コンビーフは丁寧にほぐした牛肉を缶詰にしたもので、なめらかな舌触りと口いっぱいに広がる肉と脂の旨みが魅力的です。ボリュームたっぷりでうまいコンビーフですが、こってりした美味しい肉で太ってしまうのが心配ですよね。

実はコンビーフは意外に低カロリーで、ベーコンの半分です。そして高タンパクでヘルシーなダイエット食品として注目されています。そんなコンビーフは多くのメーカーから多彩なタイプが販売されているので、自分の好みにあうコンビーフを選ぶのが大切です。

そこで今回はコンビーフの選び方と、人気おすすめ商品をランキング形式でご紹介します。なおランキングは味わい・原料・価格を基準に作成しました。購入を迷われている方は、ぜひ参考にしてみてください。

コンビーフの上手な選び方をご紹介していきます。ポイントはお肉の種類・原料・味つけ・容器タイプ・高級コンビーフの5点です。自分の好みにあったコンビーフを見つけましょう。

コンビーフのお肉はコンビーフタイプ・ニューコンミートタイプの2種類があります。それぞれ味わい・価格が変わります。それぞれの特徴をしっかりとチェックしていきましょう。

コンビーフタイプは牛肉を100%使用し、しっかりと肉の旨みを感じられます。こちらはがっつり肉の旨みを感じたい方におすすめです。なめらかな舌触りで、ジューシーな牛肉の旨みが口の中に広がります。

粘りがあるため、基本的には料理に使用するよりも、そのままおつまみとして食べるのがおすすめです。料理に使用する場合は、肉の旨味を使った煮込み料理などに使うととても美味しく食べられますが、コストは高くなります。

ニューコンミートは牛肉と一緒に馬肉が練り込まれたコンビーフです。こちらは粘りのないパサパサとした食感で、あっさりと控えめな塩味を楽しめます。ほかの食材の邪魔をしないため、料理に使うのに向くコンビーフです。

またこちらは価格が安くて、コストパフォーマンスに優れたコンビーフです。コンビーフタイプだと味が濃くて食べにくい方は、こちらのニューコンミートタイプがおすすめです。

発色剤や化学調味料などの有無をチェックしておくと、コンビーフの安全面を確認できます。原材料はぜひともチェックしてください。

コンビーフには色味をよくするために発色剤が使用されているものもあります。商品の原料に「塩せき使用」と書かれているものです。発色剤は規定量なら基本的に健康に害はないとされていますが、妊婦や小さなお子様がいるご家庭ではできるだけ避けましょう。

コンビーフの中には原料一覧に「無塩せき」と書かれた発色剤不使用のものがあります。こちらはコンビーフに発色剤が使用されていないため、妊婦さんや小さなお子様がいるご家庭でも安心して食べられるのでおすすめです。

発色剤とあわせて、化学調味料もチェックしましょう。コンビーフはオーガニック志向の方向けに、化学調味料を使用していないものもラインナップされています。こちらもしっかりとチェックしてください。

化学調味料不使用のコンビーフなら、妊婦や小さなお子様がいるご家庭など、健康への影響が気になる場合でも安心して美味しく食べられます。健康への影響が気になる方は、発色剤・化学調味料の入っていないものを選びましょう。

ダイエット中の方や健康志向の方が気にするのは、やはりコンビーフのカロリーです。1缶80gで160kcalと6枚切り食パン１枚と同等なのに、牛脂の旨味でカロリーが多いと思ってしまいます。そのため、コンビーフの中には脂肪分カットの商品も販売中です。

基本的にコンビーフは牛脂を使用しているものが多いのですが、脂肪分がカットされているものは、牛脂のかわりにブイヨンを使用しています。どうしても脂肪が気になる方は、脂肪分カットのものを選んでみてください。

コンビーフの味つけをチェックしましょう。各メーカーから販売されているコンビーフの缶詰は、それぞれ味付けが細かく異なります。コンビーフの肉の味そのものを活かしたものや、ほかにも和風の味つけが施されたもの・塩味の効いたものなどさまざまです。

コンビーフを料理に使いたい方は、料理の味との兼ね合いを考えて選ぶ方法がおすすめです。下記の記事では、おつまみ缶詰の人気おすすめランキング20選【おしゃれなギフトにも】をご紹介しています。参考にしてください。

缶詰タイプ・プラスチック容器タイプ・パウチタイプの3種類があります。それぞれ使いやすさ・賞味期限などに違いがあるので、自分の好みのものを選んでください。

100円から買える缶詰タイプは最も一般的な容器です。賞味期限が長い点が特徴で、保存用食品としてもおすすめです。缶の端についた巻取り鍵をつかって缶を空けていく昔ながらのスタイルで、コンビーフといえば缶詰と思うほど根強い人気をもっています。

缶詰タイプは、空き缶が捨てにくい点・かさばりやすい点がデメリットです。ただ、賞味期限が長い分、風味が変わりにくいので長く楽しめます。

プラスチック容器タイプは中身を取り出しやすく、食べやすい点が特徴です。また缶詰タイプと違って、ゴミの処理が楽にできます。しかし、缶詰タイプと比べて賞味期限が短い点を理解しておきましょう。

取り扱いやすいコンビーフがほしい方におすすめです。最近では賞味期限が比較的長めのプラスチック容器タイプのコンビーフも登場しており、賞味期限が気になる方はこちらもチェックしていきましょう。

パウチタイプは缶詰タイプ・プラスチック容器タイプと違って、大量に保存していても場所をとらない容器タイプです。保存用食品として、大量に保管しておきたい方に適しています。缶詰ほどではないですが、長期保存もしやすいです。

またパウチタイプも中身が取り出しやすいので、食べやすい容器です。缶詰と違って手間がかからないので、手軽にコンビーフを使いたいならパウチタイプを選んでください。

厳選された牛肉を使用した高級志向のコンビーフなどもあります。ブランド牛を100％使用したものや、牛の特定の部位だけが使用された商品もあるのでチェックしてください。

コンビーフの中には、ブランド牛を100%使用した高級志向のコンビーフがあります。こうしたものは通常のコンビーフとはまったく違う深い味わいと食感で、いつものコンビーフよりさらにおいしく食べられるのでおすすめです。

ブランド牛を使用したコンビーフの多くは、原材料に牛の産地までしっかりと記載されています。ブランド牛を使用した高級コンビーフは食品としての安全性も高いです。下記の記事では、高級缶詰の人気おすすめランキングをご紹介しています。

こだわりのコンビーフの中には、牛の特定の部位のお肉だけを厳選して使用した、贅沢なコンビーフもあります。こうしたものは食感に特徴があり、しっかりとした食べごたえのある美味しいコンビーフです。

高級コンビーフは梱包・包装もていねいに施され、お世話になった方へのギフトにもおすすめです。下記の記事では、美味しい缶詰の人気おすすめランキング15選【料理や保存食にも】をご紹介しています。合わせてご覧ください。

日本のスタンダードは缶に入ったほぐし牛肉のコンビーフですが、海外でのスタンダードはフレッシュコンビーフと呼ばれる、ローストビーフのような見た目の牛の塊肉です。より肉らしいステーキのような味わいで、海外ではこちらが人気を集めています。

素材の味をそのまま閉じ込めたフレッシュコンビーフは日本のコンビーフとはまた違うおいしさです。海外旅行でフレッシュコンビーフを食べた方には、あまりのおいしさに通販で頼むようになった方もいます。気になる方はこちらもチェックしましょう。

ノザキのコンビーフは、「コンビーフといえばノザキ」と思うほど有名です。あの巻取り鍵をくるくると回して開ける缶詰が印象的ですが、2020年1月15日にパッケージをリニューアルする方針が発表されました。

70年にわたって使われていた、あのおなじみの台形の缶詰はこれをもって終売となってしまい、以降はアルミック缶を使用したコンビーフを販売しています。あの印象的な巻取り鍵を使う、昔ながらの開け方は残念ながらなくなってしまいました。

各通販サイトの売れ筋ランキングも是非以下より参考にしてみてください。

※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

青空レストランで紹介された東京の人気店・腰塚の高級コンビーフのようなお取り寄せコンビーフも人気があります。職人の手で丁寧にほぐされており、人肌で黒毛和牛の上質な脂がとろけだす風味は市販のコンビーフではなぜか味わえません。

自分へのごほうびにはもちろん、ギフトにも最適なので、ぜひ購入してみてください。

ごはんのおかずやおつまみにもなるコンビーフのユッケ風の食べ方・レシピをご紹介します。材料はコンビーフ・卵黄・いりごま・きゅうりだけで十分です。コンビーフを1分ほど加熱した後、ごま油・醤油・砂糖・すりおろしにんにくを混ぜておきます。

その後、卵黄・いりごまを乗せ、きゅうりを添えて完成です。お好みで、小ねぎやコチュジャンを混ぜても美味しいので、ぜひ一度作ってみてください。

業務スーパーにもコンビーフは売っています。業務スーパーで購入できるコンビーフは南米のウルグアイ産が多く、内容量340gと大きめです。ウルグアイは世界有数の牛肉生産国なので、量がたっぷりで遠慮なく使える安いコンビーフを輸出しています。

小さい缶に入ったコンビーフはおいしいですが、いくつも購入するとコストがかさみます。しかし、業務スーパーのコンビーフならコスパがよいため、しっかり使えます。

コンビーフはサラダ・オムレツ・カレーなど様々な料理とあわせても美味しく食べられる人気食材です。最近は定番のコンビーフだけでなく、お取り寄せでしか食べられない高級な商品もあります。ぜひ、この記事を参考に好みのコンビーフを見つけてみてください。