弓道弦のおすすめ人気ランキング10選【初心者におすすめのものも!】
2023/04/10 更新
弓道に欠かせない道具の一つが弓道弦。真や響・飛天など種類が豊富で、どれを選べばいいか迷ってしまいます。弦音がいいものや硬さなどそれぞれに特徴があり、どれを選ぶかポイントを理解するのが重要です。今回は、弓道弦の選び方やおすすめ商品、使い方などもご紹介します。これから弓道を始める方も、ぜひ参考にしてみてください。
目次
飛天・吟など弓道弦にこだわって弓道を極めよう
部活でも人気が高い弓道は、とても奥が深い競技ですが、実際に弓を持つまでの下積み期間が長く、的に当てるのも簡単そうで難しいものです。それでも練習で技術を身につけ、大会で結果を出したときの喜びは計り知れません。
また弓道では技術だけでなく、メンタルも鍛えられます。静寂の中で一点の的を狙うには、かなりの集中力が必要です。弓道で身につけたメンタルや集中力は、きっと仕事や勉強でも活かされます。そんな弓道の稽古には、飛天・吟など弓道の弦(つる)が欠かせません。
そこで今回は、初心者向け弓道弦の選び方やおすすめ商品ランキングをご紹介します。ランキングは弦音がいいもの・硬さ・コスパの良さ・使いやすさ・人気を基準に作成しました。購入を迷われてる方はぜひ参考にしてみてください。
【結論コレ!】編集部イチ推しのおすすめ商品
柔らかい弓道弦のおすすめ
硬い弓道弦のおすすめ
弓道弦の選び方
それでは弓道弦の選び方を詳しく見ていきます。弦選びで迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
弦素材の種類で選ぶ
弓道弦の種類は、素材によって2つに分かれます。複数の化学繊維で作られた「合成弦」と、天然素材で作られた「麻弦」の2種類です。
定番のものなら耐久性の高い「合成弦」がおすすめ
最もメジャーなのは、化学繊維の合成弦です。合成弦は丈夫で切れにくいため、長く使えます。さらに値段も安いので、学生の方も手に取りやすいです。また上級者でも合成弦を使う人は多くいます。
ただし合成弦は丈夫な分、弓への負担が大きいのがデメリットです。離れ(矢を放つ瞬間)の衝撃で、弓が壊れてしまうケースもあります。どうしても弓への負担が気になる方は、麻弦も見てみましょう。
弓への負担が軽いものなら「麻弦」がおすすめ
麻弦はとても柔らかいので、弓への負担が軽いのが特徴。そのため高級な竹弓によく使われています。また矢を放ったときの弦音(つるね)が美しく、勢いのある矢を放てるのが魅力です。
しかし麻弦は切れやすいのがデメリットといえます。弓への負担は軽減されますが、弦自体は切れやすいです。また値段が高く、原材料が規制されている理由もあり、麻弦はかなり希少になっています。こだわりが強い方は、麻弦を選んでみるのもおすすめです。
こだわるなら「響き・弦音がいい」ものをチェック
矢を放つとき「ピャッ」と澄んだ弦音が響くと、気持ち良いものです。逆に「バシュン」と濁った弦音では満足できません。弦音の良さは射の良し悪しにも影響するので、初心者でも弦音にはこだわってみましょう。
弦音が良いのは麻弦とご紹介しましたが、実は弦音が良い合成弦もあります。弦音がいい合成弦は手触りが良く、まるで麻弦のような品質です。弦音の良さについては、商品の口コミも参考になります。
弦の硬さで選ぶ
矢の飛び方や弦の扱いやすさは、弦の硬さによって決まります。あなたには柔らかめの弦と硬めの弦、どちらが合っているのか、ぜひ確認してみましょう。
初心者には「柔らかめ」の弦がおすすめ
しなやかで柔らかい弦は弓力が弱くても引きやすいので、初心者の方にもおすすめです。主に「ヤマト」や「かえる弦」などが柔らかい部類に入り、竹弓を始め、ほとんどの弓に使えます。
硬い弦のほうがピンと張りやすく、矢はよく飛びますが、なにしろ非常に硬いので弓を引きにくいのが特徴です。そのため初心者のうちは、柔らかい弦でしっかりと射型を身につけましょう。
慣れてきたら「硬め」の弦がおすすめ
弓力が強い方は、硬めの弦でも難なく使用できるものです。「天弓弦」や「響」などは、硬めの弦の代表格と言えます。カーボンファイバーやグラスファイバーのような、頑丈で強い弓に使うのがおすすめです。
弦の太さ(号数)の違いで選ぶ
合成弦の太さは号数、麻弦の太さは匁数(もんめすう)で表されます。数字が小さいほど軽く、大きいほど重いです。自分の弓力と照らし合わせて、太さの違いを選びましょう。
初心者の方には「0号~1号」がおすすめ
まだ弓力が強くない初心者の場合は、0号か1号の細めの弦がおすすめです。麻弦なら1.6匁をチェックしてみましょう。初心者の平均的な弓力は、男性は10~14kg、女性は8~12kgと言われています。
目安として弓力が12kg以下なら、0号がちょうどいいです。軽い弓に太い弦を使うと、弓にかかる負担が大きく、勢いのある矢が飛びません。そのため弓力が弱く、軽い弓を使う初心者のうちは、細い弦を選んだほうが安全です。
またご紹介した通り、弦の太さは号数や匁数で表される場合が多いです。しかし中には、分かりやすく「細」「太」と書いてある弦もあります。弓力が弱い方は、「細」のほうを選んでみましょう。
弓力が強い人なら「2号」以上がおすすめ
弓力が強くなると、重い弓のほうが扱いやすくなります。重い弓には2号か3号の太めの弦がおすすめです。明確な基準ではありませんが、弓力が15~17kgなら2号、17kg以上なら3号を選んでみましょう。麻弦なら2.0匁以上が適しています。
並寸・二寸伸など弦の長さは「弓の特徴に合ったもの」をチェック
弦の長さは自分の弓のサイズ・特徴と合わせて選んでみましょう。弓のサイズは自分の身長と合わせて選ぶのが基本なので、それを目安に弦の長さを選び、長さは主に三寸詰・並寸・二寸伸・三寸伸・四寸伸の5つに分けられます。
三寸詰 |
身長145~155cm |
並寸 |
身長155~165cm |
二寸伸 |
身長165~175cm |
三寸伸 |
身長175cm~180cm |
四寸伸 |
身長180cm~ |
合成弦の「価格」による違いもチェック
同じ合成弦でも500円程度のものから、3,000円以上のものまで幅広いです。価格の違いは耐久性や扱いやすさ、弦音の良さによって異なる傾向があります。基本は高い合成弦のほうが丈夫で、きれいな弦音が鳴るのが魅力です。
しかし「かえる弦」や「真 premium」など、安くても耐久性が高く、弦音が良いものもあります。お金に余裕のない学生の方にとっては、高い弦は手を出しにくいです。しかし自分で弦を選ぶなら、安いものでも十分使えます。
柔らかい弓道弦の人気おすすめランキング6選
口コミをご紹介
買って良かったです!
口コミをご紹介
初めて煌(並2号)を使用しました。並20kgを引いていますが目立って伸びることは無いですし弦音もキャァンと良い音が出ます。これからはこの弦を使っていきたいと思いました。
柔らかい弓道弦のおすすめ商品比較一覧表
商品 | 画像 | 商品リンク | 特徴 | 太さ | 長さ | 素材 | 本数 |
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楽天 Amazon ヤフー |
弦音がいい!職人技が光る高品質な一本 |
1号・2号 |
並寸・二寸伸・四寸伸 |
合成弦(ザイロン繊維) |
1本入り |
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楽天 Amazon ヤフー |
弦音の良さと扱いやすさを両立 |
0号・1号・2号・3号 |
並寸・二寸伸・四寸伸 |
合成弦(ザイロン繊維) |
1本入り |
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Amazon 楽天 ヤフー |
硬さのない柔らかな弾き心地が特徴の吟! |
1号・2号・3号 |
並寸・二寸伸 |
高弾性アラミド繊維 |
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Amazon ヤフー |
使い心地の良いロングセラー商品 |
0号・1号・2号・3号 |
並寸・二寸伸 |
合成弦(アラミド繊維・テクノーラ) |
2本入り |
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楽天 Amazon ヤフー |
気軽に使えるシンプルな弦 |
細・太 |
並寸 |
合成弦 |
2本入り |
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楽天 Amazon ヤフー |
上級者向けの天然素材 |
1.5~2.4匁 |
並寸・二寸伸・四寸伸 |
麻弦 |
2本入り |
硬い弓道弦の人気おすすめランキング4選
口コミをご紹介
使いやすいです
通販サイトの最新売れ筋ランキングもチェック!
各通販サイトの売れ筋ランキングもぜひ参考にしてみてください。
※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。
弓道弦の使い方をチェック
ここからは弓道弦の使い方もご紹介します。弓道弦を使う工程は、大きく分けて2つです。弦輪を作ってから、弓に弦輪をひっかけて弦を張ります。
弓道弦の張り方
弦を張る作業は、稽古のたびに行いましょう。弦を張りっぱなしにする人もいますが、毎回外したほうが弦は長持ちしやすいです。どちらにせよ正しい弦の張り方は、覚えておいて損はありません。
弦を張るときは二人がかりでやるか、弓張り板を使って一人でやります。基本は左の太ももで弓を支え、左手でしっかりと押さえながら弦輪をかけてください。上級者でも上手く張れない場合はありますが、頑張って慣れていきましょう。
弦の張り方は全日本弓道連盟でも、写真付きで解説しています。詳しく知りたい方は、ぜひ以下のリンクから見てみてください。正しい射形なども紹介しています。
弦輪の作り方
弦を張り直す前に、弦輪を作るのも必須です。弦輪が緩いと弦が伸びて、切れてしまう原因にもなります。そのため弓の先端(うらはず)に合った、ちょうどいい大きさの弦輪を作りましょう。
ただし新品の合成弦は、弦輪を作るとき伸びやすいのが特徴です。弦が伸びやすい場合は、弓に合った長さより少し短めになるように、弦輪を作ってみてください。また詳しい弦輪の作り方は、以下のサイトでもご紹介しています。
弓道弦の替えどきはいつ?
弦は完全に切れてしまう前に、張り替えるのをおすすめします。しかし具体的に、弦の寿命はどれくらいか悩む方も多いです。見分け方を知っておきましょう。
弦の見た目で判断するのは難しい
弦は寿命が近づいてきても、変色したり弦音が悪くなったりはしません。そのため感覚で弦の替えどきを判断するのは、ほぼ不可能です。そのため結論としては、矢を打った回数が分かりやすい替えどきの判断基準と言えます。
弦の替えどきは自分の中で決めよう
弦の替えどきは「500回打ったら」などのマイルールを設けるのがおすすめです。しかし打った回数を数えるのは、面倒に感じる人も多くいます。そこで回数ではなく、自分なりのタイミングで替えるのも効果的です。
例えば「大会の前日に替える」とか、「2ヶ月毎に月末に替える」と決めておきましょう。弓道部の学生さんなら、「テスト明けの練習で替える」といった決め方もできます。より上達するために、弦の替えどきにはこだわっていきましょう。
弦を長持ちさせるお手入れ方法
弦を長持ちさせるための丁寧な扱い方もご紹介します。以下の3つに気をつければ、弦の良さを最大限に引き出せるので、ぜひ参考にしてみてください。
射形を見直す
弓道の基本である射形は、弦を長持ちさせるためにも正しく身につけましょう。一連の動作の中で、弦に影響するのは「離れ」のときです。離れで両手が力んでいると、矢は不自然な形で飛ぶ傾向にあります。
矢がまっすぐ飛ばないのは、弦が切れる原因に繋がります。そのため初心者のうちは丈夫な合成弦を使って、少しずつ射形を整えていきましょう。または弓を持たずに、動作のみ練習するのも効果的です。
弦をひねり過ぎない
弦を張るときは少しひねると、ピンと張って強度を上げられます。しかし弦をひねりすぎてしまうと、逆に負担が大きくなり、切れやすいです。そのため弦をひねる回数は、3回ぐらいに留めるのをおすすめします。
また弦を張るとき、何度も弦輪を作り直すのも良くありません。弦輪を作りすぎると徐々に弦がたるんできて、切れる原因になってしまいます。そのため弦輪は作り直す回数を少なくして、手際よく作りましょう。
くすねを塗ってわらじで擦る
麻弦を使っている方は、弦にくすねを塗り込むのもおすすめです。くすねとは松ヤニを油で煮て、練り混ぜたものを指します。合成弦には効果が薄いですが、麻弦の補強にはかなり相性が良いです。
くすねを塗るだけでなく、わらじで擦るとさらに弦を強化できます。また弦にツヤが増すので、道場での立ち居振る舞いもより美しいです。わらじは使えなくなった弦で、手作りする方法もあります。
以下の記事は弓道弓のおすすめランキングを紹介しています。あわせてご覧ください。
まとめ
弓道弦の選び方や、おすすめの商品をご紹介してきました。参考にしていただけましたか?弓道の上達には、扱いやすい良質な弦が欠かせません。今回ご紹介した中から、ぜひあなたの手に合った弦を探してみてください。
本サービス内で紹介しているランキング記事はAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどECサイトの売れ筋ランキング(2023年04月10日)やレビューをもとに作成しております。
耐久性の高さ、弦音のいいつくりにこだわった「煌(きらめき)」は、弦輪部分には本麻を使用し、使い心地も良くしっかりとしたつくりに仕上がりました。キラキラと輝くパッケージも魅力的です。
麻弦の職人によって精巧に作られているため、合成弦の中では高価なほうです。しかし弦の扱いやすさと澄んだ弦音は、弓道家には嬉しいポイントといえます。弦の品質にこだわりたい方は、ぜひ「煌」を選んでみましょう。