されています。

 

もともとあったわずかなリスクも軽減されており、さらに受けやすくなりました。しかしリスクが低くても0ではないので、検討の際には必ずこれらのリスクも念頭に置いておくのが大切です。

ICL手術の流れ

ICLの手術に至るまでの主な流れです。


1.適応検査
はじめに適応検査を行い、ICL(眼内コンタクトレンズ)が行えるかどうかを判断します。


2.術前検査
ICLの度数や大きさを決定する検査を行い、術前検査終了後にオーダーメイドでレンズを注文します。これは、届くまでに3~8週間程度かかるので把握しておきましょう。
手術日が決定したら、コンタクトレンズの装着が禁止されます。ハードコンタクトで3週間前から、ソフトコンタクトで2週間前から着用は禁止です。

 

3.手術
手術に要する時間は30分程度です。術後はしばらく安静にし、診察を受けた後に帰宅します。入院はしません。手術直後でも視力はかなりよくなるので、直ぐに裸眼での生活が可能です。早い方で翌日から、遅くとも1週間程度で良好な視力を得られます。

 

4.術後ケア
どの医院でも術後は定期健診があります。翌日検診のあとは(3日後)、1週間後、1ヶ月後、3ヶ月後、6ヶ月後、1年後を目途に検診を受けるケースがほとんどです。


以上が大まかな流れですが、医院によっては検査の回数が異なる場合もあります。手術自体は30分程度で済みますが、術後検診が必要なため、数回の通院を想定して医院を選択しましょう。

▼施術の流れ

ICLに関するよくある質問

ICLに関するよくある質問をまとめました。ICLを検討している人はぜひ参考にしてください。ただし、心配なことは自己判断せず、クリニックに詳細を確認するのをおすすめします。

プランの説明で使われる「D」って何?

D(ディオプター)とは、眼の調節力を表す単位です。-10.0D未満~6.0Dがあります。度数の値はマイナスが近視、プラスが遠視を表します。+-関係なく、数が高いほど症状がきついです。強度近視や強度遠視になるほど、一般的に手術費用は高額になります。

 

眼鏡やコンタクトを作るときに使われる処方箋に書かれているので、ぜひ自分の度数を確認してみてください

モニターなどで費用を抑えて受けられる?

モニター募集は、手術を受けた本人の口コミや顔写真を掲載などさまざまな条件を受ける代わりに相場より手頃に手術が受けられます。病院によっては、モニター募集の条件が異なりますので、自分が条件を満たせるのなら応募してみるのもおすすめです。

ICLの手術まではどれくらいの期間がかかる?

レンズの在庫によっては3週間〜3ヶ月ほどかかることがあります。

 

適応検査、最終検査を経て、使用するレンズの度数が決まります。アメリカやヨーロッパで製造されているレンズがほとんどなので、在庫状況により取り寄せになった場合は待つ期間が長くなってしまうでしょう。

また、普段装着しているのがハードコンタクトレンズの場合は4週間以上、ソフトコンタクトレンズの場合は3日以上、使用を中止する必要があるので、手術を受けることを決めてもすぐに手術を受けられるわけではありません。

手術中や術後は痛みを感じるの?

ICLの手術中や術後に痛みを感じることはほとんどないとされています。

 

ICL手術は点眼麻酔(目薬タイプの麻酔)を行ったうえで手術をするため、痛みは大きく軽減されています。口コミでも痛みを感じた方はほとんどいませんでした。しかし、目を大きく開いた状態で施術を行うので、少し眼球が押される感覚はあります。途中で痛みを感じたら麻酔を追加できる場合もあるので、すぐにドクターに相談してください。手術後に麻酔がきれると軽い痛みや異物感を感じる方もいますが、時間とともに軽減します。

手術後は仕事を休む必要はある?

車の運転や細かい作業など、視力が必要になるお仕事の場合は、余裕を持ってお休み期間をとるのをおすすめします。

 

手術当日は薬剤の影響などもあり視界はぼんやりと見えている状態で、術後数日~1週間程度で視力が戻ります。また、ICL手術後のメイクは、一般的には眼の周りを避ければ翌々日から可能です。

ICLをしてもカラーコンタクトはできる?

ICL手術では目の表面状態は変わらないため、カラーコンタクトを入れられます

 

ただし、目の状態が安定する3か月を過ぎ、医師に相談してから装着をしてください。

ICLって何年持つの?

ICLのレンズには寿命はありません。

 

ICL手術で使われている眼内レンズは、耐久性や生体適合性に関して優れた素材から作られています。交換や特別なメンテナンスの必要もなく、基本的には継続的に入れておけます。しかし、年齢を重ねるにつれて、入れているレンズの度数が合わなくなってしまう場合はあります。その場合は、レンズの取り出しや再手術が必要となります。

ICL手術を受けた数年後に、もし視力が低下したら?

保証期間内の初回であれば、無料で再手術をおこなってくれる眼科クリニックもあります。

 

保証期間は1〜3年間で定められている眼科クリニックが多いです。期間内なら何度でも相談、検診ができる場合もありますので、不安を感じたら早めに通院しましょう。

ICLの10年後、20年後のリスクは?

近年主流となっているホールICLの登場により、白内障などの合併症のリスクは少なくなりました。

 

過去にはICLを受けた方の中に、白内障や緑内障(眼圧の上昇)が起こるリスクがありました。ICLを受けた方が白内障を起こす原因は、ICLで使用するレンズが眼内の水(房水)の流れを妨げ、水晶体の混濁を起こしてしまうためでした。しかし近年ではこの合併症のリスクも少なくなりました。眼内レンズにごく小さな穴を開けた「ホールICL」が開発され、房水の流れを確保するとより水晶体の混濁を抑えられるようになったためです。

 

とはいえ、リスクが低くても0ではないことを理解し、検討の際には必ずリスクも念頭に置いておくことが大切です。

ICLは老眼も治療できるの?

ICL(眼内コンタクトレンズ)は、主に近視、乱視、遠視を矯正できる手術です。しかし、それとは別に、年齢を減れば誰しも目の老化現象である老眼が始まります。老眼とは、眼のレンズである水晶体そのものが老化によって硬くなり衰える現象です。

 

ICLは眼内レンズを挿入して近視、遠視、乱視を矯正する手術なので、老眼そのものの矯正はできませんでしたが、近年、老眼対応の眼内レンズ「IPCL」が登場しました。編集部おすすめの「先進会眼科」では「IPCL」を使用した老眼にも対応したICL手術を行っています。

 

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