宇江佐真理作品のおすすめ人気ランキング10選【代表作から新刊まで!文庫本も紹介】
2023/06/06 更新
登場人物の心情描写がきめ細やかなことで定評がある、宇江佐真理の時代小説です。デビュー作「幻の声」が直木賞候補に挙がると、そのほかの作品でも度々候補に選ばれています。今回は代表作を含め文庫本から新刊まで、宇江佐真理作品の選び方やおすすめ作品をランキング形式でご紹介しましょう。
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目次
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今回の記事では宇江佐真理の人気おすすめランキングを紹介していますが、下記の記事では小説について紹介しています。ぜひ参考にしてください。
きめ細かい筆致が冴える宇江佐真理の新刊から文庫まで
宇江佐真里は1949年に北海道・函館市で生まれました。1995年には「幻の声」でオール讀物新人賞を受賞し、46歳で作家デビューします。意外と遅咲きな感じがしますよね。実は執筆歴は長く、高校1年生の頃から小説を書いていたそうです。
初めて本気で作家になろうと一念発起して書いたのが「心の声」といわれており、この作品は直木賞候補にも選ばれています。そのほかにも、人気シリーズの「髪結い伊三次捕物帳」など数多くのすばらしい作品を残してくれた人気作家です。
今回は新刊から文庫版まで宇江佐真理作品の選び方やおすすめ商品ランキングをご紹介します。ランキングは、作品のタイプ・文学的評価・読みやすさ・おすすめ度を基準に作成しました。購入を迷われている方はぜひ参考にしてみてください。
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【必読】宇江佐真理作品選びの3つのポイント
ここでは宇江佐真理作品の作品選びに欠かせない3つのポイントを紹介します。その3つのポイントとは、
①読みたいジャンル
②客観的にもハズレのない文学的評価作品
③完読しやすさに関わる読みやすさ
これだけおさえておけば、大きな失敗はありません。各要素についてもう少し詳しく解説していきます。
必読①読みたいジャンルで選ぶ
ここでは作品のジャンルごとの特徴やおすすめをご紹介していきます。自分に合ったタイプの本を見つけてください。
時間がない方には「短編集」がおすすめ
宇江佐真理さんの作品は、連作短編集が多いのが特徴です。短編集は小説の短編作品を集めて一冊の本としたもので、ひとつひとつの物語がそれぞれ完結しています。連作短編集は完結したそれぞれの物語がつながって一つの大きな物語になったものです。
短編集は一つ一つの物語が独立しているので区切りがよく、さっと読み終えられるのであまり読書に時間をさけない方でも、読みやすい構成になっています。以下の記事では短編小説の選び方や人気作品をランキング形式で紹介していますので参考にしてください。
心温まる小説が好きなら「人情もの」がおすすめ
宇江佐真理作品は人情ものに定評があります。特に登場人物のきめ細かい心情描写や美しい筆致が特徴で、心温まる小説が好きな方におすすめです。歴史や時代背景に詳しくない、知らないワードが多いなどの理由で、時代小説が苦手な方は少なくありません。
しかし宇江佐真理の作品は時代小説が苦手な方にも読みやすく構成されているので、読者は物語に引き込まれていきます。今まで知らなかった時代背景などを学ぶきっかけにもなるので時代小説はおすすめです。
以下の記事では時代小説の人気おすすめ作品をご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
必読②客観的にもハズレのない文学的評価で選ぶ
文学的評価とは口コミなどの世間一般の声ではなく著名な作家や文学に精通している文学関係者からの評価です。評価の高さに比例して注目度や人気も高くなります。
代表作を読みたいなら「直木賞」など文学賞受賞作品や候補作品がおすすめ
文学賞とは優れた文学作品やそれを執筆した作家に与えられる賞の総称です。文学に詳しくない方でも芥川賞や直木賞などは有名ですので知名度があります。宇江佐真理は吉川英治文学新人賞や中山義秀文学賞などを受賞し多くの文学賞にノミネートされている作家です。
文学賞受賞作品やノミネート作品には、一度は読んでおきたい代表作品がそろっているのでぜひチェックしてみてください。以下の記事では芥川賞受賞作品の人気おすすめランキングをご紹介していますので併せてご覧ください。
原点を知りたいなら「新人賞受賞作品」がおすすめ
宇江佐真理は1995年に「幻の声」でオール讀物新人賞を受賞しデビューしています。このデビュー作は宇江佐真理のルーツとなる作品で原点でもあるのでファンの方にとっては外せません。
「幻の声」は同賞の選考委員の一人から、連作が可能であると意見をもらいシリーズ化された作品です。シリーズ化された作品はかなりの数があり、長期的に楽しめます。
必読③完読しやすさに関わる読みやすさで選ぶ
小説を選ぶ際には読みやすさを重視するとより楽しめるのでおすすめです。特に小説をあまり読まない方はぜひチェックにしてみてください。
作品を楽しみたいなら興味のある「時代背景」の作品がおすすめ
宇江佐真理は江戸庶民の物語など時代小説を多く執筆しています。時代背景に興味を持ちながら読み始めると、より作品を楽しめるのでおすすめです。さらには時代について少し予習してから読むとより深く作品を理解でき、視野も広がるので試してみてください。
読書が苦手な方は「ページが少ない」作品がおすすめ
宇江佐真理さんの作品は180ページぐらいから多いものだと350ページぐらいまでさまざまです。活字があまり得意ではない方はいきなり長編小説を読むと疲れてしまうので、ページ数が少ない作品から読み進めていくのをおすすめします。
映像でも楽しみたいなら髪結いシリーズの「ドラマ化」作品がおすすめ
宇江佐真理作品ではオール読物新人賞を受賞した人気時代小説「髪結い伊三次捕物余話」がドラマ化されました。こちらは人気シリーズの作品で、時代小説が苦手な方も映像と共に楽しめば理解しやすく、より作品に入り込めるのでおすすめです。
ぜひドラマと原作の両方を楽しんでみてください。
通勤中など携帯して読みたいなら「文庫本」がおすすめ
自宅でじっくり読むだけでなく、通勤中や外出時の待ち時間などにも手軽に宇江佐真理作品を読みたいなら文庫本がおすすめです。ミニサイズで携帯に便利で鞄の中でも場所を取りません。文庫化された作品はたくさんあるのでぜひお好みのものを選んでください。
宇江佐真里の人気おすすめランキング10選
口コミを紹介
登場人物、それぞれ味があって、良いと思う。雪まろげ以降の作品も読みたかったです❗
口コミを紹介
面白かったです。昔の身分それぞれの生活ぶりや江戸の距離感が感じられて楽しく読みました。続きを望めないのが残念。
口コミを紹介
分厚いですが、一気の読めました。
この横丁の設定はすごく面白い。
口コミを紹介
5編からなる連作であり、初章の「その角を曲がって」の時点で、これ1本で映画にできそうな秀作と思ったが、読み進んで行くとどれもが映画化・ドラマ化できそうな作品群である。
口コミを紹介
短編集で有りつつ一冊で一つの物語が紡がれ、江戸の庶民の生活がよく分かる話でした。読み応えが有りました。
口コミを紹介
さらっと読めるのに、じーんと胸にしみる。短編集なので時間があまりない、という方にもオススメ。感動間違いなし。
口コミを紹介
宇佐江真理さんの人情噺に、すでに4回も読み直しをしています、卵のふわふわ素敵な話ですよ!と
友人にも薦めています
口コミを紹介
藩のお国替えのため、リストラされて江戸に流れてきた松前藩士の若夫婦が、
いつか故郷に帰ろう、と広い江戸の片隅で一生懸命に暮らすなかでの、ささやかな市井の人びとの哀歓を描きます
口コミを紹介
標題にもなっている「幻の声」何が幻なのか・・・最後の最後で唸りました。ちょっとほろっときました。
ううむ、宇江佐真理、うまいなぁ!
口コミを紹介
後半とかボロボロ泣きながら読めますよ。宇江佐さん大好きですが、それをさっ引いても、恋愛ものって苦手ですが、その上で、お薦めします。捨てられない本です。
宇江佐真理のおすすめ商品比較一覧表
商品 | 画像 | 商品リンク | 特徴 | タイプ | ページ数 | 出版日 |
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映画化・漫画化もされた宇江佐真理のな直木賞候補の代表作! |
小説 |
383ページ |
2004/2/25 |
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宇江佐真理のデビュー作!ドラマ化もされた髪結いシリーズ第一弾 |
短編集 |
276ページ |
2000/4/7 |
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長屋に住む人々と夫婦の日常や悲哀を綴った人情物語 |
小説 |
320ページ |
2007/10/10 |
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時代小説が苦手な方にもおすすめの食と人情の物語 |
短編集 |
320ページ |
2007/7/14 |
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さりげないが情感たっぷりの人間模様が描かれた短編集 |
短編集 |
296ページ |
2009/3/12 |
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ひょうたんの続編!人情と料理の描写が秀逸な作品 |
短編集 |
173ページ |
2014/9/20 |
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次々と起きる事件の中で男女や家族の心情を描く人情捕物帳 |
短編集 |
326ページ |
2001/8/1 |
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練達の筆がさえる長編時代小説 |
小説 |
480ページ |
2006/3/15 |
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宇江佐真里の最後の作品!未完でも傑作な新刊 |
小説 |
328ページ |
2017/10/6 |
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人の温もりが心にしみる人情捕物帳の文庫本 |
小説 |
320ページ |
2014/2/28 |
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推奨|宇江佐真理作品のその他の選び方
宇江佐真理の時代小説を初めて読む方やまだ迷っている方に向けて、上述以外の宇江佐真理作品の選び方のポイントをご紹介していきます。
おすすめ度で選ぶ
一番わかりやすいのは世間の声を参考にして作品を選ぶ方法です。手軽に調べられ、自分好みの作品を見つけやすくなります。
自分好みの作品を読みたいなら「レビュー・口コミ」されているものがおすすめ
レビューや口コミを参考にすると自分好みの作風を感じ取れたり面白い作品に出会えたりする可能性が高まります。読んだ方の感想から、本の雰囲気が伝わるからです。しかしレビューの中にはネタバレが含まれている場合もあるのでチェックする際は気を付けましょう。
少し専門的な意見が欲しいなら「書店員のレビュー」のあるものがおすすめ
書店員には本好きな方が多く専門的な知識もあるのでそのレビューは大変参考になります。店員によるレビューがPOPになっている書店もあるので足を運んでのぞいてみるのもおすすめです。店員さんにおすすめ作品を聞いてみるのも新たな発見があるかも知れません。
髪結いシリーズはどの順番で読めばいい?
髪結いシリーズの読む順番は基本的には出版順ですが、一部前後します。読む順番の書名は以下の通りです。
- 幻の声
- 紫紺のつばめ
- さらば深川
- さんだらぼっち
- 黒く塗れ
- 君を乗せる舟
- 雨をみたか
- 我、言挙げす
- 今日を刻む時計
- 心に吹く風
- 明日のことは知らず
- 名もなき日々を
- 昨日のまこと、今日のうそ
- 竈河岸
- 擬宝珠のある橋
- 月は誰のもの(長編)
「月は誰のもの(長編)」は2014年10月に初版が発行されていますが、2016年03月に初版が発行された「擬宝珠のある橋」の次に読むことをおすすめします。
日常を綴ったエッセイ
宇江佐真理といえば時代小説が有名ですが、そのほかにも家族や自身について綴ったエッセイも書いています。
家族にはお笑い芸人を目指す息子も
2007年に自身初となるエッセイ「ウエザ・リポート」は出版され、2010年には「ウエザ・リポート 笑顔千両」と改題されました。作家である前に主婦であり2人の息子の母である宇江佐真理の日常が語られています。
元大工の夫や、お笑い芸人を目指す次男の話など、愛情たっぷりに家族について語られている1冊です。有名作家としての宇江佐真理ではなく、等身大の宇江佐真理がわかります。
闘病しながら過ごした死去するまでの日々
2013年にはエッセイ第二弾「ウエザ・リポート 見上げた空の色」が出版されました。本書は2015年に文庫化され、文庫版には闘病記の章が追加されています。死に直面しても淡々とし、ときにはユーモアを交えながら闘病生活を送る様子が描かれた作品です。
宇江佐真理をもっとよく知るには?記念館はある?
宇江佐真理をより知るためには、函館市の記念館をチェックしましょう。 函館市文学館は、函館市にゆかりのある文学者の著書や原稿・愛用されていた身の回り品が展示されています。
宇江佐真理のほかにも、石川啄木や今東光などさまざまな文学者の身の回り品も展示されているので、併せてチェックしましょう。
まとめ
宇江佐真理作品のおすすめランキングをご紹介してきました。登場人物に感情移入して泣いたり笑ったりと、読書は人生を豊かにしてくれます。ぜひ本記事を参考にお気に入りの1冊を見つけてください。
本サービス内で紹介しているランキング記事はAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどECサイトの売れ筋ランキング(2023年06月06日)やレビューをもとに作成しております。
生まれて間もなく、一人娘の遊は何者かに連れ去られてしまいます。手がかりのないまま十数年が過ぎ、狼少女として帰還した遊の運命に翻弄されながらも、強く生き人生を描いた物語です。
宇江佐真理作品の中でも特に人気が高い代表作で、映画化・漫画化されています。展開が速く読み進めるごとに物語に引き込まれ、ラブストーリーが苦手な方にもおすすめです。直木賞候補にもノミネートされています。