どら焼き好きの方や和菓子好きの方は「日本全国の本当に美味しいどら焼きを食べてみたい」と考えてる方も多いと思います。和菓子の代表格であるどら焼きは、日本全国に絶品と評される名店が存在し、東京のうさぎやや亀十なども有名です。

どら焼きの味ひとつをとっても、こしあんや粒あんはもちろん、洋風のものまでさまざまな種類があり、通販やお取り寄せをすれば食べ比べも夢ではありません。デパ地下などで手に入る最高級どら焼きもあるので、ぜひチェックしてみてください。

そこで今回は全国の有名な名店どら焼きの選び方やおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。ランキングは素材・製法・価格などを基準に作成しました。購入を考えている方はぜひ参考にしてみてください。

どら焼きは、カステラのような円盤状の皮にあんを挟んだ和菓子です。甘くて香ばしい香りが特徴で、あんには小豆や栗、カスタードクリームなどが使用される場合もあります。どら焼きの由来は諸説あり、形が打楽器の銅鑼に似ている説が有力です。

また、虎のような模様が入った皮のものは、とらやきといいます。鉄板に紙を敷いて生地を焼く際に、紙にシワが入ることで虎模様に仕上がります。柔らかい食感が魅力です。

どら焼きにはさまざまな商品があり、素材やあんこの種類もさまざまです。ここからはどら焼きの選び方についてご紹介していきます。

【目次】

• 味で選ぶ
• あんこの種類で選ぶ
• こだわりの素材で選ぶ
• 用途で選ぶ
• サイズや個数で選ぶ
• 購入場所で選ぶ
• 最高級どら焼きは「お取り寄せ」をチェック
• 子供用には「かわいくて個性的」な見た目をチェック

どら焼きといえばあんこを連想する方も多いと思いますが、どら焼きの味はたくさんのバリエーションがあります。どら焼きの味について詳しくみていきましょう。

【目次】

• スタンダードな味わいを楽しむなら「あんこどら焼き」がおすすめ
• 食べ応えのあるものなら「バターどら焼き」がおすすめ
• 違った味わいを楽しむなら「クリームどら焼き」がおすすめ
• 個性的などら焼きなら栗など「ユニークなフレーバー」がおすすめ

どら焼きのスタンダードはあんこが入ったものです。あんこも種類豊富で、通常のあんこであれば、こしあんや粒あん・白あんなどがあります。また、小豆ではなくゴマやずんだと呼ばれる枝豆ペーストのあんも人気です。好みのものを選びましょう。

こしあんや粒あんの入ったどら焼きに、一緒にバターを挟み込んだのがバターどら焼きです。あんこだけのどら焼きよりもボリュームがあり、食べ応えがあります。バターではなくマーガリンが使われているどら焼きもあるので、チェックしてみてください。

どら焼きにはあんこではなくクリームが挟まれているどら焼きもあり、種類は豊富です。あんこと生クリームを挟んでいるものや、小豆クリームをはさんでいるもの・抹茶クリーム・フルーツクリームが挟まれているものも人気です。

クリームが挟まれているどら焼きは、洋風の仕上がりになっています。和風味のどら焼きがお好みの方は、小豆クリームや抹茶クリームを選んでみてください。あんこの入った通常のどら焼きとは違ったおいしさを楽しめます。

どら焼き生地にあんこやクリームが挟まっているもののほかに、栗などユニークなフレーバーのものも人気です。アイスクリームが挟まっている冷たいどら焼き・プリンやチーズ・ティラミスなどスイーツ感覚で食べられるのものもあります。贈答用にもおすすめです。

あんこををつくる小豆の種類も店によって違います。どら焼きの味を大きく左右する、あんこや小豆について見ていきましょう。

【目次】

• 上品で滑らかな触感なら「こしあん」がおすすめ
• 小豆の粒を感じたいなら食べ応えのある「粒あん」がおすすめ
• あんこにこだわるなら「国産あずき」がおすすめ

ゆで上げた小豆をこしてつくったこしあんは、滑らかで上品な舌触りのあんこです。さらっとした口当たりなので、あっさりとした味わいが好みの方におすすめします。つぶあんが苦手でもこしあんなら食べられる方も多いので、お土産に迷ったらこしあんを選びましょう。

こす手間のかからない粒あんですが、粒あんも作る工程で手を加えすぎたりすれば、出来上がった粒あんの粒の状態も違ってきます。何気なく食べているあんこですが、思い通りの食感や粒の感じにあんこを仕上げるのは正しくプロだからこそなせる業です。

やや豆の食感が残っているため、粒あんが挟まれているどら焼きは食べ応えがあります。小豆そのもののうま味を楽しみたい方はぜひ食べてみてください。

国産の小豆は外国産よりも風味が豊かな味わいのものが多く、和菓子やどら焼きとの相性が良いあんこをつくれます。どら焼きを選ぶ際にはどんな種類の小豆を使用して、あんこを作っているかもチェックしてみてください。

絶品といわれるどら焼きや名店と呼ばれる店のどら焼きは、どら焼きの素材にこだわってつくられています。こだわりの素材について見ていきましょう。

【目次】

• まろやかな味わいなら「和三盆」入りがおすすめ
• キレの良い上品な甘さなら「ザラメ」入りがおすすめ
• もっちりした触感が好みなら「ハチミツ入り」がおすすめ
• 生地の味も重視するなら「卵にこだわっているもの」がおすすめ

和三盆は砂糖の一種の含蜜糖でまろやかな黒砂糖のような独特の風味を持ち、上品な甘さの砂糖です。あんこに使用する砂糖の種類は、あんこの味を大きく左右します。あんこにこだわりがある方は、砂糖の種類もチェックしてみてください。

精製された砂糖の一種であるザラメは、グラニュー糖よりも結晶の粒が大きく純度の高い砂糖です。果実酒やあんこを作る際に使われています。どら焼きのあんこに使われているザラメは、白双糖や中双糖など種類が豊富です。

ザラメは素材の味を引き立ててくれる特徴もあり、ザラメの種類よって、つくるあんこの味も違ってきます。

もっちりとした生地の食感がお好みなら、ハチミツ入りのどら焼きがおすすめです。どら焼きの生地にハチミツを使用すると、ハチミツに含まれる果糖が水分を閉じ込めてもっちりしっとりとした生地に仕上げてくれます。

またハチミツは少ない量で甘みを感じられるため、糖分・カロリーを控えたい方にもおすすめです。

どら焼きの生地に使われている卵は、どら焼き生地のコクや触感・見た目を大きく左右します。同じレシピで皮を焼いても使用する卵が違えば味や見た目が変わってくるので、使っている卵にも注目してみましょう。

生地の味にこだわりたいのなら、卵にもこだわったどら焼きを選んでみてください。

どら焼きを贈答用にする場合と自宅用に購入する場合では、選び方が変わってきます。詳しくみていきましょう。

自宅用や自分用にどら焼きを購入する場合は手頃な値段で購入できるどら焼きがおすすめです。スーパーやコンビニにもどら焼きは販売されているので、食べたいときに手軽に購入できます。季節の素材を使ったどら焼きもあるので、チェックしてみてください。

予算をかけずにおいしいどら焼きを楽しみたい方におすすめです。

贈答用のどら焼きなら、どら焼きの味はもちろん見た目の美しさにこだわって選びましょう。デパ地下や有名店で購入できるどら焼きには、印象に残るユニークな商品も販売されています。送る相手が喜んでくれる味や見た目のどら焼きを探してみてください。

また、オリジナルのメッセージやイラストを入れられるどら焼きもあります。節句やお祝いごとなどにおすすめです。以下の記事では手土産のおすすめ商品をご紹介しています。ぜひご覧ください。

どら焼きを購入する際は、食べる人数や用途に合わせて内容量やサイズもチェックしましょう。サイズや個数についてご紹介します。

【目次】

• 手軽に食べるなら「ミニサイズ」がおすすめ
• 堪能し尽くしたいなら大きめの「ジャンボサイズ」がおすすめ
• 賞味期限を気にする場合は「1～3個入り」がおすすめ
• 贈答用なら無難な「4～9個入り」がおすすめ
• 見栄えを重視する贈り物なら「10個以上入り」がおすすめ
• きちんとした贈り物なら「詰め合わせ」がおすすめ

通常のサイズよりもひとまわりほど小さなサイズのミニどら焼きもあります。通常サイズでは大きすぎる方や小腹がすいたときにおすすめのサイズです。また、個包装やきれいな包装が施されていれば、手土産にも喜ばれます。

通常のどら焼きよりも大きいジャンボサイズはボリューム満点で、どら焼きを堪能し尽くしたい方におすすめです。さまざまな大きさのものがあり直径が30センチほどもあるどら焼きもあります。数人でシェアして食べるのも可能なので、ぜひチェックしてみてください。

どら焼きは賞味期限が短いものも多く、長く置いておくのが難しい場合は期限内に消費できる個数のどら焼きがおすすめです。1～3個入りであれば消費しやすい量なので、余ってしまう心配もありません。

贈り物や差し入れで重宝される個数は4～9個入りです。用途や差し入れ先の人数を確認したうえで個数を選びましょう。2～3個ほど多めに選んでおけば、急な人数の増加にも対応できるのでおすすめです。中には「ありがとう」の文字や笑顔のマークが刻印されたユニークで喜ばれるどら焼きもあります。

見栄えのする贈り物の場合には、10個以上入りのどら焼きがおすすめです。ボリュームがあるので、貧相に見えません。大きなイベントや大人数が集まる場合には、10個以上入りのどら焼きを選んでおけば安心です。

きちんとした贈り物にするのなら食べ飽きにくい詰め合わせギフトもおすすめです。数種類のお菓子が詰め合わせてあるので、食べるお菓子を選ぶ楽しさやどのお菓子が美味しいかなど食べ比べながら楽しめます。

以下の記事では、ギフト和菓子の人気おすすめランキングをご紹介しているので、ぜひご覧ください。

どら焼きの有名店は全国各地にあり、遠くても通販やお取り寄せが可能なお店もあります。全国の名店をご紹介していくので、参考にしてみてください。

【目次】

• 神奈川・千葉・埼玉の首都圏なら熊谷に本店を持つ「梅林堂」がおすすめ
• 横浜なら薄皮どら焼きの「香炉庵」がおすすめ
• 絶品と評される名店なら「亀十・うさぎや」がおすすめ
• 名古屋なら和菓子老舗店の「両口屋是清」がおすすめ
• 抹茶味なら京都の老舗「森半」がおすすめ
• パッケージの美しさなら関西で有名な老舗の「たねや」がおすすめ
• 変わり種も気になるなら「桃六」がおすすめ

埼玉県でチェックしておきたいのは、熊谷市に本店を構える梅林堂です。和菓子から洋菓子まで幅広い品揃えで、地元で愛されている名店になります。自家製のあんこを使ったもっちり生地が特徴の「八宿どら焼き」が有名です。

横浜の元町に店を構える和菓子店の香炉庵には、通常タイプのどら焼きと薄皮タイプのサクッとした食感のどら焼きがあります。薄皮タイプのどら焼きには求肥が入っていて、しっかりとした多食べ応えが魅力です。

以下の記事では、横浜のお土産の人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひご覧ください。

関東・東京駅周辺のどら焼きでおさえておきたいのが、浅草にある亀十です。平日に1時間並んでも購入できない浅草の名店です。素朴な見た目とふんわりしたパンケーキのような生地に素材の味を活かした黒あんが挟まれているのが特徴になります。

もう一店舗は上野にあるうさぎやです。サクッとした触感の皮に十勝産のやわらかな粒あんが挟まれた絶品のどら焼きが人気となっています。こだわり抜いてつくられた名店ならではの絶品どら焼きを楽しみたい方におすすめです。

名古屋で有名などら焼きは名古屋の老舗和菓子店、両口屋是清の千なりです。千なりとはどら焼きを指し、ふんわりしたカステラのような生地に粒あんが挟んであります。名古屋名物ういろうを思わせる抹茶あんや紅粒あんなどの珍しい味も人気です。

以下の記事では、名古屋のお土産の人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひご覧ください。

抹茶やスイーツで有名な京都の老舗である森半の高級抹茶を使ったクリームを挟んだどら焼きが人気です。共栄製茶株式会社という名称でコンビニエンスストアとのコラボ商品やスイーツも販売しています。

以下の記事では、京都駅みやげの人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひご覧ください。

有名建築家がデザインしたラ コリーナ近江八幡でも有名な、たねやのどら焼きも人気型帯です。ふっくらと焼き上げたどら焼きの生地には、白粒あんと粒あんの2種類の味があります。パッケージが美しいのも魅力です。

どら焼きのほかにもたくさんの和菓子が揃うので、詰め合わせギフトもおすすめします。以下の記事では、大阪お土産の人気おすすめランキングをご紹介しているので、ぜひご覧ください。

差し入れや結婚報告の焼き印が入ったどら焼きで有名な桃六もチェックしてみてください。粒あん・梅入り・栗入りの3つの味のどら焼きが販売されており、ボリュームのあるどら焼き生地はブランデー入りとなっています。

甘さ控えめなので、幅広い方に好まれる味です。

全国にファンを持つブランドの最高級どら焼きは、遠方からも購入できるようお取り寄せできるものもあります。通販サイトはもちろん、公式オンラインショップなどもチェックするようにしましょう。

お子さんがいるお家へのお土産や贈り物なら、かわいらしい見た目のどら焼きがおすすめです。ハートの形や猫の形などのどら焼きなら、小さな子どもも喜んでくれます。可愛いものが好きな方や見た目も重視したい方もぜひチェックしてみてください。

各通販サイトの売れ筋ランキングも是非以下より参考にしてみてください。

※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

日経新聞の土曜版、経プラスワンの「何でもランキング」の何でもランキングにしてしまう企画に、どら焼きが取り上げられました。手土産などに喜んでもらえそうなどら焼きを専門家が試食し、評価しています。

また、ECサイトなどでも実際に購入した方のレビューや口コミを閲覧でき、どれにするか迷ったら口コミをチェックしてみるのも1つの方法です。ほかにも食べログなどさまざまな情報を見て、本当に美味しいどら焼きを見つけてみてください。

全国の有名な名店どら焼きの選び方とおすすめランキングを紹介してきました。一口にどら焼きといってもさまざまな商品があり、使っている素材やあんこもそれぞれ特徴が異なります。今回の記事を参考に、ぜひあなた好みのどら焼きを見つけてみてください。