クラシックギター弦の人気おすすめランキング10選【初心者向けのものや安いものも!】
2021/06/08 更新
目次
弦はクラシックギターの大切なパートナー!
クラシックギターにとって6本の弦は大切なパートナー。使う弦によって演奏の音色が微妙に変わってきますし、クラシックギターとの相性や、弾きやすさや押さえやすさも関係してくるので、どの弦が一番良いかは人それぞれに違います。
弾いているうちに弦は少しずつ劣化し、場合によっては切れる事もありますから、定期的な張り替えが欠かせません。でも、購入したクラシックギターには初めから弦が張ってあるので、いざ弦を交換しようと思っても、どの弦を選べば良いの?弦にはどんな違いがあるの?と悩んでしまいますよね。
そこで今回は、クラシックギターの弦の正しい選び方やおすすめ商品を、ランキング形式でご紹介します。ランキングは、弦の材質・テンションの強さ・価格を基準に作成しました。是非購入する際の参考にしてみてください。
クラシックギターの弦の選び方
おすすめランキングをご紹介する前に、クラッシックギターの弦の選び方について、弦の材質、テンションの強さ、弦のメーカーの3のポイントからご紹介します!自分に合う弦を見つけて、クラシックギターの演奏を思いきり楽しんでくださいね。
弦の材質で選ぶ
クラシックギターの弦を購入する時の1つ目のポイントは弦の素材です。弦の素材によって扱いやすさが違いますし、何より音色や音の響き方にも影響があります。ここでは、弦に使われる主な素材の特徴について簡単にご紹介します。
「ナイロン弦」は柔らかい音色が魅力!
ナイロン弦は、クラッシックギターの弦の中で最も一般的に使われる弦です。柔らかく伸縮性のあるのが特徴で、温かみのある音の響きと柔らかな音色が出せるので使うファンも多いです。とても弾きやすい弦なので、弦選びに迷ったらまずナイロン弦から試してみるのがおすすめです。出荷時のほとんどのクラシックギターに初めからナイロン弦が張られているので、最初に弾いた弦がナイロン弦という方は多いと思います。
柔らかくて落ち着いた音色がナイロン弦の特徴ですが、素材の特性もあり、太い低音弦になるほど音がぼやけるという声もあります。そういう時は、太い弦だけ別の材質の弦に張り替えてみるといいですよ。少しずつ自分好みの音が出せる弦を見つけるのも、弦選びの楽しみです。
華やかな音色が魅力の「フロロカーボン弦」
音がぼやけやすいナイロン弦の欠点をカバーするために作られたのが、フロロカーボン弦です。ナイロン弦に比べて硬さがあり、テンションも強めですが、その分音程が安定しやすく、ツヤのあるはっきりした音色が楽しめるので、愛用するギタリストも多いです。耐久性にも優れています。
ナイロン弦に比べてテンションが強いので押さえにくく、演奏が硬い感じになることもあります。弦を押さえる力が弱い方や初心者は、初めはまずナイロン弦から使ってみることをおすすめします。クラシックギターの弾き方や押弦に慣れてからフロロカーボン弦を使うといいですよ。
「チタニウム弦」で力強い音色を演出
チタニウム弦は、ナイロン弦とフロロカーボン弦の中間的な存在です。ナイロン弦に混成物を加えることで、弦の表面硬度を強めたもの。ナイロン弦に比べて硬度がありますが、ナイロン弦に近い感じで使う事ができます。また、上品さや華やかさをプラスした音色を出せるのが魅力!音の余韻も長く続きます。
フロロカーボン弦と比べるとチタニウム弦はやや太く、弦の伸びが安定するまで少し時間かかかります。演奏会前に弦を張り替えるなら、伸びが安定するまでの時間も考えに入れておくといいですね。
深みのある音が出せる「ガット弦」
ガット弦は、牛や羊の腸を材料に使って作られた弦です。ナイロン弦が一般的になる前は、ガット弦が使われていました。ナイロン弦に比べて柔らかい深みのある音色を出せるのがガット弦の特徴です。ですが、材料に動物の腸を使っているために弦が切れやすく、耐久性の面でも弱いです。
温度や湿度など自然の影響にも敏感に反応するので、チューニングが難しく初心者には扱いにくい弦かもしれません。しかし、柔らかい音色にこだわってガット弦を好んで使うギタリストもいます。
「ナイルガット弦」は「耐久性」も魅力
ナイルガットは、ガット弦の弱点をカバーしつつ、ナイロン素材でガット弦の音色を再現した弦です。ナイルガットという呼び方は「ナイロン」と「ガット」を合わせたもの。ナイルガットは、ガット弦に比べて温度や湿度の変化にも強く耐久性・安定性の面でも改善されて、ガット弦より扱いやすくなっています。
ナイルガットの音色は限りなくガット弦に近く、きらびやかで温かみのある音が響くのが特徴です。ナイロン弦に比べて手触りガサガサしているので、弦を押さえる時にひっかかるように感じることもあります。
弦のテンションの強さで選ぶ
クラシックギターの弦を選ぶ時の2つ目のポイントは、弦のテンション(張りの強さ)です。テンションごとに良さがありますから、それぞれの特徴を知っておくと、自分の好みにピッタリ合う弦を選びやすいですよ。
女性でも弦が押さえやすい「ライトテンション」
ライトテンションは、ローテンションとも呼ばれます。弦の張りが弱めなのが特徴で、力が弱い女性や初心者でも弦が押さえやすいです。左手で弦を押さえた時に弦の柔らかさをすぐに実感できると思います。また、右手も軽いタッチで弾くことができます。
ライトテンションは柔らかく落ち着いた音声が魅力です。強く弾き過ぎるとノイズが混じることもありますので、気をつけてください。
初心者には安定感のある「ノーマルテンション」
ノーマルテンションは、ミディアムテンションとも呼ばれ、弦の張りの強さは中程度です。ほとんどのクラシックギターは、出荷時にノーマルテンションが張られています。同じノーマルテンションでも、メーカーによって少しずつ張り感に違いがあります。
初心者で弦選びに迷う時は、まずノーマルテンションの弦を選ぶことをおすすめします。弦の張りが強すぎないので押さえやすいですし、弾きやすい弦です。安定感のある音が鳴るのも魅力ですよ!
「ハードテンション」の弦は力強い音が魅力
ハードテンションはハイテンションとも呼ばれ、弦の張りが強いです。そのため、張りのある力強い音色が出せるのが魅力!演奏会などで存在感のある演奏をする時にもおすすめです。
ただ、ハードテンションは、他のテンションに比べて弦を押さえる力が必要なので、女性や初心者には扱いにくいかもしれません。また、弦を張ったままにしておくとネックが反りやすいので、演奏しない時は弦を緩めておくようにしましょう。
弦のメーカーで選ぶ
クラシックギターの弦を選ぶ時のポイント3つ目は、弦のメーカーです。クラッシックギター愛好者の中には、好きなメーカーの弦を長く使っている方が多いです。ここでは有名なメーカーをご紹介していきますので、弦選びの参考になさってくださいね。
ロマンティックな響きが魅力の「AUGUSTINE(オーガスチン)」
オーガスチンは、世界で初めてナイロン弦を作った老舗メーカーです。ロマンティックで甘い音色が魅力。弦の開発に「現代クラシックギター奏法の父」と呼ばれるアンドレス・セゴビアが関わったことから、その音色は世界中のファンからセコビアトーンと愛されています。
以前は弦の精度が不安定とも言われましたが、新たなシリーズを開発し安定した弦との評価が高くなりました。
世界トップクラスの「D'Addario(ダダリオ)」
ダダリオは世界的老舗弦メーカーで、世界中のギタリストが愛用しています。クラシックギター弦では「プロアルテ」のブランド名が有名で、独自コーティングを施して低音弦のロングライフ化を実現しました。
また、ダダリオの弦は精密なコンピューターで測定されており、品質が安定している点でもファンが多いです。チューニングの安定が早くて、耐久性があるのも嬉しいポイントです!
「HANNABACH(ハナバッハ)」はテンションの種類が豊富
ハナバッハはドイツの老舗メーカーで、テンションの種類が豊富です。通常はライト・ノーマル・ハードのテンションがありますが、ハナバッハでは、さらに「スーパーローテンション」と「スーパーハイローテンション」を含めた5種類のテンションをラインナップ!テンションの繊細な違いにもこだわって弦を選びたい方におすすめです。
音色はダダリオに比べてやや明るめで、弦のタッチが軽めで鳴らしやすいのも特徴です。ハードテンションはクリアで重厚感のある音が鳴ります。初心者は、扱いやすいテンションの弦を選ぶといいですよ。
「SAVAREZ(サバレス)」は革新的でユニークな弦が魅力
サバレスはフランスの老舗のギター弦メーカーで、革新的なアイデアでさまざまなタイプの弦を開発!他のメーカーにはないユニークな音色のクラシックギター弦が揃っています。個性の違う弦を組み合わせて使うギタリストも多いです。
少しずつ組み合わせを変えて試しながら、自分の好きな音色が出せる弦の組み合わせを見つけていくのも楽しいですよ。
日本の老舗楽器メーカー「ヤマハ」
国内外の多くののミュージシャンから圧倒的支持を得ている、日本の老舗楽器メーカーです。ピアノ・クラシックギター・ドラムなど楽器の他、スピーカーやアンプといった音響にも高い技術を持っており、音へのこだわりと情熱から高品質な製品を生み出しています。
初心者は価格の安いナイロン弦のノーマルテンションが安心!
クラッシックギター初心者で、弦を初めて自分で張り替えるなら、ライトテンションまたはノーマルテンションのナイロン弦を購入すれば間違いないですよ!店頭に並ぶクラッシックギターには、ノーマルテンションのナイロン弦が張ってあることが多いです。ですから、最初に使った弦と近い感じの弦を選べば、張り替えた後も違和感を感じずに安心して弾くことができますね。
何回か張り替えてみて、違うタイプの弦を使いたくなった時に、素材やテンションが違う弦を購入するといいですね。初心者のうちは、弦の押さえ加減や弾き心地をいきなり変えない方が、楽しく演奏できますよ!
クラッシックギターの演奏時に楽譜を見ながら弾くなら、譜面台があると助かります!最近は、卓上で使えるタイプや折りたためる譜面台もありますよ。以下の記事では、譜面台の人気おすすめランキングをご紹介していますので、ぜひご覧ください。
クラシックギターの弦の人気おすすめランキング10選
口コミを紹介
押弦はヤッパリ随分楽になった気がする。リーバルブルー低音弦の切れが良く張りのある音が好きだったが、リーガルレッドの音色も甘い感じでこれはこれで中々気に入った。
口コミを紹介
ギターの箱なりが感じられる音質で、ピッチの安定感もあり、気に入りました。
口コミを紹介
XTC45は音が私のフィーリングにあっています。
口コミを紹介
テンションはとても柔らかくローからハイまで全く無理なく楽に押さえられます。
口コミを紹介
僕のギターでは、低音弦が太く低く、よく響きます。高音弦は、弾き方のタッチで音色をコントロール出来、特にハイフレットの艶っぽいトーン表現は、我ながら大変気に入っているところです。
SAVAREZ
510 MJP High tension CREATION
ミュージシャンのリクエストから生まれたセット
ミュージシャンのリクエストから生まれた弦のセットです。1、2弦はクリアで豊な音色のニュークリスタル、3弦にはピッチの正確さと耐久性に優れたアリアンスを採用。
4~6弦にはカンティーガプレミアムを使用。合金ワイヤーが巻かれていて、音の広がりや高音の倍音・低音の響きやサステインが特徴の弦です。きらびやかでパワフルな演奏を求める方におすすめです。微妙なタッチの強弱や音色のニュアンスの違いを表現したい方にも!
テンションの強さ | ハイテンション | 材質 | ナイロン・アリンス・カンティーガ |
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口コミを紹介
低音の巻弦もギターを抱える胸を伝って芯のある音が響きとても心地よいです。
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優しさ、柔らかさ、繊細さ、力強さのバランスの良いクラシックギター用の弦で愛用しています。
口コミを紹介
初めて使いましたが、手持ちのギターと相性が良かったようで、とても瑞々しい音が出ました。
口コミを紹介
価格はかなり安いですが さすがに天下のヤマハだけのことはあります。ギターの心がわかっているかのようにどんなギターにつけてもとてもいい音色がします。
口コミを紹介
定番です。家で楽しみに弾くには、十分すぎるくらいの品質です。
クラシックギターの弦のおすすめ商品比較一覧表
商品 | 商品リンク | 特徴 | テンションの強さ | 材質 | |
---|---|---|---|---|---|
1
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プロアルテ Silver/Clear Normal EJ45 |
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品質の良さと柔らかな音 |
ノーマル | ナイロン |
2
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NS110 Set |
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ヤマハの定番クラシックギター弦 |
‐ | ナイロン |
3
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BLACK SET |
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初心者も扱いやすく温かみのある音色 |
ローテンション | ナイロン |
4
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レッドセット RED SET |
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明るく伸びのある音が魅力 |
ミディアム | ナイロン |
5
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510 MJP High tension CREATION |
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ミュージシャンのリクエストから生まれたセット |
ハイテンション | ナイロン・アリンス・カンティーガ |
6
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シルバースペシャル E815MT Black Set |
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重厚で美しい音色がたまらない! |
ミディアム | ナイロン |
7
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シルバースペシャル E815SLT Yellow Set |
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スーパーローテーションで女性や初心者におすすめ! |
スーパーロー | ナイロン |
8
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XT コーティング弦 Composite Normal Tension XTC45 |
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クリアな音質のロングライフ弦 |
ノーマル | ナイロン |
9
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510 CRP Normal tension NEW CRISTAL |
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クリアで広がりのある音が魅力 |
ノーマル | ナイロン |
10
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REGAL/RED SET(リーガルレッドセット) |
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低音の響きと弦の押しやすさ |
ノーマル | ナイロン |
通販サイトの最新売れ筋ランキングもチェック!
各通販サイトの売れ筋ランキングもぜひ参考にしてみてください。
※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。
以下の記事では、クラシックギターやピックの人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひご覧ください。
弦の「張り替え」「交換」時期の目安は?
クラッシックギターの弦は、弾いているうちに少しずつ劣化します。頻繁に弾くと張り替え時期が早まりますし、あまり弾かない時は交換の間隔も伸びます。また、使っている弦によっても劣化具合が違うので、どのタイミングで張り替えればよいか知っておくといいですよ。
まず、弦の変化をみると張り替える時期がわかります。例えば、1~3弦に白い線のような物が入った時は、ナイロン弦が切れるサインなので交換した方が良いです。4~6弦は黒ずみや錆びのような点が見えたら張り替えのタイミングです。その他、約1か月を目安に貼り替えるのも一つの方法です。新しく張り替えた弦は、音に艶があってよく伸びますし、何よりも綺麗な音が鳴るとクラッシックギターを弾いていて楽しいですから、自分なりの張り替え時期を決めておくといいですね。
弦を張り替える時は、クラッシックギターのお手入れも一緒にするといいですよ。以下のサイトではギターのお手入れやメンテナンスグッズについて書かれていますので、ぜひご覧になってみてくださいね!
まとめ
今回は、クラシックギターの弦の選び方とおすすめ商品のランキングをご紹介しました。クラッシックギターは、弦を新しく張り替えるだけで音色や音の響き方が変わります。弾き心地が良くて自分好みの音が出せる弦を見つけて演奏を楽しんでくださいね。
以下の記事では、その他のギター弦の人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひご覧ください。
ランキングはAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどECサイトの売れ筋ランキング(2021年06月08日)やレビューをもとに作成しております。
リーガルは、音色・ピッチの安定度・耐久性・音量など、様々な面で品質が高い弦です。中でもリーガルレッドは明るく伸びやかで甘い音色が魅力です。ノーマルテンションなので弦が押さえやすく、力の弱い方や初心者、女性にもおすすめの弦です。