司馬遼太郎作品のおすすめ人気ランキング20選【最高傑作の書籍・作品は?】
2024/08/30 更新
司馬遼太郎は多くの代表作がある小説家です。さまざまな時代を舞台にした書籍には、中学生や初心者にも読みやすい作品があります。今回は、司馬遼太郎作品の選び方とベストセラー・最高傑作をふくめたおすすめ作品をランキング形式で紹介するので、ぜひ参考にしてください。
・当サービスに掲載された情報は、編集部のリサーチ情報を掲載しております。記載の内容について(タイトル、商品概要、価格、スペック等)不備がある場合がございます。また、画像はイメージであり内容を保証するものではございません。詳細については、各EC/サービスサイトでご確認の上ご購入くださいますようお願い申し上げます。 なお、当ウェブページの情報を利用することによって発生したいかなる障害や損害についても、当社は一切責任を負いかねますので、予めご理解いただけますようお願い申し上げます。
・商品PRを目的とした記事です。gooランキングは、Amazon.co.jpアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。 当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部がgooランキングに還元されます。
目次
※Amazonおよびこれらに関連するすべての商標は、Amazon.com, Inc.又はその関連会社の商標です。
今回の記事では司馬遼太郎作品の人気おすすめランキングを紹介していますが、下記の記事では小説について紹介しています。ぜひ参考にしてください。
有名歴史小説・ベストセラーぞろいの司馬遼太郎作品の魅力とは?
司馬遼太郎は、ストーリーテラーとしての魅力はもちろん、史観の提唱者としての魅力もあわせ持っています。司馬史観と評される歴史の読み方を世に問い、初心者から読書好きまで多くの日本人の共感を得ている点でも必読です。
実は、司馬遼太郎作品は有名人のみを扱うのではなく、世に埋もれた偉人にも光を当て、物語の中で生き生きと活躍させています。「翔ぶが如く」や「竜馬がゆく」などベストセラー・最高傑作も多く、ドラマ化が多い点も、司馬遼太郎作品の人気の表れです。
そこで今回は司馬遼太郎作品の選び方やおすすめ歴史小説のランキングをご紹介します。ランキングは主人公のタイプ・その生き様・物語としての感動性を基準に作成しました。購入を迷われてる方はぜひ参考にしてみてください。
【結論コレ!】編集部イチ推しのおすすめ商品
文藝春秋
竜馬がゆく
Amazon での評価
(2024/11/01調べ)
歴史的ヒーローを描いた司馬遼太郎の代表作
司馬遼太郎作品の選び方
司馬遼太郎作品は歴史小説のため、主人公のタイプやその生き様が選び方の基準になります。物語としても読んで楽しく、劇中に引きこまれていくかどうかも重要な選択基準です。
主人公のタイプで選ぶ
よく知られた英雄・隠れた縁の下の力持ち・孤高の信念をいだき世に殉じた偉人など、主人公のタイプを基準にした選び方を紹介します。
初心者なら読みやすい戦国時代の「誰もが知る英雄」がおすすめ
戦国三部作と呼ばれる「国盗り物語」「新史太閤記」「関ケ原」などは、誰もが知る英雄の活躍を描いた作品は初心者におすすめです。また、外国が舞台になりますが、「項羽と劉邦」などの作品もこの基準に該当します。
これらの作品は織田信長・徳川家康・豊臣秀吉・斉藤道三など、歴史の教科書に出てくるほどのビッグネームが登場するので、比較的読みやすいです。以下の記事では伝記の人気おすすめランキングを紹介しています。ぜひ参考にしてください。
マニアックな人物なら花神など「世に埋もれていた人物」が主人公の作品がおすすめ
「花神」のように世に埋もれていた人物を主人公にした作品は、司馬遼太郎の作品により有名になりました。「菜の花の沖」「峠」「坂の上の雲」「尻喰らえ孫市」なども同じようなカテゴリーの作品です。
日本人なら絶対好きな「気高き敗者」が主人公の作品がおすすめ
司馬遼太郎は、信念を曲げずに時代や世に殉じた人物を多く扱う作家です。このような気高き敗者が主人公になっている作品も人気が高く、映画やドラマで実写化されるなど、多くの読者から支持されています。
このカテゴリーに該当する作品には「燃えよ剣」「翔ぶが如く」「世に棲む日日」などです。以下の記事ではさまざま歴史小説の人気おすすめランキングを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
登場人物を好きになるなら「キャラクター性」が強い主人公の作品がおすすめ
司馬遼太郎の「竜馬がゆく」などは主人公のキャラクター性が強く、会話だけでもおもしろいため、物語にどんどん引きこまれます。また、サブキャラクターも個性が強いため、好きな登場人物に出会いやすいです。
時代で選ぶ
司馬遼太郎はさまざまな時代を描いています。まずは戦国時代など、興味のある時代からチャレンジしてみる読み方もおすすめです。
隠れた名作を読むなら「平安時代・鎌倉時代・室町時代」がおすすめ
比較的地味な作品が多いですが、隠れた名作が多い時代が平安時代・鎌倉時代・室町時代です。義経や空海を描いた物語や、足利氏・日野富子・応仁の乱に光をあてた「妖怪」などコアなファンに支持されている作品がそろっています。
魅力的な武将を楽しむなら代表作も多い「戦国時代」がおすすめ
司馬遼太郎の作品で最も有名で代表作が多い時代が戦国時代です。「国盗り物語」・「関ケ原」などの有名な作品から、長宗我部元親を主人公にした「夏草の賦」・真田十勇士を描いた「風神の門」などがそろっています。
平和な時代ならマニアックな人物が多い「江戸時代」がおすすめ
動乱の時代を扱った作品が多い司馬遼太郎ですが、彼が描く平和な時代の江戸は、マニアックな人物に焦点が当てられています。「菜の花の沖」の高田屋嘉兵衛・「北斗の人」の千葉周作など、小説をきっかけに知る人物が主人公の作品が多いです。
動乱の時代なら最高傑作もある「幕末」がおすすめ
戦国時代と並んで司馬遼太郎の作品で多い時代が幕末です。最高傑作と評される名作が数多くそろっています。一般的にあまり学ぶ機会のない幕末ですが、司馬遼太郎の作品を読むと、薩長・幕府・朝廷などの関係がスムーズに理解可能です。
近代日本の発展や事件を知りたいなら「明治」以後
近代日本の発展や事件を知りたいなら、明治以後を舞台とした物語がおすすめです。西南戦争を描いた「翔ぶが如く」や乃木希典の「殉死」、日露戦争を中心とした「坂の上の雲」など近代日本の発展や戦争へと続く道が見えてくる物語になっています。
街道をゆくなど思想もわかる紀行や「エッセイ」もチェック
司馬遼太郎は「街道をゆく」などエッセイや紀行文も多く発表しています。どれも歴史に関係するもので、司馬遼太郎の持つ思想や考えを垣間見せてくれる内容になっていて人気が高いです。歴史小説を読んでから読むと、理解が深まります。
自分にあった「ページ数」にこだわるなら短編も確認
司馬遼太郎作品だと、どうしても難易度が高い印象があります。しかし一見難しく思える司馬遼太郎作品ですが、自分にあったページ数から読める短編は読みやすいです。短時間で読めて内容も濃い短編は人気があります。
もちろん司馬遼太郎だけでなく、短編小説で人気が高い小説は多いです。以下の記事では、短編小説の人気おすすめランキングをご紹介しています。この記事とあわせて、ぜひチェックしてみてください。
作風の違いを楽しむなら「出版年」をチェック
小説家として長く第一線で活躍してきた司馬遼太郎の作風は、出版年によって違います。司馬遼太郎は過去の作品だと難易度が高いものも多いので、作品の出版年をチェックしてください。学生や初心者は、比較的新しく出版された作品を読んでみましょう。
初心者はどれから読むか「順番」を確認
どれから読んでも面白いのが司馬遼太郎作品ですが、やはり歴史初心者の方は読む順番も考慮しましょう。明治以後の物語を読むのであれば、幕末をまったく知らないと難しいです。戦国時代を読んだあとなら、江戸時代がどういう経過でやってきたのかわかります。
また、好きな歴史人物や有名な人物をターゲットに読めば、その時代を自然と知れて、そこから前後の時代に広げていく方法も読み方としておすすめです。
司馬遼太郎作品の人気ランキング20選
文藝春秋
竜馬がゆく
Amazon での評価
(2024/10/31調べ)
歴史的ヒーローを描いた司馬遼太郎の代表作
日本人なら誰でも知っている坂本龍馬を主人公にした、司馬遼太郎の作品においても非常に高い知名度を誇る歴史小説です。全8巻の長編なので、全巻を読み終わるには時間がかかりますが、充実した読後感が味わえます。
司馬遼太郎の代表作で、非常に面白いストーリーと個性豊かな登場人物たちが人気です。ちなみにタイトルを龍馬にせず「竜馬」にしているのは、歴史書ではなくフィクションを交えた小説だと示すメッセージになっています。
主人公のタイプ | よく知られた英雄 |
---|---|
主人公の生き様 | 自由奔放 |
物語性 | 非常に豊富 |
口コミを紹介
司馬遼太郎は、人の心に火を灯すのが非常に上手である。この本で、一体何人の人たちが武者震いをし、大志を抱くようになったことか。下手な自己啓発本や流行本ほを買って、短期的にやるきを起こすぐらいなら、絶対に「竜馬がゆく」を読んだ方がためになるでしょう。
文春文庫
新装版 坂の上の雲 1-8巻
Amazon での評価
(2024/11/01調べ)
激動の明治を駆け抜けた3人の若者を描いた名作
日露戦争を舞台として展開する物語です。日本が富国強兵に邁進していた時代を背景に、愛媛県で生まれた3人の若者を主人公にしています。3人の生き様が時代背景とともに、その息吹まで感じられるように描写された小説です。
主人公のタイプ | 知られた人物 |
---|---|
主人公の生き様 | 信念を貫いた |
物語性 | 豊富 |
口コミを紹介
日本人全員に読んでもらいたい 長いですが面白くて一気に読んでしまった ドラマも面白いので見て欲しいです
新潮文庫
国盗り物語1~4巻完結セット
Amazon での評価
(2024/10/31調べ)
戦国時代の乱世を生き抜いた英雄を描いた名作
実力で一国の主となった斉藤道三・天下布武を目指した織田信長が登場する歴史小説です。斎藤道三が下剋上で戦国大名にまで出世する過程や、織田信長が天下布武のために戦い、本能寺の変で命を落とす過程を劇的な筆致で描いています。
初心者にはややハードルが高い全4巻の長編小説ですが、長さを感じさせないほどに面白く、司馬遼太郎が描く斎藤道三や織田信長の生き方に共感するファンも多い作品です。今でも熱烈に支持されています。
主人公のタイプ | よく知られた英雄 |
---|---|
主人公の生き様 | 上昇志向 |
物語性 | 非常に豊富 |
口コミを紹介
斎藤道三の生き方に感銘を受けた。
また美濃一国を落とし、信長才能気付き、明智を育て、戦国の世を作ったと言っても過言ではない。本当に楽しませていただきました。
新潮社
燃えよ剣(上)
Amazon での評価
(2024/11/01調べ)
新選組をまとめた土方歳三の一生を書いた最高傑作
新選組の副長である土方歳三の生涯を描いた司馬遼太郎の最高傑作です。本作品では、滅びゆく者たちの苦闘や迷いが描写されています。映画化もされるなどファンからの支持も高く、とりわけ人気を集めている作品です。
挫折しながらも信念を曲げずに滅びた土方歳三やその仲間たちの胸中は、読者の心をゆさぶります。新選組が登場する小説のなかでも、とりわけ高い知名度を持っており、司馬遼太郎ファンでなくても認知されている小説です。
主人公のタイプ | よく知られた人物 |
---|---|
主人公の生き様 | 信念に殉じた |
物語性 | 豊富 |
口コミを紹介
司馬作品の中でも特に作中人物の若々しさが際立っている印象を受けました。あと剣術使いが闘いの中で生き残るしぶとさも。沖田総司に忍び寄る病と、その強さとのコントラストが、信頼の置ける仲間のかけがえのなさを感じさせてくれます。
角川グループパブリッシング
尻啖え孫市 新装版(下)
Amazon での評価
(2024/10/31調べ)
鉄砲集団雑賀衆を率いた男を主人公にした痛快な歴史小説
本作品では、雑賀衆の孫市を主人公として展開する痛快な作品です。偉人としてはマイナーですが、惣国や鉄砲など、司馬遼太郎ならではの観点から戦国時代が描かれています。一気に読み進められるおもしろい小説です。
主人公のタイプ | やや架空の人物 |
---|---|
主人公の生き様 | 自由本法 |
物語性 | 非常に豊富 |
口コミを紹介
ある方に勧められて読んでみましたが、大変面白く一気に読み上げました。こういう人物に焦点を当てて書き込んだのはさすが「司馬先生」です。
文藝春秋
世に棲む日日
Amazon での評価
(2024/10/31調べ)
異なる暴れん坊を描いた挑戦的な幕末の歴史小説
幕末の長州人の活躍を描いた歴史小説です。個性的な長州人のなかでも、とりわけ異端だった吉田松陰と高杉晋作が主人公になって物語は進行します。思想における暴れん坊と行動における暴れん坊を描いた、独特なテイストの小説です。
主人公のタイプ | よく知られた人物 |
---|---|
主人公の生き様 | 信念に殉じた |
物語性 | やや歴史叙述部分多し |
口コミを紹介
いつ読んでもこの作品は良いです‼️もう五回以上読んでますがいつも新鮮でとても優秀な作品だと思います。
新潮社
峠(上)
Amazon での評価
(2024/11/01調べ)
大志を抱く長州藩の河合継之助が主人公の歴史小説
長岡藩の河合継之助は歴史的に見るとマイナーな存在です。近代的な合理精神を持つ河合継之助ですが、彼は武士の本分をまっとうすべく、藩に忠誠を誓いともに滅ぶ道を選びます。そんな悲劇の英雄が司馬遼太郎の筆で描かれた作品です。
主人公のタイプ | 埋もれていた人物 |
---|---|
主人公の生き様 | 信念に殉じた |
物語性 | 豊富 |
口コミを紹介
閉鎖的になりがちで令和の開国を迫られている現代の私たち日本人に150年の時を超えて「大いに考えよ」と伝えているのではないか。現在の長岡の人々と話してみたくなった。
角川書店
新選組血風録
Amazon での評価
(2024/11/01調べ)
絶大な人気を誇る新選組を劇的に描いた傑作
「新選組血風録」は、新選組を題材にした司馬遼太郎の短編集です。近藤勇・土方歳三・沖田総司をはじめとした多士済々の隊士が、各物語ごとの主人公になって活躍します。さまざまな人物の魅力を一気に味わえる傑作です。
主人公のタイプ | 知られた人物 |
---|---|
主人公の生き様 | 信念に殉じた |
物語性 | 短編/豊富 |
口コミを紹介
司馬遼太郎の作品は多く読んでいたのに、何故か初めてこちらに出会いました。宝物を見つけた感動と衝撃を、かるく覚えました(笑)
新潮社
項羽と劉邦
Amazon での評価
(2024/10/31調べ)
広大な中国大陸を舞台にした人気が高い中国史を描いた書籍
項羽が前王朝の秦帝国を滅ぼすところから物語がはじまり、劉邦が漢帝国を創立するまでを描いた書籍です。紀元前の出来事なので史実と創作の境界線があいまいな部分はありますが、おもしろく仕上がっています。
本作においては、項羽は勇猛果敢・縦横無尽に活躍する武人として、劉邦は高潔な人格者として設定されていて、広大な中国大陸を舞台に繰り広げられる中国史の歴史小説なので、スケール感を楽しみたい方におすすめです。
主人公のタイプ | 知られた人物 |
---|---|
主人公の生き様 | 上昇志向 |
物語性 | 豊富 |
口コミを紹介
中国の秦が滅びて漢になる前の時代、二人の英雄が覇権を争った歴史小説です。読み始めると、面白くて止まりません。現在、リーダーの人、あるいはリーダーを目指す人は必読の書だと思います。
週刊朝日
街道をゆく
Amazon での評価
(2024/11/01調べ)
紀行エッセイの代表作「街道をゆく」
『街道をゆく』(かいどうをゆく)は、司馬遼太郎による紀行文集です。47歳のときに「週刊朝日」にて読み切りによる連載を開始しました。1996年(平成8年)2月の作者逝去により、43冊目の「濃尾参州記」を最後に絶筆(未完)しています。
主人公のタイプ | 埋もれていた人物 |
---|---|
主人公の生き様 | 4人4様 |
物語性 | 短編/豊富 |
口コミを紹介
幕末期、役に立たない凡庸な人物が多かった大名のあいだで才気のある者たちの物語。なまじ才気があるため、これに振り回され犠牲になった人も。戦国時代なら領土をきりとって名を上げたであろう人物たちだが、幕末での役割はいかに有能な人材に活躍の場を与えるか。
口コミを紹介
高田屋嘉兵衛の生涯を描いた作品。司馬遼太郎をして「もう一度生きるなら嘉兵衛のように生きたい」と言わしめた男の物語。一読の価値あり。
文藝春秋
翔ぶが如く 全10巻
Amazon での評価
(2024/11/01調べ)
西南戦争をクライマックスにした激動の時代を描く歴史小説
先見性や計画性に富む冷徹な大久保利通・無限の包容力で人々を魅了しながらも、維新後は国家の方向性を見失っていた西郷隆盛が登場人物です。幼馴染の両者が友情を通わせながらも、やがて対立する過程が描かれています。
主人公のタイプ | よく知られた英雄 |
---|---|
主人公の生き様 | 信念に殉じた |
物語性 | やや歴史叙述部分多し |
口コミを紹介
素晴らしい本でした。今は、枕もとの本棚に並んでいます。
口コミを紹介
千代の夫へのプロデュース力、愛を感じる一冊と思います。夫を支えながら上へと進めていく妻の気持ち、野望のすごさに思わず頁は進みます。
文藝春秋
夏草の賦
Amazon での評価
(2024/10/31調べ)
悲運を背負った戦国武将である長曾我部元親の人生が描かれた作品
長曾我部元親は戦国時代の土佐に生まれた武将です。無手からはじめて、権謀術策の限りを尽くし、四国全土の主になるも、織田信長や豊臣秀吉と敵対します。そんな元親の活躍・悲運・無念を、司馬遼太郎が見事に描写した作品です。
主人公のタイプ | 知られた人物 |
---|---|
主人公の生き様 | 運命(遅く生まれた)に泣いた |
物語性 | 豊富 |
口コミを紹介
どこまで抗っても運という大きなものによりなるべきようにしかならない。元親は無念だろう。
新潮社
花神(上)
Amazon での評価
(2024/10/31調べ)
村田蔵六が目指した蘭方医学を通じて合理精神を学べる
主人公の村田蔵六(大村益次郎)は、医者を目指して適塾で修業して医者になった人物です。しかし、彼が歴史に登場するのは医者としてではなく軍人としてでした。蔵六が軍人として才能を発揮するプロセスがていねいに描かれています。
司馬遼太郎の真骨頂であるマニアックな歴史人物を描いた作品ですが、とても馴染みやすい物語です。
主人公のタイプ | 埋もれていた人物 |
---|---|
主人公の生き様 | 合理性を追求した |
物語性 | 豊富 |
口コミを紹介
数奇な時代に生きた、大村益次郎の日本における役割、重要性を再認識させて名著である。
新潮社
関ケ原(上)
Amazon での評価
(2024/10/31調べ)
司馬遼太郎の傑作として名高い戦国三部作
「国盗り物語」「新史太閤記」とあわせて司馬遼太郎の戦国三部作と呼ばれています。織田が「ツキ」、羽柴が「コネ」た戦国モチを、家康がどのようにして「クッタ」かが、石田三成との対話を中心に俯瞰で語られている小説です。
徳川家康の天下とりが主題の小説ですが、豊臣秀吉の晩年についても多く語られています。彼の辞世の句「露と落ち 露と消えにし 我が身かな 浪速のことは 夢のまた夢」にこめられた無常感が感じられる作品です。
主人公のタイプ | よく知られた英雄 |
---|---|
主人公の生き様 | 上昇思考 |
物語性 | やや歴史叙述多し |
口コミを紹介
知っているようで、知らないことばかり。人物像の書き込みは流石の一言。ただただ感心するばかりの本でした。
新潮社
新史 太閤記(上)
Amazon での評価
(2024/10/31調べ)
初心者に!人たらしと評された豊臣秀吉の生き様が見事に描かれた小説
太閤記はいろいろな作家の手で小説化されています。しかし、豊臣秀吉の少年期から壮年期までを描いた司馬遼太郎の作品は、登場人物がどれも魅力的です。有名な偉人が主人公なので読みやすく、初心者にも適しています。
主人公のタイプ | よく知られた英雄 |
---|---|
主人公の生き様 | 上昇志向 |
物語性 | 豊富 |
口コミを紹介
司馬遼太郎戦国三部作に数えられる傑作。歴史上最も稀な出世を成し遂げた豊臣秀吉の人生譚です。裸一貫の浪人から関白にまで登りつめるプロセスは躍動感に溢れ、胸躍ります。上下巻合せて1,000P程ありますが、間延びすることなく一気に読めました。
中央公論社
空海の風景〈上〉
Amazon での評価
(2024/10/31調べ)
生きた空海の足跡を終える司馬遼太郎の意欲作・ベストセラー
平安時代初期を舞台にした物語で、空海を主人公にした司馬遼太郎作品でも異色の小説です。タイトルには、「空海と彼が生きた時代を風景として味わってほしい」と願った司馬遼太郎の気持ちがこめられています。
主人公のタイプ | よく知られた人物 |
---|---|
主人公の生き様 | 信念を貫いた |
物語性 | 豊富 |
口コミを紹介
司馬さんの歴史観も伴った、空海が生きていた当時の生き様や出逢い等々、興味深く読ませて頂きました。司馬さん好き、もしくは、空海に興味をお持ちの方、お勧めです
新潮社
梟の城
Amazon での評価
(2024/10/31調べ)
娯楽感覚で気軽に読めるエンタメ要素が多い読みやすい忍者小説
司馬遼太郎の初期に執筆された忍者小説で、司馬史観は前面に出ていません。娯楽小説として楽しめます。任務の遂行に腐心する葛籠重蔵と、忍者を捨て武士としての立身出世を目指す風間五平の対照的な生き方が描かれた読みやすい歴史小説です。
主人公のタイプ | 架空の人物 |
---|---|
主人公の生き様 | 信念に忠実 |
物語性 | 豊富 |
口コミを紹介
何かで司馬さんの傑作と聞いて義務的に読み始めた。子供の頃から大好きな忍者の話だったとは。女性描写について縷々言われているようですが、私にとっては充分官能的。ハッピーエンド、五右衛門話でとてもたのしめました。
文藝春秋
新装版 義経
Amazon での評価
(2024/11/01調べ)
鎌倉時代の英雄義経を描いた物語
司馬遼太郎作品の中ではめずらしい鎌倉時代の有名人源義経を描いた物語です。悲劇の英雄の歴史に翻弄された数奇な運命を、司馬遼太郎ならではの歴史観で描いています。馴染みやすい物語なので初心者にもおすすめです。
主人公のタイプ | 歴史人物 |
---|---|
主人公の生き様 | 悲劇の英雄 |
物語性 | 豊富 |
口コミを紹介
司馬遼太郎は何を書かせても面白い。物語に入り込んでしまう。人気者の義経も司馬史観で見るとこういう感じなのかと感心した。
司馬遼太郎のおすすめ商品一覧
商品名 | 画像 | 購入サイト | 特徴 | 主人公のタイプ | 主人公の生き様 | 物語性 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1位 |
Amazon 楽天 ヤフー |
歴史的ヒーローを描いた司馬遼太郎の代表作 |
よく知られた英雄 |
自由奔放 |
非常に豊富 |
||
2位 |
Amazon 楽天 ヤフー |
激動の明治を駆け抜けた3人の若者を描いた名作 |
知られた人物 |
信念を貫いた |
豊富 |
||
3位 |
Amazon ヤフー |
戦国時代の乱世を生き抜いた英雄を描いた名作 |
よく知られた英雄 |
上昇志向 |
非常に豊富 |
||
4位 |
Amazon 楽天 ヤフー |
新選組をまとめた土方歳三の一生を書いた最高傑作 |
よく知られた人物 |
信念に殉じた |
豊富 |
||
5位 |
Amazon 楽天 ヤフー |
鉄砲集団雑賀衆を率いた男を主人公にした痛快な歴史小説 |
やや架空の人物 |
自由本法 |
非常に豊富 |
||
6位 |
Amazon 楽天 ヤフー |
異なる暴れん坊を描いた挑戦的な幕末の歴史小説 |
よく知られた人物 |
信念に殉じた |
やや歴史叙述部分多し |
||
7位 |
Amazon 楽天 ヤフー |
大志を抱く長州藩の河合継之助が主人公の歴史小説 |
埋もれていた人物 |
信念に殉じた |
豊富 |
||
8位 |
Amazon 楽天 ヤフー |
絶大な人気を誇る新選組を劇的に描いた傑作 |
知られた人物 |
信念に殉じた |
短編/豊富 |
||
9位 |
Amazon 楽天 ヤフー |
広大な中国大陸を舞台にした人気が高い中国史を描いた書籍 |
知られた人物 |
上昇志向 |
豊富 |
||
10位 |
Amazon 楽天 ヤフー |
紀行エッセイの代表作「街道をゆく」 |
埋もれていた人物 |
4人4様 |
短編/豊富 |
||
11位 |
Amazon 楽天 ヤフー |
不屈の精神で戦争回避に寄与した高田屋嘉平が描かれる小説 |
埋もれていた人物 |
信念を貫いた |
豊富 |
||
12位 |
Amazon 楽天 ヤフー |
西南戦争をクライマックスにした激動の時代を描く歴史小説 |
よく知られた英雄 |
信念に殉じた |
やや歴史叙述部分多し |
||
13位 |
Amazon 楽天 ヤフー |
山之内一豊を支えた千代が描かれた司馬遼太郎の代表作 |
埋もれていた人物 |
知恵を働かせて生き抜いた |
豊富 |
||
14位 |
Amazon 楽天 ヤフー |
悲運を背負った戦国武将である長曾我部元親の人生が描かれた作品 |
知られた人物 |
運命(遅く生まれた)に泣いた |
豊富 |
||
15位 |
Amazon 楽天 ヤフー |
村田蔵六が目指した蘭方医学を通じて合理精神を学べる |
埋もれていた人物 |
合理性を追求した |
豊富 |
||
16位 |
Amazon ヤフー |
司馬遼太郎の傑作として名高い戦国三部作 |
よく知られた英雄 |
上昇思考 |
やや歴史叙述多し |
||
17位 |
Amazon 楽天 ヤフー |
初心者に!人たらしと評された豊臣秀吉の生き様が見事に描かれた小説 |
よく知られた英雄 |
上昇志向 |
豊富 |
||
18位 |
Amazon 楽天 ヤフー |
生きた空海の足跡を終える司馬遼太郎の意欲作・ベストセラー |
よく知られた人物 |
信念を貫いた |
豊富 |
||
19位 |
Amazon 楽天 ヤフー |
娯楽感覚で気軽に読めるエンタメ要素が多い読みやすい忍者小説 |
架空の人物 |
信念に忠実 |
豊富 |
||
20位 |
Amazon 楽天 ヤフー |
鎌倉時代の英雄義経を描いた物語 |
歴史人物 |
悲劇の英雄 |
豊富 |
||
※ 表は横にスクロールできます。
通販サイトの最新売れ筋ランキングもチェック
各通販サイトの売れ筋ランキングもぜひ以下より参考にしてみてください。
※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。
以下の記事では、時代小説の人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひご覧ください。
司馬遼太郎の書籍は歴史好きな中学生・高校生にぴったり
歴史好きな中学生・高校生なら、司馬遼太郎の書籍を楽しみやすいです。有名な「竜馬がゆく」は幕末を舞台にしたもので、とくに中高生から人気を集めています。戦国時代が好きなら「関ヶ原」・新撰組が好きなら「燃えよ剣」などもおすすめです。
司馬遼太郎ファン必見の記念館
司馬遼太郎の記念館が大阪にあります。有名建築家が設計されたコンクリートの建物で、高さ11メートル3層吹き抜けの大書架は見ものです。彼が好きだった雑木林や愛用の万年筆が置かれたままの書斎など、司馬遼太郎ファン必見の記念館として人気があります。
司馬遼太郎とは
司馬遼太郎は「梟の城」で直木賞を受賞し日本の歴史小説に新風を吹かせた人物です。ここでは彼についていろいろとご紹介します。
司馬遼太郎の由来
司馬遼太郎はペンネームであり、本名は福田定一です。この名前の由来は「司馬遷に遥かに及ばざる日本の者(なので太郎)」だと語られています。司馬遷とは史記の作者であり、中国史好きの司馬遼太郎ならではのセンスです。
三国志など中国史にもくわしかった司馬遼太郎
大正12年生まれの司馬遼太郎は軍事教育も受けました。その過程で中国人や韓国人と接する機会も多く、それがきっかけで三国志など中国史や文学にもくわしくなっています。また、司馬遼太郎はロシア文学や将棋の本などにも造詣が深いです。
忍豪作家と呼ばれた司馬遼太郎
司馬遼太郎は戦国時代に活躍した忍者をモデルにした小説を多く執筆していたので、「忍豪作家」とも呼ばれていました。また、初期作品では当時異色だった西アジアを主要舞台としていましたが、特殊すぎたためか、後年の作品には引き継がれていません。
有名な名言も拾ってみよう
司馬遼太郎はたくさんの名言も残しています。「人間にとって、その人生は作品である」「人間は、自然によって生かされてきた」「人間は決して、孤立して生きられるようには、作られていない」など多数です。
たくさんのエッセイや小説の中から、自分なりに気に入った名言を拾ってみるのも読書の楽しみ方の1つでもあります。
まとめ
ここまで司馬遼太郎人気ランキング20選を紹介してきました。中学生や高校生にも読みやすい作品ばかりなので、ぜひ手にとって読んでみてください。たくさんの魅力的な登場人物によって人生観が変わります。
本サービス内で紹介しているランキング記事はAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどECサイトの売れ筋ランキング(2024年08月30日)やレビューをもとに作成しております。
日本人なら誰でも知っている坂本龍馬を主人公にした、司馬遼太郎の作品においても非常に高い知名度を誇る歴史小説です。全8巻の長編なので、全巻を読み終わるには時間がかかりますが、充実した読後感が味わえます。
司馬遼太郎の代表作で、非常に面白いストーリーと個性豊かな登場人物たちが人気です。ちなみにタイトルを龍馬にせず「竜馬」にしているのは、歴史書ではなくフィクションを交えた小説だと示すメッセージになっています。