5歳や6歳になったうちの子にも、そろそろ自転車を買ってあげたいとお考えの方は多いと思います。しかしブリヂストンやあさひなど、さまざまなメーカーから種類がたくさん売ってるので、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。

実は、自転車を買うなら、子供の体に合ったサイズとブレーキの効き具合の2つが最も重要です。子供に自転車を選ばせるときにも、前もってしっかりとサイズや安全性の確認をした自転車の中から選ばせましょう。

そこで今回は、子供自転車の選び方やおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。ランキングは素材・本体重量・身長を基準にして作成しました。購入を迷われている方は是非参考にしてみてください。

子供自転車の中からベストな1台を見つけるためには、選び方のポイントを熟知しておくのが大切です。サイズやメーカーデザインなど、さまざまな観点から比較してみましょう。

自転車を購入する際に最も大切なのは自転車のサイズです。まずは身長別で子供自転車のサイズの目安をご紹介します。

3～4歳頃のお子さんで三輪車やキックバイクから乗り換えるのにおすすめなサイズです。身長は98～119センチが対象になります。最初は足が地面にしっかりとつくものを選ぶと恐怖心が減り上達しやすいです。

幼稚園を卒業するまでの5歳～6歳程度のお子さんには18インチの自転車が適しています。デザインや性能などは16インチと共通している場合が多いので、子供自転車デビューが遅いなら18インチを選ぶのも良いです。

また、身長は103cm～125cmあたりが適正です。18インチになると、少し重量のある自転車も出てきますので、きちんと支えられるかも考慮しましょう。

20インチになると、一般的には小学校の中・高学年に適したサイズ感になります。身長が111cmから140cmくらいのお子さんにおすすめです。長くお世話になるのを前提にデザインも選びましょう。

20インチと同じく、小学校高学年に適したサイズ感になっています。このあたりになると身長の伸びが鈍くなる子供が増えるため、一度購入すると長く乗る場合が多いです。あまり子供っぽいデザインを選ばない方が無難と言えます。

20インチや24インチと重量や座りやすさなどを比べて、お子さんが乗りやすい方を選びましょう。身長116cm～146cmあたりが適正となるサイズです。

身長が120cmから150cm程度のお子さんには、24インチがおすすめです。7歳～10歳くらいまで乗れるので、小柄な子なら小学校の6年間を通して乗る可能性もあります。身長がまだまだ伸びそうな場合には26インチも試乗してみましょう。

中学生のお子さんには26インチがおすすめです。サイズは大人用自転車とほとんど変わりません。デザインも子供っぽさはなくなり、シンプルなデザインが多くなります。搭載されている機能も大人のものと遜色ないものが豊富に揃います。

女の子の場合は、この26インチが最後の自転車になる子もいます。長く使うのを想定して、無難なデザインを選ぶのがおすすめです。

身長や年齢でサイズを選ぼうとしても、2つのサイズでどちらが適しているのか悩んでしまう場合もあります。そんなときはサドルを一番下げた状態で座らせ、両足の指が地面に着いて、つま先立ちできるものを選びましょう。

両足がぺったりと地面に付くほうが安全性が高くて良いと思われるかもしれませんが、すぐにサイズアウトしてしまう可能性もがあります。両足のつま先で地面を捉えられるものが長く乗れて安全面でも最適です。

サイズさえ合えば、メーカーにこだわって選ぶのもアリです。ここではおすすめの人気ブランドの特徴をご紹介します。

「BRIDGESTONE（ブリヂストン）」は、安価なママチャリから本格的なスポーツ自転車まで、数多くの商品を販売する国内最大級の自転車メーカーです。小さな手にフィットするブレーキや、補助輪が簡単に脱着できる専用構造などが搭載されています。

レトロな見た目のスポーツバイクで有名な「MIYATA（ミヤタ）」ですが、子供用自転車もしっかり扱っています。スポーティな見た目や、速度や走行距離を表示する大型モニターなど、男の子が喜ぶ装備が搭載されているのが特徴です。

マウンテンバイクで有名な「GT bicycles（GTバイシクルズ）」でも、子供用自転車をラインナップしています。重量はあるものの、通常の自転車よりタイヤが太いので段差を乗り越えやすく、パンクしにくいといったメリットがあります。

「Louis Garneau（ルイガノ）」は、カナダ発祥のおしゃれ自転車メーカーです。カラーのバリエーションが多く女の子に人気があります。取り扱う自転車店が多く、メンテナンスを受けやすいのがメリットです。

「INNOVATION FACTORY（イノベーションファクトリー）」は、シンプルでかわいいデザインの子供自転車を扱っているお店です。パーツごとにデザインをカスタムできるので、オリジナルの自転車を作れます。

「Yotsuba cycle（ヨツバサイクル）」は、2016年に日本で誕生したキッズバイク専用のスポーツサイクルブランドです。最大の特徴は軽さで、一般自転車の半分ほどの重さしかありません。練習始めたての初心者さんにおすすめのブランドです。

「a.n.design works（エー・エヌ・デザインワークス）」は「より快適に、よりスタイリッシュに」を合言葉に自転車を制作しているメーカーです。ロゴが可愛らしく、カラーバリエーションも豊富なため、おしゃれが好きなお子さんにおすすめです。

初めて自転車を練習するお子さんは取り外しできる補助機能付きの子供自転車がおすすめです。後輪に補助輪がついているタイプのものや、後ろに大人が握れるかじ取り棒がついているのを選びましょう。

かじ取り棒は取り外し可能タイプと一体型タイプがあるので、購入前にはしっかりと確認しておくのが大切です。

子供自転車を選ぶ上で、好きなカラーを選ぶのも大切です。お子さんが好きな色や安全のために視認性の高いカラーを選んでみましょう。

なんといっても、子供が自転車に愛着を持てるかが大切です。気に入った色で練習すると、練習にも気合が入ります。ただし通販で買う場合、実物と色味が違う場合があるので、実店舗で直接色を見るのがおすすめです。

候補の色が複数ある場合は、視認性が高い色かどうかを基準に選ぶと良いです。子供自転車はサイズも小さく、トラックなどの死角に入ってしまう可能性があるので、目立ちやすい明るい色を選びましょう。

また、黒や紺色などのダークカラーの自転車は夜中に走ると車から見えにくくなります。夜に走る可能性があるのなら、光を反射しやすい白や黄色などの明るい色を選ぶのがおすすめです。

シティサイクルのようなシンプルなデザインも良いですが、デザインにこだわって選ぶのもおすすめです。かわいいものやスタイリッシュな自転車の中から選んでみましょう。

男の子用の自転車はヒーロー戦隊ものを連想できるようなカッコいい自転車がおすすめです。最近はミニロードバイクやミニBMXと呼ばれるような大人顔負けのデザインの自転車も数多く登場しています。

また、小学校高学年以降の男の子には、スタイリッシュなマウンテンバイクタイプもおすすめです。ツートンのおしゃれなものや、細部までにこだわった自転車を選んでみましょう。

女の子は、かわいさを重視して自転車を選びましょう。とくに幼稚園児であれば、花柄やハート形は必須です。日本のメーカーにもおしゃれな自転車は多いですが、カナダブランドのルイガノもパステルカラーが揃っていておすすめです。

かご・ハンドル・シートなどの細かい部分にもこだわりたいです。籐風のバスケットや、さりげないワンポイントが入ったものなどは、小学校中学年以降の女の子から人気を集めています。

似たような見た目の自転車であれば、自転車の重量を考慮して選びましょう。子供の体型や重視するポイントなども考えた上でベストな重さを見つけてください。

基本的に、軽ければ軽いほど操作性が良くなります。後ろから親がカジ取りする操作棒がついている場合、重いほど操作が難しくなり大変です。大人に近い自転車の場合、1kg軽いだけで操作感が全く別物になります。

一方、軽いものは、高価な素材を使用している場合が多く、自転車の価格も高くなる傾向があります。価格や素材を確認して納得のいく自転車を選びましょう。

重量が重い子供自転車は、衝撃に強いのが特徴です。壁にぶつかったりしても簡単に変形しません。さらに、重い子供自転車は安価である場合が多いのも嬉しいポイント。予算によっては重い自転車の方が購入しやすいかもしれません。

子供用自転車は大きく分けて子供用自転車（ママチャリ型）・ロードバイク・マウンテンバイクの3つの種類に分かれます。ここではそれぞれの特徴について紹介します。

昔ながらの子供自転車に概要するものです。3歳程度の幼児に向いた商品には、後ろから親が操作できる操作棒が付くものもあります。スポーツタイプより安価なうえ、かわいいデザインが多く、女の子向けの自転車が多いです。

また、小さな個人の自転車店で補修ができるのも大きなメリットです。凝ったスポーツバイクの場合、部品在庫の関係で修理が遅れる場合もあります。普段よく使うのであれば、一応ママチャリ型を1つ持っておくと安心です。

デコボコした砂利道や段差を乗り越えるのに特化した自転車です。タイヤが太いため、少しの衝撃ではパンクしないメリットもあります。一方、車重が大きくなるので舗装された道には向きません。武骨で男の子向けの自転車が多いのも特徴です。

子供用の大きさながら、大人顔負けの装備が付けられた自転車もあります。どうせマウンテンバイクを買うならディスクブレーキ搭載の自転車を探してみましょう。ホイール全体をかさみ込むように止めるため、雨の日の制動力に優れています。

舗装された道路を高速で走るのに特化した自転車です。親子で一緒にロードバイクを楽しむなど、アクティブに利用できます。一方、スピードが出すぎるために子供には危険性をちゃんと教え込まなければなりません。

大人のロードバイク人気に引っ張られるように、各名門メーカーで子供向けのロードバイクを発売しています。大きさ以外は大人と変わらない自転車も多く、成長に合わせて乗り換えれば本格的なロードバイクデビューがしやすい点もメリットです。

現在では自転車を買う場所が多様化しています。お店で買うのはオーソドックスですが、近年は通販サイトで買う人も増えているようです。

安く手軽に買うなら通販サイトでの購入がおすすめです。店舗に行って買いに行く時間のない方や、めぼしい自転車が決まっている方はぜひ選択肢に入れてください。中でも「サイクルベースあさひ」は最大級の規模と人気を誇る通販サイトです。

通販サイトでは試乗ができないためサイズがお子さんに合わない可能性があります。また、「ＢＡＡ」マークなどの安全規定をクリアしていない自転車も流通しています。下調べはしっかりとしてから購入するのを心がけましょう。

メンテナンスや組み立てに不安がある方は、大手量販店で購入するのがおすすめです。店舗が潰れてしまうリスクが低く、仮に潰れてしまっても他店舗があるため、安定的なメンテナンスが受けられます。

種類をたくさん売ってる自転車専門店なら、シティサイクルからロードバイクまで幅広い子供用自転車が揃います。また専門知識のある店員が対応してくれるため、選ぶときにたくさん質問したい方におすすめです。

練習したての子供は、自転車操作が安定しないので事故に巻き込まれる危険性が高まります。そのため、少しでも安全性の確保された自転車を選ぶようにしましょう。

BAAマークとは、自転車協会が定めた安全項目をクリアした自転車に与えられる「安全の証」です。お店で自転車を探す際には、このマークがある自転車を第一に考えるべきです。通販は安いですが、BAAマークの説明がない自転車が多いので要チェックです。

ほかにも、製品の安全基準である「SG」や、日本工業規格の「JIS」といった基準もあります。このような安全規定を満たしている自転車を選ぶのも重要なポイントです。

子供用の自転車はサイズが小さく、昼間でも車の運転席から見つけづらいですが、夜道はさらに見つけるのが困難です。そのため、夜道でも存在感を示せるように反射鏡を付けるようにしましょう。

元々自転車に付属されているものもありますが、別売りで後付けするのも可能です。購入時に反射鏡がついているかどうかを確認しておき、付いていない場合は別途購入するようにしましょう。

意外と見落としがちなブレーキですが、しっかり作動しないと重大な事故につながる恐れがあります。ハンドルを持ったときに腕が伸び切ってしまうのは危険です。ブレーキを握ったときに肘が軽く曲がるものを選びましょう。

また、グリップの太さもチェックしておくのが大切です。特に小さなお子さんは手が小さく、しっかり握れない場合があります。試乗してぎゅっと握れるかどうかの確認を忘れないようにしましょう。

小さなお子さん用の子供自転車には鍵が付いていないものも多く販売されています。公園にちょっと置いているうちに無くなっていたなんて悲劇が起きないように、しっかりと鍵をつけましょう。可愛らしいデザインの鍵ならお子さんも喜んで使ってくれます。

また、20インチ以上の自転車は、鍵が付属されているものが多いですが、ひとつでは不十分な場合があります。ダイヤルロックやケーブルロックなどと併用すると、盗難の危険性を低くできます。

以下の記事では自転車のU字ロック・ロードバイク用の鍵について詳しく紹介していますので、参考にしてください。

子供自転車は、自転車を固定するためのスタンドが付いていないものが多くあります。補助輪がついていないものは特に倒れやすく、せっかくの自転車に傷をつけてしまいます。そのため、子供自転車を固定するスタンドを購入しておくのがおすすめです。

アシストバーとは自転車の後ろに付き出たバーです。自転車の練習のときに保護者の方が握ってお子さんのスピードの調整や、走行の安定性を助けられます。自転車の練習や、暴走が心配な期間だけつけて、大きくなったらバーを取り外せるモデルがおすすめです。

補助輪を外して本格的に自転車の練習をするときに、簡単に補助輪の取り外しができると、お子さんの意欲を損なわずにすぐ補助輪なしで自転車の練習に取り組めます。補助輪を外した後にすぐ補助輪をつけられるとお子さんの安心感にも繋がります。

子供自転車は、サイズや店舗によって価格が大幅に異なります。ここではサイズごとの相場を紹介します。予算で悩まれている方は参考にしてください。

16・18インチの中には5,000円前後の商品もありますが、安全性能や拡張機能を考えると、10,000円以上のものを選ぶのがおすすめです。転びやすく、怪我をしやすい年齢の子が乗るサイズですので、手押し棒等の安全にかかわる部分には妥協しないようにしましょう。

大人のサイズに近づくにつれて、価格も大人のものに近づいてきます。20,000円～30,000円くらいの予算を考えておくと、豊富なデザインやブランドからお気に入りの商品を選べます。特別なこだわりがない方はこのくらいの予算をイメージすると良いです。

予算内で安い子供自転車を探している場合は、価格だけを見るのではなく、しっかりと補償や安全基準も確認しておきましょう。厳しい基準を満たした自転車につけられるBAAマークやSG・JISマークがついている自転車なら安心です。

また、「PL保険」に加入しているか、補償の有無も確認しておきましょう。保証を確認する際は、保証期間も併せて確認しておくと安心です。

各通販サイトの売れ筋ランキングもぜひ参考にしてみてください。

※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

自転車は流動性が高く、店舗によって在庫状況がさまざまです。さらに、新型コロナウイルスによる影響で子供たちの「おうち時間」が増え、子供自転車の需要が高まっています。そのため、在庫が品薄になっています。

したがって、子供用の自転車を購入する際は、店舗に在庫状況を問い合わせてから買いに行くようにしましょう。また、予約販売も可能な店舗があるので、利用するのもおすすめです。

お子さんの自転車の練習方法には悩む方も多いです。ここでは、自転車の練習方法を紹介します。楽しいデビューにするためにも、ぜひ参考にしてみてください。

自転車は三輪車などと違ってバランスを取るのが難しい乗り物です。まずは両足を地面につけたまま、足を使って前に進む練習をしましょう。自転車に対する恐怖心を取れるので、じっくり時間をかけて慣れさせます。

バランス感覚に慣れてきたら、いよいよ漕ぐ練習をしてみましょう。初めてのお子さんにとってペダルはかなり重たく感じるため、緩い坂道で練習するのがおすすめです。一番怪我をしやすい時期なので、そばで大人がいつでも支えられるよう準備をしておきましょう。

一定の距離をまっすぐ走れるようになってきたら、最後はカーブなど手元のハンドル操作の練習をしましょう。広い場所でカーブを曲がる練習や、コーンなどの障害物をよけられる練習をするのがおすすめです。

ぐらぐらせずに、しっかりとカーブを曲がれるようになってきたら、大人がついた状態で実際の道で練習をしましょう。車が多い道などは避けて、まずは平坦な道で練習するのがおすすめです。

子供が自転車を練習する際にいくつかの注意事項があります。注意事項を確認した上で、楽しく自転車を練習するようにしましょう。

自転車を始めたての頃は、まっすぐ走れません。そのため車通りのある場所で練習していると、ふらついて車に巻き込まれてしまう恐れがあります。また、周りの交通の迷惑にもなりうるので絶対にやめましょう。

子供は自転車を何度も転んでマスターするもの。しかし、頭やひじなど大事な場所をぶつけ、大きなけがをしてしまうのは避けたいです。そのため、ヘルメットやアームカバーをつけて、怪我を軽い程度に抑えられるようしっかり対策をするようにしましょう。

以下の記事では自転車用ヘルメットのおすすめランキングを紹介していますので、併せて確認してください。

子供が自転車の乗り方を取得するにはかなりの時間を要します。そのため、途中でやる気を失ってしまうお子さんも少なくありません。そこで、大人がネガティブな言葉をかけてしまうと、お子さんは余計にやる気をそがれてしまいます。

そのため、プレッシャーをかけず、「頑張って！」「どんどん上手になっているよ！」などといったポジティブな言葉をかけるよう心がけましょう。中々上達せず、ついつい口出しをしたくなるときもあるかと思いますが、辛抱強く見守ってあげるのが大切です。

お子さんが上手に自転車に乗れるようになったら、親子でサイクリングを楽しむのもおすすめです。最近ではサイクリング専用の道も増えてきていますし、自然の中をのんびりとサイクリングするのも楽しいものです。

今回の記事ではお子さん向けの自転車ばかりでしたが、以下の記事では、パパママにもおすすめの大人向け自転車を紹介しています。詳しい選び方やおすすめの自転車をランキング形式で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

今回は子供自転車の選び方とおすすめ子供自転車ランキングを紹介しました。デザインが気に入るのはもちろんですが、まずは安全性が高いのが重要です。しっかりと基準をクリアした安全な子供自転車を選びましょう。