看護師を辞めて違う仕事・他職種へ転職!おすすめの職種25選【20代〜40代】
2024/08/30 更新
看護師から他職種への転職を考えてはいるものの、看護師以外の経験がないと無理と諦めていませんか?看護師以外にも看護師資格や看護師としての経験・スキルを活かせる仕事はたくさんあります。今回は、看護師から他職種へ転職の際におすすめの職種をご紹介します。
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目次
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【看護師以外の仕事がしたい】転職におすすめの職種は?
看護師の仕事を辞めて、病院以外へ転職しようかと悩んでいませんか?看護師の離職率は約10%*と比較的高い割合です。「もう医療現場で働きたくない」とは思うもののせっかくなら取得した看護師資格を活かせる職に就きたいと考える方もいるでしょう。
看護師しか職務経験がなく、他職種への転職ができるのか不安に感じる方もいるでしょう。看護師から他職種への転職は可能で、多くの方が病院以外の職業や看護師の資格を活かした他職種への転職を成功させています。
今回の記事では、転職を検討中の看護師に向けたおすすめの職種をご紹介します。看護師の資格を活かせる他職種や、看護師以外の全くの異業種までは幅広くご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。
*参照元
看護師が他業種に転職したいと思う理由は?
看護師の離職率は約10%と紹介しましたが、看護師の皆さんの退職理由は様々あると思います。今回は「規則正しい生活を送りたい」「人間関係に悩んでいる」「命を扱う重圧」「コロナウイルス拡大の影響」といった4つの悩みについて詳しく見ていきましょう。
①【30代・40代の方】規則正しい生活を送りたいから
看護師の仕事は長時間勤務や夜勤などで、勤務時間が不規則です。若い頃はこなせても「体力的な辛さがいつまで続くのか」を考えると、辞め時を考えてしまう方もいると思います。実際に不規則な生活が続いて体調を崩してしまう方もいます。
また、恋人がいたり結婚や出産を考えたりしている方も、不規則な勤務時間の看護師は私生活に影響すると考えてやめたくなることが多いようです。「仕事以外にプライベートの時間も大切にしたい」そんな思いが転職の決め手になることもあるでしょう。
②人間関係に悩んでいるから
看護師の退職理由で最も多いのが「人間関係の悩み」のようです。看護師は、医師や患者、薬剤師、看護師など多くの人との連携が必要な仕事です。そのため、波長や意見が合わない方とも我慢して付き合っていかなければいけません。
また上司や同僚の看護師同士の人間関係は難しく、ストレスが溜まります。女性が多い職であることも影響しているでしょう。
③命を扱う重圧が大きいから
看護師になる前から「人の命を預かる仕事」というのは分かっていること。しかし看護師も一人の人間です。実際に看護師になって医療現場を目の当たりにすると、想像以上の責任の重さに耐えられなくなってしまうことや、正解のない患者さんへの対応に悩んでしまうことも少なくないでしょう。
看護師になってすぐに辞めてしまう方もたくさんいます。人命を救う素晴らしい職業ですが、その分プレッシャーも大きいのです。
④コロナウイルス拡大の影響
医療現場をひっ迫させている新型コロナウイルスの感染拡大。医療現場の対応で手一杯なことに加え、自分や自分の家族が感染するリスクもあります。不安に感じて、別の仕事に就くことを考える方もいるでしょう。
⑤看護師という仕事が向いていないと感じるから
夢を抱いて始めた仕事でも実際の業務を始めてみると、メンタル面や体力面などで向いていないかも…と感じることもあるようです。看護師という職業自体に向いていないと感じて辛い場合は多職種への転職も大きな選択肢の一つです。
【高年収も】看護師資格が使える・経験が活かせる他職種20選
ここからは、看護師に人気の転職先を紹介します。その職種の求人が多いサイトも掲載しているのでぜひ参考にしてみてください。
一般企業に転職
一般企業の中には看護師としての経験を活かせる職業があります。看護師免許や経験は多くの職種で重宝されますので、自信を持って転職を考えていきましょう。
産業保健師の求人が多い転職サイトはここ
保健師の求人数 (2022年9月現在) |
1,139件 |
産業看護師の求人が多い転職サイトはここ
産業看護師・保健師の求人数 (2022年9月現在) |
282件 |
医療機器メーカー(フィールドナース)
医療機器メーカーなどで働きたい方におすすめ!
医療機器メーカーなどで自社製品の営業サポート、サービスサポートに従事する企業看護師をフィールドナース(クリニカルスペシャリスト)と呼びます。外資系の医療機器メーカーの場合日常会話レベルの英語力が必要です。
また、現地に赴いてプレゼンを行うので出張などの長距離移動が多いのが特徴で、外資系企業にもなると海外出張もあります。家族と離れたくない方には向かない職業ですが、看護師の経験を生かして一般企業で活躍したい方やプレゼンや英語力に自信がある方にはオススメです。
平均年収 | 600万〜900万円 |
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必要資格 | 看護師資格 |
必要経験 | 臨床経験 |
CRA・CRCの求人が多い転職サイトはここ
治験関連(CRA・CRCなど)の求人数 (2022年9月現在) |
194件 (+非公開求人) |
看護師資格が使える珍しい求人
看護師が就ける職業には病院以外にもテーマパークの救護室や修学旅行などに付き添うツアーナースなど楽しめる職場もあります。珍しい職場をお探しの方は一度検討してみてはいかがでしょうか。
美容関連施設に転職
美容クリニック
美容皮膚科や整形外科も
平均年収 | 約500~600万円 |
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必要資格 | 看護師免許 |
必要経験 | - |
*参照元
美容クリニックの求人が多い転職サイトはここ
美容クリニックの求人数 (2022年9月現在) |
998件 |
アートメイクの求人が多い転職サイトはここ
アートメイクの求人数 (2022年9月現在) |
222件 |
保育園・学校に転職
養護教諭の求人が多い転職サイトはここ
養護教諭の求人数 (2022年9月現在) |
21,508件 |
保育園看護師の求人が多い転職サイトはここ
保育園看護師の求人数 (2022年9月現在) |
1,998件 |
自衛隊・刑務所勤務
公務員なので福利厚生が充実しており、給与も安定しています。防衛医科大学校看護学科なら入学費と学費が無料で看護師を目指せるメリットも。中途採用が稀だったり、募集人数が少なかったりするので、転職を検討される方はこまめに転職サイトを確認しましょう。
介護関連・障害者福祉施設に転職
介護・障害者福祉施設 看護師の求人が多い転職サイトはここ
介護施設看護師の求人数 (2022年9月現在) |
19,337件 |
病院以外の医療機関に転職
献血ルーム・人間ドック施設・検診センター
経験を活かしたパートもできる
献血ルームや検診センター、人間ドック施設などで、看護師として働くという方法もあります。看護師免許のみで従事可能で、基本的に健康な人を対象とした施設であるため、病気やケガ人と関わる機会も少ないのが特徴です。
これらの施設は基本的に夜勤もなく、土日祝日もおやすみなのが大きなメリットです。パートで働くこともできるので、プライベートを充実させたい方におすすめです。
平均年収 | 約360万円(検診センターの場合) |
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必要資格 | 看護師免許 |
必要経験 | - |
*参照元
看護師の資格が使える・経験が活かせる他職種一覧表
商品名 | 画像 | 購入サイト | 特徴 | 平均年収 | 必要資格 | 必要経験 | |
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おすすめ転職サイトをチェック |
一般企業の医務室などで働く場合が多い |
約400万~500万円 |
看護師免許・保健師免許 |
臨床経験3年以上 |
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おすすめ転職サイトを見る |
高収入・一般企業専属の健康管理 |
約500万円 |
看護師資格 |
- |
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おすすめ転職サイトを見る |
医療機器メーカーなどで働きたい方におすすめ! |
600万〜900万円 |
看護師資格 |
臨床経験 |
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おすすめ転職サイトを見る |
従業員の安全性を担保する仕事 |
400万~800万円 |
第一種または第二種衛生管理者 |
- |
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転職サイトを見る |
デスクワーク中心の職業に就きたいならおすすめ |
約340万~440万円 |
- |
- |
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転職サイトを見る |
製薬会社で新薬の開発に携わる |
450万~800万円以上 |
- |
- |
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転職サイトで見る |
有名テーマパークのクルーとして働ける |
320万円~430万円 |
看護師免許 |
3~5年の臨床経験 |
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転職サイトを見る |
修学旅行や社員旅行の付き添い |
日給1万2千円前後 |
看護師資格 |
- |
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転職サイトを見る |
美容皮膚科や整形外科も |
約500~600万円 |
看護師免許 |
- |
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転職サイトを見る |
近年話題のアートメイクを仕事にできる |
約430万~1000万 |
看護師資格または医師免許 |
- |
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転職サイトを見る |
知識を活かして子供に寄り添う |
約323万円* |
養護教諭免許 |
- |
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転職サイトを見る |
40代からでも求人を見つけやすい |
約249万円 |
保育士または看護師資格 |
- |
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転職サイトを見る |
看護師資格を活かして子供の成長を見守る |
400万円 |
看護師資格 |
- |
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転職サイトを見る |
自衛隊員同様の訓練あり |
約385万円~560万円 |
看護師免許 |
- |
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転職サイトを見る |
訓練に参加しない自衛隊の看護師 |
約365万~580万円 |
看護師免許 |
- |
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転職サイトを見る |
安定した収入と充実の福利厚生 |
約300万円~420万円 |
看護免許 |
- |
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転職サイトを見る |
高齢者や障害者の生活をサポートする |
約約300万円~500万 |
看護師免許 |
- |
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転職サイトを見る |
病院看護よりもっと個人に向き合う仕事 |
約435万円~500万 |
看護師免許 |
- |
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転職サイトを見る |
経験を活かしたパートもできる |
約360万円(検診センターの場合) |
看護師免許 |
- |
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転職サイトを見る |
お母さんと赤ちゃんのサポート |
約570万円 |
看護師免許、助産師免許 |
- |
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※ 表は横にスクロールできます。
看護師以外の仕事がしたい人におすすめ異業種5選
続いて、医療に関わる仕事から離れて、新しい世界へ飛び込みたいと考えている方におすすめの「未経験から目指しやすい他職種」を紹介します。
事務職
未経験でもはじめやすい
一般事務職は医療事務の他は資格が必要なく、未経験でも挑戦しやすい仕事です。データ入力や書類作成、電話対応、来客対応などが主な仕事で、細かい作業をコツコツ続けられる人に向いています。
比較的残業が少ないため、規則正しい生活をしたい方や、プライベートを充実させたい方に人気が高いです。
平均年収 | 約347万円 |
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必要資格 | - |
必要経験 | - |
*参照元
保育士
子どもの成長を見守る
保育士とは、保育園などで0歳から6歳までの子どもを預かり身の回りのお世話をする職業です。女性が多い職業でなので、ご自身が結婚、出産を経て正社員からパートなどに雇用形態を変えても長く続けられます。
保育士になる方法は大きく2パターンで、1つは「保育士養成課程」のある大学・短大・専門学校を卒業することで自動的に保育士資格を取得する方法、もう1つは通信教育などで知識を学んだのち、保育士国家資格を受けて取得する方法です。
また保育士資格を持っていなくても、看護師資格があれば「保育園看護師」として保育園に常駐し、子どものケアができます。
平均年収 | 約314万円 |
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必要資格 | 保育士資格 |
必要経験 | - |
*参照元
飲食業
コミュニケーションスキルを活かせる
飲食業は人手不足が深刻で、多くの企業が新しい人材を求めています。また、未経験でも正社員になりやすい業界です。出入りも激しい業界なので、続ければ早い段階で店長・エリアマネージャーなどのポストにつけて、高収入を狙えるでしょう。
特にホールスタッフは人と接する機会が多く、看護師として患者と関わって得たコミュニケーションスキルを活かせます。
平均年収 | 約375万円 |
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必要資格 | - |
必要経験 | - |
*参照元
エステティシャン
美容にに対する関心が高い方に
エステティシャンは、肌や体型の悩みを聞いて、美しくなるサポートをする仕事です。エステティックは、大きくフェイシャル、ボディ、脱毛、カウンセリングの4つに分けられ、1つを専門的に扱うエステサロンから、全てを扱うエステサロンまであります。
人体の基礎である「東洋医学」や「解剖生理学」の知識を活かせる職種なので、看護師の経験は有利です。エステティシャンを目指す専門学校もありますが、資格は必要ないので未経験OKの職場が多いです。
看護師の資格を活かして美容業界で働くなら「美容クリニック」への転職もおすすめです。美容皮膚科・美容整形をはじめ医療脱毛などジャンルは多岐にわたり、平均年収もエステティシャンより高いです。
平均年収 | 約330万円 |
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必要資格 | - |
必要経験 | - |
*参照元
アパレル販売
ファッションや人と接することが好きなら
アパレル販売の仕事はお客様と接することが多く、コミュニケーションスキルを活かすことができます。好きな服を着られたり、お客様が喜ぶ姿を見ることができたりするので、おしゃれが好きな方はやりがいを感じる仕事です。
看護師よりも収入は下がることが多いものの、必要な資格もなく、アルバイト求人なども多いことからチャレンジしやすい異業種と言えます。
平均年収 | 約341万円 |
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必要資格 | - |
必要経験 | - |
*参照元
【高収入な転職先も】看護師の転職先と収入目安一覧
転職を考えるなら、収入面も気になるポイントのひとつですよね。せっかく転職するなら高収入を狙いたいところですが、看護師を辞めて他職種に就職すると収入はどのくらい変わるのでしょうか。
今回ご紹介した職種の年収目安を以下の表にまとめました。
職場 | 職業 | 収入目安 |
美容関連施設 | 美容クリニック | 500万~600万 |
アートメイク | 430万〜1,000万 | |
看護師経験を活かせる企業
|
産業看護師 | 400万~500万 |
医療機器メーカー フィールドナース |
600万〜900万 | |
衛生管理者 | 400万~800万 | |
臨床開発モニター(CRA) | 450万~800万以上 | |
医療法人・社会福祉法人
|
訪問看護 | 435万~500万 |
介護施設 | 400万~500万 | |
障害者福祉施設 | 300万~500万 | |
保育園・幼稚園・学校教員 | 400万〜470万 | |
自衛隊・刑務所勤務
|
自衛隊看護師 | 385万〜560万 |
看護系技官 | 365万〜580万 | |
刑務所看護師 | 300万〜420万 | |
病院以外の珍しい転職先
|
テーマパークの救護室 | 320万〜430万 |
ツアーナース・イベントナース | 日給 1万2千円 | |
病院以外の医療機関
|
健診センター・献血ルーム | 350万~450万 |
治験コーディネーター(CRC) | 340万~440万 | |
応援看護師 | 400万~540万 | |
助産師 | 450万~550万 |
看護師辞めて違う仕事に転職するメリット・デメリット
看護師から他職種に転職する主なメリットには生活リズムの改善や精神的ストレスからの解放があり、デメリットには収入の減少や未経験からの再出発になる点があります。ご自身の重視する点を確認してから納得いく転職ができるようにしましょう。
看護師から他職種へ転職するメリット
看護師以外の生き方を選択した場合、「規則正しい生活を送れる」「辛い人間関係から解放される」「精神的ストレスやプレッシャーから解放される」メリットがあります。
①規則正しい生活を送れる
夜勤がなくなり、土日祝日の休みがある職場を選ぶこともできるため、規則正しい生活が送れるようになります。恋人や友人と休みを合わせたり、夜は飲み会に参加したり、お子さんの行事に参加したりしやすくなるでしょう。
疲労によるストレスや生活習慣の乱れによる体調不良に悩んでいた方は、他職種へ転職して良かったと感じている方が多いです。
②辛い人間関係から解放される
退職理由で最も多い人間関係の悩みから解放されるのも、他職種へ転職するメリットです。これまでストレスだった仕事の人間関係や患者との関わりから逃れ、新しい環境へ身を置くことができます。
医療関係とは異なる業界の人と知り合えるのは視野を広げる良い機会にもなるでしょう。人と接する仕事が苦手だと感じた方は「人との関わりが少ない職種」へ転職するという道もありますよ。
③精神的ストレスやプレッシャーから解放される
命を扱う現場に毎日身を置くということは、精神的な負担も大きいです。緊迫した空気が続く医療現場で溜まった精神的ストレスが軽減し、気持ちにゆとりが出る方も多いです。
看護師以外の仕事へ転職するデメリット
ここからは看護師から他業種に転職するデメリットを紹介します。試験に合格し、看護師としての実務経験をこなしたからこそ、勢いで辞めてしまうと後悔することがあるかもしれません。以下のデメリットについても納得したうえで転職をすることをおすすめしたいです。
①収入が下がることがある
看護師の仕事は「夜勤手当」があり、一般の仕事より給料が高いことで知られています。家賃手当など福利厚生が手厚い病院も多く、手元に残るお金が、他職種よりも多いのが特徴です。
他職種に転職することで、夜勤手当や家賃収入がなくなる場合もあり、これまで好きなことに使っていたお金が減るかもしれません。イメージが掴めない方は、一度求人サイトでいくつか仕事の給与情報を見てみましょう。
②未経験からのスタートになる
多職種への転職になる場合、全くの未経験から仕事をスタートすることになります。経験を活かすことができず、慣れるまでは新しいことばかりで大変です。年下の社員の方が先輩だということも多いでしょう。
それを考慮して、看護師の経験を活かせる職に転勤する方も多いです。未経験の職種に転職するなら、新しいことを勉強する覚悟が必要。どの仕事もそうですが、勉強する姿勢が重要です。
他職種への転職の前にチェックしたいこと
看護師から他職種への転職を決意してもスムーズにいくとは限りません。ここからは、看護師から他職種へ転職する際に抑えておきたいポイントを紹介します。
①人生設計と転職の条件を明確に!
看護師から他職種への転職を後悔した人の多くは「看護師をやめたいから転職した」「なんとなく他の仕事の方が良いと思った」など深く考えずに転職してしまいました。なぜ転職するのか、転職の条件が何かを明確にすることで、後悔しない職選びができるでしょう。
②新しいスキルを身に着ける
20代前半の転職など若いうちの「第二新卒」であれば、潜在能力や伸び代を重視して未経験でも採用してもらえる機会は多いです。しかし20代後半〜30代になるとこれまでの経験やスキルを重視されます。
即戦力として見られることが多いため、未経験で良い条件の転職はなかなか難しいのが現状です。看護師の資格以外に外国語などのスキルがあれば活かすことも可能ですが、他にスキルがない方は身につけるのがおすすめです。
転職を焦らず、新しい資格をとってから転職した方が結果的に良い条件で働けるでしょう。
③履歴書の添削はプロに相談!
転職は不安なもの。ひとりで考えず、プロに相談することも大切です。例えば転職エージェントを利用すれば、キャリアアドバイザーがキャリア相談や求人の相談、履歴書や職務経歴書の添削、面接対策などをサポートしてくれます。
転職エージェントは採用した企業から成功報酬を受け取っているため、転職したい利用者は無料であることがほとんど。手軽に手厚いサービスを受けられます。
④転職手続きは早めにスタート
転職を決めたら、すぐにでも転職エージェントに登録し、申し込みフォームも後回しにせずすぐに入力しましょう。その際に転職時期を聞かれる項目があるので、「いいところがあればすぐにでも」と入力しておくのがポイントです。
そうすることでエージェント側があなたが「転職を本気で考えている」と思い、全力でサポートしてくれて、求人も優先的に教えてくれる可能性が高いです。エージェントは成功報酬型なのでとりあえず登録した人でなく、転職する気がある人を探しています。
その心理を利用して、うまく求人を回してもらうようにしましょう。
⑤面接対策で志望動機を考える
応募する企業を決めたら、志望理由を考えましょう。志望動機は自己PR同様、面接の中で最も重要です。志望動機は転職の理由と、自身の魅力を結びつけることがポイントとなってきます。また将来のキャリアビジョンなどを考えておくことも大切です。
転職エージェントでは面接の前に、担当コンサルタントと面接対策を行います。志望動機を添削してもらえたり、模擬面接を行って、アドバイスをもらえることも多いので、安心して面接に望むことができますよ。
⑥新卒なら病院が最もおすすめ
転職の際、臨床経験〇年以上といった条件がある場合が多く、新卒未経験では病院以外だと就職が難しい場合が多いです。新卒の方は病院勤務で臨床経験を1~3年程度積んでから転職するのがオススメです。
⑦今までと違う科への転職も視野に
一度他職種への転職を考えたはみたものの、まだ看護師として病院で働きたい気持ちがあるなら「働く科を変えてみる」ことも選択肢の一つです。看護師が向いていないのではなく、たまたま配属された科が自分に合っていないだけかもしれません。
以下の記事では「自分に向いている科」を性格タイプごとに詳しく解説しています。何科で働くのが自分の適性に向いているのか知りたい方はぜひチェックしてみてください。
⑧応援看護師という働き方もある
看護師の業務内容は好きだけど、フルタイムで働くのは体力的に厳しい方には「応援看護師」という短期間の仕事もおすすめです。
看護師におすすめの転職サイト5選
「看護師資格で有利な仕事に就きたい」「看護師の経験を活かして転職したい」そう思ったら、転職エージェントに相談してみましょう。看護師が優遇される病院以外の転職先も提案してくれますよ。
以下では看護師におすすめの転職サイト5社をご紹介します。まずは無料登録をして、自分に合う転職エージェントを見つけましょう!
看護roo!
利用者満足度96.3%!丁寧なサポートが魅力
【公開求人数は最多の13.4万件!】
看護rooの最大の特徴は、無料登録でみることができる求人数です。6.1万件の求人数を見おることができ、看護職以外にも、介護や美容クリニックなどの募集要件も豊富です。
【アドバイザーが面接の同席までしてくれる!】
看護roo!では担当アドバイザーが一人一人に着き、履歴書や職務経歴書の作成のサポートから面接の同席までしていただけます。サポートの利用者満足度は96.3%の人が満足したと答えるほど。初めての転職におすすめの転職サイトです。
【転職初心者はすべてお任せで!】
転職の最終的な成否を決める条件交渉も担当アドバイザーにすべてお任せ。第三者の立場から、年収のような本人では質問しにくい事項についても切り込んで交渉してくれます。自分自身で交渉するよりはるかに好条件の採用されるケースもあるため、まずは無料のカウンセリングで詳細を聞いてみてはいかがでしょうか?
求人数 | 全国134,559件* |
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登録料 | 無料 |
相談方法 | 電話・LINE・メール |
サポート内容 | 面接対策・履歴書サポート・内定辞退の代行 ・円満退職アドバイスなど |
*2024年4月現在
マイナビ看護師
看護師の転職サイトで認知度5年連続No.1
【みんなが使う看護師転職サイト!】
20代・30代の看護師に人気がある、マイナビ運営の転職サイトです。求人情報の読みかたからレクチャーしてくれるため、初心者でも問題なく使えて不安を感じさせないサイト仕様が多くの支持者を得ています。
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求人数 | 64,468件* |
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登録料 | 無料 |
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*2024年4月現在
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登録料 | 無料 |
相談方法 | LINE・メール・ショートメッセージ・電話 |
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*2024年4月4日現在
ナースではたらこ
じっくり転職先を検討したい方におすすめ
ナースではたらこはエリア担当制を導入しているため、医療機関とのつながりが強く、非公開求人を多く持っています。逆指名もできるため、自分の希望が明確な場合には事前に話しておくとスムーズです。
ナースではたらこは「ナース・キャリア・ステーション」を設けており、転職を迷っている人の相談にのってくれます。万が一「転職をしない」という結論になった場合には、無理に求人を紹介することもないので、まずは気軽に相談してみるのがおすすめです。
公開求人数 | 95,765件* |
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登録料 | 無料 |
相談方法 | 無料 |
サポート内容 | 履歴書・面接対応、入職後のアフターフォロー |
*2024年4月時点
「転職サイトを使わない方がいい」と言われる理由
結論から言うと、看護師は転職サイトを使ったほうが良いです。たくさんの転職先を比較し、自分にあった企業が見つけやすいことは大きなメリットと言えます。「転職サイトを使わない方がいい」と言われる理由には、転職先からの紹介料が関係しています。
求職者が転職エージェントを使って転職した場合、その企業から転職エージェントに紹介料が入ります。求職者が転職エージェントから無料で手厚いサポートを受けられるのは、企業から支払われる紹介料でまかなわれているためです。
こういった仕組みが原因で、紹介料目当てで運営している転職エージェントが一定数いるのも事実です。「担当者からの連絡がしつこい」「本当に信頼できるか怪しい」と感じたときは、担当を変えてもらうか別の転職エージェントを使うようにしましょう。
転職サイトを効果的に利用する方法【成功のコツ】
転職サイトを効果的に活用するポイント
①いま持っている「知識や資格」が活かせる職種を狙う
②転職の「希望条件」を詳細に決める
③「転職サイトの掛け持ち」をして多様な職種をチェック
転職を考えはじめたら、まずは転職サイトに登録しましょう。具体的に現在の職場からの退職が決まっていなくても、登録しておけば転職に関する情報も多く得られ、今後の活動の参考になります。
ここからは、看護師から他職種へ転職を検討している方に押さえていただきたい「転職サイトの効果的な使い方」をご紹介します。3つのポイントにまとめたので、転職サイトを賢く利用したい方はぜひチェックしてください。
①いま持っている「知識や資格」が活かせる職種を狙う
これまでとちがう職種でも今持っている知識や資格を活かせる職種なら、全くの未経験でも採用に有利に働きます。転職サイトに登録する際は、看護師免許を所持していることや、現在の職場での業務内容などを詳しく登録しておきましょう。
看護師資格を活かすなら看護師の転職に特化した転職サイトがおすすめです。病院で働く看護師以外の職種も豊富に紹介してくれます。
②転職の「希望条件」を詳細に決める
「他職種に転職したいとは思っているけど、何がやりたいのかはまだ決まっていない」という方は、転職先に求める条件から詳しく決めておきましょう。看護師から他職種に変わると働き方も変わり、場合によっては年収が下がることもあります。
希望年収、夜勤の有無、休日の希望などを細かく登録して、条件に見合った職種から選ぶのがおすすめです。
③「転職サイトの掛け持ち」をして多様な職種をチェック
転職サイト・エージェントは掛け持ちが基本です。他職種で転職を希望するなら特に、気になる職種に特化した転職サイトを2、3社利用することをおすすめします。多様な職種の求人情報をチェックできるので視野も広がり、効率よく転職活動を進めることができます。
しかしその場合、同じ求人にいくつかの転職サイト・エージェント経由で応募しないようにしましょう。応募した企業や担当コンサルタントからの信用を失ってしまいます。
\転職サイトについてもっと詳しく知るなら/
転職サイトを利用する流れは?
転職サイトを利用する流れ
①まずは転職サイトに登録する
②担当コンサルタントからのヒアリング
③キャリアカウンセリング
④求人紹介を紹介してもらう
⑤書類添削
⑥求人に応募する
⑦面接対策をする
⑧面接を行う
⑨内定と退職をサポート
転職サイト・エージェントは気軽に利用できるサービスです。しかし初めて利用する方は「どんなことをするの?」「どんな準備が必要?」と不安が大きいはず。そこで、転職サイト・エージェントを利用する際の流れをご紹介します。
①まずは転職サイトに登録する
それぞれの公式ページから登録します。履歴やスキルなど入力項目が多い場合も、しっかり時間をかけて書いていきましょう。同じ会社が運営しているサイトでも「正社員用」「派遣用」「パート・アルバイト用」などに分かれていることがあるので注意しましょう。
②担当コンサルタントからのヒアリング
転職サイト・エージェントに登録すると、数日以内に担当コンサルタントから電話かメールで連絡が入ります。転職希望時期、転職を希望する理由、希望する職種や業界、希望年収などをざっくりとヒアリングされます。
ヒアリング後は、カウンセリングの日程を調整します。ヒアリングの内容に事前準備は不要ですが、カウンセリングの日程はあらかじめご自身の予定を確認しておきましょう。
③キャリアカウンセリング
オフィスへ行くか担当コンサルタントに近くまで来てもらい面談を行います。都合が合わない場合は、電話面談になることもあります。カウンセリングでは、転職目的・希望条件の確認や、望ましい職業選択、求人PRや職務経歴書の添削などを行います。
気負う必要はないですが、当日までに自己PRや転職理由などは話せるように準備しておくと良いでしょう。利用者が自分自身と向き合い自身の価値観などに改めて気付くことも多く、自己分析に役立つ貴重な機会です。
④求人紹介を紹介してもらう
自分にあった求人を紹介してもらう段階です。転職サイト・エージェントに登録すると「非公開の求人」まで紹介してもらえるという大きなメリットがあります。それぞれのエージェントでしか扱っていない求人もあるので、いくつかのサイトに登録するのがおすすめです。
⑤書類添削
応募する企業を決めたら、その企業に受かりやすいように、履歴書や職務経歴書の添削をしてもらえます。再度面談の場を設け、直接添削してくれる場合もありますし、メッセージでのやり取りの場合もあります。
添削は何度もしてもらえるので、納得するまで繰り返しましょう。
⑥求人に応募する
応募を決めて書類が完成したら、担当コンサルタントが求人に応募してくれます。その際、推薦文を添えて企業へ送ってくれます。プロによる客観的な推薦文があるため、通過率がぐっと上がります。応募の電話や手続きが必要ないのも嬉しいポイントです。
⑦面接対策をする
面接の前に、担当コンサルタントと面接対策を行います。応募している企業ではどのようなことを聞かれるか、どこをアピールするべきかなど、プロの的確な指導を受けられます。模擬面接でアドバイスをもらえることも多いので、不安な面接に自信を持てます。
⑧面接を行う
面接当日になったら、応募した企業と面接を行います。面接の日時調整は担当コンサルタントやエージェント側が行ってくれるので、利用者は当日面接場所に行くだけ。面接の準備に集中できます。
また、不採用の場合も「落ちた理由」が転職サイト・エージェントに伝えられます。失敗を次に活かすことができるのも、転職サイト・エージェントを利用する大きなメリットです。
⑨内定と退職をサポート
内定が出た後も、担当コンサルタントの手厚いサポートが続きます。たとえば、内定先の給料交渉や入社日の調整を行ってくれます。さらにスムーズな退職をするための相談などにも乗ってくれます。
このように転職から入社まで「ひとりで不安」という場面がほとんどないのが心強く、嬉しいですね。
【看護師以外の生き方もある】看護師の経験を活かして、新しい仕事にチャレンジしよう!
看護師から他職種に転職したい人に、おすすめの職種と転職の流れを紹介しました。看護師の資格を活かせる仕事は多数あります。また、看護師の資格があると、キャリアが有利に進むことも非常に多いです。
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保健師は地域住民の保健指導や健康管理を行う仕事です。保健師になるには看護師と保健師の国家資格が必要で、看護師として働きながら保健師の資格を取得した方もいます。病院以外での転職の場合、企業の医務室などで働く「産業保健師」などもあります。