【専門家監修】赤味噌のおすすめ人気ランキング20選【スーパーで買えるものも】
2023/01/11 更新
赤味噌は味噌汁や和風料理に活用できる美味しい調味料です。しかし、甘い味噌から市販の味噌まで、種類が豊富です。無添加なものやチューブタイプなど特徴も異なるため、選ぶのに悩んでしまいます。そこで今回は、発酵食のプロ、奥田さんに赤味噌の選び方をお聞きしました。マルサンのものや少量で安いものなどもご紹介しています。
目次
赤味噌の魅力や特徴とは

一般社団法人発酵こころ美人協会代表理事。 発酵ライフクリエイター 発幸力®マスター、発幸力®アルケミスト
奥田涼子

編集部
赤味噌ってそもそも他の味噌とどう違うんですか?

奥田さん
赤味噌というのは文字通り赤い味噌のことです。"豆味噌"と"米味噌の赤系"がこれにあたります。

編集部
やはり赤味噌は赤い味噌なんですね!豆味噌はどういった味噌なんですか?

奥田さん
豆味噌は主に愛知・三重・岐阜などの東海地方で作られていて、固く少し辛いのが特徴です。八丁味噌は有名ですよね!味噌煮込みうどんや味噌カツなどのコクのある料理に使われています。

編集部
なるほど!米味噌の赤系はどういった味噌なんですか?

奥田さん
米味噌の赤系は、長く熟成することで赤くなり、主に寒い地域で作られています。例えば、青森の津軽味噌や秋田味噌や仙台味噌・福島の会津味噌・石川の加賀味噌・新潟の越後味噌などがあります。米味噌は何にでも合う万能な味噌です。もちろんお味噌汁や冬は味噌キムチ鍋なんかもいいかもしれません!

編集部
つまり赤味噌は辛かったり塩辛かったりするのが特徴なんですね!

奥田さん
基本的にはそうです!しかしいくつか例外がありまして、徳島県の御膳味噌や東京の江戸甘味噌は赤味噌ですが、甘いんです!これらは米麴が多いので甘くなります。甘味噌は甘いので酢味噌とかにするのもおすすめですよ!

編集部
赤味噌の地域性や種類が理解できたところで、奥田さんが思う赤味噌の魅力をお聞きしたいです!

奥田さん
赤味噌の魅力は旨味成分がたっぷりなところです。赤味噌の中でも特に豆味噌は、「米麴」を使わず、大豆を原料とした「豆麹」を使うので、大豆の濃厚な旨味が魅力です。どんな料理に使ってもすごくコクが出ます!一方、米味噌の赤系の赤味噌は、長期熟成しているという意味での旨味が魅力的です!

編集部
赤味噌を選ぶ際に注意している点はありますか?

奥田さん
お味噌は基本的に添加物が無くても成立する食品なので、余計な添加物が入っていないものを選ぶようにしています。
奥田さんおすすめの赤味噌ランキング3選
口コミを紹介
名古屋を離れて長く外国暮しをしている娘家族からのリクエストで英国にEMSしました。やはりカクキューの八丁味噌は味、香りetcスペシャルだそうです
赤味噌の選び方
赤味噌には、大手企業が生産しているものや地方で作られた手作り品など、多種多様な商品があります。ニーズにあった赤味噌を選んでみてください。
原材料で選ぶ
赤味噌には、豆麹、米麹を使った2種類と、それらをブレンドした合わせ味噌があります。主な原材料はすべて大豆です。
濃厚な香りが欲しいなら「豆麹・八丁味噌」がおすすめ
大豆に豆麹を加えて作られた赤味噌は、グルテンフリーで栄養価の高い調味料です。ほかの味噌よりもアミノ酸が豊富で健康的な食卓に欠かせません。代表的な豆味噌の八丁味噌は、独特な渋みがありますが深いコクがあります。
甘い味噌なら「米麹」がおすすめ
大豆に米麹を加えて作られた米味噌は、甘い口当たりが魅力で一番生産量が多く人気の味噌です。大豆を茹でてから熟成させる白味噌と、大豆を蒸して熟成させる赤味噌の2種類があり、なかには健康的な減塩商品もあるので食卓に欠かせません。
さっぱりした風味の味噌なら「麦麹」がおすすめ
大豆と麦麹で作られる麦味噌は、九州・中国・四国などで作られています。麦の香ばしく甘い風味を活かした甘口で、塩分量は比較的少なく胃腸に負担がかかりません。また、腸内環境を整えてくれるので、スッキリしたい方におすすめです。
具の味付けに使いやすいものなら「合わせ味噌」がおすすめ
合わせ味噌である赤だし味噌は、豆味噌と米味噌を混ぜて調味したもので、風味がマイルドなので食べやすいです。また、あっさりした米味噌と味わい深い麦味噌を混ぜた合わせ味噌は、双方の美味しさを一度に楽しめる味です。
形状で選ぶ
赤味噌の形状には、滑らかなペースト状のすり味噌と原材料の形を残した粒味噌があります。ぜひ味と食感の違いに注目してみてください。
食感を楽しむなら「粒味噌」がおすすめ
粒味噌は、大豆・米・麦の形状を荒く残した状態で出荷された味噌です。こし味噌よりも、麹の香りや風味を楽しめるので、味を重視したい方におすすめです。見た目が気になる場合は、ぜひこし器を使ってみてください。
なめらかな口当たりが好きなら「すり味噌(こし味噌)」がおすすめ
赤味噌としての風味は、粒味噌よりもやや落ちますが、味噌田楽、もつ煮込みなど食材の食感を楽しみたい料理によく合い、味噌汁にもすぐ溶けるので便利です。使いやすさを重視するのなら、すり味噌を選んでみてください。
味で選ぶ
赤味噌には、辛口と甘口があり、塩分濃度が高いと辛口、麹歩合が多いと甘口になります。ぜひお好みの味わいを選んでみてください。
関東風の味噌なら「辛口」がおすすめ
辛口の赤味噌は、塩濃度が13〜14%と高く、強い塩味を感じます。肉や魚などのメイン食材との相性がよく、煮物や汁物などに欠かせません。また、つけダレに使う場合は、他の調味料を合わせるとマイルドに仕上げられます。
関西など広い地域の味噌なら「甘口」がおすすめ
関西地域では甘口の赤味噌が人気です。塩分量11%程度で麹の甘みを楽しめるので、ぜひ生野菜にそのままつけて、美味しく食べてみてください。また、さばの味噌煮や味噌田楽を、料理の色味を損ねずに作れるのもポイントです。
だしの有無で選ぶ
赤味噌の中には、だし入りのものがあります。使い方やこだわりに応じてだしの有無を選んでみてください。
味噌汁や豚汁に使うなら「だし入り」がおすすめ
味噌汁や豚汁を作る際に気軽に使いたい場合は、だし入りの赤味噌がおすすめです。別でだしを取る必要がないため、素早く調理でき忙しい方でも負担がかかりません。さまざまな料理に活用できるのもポイントです。
味噌本来の味を楽しむなら「だし入りでないもの」がおすすめ
だしを取る必要がなく、元から商品にだしが入っているだし入りタイプの味噌があります。調理には便利ですが、味噌本来の風味や味わいを失います。赤味噌の味や栄養素を感じたい方は、だしの入ってないものを選んでみてください。
気軽に使いたいなら「チューブタイプ」をチェック
気軽に赤味噌を使いたいならチューブタイプがおすすめです。押せば味噌が出てくるため、手間がなく、素早く活用できます。また、量の調整も簡単なので料理に使ったり味噌をつけて食べたい際にも最適です。
健康志向の方は「無添加や成分」をチェック
コスパが気になる方は「価格帯」をチェック
赤味噌を毎日のように使う場合、コストパフォーマンスが気になる方も少なくありません。赤味噌は800~1,500円くらいの価格帯のものが一般的です。コスパが気になる方は、目安の価格帯で、量を比較しながら選んでみてください。
お試しで購入するなら「少量で安いもの」をチェック
「普段あまり赤味噌を使わない方や、お試しで購入する場合は、少量で安いものを購入するのがおすすめです。赤味噌にはさまざまな種類があるので、ぜひお好みや用途に合わせてベストなものを選んでみてください。
メーカー・ブランドで選ぶ
赤味噌選びに迷ったら、有名メーカー・ブランドのものをチェックしてみてください。おすすめメーカー・ブランドをご紹介します。
家庭料理に使うなら「マルサン」がおすすめ
毎日のお味噌汁など、家庭料理に使う赤味噌をお探しならマルサンの商品をぜひチェックしてみてください。マルサンは家庭向けに味噌や食品を販売しているメーカーで、使いやすいものが揃っています。
伝統の味を楽しむなら「まるや」がおすすめ
まるや八丁味噌は、1337年から続く伝統ある老舗メーカーです。大豆と塩と水でつくる、伝統の味を楽しめるので、赤味噌本来の味や食感を堪能したい方にはたまりません。料理にもよく合うのでぜひチェックしてみてください。
スーパーで手軽に買える市販の赤味噌なら「マルコメ」がおすすめ
マルコメの赤味噌は、スーパーで手軽に買える市販の美味しい味噌で液みそや大容量品などもあります。お財布に優しいお値段で購入できるため、毎日使用しても負担がかかりません。本格的な赤味噌をご家庭で味わえます。
品質を重視するなら赤味噌で「有名な県」をチェック
赤味噌の有名な県は関東甲信越が多いです。とくに、名古屋の煮込みうどんや味噌カツには赤味噌を決め手として使用しており、多くの方に親しまれています。長期熟成の赤味噌もあるので、ぜひチェックしてみてください。
赤味噌を買うなら「名古屋の商品」をチェック
赤味噌は名古屋のソウルフードとも呼ばれ、赤味噌を使用したおでんやどて煮、味噌カツは年齢や性別を問わず多くの方に親しまれています。本格的な赤味噌を味わいたい方は、名古屋産をチェックしてみてください。
豆赤味噌の人気おすすめランキング5選
口コミを紹介
主人が名古屋人なので、味噌は赤だししかだめ。しかも、なんたってイチビキしか受け付けない。
口コミを紹介
気に入りました
お味噌汁に使用
口コミを紹介
やさしい味なのにしっかり赤だしの味がして、お気に入りに。
口コミを紹介
八丁味噌に期待する強い個性がきちんと出てきて、私にとっては外せない味噌です。
口コミを紹介
このお味噌で焼きみそを作ったが絶品だった。おむすびにもよくあう。
豆赤味噌のおすすめ商品比較一覧表
商品 | 画像 | 商品リンク | 特徴 | 原材料 | 形状 | 味 | 容量 |
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2年熟成のこだわり八丁味噌を手軽な価格で |
豆麹 |
こし味噌 |
辛口 |
400g |
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少量足すだけで個性的な味わいになる八丁味噌 |
豆麹 |
こし味噌 |
辛口 |
300g |
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本場の赤味噌を安い価格で購入できる |
豆麹 |
こし味噌 |
辛口 |
500g |
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スーパーで手軽に買える市販の赤味噌ならこれ |
大豆(遺伝子組換えでない)・食塩・宗田かつお節粉・かつお節粉・砂糖・昆布エキス・昆布粉・酒精・調味料(アミノ酸等) |
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かつお・昆布の風味 |
500g |
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赤味噌で有名な地域の味噌を手軽に楽しめる |
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- |
750g |
米赤味噌の人気おすすめランキング5選
口コミを紹介
お味噌汁らしいお味噌汁があじわえました!塩加減がちょうど良い感じがします
口コミを紹介
長野に行った際は必ず買ってきてました。以前味噌が切れてしまった時にamazonで見つけ、それ以来お世話になってます。
口コミを紹介
変わった土地のお味噌汁が飲みたくて、注文しました。美味しかったです。
口コミを紹介
とても美味しいです
口コミを紹介
一度このお味噌を味わうと、他の味噌は使えません。
その他赤味噌の人気おすすめランキング8選
口コミを紹介
毎日、一年程使っています。色は濃くても伝統の味は優しい塩加減で野菜系に合います。
口コミを紹介
赤味噌は色々ありますがこの味が一番好きです
口コミを紹介
一般的なイメージの赤味噌と違い、品の良い味わいに感激しています。
口コミを紹介
子供達が大好きな味噌です。これ以外のものは使えなくなりました。
口コミを紹介
スーパーなどで購入する八丁味噌は苦味があったりして残念に思ってたのですが、これは香りも良く、ほんのり甘みがあって優しい味でした。
口コミを紹介
私は赤味噌好きじゃないけど夫が好きなので。前買った別の赤味噌より苦味がなくて良かったです。
口コミを紹介
味わい深く、いつもの八丁味噌とは別物です。これは買って正解でした。見事な味です。
その他赤味噌のおすすめ商品比較一覧表
商品 | 画像 | 商品リンク | 特徴 | 原材料 | 形状 | 味 | 容量 |
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お中元や母の日にも最適な伝統製法の赤味噌 |
合わせ味噌(豆・麦) |
こし味噌 |
やや辛口 |
580g |
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まろやかで飲みやすい味噌にぴったりの赤だし |
合わせ味噌(豆・調味料) |
こし味噌 |
やや辛口 |
500g |
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有機JAS認定食品の赤だしで楽しく料理 |
合わせ味噌(豆・米) |
こし味噌 |
やや甘め |
500g×2個 |
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麦の甘みが特徴の長期間熟成した麦味噌 |
麦麹 |
こし味噌 |
甘口 |
750g |
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京風の甘口赤だしを堪能するなら |
合わせ味噌(豆・米) |
こし味噌 |
やや甘口 |
508g |
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絶妙なバランスの美味しい合わせ味噌 |
合わせ味噌(豆・米) |
こし味噌 |
やや辛口 |
500g×2袋 |
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甘い口当たりでさまざまな料理に使いやすい |
合わせ味噌(豆・米) |
すり味噌 |
標準 |
900g |
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麦味噌と米味噌をブレンドした香りの良いチューブタイプ味噌 |
麦みそ・米みそ |
すり味噌 |
標準 |
300g |
通販サイトの最新売れ筋ランキングもチェック!
各通販サイトの売れ筋ランキングもぜひ参考にしてみてください。
※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。
赤味噌の栄養素や効果とは?
赤味噌はたんぱく質や炭水化物、ビタミンやミネラルなどを含んでおり、体に良い栄養素が多いので食事に取り入れたい調味料です。
メラノイジン
赤味噌に含まれる栄養素の代表的なものはメラノイジンです。メラノイジンは赤味噌を発行する際に起こるメイラード反応によって生成される褐色物質で、DNAがダメージを受ける可能性を減らす効果が期待できるのが魅力です。
ペプチド
味噌には豆味噌と米味噌がありますが、豆味噌の場合赤味噌よりも大豆ペプチドが約10倍なので、太りにくい体質へとサポートしてくれます。健康を意識しているは、ぜひ注目してみてください。
赤味噌の正しい保存方法
赤味噌は一度にたくさん消費するものではありません。以下では上手な赤味噌の保存方法をご紹介しています。
赤味噌の乾燥を防止させる
一度開封した味噌は空気に触れ乾燥してしまうので、ラップを味噌に貼り付けて空気に触れる面積を減らすのがおすすめです。また、冷凍庫か冷蔵庫などの気温の低いところに保存すると、発酵を防ぎカビが生えるのを防止します。
赤味噌ボールにして保存する
味噌汁1杯分の味噌をラップに包んでボール状にして冷凍保存する方法もおすすめです。ラップに包むと、空気に触れないので新鮮な状態が維持できます。お弁当のお供としてぜひ活用してみてください。
赤味噌を使った美味しいおすすめレシピ紹介
赤味噌の選び方や栄養素についてご紹介しましたが、赤味噌を使った美味しいレシピも数多くあるので、ぜひチャレンジしてみてください。
豚肉とキャベツの赤味噌炒め
二人分の材料の目安は、豚バラ薄切り肉を150g・キャベツ1/4個・サラダ油を小さじ1です。調味料として酒大さじ1・みりん小さじ1・赤味噌大さじ1を用意してください。材料を用意したら、まずはキャベツと豚肉を食べやすい大きさに切ります。
次に、ボウルに調味料の具材を入れて混ぜ合わせてください。フライパンにサラダ油を入れて熱し、豚肉を入れて中火で炒めます。肉が焼けてきたらキャベツを加え、中火で炒めて最後に2で用意した調味料を加えて一分程度炒めたら完成です!
アスパラと油揚げの赤味噌出し
二人分の材料の目安は、アスパラガスを2~3本・油揚げ1/4枚・ワカメ大さじ1・だし汁 400ml・赤味噌 大さじ1.5~2・粉山椒を適量です。下準備として、アスパラガスの硬い根元部分を切り落としておきます。
その後、鍋にだし汁を入れて中火で熱します。再度煮立ったら1分から2分煮て、赤味噌をとき入れてください。ワカメを入れてから火を止めて、器に移したら粉山椒をお好みでふりかけて完成です。
赤味噌と白味噌の違い・代用は可能か?
まとめ
赤味噌の人気ランキングをご紹介しました。赤味噌といっても、味や形状には種類があり、用途によって適したものがあります。白味噌よりもクセがあるので、食べず嫌いで手が出せない方も多いですが、冷蔵庫に1つあるだけでメニューの幅が広がります。
本サービス内で紹介しているランキング記事はAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどECサイトの売れ筋ランキング(2023年01月11日)やレビューをもとに作成しております。
こちらの商品は豆味噌の中でも代表的な味噌です。旨味成分が豊富に含まれているので、コクのある料理に使うと美味しく召し上がれます。また、お酒を飲んだ次の日に、シジミ汁にして飲むのもおすすめです。