テレビCMなどで話題になった過払い金をご存知でしょうか？クレジット会社や消費者金融に必要以上の利息を支払ってた場合、過払い金請求で払いすぎた分を取り返すことができます。

過払い金請求は個人でやるより、法律事務所や法務事務所に依頼するのが一般的。プロに頼めばスムーズに手続き・交渉を進めてくれるうえ、自分でやるより多くの金額を取り戻せる可能性が高まります。とはいえ和歌山から過払い金請求を依頼するとしても、どんな事務所に頼んでいいのかわからない人も多いはずです。

そこで今回は、和歌山で過払い金請求におすすめの事務所をご紹介します。おすすめ事務所だけでなく、事務所の選び方やリスクも解説しますので、過払い金請求を検討している方はぜひご覧ください。

おすすめの事務所ランキングや選び方などの前に、はたの法務事務所の公式サイトより、実際の過払い金請求成功事例をご紹介します。

体験談を見てみると、借金の理由はさまざまですが、過払い金請求がポジティブに働いた人ばかり。過払い金請求に抵抗がある方もいるかもしれませんが、正当な法的手続きです。「古い取引が時効になった」という方もいるので、早めに請求するのがおすすめです。

過払い金請求はデメリットがほとんどなく、事務所が周囲に知られることもありません。多くの事務所が相談料無料で、過払い金調査も無料で行っている事務所もあります。過払い金はあくまで法的に払う必要のなかったあなたのお金です。過払い金が発生している可能性がある方は、気軽に相談だけでもしてみてください。

過払い金とはクレジット会社や消費者金融に実際に支払う必要がなかったにも関わらず、支払っていたお金のことです。改正貸金業法が完全施行される前、クレジット会社や消費者金融は民法上無効にも関わらず刑事罰が科せられない「グレーゾーン金利」と呼ばれる金利を違法に取っていました。

違法に金利を取れていた原因は改正貸金業法施工前は出資法の上限金利(29.2％)と利息上限法の上限金利(15～20％)に差があったためです。出資法の上限を超えると刑事罰が科せられますが、利息制限法の上限を超えても刑事罰がなかったため、クレジット会社や消費者金融は利息制限法以上・出資法未満の金利を設定していました。このグレーゾーン金利分が過払い金にあたります。

2010年6月18日に改正貸金業法が完全施行された後は出資法の上限が20％とされたためグレーゾーン金利は撤廃。過払い金は発生しなくなりました。

改正貸金業法改正以前に借り入れしている人なら、誰でも過払い金請求できるわけではありません。

以下に当てはまる方は過払い金請求ができる可能性があるので、過払い金請求を検討している方はご確認ください。

• 2010年6月17日以前に借り入れを始めた
• 金利が20％を超えていた
• 現在返済中、または完済から10年以上が経過していない

改正貸金業法が完全施行される前、つまり2010年6月17日以前に借り入れを始めた人は金利がグレーゾーン金利の可能性があるので、過払い金請求ができる可能性があります。特に金利が20％を超えていた人は当てはまる可能性が高いです。クレジットカードのキャッシングをリボ払いで利用していた人も同様です。

また完済から10年が経過した方は対象外になります。過払い金には時効があり、完済から10年が経過すると過払い金請求の権利が消滅するからです。ですので借金を返済中の人、完済から10年以内の人は対象ですので、早めに相談してください。

過払い金請求には基本的にリスクはありません。払う必要のないお金を請求するだけですし、周囲に知られないように対処してくれます。取り戻したお金で他の借金を返すこともできるので、過払い金請求できる人は請求しないと損です。

ただし過払い金で借金が完済できない場合は信用情報に事故情報が登録されてしまいます。事故情報が登録されると住宅ローンやクレジットカードの審査に通らなくなります。とはいえ過払い金請求で借金を完済できない方は近々ローンを組む予定はないかと思うので、それほど気にする必要はありません。また事故情報が登録されても多くは5年程度で抹消されます。

デメリットを気にして請求しないと時効で権利を失うリスクがあるので、過払い金請求ができる方は早めに請求するのがおすすめです。

ここからは和歌山で過払い金請求をする際にどのように依頼先の事務所を選べばいいかをご紹介します。どのように事務所を選んでいいか悩んでいる方はぜひご覧ください。

過払い金請求を依頼するなら、弁護士か司法書士のどちらかです。弁護士と司法書士ではそれぞれ業務範囲や報酬などに違いがあるので、求める業務範囲や予算に応じて選んでください。

弁護士に依頼すると過払い金請求の相談や交渉はもちろん、裁判になった場合もそのままお願いできます。業務範囲が広いため最初から最後まで任せることができますが、その分費用が高額です。

成功報酬は司法書士と変わらないことが多いですが、着手金や基本報酬が司法書士よりも高くなります。とはいえ司法書士と違って裁判になっても制限がないので、雇い直しなどの面倒が少ないです。

司法書士は弁護士よりも費用は安いことがメリットです。裁判になると弁護士と比べて業務範囲が制限されますが、法務大臣の認定を受けた認定司法書士なら簡易裁判所にて140万円までの民事事件に対応できます。

ただし裁判で過払い金請求額が140万円を超える場合は弁護士じゃないと対応できません。また裁判が第一審で終わらず控訴審となった場合、裁判所は簡易裁判所から地方裁判所になるので、認定司法書士では扱えなくなります。

事務所の専門性と実績も重要です。債務整理の専門または力を入れている事務所のように専門性がある事務所や実績がある事務所なら、ノウハウが蓄積されているので、解決までスムーズに進めてくれます。

逆に専門性や実績がない事務所では、期待よりも少ない金額しか還ってこない場合や解決まで時間がかかる場合があるので注意が必要です。専門性や実績は公式サイトで確認できます。もし公式サイトに掲載がない場合は、電話や相談時などに確認するのがおすすめです。

多くの事務所では過払い金請求の費用を公式サイトで確認できます。相談料などの初期費用はかからない事務所が多いですが、実際に依頼する際の着手金や基本報酬、成功報酬などに違いがあるので、それらを比較してください。

また具体的に必要な金額は無料相談で必ず確認してください。過払い金請求ではなく任意整理になると金額が変わります。報酬が高ければいいというものでもありませんので、実績や実際に相談したときの相性などとのバランスも考慮してください。

依頼する弁護士や司法書士との相性や、信頼できるかどうかも重要です。過払い金はあまり知られたくない相談内容なので、相性がいい・信頼できる相手のほうが安心ですしコミュニケーションもスムーズに進みます。

相性や信頼性は直接面談でチェックするのがおすすめです。面談を事務員が担当する事務所や、面談すらせずメールや電話のみの事務所は相性が確認できないので、避けるのが無難です。無料相談を行っている事務所を選べば費用はかかりませんので、安心して任せられる事務所を見つけてください。

過払い金請求は不当に奪われたあなたのお金です。過払い金請求には完済後10年という時効もあるので、なるべく早めに行動してください。多くの事務所では無料相談ができるので、「自分も対象かも」と思ったらまずは相談してみるのがおすすめです。ぜひこの記事を参考に、過払い金請求を取り戻してください。