手術室看護師になるには?給料はいくら?オペ看護師の仕事内容や向いているタイプも紹介

手術室看護師になるには?給料はいくら?オペ看護師の仕事内容や向いているタイプも紹介

オペ室(手術室)看護師として働いてみたいけど、なるにはどうすれば良いの?オペ室看護師に向いている人は?給料は?など気になりませんか?また、どんな仕事をするのかなど、意外と知らない事が多いですよね。この記事ではオペ室にいる看護師の仕事について徹底解説!オペナースにおすすめの転職サイトも併せてご紹介します。

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手術室看護師は辛い?向いてる人はどんな人?

オペ室にいる看護師は「オペナース」「オペ室ナース」「オペ看」「手術室看護師」「スクラブナース」など、様々な呼び方があります。医療系のドラマや映画に登場するオペ室看護師を見て、憧れている人も多いのではないでしょうか。

 

この記事では、オペ室にいる看護師の役割や仕事内容、給料について解説します。この記事を参考にして、看護師としてのキャリアを見直してみてください。

手術室看護師はどうやったらなれるの?

オペナースはどうしたらなれるのでしょうか。幅広い知識や専門技術が必要ですが、特別な資格やプロセスが必要なのでしょうか。そんな疑問を持つ方のために、ここからはオペナースのなり方を紹介します

オペ室看護師に特別な資格は必要ない

オペ室看護師になるために、特に資格は必要ありません。今いる職場で異動を希望するか、手術室のある総合病院に就職すれば、オペ室看護師になることができます。しかし、所属してから、たくさん勉強をして知識をつけることを求められます。

未経験から看護師になる方法

看護師資格のない方がオペ室看護師になるには、まずは、看護師資格を取得して看護師になるしか方法はありません。

 

看護師になるには、文部科学大臣指定の学校もしくは、厚生労働大臣指定の看護師養成所を卒業し、看護師国家試験に合格する必要があります。学校は、4年制大学、3年制の短大・専門学校があります。

 

2年制の看護系学科やコースもありますが、2年制で目指せるのは国家資格ではない「准看護士」なので注意しましょう。

 

看護師国家試験の受験者数は毎年5~6万人。合格率は90%前後と高いです。学校でしっかり勉強すれば、看護師を目指すのは決して難しくはありません

手術室看護師の給料って?

仕事を決める時に多くの人が気になるのが、やはり「お給料」ではないでしょうか?オペ室看護師の給料は実際どうなのか調べてみました。

オペナースと他のナースの年収や給料の違いってあるの?

年収が高いイメージのある看護師ですが、看護師のコミュニティーサイト看護roo!*によるとオペナースの平均年収は483万前後で病棟で働く看護師の平均年収は482万前後であまり大きな差はないようです。ですが日本の男女合わせた全年齢の平均給与は433万円**だと言われていますので、比較すると年間50万円ほど高いことがわかります。

 

*出典元:感度roo!看護師さんの給与明細一覧 2022年6月21日現在

**出典元国税庁令和2年民間給与実態統計調査 /平均給与

オペナースに付く手当は?

オペ室看護師は、基本給と看護師の資格手当、深夜手当の他に「危険手当」「待機手当」「手術室勤務手当」がつきます。危険手当とは「危険な目にあうリスクの多い仕事につく手当」で、血液感染や汚染の機会が多い手術室勤務の看護師だからこその手当です。

 

「待機手当」は、「自宅待機(オンコール)」に対してつく手当です。緊急時に連絡があれば出勤しなければならないという当番制は大変ですが、手当がしっかりとつきます。「手術室手当」は、職務上危険や危害がおよぶ可能性が高い場合に支給される手当のことを指します。

残業代って出るの?

手術が長引くのは仕方がないことです。そのため、オペ室看護師の残業代はしっかりと付く病院が多いです。

 

「何時から何時まで手術を行ったか」「担当執刀医・看護師は誰か」などを記した手術記録が残ることもあり、残業時間が曖昧にされることも、あまりありません。この点はオペ室看護師のメリットであると言えますね。

役職がつくと給料アップ?

看護師の仕事は、一般的な仕事と同じように役職がつくことによって、基本給がアップします。ボーナスの額も同じく上がります。オペ室看護師は比較的人の入れ替わりが激しく、入ってきても、すぐに他部署へ移動してしまう人も多いです。


そのため、長く続けなくても役職につけるケースが多く、30代など若いうちにリーダーなどのポジションをもらえて、給料アップを目指せます。早く出世したいと考えている方は、オペ室看護師としてキャリアを目指すのもひとつの手です。

手術室看護師に向いている人・向いていない人

オペ看護師として働くには高度な知識や集中力が要求されます。ここからはオペ看護師に向い てる人、向いていない人について詳しく解説します。

オペ看護師に向いている人

ここではオペナースに向いている人をご紹介します。向いている人それぞれの特徴を詳しく見ていきます。

専門知識を学び続ける姿勢のある人

詳細は病院によって異なりますが、一般外科、整形外科、脳外科、泌尿器科、心臓外科、形成外科などの複数科の手術を担当します。それぞれ覚えるべきポイントが違うので、例えば整形外科は新しいメーカーを医師が使うたびに新しい情報や知識を勉強し直さなければなりません。

 

そのため、専門知識を学び続ける姿勢のある人や幅広い分野の情報を取り入れるのが好きな人がオペナースに向いています。

精神的・身体的にタフな人

手術室では定期の手術以外にも緊急手術が行われます。手術の準備をしながら患者を受け入れなければならないケースや、オンコールで自宅待機して呼び出しを受けるケースもあります。そのような緊急対応に耐えられる身体的なタフさを持ち合わせている人が向いています。

 

また、自分の判断一つで患者さんの生死を左右する重大な仕事のため、いかなる時も冷静な状況判断ができる精神的なタフさがある人もオペナースに向いていると言えます。

先回りして行動できる人

手術の進行状況を把握して、医師の指示が出る前に先回りして行動できる人もオペナースに向いています。業務内容の1つに、医師の近くでペスやぺアンなどの器具を渡す器械出しと呼ばれる仕事があります。

 

一見すると簡単そうに見えますが、基本的な外科の開腹手術でも術者は数10種類の器具を使い分けるので、特に新人の頃はそれを覚えるのが大変です。

 

オペナースは消化器外科、心臓血管外科、脳神経外科、婦人科、皮膚科、眼科、泌尿器科、耳鼻科など外科系の全てを担当するため、診療科によって使う器具が異なります。

 

器具を覚えて医師に言われた通りに動けば良いだけでなく、手術の進行状況を把握して医師の指示がある前の段階で次に必要な器具を予測する能力も求められます。

オペ看護師に向いていない人

ここではオペナースに向いていない人についてご紹介します。自分のペースを乱されたくない人や給料アップを目指している人など色々な特徴がありますので、それぞれ詳しく見ていきます。

自分のペースを乱されたくない人

オペナースの仕事をしていると緊急手術を担当するケースも珍しくありません。また、医師が主体で動くので必ず主治医に合わせたペースで業務をする必要があります。急かす医師もいれば、ゆっくり進める医師もいます。

 

自分のペースで業務をするのではなく、その場に合わせる柔軟性や対応力が求められます。そのため、自分のペースを乱されたくない人は向いていないと言えます。

給料アップを目指してる人

手術室での勤務は夜勤がないケースが多いです。オンコールがあればオンコール手当がつきますが、夜勤手当てがつかないので給料が下がる場合があります。もし夜勤がある病棟から手術室への転職や異動を考えている人は、夜勤がなかった場合の給料がどうなるのかを事前に確認するのをおすすめします。

患者とのコミュニケーションを大切にしたい人

術前術後の訪問以外は基本的に患者さんとコミュニケーションを取る機会はありません。手術中の患者さんは麻酔がかかっているので言葉を交わすのは難しく、病棟にいる時と比べると10%程度まで下がります。

 

そのぶん医師や他職種の人とのコミュニケーションはありますが、緊迫した状況なので多くのコミュニケーションを交わすわけでもありません。会話量が少なく想像力を働かせる必要のある職場なので、患者さんとのコミュニケーションにやりがいを感じている人は少し物足りなく感じるはずです。

手術室看護師として働きたい!と思ったら何からはじめれば良い?

「オペナースとして仕事をしたい」そう思ったら、転職エージェントに相談してみるのがおすすめです。

 

オペナースは、やや特殊なので、どうしても経験者が優遇されやすい仕事になります。コンサルタントに相談すると「非公開求人」の中からオペナースの仕事を紹介してもらえるチャンスもあるので、オペナース未経験の方も一度相談してみる価値はあります。

 

以下ではオペナースの求人を扱っている看護師におすすめの転職エージェントを4社紹介します。それぞれのエージェントが保有しているオペナースの求人数も紹介しているのでぜひ参考にしてくださいね。

【オペナース向け】看護師転職サイトの人気4選を紹介

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*2022年6月22日現在

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手術室看護師のキャリアって?【よくある4パターンを紹介】

オペ室看護師を経験した看護師たちは、その後どのような道を進んでいるのでしょうか。オペ室看護師の経験が、他の部署でどう役立つのかも気になりますね。オペ室看護師のキャリアチェンジの一例をご紹介します。

①手術室から消化器外科へ

食道、胃、腸、肝臓、膵臓、などの消化器の診察・手術に関わる「消化器外科」へ異動するオペ室看護師は多いです。診察時の処置や検査の介助から食事制限などの生活指導、入院患者のバイタルサインの確認、術前術後の患者さんのケア、退院サポートなどをします。

 

消化器にまつわる専門的な知識をより深く求められますが、外科なのでオペ室看護師の仕事を重なる部分も多いです。患者さんと関わる機会を増やしたい方におすすめです。

②手術室からICUへ

ICU(集中治療室)に異動するオペ室看護師も多いです。集中治療が必要な患者の状態管理が主な仕事で、バイタルサイン、心電図などのモニターなどの情報を元に注意深く観察します。

 

助けが必要な患者さんに直接手助けできるので、患者さんと関わる機会を増やしたい方におすすめです。オペ室で培った鋭い観察眼や、緊張感の中で冷静な判断を下す力などを活かせるでしょう。

③手術室から眼科

オペ室看護師から「眼科」へ移動する方もいます。眼科は、目に関する検査や処置を行います。目に病変があると、不安が大きくなりがちなので、患者さんの不安を和らげるケアも重要な役割です。

 

眼科の患者さんは、入院がない場合が多いため、夜勤がないケースが多いです。急変することがほとんどないので、オンコールが少ない部署でもあります。プライベートを重視したいと考えた方の異動が多いようです

④別の病院の手術室へ転職

オペ室看護師の経験を活かし、スペシャリストとして他の病院のオペ室に異動する方も多いです。勉強して得た知識をオペ室ならそのまま存分に活かせます。より大きな手術や専門的な手術をしている病院に異動し、スキルアップを目指すこともできます

 

他の病院に移動すると人間関係をリセットできるので、仕事内容に不満はないが人間関係で悩んでいる方は、病院の異動を考えてみるのもおすすめです。

手術室看護師の毎日何してるの?|仕事内容と1日のスケジュール

 

オペ室にいる看護師は、大きく分けて「器械出し」と「外回り」の2つの役割を担当しているんです。それぞれどのような仕事なのか説明していきます。

オペ室看護師の仕事内容

①器械出し

「器械出し」は、手術室内で手術をする医師に器具を渡す仕事です。手術中は、医師から必要な器械を指示されますが、オペ室の看護師は指示される前に次の器具を予想して渡す準備をしており数十種類もの器具を使い分けるため、多くの手術の知識が必要になります。

 

器具を渡すのが遅れて手術時間が長くなると患者さんの負担になり、命にも関わりかねません。オペ室の看護師は、とても責任重大な役割を担っているのです。

②外回り

「外回り」は、器械出し以外の手術室の業務のことです。「外回り」では、輸血製剤などの必要なものを用意したり、急遽必要になったものを手配したりします。他にも、術中のバイタルチェック、患者の状態の観察、手術の記録など、業務内容は多岐に渡ります

 

また、術前・術後の患者訪問も外回り看護師の仕事。術前や、患者さんが意識がある手術中には、患者さんの不安を和らげるよう、声をかけるのも大切な役割です。

オペ室看護師1日のスケジュール

看護師というと忙しいイメージがありますが、オペナースも忙しいのでしょうか?オペナースがどんな1日を過ごしているのか、イメージしやすいように一日の流れの一例を「日勤」「夜勤」に分けてご紹介します

日勤

出勤したらすぐに着替えて、申し送りや手術室準備、患者様の情報確認、術前患者訪問などを行い、9:00ごろから1件目の手術が始まることが多いです

 

手術が終わったら日勤リーダーへ報告をします。その後は滅菌室の在庫補充、次の患者様の術前訪問などを行うこともあれば、ランチ休憩に行くことも。午後から2件目の手術を行い、17:00〜17:30ごろに退勤、夜勤とバトンタッチです。

夜勤

夜勤のオペナースの1件目の手術は16時前後であることが多いので、日勤のオペ室看護師から引き継ぎをします。オペの途中でも交代することが多いようです。手術が終わると夜勤リーダーに報告します。その後は仮眠をとったり、滅菌室の補充や物品チェックを行ったりすることも大切です。

 

夜中には通常オペはありませんが、緊急のオペが入ることがあるのでいつでも対応できるように準備をしておきます

オペ室看護師は、手術がない時は何をしているの?

やはりオペ室看護師も、忙しいのは他の看護師と変わらないようです。しかし、病院では手術が少ない日もあります。

 

オペがない時に、オペ室看護師は何をしているのか、気になったことはありませんか?手術がない時のオペ室看護師はどんなことをしているのか、ご紹介します。

手術室の準備をしている

オペ室の準備は大きく分けると「部屋準備」と「器械準備」があり、部屋準備では、PCや術野モニターなどの器材を配置したり、手術台にシーツを敷いて温めたりします。

 

器械準備では、メス、ペアンなどの器械・物品を、術式ごとに揃えます。準備した器械はオペ室看護師かスタッフが滅菌し、手術で使えるように清潔にすることも大切な仕事です。

 

手術室の準備は15分〜30分で終了。緊急オペが入る際は、連絡が来てから40分〜1時間でオペが開始されるので、急いで準備をする必要があります。

休憩

緊張感が長時間続く手術室で働くオペ室看護師は、休憩が非常に大切です。人間の脳は疲れやすく、長時間連続して集中し続けることはできません。

 

リラックスする休憩時間を作ることで、集中と弛緩のメリハリをつけ、質の高い手術サポートが行えます。手術件数が多かったり、予期せぬ緊急の手術が入ったりすると、忙しいですが、オペの件数が少ない日は、のんびりした雰囲気になることも多いようです。

手術室看護師になるメリット・デメリット

オペ室看護師はやりがいのある仕事ですが、もちろん大変なこともあります。オペ室看護師になると「どんなことが大変なのか」ご紹介します。

オペ室看護師のやりがい・メリット

オペナースは専門知識、体力、強いメンタリティーが必要な仕事ですが、どういったときにやりがいを感じるのでしょうか。ここからは詳しくご紹介します。

専門性の高い知識が身に付く

オペ室看護師になることで得られるのは、やはり専門的知識です。手術に関わることで、必然的に人体の構造(解剖)と機能(生理)についての解剖生理に詳しくなれます。実際に人体を自分の目で見ながら学ぶことができるので、苦手な人が多い「解剖生理」も身につきやすいでしょう。

 

解剖生理に詳しくなると病気について理解が深まり、他のどんな科でも役立ちます。また、消化器外科・呼吸器外科・泌尿器外科など幅広い手術に関わることは、自分の興味のある分野を知るきっかけにもなります。

 

看護師として何かを極めたいけど、どの分野に興味があるかわからないと悩んでいる方は、オペ室であらゆる分野に触れてみるのも良いでしょう

緊急対応をチームプレーで乗り切った時

手術をする際には複数のメディカルスタッフが連携して患者さんをケアするチーム医療が行われています。多くのスタッフがそれぞれの専門性を発揮しながら、「患者に対して質の高い医療を提供する」共通のゴールに向かって、手術の緊急対応などを行います。

 

その一員としてチーム医療に携わる中で「自分はオペナースとして何ができるのか」を追求するようになるので、知識もどんどん身についていきます。視野も広がって人間的な成長も実感できます。

 

また、一人では達成できない仕事もチームで力を合わせれば達成できるという充実感を得られるのも、オペナースの大きなやりがいです。

オペ室看護師になるデメリット

患者と接する機会が少ない

オペ室看護師は、看護師の中で特に患者さんに接する機会が少ない仕事です。術前・術後の患者訪問や覚醒下手術での患者さんサポートはあるものの、手術室準備や麻酔で眠った患者さんの手術のサポートがほとんど。

 

患者さんに接したいと看護師を目指した人にとっては「こんなはずじゃなかった」と感じてしまうのではないでしょうか。

緊張感が常に続き、ストレスを感じる

ひとつのミスが命に関わる手術室という空間は、想像以上に緊張感が高いです。その手術が1回数時間続き、しかも、1日に何回も繰り返されます。

 

高い緊張感に耐えながら冷静にミスなく仕事をこなす必要があり、勤務が終わると精神的な疲れが大きい仕事です。緊張感やプレッシャーに弱い方にとっては辛い仕事になるでしょう。

手術室ナースの仕事についてよくあるQ&A

オペ室看護師を目指すうえで気になる疑問はまだまだあるのではないでしょうか。先輩オペ室ナースの声を元に、気になる疑問のアンサーをまとめてみました。本気でオペ室看護師を目指す!という方はチェックしてくださいね。

Q.1:何年たったら一人前になれる?

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オペ室看護師になると、約3年でだいたいの術式を経験することができます。そこから腕を磨き勉強を重ね、5年目になると、一人前のオペナースとして自信を持って仕事をこなせるようになるでしょう。

Q.2:手術室ナースって厳しく指導されそうだけど、実際どうなの?

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確かに、ひとつのミスが患者さんの命に関わるため、厳しいイメージがありますが、実際は厳しいというより「緊張感がある部署」です。


先輩ナースは後輩に真剣に指導する必要があります。時には怒られることもあるかもしれませんが、理不尽に怒られる怖い部署というより、緊張した空気があるというイメージです。

Q.3:手術室ナースに必要な勉強は?

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麻酔薬の作用機序、薬剤の作用・副作用、手術体位、疾患と術式、器械の名称と用途など、覚えることはたくさんあります。もちろん、基本的な疾患と術式、器械の名称と用途などの知識も必要です。


また、手術体位についての勉強も大切です。手術のあいだ長時間同じ体位でいると、神経損傷や褥瘡を引き起こすことがあります。オペナース看護師は患者の様子から、異変を察しなければなりません

Q.4:勉強以外にやっておく事はある?

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体力に自信がない人は、体力作りを始めましょう。長時間立ち続ける体力を身につけておくと新人オペ室看護師になった時にとても楽です。


術前・術後の不安な患者さんを癒す笑顔を身につけるのも大切です。いかなる状況でも、心にゆとりを持ち続けるようにしましょう。

オペナースとして、やりがいのある毎日を!

オペ室看護師について、仕事内容ややりがい、なり方などを紹介しました。幅広い知識が必要な仕事ですが、患者さんの命を助ける現場に関われる貴重な仕事です。意識のある患者さんとコミュニケーションを取る機会は少なくても、陰で支える存在として、やりがいを感じられることでしょう

 

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