クラシックギターの人気おすすめランキング10選【初心者にも】
2023/01/17 更新
お気に入りの曲を奏でられるクラシックギター。ヤマハが有名な国産メーカーですが、海外製のものも質が高く人気です。ここでは、初心者・中級者向けにおすすめのエレガットギターやクラシックギターの選び方や人気のおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。
目次
ソロでも楽しい!クラッシクギターはおうち時間にぴったり
おうち時間を利用して、何か楽器をはじめてみたいですよね。そんなときにおすすめなのは、クラシックギターです。クラシックギターは、基本的にメロディと伴奏を一人で弾くソロギター(独奏)スタイルが多いので、実は1人で楽しむのにぴったりなギターなのです。
しかし、クラシックギターにも種類があり、初心者の方はどれが自分にぴったりなのか迷ってしまいますよね。メーカーもヤマハなどの国産からコルドバなどの海外産がありますし、弦長も短めの630mmや650mmなどさまざまです。
そこで今回は、クラシックギターの選び方やおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。ランキングは、素材・メーカー・価格・弾きやすさを基準にして作成しました。ぜひ参考にしてください。
【結論コレ!】編集部イチ推しのおすすめ商品
クラシックギターの選び方
クラシックギターは、素材の違いや、弦の長さや高さによって出せる音色や弾きやすさが異なります。また、価格も幅広く、ブランドやメーカーによっても特徴が異なります。
出したい音色に合った素材で選ぶ
クラシックギターは基本的に木製なので、木の材質によって奏でる音色の特徴が変わってきます。また、色の特徴も異なるので、好みのものを選びましょう。
深く優しい甘い音色が好みなら「杉」がおすすめ
杉は「シダーウッド」とも言われ、甘く温かみのあるサウンドが特徴です。クラシックギターならではの明るく温かみのある音色を出したい方におすすめの素材です。高音の鳴りもよく、大きめな音がでます。
タッチによる音の変化が少なく、誰が弾いてもある程度の深みのある演奏ができることや、使い始めから鳴りがよいことから、初心者にも演奏しやすいギターです。ボディの色は、赤みがかった茶色が特徴です。
明るく固めの音が好みなら「松」がおすすめ
松は「スプルース」とも言われます。少し固めの音質で、透明感のある真っ直ぐ素直な音質です。初めは固めの音ですが、弾き込むことで音色や鳴りがよくなってくるので、クラシックギターを長く演奏していきたい人には、よき相棒となることでしょう。
松にもいくつか種類があります。シトカスプルースは、張りのあるはっきりとした音が特徴です。イタリアンアルパインスプルースは粒がはっきりとした音、アディロンダックスプルースは、奥行きのある音が楽しめます。ボディの色は白や黄色がかったものが多いです。
音質にこだわりたいならサイド材やバッグ材にも注目するのがおすすめ
サイド材やバック材には、様々な木材が使われています。よく使われるのがローズウッドとマカボニーです。また、ハカランダ・ココボア・メイプル・コア・ワイルドチェリー・ウォルナット・バーチなど多岐にわたります。
それぞれの木材に、それぞれの音質の違いがあり、トップ材との相性や組み合わせ、職人による技術の違いによって、1つ1つ異なる音色のギターが作られます。
弦長(スケール)で選ぶ
スケール(弦長)とはサドル〜ナットの間の距離のことです。クラシックギターは、一般に弦長が650mm、640mm、630mmのモデルがあります。
手が小さめの人や女性は630mmなどの「ショートスケール」がおすすめ
クラシックギターの弦長は650mmが標準とされ、それより短い630mmなどのものは「ショートスケール」と呼ばれます。ショートスケールのギターは指の短い人や体の小さい人にぴったりです。わずかな差ですが、抑えやすさが全く違ってきます。
ショートスケールのギターは一般にボディサイズが小さく、抱えやすくなっています。そうすると腕の自由度が増し、左手が押さえやすくなります。また、ショートスケールのギターは、弦のテンションが弱くなり、押さえるのが楽になります。
音程を重視するなら「長めのスケール」がおすすめ
スケールが長くなれば、その分弦のテンションが高くなり、ハリやテンション感のある硬めの音になります。逆にスケールが短いと、ハリの弱い、柔らかな音になります。
スケールの長さは音程の安定性にも影響し、短いスケールの楽器よりも、長いスケールの楽器の方が、音程は安定しやすい傾向にあります。演奏でとれる指板上のスペースが広くなり、正確な押弦がしやすくなるからです。
多くの曲を弾きたいなら「弦高」が低いギターをチェック
開放弦の状態から弦がフレットに触れるまでの高さを「弦高」といいます。一般に言われるクラシックギターの弦高は「12フレットで3mm」と言われていて、弦高が高いと強く弾いても雑音が出にくいというメリットがあります。
また、弦は強く弾くと大きな音が出ますが、振動も大きくなります。振動が大きいと指板やフレットに接触して雑音が発生します。弦高を高くすることでこの雑音が出る最大幅を広げることができます。
弦高が低いと、左手で押さえるのが楽になります。左手が楽になると、今まで弾けなかった曲も弾けるようになります。音質は柔らかめです。ショートスケールの楽器は、弦高が低めになります。
ブランドやメーカーで選ぶ
クラシックギターは世界中で作られています。メーカーによってギターの特徴は様々です。自分に合ったブランドやメーカーを探してみましょう。
安定感抜群のメーカーを選ぶなら「YAMAHA(ヤマハ)」がおすすめ
ヤマハは、日本を代表する総合楽器メーカーで、クラシックギターから電子楽器まで幅広いジャンルで展開しています。クラシックギターの制作は1967年から製造を開始。半世紀の歴史を持っており日本全国での知名度は抜群のメーカーです。
YAMAHAの楽器は、価格帯の展開が幅広く、安定したクオリティです。音程が正確に出やすく、クセのない楽器が多いです。初心者はYAMAHAの楽器を選べば、基本的に間違いないでしょう。
伝統的なスタイルが受け継がれている海外メーカーの「cordoba(コルドバ)」がおすすめ
1997年に創立したギターの海外ブランド。cordbaの社名はスペインのコルドバという都市名に由来し、スペインの伝統文化を汲み取ったコルドバは、独特の文化を踏まえつつ、よりよい楽器制作を目指して日々研究しているメーカーです。
コルドバのギターは、非常に軽量で音の立ち上がりが早く、多くのプレイヤーに愛用されています。長年培ってきた伝統の職人技と現代技術の融合により1つ1つ丁寧に仕上げられます。
丁寧に作られたギターを奏でたいなら日本製の「小平」がおすすめ
長野県諏訪市に工房を構える小平(KODAIRA)。ギター製作に適しているといわれる湿度が低い信州で、手作りで一本一本丁寧にクラシックギターを作っています。
小平のギターは、職人がこだわりを持って1つ1つ丁寧に作り上げています。質のよい木材を使用して、よい環境で作られたギターは、音程が安定しているため音感が身につきやすく、初心者にも使いやすい楽器です。
価格で選ぶ
クラシックギターは1万円で買えるものから、数十万円、数百万円する楽器もあります。値段に比例してクオリティは高くなりますが、低下価格でコスパのよい楽器もあります。
初心者や中級者は「1万円〜6万円程度」からがおすすめ
初心者の場合、あまり高価すぎるギターよりも、手頃な価格のギターを購入するのがおすすめです。予算もあると思いますので初めから高価なギターではなくコスパのよいもので、好みの楽器を選びましょう。
ただ1万円以下の楽器もありますが、作りが雑だったり、弾きにくくてやる気をなくしてしまうこともあります。最低限1万円以上、できれば3万円〜の楽器だと、質も安定してきます。
少し弾けるようになった中級者の方も、買い替える場合はいきなり高額な上級者用ではなく、音質がレベルアップした中級者用のものを購入するのがおすすめです。楽器も徐々にステップアップさせましょう。
上級者へは「15万円以上」の高級品がおすすめ
音質の違いを実感したり、さらにワンランク上の演奏を目指す上級者なら15万円以上の高級品を購入するのもよいでしょう。技術があればその楽器のよさを十分に味わうことができます。
職人がこだわって作っていたり、高級な木材を使用したりしているので、はっきりとその違いを実感できることが多くなります。長く愛用して、楽器を育てていく感覚を楽しむことができるのも魅力です。
ライブやバンドで演奏するなら「エレガットギター」をチェック
ピックアップと呼ばれる音を拾う装置と、その音を増幅して加工するプリアンプという機械がついたものをエレガットと呼びます。ライブやバンドで演奏する予定のある人は、エレガットギターの購入を検討してもよいでしょう。
楽器本来の響きを味わい、おうちで1人でギターを楽しむには、エレガットがついていないものが適しています。
日本製にこだわるなら「国産」メーカーをチェック
海外製のものでも質のよいものはたくさんありますが、国産ギターは細部まで丁寧に作り込まれているものが多いです。配線部分やネックの接合部分など、目に見えない部分も綺麗に仕上げられていることが多くなっています。
トータルで国産の方が質のバランスがとれている傾向にあります。製作者の顔が見える、国産のものにこだわりたい人は、日本で手作りされているギターを選ぶのがよいでしょう。
クラシックギターの人気おすすめランキング10選
S.Yairi
YCM-02 NTL ミニクラシックギター
スリムでコンパクトサイズで持ち運びやすい!
S.Yairiは、1938年創業でアコースティックギターの製造クオリティの向上に大きく貢献した日本の会社。新しい技術を取り入れながら新シリーズを展開しているメーカーです。「YCM-02」は小さなボディの中に、演奏をしやすくする工夫があります。
ナット幅は45mmとなっており、一般的なサイズのクラシックギターよりもスリムな設計です。全長は約890mmで持ち運びも簡単なので、小柄な方でも抱え込みやすく、気軽に演奏が楽しめるので、ギター初心者や子供にもおすすめとなっています。
材質 | トップ:スプルース サイド・バッ:マカボニーグ | 弦長 | 580mm |
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ナット | 45mm | 全長 | 890mm |
口コミ紹介
コンパクトであるがゆえに、左手運指も比較的楽に、580mmのスケールはチューニングも安定している。形がドレッドノートなので、低音も豊か。それでいて、抱えて弾くにも大きすぎないので、左手が自然な形で使えて、長時間の練習も楽。
口コミを紹介
見た目が可愛くて音量も控えめなので、テレビを見ながら手に取っていじったりして遊んでいます。小さすぎて弾きにくいのではと思っていましたが、特段そんなことはなかったです。この値段でこの品であれば、決して高い買い物ではないと納得して喜んでます。
口コミを紹介
薄型ボディのため軽量で抱えやすくネックも握りやすい形状なので、エレキ弾きの人でも違和感なく使えるギターです。薄型ボディの利点として、複数立てのギタースタンドにエレキギターとほぼ同じように置けます。周辺への音漏れも気にならないレベルです。
口コミを紹介
身体に馴染む調べに満足しました。弾けば、弾くほど指に馴染んでくれます。
口コミを紹介
全く素人ですが、娘の関係で購入。音出しを聴きましたが、低音が素晴らしく良い音色です。やはりYAMAHAを購入して良かったです。
CORDOBA(コルドバ)
エレガット ギター IBERIA シリーズ C5-CE NAT
伝統を受け継ぐ海外メーカーが作る高級品エレガットギター
コルドバはクラシックギターの代表的な海外メーカーの一つ。C5は伝統的なスパニッシュスタイルの工法で製作されたIberiaシリーズの初期からラインナップされているロングセラー高級品モデルです。
様々な木でのモザイクパターンを使った手作りのロゼッタと湿度や気温によるネックの変化に対応可能なアジャスタブルロッド仕様が特徴です。上級者向けの楽器に引けをとらないクオリティを、比較的手頃な値段で味わうことができます。
材質 | トップ:ソリッドカナディアンシダー サイド・バッグ:マカボニー | 弦長 | 650mm |
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ナット | 52mm | 全長 | 990mm |
口コミを紹介
この楽器の細部と構築の品質は優れており、本当に素晴らしい響きと見栄えの良いギターです。高級感のある音質で演奏を楽しむことができます。
口コミを紹介
価格を考えると驚くほど良い音です。低音の響きは豊かで高音も伸びがあります。ある程度弾ける人のセカンドギターとしてもお勧めします。ボディが小振りで気軽に弾けるので結果的にギターを触っている時間が増えます。
口コミを紹介
安定した音色で、安心して弾いています。はばのある歌になるようダイナミックな演奏に挑戦中。
Cordoba
クラシックギター PROTEGE シリーズ C1M
演奏のしやすさを追求したモデル
C1M は、伝統的なスパニッシュスタイルで設計された、トップにはスプルース、バックとサイドにはマホガニーと定番の組み合わせを採用。木製のモザイクで作られたロゼッタと、木の色味を活かした美しい見た目も魅力となっています。
4/4・3/4・2/4・1/4のサイズ展開があるので、親子でギターを楽しみたい方や手が小さい人、小柄な女性、サイドギターとして演奏したい人にもおすすめ。Cordobaのギターの中では、手が出しやすい価格なのも初心者にとって嬉しいです。
材質 | トップ:スプルース サイドバッグ:マカボニー | 弦長 | 650mm |
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ナット | 52mm | 全長 | 993mm |
口コミを紹介
弦が押さえやすく初心者向き。中々ふくよかな気持ち良い音が鳴ります。
ヤマハ(YAMAHA)
クラシックギター CG162S
音質・音量のバランスがよく見た目も美しい中級者向けクラシックギター
トップにスプルース単板を用いた中級者モデル。新シリーズのシンプル且つ上品なデザインイメージと、オバンコール材の美しい木目が調和した独特の外観が魅力です。ネックが手にフィットしやすく、スムーズなコードチェンジができます。
音量や立ち上がりもよいので、初心者でも中級者でも問題なく演奏を楽しむことができます。高音も低音もバランスよく鳴り、クセのない楽器です。価格も1本目のギターに丁度よく、迷ったら手にとってみるとよいでしょう。
材質 | トップ:スプルース サイド・バッグ:オバンコール | 弦長 | 650mm |
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ナット | 52mm | 全長 | - |
口コミを紹介
毎日2~3時間基礎練習のために弾いております。低音、高音共に満足できる響きです。今後時間の経過と共に、どの様に音質が変化していくのかが楽しみです。
クラシックギターのおすすめ商品比較一覧表
商品 | 画像 | 商品リンク | 特徴 | 材質 | 弦長 | ナット | 全長 |
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楽天 Amazon ヤフー |
音質・音量のバランスがよく見た目も美しい中級者向けクラシックギター |
トップ:スプルース サイド・バッグ:オバンコール |
650mm |
52mm |
- |
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楽天 Amazon ヤフー |
演奏のしやすさを追求したモデル |
トップ:スプルース サイドバッグ:マカボニー |
650mm |
52mm |
993mm |
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楽天 Amazon ヤフー |
初心者の1本目に推薦される安心の国産品質 |
トップ:シダー サイドバック:マカボニー |
650mm |
- |
- |
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楽天 Amazon ヤフー |
コンパクトボディでも本格的な音質を楽しめる |
トップ:スプルース サイドバッグ:メランティ |
580mm |
48mm |
922mm |
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楽天 Amazon ヤフー |
伝統を受け継ぐ海外メーカーが作る高級品エレガットギター |
トップ:ソリッドカナディアンシダー サイド・バッグ:マカボニー |
650mm |
52mm |
990mm |
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楽天 Amazon ヤフー |
レスポンスのよいクリアな音が魅力のヤマハ製ギター |
トップ:スプルース トップ・サイド:ナトー |
650mm |
52mm |
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楽天 Amazon ヤフー |
杉単板でシンプルでバランスのよいモデル |
トップ:米杉単板、サイド・バック:ローズウッド |
650mm |
52mm |
- |
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楽天 Amazon ヤフー |
初心者にもぴったりなエレガットギター |
ボディ:スプルース 背面:サペリ |
648mm |
46mm |
- |
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楽天 Amazon ヤフー |
弦長630mmで多彩な音や曲が楽しめる! |
エンジニアリングウッド |
630mm |
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- |
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楽天 Amazon ヤフー |
スリムでコンパクトサイズで持ち運びやすい! |
トップ:スプルース サイド・バッ:マカボニーグ |
580mm |
45mm |
890mm |
通販サイトの最新売れ筋ランキングもチェック!
各通販サイトの売れ筋ランキングもぜひ参考にしてみてください。
※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。
以下の記事では、クラシックギター演奏に使われるピックの人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひご覧ください。
クラシックギターの弦は何を使う?
クラシックギターの弦は6本で、基本的にはナイロン弦が使用されています。ナイロン弦は、非常にやわらかく伸縮性に富みます。素材の性質上、弦が太くなるほど音がぼやける欠点があるため、太い弦のみ別の素材を張るギタリストもいます。
その他、ナイロン弦よりもきらびやかで輪郭のはっきりしたサウンドが特徴の「フロロカーボン」やナイロン弦に近い演奏感ときらびやかなサウンドを併せ持つ「チタニウム」などの弦があります。
楽器との相性や、メーカーによる違いも大きいため、楽器と合わせて弦も自分に合うものを探してみましょう。以下の記事では、クラシックギターの弦の人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひご覧ください。
まとめ
ここまでクラシックギターの選び方やおすすめ商品を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。トップやサイド・バックの素材による違いやメーカーやブランド、弦高や弦長などによって特徴が異なるクラシックギター、自分に合った楽器を見つけていきましょう。
本サービス内で紹介しているランキング記事はAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどECサイトの売れ筋ランキング(2023年01月17日)やレビューをもとに作成しております。
トップにスプルース単板を用いた中級者モデル。新シリーズのシンプル且つ上品なデザインイメージと、オバンコール材の美しい木目が調和した独特の外観が魅力です。ネックが手にフィットしやすく、スムーズなコードチェンジができます。
音量や立ち上がりもよいので、初心者でも中級者でも問題なく演奏を楽しむことができます。高音も低音もバランスよく鳴り、クセのない楽器です。価格も1本目のギターに丁度よく、迷ったら手にとってみるとよいでしょう。